JP3240711U

JP3240711U - 雪落とし具

Info

Publication number: JP3240711U
Application number: JP2022003964U
Authority: JP
Inventors: 昌徳関川
Original assignee: 株式会社セキカワ
Priority date: 2022-12-01
Filing date: 2022-12-01
Publication date: 2023-01-27
Anticipated expiration: 2032-12-01

Abstract

【課題】運搬時や保管時等の不使用時において、掻落体、継合パイプ及び柄体の三部材に分離することができ、運搬スペース及び保管収納スペースを小さくすることができ、運搬性及び保管性を高めることができ、使用の利便性を向上することができる雪落とし具を提供する。【解決手段】雪落とし具は、長尺状の柄体１の先端部に掻落体２を備え、掻落体２に取付パイプＭ１が取り付けられ、取付パイプに掻落体側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプＭ２の先端側が嵌挿され、継合パイプの後端側に複数個の内パイプの内の最内側位置の内パイプＢ１が嵌挿され、取付パイプと継合パイプ及び継合パイプと最内側位置の内パイプとをそれぞれ嵌脱自在とする着脱機構Ｍを設けてなる。【選択図】図４

Description

本考案は、例えば建物の屋根上の積雪を地上から掻き落とす際に用いられる雪落とし具に関するものである。

従来、この種の雪落とし具として、長尺状の柄体の先端部に掻落体を設けてなる構造のものが知られている。

実用新案登録第３１８７３４９号意匠登録第１１８３９２０号

しかしながら上記従来構造の場合、上記掻落体は地上から屋根上に届く長さの長い柄体に取り付けられ、掻落体に取付パイプが取り付けられ、取付パイプに柄体の先端部が着脱機構により着脱自在に取り付けられ、地上から屋根上の積雪を掻き落とす作業を行うことから、取付パイプと柄体との連結部に屈曲部分が形成された構造となっており、連結部の屈曲部分の存在により嵩高となり、このため運搬時や保管時等の不使用時において、運搬スペース及び保管収納スペースが多く必要となり、それだけ使用の利便性が低いことがあるという不都合を有している。

本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項１記載の考案は、長尺状の柄体の先端部に掻落体を設けてなり、上記柄体は外パイプ及び該外パイプの内穴に挿通される多段に重合可能な複数個の内パイプからなり、該外パイプと該複数個の内パイプの内の最外側位置の内パイプ、及び、多段に重合する複数個の内パイプは摺動機構により相互に摺動自在に嵌合され、かつ、該複数個の内パイプは多段伸縮機構により伸長位置及び縮小位置に多段に位置決めされ、さらに、外パイプ及び複数個の内パイプは回り止め機構により相互に回り止めされ、該柄体は回り止め状態で多段に伸縮調節自在に設けられ、さらに、上記掻落体に取付パイプが取り付けられ、該取付パイプに上記掻落体側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプの先端側が嵌挿され、該継合パイプの後端側に上記複数個の内パイプの内の最内側位置の内パイプが嵌挿され、該取付パイプと継合パイプ及び継合パイプと最内側位置の内パイプとをそれぞれ嵌脱自在とする着脱機構を設けてなることを特徴とする雪落とし具にある。

又、請求項２記載の考案は、上記多段伸縮機構として、上記複数個の内パイプの数に対応する数のバネ材及び該バネ材の先端部に設けられた嵌合ピンからなる位置決め部材と、該外パイプ及び複数個の内パイプに形成され、該複数個の内パイプの縮小時に該位置決め部材の嵌合ピンが嵌合する嵌合穴部及び複数個の内パイプの伸長時に嵌合ピンが嵌合して伸長限度位置を規制する嵌脱穴部と、該外パイプ及び複数個の内パイプの内穴に突出形成され、複数個の内パイプの縮小限度位置を規制する規制突部とからなることを特徴とするものである。

又、請求項３記載の考案は、上記柄体はアルミニウム製のパイプ材からなることを特徴とするものである。

本考案は上述の如く、請求項１記載の考案にあっては、地上において、使用者が長尺状の柄体を握持し、柄体の先端部の掻落体により建物の屋根の上の積雪を掻き落とすに際し、上記柄体は外パイプ及び外パイプの内穴に挿通される多段に重合可能な複数個の内パイプからなり、外パイプと複数個の内パイプの内の最外側位置の内パイプ、及び、多段に重合する複数個の内パイプは摺動機構により相互に摺動自在に嵌合され、かつ、複数個の内パイプは多段伸縮機構により伸長位置及び縮小位置に多段に位置決めされ、さらに、外パイプ及び複数個の内パイプは回り止め機構により相互に回り止めされ、これにより柄体は回り止め状態で多段に伸縮調節自在に設けられているから、摺動機構及び多段伸縮機構により、地上から積雪までの距離に応じて、柄体を段階的に伸縮調節することができて作業性を向上することができ、かつ、柄体の先端部に設けた掻落体は柄体に対して回り止め機構により回り止めされているから、積雪の掻き落としに伴う積雪からの作業抵抗により掻落体が軸線廻りに不測に回転することを防ぐことができ、作業性を向上することができ、さらに、上記掻落体に取付パイプが取り付けられ、取付パイプに上記掻落体側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプの先端側が嵌挿され、継合パイプの後端側に上記複数個の内パイプの内の最内側位置の内パイプが嵌挿され、取付パイプと継合パイプ及び継合パイプと最内側位置の内パイプとをそれぞれ嵌脱自在とする着脱機構を設けてなるから、運搬時や保管時等の不使用時において、上記掻落体、上記継合パイプ及び上記柄体の三部材に分離することができ、運搬スペース及び保管収納スペースを小さくすることができ、運搬性及び保管性を高めることができ、使用の利便性を向上することができる。

又、請求項２記載の考案にあっては、上記多段伸縮機構として、上記複数個の内パイプの数に対応する数のバネ材及びバネ材の先端部に設けられた嵌合ピンからなる位置決め部材と、外パイプ及び複数個の内パイプに形成され、複数個の内パイプの縮小時に位置決め部材の嵌合ピンが嵌合する嵌合穴部及び複数個の内パイプの伸長時に嵌合ピンが嵌合して伸長限度位置を規制する嵌脱穴部と、外パイプ及び複数個の内パイプの内穴に突出形成され、複数個の内パイプの縮小限度位置を規制する規制突部とからなるので、嵌合ピンと嵌合穴部又は嵌脱穴部との嵌合により内パイプを確実に縮小位置及び伸長位置に位置固定することができ、作業性を高めることができる。

又、請求項３記載の考案にあっては、上記柄体はアルミニウム製のパイプ材からなるので、軽量化及び防錆性を向上することができる。

本考案の実施の形態例の縮小時の全体斜視図である。本考案の実施の形態例の部分側面図である。本考案の実施の形態例の部分平面図である。本考案の実施の形態例の部分側断面図である。本考案の実施の形態例の部分分離側面図である。本考案の実施の形態例の部分横断面図である。本考案の実施の形態例の部分分離斜視図である。本考案の実施の形態例の縮小時の部分側断面図である。本考案の実施の形態例の部分横断面図である。本考案の実施の形態例の縮小時の部分側断面図である。本考案の実施の形態例の縮小時の全体側断面図である。本考案の実施の形態例の縮小時の説明部分側断面図である。本考案の実施の形態例の伸長時の説明部分側断面図である。本考案の実施の形態例の使用状態図である。

図１乃至図１４は本考案の実施の形態例を示し、１は長尺状の柄体であって、この場合、柄体１はアルミニウム製のパイプ材からなり、この柄体１の先端部に掻落体２を着脱機構Ｍにより着脱自在に設けている。

そして、図１、図８、図９、図１４の如く、上記柄体１は外パイプＡ及び外パイプＡの内穴に挿通される多段に重合可能な外径及び内径が外側から内側に順次大から小となる複数個、この場合、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４からなり、外パイプＡと４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内の最外側位置の内パイプＢ_４、及び、４段に重合する複数個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は摺動機構３により相互に摺動自在に嵌合され、外パイプＡの基端部にキャップＣが嵌着され、かつ、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は多段伸縮機構４により伸長位置Ｌ及び縮小位置Ｓに４段に位置決めされ、さらに、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は回り止め機構５により相互に回り止めされ、最内側位置の内パイプＢ_１の先端部に着脱機構Ｍを介して掻落体２が連結され、上記摺動機構３、上記多段伸縮機構４及び回り止め機構５により柄体１は回り止め状態で多段、この場合、４段に伸縮調節自在に構成されている。

上記掻落体２として、図１、図２、図３の如く、上記柄体１、この場合、上記最内側位置の内パイプＢ_１の先端部に着脱機構Ｍを介して連結される基部材２ａ及び柄体１の長手方向に対して交差する方向にして基部材２ａに当板２ｂ、ボルト２ｃ及びナット２ｄにより取り付けられたゴム製や合成樹脂製の弾性掻体２ｅにより形成され、さらに、基部材２ａに補強用の膨出空洞部２ｆが形成されている。

この場合、図１、図５の如く、上記着脱機構Ｍとして、上記掻落体２に取付パイプＭ_１が取り付けられ、取付パイプＭ_１に上記掻落体２側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプＭ_２の先端側が嵌挿され、継合パイプＭ_２の後端側に上記４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内の最内側位置の内パイプＢ_１が嵌挿され、取付パイプＭ_１と継合パイプＭ_２及び継合パイプＭ_２と最内側位置の内パイプＢ_１とをそれぞれ嵌脱自在に設けて構成され、さらに、この場合、図４、図７の如く、上記取付パイプＭ_１に嵌入穴部Ｍ_３が形成され、取付パイプＭ_１の内穴に捩りコイルバネ状のバネ材Ｍ_４及びバネ材Ｍ_４の先端部に設けられ、嵌入穴部Ｍ_３に嵌入可能な嵌入ピンＭ_５からなる位置決め部材Ｍ_６を内装し、継合パイプＭ_２の先端側に嵌入ピンＭ_５が嵌脱可能な着脱穴部Ｍ_７を形成し、さらに、最内側位置の内パイプＢ_１の先端部に嵌入穴部Ｍ_８が形成され、内パイプＢ_１の内穴に捩りコイルバネ状のバネ材Ｍ_９及びバネ材Ｍ_９の先端部に設けられ、嵌入穴部Ｍ_８に嵌入可能な嵌入ピンＭ_１０からなる位置決め部材Ｍ_１１を内装し、継合パイプＭ_２の後端側に嵌入ピンＭ_１０が嵌脱可能な着脱穴部Ｍ_１２を形成し、位置決め部材Ｍ_６の嵌入ピンＭ_５と継合パイプＭ_２の着脱穴部Ｍ_７との嵌脱及び位置決め部材Ｍ_１１の嵌入ピンＭ_１０と着脱穴部Ｍ_１２との嵌脱により掻落体２と柄体１とを着脱自在に構成している。

又、この場合、上記摺動機構３及び上記回り止め機構５として、図９の如く、上記外パイプＡの外周面及び上記４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の外周面に複数個の突条部Ｔ・・を長手方向に亘って形成し、かつ、上記外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内周面に上記突条部Ｔ・Ｔ間に摺動嵌合可能な隆起突部Ｒ・・を４個等配位置に形成し、突条部Ｔ・Ｔ間に形成された凹部と隆起突部Ｒとの嵌合により外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４を相互に摺動自在及び回り止め可能に構成している。

また、この場合、上記多段伸縮機構４として、図１０、図１１の如く、上記４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の数に対応する数、この場合、４個の捩りコイルバネ状のバネ材Ｅ_１・Ｅ_２・Ｅ_３・Ｅ_４、及びバネ材Ｅ_１・Ｅ_２・Ｅ_３・Ｅ_４の先端部に設けられた嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４からなる位置決め部材Ｄ_１・Ｄ_２・Ｄ_３・Ｄ_４と、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４に形成され、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の縮小時に位置決め部材Ｄ_１・Ｄ_２・Ｄ_３・Ｄ_４の嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４が嵌合する嵌合穴部Ｋ_１・Ｋ_２・Ｋ_３・Ｋ_４及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の伸長時に嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４が嵌合して伸長限度位置を規制する嵌脱穴部Ｇ_１・Ｇ_２・Ｇ_３・Ｇ_４と、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内穴に突出形成され、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の縮小限度位置を規制する規制突部Ｑ_１・Ｑ_２・Ｑ_３・Ｑ_４とからなり、位置決め部材Ｄ_１・Ｄ_２・Ｄ_３・Ｄ_４を内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内穴にそれぞれ内装し、図１０及び説明簡略図としての図１２の如く、縮小位置Ｓにおいて、嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４を嵌合穴部Ｋ_１・Ｋ_２・Ｋ_３・Ｋ_４に嵌合し、説明簡略図としての図１３の如く、伸長位置Ｌにおいて、嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４を嵌脱穴部Ｇ_１・Ｇ_２・Ｇ_３・Ｇ_４に嵌合し、この多段伸縮機構４により外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４を伸長位置Ｌ及び縮小位置Ｓに４段に位置決めするように構成している。

この実施の形態例は上記構成であるから、図１４の如く、地上Ｈにおいて、使用者が長尺状の柄体１を握持し、柄体１の先端部の掻落体２により建物の屋根Ｙの上の積雪Ｆを掻き落とすに際し、上記柄体１は外パイプＡ及び外パイプＡの内穴に挿通される４段に重合可能な４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４からなり、外パイプＡと４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内の最外側位置の内パイプＢ_４、及び、４段に重合する４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は摺動機構３により相互に摺動自在に嵌合され、かつ、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は多段伸縮機構４により伸長位置Ｌ及び縮小位置Ｓに４段に位置決めされ、さらに、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４は回り止め機構５により相互に回り止めされ、これにより柄体１は回り止め状態で４段に伸縮調節自在に設けられているから、摺動機構３及び多段伸縮機構４により、地上Ｈから積雪Ｆまでの距離に応じて、柄体１を段階的に伸縮調節することができて作業性を向上することができ、かつ、柄体１の先端部に設けた掻落体２は柄体１に対して回り止め機構５により回り止めされているから、積雪Ｆの掻き落としに伴う積雪Ｆからの作業抵抗により掻落体２が軸線廻りに不測に回転することを防ぐことができ、作業性を向上することができ、さらに、上記掻落体２に取付パイプＭ_１が取り付けられ、取付パイプＭ_１に上記掻落体２側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプＭ_２の先端側が嵌挿され、継合パイプＭ_２の後端側に上記４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内の最内側位置の内パイプＢ_１が嵌挿され、取付パイプＭ_１と継合パイプＭ_２及び継合パイプＭ_２と最内側位置の内パイプＢ_１とをそれぞれ嵌脱自在とする着脱機構Ｍを設けてなるから、図４、図５の如く、運搬時や保管時等の不使用時において、上記掻落体２（取付パイプＭ_１を含む）、上記継合パイプＭ_２及び上記柄体１の三部材に分離することができ、運搬スペース及び保管収納スペースを小さくすることができ、運搬性及び保管性を高めることができ、使用の利便性を向上することができる。

この場合、上記多段伸縮機構４として、図１０、図１１の如く、上記４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の数に対応する数、この場合、４個の捩りコイルバネ状のバネ材Ｅ_１・Ｅ_２・Ｅ_３・Ｅ_４、及びバネ材Ｅ_１・Ｅ_２・Ｅ_３・Ｅ_４の先端部に設けられた嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４からなる位置決め部材Ｄ_１・Ｄ_２・Ｄ_３・Ｄ_４と、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４に形成され、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の縮小時に位置決め部材Ｄ_１・Ｄ_２・Ｄ_３・Ｄ_４の嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４が嵌合する嵌合穴部Ｋ_１・Ｋ_２・Ｋ_３・Ｋ_４及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の伸長時に嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４が嵌合して伸長限度位置を規制する嵌脱穴部Ｇ_１・Ｇ_２・Ｇ_３・Ｇ_４と、外パイプＡ及び４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の内穴に突出形成され、４個の内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４の縮小限度位置を規制する規制突部Ｑ_１・Ｑ_２・Ｑ_３・Ｑ_４とからなるので、嵌合ピンＰ_１・Ｐ_２・Ｐ_３・Ｐ_４と嵌合穴部Ｋ_１・Ｋ_２・Ｋ_３・Ｋ_４又は嵌脱穴部Ｇ_１・Ｇ_２・Ｇ_３・Ｇ_４との嵌合により内パイプＢ_１・Ｂ_２・Ｂ_３・Ｂ_４を確実に縮小位置Ｓ及び伸長位置Ｌに位置固定することができ、作業性を高めることができ、又、さらに、この場合、上記柄体１はアルミニウム製のパイプ材からなるので、軽量化及び防錆性を向上することができる。

尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、柄体１、掻落体２、摺動機構３、多段伸縮機構４、回り止め機構５の構造や、内パイプＢ_１・・の数、伸縮段数、長さ、形態等は適宜設計して変更される。

以上、所期の目的を充分達成することができる。

Ｍ着脱機構
Ｍ_１取付パイプ
Ｍ_２継合パイプ
Ａ外パイプ
Ｂ_１内パイプ
Ｂ_２内パイプ
Ｂ_３内パイプ
Ｂ_４内パイプ
Ｅ_１バネ材
Ｅ_２バネ材
Ｅ_３バネ材
Ｅ_４バネ材
Ｐ_１嵌合ピン
Ｐ_２嵌合ピン
Ｐ_３嵌合ピン
Ｐ_４嵌合ピン
Ｄ_１位置決め部材
Ｄ_２位置決め部材
Ｄ_３位置決め部材
Ｄ_４位置決め部材
Ｋ_１嵌合穴部
Ｋ_２嵌合穴部
Ｋ_３嵌合穴部
Ｋ_４嵌合穴部
Ｇ_１嵌脱穴部
Ｇ_２嵌脱穴部
Ｇ_３嵌脱穴部
Ｇ_４嵌脱穴部
Ｑ_１規制突部
Ｑ_２規制突部
Ｑ_３規制突部
Ｑ_４規制突部
Ｌ伸長位置
Ｓ縮小位置
１柄体
２掻落体
３摺動機構
４多段伸縮機構
５回り止め機構

Claims

長尺状の柄体の先端部に掻落体を設けてなり、上記柄体は外パイプ及び該外パイプの内穴に挿通される多段に重合可能な複数個の内パイプからなり、該外パイプと該複数個の内パイプの内の最外側位置の内パイプ、及び、多段に重合する複数個の内パイプは摺動機構により相互に摺動自在に嵌合され、かつ、該複数個の内パイプは多段伸縮機構により伸長位置及び縮小位置に多段に位置決めされ、さらに、外パイプ及び複数個の内パイプは回り止め機構により相互に回り止めされ、該柄体は回り止め状態で多段に伸縮調節自在に設けられ、さらに、上記掻落体に取付パイプが取り付けられ、該取付パイプに上記掻落体側に向かう屈曲部分を有する形状の継合パイプの先端側が嵌挿され、該継合パイプの後端側に上記複数個の内パイプの内の最内側位置の内パイプが嵌挿され、該取付パイプと継合パイプ及び継合パイプと最内側位置の内パイプとをそれぞれ嵌脱自在とする着脱機構を設けてなることを特徴とする雪落とし具。
上記多段伸縮機構として、上記複数個の内パイプの数に対応する数のバネ材及び該バネ材の先端部に設けられた嵌合ピンからなる位置決め部材と、該外パイプ及び複数個の内パイプに形成され、該複数個の内パイプの縮小時に該位置決め部材の嵌合ピンが嵌合する嵌合穴部及び複数個の内パイプの伸長時に嵌合ピンが嵌合して伸長限度位置を規制する嵌脱穴部と、該外パイプ及び複数個の内パイプの内穴に突出形成され、複数個の内パイプの縮小限度位置を規制する規制突部とからなることを特徴とする請求項１記載の雪落とし具。
上記柄体はアルミニウム製のパイプ材からなることを特徴とする請求項１又は２記載の雪落とし具。