JP3238448B2 - 信号伝送装置 - Google Patents

信号伝送装置

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JP3238448B2
JP3238448B2 JP00106092A JP106092A JP3238448B2 JP 3238448 B2 JP3238448 B2 JP 3238448B2 JP 00106092 A JP00106092 A JP 00106092A JP 106092 A JP106092 A JP 106092A JP 3238448 B2 JP3238448 B2 JP 3238448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、専らではないが特にチ
ャネルを介してディジタル化アナログ信号の伝送に適用
される信号伝送装置に係る。本発明は又、装置で用いる
送信器及び受信器に係り、また送信器及び受信器で具体
化される符号化及び復号化装置に係る。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号がディジタルフォーマット
で送信され又は蓄積されるべき時、それらは多くのディ
ジタルパラメータからなる表現に分析手段により変換さ
れうる。かかる分析手段の側は、良く知られており、ボ
コーダー、グループスペシャルモービル(GSM)音声
符号器及び符号励起直線予測(CELP)装置を含む。
これらの装置で生じた少なくともいくつかのパラメータ
は時間変化アナログ信号のディジタル表現、例えばボコ
ーダーのスペクトル係数又はCELP装置の利得パラメ
ータとみなされうる。このタイプのパラメータは一般的
に最上桁ビット(MSB)が最も大きい歪み付けを有
し、最小桁ビット(LSB)が最も少ない歪み付けを有
する多数の二進ビットからなる。従って、アナログ信号
がそのディジタル表現から再合成される時、例えばパラ
メータのMSBのエラーはそのパラメータのLSBのエ
ラーにより受けた信号品質により大きい効果を有する。
例えば、重要性の最小な又は有効ビットは、略5%のエ
ラーレートを受ける時、再生されるよう例えば音声の信
号の品質をわずかだけ減じ、一方最も感度のある又は有
効ビットは略1%のエラーレートを受ける時重大な歪み
を導びく。
【0003】エラーがディジタル化アナログ信号の伝送
又は蓄積において、導入されそうな環境において冗長の
ようなエラー保護のいくつかの手段はパラメータのディ
ジタル表現に加えられる。この保護は通常受信器で所定
数までの伝送エラーの補正を可能にする。多くのパラメ
ータを共に保護することにより、関係ない二進シーケン
スは符号器からの出力ビットのストリームで表わされ、
これは復号処理での潜在的柔軟性が失なわれたことを意
味する。更に、簡単なブロック符号がこの目的の為典型
的に用いられるが、これらはそれらが保護するのに用い
られる全ての二進ビットに対し等しい量の保護を提供
し、パラメータの異なるビットのエラーの広く異なる主
要的効果に鑑みて、この方法は最も費用的に有効である
とは考えられない。英国特許出願GB2182529A
号はパラメータのLSBよりMSB用のより大きい保護
を生じるよう設計されたブロック符号が同時に1つのパ
ラメータを符号化するのに用いられる符号化音声の方法
を開示している。この特許出願は、各パラメータの既知
の特徴の使用、各パラメータの前もって受信した値及び
ソフト決定情報を含む多くの異なった技術の使用により
エラーを含むディジタル表現からアナログ信号を再生す
る方法を開示している。しかしこの方法で使用するに適
しているブロック符号は得るのが困難であり、別なブロ
ック符号化手段は保護さるべき二進ビットシーケンスの
各異なる長さに対して設けられなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は
アナログ信号を符号化するより簡単な手段を含む信号伝
送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の面によれ
ば、複数のディジタル化パラメータを提供するようアナ
ログ信号をディジタル化する手段と、符号化シーケンス
を提供するようトリー符号を用いる少なくとも1つのパ
ラメータの少なくとも最上桁ビットを符号化する符号化
手段と、他の少なくとも1つのパラメータが符号化され
る前に符号化手段を符号化トリーの既知の点にリセット
する手段と、ディジタル化信号を提供するよう符号化装
置からの符号化ビットを少なくとも一つのパラメータの
残りのビットと結合する手段と、ディジタル化信号を送
信する手段と、ディジタル化信号を受信し信号を確率決
定手段に供給する手段と、複数の可能な符号化シーケン
スを発生し発生したシーケンスを確率決定手段に供給す
る手段と、パラメータの推定値を確率のこれらの測定か
ら得る手段とよりなり、確率決定手段は、複数の可能な
符号化シーケンスの各々が符号化シーケンスで得られた
確率の測定を行なうよう動作可能である信号伝送装置が
提供される。
【0006】この装置は、例えば全てのパラメータが共
に符号化される装置でよりもより簡単な符号器が用いら
れるのを可能にするパラメータの夫々に対し別なトリー
符号化を用いる。別な符号化は各符号化パラメータが他
から隔離されうるので復号化により大きい柔軟性を可能
にする。
【0007】トレリス符号化を実行する手段を符号化手
段に更に設けることによって、装置のエラー性能は改善
される。トレリス符号化は、それ自体公知であるが、1
982年1月、1号、IT−28巻、情報理論のIEE
Eトランザクション、ゴットフリート ウエゲンベック
による論文「多レベル/位相信号でのチャネル符号化」
に開示されている。
【0008】トリー符号化を実行する一つの方法はシフ
トレジスタ及び組合せ論理により実行されうるコンボリ
ューショナル符号化によるものである。
【0009】符号化手段により発生されたビットの数、
換言すれば符号化効率が重要である場合、あるパラメー
タの最上桁ビットだけを符号化することが望ましい。多
くのパラメータの最上桁ビットは最上桁ビットがするよ
りアナログ信号の再合成レプリカにより小さい効果を有
する。従って、それらのパラメータの最上桁ビットは保
護なしであるが少ない記号比が達成される。所定のデー
タレートで時分割多重アクセス(TDMA)フレームの
タイムスロットの数を増すようにする伝送幅は減少され
る。符号化される各パラメータのビット数はそのパラメ
ータに対して固定されるか、又は例えば無線チャネルの
雑音レベルを補償することは可変である。全てのデータ
ビットをトリー又はトレリス符号化しない利点は、受信
器が全ビットストリームに亘って復号を実行する必要が
ないことである。例えば、復号がデータビットの全てを
符号化しないことによって受信器の電力消費の有力な素
子であると考えられる場合、60%までの電力削減が得
られうる。
【0010】ボコーディング、符号励起線形予測及びグ
ループ・スペシャルモービル音声符号器を含み符号化さ
れるべきアナログ信号をディジタル化するいくつかの方
法が利用される。
【0011】本発明は装置内の信号伝送及び取得装置に
係る。
【0012】本発明の更なる目的は、ディジタル化アナ
ログ信号の符号化に対してより簡単な装置を提供するこ
とである。
【0013】本発明の第2の面によれば、複数のパラメ
ータからなるディジタル化アナログ信号を符号化する符
号化装置であって、トリー符号化手段と、パラメータの
少なくとも1つの少なくとも1つの最上桁ビットを符号
化信号を供給するトリー符号化手段に印加する手段と、
他の少なくとも1つのパラメータが符号化される前トリ
ー符号化手段をその符号化トリーの既知の点にリセット
する手段とからなる符号化装置が提供される。
【0014】次のパラメータが符号化される前にトリー
符号化手段をリセットすることにより、トリー符号化手
段の出力は、前のパラメータでなくそのパラメータの値
だけに依存する。符号化手段のリセットはその実現に応
じて異なる形態をとる。例えば、符号化手段がシフトレ
ジスタ及び多数のエクスクルーシブ オアゲートからな
るコンボリュショナル符号器である場合、リセットはシ
フトレジスタのメモリー段に既知の値、典型的には0を
置くことからなる。
【0015】或いは、トリー符号化手段は、リセット
が、ルックアップ表への入力から古いパラメータ値を除
去し、新しい値を印加することからなるルックアップ表
として実現されうる。
【0016】メモリー又は伝送レート要求が厳重である
場合、パラメータの単に1つ又は2つの最上桁ビットが
符号化され、トリー符号化手段の後、各パラメータの全
てのビットがトリー符号化されない符号化装置を形成す
るよう結合手段が設けられる。パラメータをトリー符号
化手段に印加する手段は1つ又はそれ以上の最上桁ビッ
トが設けられる第1の出力と、最小桁ビットが設けられ
る第2の出力を設けられる。第1の出力はトリー符号化
手段の入力に結合され、結合手段は複合出力信号を与え
るよう符号装置の出力を分析手段の第2の出力に結合す
る。
【0017】所定のパラメータ用その2つの出力にパラ
メータを印加する手段により供給されるビットの数は、
各パラメータのビット全数に対して一定であってもよく
可変であってもよい。
【0018】要すれば、トリー符号化手段はトレリス符
号化を提供するよう配置される。
【0019】本発明の更なる目的は、本発明の第2の面
に応じて符号化されたパラメータを推定する対応する装
置を提供することである。
【0020】本発明の第3の面によれば、その少なくと
も上位桁ビットが符号シーケンスを提供するようトリー
符号化されたディジタル化パラメータの値を推定する装
置であって、符号化シーケンスを確率決定手段に供給す
る手段と、複数の可能な符号化シーケンスを発生し発生
したシーケンスを確率決定手段に供給する手段と、パラ
メータの推定値を確率のこれらの測定から得る手段とよ
りなり、確率決定手段は、複数の可能な符号化シーケン
スの各々が符号化シーケンスで得られた確率の測定を行
なうよう動作可能である装置が提供される。
【0021】例えば、無線チャネルを介して受信された
ビットストリームからパラメータ値を推定するこの装置
は、推定方法を影響するよう符号化中可能符号化シーケ
ンスの夫々の発生の確率を用いることによりパラメータ
の夫々の個々のトリー又はトレリス符号化を活用するよ
う拡張されうる。この確率は符号化されたアナログ信号
のタイプに依存する。この確率を用いることにより、2
つ又はそれ以上のパラメータ値に密接に対応する受信さ
れたビットストリームは最も共通であるそのパラメータ
値により推定される。
【0022】少なくとも2つの技術は第1又は拡張され
た方法から得られた確率値を処理するのに利用できる。
先ず、初めに符号化される最も高い確率を有するパラメ
ータ値が選択され、第2に全ての可能パラメータ値の発
生の可能性の重み付けされた平均がとられる。
【0023】単に最上桁ビットが符号化される場合、推
定装置は単にこれらのビットに印加され、非符号化最小
桁ビットを推定された最上桁ビットに加えることにより
複合パラメータ値が提供される。
【0024】符号化され及び次に推定さるべきビットの
数は一定又は可変である。
【0025】所定パラメータの各値の発生の確率の測定
を得る1つの方法は、そのパラメータの可能値の夫々か
ら符号化されたシーケンスのハミング距離を測定するこ
とであり、これらのハミング距離をこれらのパラメータ
値の発生の確率密度関数と結合することである。この確
率密度関数は一定又は可変である。
【0026】更に、符号シーケンスは復号化処理確率を
調整するようソフト決定情報及び/又はビットエラーレ
ートのようなチャネル状態データを提供するのに用いら
れる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例につき以下図面を参照して詳
細に説明する。
【0028】図1はディジタル信号用任意符号化トリー
の図を示す。トリーを用いるのに、左から右に至る経路
をとり、各接合で、経路は2つは分かれ、選ばれた経路
は符号器への現在の入力ビットにより決められる。点S
で始まると、符号化さるべき入来ビットが0である場
合、各接合の上部ブランチを辿り、ビットが1である場
合、下部ブランチを辿る。符号器の出力はトリーのブラ
ンチに示される。各ビットが符号器に供給されるので、
接合点でどのブランチを辿るかの決定がなされ、符号化
が右から右に進む。例えば、入来ビットストリームが1
001bである場合、取られる経路は図に点線で示さ
れ、符号器の出力は11010000bである。入力ビ
ットは応答して発生した符号器出力はそのビット及び前
の入力ビットの関数であることを実現することが重要で
ある。
【0029】トリー符号器はルックアップ表又は状態マ
シーンとして実現されうる。一般的にトリーは、ブラン
チのある数の後それ自体繰返し、繰返し間のブランチの
数が符号器の複雑性を決定する。
【0030】トリー符号器の特別なタイプは実現するの
に複雑でないコンボリューショナル符号器である。コン
ボリューショナル符号化及び復号化はホルト及びサウン
ダにより1983年に出願されたビー・ピーラチによる
「モダンディジタル及びアナログ通信システム」の68
0頁等に開示されている。ここで、図2を参照してコン
ボリューショナル符号化の簡単な説明をする。ビットの
シリアルストリームからなるディジタル信号は入力端子
32を介して3段S1,S2,S3からなるシフトレジ
スタ34に供給される。シフトレジスタ34は入来シリ
アルデータと同じ速度でクロック(図示せず)によりク
ロックされる。段S1はシフトレジスタに最も新しく供
給されたビットを含み、このビットはエクスクルーシブ
オアゲート36の第1の入力及びエクスクルーシブオア
ゲート38の第1の入力に同時に供給される。段S2の
出力はシフトレジスタに供給された2番目に新しいビッ
トであり、エクスクルーシブオアゲート36の第2の入
力に結合される。段S3の出力は、シフトに供給された
3番目に新しいビットであり、ゲート36の第3の入力
及びゲート38の第2の入力に供給される。ゲート36
の出力は端子40に現われ、ゲート38の出力は端子4
2に現れる。毎回新しい入力ビットは端子32に供給さ
れ、一対のコンボリューショナルに符号化されたビット
は端子40,42に現われ、これらはコンボリューショ
ナルに符号化された出力を生じるよう交互に一般的にサ
ンプルされる。
【0031】コンボリューショナル符号化方法は、図3
に示されるように符号化トリーとして表される。このト
リーは、図1のトリーと同じように使用され、各ブラン
チは、符号化されるべき各ビットが符号器入力に供給さ
れたときに符号器出力端子40及び42で得られる2進
数でマークされる。たとえば、入力ビットシーケンス0
101bは、トリー上に点線でマークされた経路を辿る
ことにより、出力ビットの系列00110101bを与
える。シフトレジスタ34(図2)には3段のレジスタ
しか設けられていないので、3番目のノードの組の後、
さらにトリーを左から右へ辿ると、トリーには繰り返し
が現れる。符号器出力は、このように、前の3つの入力
ビットだけによって決められる。このようなコンボリュ
ーショナル符号器の構造によれば、零入力ビットのスト
リームは、零出力ビットのストリームを生じるが、より
一般的なトリー符号器の場合には、零入力ビットのスト
リームは必ずしも零出力ビットのストリームを生じな
い。
【0032】図4はランダム伝送エラーに従うコンボリ
ューショナル符号化された信号のビットエラーレート
(BER)の点でコンボリューショナル符号のエラー補
正作用示すグラフである。水平軸はビットが左の第1の
もので符号化されることを表わし、垂直軸はビットエラ
ーレートを表わす。コンボリューショナル符号器は、第
1の小数符号化ビットは低いが増加BERを有するよう
に符号化の始めで既知の状態にリセットされたとする。
略10から12の符号化ビットの後、点AによりBER
曲線は平坦になり、連続ビットに対し実質的に一定のま
まである。コンボリューショナル符号の復号化がある所
定のビットのBERを減少するよう順次に受けたビット
に依存するので、点線曲線の点Bの後に示す最後の略1
0から12ビットに対して、BERは劇的に増える。こ
れをカウントするため、符号器への入力32(図2)
は、符号化さるべき最終ビットが供給された後シフトレ
ジスタの段の数に等しい既知の桁数で供給される。これ
は、符号化方法の終わりで符号器の既知の状態を提供
し、BER状態が図4に示す実線に従う様にする。点A
及びBで符号化されたビットの数は、概略で、符号器に
より変わる。
【0033】本発明によりアナログ信号を符号化する
為、信号は信号の時間の区間を表わす多数のディジタル
パラメータを提供するよう初めにディジタル化される。
これらのパラメータは、各符号化パラメータが他から全
く分離できるビットの符号化区間を生じるによう個別に
符号化されたトリーである。ビットの符号化区間は伝送
され又は蓄積されうる。
【0034】図5は、パラメータが個別に符号化され、
無線リンクを介し伝送されるチャネル符号化ディジタル
化信号用伝送装置を示す。入来アナログ信号の源、この
場合にはマイクロホン10は、バス14で順次に一組の
パラメータを提供するよう作動可能であるグループスペ
シアールモービル(GSM)符号器12への入力に結合
される。更に、GSM符号器12は、各パラメータがバ
ス14で入手可能であるようにされた後、信号が一点で
丁度アクティブであるリセットライン23に信号を生じ
る。バス14はリセットライン23が結合されるトリー
符号器22に結合される。符号器からの出力24は変調
信号を送信器30に供給する変調器28に供給される。
装置はトリー符号に作用し、GSM符号器で発生される
各パラメータを伝送する。例えば、トリー符号器が図2
に示すタイプのコンボリューショナル符号器である場
合、リセットライン23は、S1,S2,S3の内容を
既知の値、典型的には零をセットするようシフトレジス
タに接続される。
【0035】符号化手段22(図5)は、符号化さるべ
きビットの数が比較的に小さい場合、ルックアップ表と
して実現されうる。図3に示す符号化トリーはリードオ
ンリーメモリ(ROM)からなるルックアップ表として
実行される。図3に示す符号化アルゴリズムを実現する
ため、4つのアドレスライン及び8つのデータライン、
換言すれば16の8ビット位置を有するメモリーを必要
とする。ルックアップ表は符号化トリーの全ての可能な
順列を含み、例えば位置アドレス0110bは0011
0101bを含む。このルックアップ表が4ビットより
少ない符号に用いられる場合、最上桁アドレスラインは
少ない数のビットを供給され、出力はデータラインの最
上桁ビットからとられる。
【0036】或いは、図5に示す装置はトレリス符号器
として用いられる。トレリス符号化はそれ自体既知であ
り、1982年1月、1号、IT−28巻、情報理論の
IEEEトランザクション、ゴットフリート ウンゲル
ベンクによる論文「多レベル/位相信号でチャネル符号
化」で開示される。かかる符号化は8PSK及び16Q
AM変調装置に適用でき、以下詳細に説明する。
【0037】図5に示すディジタル化装置が送信器を含
むので、符号器22の出力は広範囲な種類の回路、例え
ば蓄積装置、光ファイバ伝送手段又はモデム及び電話線
に供給されうることが分かる。
【0038】パラメータベースのアナログ信号分析手段
をGSM符号器12、例えば、ボコーダ(vocoder)又は
コード励起線形予測符号化装置の代りに用いうる。
【0039】上記符号化方法に応じてトリー符号化され
たアナログ信号の再生方法を次に説明する。入来ビット
ストリームが符号信号の歪曲側であるとすると、このビ
ットストリームは各パラメータの符号化ビットに対応す
る区間に細分割される。これらの区間の夫々は符号器に
よりそのパラメータに対して発生された可能なシーケン
スの全てと比較される。測定、例えば二進ハミング距離
又はユークリッド距離は、これらの可能なシーケンスの
夫々が符号信号の区間で生じた確度及び選ばれた最も見
込みのあるシーケンスで生成される。
【0040】推定される特別なパラメータの振舞いの知
識は可能シーケンスのどれが最も見込みがあるかと決め
るのに用いられる。この知識は、可能シーケンスの夫々
の発生の確度に対応する値を含む確率密度関数表の形を
とる。従って、2つの測定は可能なパラメータ値の夫々
の発生の確度で利用でき、その第1は例えば無線リンク
を介して受けた符号化信号の区間に単に依存し、第2は
符号化された信号の性質に依存するパラメータの振舞に
基づく。確度のこれらの2つの測定は、各可能な符号化
シーケンスに対する確度の全体の測定を提供するよう組
合わされる。これらの測定が確率性である場合、これら
は単純乗算により組合わされうる。これらの全体測定は
少なくとも2つの代替方法で用いられえ、第1に最も見
込みある値に対応するパラメータ値が選択されえ、或い
は第2に、全ての見込みある値に基づく重み付けされた
平均パラメータ値が計算されうる。下式の重み付けされ
た平均パラメータ値を計算するのに用いられる:
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】は重み付けされた平均パラメータ値を表
し、 xは、0とN−1の間で変化するパラメータの値を
表し、 t (x)は、特定のビットシーケンスが受信さ
れた条件下で、パラメータの値xに対応する符号語が送
信された条件付き確率を表し、 P(x)は、パラメータ
の既知の特性又は事前の挙動に基づいて、パラメータの
値xに対応する符号語が送信された全体確率を表す。
【0044】図6は図5を参照して説明された上記符号
化方法に応じてトリー符号化され、無線リンクを介して
伝送された再生アナログ信号用装置を示す。アンテナ5
0を有する無線受信器52は入来ビットストリームを符
号化パラメータに対応する区間に細分割する復調器54
に結合される。その出力が符号化パラメータからなる復
調器54の出力は、ルックアップ表64に結合された第
2の入力を有する比較手段62への1つの入力に結合さ
れる。ルックアップ表64は受信されるパラメータに対
する可能な符号化シーケンスの全てを含む。比較器62
は、ハミング距離測定手段を含み、受信されたビットの
符号化区間が可能な符号化シーケンスの夫々により生じ
た確率の測定を提供する作動可能である。比較器63の
出力は複数の確率値から最も見込みあるパラメータ値を
選択するよう作動可能である選択手段70に供給され
る。選択手段の出力は、音声出力変換器76に結合され
る再合成器74に供給される。再合成器は手段70によ
りそれに供給された順次のパラメータを蓄積し、完全な
組が受信された時、音声出力変換器76に元来符号化さ
れたアナログ信号の合成レプリカを提供する。手段70
は重み付けされた平均を計算する手段により置き換えら
れえ、この手段は上記式の同類の方法で動作してよい。
【0045】比較器62はその計算負荷を略半分にする
ため符号化方法のトリー構造を利用するよう配置され
る。可能な符号器出力シーケンスの夫々に対しハミング
距離をその全体で計算する代わりに、符号化トリーの第
1の2つのブランチの夫々の2つのビットから符号化ビ
ットの受信区間の第1の2つのビットの距離が測定され
る。この方法は、毎回繰り返され、コードブックトリー
ブランチは、トリーの各ブランチで符号器出力ビットか
ら受信されたビットの距離を表わす一対のビットが得ら
れるまで2つに分割する。全ての可能距離はトリーの各
ブランチで距離全ての単純加算により計算自在である。
【0046】ディジタル化アナログ信号を送信又は蓄積
するのに要されるビットの数が重要である場合、トリー
又はトレリス符号化の効率は考慮される必要がある。そ
の入力に供給された各1ビットに対し2つのビットを出
力するトリーコードを用いると、符号化効率は50%を
けっして越えない。その入力に供給された各2ビットに
対する3つのビットを提供するトレリス符号器を用いる
と、符号効率は67%を決して越えない。ディジタルパ
ラメータ値が、その最上桁ビットよりアナログ信号の再
合成により重要である最上桁ビットからなるので、最上
桁ビット又は各パラメータのビットを単に符号化してパ
ラメータ当たりの符号化効率を改善することが可能であ
る。
【0047】図7は、図5より低いビット速度でアナロ
グ信号をディジタル化し、ディジタル化信号を無線リン
クを介して送信する装置を示す。入来アナログ信号10
の発生源は、バス14で順次に二組のパラメータを提供
するよう作動可能であるGSM符号器12への入力に結
合される。バス14は2つの並列ディジタル出力バス1
8,20を有するデマルチプレクサ16に結合される。
バス18の第1のディジタル出力は、各パラメータの少
なくとも1つの最上桁ビットからなり、シーケンス回路
又はルックアップ表として実現されトリー符号化手段2
2で供給される。符号化手段22からの出力はバス24
を介してマルチプレクサ26に供給される。マルチプレ
クサ26はデマルチプレクサ16の出力20から各パラ
メータのビットの残りを供給される。デマルチプレクサ
16はマルチビットバスを2組のディジタルビットに分
割することからなり、マルチプレクサ24は復号信号を
与えるよう2組のディジタルビットを結合することから
なる。マルチプレクサ26の出力はその出力が送信器
(TX)30に供給されるモデム28に供給される。図
7に示す装置において、GSM符号器12はデマルチプ
レクサ16により符号器22に供給されるビットの夫々
の数に対するビットのその長さ及び1つの可能な割当て
と共に下記に示す一組のディジタルパラメータを提供す
る。表において、LARはログ領域比を表わし、LTP
は長期予測器を表わす。LAR1からLAR8はログ領
域比に変換された反射係数である。ピッチ予測器と度々
言われる長期予測器はGSM符号器内の残留信号を最小
化するループ利得及び遅延の最適値を計算する。
【0048】 GSMパラメータ ビットの数 符号化ビットの数 LAR1 6 5 LAR2 6 4 LAR3 5 3 LAR4 5 3 LAR5 4 3 LAR6 4 2 LAR7 3 2 LAR8 3 1 LTP ラグ 7 7 LTP 利得 2 2 ブロック振幅 6 5 パラメータの夫々は別々に符号化され、符号器22(図
7)は、符号化さるべき最上桁ビットがそれに供給され
る前にトリーの既知の点に再初期化される。この再初期
化はシフトレジスタの段の全てに一度に実行され、端子
40,42(図2)から出力はない。各パラメータの最
上桁ビットが先ず符号化され、第2の最上桁ビットが続
き、第3の最上桁ビットがそれに続く。図4に示すBE
Rグラフを参照するに、ビットのこの順での符号化は、
最上桁ビットに最大予測を与え、減少は最下桁ビット用
保護になる。ある1つのパラメータに対し符号化された
ビットの最大数が7であるので、図4に示すグラフの点
Aは決してとどかず、この場合にBERはその最大値以
下のままである。
【0049】図8は、ディジタル化されたアナログ信号
及び図7に示すような装置により符号化されたチャネル
の合成例を作り出す装置を示す。アンテナ50で受信さ
れた無線信号は復調器54に結合された出力を有する受
信器(RX)52に供給される。復調器54の出力は、
デマルチプレクサ56に供給される二進ディジットのシ
リアルストリームである。デマルチプレクサは、シリア
ル二進データを並列フォーマットに変換し、出力バス5
8の各パラメータのトリー符号化区間を比較器62に供
給するシフトレジスタからなる。トリー符号化されない
各パラメータの最下桁ビットは出力バス60のデマルチ
プレクサ56によりマルチプレクサ72に供給される。
比較器62は又、ルックアップ表からなる符号化手段6
4に結合される。手段64の目的は符号化手段22(図
7)により発生された可能なビットストリームの全てを
再生することである。比較器62は、ハミング距離、即
ちコンボリューショナルに符号化されたビットの受信区
間と、コンボリューショナル符号器22(図7)が発生
した各可能シーケンスとの間で異なるビットの数を測定
するよう作動しうる。符号化ビットの受信された区間と
符号器シーケンスとの間のハミング距離は、各可能シー
ケンスが送信されたものである一組の確率に変換され
え、確率のこの変換はより容易な次の方法を行ないう
る。可能なシーケンスの夫々はパラメータの符号化関連
区間の可能値である対応する二進データ値を有する。こ
れらのハミング距離又はその各確率は、手段64により
供給された符号化シーケンスが対応するその二進データ
値の発生の確率に対応する値により乗算受信で乗算され
る。これらの確率値は、その出力が乗算器66に供給さ
れるルックアップ表68に保持される。この段階で必要
とされる計算を削減する為、所定の値より大きいハミン
グ距離を有するそれらのパラメータ値は乗算器66に供
給される必要はない。乗算器の出力は、ハミング距離の
最小積及び二進データ値の発生の確率を選択する選択手
段70に供給される。
【0050】選択手段70は、例えば蓄積手段と、比較
手段、例えば減算器とからなる。蓄積手段は初めに特別
なパラメータに対する乗算器66の第1の出力を蓄積す
る。蓄積手段に保持された出力値は、乗算器66から次
の出力と減算器で比較され、この次の値が蓄積手段で保
持されたものより低い場合、この次の値は蓄積手段に置
かれる。この方法は、全ての可能シーケンスが比較され
るまで繰り返される。最小ハミング距離又は最大確率積
に相当する二進データシーケンスはマルチプレクサ72
に供給される。マルチプレクサ72はバス60の非トリ
ー符号化ビットを供給され、マルチプレクサの出力は再
合成器74に供給される。再合成器は装置で受信され、
復号化された更なるパラメータを供給され、拡声器76
のような出力装置に合成出力信号を供給する。
【0051】図9は、トリーを用いて符号化されたパラ
メータの最上桁ビットに対する確率密度関数(PDF)
のグラフと共に符号トリーを示す。グラフがなめらかな
曲線で示されるので、PDFが一組の離散値としてルッ
クアップ表68(図8)により蓄積されることが分か
る。このグラフから、略1001bの符号パラメータの
値が比較的ありそうであり、一方略1111bの値が比
較的ありそうでないことが分かる。これは、ビットの受
信された区間が1001bのパラメータ値に対応する符
号化トリーシーケンスから例えば3つのハミング距離を
有する時、111bのパラメータ値に対応する符号化ト
リーシーケンスから1つのハミング距離を有するビット
の受信した区間より小さいハミング距離及び確率積を有
する効果を有する。
【0052】ルックアップ表68(図8)に蓄積された
確率密度関数は少なくとも2つの異なる方法で得られう
る。それは装置で新しく再生されるアナログ信号の特別
なパラメータに適切である値を含む永久リードオンリー
メモリー(ROM)ルックアップ表である。或いは、ル
ックアップ表68は、内容が装置の動作中変更される適
応ルックアップ表である。図10は適応手段78が選択
手段70の出力とルックアップ表の68の間に結合され
た図8に示す装置の一部を示す。手段78は、選択手段
からの現在及び恐らく前の出力に基づくルックアップ表
68の内容を変更するよう作動可能である。変更の度合
はわずかな変化例えばPDFグラフのピークの鋭さから
鋭いピークが手段70の前の出力を中心とするPDFグ
ラフに位置におかれるより劇的な変化まで変化される。
図11は、0101bのパラメータ値を中心とするPD
F曲線にかかる鋭いピークの例を示す。これは受信した
ビットの完全に整合した(0ハミング距離)シーケンス
を手段70により選ばれるのを防ぐので、PDF曲線が
いつでも0値を有するのを可能にしないことが重要であ
る。この鋭いPDF曲線は、受信したパラメータ値の確
率をなまったビットにより荒いエクスカーションから減
ずるので、音声を再生するのに特に適切である。この方
法の確率密度関数の使用は図6に示す再生装置に印加さ
れうる。
【0053】図12は、8位相シフトキーイング(TC
A−8PSK)を用いてトレリス符号化変調を音声符号
器により生じたパラメータの最上桁ビットに印加する装
置を示す。図中、送信器は、音声符号器12、例えばG
SM音声符号器に接続されるマイクロホン10を含む。
ディジタル音声は、保護さるべきそれらのビットを直並
列変換器84に、保護されないままであるべきそれらの
ビットを直並列変換器84に接続するようビットごとの
基準で活性されるスイッチ80にシリアルストリームで
供給される。変換器82の出力は、一度に2ビットをと
られ、DSP(ディジタル信号処理器)、マイクロプロ
セッサ又は専用ゲートアレーとして実施されうるトレリ
ス符号器22に印加される。変換器84からの3つのビ
ット並列出力と共にトレリス符号器22の3ビット並列
出力はマルチプレクサ26で多重化される。マルチプレ
クサ26からの出力は任意に用いるインタリーバー86
を介して8PSK変調器88に供給される。変調器88
の出力90は無線チャネルに印加される。TDMA装置
の場合には出力は、付加された同期を有するコード語及
びコード語が特別なタイムスロット又はTDMAフレー
ムの物理チャネルを占めるアドレスビットとからなる。
【0054】トレリス符号器22は又、符号器を符号化
さるべき次のパラメータの始めにリセットするリセット
ライン92を設けられる。TCM−8PSKは基本8P
SK変調に印加された2/3レートコードを用いる。従
って、対応する正味データ比は、符号化ビットに対し記
号当たり2ビット及び非符号化ビットに対し記号当たり
3ビットである。
【0055】任意に、変調器は、16QAM変調に印加
された3/4レートコードを有する必要がある場合に1
6QAM変調器である。従って、対応する正味データ比
は、符号ビットに対し記号当たり3ビット及び非符号化
ビットに対し記号当たり4ビットである。これは、変調
器82からの3並列出力ビット及び変換器84からの4
並列出力ビットがあることを意味する。
【0056】図13は本質的に図12に示す送信器の逆
である受信器を示す。入力92の再生されたコード法は
8PSKが、16QAM復調器94のいずれかに印加さ
れ、それからの並列出力は必要ならデインタリーバー9
6を介してデマルチプレクサ56に印加される。トレリ
ス符号化ビットは、ビテルビアルゴリズムを組込み、非
符号化ビットが並直列変換器100に供給されるトレリ
ス復号器98に供給される。トレリス復号器98の2ビ
ット(又は3ビット)出力は並直列変換器102に印加
される。変換器100,102の出力はビットずつの基
準で動作されることができる切換スイッチ104の各極
に印加される。スイッチ104は音声出力変換器76に
印加されるアナログ信号を形成するよう上位桁及びより
下位桁ビットが音声復号器74の音声復号に正しく組立
てられるように制御される。
【0057】ディジタル化音声のより上位桁ビットだけ
を符号化することにより、受信器は、60%までの多少
の量の電力を節約するトレリス符号化ディジタル化音声
を表わすそれらの記号を単に復号化する必要がある。
【0058】ソフト決定情報は図6,8及び13に示す
信号再生装置で用いられる。この良く知られた技術は、
復号器で各受信されたビットの重み付け決定をすること
を含む。復調器からの出力は、それがいわゆるハード決
定されるよう1又は0よりむしろ各ビットに対して確率
値になる。この情報を取扱う1つの方法は、非整数値を
生じるよう符号化ビットの受信された区間からのハミン
グ距離を可能にする。従って、図8の乗算器66及び選
択手段70は非整数値と作用することができなければな
らない。或いは、装置は、前記の如く正しく振舞い、パ
ラメータ値は選択されるか又は重み付けされた平均値に
等しくなされるかのいずれかであるそれらの確率密度関
数のような余分情報が入手可能である場合、パラメータ
の非符号化最小桁ビットのソフト決定を行う利点もあ
る。
【0059】コンボリューショナルに符号されたビット
の復号化に対し代替手段、例えばビテルビ最小距離復号
化が用いられうるが、上記の第1の装置において、入来
アナログ信号の分析からのパラメータは全て別々に符号
化され、まれに迅速に実行さるべき手段70(図6)に
より符号化トリーの完全なサーチを可能にする10ビッ
ト以上からなる。更に、各ビットが等しい重み付けを有
するビットのブロックを復号化することを意図するよう
ビテルビ復号化を用いる時確率密度関数を考慮すること
は困難である本発明を読むと、他の変更は当業者には明
らかである。かかる変更は、信号伝送装置及びその部品
の設計、製造及び使用は既に公知であり、前記の特徴の
代わりに又はそれに付加して用いれる他の特徴を含んで
よい。請求の範囲はこの出願で特定の組合せの特徴を形
成するが、本願の開示の範囲は又ある請求範囲で現在請
求されているのと同じ発明にかかわるか否か、及びそれ
が本発明と同じ技術問題のいくらか又は全てを軽減する
か否かを明示的に暗示的に又はそのある一般化のいずれ
かでここに開示されたある新規な特徴又は新規な特徴の
組み合わせて含むことが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】任意符号化トリーの図を示す。
【図2】シフトレジスタ及び2つのエクスクルーシブオ
アゲートで実現されたコンボリューシルナル符号器を示
す。
【図3】図2に示す符号器用符号化トリーを示す。
【図4】コンボリューショナル符号器のビットエラーレ
ート作用を示すグラフである。
【図5】本発明によるアナログ信号をディジタル化する
装置のブロック系統図である。
【図6】本発明によるアナログ信号を再生する装置のブ
ロック系統図である。
【図7】アナログ信号をディジタル化する他の装置のブ
ロック系統図である。
【図8】アナログ信号を再生する他の装置のブロック系
統図である。
【図9】所定のパラメータ用確率密度は関数のグラフと
共に符号化トリーを示す図である。
【図10】所定のパラメータ用確率密度関数を変更する
よう図8に示す装置に付加するブロック系統図である。
【図11】異なるパラメータ用他の確率密度関数のグラ
フと共に符号化トリーを示す図である。
【図12】8PSK用トレリス符号器のブロック系統図
である。
【図13】図12に示す符号器と用いる復号器のブロッ
ク系統図である。
【符号の説明】
10 マイクロホン 12 GSM符号器 14,18,20,58,60 バス 16,56 デマルチプレクサ 22 トリー符号器 23 リセットライン 24,90 出力 26,72 マルチプレクサ 28,88 変調器 30 送信器 32 入力端子 34 シフトレジスタ 36,38 エクスクルーシブオアゲート 40,42 端子 50 アンテナ 52 受信器 54,94 復調器 62 比較手段 64,68 ルックアップ表 68 乗算器 70 手段 74 再合成器 76 音出力変換器 78 適応手段 82,84 直並列変換器 86 インタリーバー 92 入力 96 デインタリーバー 98 トレリス復号器 100,102 並直列変換器 104 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (56)参考文献 特開 昭62−243431(JP,A) 特開 平1−312625(JP,A) 特開 昭62−145928(JP,A) 特開 昭63−156479(JP,A) 特開 平4−264852(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/06 H03M 7/30 - 7/50 H04J 3/00 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディジタル化パラメータを提供す
    るためアナログ信号をディジタル化する手段と、 符号化シーケンスを提供するためトリー符号を用いて少
    なくとも1つのディジタル化パラメータの少なくとも最
    上桁ビットを符号化する符号化手段と次のディジタル化パラメータが符号化される前に、符号
    化手段を符号化トリーの既知の点へリセットする手段
    と、 ディジタル化信号を提供するため符号化手段からの少な
    くとも1つのディジタル化パラメータの符号化ビットを
    残りのビットと結合する手段と、 ディジタル化信号を送信する手段と、 ディジタル化信号を受信し、ディジタル化信号を確率決
    定手段へ供給する手段と、 複数の符号化シーケンス候補を生成し、生成された符号
    化シーケンス候補を確率決定手段へ供給する手段と、 各符号化シーケンス候補が符号化シーケンスである確率
    の測定量を提供するよう動作する確率決定手段と、 確率の測定量からパラメータの推定値を獲得するパラメ
    ータ獲得手段と、 を有する信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 符号化手段は、少なくとも1つのディジ
    タル化パラメータの残りのビットと結合するためのトレ
    リス符号化シーケンスを提供することを特徴とする請求
    項1記載の信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 トリー符号化中に複数の候補符号化シー
    ケンスの各候補符号化シーケンスの出現確率の測定量を
    与える確率密度関数手段と、 確率決定手段からの確率の測定量と、確率密度関数手段
    からの出現確率の測定量を結合し、信号をパラメータ獲
    得手段へ供給する確率結合手段と、 を更に有する請求項1又は2記載の信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の信号伝送装置で用いられ
    る信号送信機であって、 複数のディジタル化パラメータを提供するためアナログ
    信号をディジタル化す る手段と、 符号化シーケンスを提供するためトリー符号を用いて少
    なくとも1つのディジタル化パラメータの少なくとも最
    上桁ビットを符号化する符号化手段と、 次のディジタル化パラメータが符号化される前に、符号
    化手段を符号化トリーの既知の点へリセットする手段
    と、 ディジタル化信号を提供するため符号化手段からの少な
    くとも1つのディジタル化パラメータの符号化ビットを
    残りのビットと結合する手段と、 ディジタル化信号を送信する手段と、 を有することを特徴とする信号送信機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の信号伝送装置で用いられ
    る信号取得装置であって、 ディジタル化信号が複数のツリー符号化シーケンスを含
    み、各ツリー符号化シーケンスは符号化ツリー内の既知
    の点から符号化され、各ツリー符号化シーケンスはアナ
    ログ信号の対応したパラメータの少なくとも最上桁ビッ
    トを表現し、 アナログ信号を表す符号化されたディジタル化信号を受
    信する手段と、 ディジタル化信号を確率決定手段へ供給する手段と、 複数の符号化シーケンス候補を生成し、生成された符号
    化シーケンス候補を確率決定手段へ供給する手段と、 各符号化シーケンス候補が符号化シーケンスである確率
    の測定量を提供するよう動作する確率決定手段と、 確率の測定量からパラメータの推定値を獲得するパラメ
    ータ獲得手段と、 を有する信号取得装置。
  6. 【請求項6】 複数のパラメータを含むアナログ信号が
    ディジタル化されたディジタル化アナログ信号を符号化
    する符号化装置であって、 符号化信号を供給するトリー符号化手段と、 少なくとも1つのパラメータの少なくとも最上桁1ビッ
    トをトリー符号化手段へ供給する手段と、 次のパラメータが符号化される前に、符号化手段を符号
    化トリーの既知の点へリセットする手段と、 を有する符号化装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのパラメータの少なくと
    も最上桁1ビットをトリー符号化手段へ供給する手段
    は、 複数のディジタル化パラメータを受信する手段と、 少なくとも1つのディジタル化パラメータの少なくとも
    最上桁1ビットをトリー符号化手段へ供給する手段と、 を含み、 ディジタル化信号を作成するため符号化信号を少なくと
    も1つのディジタル化パラメータの少なくとも最上桁1
    ビット以外の残りのビットと結合する手段をさらに具備
    することを特徴とする請求項6記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのパラメータの少なくと
    も最上桁1ビットをトリー符号化手段へ供給する手段
    は、全てのディジタル化パラメータの少なくとも最上桁
    1ビットをトリー符号化手段へ供給する手段を含む、請
    求項6又は7記載の符号化装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも最上桁ビットが符号化シーケ
    ンスを与えるため符号化トリー内の既知の点からトリー
    符号化されたディジタル化パラメータの値を推定する装
    置であって、 符号化シーケンスを確率決定手段へ供給する手段と、 複数の符号化シーケンス候補を生成し、生成された符号
    化シーケンス候補を確率決定手段へ供給する手段と、 各符号化シーケンス候補が符号化シーケンスである確率
    の測定量を提供するよう動作する確率決定手段と、 確率の測定量からパラメータの値を推定する手段と、 を有する装置。
  10. 【請求項10】 トリー符号化中に候補符号化シーケン
    ス毎の出現確率の測定量を与える確率密度関数手段と、 確率決定手段からの確率の測定量と、確率密度関数手段
    からの出現確率の測定量を結合し、結合によって得られ
    た信号をパラメータの値を推定する手段へ供給する確率
    結合手段と、 を更に有する請求項9記載の装置。
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