JP3241289U - ネクタイおよび鯛ラバー - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、釣り用の擬似餌として使用されるネクタイと、そのネクタイを取り付けて使用される鯛ラバーに関するものである。なお、鯛ラバー(鯛ラバもしくはタイラバ、またはタイカブラとも呼ばれる)とは、釣糸にシンカー(重り)と釣針と疑似餌等が接続された、鯛などの釣りに適した仕掛けである。
釣り用の擬似餌として、ネクタイと呼ばれる軟質の帯状部材が使用されることがある。ネクタイは樹脂製のシート等をカットして製造され、使用時には水中で水の流れによって揺動する。水中での動きとともに色によっても魚を誘引しやすいよう、赤や黄色、オレンジ色といった目立つ彩色を施されたものが多い。
そのようなネクタイについて、たとえば特許文献1に記載がある。当該文献1には、水中での揺動状況(動き方)を容易に調整できるネクタイとして、長手方向にミシン目が入ったものが記載されている。
そのようなネクタイについて、たとえば特許文献1に記載がある。当該文献1には、水中での揺動状況(動き方)を容易に調整できるネクタイとして、長手方向にミシン目が入ったものが記載されている。
どのようなネクタイを使用すると魚が食い付きやすいかは、釣り場の状況や天気等によって場所ごとおよび日ごとに異なるものであり、容易に予測できるものではない。そのため、釣り場には大きさや色彩等の異なる複数種類のネクタイを持参し、それぞれを交換しながら使用することにより、よく釣れるネクタイを探し出す必要がある。すなわち、長さや幅の異なるもの、色や模様の異なるもの、または組み合わせて同時に使用するもの等を逐一変更して試してみることにより、その日その場において釣果の高いネクタイを探るわけである。
特許文献1に記載されているミシン目の入ったネクタイも、ミシン目で切断することにより水中での動き方を変更できるようにしたものである。すなわち、一つのネクタイでありながら、実質上は動き方の異なる別のネクタイに交換するのと同様の使い方ができる。
以上のとおり、ネクタイについては、水中での動き方や目立ち方が異なる、バリエーションに富んだ複数のものを用意しておくのが釣果を高めるうえで有利である。
特許文献1に記載されているミシン目の入ったネクタイも、ミシン目で切断することにより水中での動き方を変更できるようにしたものである。すなわち、一つのネクタイでありながら、実質上は動き方の異なる別のネクタイに交換するのと同様の使い方ができる。
以上のとおり、ネクタイについては、水中での動き方や目立ち方が異なる、バリエーションに富んだ複数のものを用意しておくのが釣果を高めるうえで有利である。
ところが、従来のネクタイについては、厚さに関するバリエーションが必ずしも十分にあるとは言えなかった。厚さが変わると水中での動き方が変わるため、厚さの異なるネクタイを持参し交換して使用したり、厚さの異なる複数のネクタイを同時に使用したりすることはあるが、それぞれのネクタイについては厚さが一様であった。
本考案はその点を考慮して行ったもので、厚さについてバリエーションを豊富にすることのできるネクタイ、および、そのようなネクタイを使用する有利な鯛ラバーを提供することを目的とする。
本考案はその点を考慮して行ったもので、厚さについてバリエーションを豊富にすることのできるネクタイ、および、そのようなネクタイを使用する有利な鯛ラバーを提供することを目的とする。
本考案のネクタイは、釣り用の擬似餌として使用されるもので、
・ それぞれに厚さが一定である第一厚部分と第二厚部分とが長さ方向に分布し、
・ 第一厚部分の厚さと第二厚部分の厚さとが異なっていて、
・ 両者間に、第一厚部分から第二厚部分にかけて厚さが連続的に変化する傾斜厚部分がある
ことを特徴とするものである。
図1および図2に本考案のネクタイを例示している。図1(a)と図2(a)~(c)はいずれも樹脂シート製のネクタイの平面図である。図中、斜線(斜線は厚さを区別するために図示したもので、ネクタイに付された模様ではない)を付けた部分が第一厚部分であり、斜線のない部分が第二厚部分である(図示の例では前者が後者よりも厚い)。厚さの異なるそれらの各部分が、ネクタイの長さ方向(曲線および直線に沿った長さ方向)に分布している。第一厚部分と第二厚部分とはそれぞれ一定の厚さを有する部分であり、図1(c)に例示するように、両者の間に、厚さが連続的に変化する傾斜厚部分が設けてある。
なお、図示の各例では、傾斜厚部分を除けば一つのネクタイ中に分布する厚さは二通りであるが、上記の考案には、さらに厚さの異なる第三厚部分・第四厚部分等を有する(そして、隣接する異なる厚さの二部分の間にそれぞれ傾斜厚部分を有する)ネクタイを含むものとする。
・ それぞれに厚さが一定である第一厚部分と第二厚部分とが長さ方向に分布し、
・ 第一厚部分の厚さと第二厚部分の厚さとが異なっていて、
・ 両者間に、第一厚部分から第二厚部分にかけて厚さが連続的に変化する傾斜厚部分がある
ことを特徴とするものである。
図1および図2に本考案のネクタイを例示している。図1(a)と図2(a)~(c)はいずれも樹脂シート製のネクタイの平面図である。図中、斜線(斜線は厚さを区別するために図示したもので、ネクタイに付された模様ではない)を付けた部分が第一厚部分であり、斜線のない部分が第二厚部分である(図示の例では前者が後者よりも厚い)。厚さの異なるそれらの各部分が、ネクタイの長さ方向(曲線および直線に沿った長さ方向)に分布している。第一厚部分と第二厚部分とはそれぞれ一定の厚さを有する部分であり、図1(c)に例示するように、両者の間に、厚さが連続的に変化する傾斜厚部分が設けてある。
なお、図示の各例では、傾斜厚部分を除けば一つのネクタイ中に分布する厚さは二通りであるが、上記の考案には、さらに厚さの異なる第三厚部分・第四厚部分等を有する(そして、隣接する異なる厚さの二部分の間にそれぞれ傾斜厚部分を有する)ネクタイを含むものとする。
上記考案のネクタイは、一本のうちに、異なる二種類(または三種類以上)の厚さの部分を有している。
一般に、薄い部分はしなやかで、わずかな水流もしくはゆっくりとした水の動きによっても敏感に反応するため、ネクタイを高速で動かすときは、ピッチの多い細かい動きをする。一方、厚い部分はコシがあって水中で比較的大きく動くため、高速でリトリーブしてもネクタイが水の動きに負けず、力強い大きな動きをする。
そのため、考案のネクタイは、水中において、厚さが一様であった従来のネクタイとは異なる複雑な動きをする。すなわち、薄い部分において細かく速やかに動くとともに、厚い部分において大きく力強く動く。そのような動きは水中にいる魚にも目立つため、魚の食い付きがよい。また、そうしたネクタイを用意して釣り場に持参することは、使用できるネクタイのバリエーションを増やせることにほかならないので、最適なネクタイを選んで釣果を高めることを可能にする。
なお、上記のように複数種類の厚さ部分を有するネクタイは、たとえば、そのような厚さ部分を形成できる金型を用いて樹脂シートをプレスし、それにて得られた樹脂シートをカットすることによって製造できる。それは、厚さが漸次変化するネクタイ(つまり傾斜厚部分のみを有するもの)よりも低コストで容易に製造することが可能である。
一般に、薄い部分はしなやかで、わずかな水流もしくはゆっくりとした水の動きによっても敏感に反応するため、ネクタイを高速で動かすときは、ピッチの多い細かい動きをする。一方、厚い部分はコシがあって水中で比較的大きく動くため、高速でリトリーブしてもネクタイが水の動きに負けず、力強い大きな動きをする。
そのため、考案のネクタイは、水中において、厚さが一様であった従来のネクタイとは異なる複雑な動きをする。すなわち、薄い部分において細かく速やかに動くとともに、厚い部分において大きく力強く動く。そのような動きは水中にいる魚にも目立つため、魚の食い付きがよい。また、そうしたネクタイを用意して釣り場に持参することは、使用できるネクタイのバリエーションを増やせることにほかならないので、最適なネクタイを選んで釣果を高めることを可能にする。
なお、上記のように複数種類の厚さ部分を有するネクタイは、たとえば、そのような厚さ部分を形成できる金型を用いて樹脂シートをプレスし、それにて得られた樹脂シートをカットすることによって製造できる。それは、厚さが漸次変化するネクタイ(つまり傾斜厚部分のみを有するもの)よりも低コストで容易に製造することが可能である。
上記考案のネクタイについて、具体的には下記のようなものが好ましい。すなわち
a) 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで軸対称に分布しているもの(たとえば図1(a)のネクタイ1)。
b) 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布しているもの(たとえば図2(a)のネクタイ3)。
c) 長さ方向の中央部をはさんで非対称の形状を有する(または、中央部以外にも対称軸を有しない)とともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布しているもの(たとえば図2(b)・(c)のネクタイ4・5)。
a) 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで軸対称に分布しているもの(たとえば図1(a)のネクタイ1)。
b) 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布しているもの(たとえば図2(a)のネクタイ3)。
c) 長さ方向の中央部をはさんで非対称の形状を有する(または、中央部以外にも対称軸を有しない)とともに、上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布しているもの(たとえば図2(b)・(c)のネクタイ4・5)。
上記a)の構成を有するネクタイは、たとえば長さ方向の中央部付近(つまり鯛ラバー等の仕掛けに取り付けるに適した部分)が厚くて両端付近が薄い場合、中央部付近の剛性の高い部分でネクタイが取り付けられると、ネクタイが左右に広がった状態になり、当該ネクタイ付近に取り付けられる釣針等との干渉が避けられやすい(図3を参照)。また、ネクタイの両端付近が薄いため、水中で機敏にしなやかに動いて魚を誘引しやすい。
上記a)の構成を有しながら長さ方向の中央部付近が薄くて両端付近が厚い場合は、中央部付近がしなやかであるために全体の可動範囲が広くなり、また厚い両端付近が力強く大きく動くため、水中でやはり魚を誘引しやすくなる。
上記a)の構成を有しながら長さ方向の中央部付近が薄くて両端付近が厚い場合は、中央部付近がしなやかであるために全体の可動範囲が広くなり、また厚い両端付近が力強く大きく動くため、水中でやはり魚を誘引しやすくなる。
上記b)の構成を有するネクタイは、厚い部分が力強く動くとともに、薄い部分がわずかな水流によっても動き始めて、繊細で高振動の動きをするため、水中において魚を引き付けやすい。
上記c)の構成を有するネクタイも、水中において厚い部分が力強い動きをするとともに薄い部分がわずかな水流でも動き始めて繊細で高振動の動きを発生する。また、非対称の形状をしているため、予測不能な複雑な動きをして魚を引き付けると期待される。
上記c)の構成を有するネクタイも、水中において厚い部分が力強い動きをするとともに薄い部分がわずかな水流でも動き始めて繊細で高振動の動きを発生する。また、非対称の形状をしているため、予測不能な複雑な動きをして魚を引き付けると期待される。
本考案の鯛ラバーは、上記いずれかのネクタイが釣針とともにシンカーに取り付けられたものであって、
・ 上記シンカーが貫通孔を有し、当該貫通孔に通された釣糸の先端部に、当該貫通孔を通り抜け得ない大きさのスイベルが接続され、当該スイベルに上記釣針が接続されていること、
・ 上記スイベルの胴部が側面間を貫く胴部貫通孔を有し、上記のネクタイが当該胴部貫通孔に通されて保持されていること
を特徴とするものである。
なお、スイベルとは、サルカンまたは撚り戻しとも呼ばれる継手部品であり、円柱状の胴部とその両端部に回転自在に連結された環状体(環)とを有していて、環状体に接続された釣糸の撚れを防止することができる。
この考案の鯛ラバーの一例を図3~図5に示している。図中、符号12がシンカー、符号11が釣糸、符号15がスイベル、符号20が釣針である。シンカー12の貫通孔12aに釣糸11が通され、その釣糸11の先にスイベル15を介して、アシストライン19につながれた2つの釣針20が接続されている。また、スイベル15の胴部16に設けられた胴部貫通孔16a・16bの一方に、ネクタイ1が通されて保持されている。
・ 上記シンカーが貫通孔を有し、当該貫通孔に通された釣糸の先端部に、当該貫通孔を通り抜け得ない大きさのスイベルが接続され、当該スイベルに上記釣針が接続されていること、
・ 上記スイベルの胴部が側面間を貫く胴部貫通孔を有し、上記のネクタイが当該胴部貫通孔に通されて保持されていること
を特徴とするものである。
なお、スイベルとは、サルカンまたは撚り戻しとも呼ばれる継手部品であり、円柱状の胴部とその両端部に回転自在に連結された環状体(環)とを有していて、環状体に接続された釣糸の撚れを防止することができる。
この考案の鯛ラバーの一例を図3~図5に示している。図中、符号12がシンカー、符号11が釣糸、符号15がスイベル、符号20が釣針である。シンカー12の貫通孔12aに釣糸11が通され、その釣糸11の先にスイベル15を介して、アシストライン19につながれた2つの釣針20が接続されている。また、スイベル15の胴部16に設けられた胴部貫通孔16a・16bの一方に、ネクタイ1が通されて保持されている。
上記考案の鯛ラバーにおいては、ネクタイは、釣糸に接続されたスイベルの胴部貫通孔に通されたうえ、その胴部貫通孔との間の摩擦によって抜け落ちることなく保持される。また、釣糸がそのスイベルを介して釣針に接続されているため、水流を受けてネクタイが回転したときや釣針に掛かった魚が暴れたとき等にも、釣糸に撚れが生じない。
シンカーに対して釣針とネクタイとがこのように取り付けられた鯛ラバーは、釣糸が操作されて水中で上下等に動かされるとき、鯛などの魚を誘引することにより釣針に食いつかせて、好ましい釣果をもたらすことができる。シンカーとネクタイには目立つ着色が施されているほか、使用するネクタイは上記のとおり複雑な動きをするため、魚の興味を引き付けやすいからである。
シンカーに対して釣針とネクタイとがこのように取り付けられた鯛ラバーは、釣糸が操作されて水中で上下等に動かされるとき、鯛などの魚を誘引することにより釣針に食いつかせて、好ましい釣果をもたらすことができる。シンカーとネクタイには目立つ着色が施されているほか、使用するネクタイは上記のとおり複雑な動きをするため、魚の興味を引き付けやすいからである。
上記考案の鯛ラバーについては、
・ 上記シンカーの貫通孔に、貫通孔の内面および端部を覆って釣糸を保護する樹脂製スリーブ(貫通孔の全域に及ぶ一体型のもの、または各端部付近に装着される分離型のもの)が装着されていて、
・ 当該貫通孔のうち、上記釣糸に接続された上記スイベルに近い側の端部では、装着された上記スリーブの内側開口が、当該スイベルの胴部が圧入されて解除可能に固定され得るように形状または寸法を設定されていると、とくに好ましい。
そのような鯛ラバーの例について要部を図5に示している。シンカー12の貫通孔12aのうち、釣糸11に接続されたスイベル15に近い側の端部におけるスリーブ14は、入口部分14aと奥の部分14bとで内側開口の径等が相違しており、入口部分14aの内径はスイベル15の胴部16の外径よりも十分に大きいが、奥の部分14bについては、その横断面形状と内径は、スイベル15の胴部16が奥へ圧入されると当該胴部16を仮固定状態(解除可能な固定状態)にすることができるものである。
・ 上記シンカーの貫通孔に、貫通孔の内面および端部を覆って釣糸を保護する樹脂製スリーブ(貫通孔の全域に及ぶ一体型のもの、または各端部付近に装着される分離型のもの)が装着されていて、
・ 当該貫通孔のうち、上記釣糸に接続された上記スイベルに近い側の端部では、装着された上記スリーブの内側開口が、当該スイベルの胴部が圧入されて解除可能に固定され得るように形状または寸法を設定されていると、とくに好ましい。
そのような鯛ラバーの例について要部を図5に示している。シンカー12の貫通孔12aのうち、釣糸11に接続されたスイベル15に近い側の端部におけるスリーブ14は、入口部分14aと奥の部分14bとで内側開口の径等が相違しており、入口部分14aの内径はスイベル15の胴部16の外径よりも十分に大きいが、奥の部分14bについては、その横断面形状と内径は、スイベル15の胴部16が奥へ圧入されると当該胴部16を仮固定状態(解除可能な固定状態)にすることができるものである。
上記考案の鯛ラバーでは、シンカーの貫通孔に樹脂製スリーブが装着されているため、釣糸が適切に保護される。シンカーは鉛やタングステン等の金属で形成されるため、釣糸が貫通孔の内面や端部の金属部分と活発に接触すると、その釣糸が摩耗等して切断されやすくなることを考慮したものである。
また、上記のように一方の端部においてスリーブの内側開口の形状や寸法が適切に定められていて、スイベルの胴部を解除可能に固定できることから、シンカーに対して釣針とネクタイとを連結(仮固定状態)するか分離(遊動状態)するかを使用者が選択することができる。すなわち、1)上記スリーブにスイベルの胴部を圧入して固定すると、スイベルに接続した釣針とネクタイとがシンカーとともに一体的に動き得るいわゆる仮固定状態になり、2)スリーブからスイベルの胴部を抜き出し、または釣針に掛かった魚の動きによってスリーブから胴部が抜き出されると、釣針とネクタイとがシンカーから自由に動き得るいわゆる遊動状態になる。仮固定状態では、水中でシンカーを速やかに沈めるとき等に、ネクタイと釣針とがシンカーとともに高速度で移動するため、魚の目を惹きつけやすい。遊動状態では、釣針に掛かった魚が激しく動くとき釣針がシンカーから分離していて自由に動きやすいため、魚から釣針が外れにくい。そのような仮固定状態と遊動状態とを選択できることから、上記の鯛ラバーによると釣果を高めやすい。
また、上記のように一方の端部においてスリーブの内側開口の形状や寸法が適切に定められていて、スイベルの胴部を解除可能に固定できることから、シンカーに対して釣針とネクタイとを連結(仮固定状態)するか分離(遊動状態)するかを使用者が選択することができる。すなわち、1)上記スリーブにスイベルの胴部を圧入して固定すると、スイベルに接続した釣針とネクタイとがシンカーとともに一体的に動き得るいわゆる仮固定状態になり、2)スリーブからスイベルの胴部を抜き出し、または釣針に掛かった魚の動きによってスリーブから胴部が抜き出されると、釣針とネクタイとがシンカーから自由に動き得るいわゆる遊動状態になる。仮固定状態では、水中でシンカーを速やかに沈めるとき等に、ネクタイと釣針とがシンカーとともに高速度で移動するため、魚の目を惹きつけやすい。遊動状態では、釣針に掛かった魚が激しく動くとき釣針がシンカーから分離していて自由に動きやすいため、魚から釣針が外れにくい。そのような仮固定状態と遊動状態とを選択できることから、上記の鯛ラバーによると釣果を高めやすい。
上記の鯛ラバーについて、とくに、
・ 上記スイベルが接続される側のスリーブの端部が、上記スイベルの胴部の直径を超える長径と当該直径よりも小さい短径とを有する楕円形断面の開口を有していると好ましい。
図5に示す例においても、一方の端部に装着されたスリーブ14における奥の部分14bの内側開口は楕円形断面のもので、その長径はスイベル15の胴部16の直径を超えていて、短径は当該胴部16の直径よりも小さい。
・ 上記スイベルが接続される側のスリーブの端部が、上記スイベルの胴部の直径を超える長径と当該直径よりも小さい短径とを有する楕円形断面の開口を有していると好ましい。
図5に示す例においても、一方の端部に装着されたスリーブ14における奥の部分14bの内側開口は楕円形断面のもので、その長径はスイベル15の胴部16の直径を超えていて、短径は当該胴部16の直径よりも小さい。
スリーブに上記のような楕円形断面の開口があるため、その開口にスイベルの胴部を圧入すると、解除可能にスイベルを固定する(仮固定状態にする)ことがスムーズに実現できる。楕円形断面のうち短径の部分に存在する樹脂が、胴部と接触することによって内径を広げるように弾性変形をし、その弾性に基づいてスイベルの胴部を挟み付けるからである。スイベルの胴部の圧入量(楕円形断面の部分への圧入深さ)を大きくするほど、スリーブの樹脂とスイベルの胴部との接触面積が増すため、固定(仮固定)の力を増大することができる。
考案によるネクタイは、一本のうちに複数種類の厚さの部分を有しているため、水中において複雑な動きをする。すなわち、薄い部分が細かく速やかに動くとともに厚い部分が大きく力強く動く。そのような動きは魚にとっても目立つものであるため、魚の食い付きを良くするものと期待できる。厚さが一様であった従来のネクタイとは異なるこのようなネクタイを用意して釣り場に持参すると、使用できるネクタイのバリエーションを増やすことができ、最適なネクタイを選んで釣果を高めることを可能にする。
考案による鯛ラバーは、釣糸の先にスイベルを介して釣針が接続され、そのスイベルの胴部の貫通孔にネクタイが保持されるものであるため、水流を受けてネクタイが回転したり釣針に掛かった魚が暴れたとき等にも、釣糸に撚れが生じない。上記のとおり複雑な動きをするネクタイを使用するため、魚を誘引しやすく、釣果が高くなると期待される。
シンカーの貫通孔に樹脂製スリーブが装着されていると、釣糸が適切に保護され、すり切れること等が防止される。また、上記スイベルに近い側の端部で、上記スリーブの内側開口に上記スイベルの胴部が圧入されて仮固定され得るようなら、シンカーに対して釣針とネクタイとを連結する(仮固定状態にする)か分離する(遊動状態にする)かを使用者が選択することができ、釣果を高めやすい。
とくに、スイベル継手が接続される側のスリーブの端部が、適切な長径と短径とを有する楕円形断面の開口を有するものであると、それへのスイベルの圧入によって上記の仮固定状態を円滑に実現できる。
シンカーの貫通孔に樹脂製スリーブが装着されていると、釣糸が適切に保護され、すり切れること等が防止される。また、上記スイベルに近い側の端部で、上記スリーブの内側開口に上記スイベルの胴部が圧入されて仮固定され得るようなら、シンカーに対して釣針とネクタイとを連結する(仮固定状態にする)か分離する(遊動状態にする)かを使用者が選択することができ、釣果を高めやすい。
とくに、スイベル継手が接続される側のスリーブの端部が、適切な長径と短径とを有する楕円形断面の開口を有するものであると、それへのスイベルの圧入によって上記の仮固定状態を円滑に実現できる。
考案によるネクタイの実施例を図1・図2に示す。図1にはネクタイ1とその製造過程について示し、図2には他のネクタイ3~5について示している。ネクタイ1・3・4・5は、いずれも魚を釣るための疑似餌として使用するものであるから、魚が見つけやすいように赤や黄、オレンジ等の明るい彩色が施されており、また種々の模様が付けられたものもある。なお、図中の斜線はネクタイの表面の模様等ではなく、厚さの区別を示すために付けたものである。斜線が付された部分(第一厚部分)と、それが付されていない部分(第二厚部分)とで厚さが異なることを示している。
図1(a)のネクタイ1は、形状等が左右対称になるように樹脂シートにて製造したものである。図示のとおり、左右の中ほどに直線状の帯状の部分があり、外側の各端部付近に先尖りの円弧状(カール)部分がある。中央部分に幅が狭くくびれた部分があり、その部分をはさんで全体の形状が左右対称(軸対称)である。
そしてこのネクタイ1では、厚さを均一とはせずに、中ほどの部分と左右の各部分との間に異なる厚さの部分を設けている。すなわち、上記した中央の部分をはさむ直線状の部分の一部(斜線を付した部分)を第一厚部分1aとして厚さを0.55mm(一定厚さ)にし、それより外側の左右の各部分(斜線のない部分)を第二厚部分1bとして、厚さを0.3mm(一定厚さ)にしている。
図1(a)のネクタイ1は、図1(b)・(c)に示す樹脂シート(シリコンゴムシート)2を切り出して形成したものである。樹脂シート2は、熱間でプレス成形されることによって図1(c)のとおりの厚さ分布を付与されている。上記した第一厚部分1aに該当する厚さ0.55mmの部分を中ほどの第一域2a(図示左右への幅が約160mmの範囲)に有し、第二厚部分1bに該当する厚さ0.3mmの部分を図示左右の第二域2b(それぞれ図示左右への幅が約80mmの範囲)に有している。
樹脂シート2において、厚さの異なる第一域2aと第二域2bとの間には、前者から後者へ厚さが連続的に変化する第三域2cがある。第三域2cは幅が約10mmで、第一域2aと第二域2bとの間に段差がないよう、その幅の範囲に傾斜面を設けた部分である。段差があると、ネクタイとして使用するときそこに応力が集中して断裂しやすくなることを考慮したものである。
図1(a)のネクタイ1は、上記のような樹脂シート2を図1(b)の仮想線に沿ってカットすることにより形成したものである。そのため、上記のとおり斜線を付した部分に厚さ0.55mmの第一厚部分1aを有するとともに、他の部分に厚さ0.3mmの第二厚部分1bを有し、それらの間に、厚さが連続的に変化している傾斜厚部分1cを有している。各部分1a・1b・1cがネクタイ1の中央部をはさんで軸対称に分布しているため、ネクタイ1は、形状と厚さ分布とについて左右対称であるといえる。
図2(a)に示すネクタイ3は、図1(a)のネクタイ1と形状が同じであって左右対称であるが、厚さの分布が左右非対称のものである。すなわち、ネクタイ3の中央部をはさんで図示右側に第一厚部分3aが広がり、図示左側に第二厚部分3bが分布している。図1の例と同様に、第一厚部分3aは第二厚部分3bよりもやや厚く、また両者の間には傾斜厚部分3cがある。
図2(b)のネクタイ4は、形状についても厚さの分布についても左右非対称のものである。左右の中ほどに幅が狭くくびれた部分を有する帯状の直線部分があり、左右外側のそれぞれに先尖りの円弧状(カール)の部分がある点では図2のネクタイ3と同じだが、左右のカールの大きさが異なっていてその向きが逆であるため、形状は非対称である。また、中央の部分をはさんで図示右側に第一厚部分4aが広がり、図示左側に第二厚部分4bが分布している(第一厚部分4bの方が第二厚部分4bよりも厚い)点で、厚さの分布も非対称である。この例でも、第一厚部分4aと第二厚部分4bとの間には傾斜厚部分4cが存在する。
図2(c)には、曲線状部分を1箇所ずつ有する、いわゆるシングルカーリーのネクタイ5(5Aおよび5B)を示している。ネクタイ5A・5Bとも、一方の端部付近に波形部分5wがあり他方の端部付近にはそれがないなど、形状について左右非対称である。
ネクタイ5Aは、両端部付近に第一厚部分5Aaがあり、中ほどの部分に第二厚部分5Abを有しており(前者が後者よりも厚い)、厚さの分布についても非対称である。またネクタイ5Bは、逆に中ほどの部分に第一厚部分5Baがあり、両端部付近に第二厚部分5Bbを有していて(前者が後者よりも厚い)、やはり厚さの分布についても非対称である。
図2に示すネクタイ3・4・5についても、図1(b)・(c)のように異なる厚さの分布を有する樹脂シートから切り出すことによって製造することができる。
ネクタイ5Aは、両端部付近に第一厚部分5Aaがあり、中ほどの部分に第二厚部分5Abを有しており(前者が後者よりも厚い)、厚さの分布についても非対称である。またネクタイ5Bは、逆に中ほどの部分に第一厚部分5Baがあり、両端部付近に第二厚部分5Bbを有していて(前者が後者よりも厚い)、やはり厚さの分布についても非対称である。
図2に示すネクタイ3・4・5についても、図1(b)・(c)のように異なる厚さの分布を有する樹脂シートから切り出すことによって製造することができる。
以上のとおり、一つのネクタイに二種類またはそれ以上の厚さの部分を設けると、各種の形状と組み合わせることによって、ネクタイのバリエーションを極めて豊富にすることができる。厚さ分布や形状とともにネクタイの色やその表面の模様にも変化を付けると、さらにバリエーションを増やすことができる。
そのような厚さと形状等の多様さに応じて、水中での各ネクタイの動きも、厚さが一様であった従来のネクタイとは異なる、変化に富んだものとなり得る。したがって、図1・図2のように厚さ分布を有するネクタイ1・3・4・5などを用意しておくと、豊富なバリエーションの中から、その日その場所で最もよく釣れるネクタイを探して使用するうえで有利であると言える。
そのような厚さと形状等の多様さに応じて、水中での各ネクタイの動きも、厚さが一様であった従来のネクタイとは異なる、変化に富んだものとなり得る。したがって、図1・図2のように厚さ分布を有するネクタイ1・3・4・5などを用意しておくと、豊富なバリエーションの中から、その日その場所で最もよく釣れるネクタイを探して使用するうえで有利であると言える。
考案による鯛ラバーの実施例を図3~図5に示す。
図3の鯛ラバー10は、シンカー12と釣針20とネクタイ1等の疑似餌とを、釣糸11の先に取り付けたものである。前述のようにネクタイ1等の疑似餌に目立つ彩色を施しているほか、シンカー12の表面にも、魚の目を引く彩色や模様を付けている。釣糸11を操作して水中で鯛ラバー10を引き上げたり落下させたりすると、直線状に早く動く物に興味をもつ鯛などが食い付いて釣針20に掛かることが多い。そうした鯛ラバー10において、疑似餌として図1のネクタイ1を取り付けている。
図3の鯛ラバー10は、シンカー12と釣針20とネクタイ1等の疑似餌とを、釣糸11の先に取り付けたものである。前述のようにネクタイ1等の疑似餌に目立つ彩色を施しているほか、シンカー12の表面にも、魚の目を引く彩色や模様を付けている。釣糸11を操作して水中で鯛ラバー10を引き上げたり落下させたりすると、直線状に早く動く物に興味をもつ鯛などが食い付いて釣針20に掛かることが多い。そうした鯛ラバー10において、疑似餌として図1のネクタイ1を取り付けている。
図3の鯛ラバー10では、釣糸11に対するシンカー12や釣針20等の取り付けを下記1)~4)のように行っている。すなわち、
1) シンカー12として貫通孔12aを有するものを使用し、釣糸11をその貫通孔12aに通す。
1) シンカー12として貫通孔12aを有するものを使用し、釣糸11をその貫通孔12aに通す。
2) 貫通孔12aに通した釣糸11の先端部を、この鯛ラバー10用のスイベル15に接続する。スイベル15は、図4のとおり円柱形の胴部16とその両端部に回転自在に連結された環17・18とからなる周知の継手部品である。ただし、ここで使用するものは胴部16に側面間を貫通する胴部貫通孔16a・16bを有する特殊なものである。その胴部16としては、シンカー12の貫通孔12a(またはそれに装着する後述のスリーブ13・14)の内側を通り抜け得ない太さのものを使用する。このようなスイベル15に対し、図4のように一方の環17に対して、上記のとおり釣糸11の先端部を接続する。
3) 上記スイベル15のうち他方の端部にある環18に対し、図4のように、釣針20を有するアシストライン19を接続する。この例では、釣針20を一つずつ取り付けたアシストライン19を2本、環18に接続している。
4) スイベル15の胴部16が有する胴部貫通孔16a・16bのいずれかに対し、ネクタイ1を端部から図4の矢印の向きに差し入れて、図3のとおりに装着する。図3の状態では、ネクタイ1の中央部がスイベル15の胴部貫通孔16bの中にあり、両者間の摩擦力によってネクタイ1が抜け出ないようになっている。胴部貫通孔16a・16bの内径に対してネクタイ1の中央部の幅が大きいため、ネクタイ1のその中央部は図示上側を凸にして丸められた状態で胴部16に装着されている。ネクタイ1は上記中央部の付近に厚みのある第一厚部分を有することから、図3のようにその付近で左右へ広がった状態になる。この状態は、ネクタイ1が釣針20に引っ掛かったりアシストライン19と絡まったりし難い点で好ましい。なお、スイベル15には、同じ胴部貫通孔16bまたは他方の胴部貫通孔16aを利用して、他のネクタイまたは他の(ネクタイ以外の)疑似餌を取り付けてもよい。
シンカー12は金属製であるため、接触した釣糸11が切れやすくなることを避ける目的で、図5のとおり、貫通孔12aの両端部に樹脂製スリーブ13・14を取り付けている。樹脂製スリーブ13・14は、貫通孔12aの内側に挿入される筒状の部分と、貫通孔12aの付近でシンカー12の表面を覆うフランジ状の部分とを有する軟質樹脂製のもので、それをシンカー12に取り付けると、釣糸11が貫通孔12aの両端のエッジ部分等に直接接触することが防止される。
上記のようにシンカー12に取り付ける樹脂製スリーブ13・14のうち、釣糸11の先に接続したスイベル15に近い側のスリーブ14については、スイベル15の胴部16を仮固定、すなわち解除可能に固定することができるように構成している。
具体的には、図5(a)・(b)のとおり、スリーブ14は、入口部分14aと奥の部分14bとで内側開口の形状や径が異なるように形成し、入口部分14aでは内径をスイベル15の胴部16の外径よりも十分に大きくし、奥の部分14bについては、内径を小さ目にするとともに楕円形断面の開口として、スイベル15の胴部を保持し得るようにしている。奥の部分14bにおける楕円形断面の開口は、スイベル15の胴部16の直径を超える長径と当該直径よりも小さい短径とを有するものである。その開口にスイベル15の胴部16を押し入れると、スイベル15を解除可能に固定することができる。胴部16の押し込み量を大きくするほど、その固定の力を増すことができる。
具体的には、図5(a)・(b)のとおり、スリーブ14は、入口部分14aと奥の部分14bとで内側開口の形状や径が異なるように形成し、入口部分14aでは内径をスイベル15の胴部16の外径よりも十分に大きくし、奥の部分14bについては、内径を小さ目にするとともに楕円形断面の開口として、スイベル15の胴部を保持し得るようにしている。奥の部分14bにおける楕円形断面の開口は、スイベル15の胴部16の直径を超える長径と当該直径よりも小さい短径とを有するものである。その開口にスイベル15の胴部16を押し入れると、スイベル15を解除可能に固定することができる。胴部16の押し込み量を大きくするほど、その固定の力を増すことができる。
スイベル15の胴部16を、シンカー12のスリーブ14に対して上記のとおり解除可能に固定できるということは、胴部16に取り付けた釣針20とネクタイ1(またはさらに他の疑似餌)とを、シンカー12に対して一体の状態(仮固定状態)にするか分離状態(遊動状態)するかを、鯛ラバー10の使用者が自由に選択できることを意味する。上記の仮固定状態にした場合、シンカー12を水中で速やかに沈めるとき等に、ネクタイ1と釣針20とがシンカー12とともに高速度で移動して、魚の目を惹きつけやすい。一方、遊動状態にした場合は、釣針20に掛かった魚が激しく動くとき、釣針20が、慣性のあるシンカー12と分離した状態で自由に動きやすいため、魚の動きに追随して外れにくいという利点がある。スリーブ14に対するスイベル15(胴部16)の押し込み量を適度に設定しておくと、通常は仮固定状態でネクタイ1等の高速度の移動を可能にし、釣針20に掛かった魚が暴れ始めたときに自然に遊動状態に変化する、といった使用が可能になる。仮固定状態から遊動状態への切り換え、またはその逆の切り換えのために、この鯛ラバー10においては、部品を交換したり取り外したりする必要がないという利点もある。
シンカー12や釣針20とともにネクタイ1を取り付けた図1の鯛ラバー10は、上記した仮固定状態と遊動状態とを適宜に切り換えて使用できる点で、鯛などの魚を有利に釣ることが可能である。しかし、ネクタイ1を、たとえば図2のネクタイ3・4・5のいずれかに付け替えるなどしたうえで鯛ラバー10を使用してみるのも、さらに好ましい釣果に結び付く可能性がある。
1・3・4・5 ネクタイ
1a・3a・4a・5a 第一厚部分
1b・3b・4b・5b 第二厚部分
2 樹脂シート
10 鯛ラバー
11 釣糸
12 シンカー
12a 貫通孔
13・14 スリーブ
15 スイベル
16 胴部
16a・16b 胴部貫通孔
17・18 環
19 アシストライン
20 釣針
1a・3a・4a・5a 第一厚部分
1b・3b・4b・5b 第二厚部分
2 樹脂シート
10 鯛ラバー
11 釣糸
12 シンカー
12a 貫通孔
13・14 スリーブ
15 スイベル
16 胴部
16a・16b 胴部貫通孔
17・18 環
19 アシストライン
20 釣針
Claims (7)
- 釣り用の擬似餌として使用されるネクタイであって、
それぞれに厚さが一定である第一厚部分と第二厚部分とが長さ方向に分布し、第一厚部分の厚さと第二厚部分の厚さとが異なっていて、両者間に、第一厚部分から第二厚部分にかけて厚さが連続的に変化する傾斜厚部分があることを特徴とするネクタイ。 - 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、
上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで軸対称に分布していることを特徴とする請求項1に記載のネクタイ。 - 長さ方向の中央部をはさんで軸対称の形状を有するとともに、
上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布していることを特徴とする請求項1に記載のネクタイ。 - 長さ方向の中央部をはさんで非対称の形状を有するとともに、
上記の第一厚部分と第二厚部分とのそれぞれが、上記中央部をはさんで非対称に分布していることを特徴とする請求項1に記載のネクタイ。 - 請求項1~4のいずれかに記載のネクタイが、釣針とともにシンカーに取り付けられている鯛ラバーであって、
上記シンカーが貫通孔を有し、当該貫通孔に通された釣糸の先端部に、当該貫通孔を通り抜け得ない大きさのスイベルが接続され、当該スイベルに上記釣針が接続されていること、
上記スイベルの胴部が側面間を貫く胴部貫通孔を有し、上記ネクタイが当該胴部貫通孔に通されて保持されていること
を特徴とする鯛ラバー。 - 上記シンカーの貫通孔に、貫通孔の内面および端部を覆って釣糸を保護する樹脂製スリーブが装着されていて、
当該貫通孔のうち、上記釣糸に接続された上記スイベルに近い側の端部においては、装着された上記スリーブの内側開口が、当該スイベルの胴部が圧入されて解除可能に固定され得るように形状または寸法を設定されている
ことを特徴とする請求項5に記載の鯛ラバー。 - 上記スイベルが接続される側の上記スリーブの端部が、上記スイベルの胴部の直径を超える長径と当該直径よりも小さい短径とを有する楕円形断面の開口を有している
ことを特徴とする請求項6に記載の鯛ラバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000167U JP3241289U (ja) | 2023-01-19 | 2023-01-19 | ネクタイおよび鯛ラバー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3241289U true JP3241289U (ja) | 2023-03-16 |
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ID=85503203
Family Applications (1)
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JP2023000167U Active JP3241289U (ja) | 2023-01-19 | 2023-01-19 | ネクタイおよび鯛ラバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3241289U (ja) |
-
2023
- 2023-01-19 JP JP2023000167U patent/JP3241289U/ja active Active
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