JP3241994U - 冊子包装体 - Google Patents

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智花 尾崎
徹 櫻井
和子 古郡
友章 浅見
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【課題】書籍等の冊子を保護できるとともに、冊子の印象を強めて当該冊子に対するユーザの関心を高めることが可能な冊子包装体を提供する。【解決手段】冊子包装体1は、冊子100と、冊子100のサイズよりも大きな固定板10と、固定板10を把持するための紐部20と孔30と、固定板10の一方の面に冊子100の表紙面が接した状態で、固定板10および冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40と、を備える。当該冊子包装体1において、固定板10の外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出すように、固定板10が配置されている。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月17日に、「本と、もっと仲良くなる仕掛け展」にて、考案に係る冊子包装体を公開した。
本考案は、書籍等の冊子を密閉包装した冊子包装体に関する。
従来より、物品の保護、耐久性付与または鮮度維持等の目的で、当該物品を透明な熱収縮性樹脂フィルムで包み、これに熱を加えて物品を密閉包装する技術が用いられている。書籍等においても、主に立ち読みによる未購入の内容流出や書籍の汚損の抑制等の目的でシュリンクパックがされた書籍を棚に並べて販売する書店が増えている。
特許文献1には、書籍の積層体の全体を熱収縮性樹脂フィルムによるシュリンクパッケージにより密閉して包装し、かつ結束したことを特徴とする新聞書籍包装体が記載されている。また、特許文献2には、表紙の形状が同じ複数の書籍が一セットとして販売される書籍群をまとめて包装する袋が記載されており、当該袋は、側面部と底部と開口部とからなる袋本体を備える。当該袋は、書籍群を側面部の長手方向に積み重ねるように袋本体内に入れた際に、書籍群の高さを測ることができるように袋本体の側面部に設けられる複数の基準目盛を有する。さらに、袋本体は、基準目盛のそれぞれに対応して、袋本体の側面部に設けられる、基準目盛のそれぞれとの対応が示された複数の切り取り線群を有する。
実開昭64-17970号公報 特開2006-264702号公報
これらの文献は、複数の冊子をまとめて密閉包装するものであるが、単一の冊子を密閉包装することも可能である。しかし、このような密閉包装された冊子には、保護効果や立ち読み等による汚損抑止効果はあるものの、冊子の印象を強めて当該冊子に対するユーザの関心を高めることができなかった。
本考案に係る開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、書籍等の冊子を保護できるとともに、冊子の印象を強めて当該冊子に対するユーザの関心を高めることが可能な冊子包装体を提供することを課題とする。
本実施の形態による、冊子包装体の第1の構成は、冊子と、前記冊子のサイズよりも大きな固定板と、前記固定板を把持するための把持部と、前記固定板の一方の面に前記冊子の表紙面が接した状態で、前記固定板および前記冊子をまとめて密閉状態に包装する透明フィルムと、を備え、前記固定板の外縁が前記冊子の外縁の外側にはみ出すように、前記固定板が配置されている。
また、本実施の別の形態による、冊子包装体の第2の構成は、上記の第1の構成において、前記固定板の外縁が前記冊子の外縁の外側に少なくとも5mm以上はみ出すように、前記固定板が配置されていてもよい。
また、本実施の別の形態による、冊子包装体の第3の構成は、上記の第1の構成または第2の構成において、前記把持部は、前記固定板に設けられた孔と、前記孔を貫通する紐部と、から形成されていてもよい。
また、本実施の別の形態による、冊子包装体の第4の構成は、上記の第1の構成から第3の構成のいずれかにおいて、前記固定板は、凸型の略円弧状の曲線部と、先端が互いに鋭角に交差する2箇所の略直線部と、を含んで構成された略雨粒形状であってもよい。
また、本実施の別の形態による、冊子包装体の第5の構成は、上記の第4の構成において、前記把持部は、前記曲線部よりも前記略直線部の前記先端に近い位置に設けられていてもよい。
本実施の形態によれば、書籍等の冊子を保護できるとともに、冊子の印象を強めて当該冊子に対するユーザの関心を高めることが可能な冊子包装体を提供することができる。
本開示の第1実施形態に係る冊子包装体の一例を説明する概略斜視図である。 第1実施形態に係る冊子包装体の正面図および側面の断面図である。 本開示の第2実施形態に係る冊子包装体の一例を説明する概略斜視図である。 第2実施形態に係る冊子包装体の正面図である。
以下、図面等を参照して、本開示の冊子包装体の一例について説明する。ただし、本開示の冊子包装体は、以下に説明する実施形態に係るものには限定されない。
なお、以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状、断面図における各層の厚さ等は理解を容易にするために適宜誇張している。また、各図において部材の断面を示すハッチングを適宜省略する。本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直、鉛直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。また、説明の便宜上、紙面に対して上方または下方等という語句を用いて説明することがあるが、上下方向が逆転してもよく、左右方向についても同様とする。
1.本開示の第1実施形態
(a)冊子包装体の構成
本開示の冊子包装体の第1実施形態について説明する。図1は、書籍等の冊子100が包装された冊子包装体1を説明する概略斜視図であり、図2(a)は、図1に示す冊子包装体1を、冊子100から固定板10に向かう方向から見た冊子包装体1の正面図である。また、図2(b)は、図2(a)にて冊子包装体1の左右方向の略中央を通過し上下方向に延びるA-A線に沿って切断した冊子包装体1の断面を右側から見た断面図である。
冊子包装体1は、冊子100と、冊子100のサイズよりも大きな固定板10と、固定板10の一方の面に冊子100の表紙面が接した状態で、固定板10および冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40と、を備えている。本実施形態の冊子100は書籍であるが、冊子100は、書籍以外の雑誌、新聞、パンフレット、ノート、写真帳、ファイル等であってもよい。
冊子100は通常、表側および裏側の表紙を備えており、これらを表表紙および裏表紙とも称するとともに、表表紙または裏表紙を総称して表紙とも称する。冊子100のサイズとは、閉じた冊子100の表紙面に垂直な方向から見た冊子100の面積の大きさを指す。
固定板10は、冊子100を保護または補強するための板状部材であり、例えば板紙、画用紙、白ボール、黒ボール、チップボール、ダンボール等の厚紙や樹脂板が好適に用いられる。特に厚紙は、製造や廃棄が容易である上、コストダウンにも寄与する。固定板10の厚さは、冊子100を背面から保護できるだけの強度を有するものであれば特に制限はないが、例えば1mm以上、10mm以下とすることができる。固定板10には、必要に応じて文字やパターン、色彩等の情報や意匠的なデザインを付与するための印刷等が施される。こうすることで、冊子100の印象を強調でき、冊子100に対するユーザの関心を向上させることができる。固定板10に付与される情報やデザインは、当該冊子100に関連するものであってもよく、無関係のものであってもよい。いずれの場合でも、冊子100の印象を強調し、冊子100に対するユーザの関心を向上させる効果が見込まれる。
また、固定板10の上端には、2箇所の孔30が設けられ、当該孔30に紐部20が通されることにより、固定板10に紐部20が接続されている。このような孔30および紐部20をまとめて把持部と称する。このように、把持部を備える冊子包装体1は、紐部20を壁掛けフック等に引っ掛けることにより壁等に固定して展示できるほか、紐部20を肩掛けして持ち運びが容易となる。紐部20は繊維部材、樹脂部材、紙部材、金属部材等の任意の部材で可撓性のある構成として形成できる。また、固定板10への紐部20の接続は孔30に限らず、接着剤、ビス留め、ステープラー留め等の任意の接続方法を選択できる。本実施形態では、2箇所の孔30が設けられ、当該孔30に紐部20が通されることにより、固定板10に紐部20が接続されている。
なお、把持部は、上述したような、固定板10に設けられた孔30と当該孔30を貫通する紐部20と、から形成されるものには限定されず、固定板10に孔30のみが設けられた構成でもよい。この場合でも、ユーザが孔30に指を入れる等して冊子包装体1を容易に持ち運びできる。また、把持部は、孔30と当該孔30を貫通する金属製または樹脂製のリングとから形成されたものでもよい。
固定板10および冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40は、通常のシュリンクパック用に用いられる熱収縮性樹脂フィルムが好適に用いられる。図2(a)および図2(b)では、透明フィルム40の存在する領域を網掛けで表示している。このようなフィルムとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、一軸または二軸延伸のポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリオレフィン等が挙げられる。この中では、低温で容易に収縮し、透明度が高く加工が容易なポリ塩化ビニルが好適に用いられる。
固定板10の外周形状が矩形である場合、固定板10の一方の面に冊子100の表紙面が接した状態において、透明フィルム40を二つ折にして、重ねた状態の固定板10および冊子100の積層体の上下をくるむように覆う。そして、固定板10の外周の4辺のうち、透明フィルム40の折り目以外の3方を加熱シールして密閉した後、ドライヤー等により積層体全体に熱風を当てることにより、透明フィルム40の全体を熱収縮させる。その結果、固定板10および冊子100が互いに密着して保持された状態となるように透明フィルム40が積層体に密閉包装される。なお、透明フィルム40による固定板10および冊子100の密閉包装の方法はこれに限らず、他の公知の方法を取り得ることは言うまでもない。
ここで、透明フィルム40により、固定板10および冊子100を密閉状態に包装する際、冊子100の外縁の全域にわたって、固定板10の外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出すように、冊子100に対する固定板10の配置を定める必要がある。言い換えれば、冊子100の表紙面が接した状態の固定板10は、冊子100の輪郭の全周にわたって、固定板10が冊子100の輪郭の外側に向けて延在した構成となっている。
例えば図2(a)に示すように、冊子100の左側の外縁に対する固定板10の左側の外縁は、W1の距離だけ冊子100の外縁の左方の外側にはみ出しており、冊子100の右側の外縁に対する固定板10の右側の外縁も同様となっている。また、冊子100の上側の外縁に対する固定板10の上側の外縁は、W21の距離だけ冊子100の外縁の上方の外側にはみ出しており、冊子100の下側の外縁に対する固定板10の下側の外縁は、W22の距離だけ冊子100の外縁の下方の外側にはみ出している。W21は、孔30の配置を考慮してW22よりも大きい値としている。
このような固定板10の外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出す距離は、5mm以上であることが好ましく、10mm以上であることがさらに好ましい。前者であることにより、冊子包装体1が外力を受けた際の固定板10による冊子100の保護効果が向上するとともに、固定板10の形状やデザイン等の意匠性が強調でき、冊子100の印象を強めて当該冊子100に対するユーザの関心を高めることができる。また、後者であることにより、これらの効果を一層強めることが期待できる。
(b)第1実施形態の冊子包装体
第1実施形態に係る冊子包装体1は、冊子100と、冊子100のサイズよりも大きな固定板10と、固定板10を把持するための把持部と、固定板10の一方の面に冊子100の表紙面が接した状態で、固定板10および冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40と、を備える。把持部は、典型的には固定板10に設けられた孔30と、 孔30を貫通する紐部20と、から形成される。この冊子包装体1では、固定板10の外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出すように、固定板10が配置されている。
冊子包装体1がこのような構成であることにより、冊子100が透明フィルム40によって密閉包装され、雨の日等において冊子100が水分で汚損するリスクを低減できる。また、冊子包装体1が外力を受けた際にも、固定板10が冊子100の外縁の外側にはみ出すように延在しているため、冊子100の保護効果が向上する。さらには、冊子100の外縁の外側にはみ出すように、固定板10が配置されていることで、固定板10の形状やデザイン等の意匠性が強調でき、冊子100の印象を強めて当該冊子100に対するユーザの関心を高めることができる。
2.本開示の第2実施形態
(a)冊子包装体の構成
次に、本開示の冊子包装体の第2実施形態について説明する。図3は、書籍等の冊子100が包装された冊子包装体1aを説明する図1に対応する概略斜視図であり、図4は、図3に示す冊子包装体1aを、冊子100から固定板10aに向かう方向から見た冊子包装体1aの正面図である。
冊子包装体1aは、第1実施形態の冊子包装体1と同様に、冊子100と、冊子100のサイズよりも大きな固定板10aと、固定板10aを把持するための把持部と、固定板10aの一方の面に冊子100の表紙面が接した状態で、固定板10aおよび冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40と、を備えている。
第2実施形態の冊子包装体1aは、第1実施形態の冊子包装体1と比べて、その固定板10aの形状が異なったものとなっている。すなわち、第2実施形態の冊子包装体1aでは、冊子100の保護効果を一層向上でき、かつ、固定板10aの形状による意匠性をさらに強調でき、冊子100の印象を強めて当該冊子100に対するユーザの関心を高める度合いを向上させることができる。
すなわち、本実施形態の冊子包装体1aの固定板10aは、凸型の略円弧状の曲線部と、先端が互いに鋭角に交差する2箇所の略直線部と、を含んで構成された略雨粒形状である。図4に基づいて説明すると、固定板10aのうち、冊子100の外縁の左側、下側および右側に対して延在している固定板10aの外周形状は以下のようになる。すなわち、固定板10aの外周形状の下方側は、固定板10aの上下方向の略中央付近の左端である点D2を起点とし、下端の点D3を経由して固定板10aの上下方向の略中央付近の右端である点D4を終点とする凸型の略円弧C1で構成される。
また、固定板10aの外周形状の上方側は、固定板10aの上端である点D1を起点とし、点D2を終点とする略直線L1と、点D1を起点とし、点D4を終点とする略直線L2とから構成され、L1とL2とは鋭角に交差する。
なお、本実施形態の冊子包装体1aについても、冊子100の外縁の全域にわたって、固定板10aの外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出すように、冊子100に対する固定板10aの配置が定められる。すなわち、冊子100の表紙面が接した状態の固定板10aは、冊子100の輪郭の全周にわたって、固定板10aが冊子100の輪郭の外側に向けて延在した構成となっている。
図4に示すように、冊子100の左側の外縁に対する固定板10の左側の外縁のはみ出し方が最も小さい箇所は、冊子100の左上のコーナー部分および左下のコーナー部分を冊子100の外縁とする部分である。冊子100の左上端側の外縁に対する固定板10aの外縁は、W3の距離だけ冊子100の外縁の左上の外側にはみ出しており、冊子100の左下端側の外縁に対する固定板10aの外縁は、W4の距離だけ冊子100の外縁の左下の外側にはみ出している。冊子100の左側の外縁に対する固定板10aの左側の外縁は、W3またはW4を最低値として、それ以上にはみ出している。
一方、冊子100の右側の外縁に対する固定板10の右側の外縁のはみ出し方についても同様であり、W3およびW4に対応する箇所がW6およびW5となり、冊子100の右側の外縁に対する固定板10aの右側の外縁は、W6またはW5を最低値として、それ以上にはみ出している。なお、本実施形態の固定板10aは左右対称形状であるものとして説明しているが、固定板10aの形状は必ずしも左右対称または上下対称形状である必要はない。
また、固定板10aの上端には、把持部として孔30および紐部20が形成され、1箇所の孔30に紐部20が通されることにより、固定板10aに紐部20が接続されている。すなわち、孔30および紐部20にて形成される把持部は、固定板10aの略円弧C1状の曲線部よりも直線L1およびL2による略直線部の先端に近い位置に設けられている。ただし、把持部は孔30や紐部20に限らず、第1実施形態と同様、把持部を他の構成としてもよいことは言うまでもない。
(b)第2実施形態の冊子包装体
第2実施形態に係る冊子包装体1aは、冊子100と、冊子100のサイズよりも大きな固定板10aと、固定板10aを把持するための把持部と、固定板10aの一方の面に冊子100の表紙面が接した状態で、固定板10aおよび冊子100をまとめて密閉状態に包装する透明フィルム40と、を備える。この冊子包装体1aでは、固定板10aの外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出すように、固定板10aが配置されている。さらに、固定板10aは、凸型の略円弧状の曲線部と、先端が互いに鋭角に交差する2箇所の略直線部と、を含んで構成された略雨粒形状である。
冊子包装体1aがこのような構成であることにより、第1実施形態の冊子包装体1と同様に、冊子100が透明フィルム40によって密閉包装され、冊子100の汚損を抑制できるとともに、外力に対する冊子100の保護効果が得られる。さらに、固定板10aが、凸型の略円弧状の曲線部と、先端が互いに鋭角に交差する2箇所の略直線部と、を含んで構成された略雨粒形状であることにより、固定板10aの外縁が冊子100の外縁の外側にはみ出す距離を一層大きくとることができる。固定板10aは、上述したように、冊子100のうち、比較的外力に対する強度が強いとされるコーナー部分において、冊子100の外縁に対する固定板10aの外縁のはみ出し量が最小となり、コーナー部分以外では、当該はみ出し量がより大きくなる。
これにより、冊子100のうち、コーナー部分を除いた比較的外力に対する強度が弱い部分について、冊子100の外縁に対する固定板10aの外縁のはみ出し量を大きくとることで、効果的に冊子100の保護効果を向上させることができる。また、固定板10aの上端に孔30等を含む把持部を設ける場合は、孔30と冊子100との距離を大きくとることができるので、紐部20から冊子100に伝達される外力の影響を最小限に抑制できる。さらに、固定板10aにおいて、孔30および紐部20にて形成される把持部は、固定板10aの略円弧C1状の曲線部よりも直線L1およびL2による略直線部の先端に近い位置に設けられている。これにより、ユーザが把持部を介して冊子包装体1aを持ち運ぶ際に、あたかも雨が地上に向かって降っているような形状で持ち運びできるので、購買意欲を向上させることもできる。
このように、本実施形態の冊子包装体1aでは、固定板10aの外周形状が、冊子100の形状とは無関係な略雨粒形状としている。このため、固定板10aの形状やデザイン等の意匠性がさらに強調でき、冊子100の印象を強めて当該冊子100に対するユーザの関心を一層高めることができる。
1、 1a 冊子包装体
10、10a 固定板
20 紐部
30 孔
40 透明フィルム

Claims (5)

  1. 冊子と、
    前記冊子のサイズよりも大きな固定板と、
    前記固定板を把持するための把持部と、
    前記固定板の一方の面に前記冊子の表紙面が接した状態で、前記固定板および前記冊子をまとめて密閉状態に包装する透明フィルムと、を備え、
    前記固定板の外縁が前記冊子の外縁の外側にはみ出すように、前記固定板が配置されている、冊子包装体。
  2. 前記固定板の外縁が前記冊子の外縁の外側に少なくとも5mm以上はみ出すように、前記固定板が配置されている、請求項1に記載の冊子包装体。
  3. 前記把持部は、前記固定板に設けられた孔と、
    前記孔を貫通する紐部と、から形成される、請求項1に記載の冊子包装体。
  4. 前記固定板は、凸型の略円弧状の曲線部と、先端が互いに鋭角に交差する2箇所の略直線部と、を含んで構成された略雨粒形状である、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の冊子包装体。
  5. 前記把持部は、前記曲線部よりも前記略直線部の前記先端に近い位置に設けられている、請求項4に記載の冊子包装体。
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