JP3238452U - 光が人間の眼に与える影響を研究するための光源システム - Google Patents

光が人間の眼に与える影響を研究するための光源システム Download PDF

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Abstract

【目的】光が人間の眼に与える影響の研究に適用される光源システムを提供する。【解決手段】光源システムは、第1プロセッサ110、複数の光源モジュール120、測定モジュール130、および第2プロセッサ140を含む。第1プロセッサは、入力信号SINに反応して、操作信号SO1~SO5を提供する。複数の光源モジュールは、それぞれ操作信号に反応して、異なる色温度および異なる中心波長を有する複数の光L1~L5を提供し、出力光LOUTを共同で提供する。測定モジュールは、出力光がフィールドFにおいて提供した照度および波長を測定し、測定結果を提供する。第2プロセッサは、測定結果に基づいて、フィールドにおける出力光の測定スペクトルMSを生成する。測定スペクトルは、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響に関する研究情報である。【選択図】図1

Description

本考案は、光源システムに関するものであり、特に、光が人間の眼に与える影響を研究するための光源システムに関するものである。
一般的に、概日照明は、概日リズムに関係する。さらに説明すると、概日照明のライトレシピ(light recipe)は、例えば、メラトニン(melatonin)の分泌に影響を与え、良好な概日照明は、哺乳類動物の日常生活のパフォーマンスに影響を与える。したがって、室内光源が人の眼に与える影響、さらには、哺乳類動物の日常生活のパフォーマンスを向上させる研究が、次第に重視されるようになった。
本考案は、光が人間の眼に与える影響の研究に適用される光源システムを提供する。
本考案の光源システムは、第1プロセッサ、複数の光源モジュール、測定モジュール、および第2プロセッサを含む。第1プロセッサは、入力信号に反応して、操作信号を提供する。前記複数の光源モジュールは、第1プロセッサに接続される。前記複数の光源モジュールは、それぞれ操作信号に反応して、異なる色温度および異なる中心波長を有する複数の光を提供し、出力光を共同で提供する。測定モジュールは、第1プロセッサと通信を行う。測定モジュールは、出力光がフィールドにおいて提供した照度および波長を測定し、測定結果を提供する。第1プロセッサは、測定結果に反応して、出力光を校正する。第2プロセッサは、測定モジュールに接続される。第2プロセッサは、測定結果に基づいて、フィールドにおける出力光の測定スペクトルを生成する。測定スペクトルは、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響に関する第1研究情報である。測定スペクトルは、光照射が複数の網膜光受容体を刺激した複数のスペクトル関数を含む。
本考案の1つの実施形態において、第2プロセッサは、CIE S 026標準に基づいて、出力光の測定スペクトルを生成する。
本考案の1つの実施形態において、測定スペクトルは、光照射がメラノプシン(melanopsin)を刺激することで生成した第1スペクトル関数を含む。
本考案の1つの実施形態において、第1研究情報は、概日刺激(circadian stimulus)および概日照度のうちの少なくとも1つを含む。
本考案の1つの実施形態において、前記複数の光源モジュールのうちの第1光源モジュールは、第1白色光を提供する。前記複数の光源モジュールのうちの第2光源モジュールは、第2白色光を提供する。第2白色光の色温度は、第1白色光の色温度よりも低い。前記複数の光源モジュールのうちの第3光源モジュールは、第1カラー光を提供する。前記複数の光源モジュールのうちの第4光源モジュールは、第2カラー光を提供する。前記複数の光源モジュールのうちの第5光源モジュールは、第3カラー光を提供する。
本考案の1つの実施形態において、測定モジュールは、測定結果のスペクトルに基づいて、出力光が予測光であるかどうかを判断する。
本考案の1つの実施形態において、測定結果のスペクトルが予測光のスペクトルではないと判断された時、測定モジュールは、第1プロセッサに指示して、操作信号を調整する。
本考案の1つの実施形態において、出力光の青色光の中心波長は、450~460nmの間である。
本考案の1つの実施形態において、測定モジュールは、測定距離に基づいて、出力光の照度を測定する。
本考案の1つの実施形態において、第2プロセッサは、フィールドにおける使用者の生理学的情報を受信する。測定スペクトルおよび生理学的情報は、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響に関する第2研究情報である。
以上のように、測定モジュールは、出力光がフィールドにおいて提供する照度および波長を測定し、測定結果を提供する。第1プロセッサは、測定結果に反応して、出力光を校正する。したがって、出力光を安定させることができる。また、第2プロセッサは、測定結果に基づいて、出力光の測定スペクトルを生成する。測定スペクトルは、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響に関する第1研究情報である。測定スペクトルは、光照射が複数の網膜光受容体を刺激した複数のスペクトル関数を含む。このようにして、第1研究情報は、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響の研究の参考情報として使用することができる。
本考案の第1実施形態に係る光源システム概略図である。 測定スペクトルの生成概略図である。 本考案に係るスペクトル概略図である。 本考案の第2実施形態に係る光源システムの概略図である。
本考案の一部の実施例について、添付の図面を組み合わせながら、詳しく説明する。以下の記載が構成要素符号を引用する場合、異なる図面における同一の構成要素符号は、同じ、または類似する構成要素とみなす。これらの実施例は、本考案の一部に過ぎず、本考案の全ての実施可能な方法を開示するものではない。より正確に説明すると、これらの実施例は、本考案の特許請求の範囲における範例に過ぎない。
図1を参照すると、図1は、本考案の第1実施形態に係る光源システム概略図である。本実施形態において、光源システムは、第1プロセッサ110、光源モジュール120_1~120_5、測定モジュール130、および第2プロセッサ140を含む。第1プロセッサ110は、入力信号SINに反応して、操作信号SO1~SO5を提供する。光源モジュール120_1~120_5は、第1プロセッサ110に接続される。光源モジュール120_1~120_5は、それぞれ操作信号SO1~SO5に反応して、異なる色温度および異なる中心波長を有する光L_1~L_5を提供し、出力光LOUTを共同で提供する。本実施形態を例に挙げると、光源モジュール120_1が提供する光L_1は、第1白色光である。光源モジュール120_2が提供する光L_2は、第2白色光である。光L_2の色温度は、光L_1の色温度よりも低い。例を挙げて説明すると、光L_2は、色温度が2100Kよりも低い暖白色光である(本考案はこれに限定されない)。光L_1は、色温度が3600Kよりも高い冷白色光である(本考案はこれに限定されない)。光源モジュール120_3が提供する光L_3は、第1カラー光である(例えば、赤色光であるが、本考案はこれに限定されない)。光源モジュール120_4が提供する光L_4は、第2カラー光である(例えば、緑色光であるが、本考案はこれに限定されない)。光源モジュール120_5が提供する光L_5は、第3カラー光である(例えば、青色光であるが、本考案はこれに限定されない)。光源モジュール120_1は、操作信号SO1に反応して、光L_1の輝度を調整する。光源モジュール120_2は、操作信号SO2に反応して、光L_2の輝度を調整する。以下、同様である。本実施形態において、出力光LOUTは、光L_1~L_5の光混合結果である。本実施形態において、光源システムは、光拡散層、ランプの笠、光学機構等の光混合素子を利用して、光L_1~L_5の光混合効果を強化することにより、均一な出力光LOUTを生成することができる。光源システムは、光源モジュール120_1、120_2が提供した光L_1、L_2の輝度を利用して、出力光LOUTの色温度を調整することができるとともに、光源モジュール120_3~120_5が提供した光L_3~L_5の輝度を利用して、出力光LOUTのスペクトルの形状を修飾することができる。このようにして、光源システムは、精細な出力光LOUTスペクトル調節メカニズムを提供することができる。本実施形態において、光源モジュール120_1~120_5は、光拡散層、ランプの笠、光学機構等の光混合素子と統合されたランプ、例えば、電気スタンド、あるいは、天井に設置された、または天井に埋め込まれたランプであってもよい。
本実施形態において、光源モジュール120_1~120_5は、それぞれ少なくとも1つの発光素子を含む。発光素子は、発光ダイオードであってもよい。本考案の光源システムは、3種類またはそれより多い光源モジュールを含むことができるが、本実施形態はこれに限定されない。
本実施形態において、測定モジュール130は、第1プロセッサ110と有線通信または無線通信を行う。測定モジュール130は、出力光LOUTがフィールドFにおいて提供した照度および波長を測定し、それにより、測定結果MRを提供する。第1プロセッサ110は、測定結果MRに反応して、出力光LOUTを校正する。したがって、出力光LOUTの照度および波長を安定させることができる。本実施形態において、フィールドFは、外部の光(例えば、日光、街路灯、看板照明)を進入させる室内空間であってもよく、あるいは、外部の環境光を進入させない室内空間であってもよい。測定モジュール130は、例えば、CL500照度計、CL-210照度計、装着型照度計、またはその他の類似する機能を有する照度計であってもよい。
本実施形態において、第2プロセッサ140は、測定モジュール130に接続される。第2プロセッサ140は、測定結果MRに基づいて、フィールドFにおける出力光LOUTの測定スペクトルMSを生成する。注意すべきこととして、測定スペクトルMSは、出力光LOUTがフィールドFにおいて人の眼に与える影響に関する第1研究情報である。測定スペクトルMSは、光照射が複数の網膜光受容体を刺激した複数のスペクトル関数を含む。したがって、研究者は、測定スペクトルMSを受信して、出力光LOUTがフィールドFにおいて人の眼に与える影響を便利に知ることができる。第1プロセッサ110、第2プロセッサ140は、それぞれ、例えば、中央処理装置(central processing unit, CPU)、または他のプログラマブル汎用または専用マイクロプロセッサ(microprocessor)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、プログラマブルコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device, PLD)、または他の類似デバイス、あるいはこれらのデバイスの組み合わせであり、コンピュータプログラムを読み込んで、実行することができる。
図1および図2を同時に参照しながら、詳しく説明すると、図2は、測定スペクトルの生成概略図である。図2は、出力光LOUTのフィールドFにおける測定結果MR、5種類のα-視神経網膜光受容体(opic)の作用スペクトログラムおよび測定結果MRを示したものである。CIE S 026標準に基づくと、作用スペクトログラムは、規格化されたスペクトル関数C1~C5を含む。スペクトル関数C1は、S錐体視細胞の感度曲線を示す。スペクトル関数C2は、メラノプシン(melanopsin)の感度曲線を示す。スペクトル関数C3は、桿体細胞の感度曲線を示す。スペクトル関数C4は、M錐体視細胞の感度曲線を示す。スペクトル関数C5は、L錐体視細胞の感度曲線を示す。本実施形態において、スペクトル関数C1のピークは、約419nmである。スペクトル関数C2のピークは、約480nmである。スペクトル関数C3のピークは、約496.3nmである。スペクトル関数C4のピークは、約530.8nmである。スペクトル関数C5のピークは、約558.4nmである。
本実施形態において、第2プロセッサ140は、CIE S 026標準に基づいて、測定結果MRを生成する。第2プロセッサ140は、測定結果MRを受信し、且つスペクトル関数C1~C5を利用して、測定結果MRを修飾することにより、測定結果MRを生成する。CIE S 026は、α-opicツールボックス(toolbox)のオープンソースを提供している。第2プロセッサ140は、CIE S 026が提供するα-opicツールボックスを利用して、測定結果MRを測定スペクトルMSに変換することができる。したがって、スペクトル関数C1~C5は、フィルタ関数とみなしてもよい。測定スペクトルMSは、スペクトル関数C1’~C5’を含む。スペクトル関数C1’は、スペクトル関数C1に対応する。スペクトル関数C2’は、スペクトル関数C2に対応する。以下、同様である。
スペクトル関数C2’は、メラノプシンが生成する関数である。近年の研究に基づくと、メラノプシンは、概日リズムを調節し、瞳孔の持続的な光反射を調節し、メラトニンの抑制を調節することができる。このことからわかるように、スペクトル関数C2’の強度または面積は、出力光LOUTがフィールドFにおいて人の眼に与える影響に関連する。本実施形態において、第2プロセッサ140は、測定結果MRを生成することができる。測定結果MRは、出力光LOUTがフィールドFにおいて人の眼に与える影響の関連研究資料を含む。したがって、使用者または研究者は、測定スペクトルMSに基づいて、フィールドFにおける出力光LOUTを調整することができる。例を挙げて説明すると、使用者または研究者が測定スペクトルMSに基づいて1日の複数の期間において複数のライトレシピを提供することにより、フィールドFにいる人は、1日の活動期間においてより高い活動力または集中力を発揮することができ、および/または1日の休憩期間においてより良質な休憩をとることができる。
図1および図3を同時に参照すると、図3は、本考案に係るスペクトル概略図である。図3は、2種類のスペクトルF1、F2を例に挙げている。スペクトルF1の色温度は、1900±200Kであり、スペクトルF2の色温度は、3800±200Kである。スペクトルF1、F2は、概日リズムの一部の光パラメータを改善するために使用することができる。スペクトルF1、F2は、フィールドFにおける物体(例えば、机や壁の表面)を照射しまたは媒質(例えば、空気またはランプの笠)を透過して生成されたスペクトルである。測定モジュール130は、測定距離に基づいて、出力光LOUTの照度を測定する。したがって、測定モジュール130が受信する測定結果MRは、出力光LOUTが物体を照射しまたは媒質を透過して生成されたスペクトルであってもよい。スペクトルF1を例に挙げると、測定モジュール130は、スペクトルF1を予測光のスペクトルとする。測定モジュール130は、測定結果MRのスペクトルに基づいて、出力光LOUTが予測光であるかどうかを判断する。測定結果MRのスペクトルが予測光のスペクトルではないと判断された時、出力光LOUTと予測光の間に差が発生したことを示す。つまり、出力光LOUTは、予測光に等しくない。したがって、測定モジュール130は、第1プロセッサ110に指示して、操作信号SO1~SO5を調整する。一方、測定結果MRのスペクトルが予測光のスペクトルにおよそ等しいと判断された時、出力光LOUTが予測光におよそ等しいことを示す。したがって、第1プロセッサ110は、操作信号SO1~SO5を調整する必要がない。
本実施形態において、スペクトルF1、F2において、青色光の強度を抑制することによって、青色光の人の眼への傷害を減らす。いくつかの実施形態において、出力光LOUTの青色光の中心波長をさらに450~460nmの間にずらしてもよい。このようにして、出力光LOUTは、人の眼への害をさらに減らすことができる。
図1に実施形態に戻ると、本実施形態において、第2プロセッサ140は、測定スペクトルMSのスペクトルを分析して、概日刺激(circadian stimulus, CS)および概日照度(CLA)のうちの少なくとも1つを分析する。つまり、第1研究情報は、概日刺激および概日照度のうちの少なくとも1つを含む。したがって、使用者または研究者は、概日刺激、概日照度および概日パフォーマンスを分析することができる。概日パフォーマンスは、例えば、フィールドFにおける被験者の行動パフォーマンスおよび/または図2に示したスペクトル関数C1’~C5’の結果であってもよい。
本実施形態において、概日照度の計算方法は、2020年にAna Sanchez-CanoおよびJustiniano Aporta等によって「applied sciences」に公開された文献(「Optimization of Lighting Projects Including Photopic and Circadian Criteria: A Simplified Action Protocol」、「Appl. Sci. 2020, 10, 8068」)、2018年にMS ReaおよびMG Figueiro等によって「Lighting Res. Technol」に公開された文献(「Light as a circadian stimulus for architectural lighting」、「Lighting Res. Technol. 2018; 50: 497-510」)、あるいはその他の既存の概日刺激および概日照度コンピューティングツールにより得ることができる。また、概日照度を取得した後、概日照度に基づいて、概日刺激を得ることができる。本実施形態において、概日刺激は、式(1)に基づいて得ることができる。
[式1]
Figure 0003238452000002
CSは、概日刺激を示すために使用される。CLAは、概日照度を示すために使用される。
図4を参照すると、図4は、本考案の第2実施形態に係る光源システムの概略図である。本実施形態において、光源システムは、第1プロセッサ110、光源モジュール120_1~120_5、測定モジュール130、および第2プロセッサ240を含む。第1実施形態と異なる点は、本実施形態の第2プロセッサ240が、さらに、フィールドFにおける被験者の生理学的情報PIを受信することである。生理学的情報PIは、年齢、生理学的指標、および/または疾患であってもよい。上述した生理学的指標は、メラトニンの抑制状況、鬱病評価尺度分析、睡眠品質等であってもよい。上述した疾患は、脳または心理的な疾患に関するものであってもよく、例えば、脳卒中、アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)、パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)、鬱病、躁鬱病等である。したがって、測定スペクトルMSおよび生理学的情報PIは、出力光LOUTがフィールドFにおいて人の眼に与える影響に関する第2研究情報である。
本実施形態において、第2プロセッサ240は、測定スペクトルMSおよび生理学的情報PIを収集して整理することができ、それにより、被験者の生理学的情報PIおよび測定スペクトルMSを含む第2研究情報を提供することができる。このようにして、使用者または研究者は、第2研究情報を分析することにより、出力光LOUTがフィールドFにおいて異なる被験者グループに与える影響を得ることを試みることができる。いくつかの実施形態において、被験者グループは、例えば、脳卒中、アルツハイマー病、パーキンソン病、鬱病、躁鬱病等を罹患している異なるグループである。いくつかの実施形態において、被験者グループは、例えば、異なるメラトニンの抑制状況区間または異なる睡眠品質を有するグループである。
以上のように、本考案は、光が人の眼に与える影響の研究に適用される光源システムを提供する。測定モジュールは、出力光がフィールドにおいて提供する照度および波長を測定し、測定結果を提供する。第1プロセッサは、測定結果に反応して、出力光を校正する。このようにして、出力光の照度および波長を安定させることができる。また、第2プロセッサは、測定結果に基づいて、出力光がフィールドにおいて提供した測定スペクトルを生成する。測定スペクトルは、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響に関する研究情報である。測定スペクトルは、光照射が複数の網膜光受容体を刺激した複数のスペクトル関数を含む。このようにして、研究情報は、出力光がフィールドにおいて人の眼に与える影響の研究の参考情報として使用することができる。
以上のように、この考案を実施形態により開示したが、この考案を限定するために用いるものではなく、当業者であれば、この考案の精神および範囲から逸脱しなければ、いくつかの変更ならびに修正が可能であるため、この考案の保護範囲は、添付の特許請求の範囲を基準として定めなければならない。
110 第1プロセッサ
120_1~120_5 光源モジュール
130 測定モジュール
140、240 第2プロセッサ
C1~C5 スペクトル関数
C1’~C5’ 測定スペクトルのスペクトル関数
F フィールド
F1、F2 スペクトル
L_1~L_5 光
LOUT 出力光
MR 測定結果
MS 測定スペクトル
SO1~SO5 操作信号

Claims (10)

  1. 入力信号に反応して、操作信号を提供するために配置された第1プロセッサと、
    前記第1プロセッサに接続され、それぞれ前記操作信号に反応して、異なる色温度および異なる中心波長を有する複数の光を提供し、出力光を共同で提供する複数の光源モジュールと、
    前記第1プロセッサと通信を行い、前記出力光がフィールドにおいて提供した照度および波長を測定して、測定結果を提供するために配置された測定モジュールであって、前記第1プロセッサが前記測定結果に応じて前記出力光を校正する測定モジュールと、
    前記測定モジュールに接続され、前記測定結果に基づいて、前記フィールドにおける前記出力光の測定スペクトルを生成するために配置された第2プロセッサと、
    を含み、前記測定スペクトルが、前記出力光が前記フィールドにおいて人の眼に与える影響に関する第1研究情報であり、
    前記測定スペクトルが、光照射が複数の網膜光受容体を刺激した複数のスペクトル関数を含む光源システム。
  2. 前記第2プロセッサが、CIE S 026標準に基づいて、前記出力光の測定スペクトルを生成する請求項1に記載の光源システム。
  3. 前記測定スペクトルが、光照射がメラノプシンを刺激することで生成した第1スペクトル関数を含む請求項1に記載の光源システム。
  4. 前記第1研究情報が、概日刺激および概日照度のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の光源システム。
  5. 前記複数の光源モジュールのうちの第1光源モジュールが、第1白色光を提供し、
    前記複数の光源モジュールのうちの第2光源モジュールが、第2白色光を提供し、
    前記第2白色光の色温度が、前記第1白色光の色温度よりも低く、
    前記複数の光源モジュールのうちの第3光源モジュールが、第1カラー光を提供し、
    前記複数の光源モジュールのうちの第4光源モジュールが、第2カラー光を提供し、
    前記複数の光源モジュールのうちの第5光源モジュールが、第3カラー光を提供する請求項1に記載の光源システム。
  6. 前記測定モジュールが、前記測定結果のスペクトルに基づいて、前記出力光が予測光であるかどうかを判断する請求項1に記載の光源システム。
  7. 前記測定結果のスペクトルが前記予測光のスペクトルではないと判断された時、前記測定モジュールが、前記第1プロセッサに指示して、前記操作信号を調整する請求項6に記載の光源システム。
  8. 前記出力光の青色光の中心波長が、450~460nmの間である請求項1に記載の光源システム。
  9. 前記測定モジュールが、測定距離に基づいて、前記出力光の照度を測定する請求項1に記載の光源システム。
  10. 前記第2プロセッサが、前記フィールドにおける使用者の生理学的情報を受信し、
    前記測定スペクトルおよび前記生理学的情報が、前記出力光が前記フィールドにおいて人の眼に与える影響に関する第2研究情報である請求項1に記載の光源システム。
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