JP3239654U - 交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレール - Google Patents

交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレール Download PDF

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高飛 代
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熙 鄭
太平 李
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丁 呉
進 張
林 黎
杰 楊
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道君 張
明成 ▲とう▼
衡 鄒
輝 熊
正龍 廖
寛 黄
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Abstract

【課題】交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールを提供する。【解決手段】ダンピングブロック3と、加速度センサ4と、圧力センサ5と、MCUモジュールと、通信モジュールと、警報モジュールとを含む交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールであり、前記加速度センサ、圧力センサ、通信モジュール及び警報モジュールは、何れもMCUモジュールに接続される。加速度センサにより加速度の値が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュールは、警報モジュールが事故警報信号を生成するように制御し、且つ圧力センサを起動して防護ビームと支柱との間の圧力値を検出し、続いて通信モジュールを介して監視端末に送信し、同時にMCUモジュールにより交通事故が発生したか否か及び交通事故の深刻さを分析して判断し、端末のスタッフに緊急手配をするように通知する。【選択図】図4

Description

本考案は、事故モニタリングの技術分野に属し、具体的には、交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールである。
中国の道路交通事故による死亡者数が10年連続で世界一であり、毎日の平均死亡者数が約300人であり、致死率が17%に達し、先進国での2%よりも9倍近く高い。交通事故が発生した後、特に人里離れた山間部と省道や国道といった過疎地域で、普通のガードレールは、衝突検出と警報機能を有しておらず、ガードレールが衝突された場合、従業員が情報をタイムリーに把握することが困難である。交通事故をタイムリーに発見し、タイムリーに警報し、タイムリーに救助することができないため、自動車事故による致死率がより高くなり、統計によると、救急隊員が60分間以内に到達した百分率が単に14.3%に過ぎず、約60%の人が救援を待っているうちに死んでしまう。ガードレール衝突事故が交通事故に繋がる場合が多く、道路のガードレール板衝突事故が発生した後、特に二次交通事故が発生した場合、交通渋滞が引き起こされることが多く、一般的に交通管制官が事故の警報情報を受動的に得るしかできない。それによって、事故処理者が現場に迅速に到達できず、到達前に事故エリア内に他の交通関与者が安全に注意を払うように警告するための対処を取ることもできない。
現在、高速道路で、通常、ビデオ監視を採用して交通事故をモニタリングするが、コストが高いため、全ての道路区間への適用を実現し難い。従って、それを改善した上で、交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールを提案する。
従来技術において従来の交通事故モニタリング装置にはビデオ監視を採用して交通事故をモニタリングするが、コストが高いため、全ての道路区間への適用を実現し難いという問題に対して、本実用新案は、交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールを提供する。
上記技術目的を実現するために、本実用新案において採用される技術的解決手段は以下の通りである。
並列に設けられる2列の防護ビームであって、各列の防護ビームが複数本の支持支柱を含み、2列の防護ビームの支柱の少なくとも一部が対応して設けられる2列の防護ビームと、
互いに対応する2本の支柱にそれぞれ外嵌されると共に並列に設けられる2つのスリーブ部、及び上記2つのスリーブ部の間に接続される接続部を有するドア式スリーブと、
ダンピングブロック、加速度センサ、圧力センサ、MCUモジュール、通信モジュール及び警報モジュールを含む、ドア式衝突防止ガードレールに設けられるモニタリング装置と、を含み、
上記ダンピングブロックは、ドア式衝突防止ガードレールの支柱と防護ビームとの間に設けられ、上記加速度センサは、ドア式衝突防止ガードレールに設けられ、上記圧力センサは、ダンピングブロックと防護ビームとの間に取り付けられ、上記加速度センサ、圧力センサ、通信モジュール及び警報モジュールは、何れもMCUモジュールに接続される、交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールである。
加速度センサにより加速度の値が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュールは、警報モジュールが事故警報信号を生成するように制御し、且つ圧力センサを起動して防護ビームと支柱との間の圧力値を検出し、続いて通信モジュールを介して事故警報信号と圧力センサにより検出された圧力値を監視端末に送信する。
更に、上記防護ビーム又は支柱には、MCUモジュールに接続される温度センサと湿度センサが取り付けられており、温度センサと湿度センサにより環境の温度又は湿度が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュールは、警報モジュールが環境警報信号を生成するように制御し、続いて通信モジュールを介して環境警報信号を監視端末に送信する。この高速道路区間の環境中の温度又は湿度を検出することにより、交通事故の発生確率を評価し、それによって運転者に走行警告を発する。
更に、上記防護ビーム又は支柱には、煙センサが取り付けられており、煙センサにより環境の煙濃度が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュールは、警報モジュールが煙警報信号を生成するように制御し、続いて通信モジュールを介して煙警報信号を監視端末に送信し、それによって煙警告を発し、往来車両が減速走行するように注意を促す。
更に、MCUモジュールに接続される測位モジュールを更に含み、事故が発生すると、測位モジュールは、通信モジュールを介して位置情報を監視端末に送信し、事故が発生すると、事故の発生場所情報を監視端末にタイムリーに送信し、それによって救急隊員が現場にタイムリーに到達できる。
更に、上記防護ビームに第1の位置決め穴が設けられており、上記支柱には、第1の位置決め穴と対応して設けられる第2の位置決め穴が設けられており、上記ダンピングブロックに貫通孔が設けられており、且つ、上記第1の位置決め穴、貫通孔及び第2の位置決め穴の三者の間には、一端にシールキャップが付いている位置決めロッドが穿設されており、上記位置決めロッドの前端部にスクリューが設けられており、上記スクリューの外端部は、第2の位置決め穴を貫通すると共にその中にロックナットが捩じ込まれており、ダンピングブロックの弾性制振能力を利用し、波状の防護ビームと合わせて緩衝することで、加速度を効果的に低減し、事故による人体への衝撃を軽減し、且つ、当該ダンピングブロックは、支柱と防護ビームとの間に取り付けられると共に前端部にスクリューが付いている位置決めロッドにより固定され、取り付けと取り外しを行いやすくする作用を奏する。
更に、上記ダンピングブロックには、支柱の外壁の輪郭に合わせる位置制限溝が設けられており、ダンピングブロックと支柱を繋ぎ合わせて位置決めしやすくなり、それによってダンピングブロックの取り付けと固定を行いやすくなる。
更に、上記ダンピングブロックはゴムパッドであるため、生産・製造しやすく生産コストが低い特徴を有する。
本実用新案により提供されるモニタリング装置が設けられているドア式衝突防止ガードレールは、防護ビームに加速度センサを設けると共に、ダンピングブロックと防護ビームとの間にはダンピングブロックと防護ビームとの間の圧力を検出するための圧力センサを設けることで、加速度データと圧力データを同時に収集し、更にMCUモジュールにより交通事故が発生したか否か及び交通事故の深刻さを分析して判断してから、端末のスタッフが緊急手配をするように通知する。
本実用新案の実施例1に係るモニタリング装置のシステムブロック図である。 本実用新案の実施例1に係るドア式衝突防止ガードレールの取り付け模式図である。 本実用新案の実施例2に係る別のモニタリング装置のシステムブロック図である。 本実用新案の実施例2に係るダンピングブロックの取り付け模式図である。 本実用新案の実施例2に係るダンピングブロックの構造模式図である。 本実用新案の実施例2に係るダンピングブロックの貫通孔の構造模式図。
当業者が理解しやすくするために、以下、実施例と図面を参照しながら、本実用新案を更に説明し、実施形態において言及される内容は本実用新案を限定するものではない。
実施例1:
図1~2に示すように、交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールは、並列に設けられる2列の防護ビーム2と、ドア式スリーブとを含み、各列の防護ビームは複数の支柱1を含み、2列の防護ビームの支柱の少なくとも一部は対応して設けられる。
ドア式スリーブは、互いに対応する2本の支柱1にそれぞれ外嵌されると共に並列に設けられる2つのスリーブ部、及び上記2つのスリーブ部の間に接続される接続部を有し、防護ビーム2は、複数の支柱1を介して地上に固定され、ドア式衝突防止ガードレールにモニタリング装置が設けられており、当該モニタリング装置は、ダンピングブロック3、加速度センサ4、圧力センサ5、MCUモジュール7、通信モジュール8及び警報モジュール9を含み、上記ダンピングブロック3は、ドア式衝突防止ガードレールの支柱1と防護ビーム2との間に設けられ、緩衝作用を奏し、上記加速度センサ4は、ドア式衝突防止ガードレールに設けられ、圧力センサ5は、ダンピングブロック3と防護ビーム2との間に取り付けられ、ダンピングブロック3と防護ビーム2との間の圧力を検出するために用いられる。
加速度センサ4、圧力センサ5、通信モジュール8及び警報モジュール9は、何れもMCUモジュール7に電気的に接続され、そのうち、通信モジュール8は、GPRS/3G/4G/5Gモジュールであり、ショートメッセージの形で監視端末に交通事故警報信号を送信し、支柱1又は防護ビーム2には、制御ボックス6が設けられており、上記MCUモジュール7、通信モジュール8及び警報モジュール9は、何れも制御ボックス6内に設けられている。
加速度センサ4により加速度の値が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュール7は、警報モジュール9が事故警報信号を生成するように制御し、且つ圧力センサ5を起動して防護ビーム2と支柱1との間の圧力値を検出し、続いて通信モジュール8を介して事故警報信号と圧力センサ5により検出された圧力値を監視端末に送信する。防護ビーム2に加速度センサ4を設けると共に、ダンピングブロック3と防護ビーム2との間にはダンピングブロック3と防護ビーム2と間の圧力を検出するための圧力センサ5を設けることで、加速度データと圧力データを同時に収集し、更にMCUモジュール7により交通事故が発生したか否か及び交通事故の深刻さを分析して判断し、緊急手配を行うように判断結果を端末のスタッフに渡す。
実施例2:
図3~6に示すように、本実施例と実施例1の区別は、防護ビーム2又は支柱1には、MCUモジュール7に接続される温度センサ10と湿度センサ11が取り付けられており、温度センサ10と湿度センサ11により環境の温度又は湿度が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュール7は、警報モジュール9が環境警報信号を生成するように制御し、続いて通信モジュール8を介して環境警報信号を監視端末に送信することで、この道路区間の環境中の温度又は湿度を検出することにより、事故発生確率を評価し、それによって運転者に走行警告を発することにある。
また、防護ビーム2又は支柱1には、煙センサ12が取り付けられていてもよく、煙センサ12により環境の煙濃度が所定値を超えていると検出された場合、MCUモジュール7は、警報モジュール9が煙警報信号を生成するように制御し、続いて通信モジュール8を介して煙警報信号を監視端末に送信し、それによって煙警告を発し、往来車両が減速走行するように注意を促す。
事故発生場所の情報も非常に重要であるため、モニタリング装置には、MCUモジュール7に電気的に接続される測位モジュール21が設けられてもよく、測位モジュール21も一緒に制御ボックス6内に取り付けられてもよい。事故が発生すると、測位モジュールは、通信モジュール21を介して現在の位置情報を監視端末に送信し、このように、事故の発生場所情報を監視端末にタイムリーに送信することによって、救急隊員が現場にタイムリーに到達できる。
以下、同時にドア式衝突防止ガードレールの構造を限定する。
図2、4と6に示すように、ドア式衝突防止ガードレールは、支柱1と波状の防護ビーム2を含み、防護ビーム2は、複数の支柱1により地上に固定されている。
防護ビーム2に第1の位置決め穴13が設けられており、支柱1には第1の位置決め穴13と対応して設けられる第2の位置決め穴14が設けられており、ダンピングブロック3に貫通孔15が設けられており、上記第1の位置決め穴13、貫通孔15及び第2の位置決め穴14の三者は、一直線になっており、それらの中に位置決めロッド17が穿設されており、位置決めロッド17の一端には位置制限作用を奏するシールキャップ16が付いており、他端には固定作用を奏するスクリュー18とロックナット19が設けられており、スクリュー18の外端部は、ロックナット19を捩じ込むことでダンピングブロック3を固定する。ダンピングブロック3の弾性制振能力を利用し、波状の防護ビーム2と合わせて緩衝することで、加速度を効果的に低減し、事故による人体への衝撃を軽減し、且つ、当該ダンピングブロック3は、支柱1と防護ビーム2との間に取り付けられると共に前端部にスクリュー18が付いている位置決めロッド17により固定され、取り付けと取り外しを行いやすくする作用を奏する。
図5に示すように、ダンピングブロック3には、支柱1の外壁の輪郭に合わせる位置制限溝20が設けられており、ダンピングブロック3と支柱1を繋ぎ合わせて位置決めしやすくなり、ダンピングブロック3の取り付けと固定を行いやすくなる。
ダンピングブロック3は、ゴムパッドを採用することが好ましく、生産・製造しやすく生産コストが低い特徴を有する。
本実用新案における交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールは、複数連続的に組み立てられると共に道路の中央又は両側に設けられてもよく、交通事故の発生確率の高い道路区間に密に設けられ、発生確率の低い道路区間に疎らに設けられてもよい。事故が発生すると、加速度センサ4により加速度の値が所定値を超えていると検出された場合、上記加速度センサ4の近くにある複数の圧力センサ5により検出された圧力値を収集して、監視端末に送信し、それによって交通事故の深刻さ及び影響範囲を判断する。
以上、本考案により提供された交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレールについて詳細に説明した。具体的な実施例の説明は、本考案の方法及びその中核思想を理解しやすくするためのものに過ぎない。当業者であれば、本考案の原理から逸脱することなく、更に本考案に対して様々な改良と修飾を行うことができ、これらの改良と修飾も本考案の請求項の保護範囲内にあることを指摘しておく。
1 支柱
2 防護ビーム
3 ダンピングブロック
4 加速度センサ
5 圧力センサ
6 制御ボックス
7 MCUモジュール
8 通信モジュール
9 警報モジュール
10 温度センサ
11 湿度センサ
12 煙センサ
13 第1の位置決め穴
14 第2の位置決め穴
15 貫通孔
16 シールキャップ
17 位置決めロッド
18 スクリュー
19 ロックナット
20 位置制限溝
21 測位モジュール

Claims (7)

  1. 並列に設けられる2列の防護ビーム(2)であって、各列の防護ビームが複数本の支柱(1)を含み、2列の防護ビームの支柱の少なくとも一部が対応して設けられる2列の防護ビーム(2)と、
    互いに対応する2本の支柱(1)にそれぞれ外嵌されると共に並列に設けられる2つのスリーブ部、及び前記2つのスリーブ部の間に接続される接続部を有するドア式スリーブと、
    ダンピングブロック(3)、加速度センサ(4)、圧力センサ(5)、MCUモジュール(7)、通信モジュール(8)及び警報モジュール(9)を含む、ドア式衝突防止ガードレールに設けられるモニタリング装置と、を含み、
    前記ダンピングブロック(3)は、ドア式衝突防止ガードレールの支柱(1)と防護ビーム(2)との間に設けられ、前記加速度センサ(4)は、ドア式衝突防止ガードレールに設けられ、前記圧力センサ(5)は、ダンピングブロック(3)と防護ビーム(2)との間に取り付けられ、前記加速度センサ(4)、圧力センサ(5)、通信モジュール(8)及び警報モジュール(9)は、何れもMCUモジュール(7)に接続される、
    ことを特徴とする交通事故をモニタリング可能なドア式衝突防止ガードレール。
  2. 前記防護ビーム(2)又は支柱(1)には、MCUモジュール(7)に接続される温度センサ(10)と湿度センサ(11)が取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア式衝突防止ガードレール。
  3. 前記防護ビーム(2)又は支柱(1)には、煙センサ(12)が取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア式衝突防止ガードレール。
  4. MCUモジュール(7)に接続される測位モジュール(20)を更に含み、測位モジュール(20)は、通信モジュール(8)を介して位置情報を監視端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア式衝突防止ガードレール。
  5. 前記防護ビーム(2)に第1の位置決め穴(13)が設けられており、前記支柱(1)には、第1の位置決め穴(13)と対応して設けられる第2の位置決め穴(14)が設けられており、前記ダンピングブロック(3)に貫通孔(15)が設けられており、且つ、前記第1の位置決め穴(13)、貫通孔(15)及び第2の位置決め穴(14)の三者の間には、一端にシールキャップ(16)が付いている位置決めロッド(17)が穿設されており、前記位置決めロッド(17)の前端部にスクリュー(18)が設けられており、前記スクリュー(18)の外端部は、第2の位置決め穴(14)を貫通すると共にその中にロックナット(19)が捩じ込まれている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア式衝突防止ガードレール。
  6. 前記ダンピングブロック(3)には、支柱(1)の外壁の輪郭に合わせる位置制限溝(20)が設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のドア式衝突防止ガードレール。
  7. 前記ダンピングブロック(3)はゴムパッドである、
    ことを特徴とする請求項5に記載のドア式衝突防止ガードレール。

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