JP3242086U - 角度測定器 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手で被測定者の関節にあてた角度測定器にて被測定者の関節の開き・屈曲角度を目視にて測定することを可能とする医療用角度測定器を提供する。【解決手段】角度目盛り部4は第1アーム部3の支軸2を中心として配置され、第2アーム部7は第1アーム部3と相対的に回転し、基準線5からの回転角を示す主角度指示線8及び複数の補助角度指示線9a~9fを有している。測定者は、予め両アーム部3、7を開いた後、基準線5を肘関節部の上腕の軸部に、支軸2を肘の関節部に合わせ、第2アーム部7の1つの角度指示線をもとに腕の曲げ角度を読み出すことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、人体の関節部の可動域の定量的な測定に用いられる角度測定器で、肘関節を例にとれば、測定者が片手で被測定者を支えながら、他方の手で容易に上腕と前腕といった肘関節の曲がり角度を容易に測定できる角度測定器に関するものである。
例えば、リハビリテーションの分野では上腕及び前腕の相対角度が測定される。こういった測定にあたって、いわゆる角度測定器は広く用いられている。
従来の特許文献1にある角度計は、例えば、半円状の角度計の中心の固定軸に手ネジ及び固定しながら微調整をする調整力を生むハの字型ワッシャーを備え、測定対象者の関節の角度を測定する際に、角度計の回転する金属の腕を片手で固定しながらも、回転する金属の腕を微調整して固定することができるものがある。
また、特許文献2にある角度測定器では、人体で上腕及び前腕の角度を測定する場合に、測定者は上腕に第1固定アームをあてがい、支軸を上腕及び前腕の間の肘関節の揺動中心に位置決めし、前腕に回転バーをあてがう。回転バーは透過性を有し、付された直線により角度目盛り盤の角度が読み取れる。
解決しようとする問題点は、医療現場において測定対象者の身体を支えた上で関節屈或いは開き角度を測定しようとした場合には複数人の係員が必要であり、その際、角度測定器が使用されるが、測定部に角度測定器をあてがう際に細かく注意を払って測定器のアームの角度を微調整する必要があった。
本考案は、上記の実状に鑑みてなされたもので、人体測定の定量化に大いに貢献することができる角度測定器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案によれば、第1と第2の被測定部の成す角度を測定する角度測定器であって、支軸を中心とする円形状の角度目盛り部から伸びる腕を有するとともに、支軸を通る線上に位置し、第1の被測定部に平行にあてられる基準線を付した第1アーム部と、支軸を通る直線上に位置し、第1アーム部の前記基準線と前記第2の被測定部との相対角度を示す主角度指示線及び複数の補助角度指示線を有し、前記支軸を中心として回転する第2アーム部とからなる角度測定器支軸が提供される。
さらに、本考案に係る角度測定器において、第1アーム部と第2アーム部は透明な部材で構成されることを特徴とする。
さらに、本考案に係る角度測定器において、円形状の角度目盛り部の角度表示文字及びマークは表面と裏面の両方から読みとり可能に振られており、角度は複数種類のマークで示されることを特徴とする。
さらに、本考案に係る角度測定器において、第1アーム部の円形状の角度目盛り部と重なる、支軸を中心とした第2アーム部の円形外周部分にギザを設けたことを特徴とする。
こういった角度測定器は、例えば、測定部位である人体の上腕及び前腕の角度の測定にあたって利用することができる。この場合は、第1と第2の被測定部は、上腕及び前腕が該当する。そして、第1アーム部及び第2アーム部によって示される相対角度は、前腕と平行になっている主角度指示線或いは複数の補助角度指示線のうちの1つが示す角度目盛り部の目盛りで単純に読み取ることができる。
本考案の角度測定器1は、第1アーム部の腕を被測定者の身体の基幹側に沿わせ、第2アーム部の腕を身体の末端側にあてて開き・屈曲角度を測定するにあたり、主角度指示線の他に複数の補助角度指示線を設けたことにより第2アームを被測定部にあてがう際に厳密にあてる必要がないので、測定作業が短時間で行える。
また、第1アーム部と第2アーム部は透明な部材で構成され、角度表示文字及びマークも裏側からも読めるようにしているので、角度測定器の裏側からも角度を読み出すことができる。
また、第2アーム部は片手で操作し易いように操作する部分にギザを持たせたので滑ることなく確実に操作できる。
以下に本考案の形態を示す図面に基づき説明する。
本考案の一実施例における角度測定器1の構造を図1を参照して説明する。
第1アーム部3は、円形状の角度目盛り部4と、角度目盛り部4の中心を通る直線上にある基準線5をひいた腕6とからなる。第2アーム部7は、角度目盛り部4と重なる円形部12と、円形部12の中心部を通る直線上にある主角度指示線8と、その左右に主角度指示線8を軸とした軸対称に補助角度指示線9a~9fを等角度間隔に付した腕11とからなる。
そして、第1アーム部3と第2アーム部7は支軸2にて回転自在に停められる。円形部12の外周部分にはギザが刻まれたギザ部10が形成されている。
第1アーム部3の材質は、アクリル等の透明なプラスチック材が好ましいが、角度目盛りを読み出すにあたり、スモークがかった色質である方が反射を抑えて角度表示文字4aが読み易い。第2アーム部7は同じくアクリル等の透明なプラスチック材が好ましい。
大きさに関しては、片手で操作をすることを前提とし、第1アーム部3の腕6は手のひらで掴める大きさで、例えば、長さは120mm、幅は25mmが好ましい。股関節部や膝関節部を測定するとき等には、腕6及び腕11は長さが長い方が測定がしやすくなる。
第1アーム部3と第2アーム部7は共に薄板状で、第2アーム部7は第1アーム部3より面積が広く第1アーム部3を覆う形状である。円形部12の外縁部にあるギザ部10は第1アーム部3の角度目盛り部4より外側にあり、腕6を手で保持した状態で親指又は人差し指で第2アーム部7を回転させることができるようになっている。
また、第2アーム部7の腕11は、補助角度指示線9a~9fを設ける必要があるので第1アーム部3の腕6よりも広い形状となっている。
第1アーム部3の角度目盛り部4の角度表示文字4aは表面と裏面に施されており、例えば、表面から読める角度表示文字4aを青色、裏面から読める角度表示文字4aを赤色という様に異ならせることにより読み取り易くすることができる。また、角度目盛り部4の拡大図である図4が示す様に、角度表示文字4aが角度を示す長方形マーク4bは15度毎に設けられ、長方形マーク4bの間には小丸のマーク4cを付し5度の間隔を示している。また、表裏をあらわす色表裏表示ラベル4dを貼付し、どの色の角度表示文字4aを読めば良いかを示す様にしても良い。
相対角度である肘関節の屈曲角度の読み出しは、第1アーム部3の基準線5と、第2アーム7の主角度指示線8及び、補助角度指示線9a~9fのいずれかが示す角度を角度目盛り部4の角度文字4aの表示を参照して読み出すことになる。
図2は、肘関節部の曲がり角度の測定方法の説明図であり、図3は、測定方法を説明するフローチャートである。以下に、図2及び図3を参照して、測定者本人が自分の左腕の肘部の曲がり角度を測定する場合の手順を説明する。
まず、測定者は右手で角度測定器1の腕6を掴む(ステップS1)。そして、肘の角度を視認して、15度刻みで予見する(ステップS2)。そして、角度測定器1の第1アーム部3の腕6と第2アーム部7の腕11を予見した大体の角度で開いておく。このときは、第2アーム部7をギザ部10のギザを使って回転操作し、主角度指示線8を予見した15度刻みの角度に合わせる。左手を使うか、右手の親指か人差し指でギザ部10のギザを回して、第1アーム部3と第2アーム部7の角度を開く。(ステップS3)
次に、測定できるように左腕を持ち上げ肘を曲げて用意し、右手で第1アーム部3の基準線5を左上腕の軸に合わせる(ステップS4)。
次に、第1アーム部3の腕6を上腕軸と平行に移動させ、主角度指示線8及び補助角度指示線9a~9fのいずれが前腕軸と平行になるかを記憶する(ステップS5)。
もし極端に角度がズレていた場合であれば、人差し指でギザ部10を動かし第2アーム部7の腕11を回転させ、第2アーム部7の両端の補助角度指示線9a及び9fの中に左腕の軸が入る様にする。
そして、角度測定器1を正面に持って来て角度を読み取る(ステップS6)。
図2は、主角度指示線8が左腕の軸に沿っている例を示しており、拡大図である図4でこの場合の角度を読み取ると、115度曲げることができたとなる。
次に、図5は、補助角度指示線9eが左腕の軸に沿っている例を示しており、同様に図4を使って角度を読み取ると105度曲げることができたとなる。
上記の実施例は、測定者が自身で角度測定器1を使って肘の曲がり具合を測定したが、被測定者と測定者との2人が居る場合でも同様に測定ができることは自明である。この場合、測定者は片手で角度測定器1を持って操作し、もう片方の手で体幹から遠いほうの部位を曲げるのを介添えすることができ、被測定者に安心感を与えることができる。
上述の様に、第2アーム部7の腕11に複数の補助角度指示線9a~9fを設けたことにより、身体部の曲げ角度測定時に、角度測定器1の腕6、腕11の角度を時間をかけて合わせる必要が無く容易に読み取ることができるので、効率よく作業をすることができる。
また、片手で操作がし易い形状なので、被測定者とは異なる測定者が測定することだけで無く、被測定者自身でも測定することもできるので大変便利である。
医療現場において測定対象者の関節の角度を測定する際、測定者は被測定者の体幹や四肢を支持しなくてはならず、関節角度計を測定部位にあてて測定する際には、片手での操作を余儀無くされることがある。
本考案の角度測定器1による測定時には、回転する透明な腕11を測定部位にあてた際に、主角度指示線8及び複数の補助角度指示線9a~9fの内の1つの角度指示線を覚えておく。これにより、測定後に被測定者の体位を解放した状態で該当する角度指示線が示す角度を短時間で読み取ることができるもので、被測定者及び測定者の負担を軽減することができる。
1 角度測定器
2 支軸
3 第1アーム部
4 角度目盛り部
5 基準線
6 腕
7 第2アーム部
8 主角度指示線
9a~9f 補助角度指示線
10 ギザ部
11 腕
12 円形部
2 支軸
3 第1アーム部
4 角度目盛り部
5 基準線
6 腕
7 第2アーム部
8 主角度指示線
9a~9f 補助角度指示線
10 ギザ部
11 腕
12 円形部
Claims (4)
- 第1と第2の被測定部の成す角度を測定する角度測定器において、
支軸を中心とする円形状の角度目盛り部から伸びる腕を有するとともに、前記支軸を通る線上に位置し、前記第1の被測定部に平行にあてられる基準線を付した第1アーム部と、
前記支軸を通る直線上に位置し、前記第1アーム部の前記基準線と前記第2の被測定部との相対角度を示す主角度指示線及び複数の補助角度指示線を有し、前記支軸を中心として回転する第2アーム部とからなる角度測定器。 - 前記第1アーム部と前記第2アーム部は透明な部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の角度測定器。
- 前記円形状の角度目盛り部の角度表示文字及びマークは表面と裏面の両方から読みとり可能に振られており、前記相対角度は複数種類の前記マークで示されることを特徴とする請求項2に記載の角度測定器。
- 前記第1アーム部の前記円形状の角度目盛り部と重なる、前記支軸を中心とした前記第2アーム部の円形外周部分にギザを有設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の角度測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000470U JP3242086U (ja) | 2023-02-17 | 2023-02-17 | 角度測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000470U JP3242086U (ja) | 2023-02-17 | 2023-02-17 | 角度測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3242086U true JP3242086U (ja) | 2023-05-26 |
Family
ID=86395082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023000470U Active JP3242086U (ja) | 2023-02-17 | 2023-02-17 | 角度測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3242086U (ja) |
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2023
- 2023-02-17 JP JP2023000470U patent/JP3242086U/ja active Active
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