JP3241139U

JP3241139U - ティッシュ格納機能付き天井ネット

Info

Publication number: JP3241139U
Application number: JP2023000022U
Authority: JP
Inventors: 準一福田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2023-01-06
Filing date: 2023-01-06
Publication date: 2023-03-07
Anticipated expiration: 2033-01-06

Abstract

【課題】バックミラーを通した後方視界の妨げにならない構造でティッシュＢＯＸ取付機能を有し、ティッシュの車内での使用性を大幅に向上する天井ネットを提供する。【解決手段】天井ネットの一部にティッシュを取り出せる開口部（符号２）を設け、ゴムバンド(符号５)２本でティッシュＢＯＸを固定する。ティッシュＢＯＸは、取り出し口が下向きで容易にティッシュの取出しが可能である。また、ティッシュＢＯＸの設置は、天井ネット下部のネットより上方に来るので、運転手がバックミラーを通して見る後方視界の妨げにならない。【選択図】図４

Description

本考案は、車両室内の天井部分にアシストグリップ等を利用して取り付ける天井ネットに、ティッシュBOXを装着でき、かつバックミラーを通して運転者が見る後方視界の邪魔にならない構造を持った天井ネットに関するものである。

従来、車内にはティッシュBOXを置くスペースが限られ、ヘッドレスト部に専用のツールを用いて、ティッシュBOXを固定する等の考案がされていた。
さらに、市販されているものには、サンバイザーに専用ツールを用いてティッシュBOXを固定するものもある。
また、車両用天井ネットには、車両内の衣服や軽量物を整理する目的のためのものが多く、ティッシュBOXを設置する仕様にはなっていない。また、一部設置できる仕様のものもあるが、ティッシュBOXが、ネット下部より突き出し、バックミラーを通して見る後方視界の妨げになるものであった。

実用新案登録第３２３２２３８号

車両の中のスペースは限られるため、容積の大きなティッシュBOXを置く場所を確保するのは困難である。
先行の特許文献１にあるものは、運転席、助手席からティッシュを取り出しにくく、かつ後席着座者の前方視界を妨げることになる。販売中の実例では、(1)サンバイザーに取り付けるタイプ、(2)天井ネットの下部にティッシュBOX専用ネットを設置してティッシュBOXをセットするタイプがあるが、(1)は、サンバーザー内臓のミラーが使用できなかったり、前方視界の妨げになったりしていた。(2)は、後方視界の妨げになるというデメリットがあった。

自動車の車内天井部分に装着される上下２枚重ねのネットを備え、ティッシュが上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に保持され、下側の前記ネットは、前記ティッシュを取り出せる開口部を有する。
上側の前記ネットが高さ方向に膨らみがあることとしても良い。
下側の前記ネットは、車両の前方側と後方側にそれぞれファスナーが付いており、運転席、助手席、後席のいずれからも上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に、物を出し入れできることとしても良い。
前記ティッシュは、ゴムバンドで上側の前記ネットと下側の前記ネットの間の内部に保持されることとしても良い。

自動車の車内天井部分に装着するネットにおいて、ティッシュが上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に保持され、かつティッシュが下側ネットより車両上方に設置でき、前記ティッシュを取り出せる開口部を有する構造にしたことより、サンバイザーの機能を損なうこともなく、前方視界の邪魔にもならない。運転席、助手席、後席からも容易にティッシュを取り出せ、ティッシュの設置が下側の前記ネットより上側にあることにより、後方視界の邪魔にもならず、上記課題のすべてを解決することができる。

天井ネットの正面図天井ネットの背面図車両前方から後方に向かって車両センターのオーディオ部から天井ネットを見た取付図図３に実際にティッシュBOXを装着した図天井ネットを上方から見た図図５に実際にティッシュBOXを装着した図

車両天井部に取り付ける天井ネットの４隅には、車両のアシストグリップ等に取付可能な長さ調整付きのベルトがついており、このベルトを用いて図３のように、ネットを天井部に取り付ける。ネットは上部が立体形状、下部が平面形状の２重ネットになっており、その前方、後方にそれぞれファスナーが設置されている。ファスナーを開いて、ティッシュBOX取り付け部のゴムバンドにティッシュBOXを設置することで、ネットにあるティッシュBOX開口部から容易にティッシュを取り出すことができる。ゴムバンドでティッシュBOXを固定するため、様々な形状のティッシュBOXが取付可能である。尚、図ではティッシュBOX設置部をネット前中央部に設置してあるが、ティッシュBOX設置部は、中央や端でも良く、この限りでない。また、ティッシュBOX取付場所は、複数個所設置しても良い。さらに、上下２枚重ねのネットは、2枚重ねに拘らず、天井ネットを下側のみの1枚のネットで構成し、ティッシュBOXを保持する同様の構造でティッシュを取り出せるようにしても良い。

図１、図２はそれぞれ本発明の正面図と背面図であり、ティッシュBOXを保持できる構造を有してるのがわかる。
使用方法は、図３の符号３に示すベルトを車両のアシストグリップにくぐらせ、長さ調整をして、図３のようにネットを水平に張ります。
符号４のファスナーを開いて、図３の符号１の天井ネット上部と図４の符号７の天井ネット下部の中にある図４の符号５のゴムバンド2本を用いて、ティッシュBOXのティッシュ取出し部を下にして、ティッシュBOXを固定する。尚、ゴムバンドは、１本～複数でも良い。図３の符号２の天井ネットに設置されているティッシュ取出し口よりティッシュを取り出して使用する。ティッシュを取出し終わった後は、飛び出ているティッシュをBOX内に押し込めば、ルームミラーを通した後方視界の邪魔にならない。
ティッシュBOXは、運転席と助手席の間の天井部にあり、いつでも、その両方から容易に取出し使用可能である。また、後席からでも手を伸ばせば簡単に使用できる。
尚、ティッシュBOXは、BOXに限らず、袋状のものやティッシュそのものでも良い。
図５は、ティッシュBOXを取り付けない時、図６はティッシュBOXを取り付けた時の状態を示している。

１２重ネットの上部(立体ネット)
２ティッシュBOX開口部
３長さ調整付き取付ベルト
４２重ネットのファスナー
５ティッシュBOX取付用ゴムバンド
６ティッシュBOX
７２重ネットの下部

Claims

自動車の車内天井部分に装着される上下２枚重ねのネットを備え、ティッシュが上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に保持され、下側の前記ネットは、前記ティッシュを取り出せる開口部を有する天井ネット。
上側の前記ネットが高さ方向に膨らみがある、請求項１に記載の天井ネット。
下側の前記ネットは、車両の前方側と後方側にそれぞれファスナーが付いており、運転席、助手席、後席のいずれからも上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に、物を出し入れできる、請求項２に記載の天井ネット。
前記ティッシュは、ゴムバンドで上側の前記ネットと下側の前記ネットの間に保持される、請求項２に記載の天井ネット。