JP3240594U - ヘッジトリマ用ブレードセット - Google Patents

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洋 桐田
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株式会社工進
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Abstract

【課題】ヘッジトリマのブレードセット装着、交換が容易にできるブレードセットを提供する。【解決手段】ヘッジトリマのブレードセット1であって、ヘッジトリマの本体部に装着するプレート5と本体部の電動モータの作動により偏心して回転する偏心カムが嵌合する嵌合孔3を端部に備え、偏心カムの回転により前後方向に相対的に摺動する上下一対のブレードとブレード6、7を支持するガイドバー4とガイドバーの先端に取り付けられるキャップ2とからなり、キャップは複数の取り付け方法が有り、上下一対のブレードの逆側の端部にキャップの一部が干渉した状態のとき、整列した嵌合孔の位置と偏心カムの位置とが合致するように上下一対のブレードの長さおよび嵌合孔の位置が調整される。【選択図】図6

Description

本考案は、ヘッジトリマのブレードセットおよびブレードセットの装着に関するものである。
従来より、ヘッジトリマのブレードセットは広く提案されている。(特許文献1)
特開2005-295922号公報
特許文献1のヘッジトリマは、ヘッジトリマ本体部にブレードセットを装着、取り外しできるように構成される。本体部の電動モータの作動により偏心して回転する偏心カムと偏心カムの回転を本体の前後方向に上下一対のブレードを相対的に摺動させるための偏心カムに嵌合する嵌合孔をブレード端部に備える。
ヘッジトリマ本体部にブレードセットを装着するとき、本体部の電動モータの作動により偏心して回転する偏心カムの位置と上下一対のブレード端部に備られた偏心カムに嵌合する嵌合孔の位置は、互いに嵌合可能な位置である必要があり、且つ上下一対のブレードの嵌合孔は上下でずれがあってはならない。
上下一対のブレードは本体の前後方向に摺動可能なため、嵌合可能な位置に合わせることが容易ではなく、偏心カムと嵌合孔が互いに嵌合可能な位置にない場合や、上下一対のブレードの嵌合孔が上下でずれている場合は、偏心カムと嵌合孔が嵌合せず、ヘッジトリマ本体部にブレードセットを装着することが困難である。
そこで、本考案はヘッジトリマ本体部にブレードセットを容易に装着することを技術的課題として、その具現化をはかるべく研究・実験を重ねた結果、ガイドバーの先端に取り付けられるキャップは複数の取り付け方法があり、内一つの取り付け方法を用いることで、ブレードの端部とキャップの一部を干渉させるとき、ブレードの嵌合孔の位置と偏心カムの位置を嵌合が可能な位置に合致させ、且つブレードの嵌合孔は上下でずれないようなブレードセットを構成することにより前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本考案によって解決できる。
即ち、本考案に係るヘッジトリマのブレードセットは、前記ヘッジトリマの本体部に装着するプレートと前記本体部の電動モータの作動により偏心して回転する偏心カムが嵌合する嵌合孔を端部に備え、前記偏心カムの回転により前後方向に相対的に摺動する上下一対のブレードと前記ブレードを支持するガイドバーと前記ガイドバーの先端に取り付けられるキャップとからなり、前記キャップは複数の取り付け方法があり、前記ヘッジトリマの通常使用のときは前記複数の取り付け方法の内の第一の方法を用い、前記ヘッジトリマのブレード装着のときは前記第一の方法とは異なる前記複数の取り付け方法の内の第二の方法を用いることができることを特徴とするものである。
また、本考案は、前記ガイドバーに取り付けるとき、前記キャップを、前記複数の取り付け方法が可能であることを特徴とするものである。
また、本考案は、前記キャップを、前記ガイドバーに取り付けるとき、前記第一の方法により取り付けたときは、前記上下一対のブレードの前記摺動を妨げず、前記ヘッジトリマを通常使用することができ、前記第二の方法により取り付けたときは、前記上下一対のブレードの前記摺動を妨げるように、前記上下一対のブレードの前記嵌合孔の逆側の端部と前記キャップの一部が干渉することを特徴とするものである。
また、本考案は、前記キャップを、前記第二の方法により取り付け、前記上下一対のブレードの前記逆側の端部に前記キャップの一部が干渉した状態のとき、前記嵌合孔が上下ずれなく整列し、前記ブレードセットを前記ヘッジトリマの前記本体部に装着するときに、前記整列した前記嵌合孔の位置と前記偏心カムの位置とが合致するように前記上下一対のブレードの長さおよび前記嵌合孔の位置が調整されたことを特徴とするものである。
本考案によれば、前記上下一対のブレードは、前記キャップを第二の方法により取り付け、前記上下一対のブレードの前記逆側の端部に前記キャップの一部が干渉した状態のとき、前記嵌合孔が上下ずれなく整列し、前記ブレードセットを前記ヘッジトリマの前記本体部に装着するときに、前記整列した前記嵌合孔の位置と前記偏心カムの位置とが合致するので、ヘッジトリマ本体部にブレードセットを容易に装着することができる。
一実施形態のブレードセットを示す平面図である。 一実施形態のブレードセットを示す斜視図である。 一実施形態のヘッジトリマ本体に取り付けられた偏心カム部の平面図と偏心カムと嵌合するブレードの嵌合孔の模式図である。 一実施形態のヘッジトリマ本体に取り付けられた偏心カム部の平面図と偏心カムと嵌合するブレードの嵌合孔の模式図である。 一実施形態のヘッジトリマ本体と本体に取り付けられたブレードの平面図である。 一実施形態のキャップの斜視図である。 一実施形態のブレードセットのブレードの嵌合孔が上下でずれている場合の例の斜視図である。(通常使用時、キャップは第二の方法により取り付けられた状態) 図6のキャップ部の拡大図である。 図6のキャップ部の拡大図である。 図6の嵌合孔の拡大図である。 一実施形態のブレードセットのブレードの嵌合孔が上下でずれておらず、本体部の偏心カムの位置と嵌合が可能な位置にある場合の例の斜視図である。(キャップが第二の方法により取り付けられた状態且つブレードの端部とキャップの一部が干渉している状態) 図10のキャップ部の拡大図である。 図10のキャップ部の拡大図である。 図10の嵌合孔の拡大図である。 一実施形態のキャップ第一の方法により取り付けられるときの模式図である。 一実施形態のキャップ第二の方法により取り付けられるときの模式図である。 一実施形態のヘッジトリマの斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。
図16は一実施形態のヘッジトリマの斜視図である。図1、図2は一実施形態のヘッジトリマに装着されるブレードセットである。
図14に示すように、キャップ2はガイドバー4の先端に第一の方法により取り付けが可能な形状を有している。
図15に示すように、キャップ2はガイドバー4の先端に第二の方法により取り付けが可能な形状を有している。
図6に示すように、キャップ2はガイドバー4の先端に第一の方法により取り付けられているとき、ブレード6,ブレード7は本体部8の前後方向へ摺動できる。
図16はブレードセット1がヘッジトリマの本体部8に取り付けられている状態を示し、これは通常使用のときであり、キャップ2はガイドバー4の先端に第一の方法によりに取り付けられている。すなわち、偏心カム9が本体のモータによって駆動されるとき、ブレード6,ブレード7は本体部8の前後方向へ摺動され、草木のトリミング、カットができる。
図6に示すように、ブレード6,ブレード7は本体部8の前後方向へ摺動できるので、ブレードセット1をヘッジトリマの本体部8に装着するときに、ブレード6,ブレード7が意図せずに動いてしまい、ブレード6,ブレード7の各々の嵌合孔3a、3bがずれてしまう、また、偏心カム9の位置とブレード6,ブレード7の各々の嵌合孔8の位置が合致せず、ブレードセット1をヘッジトリマの本体部8に装着することができない、もしくは装着することが非常に困難となる。
ブレードセット1をヘッジトリマの本体部8に装着するとき、図12に示すように、キャップ2はガイドバー4の先端に第二の方法により取り付けたとき、キャップ2の一部分と、ブレード6,ブレード7の端部が干渉するような構成として、それらが干渉しているときブレード6,ブレード7の嵌合孔3は上下ずれなく整列し、且つブレードセット1を本体部8に装着するときに、整列した嵌合孔3の位置と偏心カム9の位置とが合致するようにブレード6,ブレード7の長さが調整されている。このような構成を取れば、容易にブレード6,ブレード7の嵌合孔3と偏心カム9の位置とを合致させることができるため、ブレードセット1をヘッジトリマの本体部8に装着することを容易にすることが可能となる。
ブレードセット1をヘッジトリマの本体部8に装着した後は、キャップ2を第一の方法により取り付け直して、通常使用できる。
本考案によれば、ブレードセットをヘッジトリマの本体部に容易に装着することができるブレードセットを提供することができる。
本実施の形態ではキャップ2の形状を図5のような形状としたがこれに限定されるものではない。また、第一、第二の複数の取り付け方法として図14,15のような上向き、下向きに取り付ける方法を取ったがこれに限定されるものではない。
1 ブレードセット
2 キャップ
3 嵌合孔
3a 上ブレード6の嵌合孔
3b 下ブレード7の嵌合孔
4 ガイドバー
5 ヘッジトリマの本体部に装着するプレート
6 上ブレード
7 下ブレード
8 ヘッジトリマの本体部
9 偏心カム
10 ヘッジトリマ

Claims (4)

  1. ヘッジトリマのブレードセットであって、前記ヘッジトリマの本体部に装着するプレートと前記本体部の電動モータの作動により偏心して回転する偏心カムが嵌合する嵌合孔を端部に備え、前記偏心カムの回転により前後方向に相対的に摺動する上下一対のブレードと前記ブレードを支持するガイドバーと前記ガイドバーの先端に取り付けられるキャップとからなり、前記キャップは複数の取り付け方法が有り、前記ヘッジトリマの通常使用のときは前記複数の取り付け方法の内の第一の方法を用い、前記ヘッジトリマのブレード装着のときは前記第一の方法とは異なる前記複数の取り付け方法の内の第二の方法を用いることができることを特徴とするブレードセット
  2. 前記キャップは、前記ガイドバーに取り付けるとき、前記複数の取り付け方法が可能であることを特徴とする請求項1に記載のブレードセット
  3. 前記キャップを、前記ガイドバーに取り付けるとき、前記第一の方法により取り付けたときは、前記上下一対のブレードの前記摺動を妨げず、前記ヘッジトリマを通常使用することができ、前記第二の方法により取り付けたときは、前記上下一対のブレードの前記摺動を妨げるように、前記上下一対のブレードの前記嵌合孔の逆側の端部と前記キャップの一部が干渉することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブレードセット。
  4. 前記キャップを、前記第二の方法により取り付け、前記上下一対のブレードの前記逆側の端部に前記キャップの一部が干渉した状態のとき、前記嵌合孔が上下ずれなく整列し、前記ブレードセットを前記ヘッジトリマの前記本体部に装着するときに、前記整列した前記嵌合孔の位置と前記偏心カムの位置とが合致するように前記上下一対のブレードの長さおよび前記嵌合孔の位置が調整されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブレードセット。
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