JP3241642U - 爪楊枝 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯の隙間に適切に挿入することを可能とする爪楊枝を提供することである。【解決手段】爪楊枝10は、所定の長さを有し、ユーザが把持するための本体部12と、本体部12から延伸し、徐々に先細りするテーパ部14と、を備え、テーパ部14の先端部14aの厚みは、0.5mm~0.55mmに設定されている。また、本体部12は、円柱形状を有しており、テーパ部14の先端部14aは矩形形状を有しており、かつ、厚みの方向は先端部14aの短手方向に一致している。そして、本体部12及びテーパ部14は、竹製である。【選択図】図1

Description

本考案は、爪楊枝に関する。
従来、箸や串程には長くない先の尖った木製の細い棒である爪楊枝が製造されている。本考案に関連する技術として、例えば、特許文献1には、把持部と該把持部よりも細径の先端部とからなる小棒状のつまようじにおいて、少なくとも上記先端部は弾力性を有し、また、上記先端部は扁平で且つその表面に該先端部と一体的に形成された微小な複数の突起を有し、更に、該先端部の突端は丸みを有していることを特徴とするつまようじが開示されている。
また、特許文献2には、所定長さに切断された円柱状の木製の本体をそれの長手方向に対して垂直となる先端面を残す状態で少なくとも一端の外周縁のみに、端部側ほど細くなるテーパー面を形成し、前記形成されたテーパー面を一部残すように該テーパー面の先端に位置する前記垂直となる先端面の外周縁の特定部位又は該外周縁から前記本体側に位置する特定部位の一箇所とこれと円周方向でほぼ180度異なる前記本体の外周縁部位とを含む切断面に沿って該本体の長手方向と交差する斜め方向から切断することによりテーパー面側ほど先細り形状となる先端部を形成したことを特徴とする木製の爪楊枝が開示されている。
実開平5-93415号公報 特開2007-117769号公報
一般的な爪楊枝は、白樺を細く加工することにより鋭く尖った先端部が形成されているが、細い先端部は強度が弱く折れ曲がることがあるため、歯の隙間に適切に挿入できないことがある。
本考案の目的は、歯の隙間に適切に挿入することを可能とする爪楊枝を提供することである。
本考案に係る爪楊枝は、所定の長さを有し、ユーザが把持するための本体部と、前記本体部から延伸し、徐々に先細りするテーパ部と、を備え、前記テーパ部の先端部の厚みは、0.5mm~0.55mmに設定されていることを特徴とする。
また、本考案に係る爪楊枝において、前記本体部は、円柱形状を有しており、前記テーパ部の前記先端部は矩形形状を有しており、かつ、前記厚みの方向は前記先端部の短手方向に一致していることが好ましい。
また、本考案に係る爪楊枝において、前記本体部及びテーパ部は、竹製であることが好ましい。
本考案によれば、歯の隙間に適切に挿入することが出来る。
本考案の実施形態の係る爪楊枝及び従来の爪楊枝を比較している様子を示す図である。
以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本考案の実施形態の係る爪楊枝10及び従来の爪楊枝1を比較している様子を示す図である。図1(a)は、爪楊枝10の平面図であり、図1(b)は、爪楊枝10の側面図である。図1(c)は、従来の爪楊枝1の平面図である。
最初に、爪楊枝10を説明する前に従来技術である爪楊枝1について簡単に説明し、その後に爪楊枝10を説明する。
爪楊枝1は、ユーザが把持するための本体部2と、本体部2から延伸し先細り形状を有するテーパ部4とを備えている。
本体部2は、円柱形状を有しており、基端側には径が若干小さくなるような2つの凹部が形成されている。また、本体部2の断面形状は円形を有しており、この直径は約2mmである。
テーパ部4は、図1(c)に示されるように、先端側に向けて先細りとなり、先端部4aは鋭利な突起となるように形成されている。本体部2の長さは、約42mmであり、テーパ部4の長さは、約22.65mmである。すなわち、本体部2とテーパ部4とが合わさった爪楊枝1の長さは、例えば、約64.65mmに設定されている。
爪楊枝1は、白樺の原木を切断するところから始まり、原木の切断、煮沸、剥き工程へと進み、板を短くカットし、乾燥された後に、軸加工され、所定の長さに切断・先付けして完成する。
次に、本考案の実施形態の係る爪楊枝10について説明する。爪楊枝10は、歯の隙間に適切に挿入可能な道具である。爪楊枝10は、所定の長さを有し、ユーザが把持するための本体部12と、本体部12から延伸し、徐々に先細りするテーパ部14とを備える。
本体部12は、本体部2と同様の構造を有しており、円柱形状を有しており、基端側には径が若干小さくなるような2つの凹部が形成されている。そして、本体部12の断面形状は円形を有しており、この直径は約2mmである。また、本体部12の長さは、40mmに設定されている。
テーパ部14は、テーパ部4の構造とは大きく異なる。具体的には、テーパ部14の長さは、テーパ部4の先端の長さよりも、約2.65mm短く設定されている。すなわち、テーパ部14の長さは、約20mmに設定される。
また、テーパ部14は、先端部14aを正面側から見たときに先端部14aが矩形形状となっている。図1(a)の平面図における先端部14aの横幅の幅の方向が矩形形状の先端部14aの長手方向と一致し、図1(b)の側面図における先端部14aの厚みの方向が矩形形状の先端部14aの短手方向と一致する。
テーパ部14は、先端部14aの厚みが0.5mm~0.55mmに設定されており、この厚みが延伸方向の約12mmの位置まで保持されており、ここから本体部12との境界部まで徐々に厚みが増えていき、かつ、円形となるように加工されている。
ここで、本体部12及びテーパ部14の材質は、竹で構成されることが好ましい。竹は、手に入りやすく、削る・曲げるなどの加工がしやすい。また、テーパ部14の先端部14aのように、細く薄く削り加工されると、適度な強度を有しつつ、その厚さ次第で適度な弾力の先端を得られる。
続いて、上記構成の爪楊枝10の作用について説明する。従来の爪楊枝1は、テーパ部4の先端部4aが図1(c)に示されるように鋭利に尖っているが、このような細い先端部4aであると歯の隙間に入れようとしたときに折れ曲がってしまう。特に、白樺で構成されている爪楊枝1であれば、より顕著にこのような課題が生じる。このような課題に対し、本考案は顕著な効果を発揮する。
本考案の実施形態に係る爪楊枝10は、テーパ部14の先端部14aの厚みは、0.5mm~0.55mmに設定されている。0.5mm以下のように厚みが薄く、すなわち、細い先端部は加工がしづらく、かつ、強度が弱い。また、0.55mm以上、特に0.6mm以上となると歯の隙間に入りづらくなる。
また、爪楊枝10の本体部12及び先端部14は、竹で形成されているため、0.5mm~0.55mmの範囲で設定されても強度がある。これにより、爪楊枝10は、歯の間に入れて歯間を掃除する際に、簡単に壊れてしまうことなく、歯間に挿入しやすいという顕著な効果を奏する。
1 爪楊枝、2 本体部、4 テーパ部、4a 先端部、10 爪楊枝、12 本体部、14 テーパ部、14a 先端部。

Claims (3)

  1. 所定の長さを有し、ユーザが把持するための本体部と、
    前記本体部から延伸し、徐々に先細りするテーパ部と、
    を備え、
    前記テーパ部の先端部の厚みは、0.5mm~0.55mmに設定されていることを特徴とする爪楊枝。
  2. 請求項1に記載の爪楊枝において、
    前記本体部は、円柱形状を有しており、
    前記テーパ部の前記先端部は矩形形状を有しており、かつ、前記厚みの方向は前記先端部の短手方向に一致していることを特徴とする爪楊枝。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の爪楊枝において、
    前記本体部及びテーパ部は、竹製であることを特徴とする爪楊枝。
JP2023000491U 2023-02-20 2023-02-20 爪楊枝 Active JP3241642U (ja)

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