JP3237814U - 建築基礎工事用の墨出し補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が合理的であり、支持ベース及びそれにおけるレーザ墨出し器の安定性を確実に確保する、建築基礎工事用の墨出し補助装置を提供する。【解決手段】支持ベース4の中央部にディスク3が可動に嵌設され、レーザ墨出し器2はディスクの上部に設けられ、スリーブ5は3つあり、等間隔で支持ベースの下部に環状に設けられ、スライドロッド7はスリーブに挿着されボルト1により固定され、墨出し補助装置は滑り止め手段をさらに含み、滑り止め手段は支持ベースに設けられ、摺動板とばねを含み、スリーブの最上部に固定板が配置され、固定板の端部には丸棒が垂直に設けられ、摺動板には固定孔が配置され、摺動板は固定孔を介してスリーブの丸棒にヒンジ連結されるとともに、支持ベースの底部の摺動溝に設けられ、ばねは摺動板と摺動溝との間に当接する。【選択図】図1

Description

本考案は建築工事の技術分野に属し、建築基礎工事用の墨出し補助装置に関する。
墨出しとは、設計図面に従って測量技術を利用して地面や建物に構造の位置及び寸法を反映させることであり、建築の最初のステップである。墨出しが行われた後に、発掘や打設などの後続の作業を行う。
墨出しは、建築物位置決め用墨出し、基礎工事用墨出し及び本体工事用墨出しの3つの段階に大分され、現在、基礎におけるエレベータピット、水ピット、消防水池、特に数多い下脚柱基礎などの高さ差の大きな部分について墨出しを行う際に、一般に補助装置を用いて墨出しプロセスを補助する。
墨出し補助装置は、使用中に、様々な作動環境に適応できるように、通常、回動可能に配置され、補助装置の回動を完了した後回転軸と軸孔との間の摩擦により全体として固定、支持される場合が多く、このため、安定性が劣り、補助装置全体が滑ってずれたりすることが発生しやすく、補助装置全体の使用時の正確性が低下する。
したがって、従来技術に存在する技術的課題を解決するために建築基礎工事用の墨出し補助装置を設計することが必要とされる。
本考案の目的は、従来技術に存在する一部の技術的課題を少なくともある程度で解決するために、構造が合理的であり、支持ベース及びこれにおけるレーザ墨出し器の安定性を確実に確保し、普及させる価値が高い建築基礎工事用の墨出し補助装置を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、本考案で提供される建築基礎工事用の墨出し補助装置は、支持ベースと、スリーブと、スライドロッドと、レーザ墨出し器とを含み、前記支持ベースの中央部にディスクが可動に嵌設され、前記レーザ墨出し器は前記ディスクの上部に設けられ、前記スリーブは3つあり、等間隔で前記支持ベースの下部に環状に設けられ、前記スライドロッドは前記スリーブに挿着されボルトにより固定され、該墨出し補助装置は滑り止め手段をさらに含み、前記滑り止め手段は支持ベースに設けられ、摺動板とばねを含み、前記スリーブの最上部に固定板が配置され、固定板の端部には丸棒が垂直に設けられ、前記摺動板には固定孔が配置され、前記摺動板は前記固定孔を介して前記スリーブの丸棒にヒンジ連結されるとともに、支持ベースの底部の摺動溝に設けられ、前記ばねは前記摺動板と前記摺動溝との間に当接する。
好ましい実施例として、前記滑り止め手段は、前記摺動板の側部に設けられ、摺動板とスリーブの固定板との間に位置するシリコーンシートをさらに含む。
好ましい実施例として、前記摺動板の最上部の一側面には、夾角150°の傾斜面が配置されている。
好ましい実施例として、前記支持ベースは盤状構造であり、前記摺動溝は矩形構造であり、前記支持ベースの底板の径方向に沿って設けられている。
好ましい実施例として、前記ばねは、支持ベースの底板の径方向に沿って前記摺動板と前記摺動溝の内側壁との間に当接する。
好ましい実施例として、前記固定板の厚さが、10mm~20mmである。
好ましい実施例として、前記支持ベースは、内部には可動装着板がさらに配置され、下部には収縮枠が配置され、前記収縮枠は支持ベースの底部の摺動溝に合わせて設けられる。
好ましい実施例として、前記収縮枠はU字形構造であり、一対の摺動板は前記スリーブの丸棒に係合されるとともに、前記収縮枠に係合される。
好ましい実施例として、接続構造をさらに含み、前記接続構造は回転ロッドとカムを含み、前記回転ロッドは前記支持ベースの径方向を貫通して設けられ、前記カムは前記回転ロッドに固定され、前記カムは前記装着板の最上部に当接する。
好ましい実施例として、前記装着板の下部にはばね棒が配置され、前記ばね棒の外周に復位ばねが套設され、前記復位ばねは前記装着板と支持ベースの底板との間に当接する。
本考案の有益な効果:
本考案で提供される建築基礎工事用の墨出し補助装置は、構造が合理的であり、支持ベース及びそれにおけるレーザ墨出し器の安定性を確実に確保し、普及させる価値が高い。
以下の図面を参照して詳細に説明することにより、本考案の上記利点はより明確かつ理解しやすくなり、これらの図面は模式的なものに過ぎず、本考案を制限するものではない。
本考案の前記建築基礎工事用の墨出し補助装置の構造模式図である。 図1に対応する前記支持ベースの横断面図である。 本考案の前記摺動板与スリーブの最上部の構造模式図である。 図1に対応する前記支持ベースの縦断面図である。 図4のA部の部分拡大図である。 本考案の回転ロッドに固定された前記カムの模式図である。
図1~図6は本出願の前記建築基礎工事用の墨出し補助装置に関する模式図であり、以下、特定の実施例及び図面を参照して本考案を詳細に説明する。
ここでの実施例は本考案の特定の具体的な実施形態であり、本考案の構想を説明するものであり、全て説明的かつ例示的なものであり、本考案の実施形態及び本考案の範囲を制限するものとして理解できない。ここで記載の実施例に加えて、当業者は本出願の実用新案登録請求の範囲及び明細書で開示された内容に基づいて明らかな他の技術的解決手段を採用してもよく、これらの技術的解決手段は、ここで記載の実施例についていずれかの明らかな置換や修正を行った技術的解決手段を含む。
本明細書の図面は模式図であり、本考案の構想を補助的に説明するものであり、各部の形状及びこれらの相互関係を模式的に示す。なお、本考案の実施例の各部材の構造を明確に示すために、各図面同士は同じ割合で作成していない。同じ参照符号は同じ部分を示す。
本考案の前記建築基礎工事用の墨出し補助装置の構造模式図は図1に示される。建築基礎工事用の墨出し補助装置は、支持ベース4と、スリーブ5と、スライドロッド7と、レーザ墨出し器2とを含み、前記支持ベース4の中央部にディスク3が可能に嵌設され、前記レーザ墨出し器2は前記ディスク3の上部に設けられ、前記スリーブ5は3つあり、等間隔で前記支持ベース4の下部に環状に設けられ、前記スライドロッド7は前記スリーブ5に挿着されるとともにボルト1により固定され、支持ベース4の最上部にはバブルバランサ8がさらに配置されている。
墨出し補助装置は滑り止め手段6をさらに含み、前記滑り止め手段6は支持ベース4内に設けられ、摺動板61とばね62を含み、図2に示すように、前記スリーブ5の最上部に固定板65が配置され、固定板65の端部には丸棒64が垂直に設けられ、前記摺動板61には固定孔61aが配置され、前記摺動板61は前記固定孔61aを介して前記スリーブ5の丸棒64にヒンジ連結され、支持ベース4の底部の摺動溝63に設けられ、前記ばね62は前記摺動板61と前記摺動溝63との間に当接する。
さらに、前記滑り止め手段6はシリコーンシート66をさらに含み、シリコーンシート66は、図3に示すように、前記摺動板61の側部に設けられ、摺動板61とスリーブ5の固定板65との間に位置する。
本考案の一実施例として、容易に取り付けて固定できるように、前記摺動板61の最上部の一側面には、夾角150°の傾斜面が配置されている。
さらに、前記支持ベース4は盤状構造であり、前記摺動溝63は矩形構造であり、前記支持ベース4の底板の径方向に沿って設けられる。前記ばね62は支持ベース4の底板の径方向に沿って前記摺動板61と前記摺動溝63の内側壁との間に当接する。
構造の確実性を確保するために、前記固定板65の厚さが10mm~20mmである。
図4には、前記支持ベース4は、内部には可動装着板67がさらに設けられ、下部には収縮枠68が配置され、前記収縮枠68は支持ベース4の底部の摺動溝63に合わせて設けられる。前記収縮枠68はU字形構造であり、一対の摺動板61は前記スリーブ5の丸棒64に係合されるとともに、前記収縮枠68に係合される。
さらに、墨出し補助装置は接続構造69をさらに含み、前記接続構造69は回転ロッド691とカム692を含み、前記回転ロッド691は前記支持ベース4の径方向を貫通して設けられ、前記カム692は前記回転ロッド691に固定され、図6に示すように、前記カム692は前記装着板67の最上部に当接する。
前記装着板67の下部にはばね棒694が配置され、前記ばね棒694の外周に復位ばね693が套設され、図5に示すように、前記復位ばね693は前記装着板67と支持ベース4の底板との間に当接する。
以下、本考案で提供される墨出し補助装置の作動原理を簡単に説明する。
まず、墨出し補助装置を全体として所望の位置に持ち運び、実際の使用ニーズに応じてスライドロッド7の伸縮長さを調整し、スライドロッド7が所定距離だけ移動するとボルト1を回すことでスライドロッド7をクランプして固定し、またバブルバランサ8により支持ベース4及びレーザ墨出し器2の水平度を検出し、
次に、スリーブ5を回して固定板65及び丸棒64を回動駆動することで、スリーブ5とスライドロッド7の角度を調整する。スライドロッド7の角度調整が終了した後、回転ロッド691を回すことでカム692を回動駆動し、カム692は回動中に装着板67へ押力を印加し、装着板67はカム692からの押力を受けて収縮枠68を垂直に下向きに移動させ、このとき、復位ばね693は装着板67による押圧力を受けて圧縮され、かつ収縮枠68は下へ移動するときに摺動板61の外側の端面に接触し、摺動板61の外側が傾斜面であるので、摺動板61は収縮枠68による押力を受けて内へ移動し、2つの摺動板61はシリコーンシート66を駆動して内へ移動させる。シリコーンシート66が内へ移動して固定板65の外面に突き当たると固定板65はクランプされて固定され、また、固定板65はスリーブ5とスライドロッド7の角度を一定なものとし、
さらに、レーザ墨出し器2を起動させてレーザビームを発光し、墨出し作業を補助する。
本考案では、改良により建築用基礎工事墨出し補助装置が提供され、2つの摺動板61はシリコーンシート66を駆動して内へ移動させ、シリコーンシート66が内へ移動して固定板65の外面に突き当たると、固定板65はクランプされて固定される。また、固定板65はスリーブ5とスライドロッド7の角度を一定なものとし、このように、角度調整が行われたスリーブ5とスライドロッド7の位置を素早く固定し、これにより、スリーブ5及びスライドロッド7が不意図に摺動してレーザ墨出し器2の精度に影響を与えることを防止するという有益な効果がある。収縮枠68をU字形構造とし、収縮枠68の内側幅が2つの摺動板61の外側の対向面の垂直方向における間隔に対応することにより、収縮枠68は垂直方向に移動する過程において2つの摺動板61を押して内へ移動させて固定板65をクランプして固定することが容易になる。
従来技術の欠点及び不備に対して、本考案で提供される建築基礎工事用の墨出し補助装置は、構造が合理的であり、支持ベース及びそれにおけるレーザ墨出し器の安定性を確実に確保し、普及させる価値が高い。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案に基づいて他の形態の製品を得ることはどれにとっても可能であるが、形状や構造上のいずれの変化も、本出願と同じ又は類似の技術的解決手段を有する限り、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれるものとする。
1 支持ベース
2 レーザ墨出し器
3 ディスク
4 支持ベース
5 スリーブ
7 スライドロッド
61 摺動板
61a 固定孔
62 ばね
64 丸棒
65 固定板

Claims (10)

  1. 支持ベースと、スリーブと、スライドロッドと、レーザ墨出し器とを含み、前記支持ベースの中央部にディスクが可動に嵌設され、前記レーザ墨出し器は前記ディスクの上部に設けられ、前記スリーブは3つあり、等間隔で前記支持ベースの下部に環状に設けられ、前記スライドロッドは前記スリーブに挿着されボルトにより固定され、該墨出し補助装置は滑り止め手段をさらに含み、前記滑り止め手段は前記支持ベースに設けられ、摺動板とばねを含み、前記スリーブの最上部に固定板が配置され、前記固定板の端部には丸棒が垂直に設けられ、前記摺動板には固定孔が配置され、前記摺動板は前記固定孔を介して前記スリーブの前記丸棒にヒンジ連結されるとともに、前記支持ベースの底部の摺動溝に設けられ、前記ばねは前記摺動板と前記摺動溝との間に当接する、ことを特徴とする建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  2. 前記滑り止め手段は、前記摺動板の側部に設けられ、前記摺動板と前記スリーブの前記固定板との間に位置するシリコーンシートをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  3. 前記摺動板の最上部の一側面には、夾角150°の傾斜面が配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  4. 前記支持ベースは盤状構造であり、前記摺動溝は矩形構造であり、前記支持ベースの底板の径方向に沿って設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  5. 前記ばねは、前記支持ベースの底板の径方向に沿って前記摺動板と前記摺動溝の内側壁との間に当接する、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  6. 前記固定板の厚さが、10mm~20mmである、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  7. 前記支持ベースは、内部には可動の装着板がさらに配置され、下部には収縮枠が配置され、前記収縮枠は前記支持ベースの底部の前記摺動溝に合わせて設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  8. 前記収縮枠はU字形構造であり、一対の前記摺動板は前記スリーブの前記丸棒に係合されるとともに、前記収縮枠に係合される、ことを特徴とする請求項7に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  9. 接続構造をさらに含み、前記接続構造は回転ロッドとカムを含み、前記回転ロッドは前記支持ベースの径方向を貫通して設けられ、前記カムは前記回転ロッドに固定され、前記カムは前記装着板の最上部に当接する、ことを特徴とする請求項8に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
  10. 前記装着板の下部にはばね棒が配置され、前記ばね棒の外周に復位ばねが套設され、前記復位ばねは前記装着板と支持ベースの底板との間に当接する、ことを特徴とする請求項9に記載の建築基礎工事用の墨出し補助装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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