JP3241596U - 折畳式三角コーン - Google Patents
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Abstract
【課題】設置や分解作業、さらには保管や運搬作業も容易となり、使用勝手を向上させることができる折畳式三角コーンを提供する。【解決手段】三角錐または三角錐台の3つの斜面を形成するように連結した折畳式三角コーンであって、2つの斜面はそれぞれ斜面用プレート11によって隣接する2枚の斜面用プレート11、11の斜辺11b、11b同士が折れ曲り可能に連結して三角錐または三角錐台の斜面を形成し、残りの1つの斜面は、その斜面の上端部中央から下辺に向かって下ろした垂辺12d、12dにて折れ曲ることにより他の斜面を形成する2分割斜面用プレート12、12が近接して折り畳めるように構成している。【選択図】図8
Description
本考案は、主に通路や床面の掃除等の際に設置する三角コーンに関し、特に、折畳み可能に構成した折畳式三角コーンに関する考案である。
道路等の屋外における工事現場や工事個所等においては、通行者等の安全を確保するため、通常、合成樹脂等で一体成形された赤色や黄色等の円錐形状の三角コーンを設置しており、さらには間隔を空けて設置した各三角コーンの頂点に長尺のコーンバー両端のリングを嵌めて、三角コーンで囲った箇所に通行者等が立ち入らないようにする場合もある。しかし、このような合成樹脂等で形成された三角コーンは、屋外での使用を前提としているため、風や振動等で転倒しないよう重量があると共に、重ねることは可能であるが折畳みが不可であるため保管時や運搬時にかさ張っていた。
そのため、主に商業店舗やビル、空港等の屋内使用を目的として、屋外で使用する三角コーンの素材よりも比較的軽量で薄手の樹脂板等を使用して分解可能に構成した三角コーンが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
しかし、上述の特許文献1に開示された三角コーンは、使用時は3枚のプレートに設けられた係止孔にフックを通して正三角錐形状に構成できるものの、不使用時は係止孔からフックを取り外して1枚のプレートに展開するように構成しているため、使用時に3枚のプレートそれぞれの係止孔にフックを通す作業を必要であり、設置(組立)や分解作業に手間がかかるという問題があった。
また、特許文献2に開示された三角コーンは、1のプレートに設けられたボタン等の止め具によって他のプレートに止める構成であり、特許文献1に開示された折畳式三角コーンと同様に設置(組立)や分解作業に手間がかかるという問題があった。
特に、三角コーンは、屋外に限らず屋内においても1個のみ設置するケースは少なく、複数個設置して人が立入らない立入禁止エリア等を示す場合が多いため、複数個の三角コーンを保管する必要があると共に、複数個の三角コーンを設置する必要があり、個数の増加に伴い、三角コーンの保管スペースや、その設置(組立)や分解作業に手間がかかると共に、時間も要し、負担が大きくなっていた。
そこで、本考案はこのような問題点に着目してなされたもので、設置(組立)や分解作業、さらには保管や運搬作業も容易となり、使用勝手等を向上させることができる折畳式三角コーンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案に係る折畳式三角コーンは、三角錐または三角錐台の3つの斜面を複数の斜面用プレートによって形成した折畳式三角コーンであって、前記複数の斜面用プレートは、それぞれ、隣接する他の斜面用プレートと折れ曲り可能に連結して三角錐または三角錐台の3つの斜面を形成し、その3つの斜面の内、少なくとも1つの斜面を形成する斜面用プレートは、その斜面の上端部中央から底辺に向かって下ろした折曲線に基づいて折れ曲ることにより他の斜面を形成する斜面用プレートが近接して折り畳めるように構成されていることを特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さは、前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面以外の他の斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さよりも低く形成されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートそれぞれにおける前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの上辺よりも高い箇所には、貫通孔が設けられていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記貫通孔には、吊下げ部材が通されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートには、長尺のコーンバー部材の基端部が回動可能に設けられており、そのコーンバー部材の先端部には、他の折畳式三角コーンの帯状のコーンバー部材の先端部と連結する連結部が設けられていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記コーンバー部材は、帯状でかつ板状の複数のコーンバープレートの端部を回動可能に連結して、折畳および伸縮可能に構成されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記コーンバー部材の折畳時の長さは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートの高さ以下であることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さは、前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面以外の他の斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さよりも低く形成されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートそれぞれにおける前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの上辺よりも高い箇所には、貫通孔が設けられていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記貫通孔には、吊下げ部材が通されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートには、長尺のコーンバー部材の基端部が回動可能に設けられており、そのコーンバー部材の先端部には、他の折畳式三角コーンの帯状のコーンバー部材の先端部と連結する連結部が設けられていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記コーンバー部材は、帯状でかつ板状の複数のコーンバープレートの端部を回動可能に連結して、折畳および伸縮可能に構成されていることも特徴とする。
また、本考案に係る折畳式三角コーンでは、前記コーンバー部材の折畳時の長さは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートの高さ以下であることも特徴とする。
本考案に係る折畳式三角コーンでは、三角錐または三角錐台の3つの斜面の内、少なくとも1つの斜面を形成する斜面用プレートは、その斜面の上端部中央から底辺に向かって下ろした折曲線に基づいて折れ曲ることにより他の斜面を形成する斜面用プレートが近接して折り畳めるように構成している。
そのため、本考案に係る折畳式三角コーンは、容易に折畳んだり拡げることができるので、設置(組立)や分解作業を容易に行うことができると共に、保管や運搬もが容易に行うことが可能となり、三角コーン使用勝手や保管性、運搬性等を向上させることができる。
そのため、本考案に係る折畳式三角コーンは、容易に折畳んだり拡げることができるので、設置(組立)や分解作業を容易に行うことができると共に、保管や運搬もが容易に行うことが可能となり、三角コーン使用勝手や保管性、運搬性等を向上させることができる。
以下、本考案に係る実施形態1,2の折畳式三角コーン1を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態1,2はあくまで本考案の一例であり、本考案は下記の実施形態1,2に限定されるものではなく、本考案の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
実施形態1.
<実施形態1の折畳式三角コーン1の構成>
本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1は、拡げた際に三角錐台の形状になるように構成した三角コーンであって、図1~図3に示すように底辺と一対の斜辺と上辺とを有する台形の形状に形成された2枚の斜面用プレート11,11と、その斜面用プレート11を後述するようにその上辺の中間点から底辺に向かって下ろした折曲線で2分割した2枚の2分割斜面用プレート12,12と、吊下げ紐13等によって構成されている。尚、図1において14aは斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を折曲げ可能に連結するための布製ガムテープ、14bは作業中等であることを示す標識テープである。また、図2および図3では、図1では図示していた吊下げ紐13や布製ガムテープ14a、標識テープ14bは図示を省略している。
<実施形態1の折畳式三角コーン1の構成>
本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1は、拡げた際に三角錐台の形状になるように構成した三角コーンであって、図1~図3に示すように底辺と一対の斜辺と上辺とを有する台形の形状に形成された2枚の斜面用プレート11,11と、その斜面用プレート11を後述するようにその上辺の中間点から底辺に向かって下ろした折曲線で2分割した2枚の2分割斜面用プレート12,12と、吊下げ紐13等によって構成されている。尚、図1において14aは斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を折曲げ可能に連結するための布製ガムテープ、14bは作業中等であることを示す標識テープである。また、図2および図3では、図1では図示していた吊下げ紐13や布製ガムテープ14a、標識テープ14bは図示を省略している。
(斜面用プレート11,11)
2枚の斜面用プレート11,11は、それぞれ、例えば、後述する図4(a)に示すようにポリプロピレンシートやポリカーボネート板等の長方形状の樹脂板10を図4(b)に示すようにカットして、上辺11aと、一対の斜辺11b,11bと、底辺11cとを有する等脚台形の形状に形成されている。
2枚の斜面用プレート11,11は、それぞれ、例えば、後述する図4(a)に示すようにポリプロピレンシートやポリカーボネート板等の長方形状の樹脂板10を図4(b)に示すようにカットして、上辺11aと、一対の斜辺11b,11bと、底辺11cとを有する等脚台形の形状に形成されている。
2枚の斜面用プレート11,11には、図4(b)に示すように2枚の2分割斜面用プレート12,12の上辺12aよりも高い位置にパンチ等(図示せず。)によって貫通孔11d,11dを設け、補強のため金属製のハトメ等を取付けている。
尚、貫通孔11d,11dは、2枚の斜面用プレート11,11をカットする前、およびカットした後に設けても良いし、さらには、2枚の斜面用プレート11,11と2枚の2分割斜面用プレート12,12とを後述するように布製ガムテープ14aによって三角錐台を構成するように連結した後に、パンチ等によって設けても良い。
(2分割斜面用プレート12,12)
2枚の2分割斜面用プレート12,12は、それぞれ、斜面用プレート11,11と同様に図4(a)に示すようにポリプロピレンシートやポリカーボネート板等の長方形状の樹脂板10を図4(b)に示すようにカットして製作される部位で、上辺12aと、斜辺12bと、底辺12cと、斜辺12bに対向する垂辺12dとを有する直角台形の形状に形成されている。
2枚の2分割斜面用プレート12,12は、それぞれ、斜面用プレート11,11と同様に図4(a)に示すようにポリプロピレンシートやポリカーボネート板等の長方形状の樹脂板10を図4(b)に示すようにカットして製作される部位で、上辺12aと、斜辺12bと、底辺12cと、斜辺12bに対向する垂辺12dとを有する直角台形の形状に形成されている。
尚、図4(a)において、符号の12’は樹脂板10をカットして2枚の斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を製作した際に残った余り片で、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1の製作には使用しない。
ここで、図4(a)に示すように斜面用プレート11の底辺11cの幅をW1とし、2枚の2分割斜面用プレート12,12の底辺12c,12cそれぞれの幅をW2とすると、W1=W2+W2=2×W2の関係が成立している。
また、図4(a)に示すように2枚の2分割斜面用プレート12,12を製作する際に余り片12’を切り取っているため、斜面用プレート11の高さ、つまり樹脂板10の高さをH1とし、2分割斜面用プレート12,12の高さ、つまり垂辺12dの長さをH2とすると、H1>H2の関係が成立している。
(吊下げ紐13)
吊下げ紐13は、上述した2枚の斜面用プレート11,11の斜辺11b,11bと、2分割斜面用プレート12,12の斜辺12bおよび垂辺12dを後述するように布製ガムテープ14によって繋ぎ合わせて三角錐台を構成した後、2枚の斜面用プレート11,11上部に設けた貫通孔11d,11dに通す部材で、木綿等の天然糸やナイロン等の吊下げ紐でも良い。またワイヤーや金属製の開閉するカードリング等でも良い。
吊下げ紐13は、上述した2枚の斜面用プレート11,11の斜辺11b,11bと、2分割斜面用プレート12,12の斜辺12bおよび垂辺12dを後述するように布製ガムテープ14によって繋ぎ合わせて三角錐台を構成した後、2枚の斜面用プレート11,11上部に設けた貫通孔11d,11dに通す部材で、木綿等の天然糸やナイロン等の吊下げ紐でも良い。またワイヤーや金属製の開閉するカードリング等でも良い。
<実施形態1の折畳式三角コーン1の組立方法等>
次に、以上のように構成された実施形態1の折畳式三角コーン1の組立方法の一例について、図面を参照して説明する。
次に、以上のように構成された実施形態1の折畳式三角コーン1の組立方法の一例について、図面を参照して説明する。
図4(a),(b)に示すように長方形状の樹脂板10を、折畳式三角コーン1の3つの斜面を構成する2枚の斜面用プレート11,11と、2枚の2分割斜面用プレート12,12にカットした後、斜辺11b,12b同士を2mm程度の間隔を空けながら突き合わせて並べ、図5(a)に示すように短く切った布製ガムテープ14aによって適当な間隔を空けて仮止めする。尚、図4(a),(b)では、斜面用プレート11,11となる部位に予め貫通孔11d,11dを設けているが、後述するように斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を布製ガムテープ14によって三角錐台の形状に組立てた後に貫通孔11d,11dを設けるようにしても勿論良い。
次に、図5(a)に示すようにガムテープ片14によって仮止めして平面状に連結した2枚の斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を裏返し、図5(b)に示すように仮止めした斜辺11b,12bを上端部から下端部まで布製ガムテープ14aを貼り付けて折り曲げ可能に連結する。尚、図5(a)は布製ガムテープ14aによって仮止めした裏側の状態を示しており、図5(b)は斜辺11b,12bを上端部から下端部まで布製ガムテープ14aで貼り付けた表側の状態を示している。
次に図6(a)に示すように布製ガムテープ14aを貼り付けていない2枚の2分割斜面用プレート12,12の垂辺12c,12c同士を近付けて表側から垂辺12c,12cの上端部から下端部まで接着する共に、垂辺12c,12cの裏側も上端部から下端部まで布製ガムテープ14aを貼り付けて連結してカットした布製ガムテープ14aによって仮止めした斜辺11b,12bの裏側も再度、布製ガムテープ14aによって端部から下端部まで貼り付けて連結する。すると、図6(a)に示すように吊下げ紐13無しの折畳式三角コーン1が完成する。
その後は、吊下げ紐13無しの折畳式三角コーン1を完成させる前に貫通孔11d,11dを設けていた場合は、貫通孔11d,11dに吊下げ紐13を通して実施形態1の折畳式三角コーン1が完成する。
これに対し、吊下げ紐13無しの折畳式三角コーン1を完成させる前に貫通孔11d,11dを設けていない場合は、2枚の斜面用プレート11,11と2枚の2分割斜面用プレート12,12とを布製ガムテープ14aによって三角錐台を構成するように連結した後に、2枚の斜面用プレート11,11における2分割斜面用プレート12,12の上辺12aよりも高い位置にパンチ等(図示せず。)によって貫通孔11d,11dを設け、補強のため金属製のハトメ等を取付けた後、貫通孔11d,11dに吊下げ紐13を通して実施形態1の折畳式三角コーン1が完成する。
そして、必要あれば、図6(b)に示すように“作業中”等の言葉が書かれた標識シール14bを貼り付ける。尚、図1に示す実施形態1の折畳式三角コーン1では、“作業中”等の言葉が書かれた標識シール14bを貼り付けた状態で示している。ただし、標識シール14bの貼り付けは任意である。
<実施形態1の折畳式三角コーン1の使用方法等>
次に、以上のように構成された実施形態1の折畳式三角コーン1の使用方法等について、図面を参照して説明する。
次に、以上のように構成された実施形態1の折畳式三角コーン1の使用方法等について、図面を参照して説明する。
実施形態1の折畳式三角コーン1は、主に屋内(室内)で使用する三角コーンで、例えば、図7に示すように商業施設やビル、オフィス、空港、学校等の屋内(室内)において適当な間隔を空けて床面2に複数個(図5では、5個であるが、5個に限定されるものではない。)設置して、掃除や工事等のため、歩行者や通行者等に対し立入禁止エリアを示すために使用する。尚、屋外で使用することも当然できる。
そして、図7に示すように実施形態1の折畳式三角コーン1を床面2に複数個設置後、掃除や工事等の作業が完了すると、作業者は、例えば、図8(布製ガムテープ14aおよび標識テープは図示を省略。)に示すように各折畳式三角コーン1の上部に設けた吊下げ紐13を摘まんで持ち上げる。
すると、吊下げ紐13は、2枚の斜面用プレート11,11上部に設けた貫通孔11d,11dに通されているため、吊下げ紐13を摘まんで持ち上げることにより、2枚の斜面用プレート11,11の内側面が近付いて、2枚の2分割斜面用プレート12,12が垂辺12d,12dが内側、つまり2枚の斜面用プレート11,11の斜辺11b,11b同士の連結部位に近付き、2枚の斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12は重なって折り畳まれる。
そのため、作業員は、例えば、図9(布製ガムテープ14aおよび標識テープは図示を省略。)に示すように折り畳まれた複数(図9では、例えば、3個図示しているが、これに限定されるものではない。)の折畳式三角コーン1それぞれの吊下げ紐13にカラビナ3等を通してまとめ、倉庫等に持ち運んで保管することが可能であると共に、次の作業場所に持ち運んで使用することもできる。
尚、折り畳まれた実施形態1の折畳式三角コーン1を使用する場合は、複数の折畳式三角コーン1をまとめておいたカラビナ3等から取り外した後、例えば、図10(布製ガムテープ14aおよび標識テープは図示を省略。)に示すように折畳式三角コーン1の2枚の2分割斜面用プレート12,12それぞれの上辺12a,12aに指をかけて手前に引くと、折り重なっていた2枚の2分割斜面用プレート12,12が広がり、2枚の2分割斜面用プレート12,12が面一または面一前後の状態になると、三角錐台形状の折畳式三角コーン1にすることができる。
ここで、2分割斜面用プレート12,12の上辺12a,12aは、斜面用プレート11,11の上辺11a,11aよりも30mm前後低く、上辺12a,12aの幅W4(図4(b)参照。)が上辺11a,11aの幅W3(図4(a)参照。)よりも大きいため、作業員が折畳み状態の折畳式三角コーン1を拡げる際に、内側で折り重なっている2枚の2分割斜面用プレート12,12の上辺12a,12aに指を掛け易く構成されており、作業勝手が向上している。
<本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1のまとめ>
以上説明したように本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1は、2枚の斜面用プレート11,11と、垂辺12d,12d同士を突き合わせて2枚連結すると1枚の斜面用プレート11の底辺11cの幅W1とほぼ同じ幅となる2枚の2分割斜面用プレート12,12とを布製のガムテープ14等によって折曲げ可能に連結して三角錐台の3つの斜面を構成し、その3つの斜面の内、1つの斜面を構成する2枚の2分割斜面用プレート12,12は、その斜面の上端部中央から底辺に向かって下ろした折曲線である垂辺12d,12dの連結部にて折れ曲ることにより他の斜面を形成する2枚の斜面用プレート11,11が近接して折畳式三角コーン1が折り畳めるように構成する。
以上説明したように本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1は、2枚の斜面用プレート11,11と、垂辺12d,12d同士を突き合わせて2枚連結すると1枚の斜面用プレート11の底辺11cの幅W1とほぼ同じ幅となる2枚の2分割斜面用プレート12,12とを布製のガムテープ14等によって折曲げ可能に連結して三角錐台の3つの斜面を構成し、その3つの斜面の内、1つの斜面を構成する2枚の2分割斜面用プレート12,12は、その斜面の上端部中央から底辺に向かって下ろした折曲線である垂辺12d,12dの連結部にて折れ曲ることにより他の斜面を形成する2枚の斜面用プレート11,11が近接して折畳式三角コーン1が折り畳めるように構成する。
そのため、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、2分割斜面用プレート12,12を垂辺12d,12dにて折り畳むことにより折畳式三角コーン1が折り畳むことができると共に、垂辺12d,12dにて折り畳まれた2枚の2分割斜面用プレート12,12を拡げることにより折畳式三角コーン1を完成させることができるので、設置(組立)や分解作業が非常に簡単で保管や運搬作業も容易となり、使用勝手、保管性、運搬性等を向上させることができる。
特に、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、折り畳む際に、2枚の2分割斜面用プレート12,12は、垂辺12d,12dが他の斜面を構成する2枚の斜面用プレート11,11同士を連結した斜辺11b,11bに向かって近付くように折り曲げて重ねることができる。
そのため、折り畳んだ状態の実施形態1の折畳式三角コーン1を保管する際、投影面積が小さくなるので、保管スペースを削減することができる。
また、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、垂辺12d,12dにて折れ曲がる2分割斜面用プレート12,12における底辺12c,12cから上辺12a,12aまでの高さH2(図4(a)参照。)は、折れ曲らない他の2つの斜面を構成する2枚の斜面用プレート11,11における底辺11c,11cから上辺11a,11aまでの高さH1(図4(a)参照。)よりも低く形成している。
そのため、実施形態1の折畳式三角コーン1を折り畳んだ際に、最も内側で垂辺12d,12dで折れ曲がって重なる2枚の2分割斜面用プレート12,12それぞれの上辺12a,12aは、それらの外側で折り重なることになる2枚の斜面用プレート11,11それぞれの上辺11a,11aよりも30mm前後低くなり、しかも上辺12a,12aの幅W4(図4(b)参照。)が上辺11a,11aの幅W3(図4(a)参照。)よりも大きく、W4>W3となるので、作業員が折畳み状態の折畳式三角コーン1を拡げる際に、内側で折り重なっている2枚の2分割斜面用プレート12,12それぞれの上辺12a,12aに指を掛けて拡げ易くなり、折畳式三角コーン1を設置する際の作業効率を向上させることができる。
また、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、斜面用プレート11,11には、2分割斜面用プレート12,12の上辺12a、12aよりも高い位置にそれぞれ貫通孔11c,11cを設けている。
そのため、貫通孔11c,11cにハトメ(図示せず。)を取付けた際、通常、ハトメ(図示せず。)は金属製で斜面用プレート11,11よりも内外に突出するが、折畳式三角コーン1を折り畳んだ場合でも、貫通孔11c,11cに取付けたハトメ(図示せず。)は斜面用プレート11,11の内側で折り重なる2枚の2分割斜面用プレート12,12に当接しないので、折畳式三角コーン1を薄く折り畳むことが可能となり、折り畳んだ折畳式三角コーン1を効率良く保管することが可能となる。
また、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、2枚の斜面用プレート11,11の上部に設けた貫通孔11c,11cに、吊下げ紐13を通している。
そのため、複数の折畳式三角コーン1を保管する場合には、折畳式三角コーン1を折り畳んだ後、図9に示すように各折畳式三角コーン1の吊下げ紐13にカラビナ3に通してまとめることにより運搬時の利便性を向上させることができると共に、各折畳式三角コーン1の吊下げ紐13を倉庫や物置等で直接引掛けたり、さらにはカラビナ3等を介して引掛けることにより保管時のスペースを大幅に削減することができ、運搬時の携帯性や保管性等を向上させることができる。
特に、本考案に係る実施形態1の折畳式三角コーン1では、2枚の斜面用プレート11,11における2分割斜面用プレート12,12それぞれの上辺12a,12aよりも高い位置に貫通孔11c,11cを設け、吊下げ紐13を通している。
そのため、斜面用プレート11の高さH1と2分割斜面用プレート12の高さH2とが同じ場合、折畳式三角コーン1を折り畳んだ際に2分割斜面用プレート12,12の折り目となる垂辺12c,12cが吊下げ紐13と干渉し易くなるが、本実施形態1の折畳式三角コーン1の場合、高さH1,H2が異なることにより2分割斜面用プレート12,12の折り目となる垂辺12c,12cが吊下げ紐13と干渉し難くなるので、折畳式三角コーン1を折り畳んだ際の厚さを薄くしたり、吊下げ紐13の耐久性等を向上させることができる。
実施形態2.
本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’は、上述した実施形態1の折畳式三角コーン1に対し帯状である長尺のコーンバー部材であるコーンバープレート15,15’を回動可能に追加した点を特徴としている。尚、実施形態1の折畳式三角コーン1と同じ構成には、同じ符号を付して説明は省略する。
本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’は、上述した実施形態1の折畳式三角コーン1に対し帯状である長尺のコーンバー部材であるコーンバープレート15,15’を回動可能に追加した点を特徴としている。尚、実施形態1の折畳式三角コーン1と同じ構成には、同じ符号を付して説明は省略する。
図11(a),(b)は、それぞれ、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’の平面図、正面図である。また、図12(a),(b)は、それぞれ、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’の右側面図、背面図である。
本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’は、実施形態1の折畳式三角コーン1に帯状である長尺のコーンバープレート15,15’を回動可能に設けたもので、図11および図12に示すように2つの斜面をそれぞれ構成する2枚の斜面用プレート11,11の上部に設けた貫通孔11c,11cにハトメ(図示せず。)等によって回動可能に連結している。
コーンバープレート15,15’は、基端部が斜面用プレート11,11の上部に設けた貫通孔11c,11cにハトメ(図示せず。)等によって回動可能に連結された第1コーンバープレート15a,15a’と、第1コーンバープレート15a,15a’の先端部にハトメ15c,15c’等によって回動可能に連結された第2コーンバープレート15b,15b’とで折畳可能に構成している。
そして、図12(a)に示すように第1コーンバープレート15a,15a’の長さをL1とし、第2コーンバープレート15b,15b’の長さをL2とすると、第1コーンバープレート15a,15a’および第2コーンバープレート15b,15b’の下端部が斜面用プレート11,11の下端部である底辺11c,11cから突出せず、かつ、第1コーンバープレート15a,15a’と第2コーンバープレート15b,15b’とを折り畳んで重ねた際に第2コーンバープレート15b,15b’が第1コーンバープレート15a,15a’の貫通孔11d,11dのハトメ(図示せず。)に干渉しないように、H1(図4(a)参照。)≧L1>L2の関係としている。
図13は、実施形態2の折畳式三角コーン1’(吊下げ紐13や布製ガムテープ14a、標識テープ14bは図示を省略。)を2分割斜面用プレート12,12の垂辺12d、12dで切り開いた状態を示す展開図である。
図13に示す実施形態2の折畳式三角コーン1’の展開図において、左側の斜面用プレート11の貫通孔11dに回動自在に連結された第1コーンバープレート15aおよび第2コーンバープレート15bは、雄型のコーンバープレートであり、他の実施形態2の折畳式三角コーン1’の雌型の第1コーンバープレート15a’および第2コーンバープレート15b’の雌型嵌合孔15a2’,15b2’に嵌合できるように雄型フック部15a1,15b1を設けている。
また、第1コーンバープレート15aには、第2コーンバープレート15bを重ねた際、第2コーンバープレート15b先端の雄型フック部15b1が嵌合して第1コーンバープレート15aから第2コーンバープレート15bがズレないようにするための雌型嵌合孔15a2も設けている。
これに対し、図13に示す展開した実施形態2の折畳式三角コーン1’において右側の斜面用プレート11の貫通孔11dに回動自在に連結された第1コーンバープレート15a’および第2コーンバープレート15b’は、雌型のコーンバープレートであり、他の実施形態2の折畳式三角コーン1’の雄型の第1コーンバープレート15aおよび第2コーンバープレート15bの雄型フック部15a1,15b1に嵌合できるように雌型嵌合孔15a2’,15b2’を設けている。
また、右側の斜面用プレート11の第1コーンバープレート15a’には、コーンバープレートを使用しない時に第2コーンバープレート15b’を重ねた際、第2コーンバープレート15b’先端の雌型嵌合孔15b2’に嵌合して第1コーンバープレート15a’から第2コーンバープレート15b’がズレないようにするための雄型フック部15a1’を設けている。
そのため、雄型の第2コーンバープレート15bと雌型の第2コーンバープレート15b’を連結する場合は、図14(a)に示すように雄型の第2コーンバープレート15b先端の雄型フック部15b1と、雌型の第2コーンバープレート15b’先端の雌型嵌合孔15b2’とを近付け、図14(b),(c)に示すように雄型フック部15b1を雌型嵌合孔15b2’に嵌合させて連結する。
すると、図15に示すように3台の折畳式三角コーン1’を適当な間隔を空けて設置した際に、3台の各折畳式三角コーン1’のコーンバープレート15,15’の第2コーンバープレート15b,15b’同士を連結することにより、コーンバープレート15,15’の長さに基づいて3台の各折畳式三角コーン1’それぞれを離間させることができると共に、3台の各折畳式三角コーン1’それぞれをコーンバープレート15,15’によって連結することによって別途コーンバー(図示せず。)やロープ(図示せず。)等を用意することなく通行者等の立入を確実に禁止させることができる。
<本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’のまとめ>
従って、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’は、上述した実施形態1の折畳式三角コーン1に対しコーンバー部材として長尺で板状のコーンバープレート15,15’を回動可能に追加したことを特徴とするため、実施形態1の折畳式三角コーン1と同様の効果を得ることができると共に、折畳式三角コーン1’を任意の間隔を空けて配置した後、任意の間隔を空けて隣接する他の折畳式三角コーン1’との間でコーンバープレート15,15’同士を連結することにより、市販のポール状のコーンバー(図示せず。)と同じ機能を達成することができ、利便性をさらに向上させることができる。
従って、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’は、上述した実施形態1の折畳式三角コーン1に対しコーンバー部材として長尺で板状のコーンバープレート15,15’を回動可能に追加したことを特徴とするため、実施形態1の折畳式三角コーン1と同様の効果を得ることができると共に、折畳式三角コーン1’を任意の間隔を空けて配置した後、任意の間隔を空けて隣接する他の折畳式三角コーン1’との間でコーンバープレート15,15’同士を連結することにより、市販のポール状のコーンバー(図示せず。)と同じ機能を達成することができ、利便性をさらに向上させることができる。
特に、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’では、コーンバープレート15,15’は、基端部が斜面用プレート11,11の上部に設けた貫通孔11c,11cに回動可能に連結した第1コーンバープレート15a,15a’と、第1コーンバープレート15a,15a’の先端部にハトメ15c,15c’等で回動可能に連結した第2コーンバープレート15b,15b’とで折畳可能に構成している。
そのため、折畳可能に構成したことによりコーンバープレート15,15’の長さを確保することができるので、複数の折畳式三角コーン1’を設置する際の間隔も広く確保することが可能となり、この点でも利便性ないしは使用勝手を向上させることができる。
また、本考案に係る実施形態2の折畳式三角コーン1’では、コーンバープレート15,15’を構成する第1コーンバープレート15a,15a’と第2コーンバープレート15b,15b’とを折り畳んで重ねた際にコーンバープレート15,15’が斜面用プレート11,11の上下端部から突出せず、かつ、第2コーンバープレート15b,15b’が第1コーンバープレート15a,15a’の貫通孔11d,11dのハトメ(図示せず。)に干渉しないように、H1(図4(a)参照。)≧L1>L2の関係としている。
そのため、コーンバープレート15,15’を折り畳んだ際に折畳式三角コーン1’から飛び出さず、また第2コーンバープレート15b,15b’先端が第1コーンバープレート15a,15a’の貫通孔11d,11dのハトメ(図示せず。)に干渉しないので、コーンバープレート15,15’を使用しない場合や、折畳式三角コーン1’保管時や運搬時の使用勝手をさらに向上させることができる。
また、第1コーンバープレート15a,15a’には、第2コーンバープレート15b,15b’を重ねた際、第2コーンバープレート15b,15b’先端の雄型フック部15b1または雌型嵌合孔15b2’が嵌合する雌型嵌合孔15a2または雄型フック部15a1’を設けている。
そのため、折畳式のコーンバープレート15,15’を使用しない場合、第1コーンバープレート15a,15a’と第2コーンバープレート15b,15b’とを重ねた上で、第2コーンバープレート15b,15b’先端の雄型フック部15b1または雌型嵌合孔15b2’を第1コーンバープレート15a,15a’の雌型嵌合孔15a2または雄型フック部15a1’に嵌合させることにより、第1コーンバープレート15a,15a’と第2コーンバープレート15b,15b’とが重なった状態から勝手に開いて延びること等を防止することが可能となり、この点でも使用勝手を向上させることができる。
尚、上記実施形態1,2の説明では、折畳式三角コーン1の3つの斜面の内、1の斜面のみ斜面用プレート11を2分割した2分割斜面用プレート12,12により構成して説明したが、本発明では、これに限らず、2つの斜面や3つの斜面を2分割斜面用プレート12,12により構成しても勿論良い。ただし、このように構成した場合でも、1の斜面のみ2分割斜面用プレート12,12の底辺12cから上辺12aまでの高さH2(図4(a)参照。)を他の斜面の2分割斜面用プレート12,12の底辺12cから上辺12aまでの高さよりも低くして、他の斜面の2分割斜面用プレート12,12の上部に貫通孔11c,11cを設けると良い。
また、上記実施形態1,2の説明では、折畳式三角コーン1の3つの斜面を形成する2枚の斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12は、それぞれ上辺11a,12aを有する三角錐台の形状に形成して説明したが、本発明ではこれに限定されず、2枚の斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12の形状をそれぞれ三角形に形成し、それらを拡げた際に三角垂の折畳式三角コーン1の形状になるように構成しても良いし、2枚の斜面用プレート11,11のみ三角形にし、2分割斜面用プレート12,12は上辺12b,12bを有する三角錐台の形状に形成して2分割斜面用プレート12,12が形成する折曲する斜面の高さが低くなるように形成しても勿論良いし、上辺11a,12aは直線状でなく湾曲させても勿論良い。つまり、本考案でいう“三角錐”および“三角錐台”の形状には、数学的に厳密な“三角錐”および“三角錐台”の形状ではなく、“三角錐”と“三角錐台”の形状に近接した形状も含むものである。
また、上記実施形態1,2の説明では、斜面用プレート11,11の斜辺11b,11bと、2分割斜面用プレート12,12の斜辺12b,12bおよび垂辺12d,12dは布製ガムテープ14によって折曲げや折畳み可能に連結して説明したが、本発明ではこれに限らず、例えば、ビニールテープや紙テープ等によって連結しても良いし、蝶番等によって連結しても良いし、さらには斜面用プレート11,11および2分割斜面用プレート12,12を一体のまま一枚の樹脂板10からカットした後に、斜面用プレート11,11の斜辺11b,11bと2分割斜面用プレート12,12の斜辺12b,12bに沿って折り目を付けて折り曲げ可能に構成し、2分割斜面用プレート12,12の垂辺12d,12dのみ布製ガムテープ14等によって連結するように構成しても勿論良く、要は、斜面用プレート11,11や2分割斜面用プレート12,12が折曲げや折畳み可能に連結できれば連結方法は問わないものである。
また、上記実施形態2の説明では、コーンバープレート15,15’を第1コーンバープレート15a,15a’と第2コーンバープレート15b,15b’とで折畳可能に構成して説明したが、本発明ではこれに限らず、コーンバープレート15,15’は間隔を空けて配置した折畳式三角コーンを連結できれば十分であるため、短くなるもののそれぞれ1本で折畳不可に構成しても良いし、あるいは3本以上連結して3本以上のコーンバープレートによって折畳可能に構成しても勿論良いし、さらには伸縮式(スライド式)や、板状の部材ではなく巻取り式テープや紐等によって構成しても勿論良い。
1,1’ 折畳式三角コーン
10 樹脂板
11 斜面用プレート
11a 上辺
11b 斜辺
11c 底辺
11d 貫通孔
12 2分割斜面用プレート
12a 上辺
12b 斜辺
12c 底辺
12d 垂辺(折曲線)
12’ 余り片
13 吊下げ紐(吊下げ部材)
14a 布製ガムテープ
14b 標識テープ
15,15’ コーンバープレート(コーンバー部材)
15a,15a’ 第1コーンバープレート(コーンバー部材)
15b,15b’ 第2コーンバープレート(コーンバー部材)
15a1 雄型フック部(連結部)
15a2 雌型嵌合孔(連結部)
15b1 雄型フック部(連結部)
15a1’ 雄型フック部(連結部)
15a2’ 雌型嵌合孔(連結部)
15b2’ 雌型嵌合孔(連結部)
2 床面
3 カラビナ
10 樹脂板
11 斜面用プレート
11a 上辺
11b 斜辺
11c 底辺
11d 貫通孔
12 2分割斜面用プレート
12a 上辺
12b 斜辺
12c 底辺
12d 垂辺(折曲線)
12’ 余り片
13 吊下げ紐(吊下げ部材)
14a 布製ガムテープ
14b 標識テープ
15,15’ コーンバープレート(コーンバー部材)
15a,15a’ 第1コーンバープレート(コーンバー部材)
15b,15b’ 第2コーンバープレート(コーンバー部材)
15a1 雄型フック部(連結部)
15a2 雌型嵌合孔(連結部)
15b1 雄型フック部(連結部)
15a1’ 雄型フック部(連結部)
15a2’ 雌型嵌合孔(連結部)
15b2’ 雌型嵌合孔(連結部)
2 床面
3 カラビナ
Claims (7)
- 三角錐または三角錐台の3つの斜面を複数の斜面用プレートによって形成した折畳式三角コーンであって、
前記複数の斜面用プレートは、それぞれ、隣接する他の斜面用プレートと折れ曲り可能に連結して三角錐または三角錐台の3つの斜面を形成し、その3つの斜面の内、少なくとも1つの斜面を形成する斜面用プレートは、その斜面の上端部中央から底辺に向かって下ろした折曲線に基づいて折れ曲ることにより他の斜面を形成する斜面用プレートが近接して折り畳めるように構成されていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項1記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さは、前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面以外の他の斜面を構成する斜面用プレートの底辺から上辺までの高さよりも低く形成されていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項2記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記他の斜面を構成する斜面用プレートそれぞれにおける前記折曲線に基づいて折れ曲る斜面を構成する斜面用プレートの上辺よりも高い箇所には、貫通孔が設けられていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項3記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記貫通孔には、吊下げ部材が通されていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項1~請求項4のいずれか一の請求項に記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記他の斜面を構成する斜面用プレートには、長尺のコーンバー部材の基端部が回動可能に設けられており、そのコーンバー部材の先端部には、他の折畳式三角コーンの帯状のコーンバー部材の先端部と連結する連結部が設けられていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項5に記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記コーンバー部材は、帯状でかつ板状の複数のコーンバープレートの端部を回動可能に連結して、折畳および伸縮可能に構成されていることを特徴とする折畳式三角コーン。 - 請求項6に記載の折畳式三角コーンにおいて、
前記コーンバー部材の折畳時の長さは、前記他の斜面を構成する斜面用プレートの高さ以下であることを特徴とする折畳式三角コーン。
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JP2023000446U JP3241596U (ja) | 2023-02-16 | 2023-02-16 | 折畳式三角コーン |
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JP2023000446U Active JP3241596U (ja) | 2023-02-16 | 2023-02-16 | 折畳式三角コーン |
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2023
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