JP3241825U - 非接触玩具 - Google Patents

Abstract

【課題】中の物に直接触ることなく玩具を倒すことで、玉を転がすだけでなく、落下もさせて遊ぶことができる玩具を提供する。【解決手段】玩具は、ｎを６以上の整数とするとき、フタ付き透明容器の中に、１つ以上の段差を有する連続する複数の傾斜板と仕切り板又は容器の内壁との交線によって形成される左右対称な２つの凹ｎ角形を平行に配置し、周囲をｎ個の長方形で囲むことによって凹（ｎ＋２）面体の形状の区画を設け、その区画の中に玉を入れた。ただし上記「交線」は連続する２枚の傾斜板間の仕切り板を省略した場合には存在しないので「仕切り板があると仮定した場合の交線」と読み替える。【選択図】図２

Description

玉を密閉容器の中で転がしたり落下させたりして遊ぶ玩具に関するものである。

密閉容器の中に玉が移動できる区画を設け、容器を９０度ずつ回転させることで、玉を転がして遊ぶ玩具が考案されたが、玉を転がすだけでなく、落下もさせて遊ぶことができる玩具はなかった。

実願２０２３－０００００８

幼児は玩具を舐めたり、口に入れたりすることがあるため、玩具の材質や形状に制限が多い。玉は玩具として優れた素材であるが散らかりや紛失の問題もある。そこで密閉容器の中にそれらの物を収納して玩具とし、中の物に直接触ることなく玩具を倒すことで、玉を転がすだけでなく、落下もさせて遊ぶことができる玩具を提案する。

ｎを６以上の整数とするとき、フタ付き透明容器の中に、１つ以上の段差を有する連続する複数の傾斜板と仕切り板又は容器の内壁との交線によって形成される左右対称な２つの凹ｎ角形を平行に配置し、周囲をｎ個の長方形で囲むことによって凹（ｎ＋２）面体の形状の区画を設け、その区画の中に玉を入れた玩具。ただし上記「交線」は連続する２枚の傾斜板間の仕切り板を省略した場合には存在しないので「仕切り板があると仮定した場合の交線」と読み替える。

口に入る大きさの玉は幼児が飲み込むと窒息する危険性があるため与えてはいけない玩具とされているが、幼児の動体視力や知能の発達を促す玩具の素材としては優れた素材である。透明な密閉容器に入れることで玉に幼児が直接触ることを防ぐだけでなく、玉が転がって行ったり、転がって行った玉を知らずに踏んで転倒したり、紛失したりすることを防ぐ効果も大きい。本人が遊びに集中でき、保護者の負担も軽減される。幼児から高齢者までの玩具としてだけでなく幼児の発達段階の判定、高齢者の認知機能の診断にも使える可能性がある。寝た状態でも遊べるので入院中の手の運動機能や脳機能の低下防止にも使える。

１実施例として、フタ付き透明容器内に１枚の仕切り板と、玉の直径より小さい段差で配置された２枚を含む３枚の傾斜板によって２枚の凹６角形と６枚の長方形で囲まれた凹８面体の区画に玉を入れ、容器を横に倒した状態の斜視図。 １実施例として、フタ付き透明容器内に１枚の仕切り板と、玉の直径より小さい段差で配置された２枚を含む３枚の傾斜板によって２枚の凹６角形と６枚の長方形で囲まれた凹８面体の区画に玉を入れた後、容器を起こした後、玉が傾斜板１を転がり始める直前の状態の斜視図。 １実施例として、フタ付き透明容器内に１枚の仕切り板と、玉の直径より小さい段差で配置された２枚を含む３枚の傾斜板によって２枚の凹６角形と６枚の長方形で囲まれた凹８面体の区画に玉を入れた後、容器を起こした後、玉が傾斜板１を転がり終えた状態の斜視図。 １実施例として、フタ付き透明容器内に１枚の仕切り板と、玉の直径より小さい段差で配置された２枚を含む３枚の傾斜板によって２枚の凹６角形と６枚の長方形で囲まれた凹８面体の区画に玉を入れた後、容器を起こした後、玉が傾斜板１を転がり終え、概念上の面１の前を落下し、傾斜板２の上部に落ちた直後の状態の斜視図。 １実施例として、フタ付き透明容器内に１枚の仕切り板と、玉の直径より小さい段差で配置された２枚を含む３枚の傾斜板によって２枚の凹６角形と６枚の長方形で囲まれた凹８面体の区画に玉を入れた後、容器を起こした後、玉が傾斜板１を転がり終え、傾斜板２の上部に落ちた後、傾斜板２を転がり終えた状態の斜視図。

幼児は玩具を上下に激しく振る場合があるので、衝突によって破損しない材料を選ぶ。騒音対策には弾力性がある玉を使用する。直径や色が異なる複数の玉を入れてもよい。長方形の１辺が玉の直径より小さく、玉が通過できない面には仕切り板は省略できるが仕切り板を用いても構わない。

内寸で上部の長辺が１１１ｍｍ、短辺が８３ｍｍの長方形、底部の長辺が１０６ｍｍ、短辺が７７ｍｍの長方形、深さ１６３ｍｍのフタ付き透明容器の中に内壁との間隔が３０ｍｍになるように仕切り板１枚を入れ幅３０ｍｍ長さ１００ｍｍの傾斜板１枚と幅３０ｍｍ長さ４５ｍｍの傾斜板２枚を８辺の長さが１００ｍｍ、６０ｍｍ、４５ｍｍ、１５ｍｍ、４５ｍｍ、９０ｍｍの凹６角形になるように設置することで凹８面体の区画を設け、その区画の中に直径２０ｍｍの玉を入れて玩具とし、玩具を９０度ずつ倒すと、玉は傾斜板上では転がり、２枚の傾斜板が段違いに設置されている箇所では落下しながら移動した。

本考案の玩具を、遊び方を説明せずに与え、どの軸で、どちら回りに回転させると玉が転がるかを発見させる玩具として、幼児から高齢者までの玩具としてだけでなく幼児の発達段階の判定、高齢者の認知機能の診断にも使える可能性がある。寝た状態でも遊べるので入院中の手の運動機能や脳機能の低下防止にも使える。

Claims (1)

1. ｎを６以上の整数とするとき、フタ付き透明容器の中に、１つ以上の段差を有する連続する複数の傾斜板と仕切り板又は容器の内壁との交線によって形成される左右対称な２つの凹ｎ角形を平行に配置し、周囲をｎ個の長方形で囲むことによって凹（ｎ＋２）面体の形状の区画を設け、その区画の中に玉を入れた玩具。ただし上記「交線」は連続する２枚の傾斜板間の仕切り板を省略した場合には存在しないので「仕切り板があると仮定した場合の交線」と読み替える。

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