JP3241624U - 取付装置及び通信装置 - Google Patents

Abstract

取付具（１００）と、取付ブラケット（２００）と取付サポータ（３００）との３つの部分を含む取付装置である。取付具は取付ブラケットの一方側で摺動的に係接し、他方側は異なる取付場面で使用され、取付サポータは、一方側が取付ブラケットの一方側と摺動的に係接し、他方側が取付機器を搭載するように構成され、取付具と取付ブラケットは取付ブラケットの両側にそれぞれ位置する。さらに、この取付装置を含む通信装置に関する。

Description

本願は出願番号が２０２０２０７９２１９２．５で、出願日が２０２０年５月１３日である中国特許出願に基づいて提出され、その中国特許出願の優先権を主張し、その中国特許出願の全文を参考として本願に援用する。

本願の実施例は、通信機器の技術分野に関するが、それに限定されるものではなく、特に、取付装置に関する。

現在、通信技術は急速に発展し、人々の情報に対する需要もますます高まっている。人々のますます増え続ける通信需要を満たすために、通信基地局には通常より多くの通信機器、例えば小型機器キャビネット、ＲＲＵ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｍｏｔｅ Ｕｎｉｔ、ラジオ遠隔モジュール）などの通信機器を取り付ける必要がある。しかしながら、よく見られる通信機器は体積が大きく、基地局の取付用スペースも限られており、現在の取付方式では、取付空間を合理的に利用することが難しい。同時に、通信機器の重量が大きく、基地局の取付環境が複雑で多様化し、従来の設置方式では通常、取付作業者が重量の大きい機器を持ち上げて、何度も穴合わせしてからでないと固定的に取り付けることができないため、取り付けが不便で時間がかかる。

本願は機器の取付プロセスを便利かつ迅速にできる取付装置を提供する。

以下は、本文で詳細に説明される主題の概要である。本概要は、請求の範囲を制限するためのものではない。

本願の第１態様によれば、取付装置を提供し、前記取付装置は、取付具、取付ブラケット及び取付サポータを含み、前記取付具は、前記取付ブラケットと摺動的に係接し、前記取付ブラケットは、前記取付サポータと摺動的に係接し、前記取付具と前記取付サポータは、前記取付ブラケットの両側にそれぞれ設けられている。

本願の第２態様によれば、本願の第１態様の取付装置を含む通信機器を提供する。

本願の他の特徴及び利点は、後の明細書において説明され、明細書から部分的に明らかになるか、または本願を実施することによって理解される。本願の目的及び他の利点は、明細書、請求の範囲及び図面において特別に指摘される構成によって達成し、得ることができる。
添付図面は、本願の技術案の更なる理解を提供するものであり、明細書の一部を構成し、本願の実施例と共に本願の技術案を解釈するために使用され、本願の技術案に対する制限を構成するものではない。

本願の実施例における取付装置の一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付具の一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付具のもう一つの実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケットの一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケットのもう一つの実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内での取付具と取付ブラケットとの接続方法の一応用例である。 本願の実施例における取付装置内の取付具と取付ブラケットとの接続の一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付サポータの一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付サポータのもう一つの実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置の一実施例の側面構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックの一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックの一実施例の応用実例である。 本願の実施例における取付装置内でのロックと取付ブラケットとの接続方法の一応用例である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケットとロックの一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケット、取付サポータとロックの一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックと取付ブラケットの一側面構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケット、取付サポータとロックの接続の一実施例の側面構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付具、取付ブラケット、取付サポータとロックの接続の一実施例の構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックと取付サポータの部分構造拡大模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックと取付サポータの部分構造拡大模式図である。 本願の実施例における取付装置内のロックと取付サポータの部分構造拡大模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付サポータに取付機器を搭載する一応用例である。 本願の実施例における取付装置内の取付サポータに取付機器を搭載する一応用例である。 本願の実施例における取付装置の取付プロセスの一応用例である。 本願の実施例における取付装置の取付プロセスの一応用例である。 本願の実施例における取付装置の取付プロセスの一応用例である。 本願の実施例における取付装置内の一取付場面の応用例である。 本願の実施例における取付装置内のもう１つの取付場面の応用例である。 本願の実施例における取付装置内のさらにもう１つの取付場面の応用例である。 本願の実施例における取付装置内の取付ブラケット、取付サポータとロックの側面構造模式図である。 本願の実施例における取付装置内の取付具と取付ブラケットのもう一つの実施例の構造模式図である。

本願の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下では、添付図面及び実施例を組み合わせて本願を詳しく説明する。ここで説明する実施例は本願を解釈するためだけに使われるものであって、本願を限定するために使われるものではない。矛盾しない限り、本願における実施例及び実施例における特徴は互いに任意に組み合わせてもよい。

明細書、請求の範囲及び上記図面における用語「第１」、「第２」等は類似の対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は前後の順番を記述するためのものではない。

なお、以下の複数の実施例のうち、取付または搭載する必要のある機器は、本願の取付サポータと固定接続できる任意の機器であってもよく、通信機器に限定されるものではない。具体的には、ＲＲＵ基地局机器、小型通信キャビネット等の電子又は通信機器であってもよいし、機械類の機器であってもよい。取付装置の応用場面は、本願の取付具と固定できる任意の取付場面であってもよく、保持柱、壁面などに限定されない。以下では、通信設備を必要とする取付機器とし、保持柱と壁面を応用場面として説明する。

以下の開示は、本願の異なる案を実施するための多くの異なる実施形態または例を提供する。

図１を参照し、本願の第１実施例の取付装置である。

取付装置は、取付具１００、取付ブラケット２００および取付サポータ３００を含む。取付具１００は取付ブラケット２００の第１側に設けられている。取付サポータ３００は、取付ブラケットの第２側に設けられている。取付ブラケット２００の第１側と第２側は、取付ブラケット２００の異なる両側にそれぞれ位置している。取付ブラケット２００は取付具１００と摺動的に係接している。取付サポータ３００は、取付ブラケット２００と摺動的に係接している。

一実施例において、取付具１００と取付ブラケット２００とは、互いに嵌め合う摺動溝構造により摺動的な係接を実現し、且つ、取り外し可能である。取付サポータ３００と取付ブラケット２００とは、互いに嵌め合う摺動溝構造により摺動的な係接を実現し、且つ、取り外し可能である。

図６、７を参照し、取付具１００の取付ブラケット２００と係接する側には、上係着板１３０と下係着板１４０が設けられている。これに応じて、取付ブラケット２００の取付具１００と係接する側には、それぞれ上係着板１３０に対応する上摺動溝２４０、下係着板１４０に対応する下摺動溝２５０が設けられている。取付具１００は、取付ブラケット２００上で取付具１００の位置を調整するために、上摺動溝２４０と下摺動溝２５０に沿って横方向に摺動可能である。実際に取り付ける時に、合理的な取付位置を確保するために、必要に応じて位置を調整することが可能である。係着板と係着溝の高さと大きさは、いずれも必要に応じて設定できる。

図２７～２９を参照し、実際に取り付ける時に、取付具１００の取付ブラケット２００に接続されていない側、すなわち取付ブラケット２００から遠く離れた側を取付場面（例えば、保持柱、壁面等）に向けて設置する。取付サポータ３００の取付ブラケット２００に接続されていない側、すなわち取付ブラケット２００から遠く離れた側を必要とする取付機器（例えば、通信、機械機器など）に向けて設置する。取付サポータ３００が取り外し可能なので、取り付ける時には、まず軽量の取付サポータ３００を、必要とする取付機器に固定接続することができる。これによって、体積が大きくて重い通信機器を必要とする取付位置に持ち上げて、盲目的に位置決めして固定するという取付プロセスを回避する。取付プロセスを簡素化し、取付作業者の操作を容易にする。

図１５に示すように、一実施例において、取付ブラケット２００は、複数の取付サポータ３００と摺動的に係接し、且つ、取り外し可能に接続されてもよい。取付サポータ３００を設置できる数は、取付ブラケット２００の長さによって決まり、取付ブラケット２００の横方向長さが長いほど、取付ブラケット２００に設置できる取付サポータ３００が多くなる。

本実施例における取付装置は、一つの取付ブラケット２００に複数の通信機器を設置して、取付空間の利用率を高めることができる。それとともに、取付サポータ３００が取付ブラケット２００に対して摺動できるため、通信機器の位置調整が容易になり、限られた取付空間を合理的に使用することが可能になる。

図３１に示すように、一実施例において、取付ブラケット２００は、複数の取付具１００と摺動的に係接し、且つ、着脱可能に接続されてもよい。取付サポータ３００に複数の通信機器が設置されている場合、取付装置が機器をより良く支持できるように、複数の取付具１００を設置して取付ブラケット２００に係接させることで、その支持力を向上させる。

本実施例における取付装置は、一つの取付ブラケット２００に複数の取付具１００を設置することができるので、取付装置の支持力を高め、通信機器の取付数および装置の安全性をさらに高めることができる。

図２に示すように、一実施例において、取付具１００は取付面１１０を含み、取付面１１０は粗面１１１を有する。実際に取り付ける時に、必要とする取付場面（例えば、保持柱、壁面など）に密着させるために、取付面１１０を、必要とする取付場面に向けて設置する。

本実施例における取付具１００は粗面を有するので、容易に落ちないように取付具１００をより強固に壁面に取り付けることができるので、取付装置の支持力をさらに高め、より強固で信頼性のあるものとする。

一実施例において、取付面１１０は、平らな壁面に可能な限り密着させて使用し、その安定性を高めるために、平面とすることができる。

一実施例において、取付面１１０には、Ｖ型構造又はアリ溝構造などの凹み構造が設けられてもよい。粗面１１１は凹み構造の表面に設けられている。粗面１１１を設けることにより、取付面１１０に、固定や取付時に一定の摩擦力を発生させ、取付具が落ちにくいようにする。

本実施例における取付具１００は、凹み構造を有する。実際に取り付ける時に、凹み構造を保持柱や旗竿などの円柱状の取付場面に向けて設置し、取付具１００と保持柱や旗竿との接触面を大きくすることで、取付装置の支持力と安定性をさらに高めることができる。

一実施例において、粗面１１１は、取付装置の支持力と安定性をさらに高めるために、鋸歯状表面構造であってもよいし、滑らかでない表面構造であってもよい。粗面１１１の具体的な構造は上記の２つの表面構造に限定されず、表面構造を変化させることにより滑り止め効果を生じさせる構造であれば、いずれも本願の実施例に含まれる範囲内である。

図３と図２７に示すように、一実施例において、取付具１００はさらに第１固定孔１２０を含み、長棒などの接続具が第１固定孔１２０を貫通することで別の取付具１００と接続する。第１固定孔１２０の形状構造及び数は、図３に示すものに限定されず、必要に応じて変更することができる。例えば、他の取付具１００との固定接続を実現するために、例えば２つ又は４つ等の数の第１固定孔１２０を設けてもよい。複数の取付具１００は、スクリューとナットを組み合わせて取り付けて使用することができる。取付具１００が２つである場合を例にとると、取り付ける時に、２つの取付具１００はそれぞれ保持柱又は旗竿の両側に設けられ、且つ、凹み構造はいずれも保持柱又は旗竿の表面に向けて設けられる。保持柱や旗竿は円柱形で直径が小さいため、保持柱や旗竿に設置されるよく見られる取付装置の支持力が比較的低く、安定性が比較的悪い。また、一部の取付装置は、取付装置の支持力を高めるために、追加の複雑な部品を採用したり、大きな外力を加えて部品を保持柱や旗竿内にはめ込むこともある。それに対して、本実施例の取付装置を採用する場合、２つの取付具１００を協働させて使用することにより、取付装置の保持柱や旗竿の応用場面での簡単な取付と比較的良い支持力および安定性を実現することができ、さらに、取付装置によって取付可能な機器の数をより多くすることができる。

図４と図５に示すように、一実施例において、取付ブラケット２００は第１接続部２１０を備え、第１接続部２１０には第１凸起２１１が設けられている。取付ブラケット２００は第１凹溝２２０をさらに含む。第１凸起２１１と第１凹溝２２０は、反対する両側に設けられている。図８～９を参照し、取付サポータ３００は第２接続部３１０を含み、第２接続部３１０の下方に第２凹溝３１１が設けられている。取付サポータ３００は第２凸起３２０をさらに含む。第２凹溝３１１と第２凸起３２０は、反対する両側に設けられている。図１０に示すように、第１凸起２１１は、取付サポータ３００と取付ブラケット２００との摺動的な係接を実現するために、第２凹溝３１１に設置することが可能である。第２凸起３２０は、取付サポータ３００と取付ブラケット２００との摺動的な係接を実現するために、第１凹溝２２０に設置することが可能である。

本実施例において、取付ブラケット２００と取付サポータ３００は、凹溝と凸起構造によって摺動的な係接を実現しているので、取付機器の位置を迅速かつ容易に調整できる。それとともに、一つの取付ブラケット２００に複数の取付サポータ３００を設けることができるので、取付装置上の取付機器の数を増やすことができる。

一実施例において、取付ブラケット２００には、さらにいくつかの第２固定孔２６０が設けられており、第２固定孔２６０の数と位置の設定は、図５に示す数と位置の設定に限定されず、取付の需要に応じて設定することができる。取付具１００が取付ブラケット２００に摺動的に係接している場合、この第２固定孔２６０によって、取付具１００を取付ブラケット２００に固定できるようにすることが可能で、取付具１００の取付ブラケット２００上での安定性を保証し、簡単に揺れないようにする。

一実施例において、取付サポータ３００にはさらに、いくつかの第３固定孔３３０が設けられている。図２２を参照し、いくつかのねじを使用して第３固定孔３３０を通して、必要な取付機器を取付サポータ３００の一方側に搭載する。実際の使用において、取付サポータ３００によって取付機器を搭載する方法は、図２２に示す取付方法に限定されず、図２３に示すように、取付機器の他方側にいくつかの取付サポータ３００を取り付けて搭載してもよい。異なる搭載方法によっては、取付機器を、本実施例の取付装置によって、保持柱、壁体、山形鋼鉄塔を含むが、これに限定されない複数の異なる取付場面に適応できるようにする。一方、図２２に示す取付方法によって、単一の取付ブラケット２００に複数の取付機器を搭載することが可能である。取付機器の数とタイプだけに限らず、例えば、異なる大きさ、幅およびタイプの取付設備は、取付サポータ３００を介して搭載して取り付けてから、それを取付ブラケット２００に搭載することで取付を完成させることができるので、様々な取付場面を満たすことができる。

図１５に示すように、一実施例において、取付装置はロック４００をさらに含む。取付機器の取付位置を確定した後、取付ブラケット２００と取付サポータ３００が相対的に摺動することを避けるために、ロック４００によって取付ブラケット２００と取付サポータ３００を締め付けることができる。

一実施例において、図１５を参照し、取付ブラケット２００は、位置制限部材２３０をさらに含む。位置制限部材２３０は、取付ブラケット２００の第１凸起２１１の両端に設けられている。位置制限部材２３０により、取付サポータ３００とロック４００が取付ブラケット２００から滑って抜けることを回避することができる。位置制限部材２３０は位置制限ねじとすることができる。

図１１～１２に示すように、ロック４００は、第３凹溝４１０と、締め付け具４２０とを含む。図１３、１６に示すように、取付ブラケット２００の第１接続部２１０は、第３凹溝４１０に設置することによって、ロック４００と取付ブラケット２００との摺動的な係接を実現することが可能である。図１４、１５に示すように、取付ブラケット２００には、複数の取付サポータ３００を締め付けるために、複数のロック４００を設けてもよい。

本実施例において、ロック４００と取付ブラケット２００は摺動的に係接できるので、取付機器の位置調整と締め付けが容易になる。同時に、取付ブラケット２００に複数のロック４００を設けることができるので、取付装置上に設置できる取付機器の数をさらに増やすことができる。

図１７及び図３０に示すように、前記取付ブラケット２００と前記取付サポータ３００とが前記ロック４００を通して固定接続されている場合、取付サポータ３００の第２接続部３１０における第２凸起３２０は、取付ブラケット２００の第１接続部２１０における第１凹溝２２０内に設置され、且つ、第１接続部２１０と第２接続部３１０は、ロック４００の第３凹溝４１０に部分的に設置される。

一実施例において、図１７を参照し、取付サポータ３００の上端面、すなわち第２凹溝３２０から遠く離れた側には第４凹溝３１２が設けられている。締め付け具４２０は、ロック４００の上部を貫通し、且つ、第４凹溝３１２の中に部分的に深く入り込むことで、取付ブラケット２００と取付サポータ３００との締め付けを実現する。

図１９を参照し、取付サポータ３００の第２接続部３１０の上面、すなわち第２凹溝３２０から遠く離れた側には第２係接部３１３が設けられている。ロック４００の第３凹溝４１０の内面、すなわち第２接続部に向かう面には、第１係接部４１１が設けられている。第２係接部３１３と第２係接部４１１は、ロック４００、取付サポータ３００および取付ブラケット２００を締め付けるために、嵌め合うように設けることができる。

一実施例において、図１９を参照し、第１係接部４１１は凹溝として設けてもよく、第２係接部３１３は、第１係接部４１１と嵌合可能な凸起として設けてもよい。逆に、図２０を参照し、第１係接部４１１を凸起として設け、第２係接部３１３を第１係接部４１１と嵌め合う凹溝として設けてもよい。

一実施例において、図２１を参照し、第１係接部４１１は、上部が広く、中間が狭く、下部が広い開口として設けられ、第２係接部３１３は、下部が広く、中間が狭く、上部が広い凸部として設けられ、第１係接部４１１と第２係接部３１３は、摺動溝式のロックとして設けられている。

実際の応用において、図２４、図２５および図２６を参照し、取付機器が取付サポータ３００に搭載された場合、取付ブラケット２００とロック４００を一つに摺動的に係接させてから、取付機器が搭載された取付サポータ３００を取付ブラケット２００に置いて摺動的に係接させ、そしてロック４００によって取付サポータ３００と取付ブラケット２００を掛け合えるようにロック４００を押すことで、取付ブラケット２００、取付サポータ３００とロック４００の取付プロセスを完成させる。

実際の応用において、図２９を参照し、本願の実施例における取付装置は壁体に搭載でき、取付具を壁体に固定し、取付ブラケット２００、いくつかのロック４００といくつかの取付サポータ３００を組み合わせて、複数の取付機器を搭載する。図１８、図２７および図２８を参照し、本願の実施例の取付装置は、保持柱に搭載することもでき、２本の長いねじ棒で２つの取付具１００を接続することで保持柱を挟みこみ、取付ブラケット２００、いくつかのロック４００およびいくつかの取付サポータ３００を組み合わせて複数の取付機器を搭載することで、複数の取付機器を同時に保持柱に取り付けることができ、落ちにくく、取付機器の種類と数量に制限されることもない上に、様々な取付場面に適する。一方、取付具１００も同様に取付ブラケット２００、取付サポータ３００およびロック４００によって他の取付機器の搭載を実現できるので、取付空間を増やし、安定性を保証し、取付機器の取付数の向上と取付機器の取付後の安定性を実現する。

本願の取付装置を採用することにより、取付する必要のある機器の取付プロセスが簡単且つ迅速になり、取付作業者がより便利で効率的に機器を取り付けられるようになる。本願の一実施例において、前記取付装置はさらに、ロックを含み、前記ロックは、前記取付ブラケットと前記取付サポータを締め付けるように構成されている。

本願の第２実施例は通信装置を提供する。この通信装置は、通信機器と、本願の第１実施例の取付装置とを含む。

本願の実施例が提供する取付装置によれば、この装置は少なくとも取付具、取付ブラケット及び取付サポータとの３つの部分を含み、取付具は、一方側が取付ブラケットと摺動的に係接し、他方側が設備を取り付ける必要のある壁面、保持柱などの応用場面と固定され、取付サポータは、一方側が取付ブラケットと摺動的に係接し、他方側が搭載する必要のある機器と固定され、取付具と取付サポータは、取付ブラケットの異なる両側にそれぞれ設けられている。取付具、取付ブラケットと取付サポータの構造の組み合わせにより、取付具、取付ブラケットと取付サポータを一つに摺動的に係接させることができる。この取付装置によって、設置する必要のある機器の取付プロセスが便利で迅速になり、取付空間をより合理的に利用できるようになるので、取付作業者がより便利で効率的に機器を取り付けられるのを実現するとともに、取付空間の利用率も向上させる。

以上では、本願の好適な実施例について説明したが、本願は上記実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本願の本質に反することなく、本願の請求の範囲に限定された範囲内に含まれる様々な等価的変形又は置換を行うこともできる。

１００ 取付具
１１０ 取付面
１１１ 粗面
１２０ 第１固定孔
１３０ 上係着板
１３０ 下係着板
２００ 取付ブラケット
２１０ 第１接続部
２１１ 第１凸起
２２０ 第１凹溝
２３０ 位置制限部材
２４０ 上摺動溝
２５０ 下摺動溝
２６０ 第２固定孔
３００ 取付サポータ
３１０ 第２接続部
３１１ 第２凹溝
３１２ 第４凹溝
３１３ 第２係接部
３２０ 第２凸起
３３０ 第３固定孔
４００ ロック
４１０ 第３凹溝
４１１ 第１係接部
４２０ 締め付け具

図１９を参照し、取付サポータ３００の第２接続部３１０の上面、すなわち第２凹溝３２０から遠く離れた側には第２係接部３１３が設けられている。ロック４００の第３凹溝４１０の内面、すなわち第２接続部に向かう面には、第１係接部４１１が設けられている。第２係接部３１３と第１係接部４１１は、ロック４００、取付サポータ３００および取付ブラケット２００を締め付けるために、嵌め合うように設けることができる。

Claims (11)

1. 取付具と、
   前記取付具と摺動的に係接する取付ブラケットと、
   前記取付ブラケットと摺動的に係接する取付サポータと、を含み、
   前記取付具と前記取付サポータは、前記取付ブラケットの両側にそれぞれ設けられている
   取付装置。
2. 前記取付具はさらに、取付面を含み、前記取付面は取付ブラケットから遠く離れた側に設けられており、前記取付面は粗面を有する
   請求項１に記載の装置。
3. 前記取付ブラケットは、
   少なくとも一つの取付具と摺動的に係接する形式、又は
   少なくとも一つの取付ブラケットと摺動的に係接する形式、
   とのうちの少なくとも１つの形式に構成されている
   請求項１に記載の装置。
4. 前記取付ブラケットは第１凸起を含み、前記取付サポータは第２凹溝を含み、前記取付ブラケットと前記取付サポータとは、第１凸起と第２凹溝との嵌め合いによって、摺動的な係接を実現する
   請求項３に記載の装置。
5. 前記取付ブラケットはさらに第１凹溝を含み、前記取付サポータはさらに第２凸起を含み、前記取付ブラケットと前記取付サポータとは、さらに第１凹溝と第２凸起との嵌め合いによって、摺動的な係接を実現する
   請求項３又は４に記載の装置。
6. 前記装置はさらに、ロックを含み、前記取付ブラケットと前記取付サポータは、前記ロックにより固定接続されている
   請求項１に記載の装置。
7. 前記ロックは第３凹溝を含み、前記取付ブラケットはさらに第１接続部を含み、前記ロックと前記取付ブラケットは、前記第３凹溝と前記第１接続部との嵌め合いによって、摺動的な係接を実現する
   請求項６に記載の装置。
8. 前記取付サポータはさらに第２接続部を含み、前記取付ブラケットと前記取付サポータが前記ロックにより固定接続されている場合、前記第１接続部と前記第２接続部は、前記第３凹溝に少なくとも部分的に配置されている
   請求項７に記載の装置。
9. 前記ロックはさらに締め付け具を含み、前記取付サポータにはさらに第４凹溝が設けられており、前記取付ブラケットと前記取付サポータ（３００）は、前記締め付け具と前記第４凹溝との嵌め合いによって固定接続を実現する
   請求項８に記載の装置。
10. 前記第３凹溝には第１係接部が設けられ、前記第２接続部には第２係接部が設けられており、前記取付ブラケットと前記取付サポータが前記ロックにより固定接続されている場合、前記第１係接部と前記第２係接部とが嵌め合っている
    請求項８又は９に記載の装置。
11. 請求項１～１０の何れか一項に記載の取付装置を含む通信装置。

Images