JP3239424B2 - ブラシレスdcモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータの駆動装置

Info

Publication number
JP3239424B2
JP3239424B2 JP05442892A JP5442892A JP3239424B2 JP 3239424 B2 JP3239424 B2 JP 3239424B2 JP 05442892 A JP05442892 A JP 05442892A JP 5442892 A JP5442892 A JP 5442892A JP 3239424 B2 JP3239424 B2 JP 3239424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
pulsation
motor
brushless
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05442892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05219782A (ja
Inventor
靖人 柳田
泰三 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP05442892A priority Critical patent/JP3239424B2/ja
Publication of JPH05219782A publication Critical patent/JPH05219782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3239424B2 publication Critical patent/JP3239424B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変能力型空気調和機
などに使用される、インバータ回路を用いたブラシレス
DCモータに係り、特に、モータ電流脈動の改善を図っ
たブラシレスDCモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスDCモータの駆動装置におい
ては、一般に、交流電源からの交流電圧をダイオードと
コンデンサでなる整流回路により整流し、この整流され
た直流電圧をスイッチング素子で構成されインバータ回
路にて交流電圧に変換してモータに供給するようになっ
ている。ところで、このように、交流電源を整流回路に
より直流に整流変換した場合、直流電圧に電源周波数に
よる電圧脈動が発生する。この直流電圧脈動によりモー
タ電流が脈動し、モータ効率を低下させる要因となって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この直流電圧脈動を除
去するには、整流回路のコンデンサの容量を増やすこと
が考えられるが、大幅なコストアップとなってしまう。
また、例えば、特開平3−159594号公報に示され
るように、直流電圧脈動を検出し、その検出値からイン
バータ指令値を補正することも知られているが、この方
法は、脈動電圧情報だけで補正するため、脈動電流に対
する十分な補正ができず、運転効率が良くなく、高速時
の運転が制限され、しかも、直流電圧脈動を直接検出す
るため、ノイズによる影響を受けやすい。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するもの
で、直流電圧脈動の周期情報を検出し、その時のモータ
運転状態よりモータ電流脈動分を推定し、これらを組み
合わせてインバータ指令値を決定することにより、モー
タ電流脈動を改善することができ、運転効率の向上が図
れると共に、高速域まで運転範囲を拡大できるブラシレ
スDCモータの駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、交流電源からの交流電圧を整流す
る整流回路と、この整流回路により整流された直流電圧
を任意の周波数の交流電圧に変換してブラシレスDCモ
ータに電圧を供給する、スイッチング素子で構成されイ
ンバータ回路とを備えたブラシレスDCモータの駆動装
置において、前記整流回路により整流された直流電圧の
脈動を検出する検出回路と、モータ運転状態を示す信号
より直流電流脈動を推定する推定手段と、前記検出手段
により検出された直流電圧脈動と推定手段により推定さ
れた直流電流脈動とに基づいて前記インバータ回路に対
するインバータ指令値を演算により求める演算手段とを
備えたものである。
【0006】請求項2の発明は、上記の直流電圧の脈動
を検出する検出回路が、直流電圧脈動分をパルス波に変
換するバイパスフィルタとゼロクロスコンパレータ及び
その出力側に介在させたフォトカプラから構成されたも
のである。
【0007】請求項3の発明は、上記の、直流電圧脈動
と推定直流電流脈動とに応じて求めるインバータ回路に
対するインバータ指令値を予め決定しておき、これをデ
ータとして保有させたものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、交流電源電圧を整流回路
により整流し、この整流電圧をブラシレスDCモータを
駆動するインバータ回路への電源としたものにあって、
整流された直流電圧の脈動を検出する一方、モータ運転
状態を示す信号より直流電流脈動を推定し、前記の検出
された直流電圧脈動と推定された直流電流脈動とに基づ
いて、モータ電流の脈動が少なくなるようなインバータ
指令値を演算により求め、この指令値によりインバータ
回路を駆動する。これにより、モータ電流の脈動が補正
される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面とともに説明
する。図1はブラシレスDCモータの駆動装置の構成を
示す。図1において、本駆動装置は、交流電源1からの
交流電圧を整流するブリッジ接続されたダイオードでな
る整流回路2と、平滑用コンデンサ3と、この整流され
た直流電圧を入力電源として交流電圧に変換するインバ
ータ回路4と、このインバータ回路4の交流出力端に接
続されたブラシレスDCモータ5と、整流回路2による
整流電圧より直流電圧脈動を検出する電圧脈動検出部6
と、検出された直流電圧脈動、モータ電圧指令、モータ
励磁周波数などに基づきインバータ回路4を制御するマ
イクロコンピュータなどでなる制御回路7とからなる。
インバータ回路4は、例えば6個のスイッチング素子た
るパワートランジスタを3相ブリッジ接続し、各トラン
ジスタに並列にダイオードを接続したものである。ブラ
シレスDCモータ5はスター結線された3相の電機子巻
線を有した固定子と永久磁石形の回転子とからなる。
【0010】制御回路7の各構成要素を以下説明する。
モータ電流実効値演算部8は、モータ運転状態を示す信
号すなわち、モータ電圧指令V、モータ励磁周波数に相
当する回転数ωより、その時のモータ電流実効値を演算
する。電流脈動補正テーブル9は、上記のモータ電流実
効値に対応して、予め測定により求めておいた各実効値
での電流脈動を補正するための電圧値ΔVを求めるため
のものである。上記の演算部8及び補正テーブル9は、
モータ運転状態を示す信号より直流電流脈動を推定する
機能手段を成している。PWM(パルス幅変調)演算手
段10は、上記の推定した直流電流脈動と、検出した直
流電圧脈動とに基づいて、モータ電流の脈動を改善する
ためのインバータ指令値を演算する機能手段を成し、前
記モータ電圧指令Vと、補正電圧値ΔVと、電圧脈動検
出部6からの直流電圧脈動検出信号より、インバータ回
路4へのインバータ指令値(PWMスイッチングパル
ス)を出力する。なお、モータ電圧指令Vは運転条件設
定手段により設定し、回転数ωはモータの速度検出手段
より得ることができる。
【0011】このようにモータ電流脈動を改善するため
のインバータ指令値を得るために、モータ電流実効値を
求めている理由は、モータ電流脈動が、その周期は直流
電圧脈動に同期しているが、振幅は電流の実効値に比例
するものであるからである。また、検出した電圧脈動
と、現在の運転状況より推定した電流脈動とに基づい
て、PWMスイッチングパルスを決定しているので、電
流検出器が不要となる。
【0012】図2は電圧脈動検出部6の具体構成例を示
す。同検出部6は、整流回路2からの電圧脈動を含んだ
直流出力が入力されるバイパスフィルタ61と、抵抗6
2と、ゼロクロスコンパレータ63と、同コンパレータ
63の出力側に挿入され、信号系をアイソレイトするた
めのフォトカプラ64とから構成される。ゼロクロスコ
ンパレータ63により直流電圧脈動分をパルス波に変換
し、このパルス波出力はフォトカプラ64を経て電圧脈
動検出信号としてPWM演算手段10(マイクロコンピ
ュータ)に入力される。フォトカプラ64によりアイソ
レイションすることにより、インバータ回路4からのノ
イズをキャンセルすることができる。従って、ノイズに
影響されることなく、電圧脈動周期を検出でき、正確な
電流脈動補正が可能となる。
【0013】図3はPWM演算手段10の具体構成例を
示す。このPWM演算手段10は電圧指令補正部10a
とPWM演算部10bとからなる。電圧指令補正部10
aにおいては、電圧脈動検出信号(パルス波)に応じ
て、モータ電圧指令Vに補正電圧値ΔVを加える。すな
わち、電圧脈動検出信号のパルスが“1”のとき、V−
ΔVとし、“0”のとき、V+ΔVとする。これらの値
にPWM演算部10bでキャリア信号を付与して、イン
バータ指令値(PWMスイッチングパルス)を得る。こ
のインバータ指令値によりインバータ回路4を駆動する
ことにより、モータは電流脈動が少なくなり、ピーク電
流が下がるように制御される。
【0014】また、モータ電流の脈動が少なくなること
から、モータの運転効率が改善され、さらには、インバ
ータ回路4のパワートランジスタの容量に余裕ができる
ため、脈動電流により制限されていた高速域での運転が
可能となり、かつ、パワートランジスタの省力化、小型
化、コストダウンが可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1乃至3の発明によ
れば、モータ電流の脈動を低減することができ、これに
よりモータ効率が改善される。また、モータのピーク電
流が下がり、インバータ回路を構成しているパワートラ
ンジスタの容量に余裕ができるため、運転範囲の拡大、
パワートランジスタの小型化、コストダウンが可能とな
る。また、請求項2の発明によれば、上記効果の他に、
直流電圧脈動を脈動周期にのみ着目し、パルス波形に変
換し、フォトカプラによりアイソレーションしているた
めに、ノイズに影響されずに、電圧脈動周期が検出で
き、正確な電流脈動補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるブラシレスDCモータ
の駆動装置の構成図である。
【図2】電圧脈動検出部の具体構成図である。
【図3】PWM演算部の具体構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 4 インバータ回路 5 ブラシレスDCモータ 6 電圧脈動検出部 7 制御回路 8 モータ電流実効値演算部 9 電流脈動補正テーブル 10 PWM演算部 61 バイパスフィルタ 63 ゼロクロスコンパレータ 64 フォトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−85590(JP,A) 特開 昭58−192484(JP,A) 特開 平3−139193(JP,A) 実開 昭61−189798(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/08 H02P 7/63

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電圧を整流する整流
    回路と、この整流回路により整流された直流電圧を任意
    の周波数の交流電圧に変換してブラシレスDCモータに
    電圧を供給する、スイッチング素子で構成されインバー
    タ回路とを備えたブラシレスDCモータの駆動装置にお
    いて、前記整流回路により整流された直流電圧の脈動を
    検出する検出回路と、モータ運転状態を示す信号より直
    流電流脈動を推定する推定手段と、前記検出手段により
    検出された直流電圧脈動と推定手段により推定された直
    流電流脈動とに基づいて前記インバータ回路に対するイ
    ンバータ指令値を演算により求める演算手段とを備えた
    ことを特徴とするブラシレスDCモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 直流電圧の脈動を検出する検出回路は、
    直流電圧脈動分をパルス波に変換するバイパスフィルタ
    とゼロクロスコンパレータ及びその出力側に介在させた
    フォトカプラから構成されたことを特徴とする請求項1
    記載のブラシレスDCモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 直流電圧脈動と推定直流電流脈動とに応
    じて求めるインバータ回路に対するインバータ指令値を
    予め決定しておき、これをデータとして保有させたこと
    を特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータの駆
    動装置。
JP05442892A 1992-02-04 1992-02-04 ブラシレスdcモータの駆動装置 Expired - Fee Related JP3239424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05442892A JP3239424B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 ブラシレスdcモータの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05442892A JP3239424B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 ブラシレスdcモータの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05219782A JPH05219782A (ja) 1993-08-27
JP3239424B2 true JP3239424B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=12970450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05442892A Expired - Fee Related JP3239424B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 ブラシレスdcモータの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3239424B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5136568B2 (ja) * 2010-01-18 2013-02-06 三菱電機株式会社 電動機の制御回路、及びその制御回路を用いた空気調和機
CN102372201B (zh) * 2010-08-26 2013-09-04 上海三菱电梯有限公司 电梯贮能装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05219782A (ja) 1993-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5420492A (en) Method and apparatus of operating a dynamoelectric machine using DC bus current profile
EP1965490B1 (en) Apparatus and method for driving synchronous motor
US7486037B2 (en) Control method of sensorless brushless direct current motor
US20140055063A1 (en) Electric motor and motor control
US5821707A (en) Inverter controller for brushless direct current motor
JPH07118944B2 (ja) ブラシレス直流モ−タ
EP1083649A3 (en) Motor system capable of obtaining high efficiency and method for controlling a motor
JP3700576B2 (ja) モータ制御装置
CN109743001B (zh) 一种冰箱直流无传感压缩机变频控制器及控制方法
JP3741291B2 (ja) センサレス同期モータの駆動装置
JP3239424B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置
JP2012090460A (ja) モータ制御装置
JP4171612B2 (ja) インバータ装置,半導体集積回路装置
JP2003219683A (ja) 永久磁石電動機の制御方法
JP2001037279A (ja) インバータ装置
JP4983358B2 (ja) モータ駆動装置
KR20210092540A (ko) 전력 변환 장치 및 이를 이용하는 공기 조화기
JP2872210B1 (ja) サーボ駆動装置
JP3492261B2 (ja) インバータ装置
WO2003084047A1 (en) Controller for a brushless dc motor
JP4793079B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置
JPH07308092A (ja) 直流電動機の同期起動装置
JP3350665B2 (ja) ブラシレスdcモータの位置検知方法
JP3815584B2 (ja) センサレス同期モータの駆動装置
JPS58212384A (ja) ブラシレスモータの運転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081012

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081012

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091012

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091012

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees