JP3238717U - アクティビティ用設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットと一緒にスポーツや遊び等の屋外のアクティビティを楽しめるようにするとともに、十分な安全性及び監視性を確保し、かつ低コストの実現を可能にする。【解決手段】 アクティビティSの内容に従って構成され、アクティビティSを行う人Cが移動するためのアクティビティコース部2を備えるとともに、このアクティビティコース部2の、右側2R,左側2L又は上側に、当該アクティビティコース部2に沿って配したガイドレール4mを少なくとも有してなるガイドレール機構部4と、このガイドレール4mに沿って移動可能なランナ機構部5と、このランナ機構部5に対してペットAを所定の距離に係留するペット係留部材6とを有するペットガイドシステム3を備える。【選択図】 図1

Description

本考案は、犬等のペットと人が一緒にアクティビティを楽しむことができるアクティビティ用設備に関する。
一般に、犬等のペットがいる場合、ペットと一緒にできるスポーツや遊びはかなり限定されてしまうため、多くの場合、通常は、ペットを柱などの固定物に繋いでおき、目的のスポーツや遊びは、人又は人同士で行っているのが実情である。一方、ペットがいる家庭が増え、ペットと一緒にスポーツや遊びを楽しみたいニーズもあることから、このようなニーズに応えることを目的とした運動設備も提案されるに至っている。
従来、この種の運動設備としては、特許文献1で開示される運動器具が知られている。この運動器具は、人とペットとが互いに向かい合って相対面しながら共に加減良く運動することができる運動器具の提供を目的としたものであり、具体的には、人用運動器具部と、この人用運動器具部に加えられる人力を伝達して駆動されるペット用運動器具部とから運動器具を構成し、人用運動器具部とペット用運動器具部とを、人とペットが相対面するように直列状態とした配置で連結するとともに、他方、人用運動器具部からペット用運動器具部に人力を伝達する伝達経路にクラッチ機構を介在させるほか、ペット用運動器具部を人用運動器具部に対して折畳み自在とすると共に取付け角度が調節自在に構成されたものである。
特開平9-51963号公報
ところで、屋外で行うアクティビティの分野においては、ペットと一緒にスポーツや遊びを楽しむための運動設備、即ち、アクティビティ用設備はほとんど提供されていないのが実情がある。
最近ではペットと一緒に泊まれるホテル等の宿泊施設も徐々に増える傾向にあるが、一方において、アクティビティの場合、ペットと一緒に楽しむことができるアクティビティにはあまり目が向けられておらず、犬等のペットがいる家庭の場合、旅行などにおいて、アクティビティが制約されてしまうケースも少なくない。結局、アクティビティを行う場合、ペットを一時的に繋いでおき、人又は人同士でアクティビティを行なわざるを得ないのが実情であり、従来より、犬等のペットのいる家庭の旅行者などから、ペットと一緒にアクティビティ(スポーツや遊び等)が楽しめるアクティビティ用設備の提供が望まれていた。
なお、乗物等の場合、ペット専用のスペース等を特別に付加するなどにより実現することも可能であるが、屋外のアクティビティ分野においては、コスト面や安全面において容易に実現できない現実がある。
本考案は、このような背景技術に存在する課題を解決したアクティビティ用設備の提供を目的とするものである。
本考案は、上述した課題を解決するため、ペットAと人Cが一緒にアクティビティSを行うことができるアクティビティ用設備1を構成するに際して、アクティビティSの内容に従って構成され、アクティビティSを行う人Cが移動するための積雪Wの上に設けたソリ滑りコース2cを少なくとも含むアクティビティコース部2を備えるとともに、このアクティビティコース部2の、右側2R,左側2L又は上側に、当該アクティビティコース部2に沿って配したガイドレール4mを少なくとも有してなるガイドレール機構部4と、このガイドレール4mに沿って移動可能なランナ機構部5と、このランナ機構部5に対してペットAを所定の距離に係留するペット係留部材6とを有するペットガイドシステム3を備えてなることを特徴とする。
この場合、考案の好適な態様により、ガイドレール機構部4は、直線部4s及び/又は曲線部4cを含むガイドレール4mと、下端部7d…を地面Gに対して位置を固定し、かつガイドレール4mの長手方向Fsに沿って所定の間隔Lr…毎に配するとともに、ガイドレール4mを地面Gの上方における所定の高さHr…に支持する複数のガイドレール支柱7…とを備えて構成できる。また、ランナ機構部5には、ガイドレール4mの面に沿って転動する一又は二以上のローラ部5r,5rを設けることができる。さらに、ペット係留部材6には、少なくとも係留ロープ6rを含ませることができる。
このような構成を有する本考案に係るアクティビティ用設備1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) アクティビティコース部2の、右側2R,左側2L又は上側に、当該アクティビティコース部2に沿って配したガイドレール4mを少なくとも有してなるガイドレール機構部4と、このガイドレール4mに沿って移動可能なランナ機構部5と、このランナ機構部5に対してペットAを所定の距離に係留するペット係留部材6とを有するペットガイドシステム3を備えてなるため、屋外で行うアクティビティSにおいて、人CとペットAが一緒にスポーツや遊び等を楽しむことができるとともに、この場合であっても、十分な安全性及び監視性を確保することができ、加えて、比較的容易に実施できるため、コスト面においても低コストに実現することができる。
(2) アクティビティコース部2には、積雪Wの上に設けたソリ滑りコース2cを少なくとも含ませたため、アクティビティコース部2は、自然の地形及び地面の上を利用して容易に設けることができる。これにより、アクティビティコース部2に沿って配設するペットガイドシステム3も容易に設けることができるなど、実施の容易性及び低コスト性、更には、安全性を確保する観点から最適な形態として実施できる。特に、ガイドレール4mも斜面に沿って設置されるため、ランナ機構部5もより円滑に移動可能となり、ペットAへの負担も最小限に抑えることができる。
(3) 好適な態様により、ガイドレール機構部4を構成するに際し、直線部4s及び/又は曲線部4cを含むガイドレール4mと、下端部7d…を地面Gに対して位置を固定し、かつガイドレール4mの長手方向Fsに沿って所定の間隔Lr…毎に配するとともに、ガイドレール4mを地面Gの上方における所定の高さHr…に支持する複数のガイドレール支柱7…とを設けて構成すれば、様々な形状や形態を有するアクティビティコース部2に対して容易に適応できるため、汎用性に優れるとともに、コース変更等に対しても臨機応変に対応することができる。
(4) 好適な態様により、ランナ機構部5に、ガイドレール4mの面に沿って転動する一又は二以上のローラ部5r,5rを設ければ、ランナ機構部5はより円滑に移動できるため、ペットAにおけるストレスを回避できるとともに、ペットAに対する安全性を確保できる。
(5) 好適な態様により、ペット係留部材6に、少なくとも係留ロープ6rを含ませれば、ペットAの首輪に繋ぐ通常のリードと同等の使用感を確保できるため、ペットAは不自然さや違和感がなくアクティビティSを行うことができる。
本考案の好適実施形態に係るアクティビティ用設備をソリ乗り場に適用した例の一部を示す斜視構成図、 同アクティビティ用設備に用いるペットガイドシステムの一部断面を含む正面構成図、 同アクティビティ用設備に用いるペットガイドシステムの一部断面を含む側面構成図、 同アクティビティ用設備に用いるペットガイドシステムの一部断面を含む平面構成図、 同アクティビティ用設備に用いるペットガイドシステムのペット係留部材の変更例を示す平面構成図、 同アクティビティ用設備の作用説明図、 同アクティビティ用設備をゴーカート乗り場に適用した例の一部を示す斜視構成図、 同アクティビティ用設備に用いる変更例に係るペットガイドシステムの一部断面正面構成図、 同アクティビティ用設備に用いる他の変更例に係るペットガイドシステムの断面正面構成図(図10中X-X線断面)、 同変更例に係るペットガイドシステムの一部平面図、
次に、本考案に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るアクティビティ用設備1の構成について、図1~図5を参照して説明する。
図1は、アクティビティSとしてのソリ乗り場Ssを示し、1は、このソリ乗り場Ssに付設した本実施形態に係るアクティビティ用設備を示す。このアクティビティ用設備1は、大別して、アクティビティコース部2とペットガイドシステム3により構成する。
アクティビティコース部2は、アクティビティSの内容に従って構成され、かつアクティビティSを行う人Cが移動するためのコースであり、例示の場合、図1に示すように、人(子供)CがソリMに乗って滑り降りることができる積雪Wの上に設けたソリ滑りコース2cとなる。
このように、アクティビティコース部2に、ソリ滑りコース2cを少なくとも含ませれば、アクティビティコース部2は、自然の地形及び地面の上を利用して容易に設けることができるため、アクティビティコース部2に沿って配設するペットガイドシステム3も容易に設けることができるなど、実施の容易性及び低コスト性、更には、安全性を確保する観点から最適な形態として実施できる。特に、ガイドレール4mも斜面に沿って設置されるため、ランナ機構部5もより円滑に移動可能となり、ペットAへの負担も最小限に抑えることができる。
なお、図1は、ソリ滑りコース2cの一部となるS字カーブの部分を一例として示しているが、このようなソリ滑りコース2c(アクティビティコース部2)は、様々なコース形状や形態を適用できる。即ち、コース形状には、直線部,曲線部,直線部と曲線部の組合わせを含ませることができるとともに、形態には、ジャンプや凹凸面等を含ませることができる。
一方、ペットガイドシステム3は、図1~図4に示すように、ガイドレール機構部4,ランナ機構部5及びペット係留部材6を備えて構成する。ガイドレール機構部4は、アクティビティコース部2の右側2Rに、当該アクティビティコース部2に沿って配したガイドレール4mを備えるとともに、下端部7d…(図2)を地面Gに対して位置を固定し、かつガイドレール4mの長手方向Fsに沿って所定の間隔Lr…毎に配するとともに、ガイドレール4mを地面Gの上方における所定の高さHrに支持する複数のガイドレール支柱7…を備える。したがって、このようなペットガイドシステム3を構成すれば、様々な形状や形態を有するアクティビティコース部2に対して容易に適応できるため、汎用性に優れるとともに、コース変更等に対しても臨機応変に対応できる利点がある。
この場合、ガイドレール4mは、アクティビティコース部2の形状に沿うように、直線部4s,曲線部4c,直線部4sと曲線部4cを組合わせた長手方向形状を有する。また、ガイドレール4mは、金属素材又は合成樹脂素材等により一体に形成し、断面が略矩形状となる一本の連続した細長いパイプ状に形成する。なお、ガイドレール4mを実際に構成する場合には、所定長さのガイドレールメンバを複数本用意し、各ガイドレールメンバ同士を所定のジョイント部材により相互に連結して組付けることにより一本のガイドレール4mとして構成できる。さらに、ガイドレール4mの断面は、図2に示すように、矩形枠状に形成し、アクティビティコース部2に対向した左側面4mpの上下方向中央位置に、長手方向Fsに沿ったスリット11を連続的に形成する。なお、スリット11の上下方向の開口間隔はLsとなる。
ランナ機構部5は、ガイドレール4mに沿って移動可能に構成するものであり、例示するランナ機構部5は、図2~図4に示すように、上下方向に軸心を有する丸棒状のシャフト12と、一端部(内端部)13iを当該シャフト12の上下方向中央位置に固定又は回動自在に結合し、かつ他端部(外端部)13o側を、スリット11を通して外部に突出させ、先端部(他端部)13oにリング部13rを一体形成した係留部材結合部13と、シャフト12の上下部位にそれぞれ回動自在に支持される一対のローラ部5r,5rとを備える。これにより、一対のローラ部5r,5rは、ガイドレール4mにおける左側面4mpの内面に沿って転動する。ランナ機構部5を構成するこれらの各部品は、金属素材又は合成樹脂素材等により一体に形成できる。このように、ランナ機構部5に、ガイドレール4mの面に沿って転動するローラ部5r,5rを設ければ、ランナ機構部5はより円滑に移動できるため、ペットAにおけるストレスを回避できるとともに、ペットAに対する安全性を確保できる利点がある。
ペット係留部材6には、係留ロープ6rを用いることができる。係留ロープ6rは、引張り強度に優れ、耐久性及び柔軟性に優れたロープ材を用いる。ペット係留部材6は、ランナ機構部5に対してペットAを所定の距離Laに係留する機能を有するものであり、図1に示すように、係留ロープ6rの長さは、ソリ滑りコース2cを滑り降りるソリMに対して、一定の間隔を保ちつつ併走できる長さを選定することが望ましい。この係留ロープ6rの一端はランナ機構部5におけるリング部13rに結び付けて結合するとともに、係留ロープ6rの他端はペットAにおける首輪等に結合する。このように、ペット係留部材6に、係留ロープ6rを含ませれば、ペットAの首輪に繋ぐ通常のリードと同等の使用感を確保できるため、ペットAは不自然さや違和感がなくアクティビティSを行うことができる利点がある。
なお、係留ロープ6rは、ロープ材をそのまま用いてもよいし、必要により、図5に示すように、ロープ材の一端側における中途位置にスプリング等の弾性部材16を介在させてもよい。このような弾性部材16を介在させれば、何らかの原因により、ランナ機構部5が急に止まったような場合であっても、ペットAに付加される衝撃を緩衝できるため、ペットAに対する保護を図ることができる。
他方、ガイドレール支柱7は、ガイドレール4mを支持する機能を有するものであり、例えば、ソリ乗り場Ssの場合には、地面Gに打ち込むことができる杭7pを用いることができる。例示の杭7pには、図2(図4)に示す断面円形の丸杭を使用した。なお、杭7pの素材は、木質素材,合成樹脂素材,金属素材,リサイク素材等の各種素材を適用可能である。また、杭7pの径,長さ及び形状は、現状に合わせて任意に選定可能であるが、少なくとも下端部7d(図2)を地面Gに対して位置を固定し、ガイドレール4mを地面Gの上方における所定の高さHrに支持できる長さを選定する。例示の杭7pは、図2に示すように、下端部7dを尖形に形成し、地面Gに対して直接打ち込むことができるようにした。
次に、本実施形態に係るアクティビティ用設備1の設置方法について、図1~図5を参照して説明する。
まず、ソリ滑りコース2c(アクティビティコース部2)の全長に対応した本数の杭7p…(ガイドレール支柱7…)を準備し、図1に示すように、ソリ滑りコース2cの右側2Rに、当該ソリ滑りコース2cに沿って所定の間隔Lr…毎に地面Gに打ち込んで設置する。図1中、2Lはソリ滑りコース2cの左側を示す。例示は、杭7p…を右側2Rに打ち込んだ場合を示したが、左側2Lに打ち込んでもよい。
次いで、杭7p…の上端付近における周面(側面)に、ガイドレール4mを固定具15…により固定する。使用する固定具15…は、杭7pの材質や形状等により各種固定具15…を利用できる。実施形態の場合、杭7pの素材として木質素材を利用したため、図2に示すように、木ネジ15n…を用いた例を示す。なお、例示は、イメージとして示している。したがって、木ネジ15n…の使用本数は、少なくとも一本以上の任意の本数でよいし、任意の角度でねじ込むことができる。また、杭7pの素材が木質素材以外の場合には、ボルトナットや溶接等の他の固定具15…を利用できるとともに、別途の保持部材21(図7参照)を用いて固定してもよい。
以上により、ガイドレール機構部4の設置(施工)が終了するため、ガイドレール4mに、ランナ機構部5を装填する。この場合、ガイドレール4mの端部開口からランナ機構部5のローラ部5r,5rを収容し、スリット11を通してリング部13rを外部に露出させればよい。これにより、ローラ部5r,5rは、ガイドレール4mにおけるスリット11の上方及び下方に位置する左側面4mpの内面にそれぞれ当接し、ランナ機構部5は、この内面に沿ってスムースに移動できる。なお、ガイドレール4mに装填するランナ機構部5の数量は、一つであってもよいし、必要により二つ以上を装填してもよい。そして、ガイドレール4mに、ランナ機構部5を装填した後は、ガイドレール4mの両端開口をキャップ等により閉塞し、ガイドレール4mからの抜け止め防止を図ることが望ましい。これにより、本実施形態に係るアクティビティ用設備1の設置が終了する。
このように、本実施形態に係るアクティビティ用設備1は、部品点数が少なくて済み、極めて容易に設置できるとともに、全体的にもきわめて容易に実施することができる。これにより、コスト面においても低コストに実現することができる。
次いで、本実施形態に係るアクティビティ用設備1の使用方法について、図1及び図6を参照して説明する。
最初に、係留ロープ6rを用意し、図2に仮想線で示すように、係留ロープ6rの一端側をリング部13rに結び付けて結合するとともに、他端側を、犬Ad(ペットA)に設けた図に現れない首輪等に結合する。この際、必要により、係留ロープ6rの長さを選定することができる。これにより、準備は完了する。
そして、アクティビティSを行う場合、即ち、ソリ乗り場Ssを利用する際には、図1に示すように、利用者である人(子供)Cは、通常の利用手順に従って、上方のスタート地点から、ソリ滑りコース2c上をソリMに乗って滑り降りることができる。
一方、人(子供)Cが、ソリMで滑り降りることにより、犬Ad(ペットA)は、飼い主となる子供Cを追いかけ、図1に示すように、犬Adは、ソリMと一緒に又は追従して走ることができる。犬Adが走ることにより、係留ロープ6rが引張られるため、ランナ機構部5も引張られる方向に移動、即ち、図6に示すように、ガイドレール4mの形状に沿って移動する。ガイドレール4mは、ソリ滑りコース2cに沿って配されているため、犬Adは、不自由なく、ソリ滑りコース2cに沿って走ることができる。図6に示す実線は現在のコース位置を示し、仮想線は直前におけるコース位置を示している。
この際、係留ロープ6rの長さにより、犬Adが走れるソリ滑りコース2cにおける幅方向の範囲が制限されるため、犬AdとソリM(人C)が接触したり衝突する不具合は回避され、安全性が確保されるとともに、犬Adも思い切り走れるため、人Cと一緒に、アクティビティSを最大限に利用できる。
このように、本実施形態に係るアクティビティ用設備1は、基本構成として、アクティビティSの内容に従って構成され、アクティビティSを行う人Cが移動するためのアクティビティコース部2を備えるとともに、このアクティビティコース部2の、右側2R,左側2L又は上側に、当該アクティビティコース部2に沿って配したガイドレール4mを少なくとも有してなるガイドレール機構部4と、このガイドレール4mに沿って移動可能なランナ機構部5と、このランナ機構部5に対してペットAを所定の距離に係留するペット係留部材6とを有するペットガイドシステム3を備えるため、アクティビティSを行うに際し、人Cと犬Ad等(ペットA)が一緒にアクティビティコース部2を移動することができ、これにより、屋外で行うアクティビティSの分野であっても、人CとペットAが一緒にアクティビティ(スポーツや遊び等)Sを楽しむことができる。しかも、この場合であっても、十分な安全性及び監視性を確保することができる。加えて、比較的容易に実施できるため、コスト面においても低コストに実現することができる。
次に、本実施形態に係るアクティビティ用設備1の変更例について、図7~図10を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係るアクティビティ用設備1をゴーカート乗り場Sgに適用した場合の変更例を示す。
即ち、図7に示す実施例は、アクティビティコース部2を変更したものであり、ペットガイドシステム3自体は変更することなく、図1~図6に示す構成を用いることができる。この場合、アクティビティSは、ゴーカート乗り場Sgであり、アクティビティコース部2は、ゴーカート走行コース2gとなる。ゴーカート走行コース2gは、通常、平地に設けたジグザグコースであり、図7に示すように、人C,CはゴーカートGに乗り、ゴーカートコース2gを移動(走行)することができる。
このように、本実施形態に係るアクティビティ用設備1は、様々な分野及び種類のアクティビティコース部2を適用することができ、その他のアクティビティコース部2としては、例えば、スキー,スノーボード,スケート等のウィンタースポーツ、更には、スケートボード,ドリフトトライク,自転車,ランニング,ローラスケート,インラインスケート,マウンテンバイク、四輪バギー、セグウェイ,ジップラインアドベンチャー等の同様の機能を有する各種アクティビティコース部2を適用することができる。なお、図7において、図1~図6と同一部分には同一符号を付して、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
図8~図10は、本実施形態に係るアクティビティ用設備1を構成するペットガイドシステム3の変更例を示す。
まず、図8に示す変更例は、ガイドレール4mとランナ機構部5の係合形態を変更したものであり、いわばガイドレール4mとランナ機構部5の形態(形状)を相互に入れ替えた態様により構成したものである。具体的には、ガイドレール4mの断面形状を、横T形に形成するとともに、ランナ機構部5を構成する係留部材結合部13を、ガイドレール4mの上下位置を挟む断面コの字形に形成したものである。したがって、係留部材結合部13は、アクティビティコース部2に対向する側面に、ペット係留部材6を結合するリング部13rを一体に設けるとともに、このリング部13rに対して反対側の部位となる係留部材結合部13の後部先端には、上下一対のシャフト12s,12sを設け、このシャフト12s,12sにより上下一対のローラ部5r,5rを回動自在に支持する。このローラ部5r及び5rは、ガイドレール4mにおける垂直板部4mqの上部内面及び下部内面にそれぞれ当接し、ガイドレール4mの長手方向Fsにガイドされる。
なお、ガイドレール4mを杭7p(ガイドレール支柱7)に固定するに際しては、筒形(リング形)に形成した別途の保持部材21を用意し、この保持部材21の外周面に杭7pを溶接部22により固定した例を示した。例示の場合、溶接部22により固定した場合を示したが、ネジ止め方式等の各種固定手段を利用することができる。
一方、図9及び図10に示す変更例は、ガイドレール4mを、連続した一本の棒部材を用いた棒レール31により構成したものである。この場合、所定間隔おきにほぼ鉛直に起設したガイドレール支柱7…の上端に棒レール31の下端を固定することにより、ガイドレール機構部4を構成できる。また、ランナ機構部5は、図9に示すように、例えば、内部中空のパイプ部材を円形に湾曲形成することにより、単純なリング形状を有するレール係合部32として構成し、この外周部の所定位置に係留ロープ6rの後端部を接続するフック部32sを一体に設けるとともに、係留ロープ6rの先端部をペットが引張った際にガイドレール支柱7…に当接する可能性のあるレール係合部32の範囲を分割し、この分割した部分を可動部33として構成できる。したがって、レール係合部32は、可動部33とこの可動部33を除く係合部本体34の組み合わせとなる。そして、可動部33の一端は、ヒンジ部35を介して係合部本体34に取付ける。これにより、可動部33は、図10に示すように、ヒンジ部35を支点として回動変位可能となる。さらに、図9に示すように、ヒンジ部35を跨いで、係合部本体34と可動部33間の内部には、ゴム又はスプリング等の弾性部材36(例示は、コイルスプリング)を収容し、回動変位した際には、弾性復帰するように構成する。なお、この弾性部材36は、ヒンジ部35に付設してもよく、例示の構成に限定されるものではない。この際、図10に示すように、可動部33は一方向にのみ回動変位できるように、可動部33の他端(自由端側)は傾斜面によりカット(分割)することが望ましい。なお、可動部33の分割範囲は、使用中において確実にガイドレール支柱7…に当接し、かつ係合部本体34が常に棒レール31に係合する範囲を選定する。
これにより、図9及び図10に示す変更例では、図10に示すように、係留ロープ6rの先端部がペットに引張られれば、レール係合部32(ランナ機構部5)が棒レール31に沿って移動するとともに、レール係合部32がガイドレール支柱7に達した際には、可動部33がガイドレール支柱7に当接し、さらに、係留ロープ6rが引張られるに従って、可動部33は、図10中、実線位置、更には、仮想線位置に変位するため、レール係合部32は、当該ガイドレール支柱7を通過することができる。また、通過した後は、弾性部材36により、可動部33は、元の位置に弾性復帰する。
その他、図9及び図10は、ガイドレール4mとして、棒部材を用いた棒レール31を示したが、ロープ部材やワイヤ部材を用いてもよい。また、図面は、直線のガイドレール4mとして示したが、曲線であってもよく、特に、ロープ部材やワイヤ部材ではガイドレール支柱7…の位置で緩い角度により折曲させることにより、アクティビティコース2のカーブに沿わせることができる。このように、ペットガイドシステム3は、各種形態により構成することができる。したがって、例えば、アクティビティコース部2が比較的短い直線コースにより設けられている場合、即ち、途中に、ガイドレール支柱7を配置しない場合などでは、ガイドレール4mを、ロープ部材や棒部材等により構成し、このロープ部材や棒部材に、ランナ機構部5となる単純なリング部材を係合させる構成であっても実施可能であり、ペットガイドシステム3の基本的なガイド機能を有する構成であれば、各種形態により実施可能である。なお、図8~図10において、図1~図7と同一部分には同一符号を付して、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、変更例を含む好適実施形態について詳細に説明したが、本考案は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,手法等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、ペットAは、犬Adに限定されるものではなく基本的には様々な動物を適用できる。また、アクティビティSやアクティビティコース部2も様々な分野及び種類に適用できる。さらに、ガイドレール機構部4を構成するガイドレール4m,ランナ機構部5及びペット係留部材6は、例示以外の各種構成により実施可能である。特に、ランナ機構部5のローラ部5r,5rは一つであってもよいし複数であってもよく、その数量は問わないとともに、当接部位を低摩擦素材等により構成した場合、ローラ部5r…は、必ずしも設けることを要しない。また、ガイドレール支柱7は、断面正方形の角杭を用いても勿論よいし、その他、地面Gに打ち込むことのない、例えば、コンクリートブロックに設けることにより、アクティビティコース部2又はその近傍に載置するタイプ、アーチ形に形成し、アクティビティコース部2の幅方向に跨ぐように設置して、ガイドレール4mをアクティビティコース部2の上側に配置するタイプ、或いは、既設の設備、例えば、アクティビティコース部2に沿って設けられた照明灯のポール等を利用し、このポールにガイドレール4mを固定するタイプなど、様々な形態により実施できる。なお、ガイドレール4mを所定の高さHrに支持するとは、高さHrが0の場合も含む概念である。また、アクティビティコース部2は、始端位置と終端位置が異なる場所にある有限コースであってもよいし、周回トラックのように繰返し連続して移動できる無端コースであってもよい。
本考案に係るアクティビティ用設備は、例示したソリ乗り場を備えるスキー場やゴーカート乗り場を備える遊園地をはじめ、屋外における各種アクティビティに利用することができる。
1:アクティビティ用設備,2:アクティビティコース部,2c:ソリ滑りコース,2R:右側,2L:左側,3:ペットガイドシステム,4:ガイドレール機構部,4m:ガイドレール,4s:直線部,4c:曲線部,5:ランナ機構部,5r:ローラ部,6:ペット係留部材,6r:係留ロープ,7…:ガイドレール支柱,7d…:ガイドレール支柱の下端部,A:ペット,C:人,Hr…:所定の高さ,S:アクティビティ,W:積雪,G:地面,Fs:長手方向,Lr…:所定の間隔

Claims (4)

  1. ペットと人が一緒にアクティビティを行うことができるアクティビティ用設備であって、アクティビティの内容に従って構成され、アクティビティを行う人が移動するための積雪の上に設けたソリ用コースを少なくとも含むアクティビティコース部を備えるとともに、このアクティビティコース部の、右側,左側又は上側に、当該アクティビティコース部に沿って配したガイドレールを少なくとも有してなるガイドレール機構部と、このガイドレールに沿って移動可能なランナ機構部と、このランナ機構部に対してペットを所定の距離に係留するペット係留部材とを有するペットガイドシステムを備えてなることを特徴とするアクティビティ用設備。
  2. 前記ガイドレール機構部は、直線部及び/又は曲線部を含むガイドレールと、下端部を地面に対して位置を固定し、かつ前記ガイドレールの長手方向に沿って所定の間隔毎に配するとともに、前記ガイドレールを地面の上方における所定の高さに支持する複数のレール支柱とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のアクティビティ用設備。
  3. 前記ランナ機構部は、前記ガイドレールの面に沿って転動する一又は二以上のローラ部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のアクティビティ用設備。
  4. 前記ペット係留部材は、少なくとも係留ロープを含むことを特徴とする請求項1記載のアクティビティ用設備。
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