JP3242463U - 釣り竿の支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】釣りにおいて一旦釣り竿を肩に背負ったり、地面に置くなどの動作を必ずしもしなくとも釣り竿を支持することができ、腕が疲れないような釣り竿の支持具を提供すること。【解決手段】断面円形形状となる釣り竿の胴を支えるために使用する釣り竿の支持具1において、先端部3と、先端部3とは反対側の端部を構成する基端部4と、先端部3と基端部4の間に形成された半円形状に湾曲した係合部5とを一体的に備えたワイヤーからなる支持具本体2と、支持具本体2の基端部4側に取り付けられたリング状の首掛け用のネックストラップ8とからなるようにした。【選択図】図1
Description
本考案は、手で保持する釣り竿を手による保持状態を補助するために使用する釣り竿の支持具に関するものである。
一般に魚釣りをする際には釣り竿を両手で持って操作することとなる。
しかし、例えばアユ釣りにおいて友釣りの親アユを交換したり、あるいは釣り糸への錘交換や餌付けの際にはその操作のため両手を開けなければならないため、釣り竿を一旦肩に背負って一方の腕で押さえ付けながらそれら操作をする必要がある。釣り竿を一旦肩に背負って一方の腕で押さえ付ける作業手法について開示された非特許文献1を挙げる。
また、両手ではなく片手を離すだけであっても長い釣り竿であれば片手だけで竿を保持することは困難であり、やはり釣り竿を一旦肩に背負ったり地面に置いたりしなければならなかった。
しかし、例えばアユ釣りにおいて友釣りの親アユを交換したり、あるいは釣り糸への錘交換や餌付けの際にはその操作のため両手を開けなければならないため、釣り竿を一旦肩に背負って一方の腕で押さえ付けながらそれら操作をする必要がある。釣り竿を一旦肩に背負って一方の腕で押さえ付ける作業手法について開示された非特許文献1を挙げる。
また、両手ではなく片手を離すだけであっても長い釣り竿であれば片手だけで竿を保持することは困難であり、やはり釣り竿を一旦肩に背負ったり地面に置いたりしなければならなかった。
HONDA 釣り倶楽部、清流で楽しむアユの友釣り入門STEP3仕掛けを準備する、[令和5年4月7日検索]、インターネット<URL:https://www.honda.co.jp/fishing/enjoy/season/season-201007/step-3/>
しかし、釣り竿を肩に背負うことは面倒であり、慣れていないと釣り竿を落としたり親アユ交換等の作業もうまくいかない恐れがある。また、肩に背負わずに釣り竿を地面に置くような場合には間違ってその竿を踏んでしまう恐れもある。
更に、釣り竿を両手で支える場合、長い竿の根本付近で持つこととなるため竿に常にモーメントが生ずることとなる。そのため、このようなモーメントの掛かる長尺物を持っていると釣り人はとても腕が疲れてしまう。
このようなことから、釣りにおいて一旦釣り竿を肩に背負ったり、地面に置くなどの動作を必ずしもしなくとも釣り竿を支持することができ、腕が疲れないような釣り竿の支持具が望まれていた。
更に、釣り竿を両手で支える場合、長い竿の根本付近で持つこととなるため竿に常にモーメントが生ずることとなる。そのため、このようなモーメントの掛かる長尺物を持っていると釣り人はとても腕が疲れてしまう。
このようなことから、釣りにおいて一旦釣り竿を肩に背負ったり、地面に置くなどの動作を必ずしもしなくとも釣り竿を支持することができ、腕が疲れないような釣り竿の支持具が望まれていた。
上記の目的を達成するための第1の手段として、断面円形形状となる釣り竿の胴を支えるために使用する釣り竿の支持具において、先端部と、前記先端部とは反対側の端部を構成する基端部と、前記先端部と前記基端部の間に形成された半円形状に湾曲した係合部とを一体的に備えた支持具本体と、前記支持具本体の前記基端部側に取り付けられたリング状の首掛け用の紐部材とからなるようにした。
これによって、首に紐部材を掛けて支持具本体の係合部を釣り竿の胴の外周に略沿わせるように係合させて使用することで、釣り竿の支持具を介して首で釣り竿を支持することができるため、釣り竿を持つ腕が疲れず、片方の手を離しても釣り竿を支持することができ、釣りにおける諸作業の作業性がよくなる。
これによって、首に紐部材を掛けて支持具本体の係合部を釣り竿の胴の外周に略沿わせるように係合させて使用することで、釣り竿の支持具を介して首で釣り竿を支持することができるため、釣り竿を持つ腕が疲れず、片方の手を離しても釣り竿を支持することができ、釣りにおける諸作業の作業性がよくなる。
また、第2の手段として、前記支持具本体は横断面形状が円形又は楕円形のワイヤーからなるようにした。
これによって、経年使用してもプラスチックのように劣化しにくく支持具本体が釣り竿の荷重で破損してしまうような不具合が生じにくい。
また、第3の手段として、前記支持具本体の外周が弾性のある保護材によって被覆されているようにした。
これによって、係合部と釣り竿が直接当たらないので、釣り竿が痛みにくく、保護材が弾性があるため竿の保持力も向上する。
また、第4の手段として、前記紐部材は長さが可変であるようにした。
これによって、釣りをする人の体格に合わせて適宜紐部材の長さを変更して使用することができる。
これによって、経年使用してもプラスチックのように劣化しにくく支持具本体が釣り竿の荷重で破損してしまうような不具合が生じにくい。
また、第3の手段として、前記支持具本体の外周が弾性のある保護材によって被覆されているようにした。
これによって、係合部と釣り竿が直接当たらないので、釣り竿が痛みにくく、保護材が弾性があるため竿の保持力も向上する。
また、第4の手段として、前記紐部材は長さが可変であるようにした。
これによって、釣りをする人の体格に合わせて適宜紐部材の長さを変更して使用することができる。
本考案によれば、首に紐部材を掛けて支持具本体の係合部を釣り竿の胴の外周に略沿わせるように係合させて使用することで、釣り竿の支持具を介して首で釣り竿を支持することができるため、釣り竿を持つ腕が疲れず、片方の手を離しても釣り竿を支持することができ、釣りにおける諸作業の作業性がよくなる。
以下、本考案の実施の形態である釣り竿の支持具の一例について図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、釣り竿の支持具1は支持具本体2を備えている。支持具本体2は横断面形状が円形のステンレス製のワイヤーから構成されている。支持具本体2は開放された先端部3と、先端部3とは反対側の端部となる基端部4と、先端部3と基端部4の間に形成された半円形状に湾曲した係合部5とから構成されている。基端部4は端部が屈曲されてティアドロップ形状のリング部6が形成されている。先端部3から基端部4のリング部6の手前にかけて半透明の保護チューブ7が装着されている。リング部6にはリング状のネックストラップ8が連結具9を介して取り付けられている。ネックストラップ8は長さ調整スライダ10によって長さ調整が可能となっている。釣り竿の支持具1の支持具本体2はネックストラップ8によって吊り下げた状態で先端部3は斜め上方に指向され、係合部5の凹形状に湾曲した開放された側が上方となるように配置されることとなる。
図1及び図2に示すように、釣り竿の支持具1は支持具本体2を備えている。支持具本体2は横断面形状が円形のステンレス製のワイヤーから構成されている。支持具本体2は開放された先端部3と、先端部3とは反対側の端部となる基端部4と、先端部3と基端部4の間に形成された半円形状に湾曲した係合部5とから構成されている。基端部4は端部が屈曲されてティアドロップ形状のリング部6が形成されている。先端部3から基端部4のリング部6の手前にかけて半透明の保護チューブ7が装着されている。リング部6にはリング状のネックストラップ8が連結具9を介して取り付けられている。ネックストラップ8は長さ調整スライダ10によって長さ調整が可能となっている。釣り竿の支持具1の支持具本体2はネックストラップ8によって吊り下げた状態で先端部3は斜め上方に指向され、係合部5の凹形状に湾曲した開放された側が上方となるように配置されることとなる。
次に、このように構成される釣り竿の支持具1の使用方法について説明する。
図2に示すように、釣りをする人は両手で釣り竿11を掴んで保持すると同時に、ネックストラップ8を首に掛け、首から下がる支持具1の支持具本体2を係合部5が釣り竿11の胴の外周に略沿うように係合させる。係合位置は両手の間がバランス的によいが、両手の間でなくともよい。
このように釣り竿の支持具1を使用することによって、腕だけで支持しなくともよいため釣り竿11を持つ腕が疲れず、いずれか片方の手をを離しても釣り竿11を支持することができ、釣りにおける諸作業の作業性がよくなる。また、ネックストラップ8の長さを変更することで、様々な体形の人に適用させることができる。
図2に示すように、釣りをする人は両手で釣り竿11を掴んで保持すると同時に、ネックストラップ8を首に掛け、首から下がる支持具1の支持具本体2を係合部5が釣り竿11の胴の外周に略沿うように係合させる。係合位置は両手の間がバランス的によいが、両手の間でなくともよい。
このように釣り竿の支持具1を使用することによって、腕だけで支持しなくともよいため釣り竿11を持つ腕が疲れず、いずれか片方の手をを離しても釣り竿11を支持することができ、釣りにおける諸作業の作業性がよくなる。また、ネックストラップ8の長さを変更することで、様々な体形の人に適用させることができる。
上記実施の形態は本考案の原理およびその概念を例示するための具体的な実施の形態として記載したにすぎない。つまり、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではない。本考案は、例えば次のように変更した態様で具体化することも可能である。
・支持具本体2の形状は一例である。他の形状で実施するようにしてもよい。
・支持具本体2をステンレス以外の素材で実施するようにしてもよい。
・支持具本体2の半透明の保護チューブ7はなくともよい。
・ネックストラップ8の支持具本体2への取り付け方法について、上記は一例である。上記連結具9以外の連結具を用いたり、あるいは連結具を用いずに支持具本体2へストラップを取り付けるようにしてもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
・支持具本体2の形状は一例である。他の形状で実施するようにしてもよい。
・支持具本体2をステンレス以外の素材で実施するようにしてもよい。
・支持具本体2の半透明の保護チューブ7はなくともよい。
・ネックストラップ8の支持具本体2への取り付け方法について、上記は一例である。上記連結具9以外の連結具を用いたり、あるいは連結具を用いずに支持具本体2へストラップを取り付けるようにしてもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
1…釣り竿の支持具、2…支持具本体、3…先端部、4…基端部、5…係合部、8…紐部材としてのネックストラップ、11…釣り竿。
Claims (4)
- 断面円形形状となる釣り竿の胴を支えるために使用する釣り竿の支持具において、
先端部と、前記先端部とは反対側の端部を構成する基端部と、前記先端部と前記基端部の間に形成された半円形状に湾曲した係合部とを一体的に備えた支持具本体と、前記支持具本体の前記基端部側に取り付けられたリング状の首掛け用の紐部材とからなることを特徴とする釣り竿の支持具。 - 前記支持具本体は横断面形状が円形又は楕円形のワイヤーからなることを特徴とする請求項1に記載の釣り竿の支持具。
- 前記支持具本体の外周は弾性のある保護材によって被覆されていることを特徴とする請求項2に記載の釣り竿の支持具。
- 前記紐部材は長さが可変であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の釣り竿の支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001315U JP3242463U (ja) | 2023-04-19 | 2023-04-19 | 釣り竿の支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001315U JP3242463U (ja) | 2023-04-19 | 2023-04-19 | 釣り竿の支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242463U true JP3242463U (ja) | 2023-06-20 |
Family
ID=86771553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001315U Active JP3242463U (ja) | 2023-04-19 | 2023-04-19 | 釣り竿の支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242463U (ja) |
-
2023
- 2023-04-19 JP JP2023001315U patent/JP3242463U/ja active Active
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