JP3240223U - リュックサック - Google Patents

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JP3240223U
JP3240223U JP2022003458U JP2022003458U JP3240223U JP 3240223 U JP3240223 U JP 3240223U JP 2022003458 U JP2022003458 U JP 2022003458U JP 2022003458 U JP2022003458 U JP 2022003458U JP 3240223 U JP3240223 U JP 3240223U
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大二郎 中村
直樹 寺田
啓輔 山本
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Nakamura Hifuku KK
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Nakamura Hifuku KK
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Abstract

【課題】皮革からなるランドセルに比べて軽量であるとともに、使い勝手の良好なリュックサックを提供する。【解決手段】リュックサック1は、前面部2Aと、後面部2Bと、右側マチ部2Cと、左側マチ部2Dと、底部2Eで囲まれ、上方に開口部2Fが形成される本体2と、内面3a及び外面3bを有し、開口部2Fと、前面部2Aをそれぞれ覆う蓋3と、後面部2Bに設けられる肩ベルトと、蓋3を前面部2Aに係止するための係止部材を備え、本体2と、蓋3と、肩ベルトは、それぞれ布生地で構成される。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 山口県防府市への販売(販売日は令和4年8月29日) 〔刊行物等〕 山口県防府市長定例記者会見(令和4年8月29日に、山口県防府市役所1号館3階で開催)における発表
本考案は、通学時に使用されるリュックサックに係り、特に、従来のランドセルに比べ
て軽量であるとともに、使い勝手の良好なリュックサックに関する。
従来、通学時に使用されるかばんとして、一般的にランドセルが使用されてきた。この
ランドセルは、学童が小学校で6年間に亘って使用することを想定しているため、長期に
亘って耐久性を発揮できるように、ランドセルは通常牛革材や人工皮革材といった強度を
有する素材で構成されている。しかし、皮革素材は、単位面積当たりの重量が一定以上あ
るため、現実的には、ランドセル自体の重量が1Kgを超えることになり、学童にとって
過剰なものとなっていた。
加えて、学習教材の増加、タブレット端末の導入といった新たな事情も重なって、学童
が通学時に背負う総重量がさらに増大している。これにより、学童に腰痛や肩痛が発生す
る頻度が増加しているという課題があった。
そこで、近年、このような課題を解決するための技術が開発されており、それに関して
既に発明や考案が開示されている。
特許文献1には「ランドセル」という名称で、軽量化とコストの軽減を図ったランドセ
ルに関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は
、背板と、折曲可能に形成した表面基板と、この表面基板をU字形に折曲げた幅方向の両
端に取付ける一対のマチ板とにより主収納室を形成し、この主収納室にポケット部と、蓋
板と、背負いベルトをそれぞれ取付けてなることを特徴とする。
このようなランドセルによれば、主収納室を表面基板と背板とマチ板との三点で構成し
部品数を少なくしたことにより、ランドセルの軽量化およびコストの軽減を図ることがで
きる。
しかしながら、上記のランドセルにおいては、一対のマチ板によって主収納室の左右両
側面が形成されているため、その容量を変更することができない。そのため、学習教材等
が少ない場合であっても、主収納室が嵩張り、学童にとって使い勝手が良好であるとはい
えないという課題がある。
次に、特許文献2には「拡幅型ランドセル」という名称で、副収納室のマチ幅を拡幅で
きる拡幅型ランドセルに関する考案が開示されている。
特許文献2に開示された考案は、背面側に教科書やノートを収容する主収納室と副教材
を収容する副収納室と、小物などを収容する前ポケット部をそれぞれ前後方向に設け、さ
らに一端を背板の上端に縫着したかぶせ蓋で主収納室と副収納室と前ポケット部を開閉可
能に覆ってなるランドセルにおいて、副収納室は、マチ幅を標準幅からワイド幅に可変さ
せる伸縮可能な拡幅機構を備えてなることを特徴とする。
このような拡幅型ランドセルによれば、拡幅機構を操作することにより、副収納室のマ
チ幅を標準幅から簡単にワイド幅に形成することができるので、多くの教材を収容するこ
とができる。
しかしながら、上記拡幅型ランドセルにおいては、主収納室のマチ幅を変更できないた
め、学習教材等の量の増加に必ずしも対応できるとはいえない。よって、使い勝手が不良
であるとの課題が十分に解消されていない。また、主収納室、副収納室及び前ポケット部
は、皮革からなることから、拡幅型ランドセル自体の重量が学童にとって過剰になってい
るおそれがある。
特開2020-781号公報 実用新案登録第3213915号公報
本考案は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、皮革からなるランド
セルに比べて軽量であるとともに、使い勝手の良好なリュックサックを提供することを目
的とする。
上記目的を達成するため、第1の考案は、前面部と、後面部と、一対のマチ部と、底部
で囲まれるとともに、上方に開口部が形成される本体と、内面及び外面を有し、開口部と
、前面部をそれぞれ覆う蓋と、後面部に設けられる肩ベルトと、蓋を前面部に係止するた
めの係止部材を備えるリュックサックであって、本体と、蓋と、肩ベルトは、それぞれ布
生地で構成され、係止部材は、前面部に設けられる本体側係止部と、蓋の内面に設けられ
て、本体側係止部に係止する蓋係止部からなり、本体側係止部は、本体の上下方向に設定
された縦軸に沿って、第1の間隔を空けて複数配置されることを特徴とする。
このような考案において、本体と、蓋と、肩ベルトをそれぞれ構成する布生地として、
例えば、合成繊維が用いられる。また、係止部材としては、例えば、マグネット、差込錠
、ひねり金具等が使用される。なお、本願において、上方とは底部から開口部に近づく方
向であり、下方とは開口部から底部に近づく方向である。
上記構成の考案においては、本体と、蓋と、肩ベルトが布生地で構成されるため、皮革
からなる従来のランドセルと比べて、リュックサックの重量が軽量である。
また、本体側係止部が、本体の上下方向に設定された縦軸に沿って、第1の間隔を空け
て複数配置されることから、蓋係止部が縦軸に沿って位置を変えて段階的に係止される。
すなわち、学習教材等の量が少ないときは蓋係止部を本体の底部寄りの位置の本体側係止
部に、一方で量が多いときは蓋係止部を本体の開口部寄りの位置の本体側係止部に、それ
ぞれ係止させることができる。
よって、蓋全体が常に本体の前面部に接触した状態が維持される。
第2の考案は、第1の考案において、一対のマチ部は、一対のマチ調節部がそれぞれ取
り付けられ、マチ調節部は、本体の厚さ方向に沿った、マチ部の厚さを調節することを特
徴とする。
このような構成の考案において、マチ調節部として、例えば、一対のベルトと、このベ
ルトを接続するバックルの組み合わせや、本体の厚さ方向に沿って間隔を空けて複数配置
され、互いに係合するスナップが使用される。
上記構成の考案においては、第1の考案の作用に加えて、マチ調節部がマチ部の厚さを
調節するため、学習教材等の量が少ないときには、マチ部の厚さを少なくすることで、学
習教材等が本体の内部で移動することが防止される。また、学習教材等の量が多いときに
は、マチ部の厚さを厚くすることで、学習教材等が本体の内部で潰れたり、損傷したりす
ることが防止される。
第3の考案は、第1又は第2の考案において、一対のマチ部反射材が、一対のマチ部の
、少なくとも開口部寄りの第1の高さ位置にそれぞれ設けられ、蓋反射材が、蓋の外面の
、少なくとも第1の高さ位置と同じ第2の高さ位置に設けられ、肩ベルト反射材が、肩ベ
ルトの、少なくとも起端を含む範囲に設けられることを特徴とする。
このような構成の考案において、マチ部反射材として、例えば、長尺状のシートやテー
プが使用される。蓋反射材と、肩ベルト反射材も同様である。また、マチ部反射材を少な
くとも第1の高さ位置に、蓋反射材を少なくとも第2の高さ位置に、肩ベルト反射材を肩
ベルトの、少なくとも起端を含む範囲にそれぞれ設けたのは、学童の低身長を考慮して、
これらの反射材からの反射光ができるだけ他者の視界に入るようにするためである。
なお、「第1の高さ位置と同じ第2の高さ位置」とは、第1の高さ位置と第2の高さ位
置が全く同一である場合に限られず、これらがある程度の差を有している場合も含まれる
。また、第1の高さ位置と、第2の高さ位置は、本体の底部をゼロとして計測した高さの
位置を意味する。
上記構成の考案においては、第1又は第2の考案の作用に加えて、マチ部反射材、蓋反
射材及び肩ベルト反射材が、それぞれ一対のマチ部、蓋の外面及び肩ベルトに設けられる
ことで、リュックサックに対する周囲全方向からの視認性を確保できる。
第4の考案は、第1又は第2の考案において、物品を収容するポケットが、一対のマチ
部の少なくともいずれかに設けられ、ポケットは、その底部に、ポケットの内部に存在す
る水を抜くための水抜き孔が形成されることを特徴とする。
このような構成の考案において、水抜き孔として、例えば、ポケットの内径よりも十分
に小さい径の孔部を、ポケットの底部に設けることが考えられる。なお、ポケットは、マ
チ部を構成する布生地で構成されるほか、この布生地とは異なる布生地や柔軟性を有する
プラスチックで構成されてもよい。
上記構成の考案においては、第1又は第2の考案の作用に加えて、ポケットの底部に、
水抜き孔が形成されるため、例えば、飲料容器の周囲に生じた結露、使用後の折り畳み式
傘に付着した雨水、ポケットに降り込んだ雨水が排出されて、飲料容器を持った際に手が
水で滑ることを防止できたり、ポケットの内部の清潔性を維持したりすることができる。
第5の考案は、第1又は第2の考案において、肩ベルトは、一方及び他方のベルトと、
この一方及び他方のベルトを接続するとともに、肩ベルトの長さを調節する肩ベルト調節
部を備え、肩ベルト調節部は、一方及び他方の係止部と、一方及び他方の係止部を保持す
る保持部を備えるバックルと、他方のベルトに取り付けられて、この他方のベルトに沿っ
てスライド可能なリングバックルからなり、一方の係止部は、一方のベルトの末端を係止
し、他方の係止部は、他方のベルトの基端がその自由端の手前で折り曲げられてなるルー
プ端を係止し、リングバックルは、自由端を係止することを特徴とする。
このような構成の考案において、一方のベルトの末端とは、一方のベルトの全長のうち
、特定の箇所を示すものではなく、ある程度の長さを有している概念である。他方のベル
トの基端も同様の概念である。
また、本考案は、肩ベルト調節部を用いて他方のベルトの長さを変更することで、肩ベ
ルトの長さを調節することを想定している。
次に、一方の係止部が一方のベルトの末端を係止する構成として、例えば、一方のベル
トの末端にその自由端を含んでループ端が形成されるもの、すなわち、一方のベルトの全
長の途中ではなく端部にループ端が形成されるものが考えられる。このとき、バックルの
一方の係止部がこのループ端の内部に挿通されることで、一方のベルトの末端がバックル
の一方の係止部に係止される。
また、他方のベルトの基端に形成されてなるループ端は、自由端を含まずに形成される
もの、すなわち、他方のベルトの全長の途中にループ端が形成されるものであり、バック
ルの他方の係止部がこのループ端の内部に挿通されることで、他方のベルトの基端がバッ
クルの他方の係止部に係止される。
さらに、他方のベルトの自由端は、例えば、リングバックルの内部に挿通されたのちに
折り曲げられることで、リングバックルに係止される。よって、他方のベルトの自由端は
、リングバックルを介し、他方のベルトに沿ってスライドすることができる。
上記構成の考案においては、第1又は第2の考案の作用に加えて、他方のベルトの自由
端が他方のベルトに沿ってスライドすることによって、他方のベルトのループ端の内径の
大きさが変更されるため、他方のベルトの長さが自在に変更可能となる。
このとき、他方のベルトの長短に関わらず、他方のベルトの自由端はリングバックルに
係止されたままである。そのため、この自由端が、学童に接近する自転車や構造物に絡ま
ることが防止される。
第6の考案は、第1の考案において、本体側係止部は、縦軸に沿って、第1の間隔を空
けて二段配置され、蓋係止部は、縦軸に沿って、第2の間隔を空けて二段配置され、一対
のマチ部は、本体の厚さ方向に沿った、マチ部の厚さをそれぞれ調節する一対のマチ調節
部がそれぞれ取り付けられるとともに、一対のマチ部反射材がそれぞれ設けられ、蓋は、
蓋反射材が、蓋の前記外面に設けられ、肩ベルトは、肩ベルト反射材が設けられ、リュッ
クサックは、一対のマチ調節部がマチ部の厚さをそれぞれ調節可能とし、本体の容量を変
化可能とすることに伴い、蓋係止部が本体側係止部に対して縦軸に沿った異なる四段階で
の係止が可能であることで、本体の容量の変化に関わらず、蓋が前面部にしっかりと固定
され、かつリュックサックの外観が良好となるとともに、一対のマチ部反射材と、蓋反射
材と、肩ベルト反射材が設けられることで、リュックサックの周囲全方向についての視認
性が確保されることを特徴とする。
このような構成の考案において、マチ調節部は、マチ部の厚さを、複数段階や無段階と
いったように所望のとおりに調節可能であることが望ましい。これにより、本体の容量を
必要に応じた大きさに変化させることができるので、本体側係止部に対する蓋係止部の位
置を四段階に変化させる場合において、各段階に最適な本体の大きさを実現できる。
これに対し、マチ調節部を備えない場合、各段階に最適な本体の大きさを実現できない
。そのため、いずれかの段階で蓋が余って不必要に膨らんだり、過度に伸展されたりする

よって、上記構成の考案においては、第1の考案の作用に加えて、マチ調節部を備える
ことと、本体側係止部に対する蓋係止部の位置を四段階に変化させることにより、各段階
において、本体の容量の変化に関わらず、蓋が本体の前面部にしっかりと固定される。こ
のとき、蓋が自然に前面部に沿うことになるので、リュックサックの外観も良好となる。
また、一対のマチ部反射材と、蓋反射材と、肩ベルト反射材が設けられることで、リュ
ックサックの周囲全方向において光が反射されるから、この全方向についての視認性が確
保される。
第1の考案によれば、皮革からなる従来のランドセルと比べて軽量であるため、通学時
の荷重を軽減することができる。これにより、移動のし難さや、腰痛や肩痛が発生する頻
度を減少させることが期待できる。
また、本体側係止部に対する蓋係止部の係止位置を調節することにより、学習教材等の
量の多少に応じて、本体の開口部と蓋の間に形成される隙間の大きさを増減可能である。
このような係止位置の調節は、本体の上下方向に設定された縦軸に沿って、第1の間隔を
空けて複数配置される本体側係止部のいずれかを選択するだけで可能なため、学童にも容
易であり、使い勝手が良好であるといえる。
さらに、学習教材等の量が多くても少なくても、蓋がしっかりと前面部に固定されるこ
とから、使用時の外観も格好の良いものとなる。
第2の考案によれば、第1の考案の効果に加えて、マチ調節部がマチ部の厚さを調節す
るため、学習教材等の量が少ないときに本体の内部に収容された学習教材等が移動して損
傷等することを防止できる。学習教材等の量が多いときには、マチ調節部を簡単に操作し
て本体の内部の容量を増加させることができるので、利便性が高い。
第3の考案によれば、第1又は第2の考案の効果に加えて、マチ部反射材、蓋反射材及
び肩ベルト反射材がそれぞれ設けられることで、リュックサックに対する周囲全方向から
の視認性を確保できるため、薄暗い環境においてもリュックサックや学童の存在が確実に
周囲の者から認識される。よって、通学途中での学童の安全性を確保できる。
第4の考案によれば、第1又は第2の考案の効果に加えて、水抜き孔により、飲料容器
の使い勝手やポケットの清潔性が低下することを防止できる。
第5の考案によれば、第1又は第2の考案の効果に加えて、他方のベルトの長さが自在
に変更可能となる。
このとき、他方のベルトの長短に関わらず、他方のベルトの自由端はリングバックルに
係止されたままである。そのため、この自由端が、学童に接近する自転車や構造物に絡ま
ることが防止されるので、学童の安全性を一層確保できる。
第6の考案によれば、第1の考案の効果に加えて、本体の容量の変化に関わらず、蓋が
本体の前面部にしっかりと固定されるため、本体側係止部に対する蓋係止部の係止位置の
いずれにおいても、蓋が前面部から外れてばたつくことがない。加えて、蓋が自然に前面
部に沿うようになるので、使用中にリュックサックのシルエットをスマートに見せること
ができる。すなわち、リュックサックの外観を良好にすることができるから、学童や保護
者がこのリュックサックの使用を希望することが期待できる。
実施例に係るリュックサックの外観を斜め上方から見た場合の斜視図である。 実施例に係るリュックサックを、その蓋の外面側から見た場合の正面図である。 実施例に係るリュックサックを、その本体の後面部側から見た場合の背面図である。 実施例に係るリュックサックの蓋を開放したときに、同リュックサックを本体の前面部側から見た場合の平面図である。 (a)は実施例に係るリュックサックのマチポケットを拡大した拡大図であり、(b)は同リュックサックの肩ベルト調節部を斜め方向からみた場合の斜視図である。 (a)及び(b)は実施例に係るリュックサックを、一対のマチ部のうち、左側のマチ部から見た場合の左側面図であり、(a)は一対のマチ部の厚さが最小の場合であり、(b)は一対のマチ部の厚さが最大の場合である。 (a)及び(b)は実施例に係るリュックサックを、開口部の上方から見た場合の左側面図であり、(a)は一対のマチ部の厚さが最小の場合であり、(b)は一対のマチ部の厚さが最大の場合である。
本考案の実施の形態に係るリュックサックについて、図1乃至図7を用いて詳細に説明
する。図1は、実施例に係るリュックサックの外観を斜め上方から見た場合の斜視図であ
る。図2は実施例に係るリュックサックを、その蓋の外面側から見た場合の正面図である

図1及び図2に示すように、実施例に係るリュックサック1は、本体2と、蓋3と、肩
ベルト4(図3参照)と、係止部材5(図4参照)を備える。
このうち、本体2と、蓋3と、肩ベルト4は、それぞれ布生地で構成される。具体的に
は、布生地は、ポリエステル製の表生地6aと、表生地6aよりも薄厚のナイロン製の裏
生地6bが重ね合わされており、その端面にはそれぞれナイロン製の帯状生地6cが縫着
されている。
また、蓋3は、表生地6aと、裏生地6bの間に挟まれる補強用の布生地(図示せず)
を備える。
次に、図1に示すように、本体2は、前面部2Aと、後面部2Bと、右側マチ部2Cと
、左側マチ部2Dと、底部2Eで囲まれるとともに、上方に開口部2Fが形成される。こ
の本体2は、収容部Gが形成されるとともに、前面部2Aに前ポケットGが形成される

この前ポケットGには、その容量よりも小さい容量を持つ蓋付きの前ポケットG
形成される。これらのうち、収容部Gは、A4サイズの学習教材を収容可能な容量を有し
ているとともに、後面部2B寄りに仕切り(図示せず)が設けられ、この仕切りと収容部
Gの後面部2B寄りの壁面との間に、例えばタブレット端末を好適に収容可能である。ま
た、前ポケットGは、A4サイズのクリアファイルを収容可能な容量を有している。
そして、リュックサック1のサイズは、蓋3が開口部2Fと、前面部2Aをそれぞれ覆
う場合に、高さ方向Hが35(cm)、高さ方向Hに直交する幅方向Wが30(cm)、
高さ方向Hと幅方向Wにそれぞれ直交する厚さ方向Dが15~20(cm)に設計されて
いる。ただし、リュックサック1のサイズは、上記以外のサイズであってもよい。そして
、リュックサック1の重量は、920(g)前後に設計されている。
続いて、本体2の左側マチ部2Dは、マチ調節部7,7と、マチ部反射材8と、マチポ
ケットGと、フック9がそれぞれ設けられる。これらは、右側マチ部2Cにも同様に設
けられる。
このうち、マチ調節部7,7は、本体2の厚さ方向Dに沿った、左側マチ部2Dの厚さ
を調節する機能を有しており、本体2の高さ方向Hにおける底部2E寄りの箇所と、開口
部2F寄りの箇所に配置される。具体的には、マチ調節部7,7は、それぞれ、左側マチ
部2Dの厚さ全体に亘って架け渡される一対のベルト7a,7bと、このベルト7a,7
bを接続するリングバックル7cと、ベルト7aの途中に設けられて、このベルト7aを
所望の長さで固定可能なカムバックル7dからなる。
また、マチ部反射材8は、帯状をなしており、本体2の高さ方向Hにおける開口部2F
寄りの第1の高さ位置hに、本体2の厚さ方向Dに対して平行に走行して設けられる。
具体的には、第1の高さ位置hは、開口部2Fから5(cm)程度下方の位置である。
ただし、マチ部反射材8は、第1の高さ位置h以外の高さ位置に設けられてもよい。
さらに、マチポケットGは、飲料容器や、折り畳み傘、リコーダーといった長尺状の
物品を収容するためのものであり、マチポケットGの最上端が出し入れ口となっている
。このとき、長尺状の物品を開口部2F寄りのマチ調節部7に通すことで、この物品のさ
らなる固定が可能となる。
なお、マチ調節部7,7は、右側マチ部2Cにも設けられ、その厚さを調節する機能を
発揮する。マチ部反射材8と、マチポケットGも、右側マチ部2Cにも設けられる。
次に、開口部2Fには、収容部Gに収容された学習教材の飛び出しを防止するための内
蓋10と、飛び出し防止ベルト11が設けられる。
このうち、内蓋10は、蓋3と同様の布生地からなり、略半円形状(図4参照)をなし
て、開口部2Fに取り付けられる。
また、飛び出し防止ベルト11は、その途中に、一対のマグネット(図示せず)を内蔵
するバックル11aを備える。このバックル11aは、一対のマグネット同士を吸着また
は分離させることで収容部Gへ学習教材等を出し入れ可能にするとともに、飛び出し防止
ベルト11の全長を変更可能に構成されている。
次に、蓋3は、内面3a及び外面3bを有する。この蓋3は、開口部2Fと、前面部2
Aをそれぞれ覆ったり、開口部2Fを開放したりするという機能を有する。そして、蓋3
の外面3bには、蓋反射材12が設けられる。
図2に示すように、この蓋反射材12は、蓋3が開口部2Fと、前面部2Aをそれぞれ
覆う場合に、マチ部反射材8,8の第1の高さ位置hとほぼ同じ第2の高さ位置h
設けられる。
続いて、リュックサックを構成する後面部及び肩ベルトについて、図3を用いながら説
明する。図3は、実施例に係るリュックサックを、その本体の後面部側から見た場合の背
面図である。なお、図1及び図2で示した構成要素については、図3においても同一の符
号を付して、その説明を省略する。
図3に示すように、本体2のうち、後面部2Bは、その表面が、表生地6aのほかにナ
イロン製のメッシュ生地6a´で覆われており、さらにこのメッシュ生地6a´と裏生地
6b(図示せず)の間に、発泡樹脂6dが挟まれている。この発泡樹脂6dは、例えば、
ポリウレタン製であって、学童の脊椎に対応する箇所が高さ方向Hに沿って膨隆した膨隆
部6eが形成されている。膨隆部6eは、外力が加えられた場合のみ変形することで、こ
の外力を吸収可能である。
次に、肩ベルト4は、起端4aを含む一方のベルト4Aと、終端4bを含む他方のベル
ト4Bと、この一方のベルト4Aと他方のベルト4Bを接続するとともに、肩ベルト4の
長さを調節する肩ベルト調節部4Cを備え、後面部2Bに設けられる。
なお、起端4aは、蓋3と後面部2Bとの境界に固定されており、終端4bは、後面部
2Bの下方に固定されている。
また、一方のベルト4Aは、クッション部13と、薄厚部14からなる。クッション部
13は、表生地6aと、その裏側のメッシュ生地6a´(図示せず)と、これらの間に挟
まれるクッション材(図示せず)が重ねられてなるものである。そして、薄厚部14は、
クッション部13よりも薄厚(例えば、1.2mm厚程度)の高密度ナイロンテープから
なる帯状体であって、薄厚部14の基端14aがクッション部13のほぼ半分の長さに位
置する縫着部13aに縫着されることで、クッション部13から分岐したものである。
さらに、一方のベルト4Aは、肩ベルト反射材15が、起端4aから、クッション部1
3の縫着部13aの手前までの範囲に設けられる。すなわち、肩ベルト反射材15が、マ
チ部反射材8,8の第1の高さ位置hと、蓋反射材12の第2の高さ位置h(図2参
照)を含む範囲に設けられる。他方のベルト4Bも、一方のベルトA4と同様の構成であ
る。
さらに、リュックサックを構成する係止部材について、図4を用いながら説明する。図
4は、実施例に係るリュックサックの蓋を開放したときに、同リュックサックを本体の前
面部側から見た場合の平面図である。なお、図1乃至図3で示した構成要素については、
図4においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、リュックサック1を構成する係止部材5は、本体2の前面部2Aに
設けられる本体側係止部5a,5a,5b,5bと、蓋3の内面3aに設けられて、本体
側係止部5a,5a,5b,5bに係止可能な蓋係止部5c,5c,5d,5dと、これ
らを保持する平板状の保持体5e,5fからなる。
本体側係止部5a,5a,5b,5bと、蓋係止部5c,5c,5d,5dは、いずれ
も円板状をなすマグネットである。そして、前者は前ポケットGを構成する表生地6a
と裏生地6b(図示せず)の間に挟まれる保持体5eによって保持され、後者は、蓋3を
構成する表生地6a(図示せず)と裏生地6bの間に挟まれる保持体5fによって保持さ
れている。保持体5e,5fは、いずれも、布生地または柔軟性を有する樹脂素材からな
る。
また、本体側係止部5a,5a,5b,5bは、本体2の高さ方向Hに設定された縦軸
に沿って、第1の間隔dを空けて二段に分かれて配置される。蓋係止部5c,5c
,5d,5dも同様に、縦軸Aに沿って、第2の間隔dを空けて二段に分かれて配置
される。ただし、蓋係止部5c,5c,5d,5dでは、一段目の蓋係止部5c,5cと
、二段目の蓋係止部5d,5dのいずれか一方が省略されてもよい。
したがって、一段目の蓋係止部5c,5cが、一段目の本体側係止部5a,5a、また
は二段目の本体側係止部5b,5bに、それぞれ係止可能である。同様に、二段目の蓋係
止部5d,5dが、一段目の本体側係止部5a,5a、または二段目の本体側係止部5b
,5bに、それぞれ係止可能である。すなわち、一段目の蓋係止部5c,5cと、二段目
の蓋係止部5d,5dとの第2の間隔dと、一段目の蓋本体側係止部5a,5aと、二
段目の本体側係止部5b,5bとの第1の間隔dを利用して、蓋係止部5c,5c,5
d,5dは、本体側係止部5a,5a,5b,5bに対し、縦軸Aに沿った異なる四段
階での係止が可能である。
続いて、リュックサック構成するマチポケット及び肩ベルト調節部について、図5を用
いながら説明する。図5(a)は実施例に係るリュックサックのマチポケットを拡大した
拡大図であり、図5(b)は同リュックサックの肩ベルト調節部を斜め方向からみた場合
の斜視図である。なお、図1乃至図4で示した構成要素については、図5においても同一
の符号を付して、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、リュックサック1の右側マチ部2C及び左側マチ部2Dにそ
れぞれ設けられるマチポケットGは、長方形状の布片16aと、帯状の小布片16bか
らなる。この布片16aと、少布片16bは、いずれも表生地6aと同一の布生地からな
る。
そして、布片16aの一部と、小布片16bは、マチポケットGに物品を収容しない
場合に、重なり合って折り畳まれる重なり部16cを形成しているとともに、マチポケッ
トGの底部に、このマチポケットGの内部に存在する水を抜くための水抜き孔17が
形成される。詳細には、水抜き孔17は、小布片16bの下端が切り欠かれたものであっ
て、水抜き孔17の大きさは、マチポケットGの内径よりも十分に小さい。
次に、図5(b)に示すように、リュックサック1の肩ベルト4を構成する肩ベルト調
節部4Cは、バックル18と、リングバックル19からなる。
バックル18は、一方の係止部18aと、他方の係止部18bと、この一方の係止部1
8a及び他方の係止部18bを並列に保持する環状の保持部18cを備える。
また、リングバックル19は、他方のベルト4Bに取り付けられて、この他方のベルト
4Bに沿ってスライド可能に構成される。
さらに、バックル18の一方の係止部18aは、一方のベルト4Aを構成する薄厚部1
4の末端14bを係止する。この末端14bは、薄厚部14の自由端を含んでループ端が
形成されたものである。すなわち、末端14bの自由端は消滅しているが、残存していて
もよい。
そして、一方の係止部18aが末端14bのループ端の内部に挿通されることで、この
末端14bが一方の係止部18aに係止される。
また、バックル18の他方の係止部18bは、他方のベルト4Bの基端20がその自由
端20aの手前で折り曲げられてなるループ端20bを係止する。他方の係止部18bが
このループ端20bの内部に挿通されることで、他方のベルト4Bの基端20が他方の係
止部18bに係止される。
そして、リングバックル19は、基端20の自由端20aを係止する。具体的には、自
由端20aは、リングバックル19の内部に挿通されたのちに折り曲げられることで、リ
ングバックル19に係止される。よって、この自由端20aは、リングバックル19を介
し、ループ端20b以外の部分において、他方のベルト4Bに沿ってスライドすることが
できる。
続いて、実施例に係るリュックサックの作用について、図6及び図7を用いて説明する
。図6(a)及び図6(b)は実施例に係るリュックサックを、一対のマチ部のうち、左
側のマチ部から見た場合の左側面図であり、図6(a)は一対のマチ部の厚さが最小の場
合であり、図6(b)は一対のマチ部の厚さが最大の場合である。図7(a)及び図7(
b)は実施例に係るリュックサックを、開口部の上方から見た場合の左側面図であり、図
7(a)は一対のマチ部の厚さが最小の場合であり、図7(b)は一対のマチ部の厚さが
最大の場合である。なお、図1乃至図5で示した構成要素については、図6及び図7にお
いても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本体2の左側マチ部2Dにおいては、マチ調
節部7,7を構成するベルト7a,7aの厚さ方向Dに沿った長さを変更することで、マ
チ調節部7,7の全長がそれぞれ調節される。これは、右側マチ部2Cにおいても同様で
ある。したがって、リュックサック1の厚さ方向Dに沿った右側マチ部2Cと、左側マチ
部2Dが所望の厚さに調節される。さらに、この調節が、本体2の容量を変化可能とする
。これに相まって、蓋係止部5c,5c,5d,5dが本体側係止部5a,5a,5b,
5bに対して縦軸Aに沿った異なる四段階での係止が可能であるから、本体2の容量の
変化に関わらず、蓋3が前面部2Aにしっかりと固定され、かつリュックサック1の外観
が良好となる。
さらに、マチ部反射材8,8と、蓋反射材12(図2参照)と、肩ベルト反射材15,
15(図3参照)が、それぞれ第1の高さhと、第2の高さhと、これら第1及び第
2の高さh,hを含む範囲に設けられることで、リュックサック1の周囲全方向にお
いて光が反射されるから、この周囲全方向についての視認性が確保される。
図6(a)は、ベルト7a,7aの全長が最短の場合であり、図6(b)は、ベルト7
a,7aの全長が最長の場合である。前者では本体2の厚さ方向Dの厚さが最小厚さd
inとなり、後者では厚さが最大厚さdmaxとなる。具体的には、最小厚さdmin
およそ15(cm)、最大厚さdmaxはおよそ20(cm)となる。
そして、ベルト7a,7aの全長の変更とともに、前ポケットGに設けられる本体側
係止部5a,5a,5b,5b(図4参照)に対する蓋3の内面3aの蓋係止部5c,5
c,5d,5d(図4参照)の係止位置を選択することで、本体2の厚さ方向Dの厚さが
最小または最大になった場合に、いずれも内面3aの全体を本体2の前面部2Aに接触さ
せることができる。
図6と同様に、図7(a)は、ベルト7a,7aの全長が最短の場合であり、図7(b
)は、ベルト7a,7aの全長が最長の場合である。なお、バックル11aを備えること
で、飛び出し防止ベルト11の全長が調節されるため、この全長を図7(a)では最短と
し、図7(b)では最長とすることで、開口部2Fの拡がりが適宜調節され、かつ収容部
Gに収容された学習教材等の飛び出しが防止される。
また、厚み方向Dに沿った開口部2Fの開口幅は、図7(a)では最短のDminであ
り、図7(b)では最長のDmaxである。具体的には、Dminはおよそ13(cm)
、Dmaxはおよそ18(cm)である。
以上説明したように、リュックサック1によれば、本体2、蓋3、肩ベルト4がいずれ
も布生地で構成されているため、皮革からなる従来のランドセルと比べて軽量である。そ
のため、学習教材等を収容部Gに収容した際の通学時の総重量を軽減することができる。
これにより、移動のし難さや、腰痛や肩痛が発生する頻度を減少させることが期待できる
また、本体側係止部5a,5a,5b,5bに対する蓋係止部5c,5c,5d,5d
の係止位置を調節することにより、学習教材等の量の多少に応じて、本体2の開口部2F
と蓋3の間に形成される隙間の大きさを増減可能である。このような係止位置の調節は、
本体側係止部5a,5aまたは本体側係止部5b,5bのいずれかを選択するだけで可能
なため、学童にも容易であり、使い勝手が良好であるといえる。
さらに、蓋係止部5c,5c,5d,5dの係止位置を調節することで、蓋3の内面3
a全体が常に本体2の前面部2Aに接触した状態が維持されるため、学習教材等の量が少
ないときに蓋3が学童の後方に向かって不必要に膨らむことや、学習教材等の量が多いと
きに蓋3が過度に伸展することを防止できる。したがって、前者では膨らんだ蓋3が周囲
の構造物等に引っかかる危険性を無くすることが可能であり、後者ではリュックサック1
の耐用年数を長期にすることが期待できる。
加えて、学習教材等の量の多少にかかわらず、蓋3の内面3a全体が常に本体2の前面
部2Aに接触した状態が維持されるため、見た目も格好の良いものとなる。
また、マチ調節部7,7によって、厚さ方向Dに沿った右側マチ部2Cと、左側マチ部
2Dが、所望の厚さに調節されるため、本体2の収容部Gに収容された学習教材等が移動
して損傷等することを防止できる。学習教材等の量が多いときには、マチ調節部7,7を
簡単に操作して収容部Gの容量を増加させることができるので、利便性が高い。
特に、学習教材等の量が少ないときには本体2をコンパクト化することが可能である。
そのため、学童の動きや学習教材等の移動に伴う本体2の揺れを抑制することができるか
ら、学童の動きを阻害しないとともに、小柄な学童がリュックサック1に振り回されるこ
とがないという効果を有する。
さらに、本体2の開口部2F寄りに、マチ部反射材8,8、蓋反射材12及び肩ベルト
反射材15,15がそれぞれ設けられることで、学童の存在がリュックサック1の周囲の
全方向から認識されるため、通学途中での学童の安全性を確保できる。
加えて、マチポケットG,Gに形成される水抜き孔17により、飲料容器の使い勝
手やマチポケットGの清潔性が低下することを防止できる。また、水抜き孔17として
、ポケットの内径よりも十分に小さい大きさの孔部をポケットの底部に設けるため、簡易
な構成でありながら、上記の有利な効果を容易に発揮可能である。
加えて、リュックサック1の肩ベルト4を構成する肩ベルト調節部4Cによれば、他方
のベルト4Bの長さが自在に変更可能となるとともに、自由端20aは、リングバックル
19に係止されたままである。そのため、この自由端20aが、学童に接近する自転車や
構造物に絡まることが防止されるので、学童の安全性を一層確保できる。
なお、本考案に係るリュックサックは、実施例に示すものに限定されない。例えば、マ
チ部反射材8,8と、蓋反射材12は、それぞれ第1の高さhと、第2の高さh以外
の高さ位置に設けられてもよい。また、マチポケットGの水抜き孔17は、小布片16
bが切り欠かれてなるほか、マチポケットGの底部全体がメッシュ構造からなるもので
あってもよい。
本考案は、通学時に使用される軽量のリュックサックとして利用可能である。
1…リュックサック 2…本体 2A…前面部 2B…後面部 2C…右側マチ部 2
D…左側マチ部 2E…底部 2F…開口部 G…収容部 G,G…前ポケット G
…マチポケット 3…蓋 3a…内面 3b…外面 4…肩ベルト 4A…一方のベル
ト 4B…他方のベルト 4C…肩ベルト調節部 4a…起端 4b…終端 5…係止部
材 5a,5b…本体側係止部 5c,5d…蓋係止部 5e,5f…保持体 6a…表
生地 6a´…メッシュ生地 6b…裏生地 6c…帯状生地 6d…発泡樹脂 6e…
膨隆部 7…マチ調節部 7a,7b…ベルト 7c…リングバックル 7d…カムバッ
クル 8…マチ部反射材 9…フック 10…内蓋 11…飛び出し防止ベルト 11a
…バックル 12…蓋反射材 13…クッション部 13a…縫着部 14…薄厚部 1
4a…基端 14b…末端 15…肩ベルト反射材 16a…布片 16b…小布片 1
6c…重なり部 17…水抜き孔 18…バックル 18a…一方の係止部 18b…他
方の係止部 18c…保持部 19…リングバックル 20…基端 20a…自由端 2
0b…ループ端

Claims (6)

  1. 前面部と、後面部と、一対のマチ部と、底部で囲まれるとともに、上方に開口部が形成
    される本体と、内面及び外面を有し、前記開口部と、前記前面部をそれぞれ覆う蓋と、前
    記後面部に設けられる肩ベルトと、前記蓋を前記前面部に係止するための係止部材を備え
    るリュックサックであって、
    前記本体と、前記蓋と、前記肩ベルトは、それぞれ布生地で構成され、
    前記係止部材は、前記前面部に設けられる本体側係止部と、前記蓋の前記内面に設けら
    れて、前記本体側係止部に係止する蓋係止部からなり、
    前記本体側係止部は、前記本体の高さ方向に設定された縦軸に沿って、第1の間隔を空
    けて複数配置されることを特徴とするリュックサック。
  2. 一対の前記マチ部は、一対のマチ調節部がそれぞれ取り付けられ、
    前記マチ調節部は、前記本体の厚さ方向に沿った、前記マチ部の厚さを調節することを
    特徴とする請求項1に記載のリュックサック。
  3. 一対のマチ部反射材が、一対の前記マチ部の、少なくとも前記開口部寄りの第1の高さ
    位置にそれぞれ設けられ、
    蓋反射材が、前記蓋の前記外面の、少なくとも前記第1の高さ位置と同じ第2の高さ位
    置に設けられ、
    肩ベルト反射材が、前記肩ベルトの、少なくとも起端を含む範囲に設けられることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のリュックサック。
  4. 物品を収容するポケットが、一対の前記マチ部の少なくともいずれかに設けられ、
    前記ポケットは、その底部に、前記ポケットの内部に存在する水を抜くための水抜き孔
    が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリュックサック。
  5. 前記肩ベルトは、一方及び他方のベルトと、この一方及び他方のベルトを接続するとと
    もに、前記肩ベルトの長さを調節する肩ベルト調節部を備え、
    前記肩ベルト調節部は、一方及び他方の係止部と、この一方及び他方の係止部を保持す
    る保持部を備えるバックルと、前記他方のベルトに取り付けられて、この他方のベルトに
    沿ってスライド可能なリングバックルからなり、
    前記一方の係止部は、前記一方のベルトの末端を係止し、
    前記他方の係止部は、前記他方のベルトの基端がその自由端の手前で折り曲げられてな
    るループ端を係止し、
    前記リングバックルは、前記自由端を係止することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のリュックサック。
  6. 前記本体側係止部は、前記縦軸に沿って、前記第1の間隔を空けて二段配置され、
    前記蓋係止部は、前記縦軸に沿って、第2の間隔を空けて二段配置され、
    一対の前記マチ部は、前記本体の厚さ方向に沿った、前記マチ部の厚さをそれぞれ調節
    する一対のマチ調節部がそれぞれ取り付けられるとともに、一対のマチ部反射材がそれぞ
    れ設けられ、
    前記蓋は、蓋反射材が、前記蓋の前記外面に設けられ、
    前記肩ベルトは、肩ベルト反射材が設けられ、
    前記リュックサックは、
    一対の前記マチ調節部が前記マチ部の前記厚さをそれぞれ調節可能とし、前記本体の
    容量を変化可能とすることに伴い、前記蓋係止部が前記本体側係止部に対して前記縦軸に
    沿った異なる四段階での係止が可能であることで、前記本体の前記容量の変化に関わらず
    、前記蓋が前記前面部にしっかりと固定され、かつ前記リュックサックの外観が良好とな
    るとともに、
    一対の前記マチ部反射材と、前記蓋反射材と、前記肩ベルト反射材が設けられること
    で、前記リュックサックの周囲全方向についての視認性が確保されることを特徴とする請
    求項1に記載のリュックサック。

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