JP3237772U6 - 培地を飽和させるためのシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 0003237772000001
【課題】培地を飽和させるための流体分注装置を提供する。
【解決手段】重力のみを利用する流体分注装置は、飽和又は圃場容水量に至るまで土壌などの植物成長培地に流体を提供する。流体分注装置は、植物成長培地内で閾値量の流体が検出されたときに流体の供給を停止する機構を備えてもよい。流体分注装置を使用して、様々な土壌の圃場容水量を算出することができる。本考案は、均一にかつ一定の灌漑速度で領域を灌漑するための重力駆動装置を更に備える。
【選択図】図2

Description

関連出願
本願は、2021年4月11日に提出されたイスラエル特許出願第282247号と2022年2月3日に提出された仮出願第63306118号の優先権を主張し、参考としてその全文が本明細書に組み込まれている。
本考案は、いくつかの実施形態では、液体を分配するための装置、特に、限定はしないが、領域にわたる水の分配を制御するための液体分注装置に関する。
中国特許第CN106105833号は、「本発明は、基板、トレイ本体、点滴灌漑装置、及び通気アセンブリを備える栽培装置に関する。基板には支持面が設けられる。支持面には収容溝と複数の通気溝が設けられる。トレイ本体は収容溝に配置される。トレイ本体は、栽培カバー本体、トレイ底部、及びトレイ壁を備える。栽培カバー本体には複数の栽培穴と複数の点滴灌漑開口が設けられる。漏出穴がトレイ底部に形成される。複数の通気穴がトレイ壁に形成され、通気溝に整列される。点滴灌漑装置は、点滴装置、点滴管、及び点滴弁を備え、点滴装置は点滴管に連通し、点滴弁は点滴管に接続され、点滴装置は点滴灌漑開口と移動可能に整列される。通気アセンブリは、通気溝の端部で収容溝から離れて脱着可能に留められる。トレイ本体を基部に置くことによって、トレイ本体の底部が懸架され、したがって、トレイ本体から排出される液体が収容溝の底部へ落下することができ、通気溝の遮断が防止され、通気効果が向上し、空気循環速度が上昇し、苗の成長と発育が容易である」と開示していると思われる。
米国特許第US4760666号は、「植物用給水装置は、調節重量部材によって水平旋回ロッド上でバランスをとる植物コンテナを備える。水槽タンクは、水が失われるにつれて植物コンテナが軽くなるように、植物コンテナと動作可能に関連付けられる。植物コンテナから水平ロッドの反対端に配置される調節重量部材は、水槽タンク内の弁を作動させて、再度バランスがとれるまで水槽タンクから植物コンテナへ水を移送させる。バランスがとれると再び弁が閉鎖される」と開示していると思われる。
米国特許第US5020261号は、「水分感知自動給水プランタは、制御弁を利用して、土壌の所定の乾燥度の自動検出後、プランタのライナー内の土壌に給水する。プランタは、土壌中の水分量を検出して、再水和のために所定量の水を土壌に自動的に放出する重量ベースのシステムを使用する。土壌の重量が水の体積と共に増加すると、弁が自動的に閉鎖されて、灌漑プロセスを終了する」と開示しているようである。
独特許第DE19503740 1号は、「水含有量表示器は、第1のアーム(4)が容器の縁部(2)の下に挿入されるシーソー(3)を備える。シーソーの他方のアーム(6)は、十分な量の水を収容しているときは容器を上昇させることができない釣り合い重り(7)を収容する。一実施形態では、釣り合い重りを受け入れるシーソーのアームは他方のアームと連続しているか、又は屈曲部で上方に屈曲させることができる。シーソーは、支点において段状屈曲部を有してもよい」と開示していると思われる。
米国特許第US2017303481号は、「植物成長培地を通じて液体を分注するための灌漑装置及び供給システムが開示される。本装置は、可変サイズの幾何学的形状のコンテナを備える。コンテナは、内面、開放頂部、及び基部を備え、植物成長培地を覆うように形成された外壁を有する。基部は、液体を受け入れるための複数の穴を有するように構成されている。コンテナは、少なくとも1つの中央開口を通じて植物を受け入れるための内壁を有するように構成されている。中央開口は、そこから外壁まで延在する少なくとも1つの縦開口を有し、植物をコンテナに配置し、植物をコンテナから取り除くことを可能にする。複数の穴は、そこを通って基部が延在する、液体を受け入れるための少なくとも1つのドリッパを有し、それにより、少なくとも1つのドリッパが、可変の流速及び間隔で植物成長培地に給水し、植物成長培地に固定されるように装置の安定性を提供する」と開示していると思われる。
韓国特許第KR20160050407 2号は、「本発明は、水貯蔵タンクから排出される水の量を制御し、弁タンクに挿入される制御弁を有し、弁タンクの浮力スイッチによって水を外部に排出する植木鉢への給水装置に関する。よって、植木鉢に水を自動的に給水する装置は、複雑な機械と電子機器が装置内で使用されていないため、故障率が比較的低い。植木鉢への給水装置は、大量の水が保管され、底部に複数の排出穴を有する水貯蔵タンクと、排水管に連結され、排出される水の量を制御する制御弁であって、排水管が水貯蔵タンクの排水穴に接続される、制御弁と、排水管の一端が接続されて、そこを通る水を保管する弁タンクであって、開口/閉鎖体の底部に配置された開放/閉鎖穴が、弁タンクの上部上の磁気体に装着される上昇浮力本体によって開閉され、上端に磁気本体を有する、弁タンクと、弁タンクの上部に形成され、浮力によって上昇して、弁タンクの上部に形成された磁気本体を開放させ、浮力本体を磁力によって上昇させる浮力スイッチと、を備える」と開示していると思われる。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、領域の上方に配置され、流体を下方の領域まで流す複数の孔を有する底部を含むコンテナと、複数の孔への流体の流れを妨害するためのコンテナ内の制御機構と、コンテナに流体を供給する供給機構と、流体の閾値量が検出されたときに供給機構が流体を供給するのを妨害及び/又は完全に遮断する遮断機構と、を備える流体分注装置が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、領域は、容器内に植物成長培地を備え、容器は排水穴付きの底面を含み、流体分注装置は更に、排水穴から流体を回収するための回収トレイを排水穴の下方に含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体の閾値量は回収トレイで検出される。
本考案のいくつかの実施形態によると、本装置は、回収トレイから栓までの接続部を含むことにより、回収トレイは排水穴から回収された流体によって変位し、変位は機械的に検出されて、栓を機械的に作動させて流体の供給を遮断する。
本考案のいくつかの実施形態によると、本装置は、回収トレイに接続された第1のアームと栓に接続された第2のアームとの間に支点を有するレバーを含み、第1のアームが回収された流体の重量によって下方に変位することにより、第2のアームと栓を上昇させ、上昇した栓が流体の供給を遮断する。
本考案のいくつかの実施形態によると、本装置は、点滴機構、複数の突起、及び孔のサイズを含む群から選択される少なくとも1つの機構を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、複数の突起が孔の間に分布されて、コンテナ底面から上方に拡張する。
本考案のいくつかの実施形態によると、突起の総体積は、コンテナの流体貯蔵容量の少なくとも50%を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、突起は上部及び下部を含み、上部で表面積が大きく、下部で表面積が小さい。
本考案のいくつかの実施形態によると、複数の孔の分布は、孔間に均等な間隔を有する。
本考案のいくつかの実施形態によると、複数の孔の分布は領域の形状とサイズに対応することによって、均等な数の孔の下に領域の均等なサイズの部分が存在する。
本考案のいくつかの実施形態によると、本装置は垂直開口を含み、植物が領域からこの開口を通ってコンテナの上方に延在する。
本考案のいくつかの実施形態によると、本装置は、流体をコンテナに供給する流体供給機構を含み、流体供給機構は、流体の流速を遅らせる流路を含む密閉流体導管を含む。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、底部に複数の孔を含む流体用のコンテナと、孔の間に分布された複数の突起を含むコンテナ内の流体流妨害構造と、を含む重力駆動流体分注装置が提供される。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、底部から垂直上方に拡張する複数の突起が設けられる。
本考案のいくつかの実施形態によると、ある高さ、例えば、コンテナ内の流体の約最高液面の高さまで拡張する複数の突起が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、複数の突起の総体積が、コンテナの流体貯蔵容量の少なくとも50%を含む流妨害構造が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、突起が上部及び下部を含み、上部で表面積が大きく、下部で表面積が小さい、流妨害構造が提供される。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、流体分注装置を使用する方法が提供され、本方法は、
複数の孔を含むコンテナの下方の領域に植物成長培地を配置することであって、領域が回収トレイへ排水可能であることと、流体供給源をコンテナに装着することと、回収トレイから流体を除去することと、を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、本方法は、植物成長培地内に生きた植物を配置することを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、本方法は、遮断装置が作動されて流体の供給を遮断するまでに流体供給源によって領域に提供される流体の量を測定することを含む。
別に定義されない限り、本明細書に使用されるすべての技術的及び/又は科学的用語は、本考案が関係する当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に類似する又は等価である方法及び材料を本考案の実施形態の実施又は試験に際して使用することができるが、例示的方法又は/及び材料を以下説明する。矛盾が生じる場合、定義を含む特許明細書が優先される。また、材料、方法及び実施例は単に例示的であり、必ずしも限定することを目的としていない。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、流体を分注する方法が提供され、本方法は、流体供給源から導管を通って植物成長培地を含む領域まで流体を供給することと、植物成長培地からの過剰な水を回収トレイに排出することと、回収トレイ内の流体の量が閾値を超えるときに流体の供給を遮断することと、を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、本方法は、供給することによって遮断されるまで領域に供給される流体の量を測定することを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、本方法は、ある期間にわたって回収トレイから流体を除去することと、回収トレイ内の流体の量が閾値未満まで低減されるときに流体供給源の遮断を停止することと、を更に含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、除去は、排出よりも低速で重力によって流体を通過させる排水穴を用いて行われる。
本考案のいくつかの実施形態によると、除去は穴を用いて行われ、穴は、ある量の流体が重力によって流れることを可能にし、期間は流体の量を穴を通る流速で割ることで決定される。
本考案のいくつかの実施形態によると、期間の長さは予め決定される。
本考案のいくつかの実施形態によると、本方法は、所定期間後に遮断を停止することを更に含む。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、植物成長培地を含む領域と、流体を領域へ供給するように構成された流体源と、排水穴を有する領域の底面と、排水穴から流体を回収するように位置決めされた回収トレイと、回収トレイから回収された流体の量が閾値を超えるときに流体の供給を遮断するように構成された遮断機構と、を含む流体分注装置が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、遮断から所定期間後に供給を再開させるための解放機構を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、解放機構は、回収トレイから緩やかに水を排出するための穴を含み、解放機構は、トレイ内の水が前記排出によって所定の質量まで減少した後に流を再開させる。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、回収トレイから栓への接続部を含み、回収トレイ内の流体の量が閾値を下回るときに回収トレイは初期位置にあり、回収トレイ内の流体の量が閾値を超えるときに回収トレイは下方に変位し、下方変位は、流体の供給を妨害するように栓を機械的に作動させる。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、回収トレイに接続された第1のアームと栓に接続された第2のアームとの間に支点を有するレバーを含み、第1のアームが回収トレイ内の流体の重量によって下方に変位することにより、第2のアームと栓を上昇させ、栓の上昇が流体の供給を妨害する。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、回収トレイと領域との間の弾性接続部を含み、回収トレイ内の流体の重量の力が、弾性接続部を拡張させ、回収トレイを下方に変位させる。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、ラッチ機構及びラッチ解放機構を含み、ラッチ機構が、回収トレイ内の前記流体の量が閾値を下回るときに回収トレイが下方変位から初期位置に向かって上昇するのを防止するラッチを含み、ラッチ解放機構が、回収トレイの最終の上昇から測定される期間後にラッチを解放する機構を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、回収トレイの下方変位をラッチの回転運動に変換する変換機構を含み、ラッチが回収トレイの上方に延在する位置まで回転することによって、回収トレイをラッチし、回収トレイが上昇するのを防止する。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は垂直開口を含み、植物が領域から開口を通って領域の情報まで延在する。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体源は、流体のコンテナを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体源は、水供給管に接続された弁を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、流体分注装置は、流体の供給速度を制御する迷路を有する流体供給機構流路を含む。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、水分配器、成長培地、及び排水表示器を有するプランタを供給することと、水を水分配器に充当することと、分配器によって、ある期間にわたって成長培地の上面に水を均一に分配することと、成長培地を通って排出された水を表示器に回収することと、表示器が、排出速度が所望速度に達したことを示すときを監視することと、表示器が、排出速度が所望速度に達したことを示すときに給水を停止することと、待機することと、待機後に水分配器へ水を再充当することと、を含む植物への給水方法が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、分配することは、複数の孔と、成長培地の表面にわたって水を均一に適用するための調節手段と、によって実行される。
本考案の方法のいくつかの実施形態によると、各調節手段は、蛇行路、迷路、突起、及び膜のうちの少なくとも1つを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、充当することは、分配器の上に水を貯留させることを含む。本考案のいくつかの実施形態によると、待機することは、成長培地が乾燥するまでの期間である。
本考案のいくつかの実施形態によると、待機することは、所定期間中である。
本考案のいくつかの実施形態によると、所定期間は、植物がプランタ内で成長する時間に依存する。
本考案のいくつかの実施形態によると、表示器は水貯蔵部と排水穴とを含み、監視することは、水貯蔵部内の水位を監視することを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、分配器は、1~10分間、表面にわたって水を分配する。
本考案のいくつかの実施形態の一態様によると、植物の適切な給水を促進するように構成されたプランタと、成長培地を包囲する筐体と、ある期間にわたって成長培地の上面に均一に充当された水を分配するように構成された水分配器と、成長培地を支持し、水を成長培地から排出させる床と、成長培地を通って排出された水を回収し、排出速度が閾値速度を超えるときを示すように構成された表示器と、が提供される。
本考案のいくつかの実施形態によると、水分配器は篩を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、水分配器は、植物を通過させる開口を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、水を保持する密閉空間を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、プランタは壁を更に含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、分配器は複数片で作製されて、植物を壊さない取り外しを可能にする。
本考案のいくつかの実施形態によると、表示器は、水を低速に排出するカップを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、分配器は、複数の孔と、成長培地の表面にわたって水を均一に充当するための調節手段と、を含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、プランタの各調節手段は、蛇行路、迷路、突起、及び膜のうちの少なくとも1つを含む。
本考案のいくつかの実施形態によると、分配器は、分配器の上に貯留された水を収容するように構成されたリテーナを含む。
本考案の実施形態の方法及び/又はシステムの実施は、選択されたタスクを、手動で、自動的に、又はそれらの組み合わせで実行するか、又は完了させることを含むことができる。更に、本考案の方法及び/又はシステムの実施形態の実際の器具及び機器によると、いくつかの選択されたタスクは、オペレーティングシステムを使用してハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実行することができる。
例えば、本考案の実施形態により選択されたタスクを実行するためのハードウェアは、チップ又は回路として実装することができる。ソフトウェアとして、本考案の実施形態により選択されたタスクは、任意の適切なオペレーティングシステムを使用してコンピュータによって実行される複数のソフトウェア命令として実装することができる。本考案の例示的な実施形態では、本明細書に記載されるような方法及び/又はシステムの例示的な実施形態による1つ以上のタスクは、複数の命令を実行するためのコンピューティングプラットフォームなどのデータプロセッサによって実行される。任意選択的に、データプロセッサは、命令及び/又はデータを記憶するための揮発性メモリ、及び/又は命令及び/又はデータを記憶するための不揮発性ストレージ、例えば、磁気ハードディスク及び/又は可搬型媒体を含む。任意選択的に、ネットワーク接続も提供される。キーボードやマウスなどのディスプレイ及び/又はユーザ入力装置も任意選択的に提供される。
本考案のいくつかの実施形態は、添付図面及び/又は画像を参照して、単に例示のために本明細書に記載される。図面及び/又は画像を詳細に参照すると、図示される細部は単に例であり、本考案の実施形態の例示的な説明を目的とすることを強調しておく。これに関して、図面を参照した記載により、当業者にとって、本考案の実施形態がいかにして実施されるかが自明となる。
本考案の一実施形態による流体分注装置のブロック図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の概略図である。 本考案の一実施形態による遮断機構の一部の概略図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の概略上面図である。 本考案の実施形態による流体分注器の斜めから見た透過概略図である。 本考案の実施形態による流体分注器の斜めから見た透過概略図である。 本考案の実施形態による流体分注器の斜めから見た透過概略図である。 本考案の実施形態による流体分注器の斜めから見た概略図である。 本考案の実施形態による流体分注器の斜めから見た概略図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の斜めから見た概略側面図である。 本考案の一実施形態によるラッチ機構の概略図である。 本考案の一実施形態による、底面下に懸架されたトレイのクローズアップ概略側面図である。 本考案の一実施形態による調時機構を備えた流体分注器の概略側面図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略側面図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略上部切取図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略側面図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構の斜めから見たクローズアップ概略側底面図である。 本考案の一実施形態による調時機構を備えた流体分注器の概略側面図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の斜めから見た概略側上面図である。 本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構の斜めから見たクローズアップ概略側上面図である。 本考案の一実施形態による流動流体源を備えた流体分注器の概略側面図である。 本考案の一実施形態による流動流体源を備える流体分注器の斜めから見た概略上側面図である。 本考案の一実施形態による流動流体源を備える流体分注器のクローズアップ概略上側面図である。 本考案の実施形態による流体分注器の使用方法のフローチャートである。 本考案の一実施形態による植物給水システムの斜視図である。 (A)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの側面図である。(B)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの側面図である。(C)は、本考案の一実施形態による植物給水システムマシンの上面図である。(D)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの斜視図である。 (A)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの斜視図である。(B)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの側面図である。(C)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの側面図である。 (A)は、本考案の一実施形態による、開放位置における排水槽を備えた植物給水システムの分解図である。(B)は、本考案の一実施形態による植物給水システムの斜視図である。 本考案の一実施形態による植物給水システムのブロック図である。 本考案の一実施形態による植物給水システムのフローチャートである。 本考案の一実施形態による植物給水システムのフローチャートである。 本考案の一実施形態による使用中のプランタの概略斜視図である。 本考案の一実施形態によるプランタの概略斜視図である。 本考案の一実施形態によるプランタの概略斜視図である。
本考案は、いくつかの実施形態では、流体を分配するための装置、特に、限定はしないが、領域にわたる水の分配を制御するための流体分注装置に関する。
多くの植物は、一定しない給水によって枯れる。植物は、例えば、食用及び/又は装飾用であってもよい。したがって、植物成長のために一定の土壌水分を提供するシステムが必要とされる。
本明細書では流体分注器と称される本考案は、いくつかの実施形態では、植物成長培地、例えば、土壌の飽和を達成するように、流体、例えば、水を分注する装置を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器は、容器内の植物成長培地の飽和点を検出するために採用されてもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器は、流体を保持する培地の容量を測定するために採用されてもよい。例えば、流体分注器は、植物成長培地の圃場容水量を測定するために採用されてもよい。代替的又は追加的に、システムは、他の材料の流体容量を測定するために採用されてもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器を採用して、植物を伴う植物成長培地が理想的な量の保持された流体を有するように確保され得る。例えば、流体分注器は、気候及び/又は植物成長培地で成長する植物の年数若しくはサイズに関係なく、植物成長培地を飽和させる流体の量を提供し得る。例えば、飽和点は、植物成長培地の吸水性に依存してもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器は、植物成長培地への流体の流を制御するための制御機構を備えてもよい。例えば、流体分注器は、底部に孔を有して、流体を下方の容器へと流れさせる流体保持コンテナを備えてもよい。孔を通る流体の流速は、水の付着という物理的性質が孔への流体の流を妨害し得るように、底部から上方に延在する複数の孔によって制御されてもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器は、領域へ流体をほぼ均等に分布し得る。例えば、コンテナの穴の分布は、孔間のほぼ均等な間隔を含み、孔を通ってコンテナ下の領域まで流れる流体をほぼ均等に分布し得る。
いくつかの実施形態では、孔の分布の形態は、孔から流体を受け取る領域の二次元形状に対応することによって、コンテナから領域への流体のほぼ均等な分布を可能にし得る。
いくつかの実施形態では、流体分注器は、コンテナ内の流体の液面が変動し得るときにコンテナ孔からの流体の流速を均等化するための機構を備えてもよい。例えば、重力により、コンテナ孔を通る流速は、コンテナ内の流体の液面が高いほど速くなり、コンテナ内の流体の液面が低いほど遅くなる。付着力は流体の高度と比例し、高位の流体の液面は低の流体の液面と比べてより大きい表面積の孔と接触し得るため、流体の孔への付着力は重力を部分的に及び/又は完全に相殺し得る。流体の液面が高いほど、より大きな重力が付着力によって部分的に及び/又は完全に相殺され得ることによって、コンテナ内の流体の高度に関係なく、孔を通る流体の流を一定速度に近づけることが可能になる。
いくつかの実施形態では、流体の流は、重量駆動機構によって停止されてもよい。例えば、例えば、回収トレイにおいて閾値量の流体が回収されると、流体の重量が遮断機構を作動させて、流体流を減速及び/又は停止させてもよい。
いくつかの実施形態では、流体は、完全に又はほぼ水、例えば、肥料、殺虫剤、除草剤、及び/又は任意の他の物質と混合された水であってもよい。
本考案のいくつかの実施形態の一態様は、具体的には、開示され記載されるように一定の土壌水分を提供する植物給水システムに関する。任意選択的に、植物給水システムは、第1の篩を有する筐体、排水穴付きの床、漏斗、水モニタ(例えば、カップ及び/又は漏斗)、及び/又は排水槽を備えてもよい。水モニタは任意選択的である。水モニタは、土壌の飽和度及び/又は排水槽内の水位を確認するように機能してもよい。例えば、ユーザは、排水槽内の水位を直接確認してもよい。任意選択的に、植物給水システムは台上に搭載されてもよい。任意選択的に、排水槽は窓及び/又はカップを備えてもよい。任意選択的に、排水槽は可逆的に取り外し可能であってもよい。任意選択的に、筐体は開放させてもよい。任意選択的に、植物給水システムは加熱及び/又は冷却システムを備えてもよい。任意選択的に、植物給水システムは照明システムを備えてもよい。任意選択的に、植物給水システムは廃棄物管理システムを備えてもよい。任意選択的に、1つ以上の篩により、篩を通して水を緩やかに滴下させることができる。任意選択的に、水は、第1の篩を通って、筐体内の土壌及び/又は植物にわたって均一に滴下させてもよい。任意選択的に、土壌は水で飽和されてもよい。任意選択的に、ユーザは土壌水分レベルを監視してもよい。任意選択的に、水は、排水穴付きの床と漏斗を介して水モニタ(例えば、カップ及び/又は漏斗)及び/又は排水槽内へ滴下してもよい。例えば、水は水モニタを通って排水槽へ送られてもよい。任意選択的に、水モニタは排水槽用の水位表示器として機能してもよい。任意選択的に、ユーザは排水槽内の水の量を監視してもよい。任意選択的に、窓及び/又はカップにより、ユーザは排水槽内の水の量を観察することができる。任意選択的に、植物の種類及び/又は排水槽内の水の量が、次のユーザがいつ植物に給水すべきかを判定してもよい。任意選択的に、排水槽は取り外されてもよい、及び/又は空にされてもよい。任意選択的に、植物給水システムは携帯型であってもよい。
例えば、植物給水システムは、例えば、食用及び/又は装飾用植物を含む植物を成長させるための温室として使用されてもよい。
本考案の一実施形態は、一定の土壌水分を提供し得る植物給水システムに関する。
一実施形態では、植物給水システムは、少なくとも、第1の篩を有する筐体、排水穴付きの床、漏斗、排水槽、及び/又は水モニタを備えてもよい。任意選択的に、植物給水システムは台上に搭載されてもよい。任意選択的に、植物給水システムの全ての構成要素は、容易かつ簡便に挿入及び交換され得る。
一実施形態では、植物給水システムは筐体を備えてもよい。任意選択的に、筐体はフレームを備えてもよい。任意選択的に、フレームは、ステンレス鋼、青銅、アルミニウム、プラスチックなどから作製されてもよい。任意選択的に、筐体は、例えば、カバー又は篩を取り外すことによって開放されてもよい。任意選択的に、筐体は1つ以上のパネルから成ってもよい。任意選択的に、1つ以上のパネルは取っ手を有してもよい。任意選択的に、1つ以上のパネルは、例えば、摺動、旋回軸を中心とした回転、ヒンジなどによって開閉されてもよい。任意選択的に、1つ以上のパネルは、適所に固定及び/又は係止されてもよい。任意選択的に、筐体は1つ以上の支持体を備えてもよい。任意選択的に、1つ以上の支持体は、1つ以上のパネルの内面に配置されてもよい。
一実施形態では、筐体又はその一部は、高品質で透明な、部分的に透明な、半透明な、及び/又は不透明な材料、例えば、木材、ガラス、又はプラスチックであってもよい。好ましくは、筐体材料は、無毒性であり、飛散しにくい材料であってもよい。例えば、筐体は、アクリル(ポリメタクリル酸メチル)、ブチレート(セルロースアセテートブチレート)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレン、熱可塑性物質、ポリウレタン、伸縮性プラスチック、及び/又はそれらの組み合わせなどから作製されてもよい。任意選択的に、筐体コンテナの一部又は全部は、特定の光波長に対して透過性及び/又は半透過性であってもよい。任意選択的に、筐体の1つ以上の表面の一部または全部は、特定の光波長を筐体に入射させるようにコーティングされてもよい。
一実施形態では、1つ以上の篩は、メッシュから成ってもよい。任意選択的に、1つ以上の篩は、ステンレス鋼、青銅、アルミニウム、ガラス繊維、ポリエステル、ビニル被覆ポリエステル、綿、竹などから作製されてもよい。任意選択的に、篩は、約5~500メッシュ、約20~400メッシュ、30~300メッシュ、40~200メッシュ、又は50~100メッシュのメッシュサイズを有してもよい。任意選択的に、篩のワイヤ径は、0.001~1.0mm、0.05~0.5mm、0.075~0.25mm、又は0.08~0.1mmであってもよい。任意選択的に、篩はフレームを有してもよい。任意選択的に、フレームは、ステンレス鋼、青銅、アルミニウム、プラスチックなどから作製されてもよい。任意選択的に、篩は開口を備えてもよい。任意選択的に、篩は筐体上又は筐体内に嵌合してもよい。
一実施形態では、第1の篩は、筐体の上部に配置されてもよい。任意選択的に、篩は筐体上又は筐体内に嵌合してもよい。任意選択的に、篩は、筐体の1つ以上のパネル上の1つ以上の支持体に据えられてもよい。任意選択的に、篩は、例えば、連結され得る2つ以上の片を備えてもよい。任意選択的に、篩は開口を備えてもよい。例えば、水は、第1の篩にわたって注がれて、緩やかにかつ均一に篩を通って土壌及び/又は筐体内の植物上に滴下される。
一実施形態では、植物給水システムは、土壌及び植物を置く床を備えてもよい。任意選択的に、床は多孔性であってもよく、及び/又は穿孔されてもよい。任意選択的に、床は多孔性材料を備えてもよい。任意選択的に、床は多数の小さな開口及び/又は穴を有する材料を備えてもよい。任意選択的に、床は小さな開口及び/又は穴のアレイを備えてもよい。任意選択的に、床はフレームを備えてもよい。任意選択的に、床は1つ以上の支持体によって支持されてもよい。任意選択的に、床の高さは調節されてもよい。任意選択的に、第1の篩に対する床及び/又は排水穴付きの床の高さは、筐体の1つ以上のパネル上の高位又は低位の支持体に置くことによって調節されてもよい。任意選択的に、ユーザは土壌pHを監視してもよい。任意選択的に、ユーザは土壌水分レベルを監視してもよい。例えば、いったん土壌が水分で飽和したら、過剰な水が床を通じて排出されてもよい。
一実施形態では、排水穴付きの床及び/又は篩は、筐体内に配置されてもよい。任意選択的に、排水穴付きの床は、第1の篩とは異なる材料、異なるメッシュサイズ、及び/又は異なるワイヤ径を有してもよい。任意選択的に、排水穴付きの床はフレームを有してもよい。任意選択的に、フレームは、ステンレス鋼、青銅、アルミニウム、プラスチックなどから作製されてもよい。任意選択的に、排水穴付きの床は、平坦形状、凹状、ピラミッド状などであってもよい。任意選択的に、排水穴付きの床は、筐体の1つ以上のパネル上の1つ以上の支持体に置かれてもよい。任意選択的に、排水穴付きの床が、筐体の1つ以上のパネル上の床として、同じ1つ以上の支持体上に置かれてもよい。任意選択的に、過剰な水は、排水穴付きの床及び/又は篩を通って水モニタ及び/又は点滴トレイ又は排水槽内に濾過されてもよい。任意選択的に、篩は、土壌粒子及び/又は有機物、例えば、葉を捕捉してもよい。例えば、過剰な水は、土壌を通って排出され、土壌粒子及び/又は有機物を担持していてもよい。排水穴付きの床は、筐体に戻され、堆肥にされ、又は廃棄され得る土壌粒子及び/又は有機物を捕捉してもよい。
一実施形態では、植物給水システムは、点滴トレイ又は排水槽を備えてもよい。任意選択的に、点滴トレイ又は排水槽は、例えば、空にするために、植物給水システムから可逆的に取り外されてもよい。任意選択的に、排水槽は筐体から外へスライドされてもよい。任意選択的に、排水槽に回収された水は、筐体内の植物に給水するために再利用されてもよい。任意選択的に、ユーザは排水槽内の水の量を監視してもよい。任意選択的に、排水槽は、水位を判定する1つ以上の目盛りを備えてもよい。任意選択的に、排水槽は窓を備えてもよい。任意選択的に、窓に目盛りがつけられてもよい。例えば、充当された水の量及び排水槽から回収された量を差し引くことによって、水がどのくらい土壌に残っているか、及び/又は水がどのくらい蒸発散によって奪われたかが分かる。任意選択的に、窓はカバーを有してもよい。例えば、窓は、槽内の水位を確認するために使用されてもよい。任意選択的に、排水槽はカップを備えてもよい。例えば、水は、排水を土壌からカップへと方向付ける漏斗内へ排出されてもよい。任意選択的に、カップは、水を緩やかに排出させる小さな穴を底部に含んでもよい。例えば、カップは土壌飽和度モニタとして機能してもよい。例えば、土壌が飽和していないとき、土壌からカップ内へ排出される全ての水は、カップの底部の小さな穴を通じて排出され、カップはほぼ空のままである。任意選択的に、土壌が飽和しているとき、水はより迅速に土壌から排出され、カップが水を蓄積する。カップは任意選択的に排水槽よりも小さい、及び/又は急速に充填される、及び/又は大きな排水槽よりも、カップ内の水位がより感知されやすい、及び/又は飽和の変化に対してより迅速に反応する。いくつかの実施形態では、カップは排水槽内に沈めてもよい。よって、カップは、土壌飽和表示器及び/又は排水槽用の液面表示器として機能してもよい。任意選択的に、カップには目盛りがつけられてもよい。任意選択的に、排水槽、窓及び/又はカップ上の目盛りにより、ユーザは排水槽内の水の量を監視してもよい。任意選択的に、排水槽は、排水槽を空にするために制御可能な開口、例えば、コックを有してもよい。例えば、土壌が飽和しているのを見るときに、ユーザは給水を停止してもよい。例えば、排水槽が満杯になりかけているのを見るときに、ユーザは排水槽を空にしてもよい。任意選択的に、植物を移動させることなく排水槽を空にする手段が設けられる。例えば、槽は、空にし交換するために取外し可能であってもよい(例えば、引出しのように引き出し得る)。例えば、槽は、栓及び/又は弁を有する排水穴を含んでもよい。以下、水位表示器は、槽液面表示器及び/又は飽和度表示器及び/又はその両方を含み得る。
一実施形態では、ユーザは、給水後に排水槽内にどのくらいの水が存在するかに基づいて、例えば、排水槽、窓、又はカップ上の目盛りで測定される水位に基づいて、次にいつ筐体内の植物(又は複数可)に給水するかを判定してもよい。
一実施形態では、筐体は台上に載せてもよい。任意選択的に、台は、ユーザにとって便利な高さまで植物給水システムを上昇させてもよい。任意選択的に、台の高さは調節可能であってもよい。任意選択的に、台は1つ以上の車輪を備えてもよい。任意選択的に、植物給水システムは携帯型であってもよい。
一実施形態では、様々なサイズの植物給水システムが、例えば、バルコニーなどの狭いエリア、庭園などの広いエリアでの使用、又は商用植物栽培用に適するように製造され得る。任意選択的に、植物給水システムは、私邸、例えば、住宅、集合住宅、屋上、バルコニー、庭で、及び/又は商業用に使用されてもよい。
一実施形態では、植物給水システムは、加熱及び/又は冷却システム、例えば、ファン及び/又はヒータを備えてもよい。任意選択的に、加熱及び/又は冷却システムを使用して、植物の成長にとって最適に筐体内の状況を維持する、例えば、冬又は低温気候では筐体を加熱し、及び/又は夏又は高温気候では筐体を冷却することができる。任意選択的に、筐体内の温度及び/又は湿度は、ユーザによって監視及び/又は最適化されてもよい。
一実施形態では、植物給水システムは、照明システムを備えてもよい。任意選択的に、筐体は、植物成長を促進する1つ以上の光、例えば、特定の光波長(例えば、UV、IRなど)を備えてもよい。
一実施形態では、植物給水システムは、例えば、廃水処理のために、廃棄物管理システムを備えてもよい。
一実施形態では、植物給水システムは、食用、医用、及び/又は装飾用植物を育てるための温室として使用されてもよい。
一実施形態では、植物給水システムの全部又は一部は、再生利用された及び/又は再生利用可能な材料から作製されてもよい。
一実施形態では、植物給水システムの全部又は一部は、再生利用可能及び/又は再使用可能であってもよい。
本考案の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本考案は、その適用が、以下の説明に記載される及び/又は図面及び/又は実施例に示される構成要素及び/又は方法の構造及び配置の詳細に必ずしも限定されないと理解すべきである。本考案は、他の実施形態も可能である、又は様々な方法で実施若しくは実行することが可能である。
流体分注器
図面を参照すると、図1は、本考案の一実施形態による流体分注器のブロック図である。
いくつかの実施形態では、流体分注器100は、流体供給源101、コンテナ102、容器113、回収トレイ104、及び遮断機構105を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、流体供給源101は、流水源、例えば、コック及び/又は蛇口、コック及び/又は蛇口に接続される導管、及び/又は任意の他の流体源であってもよい。
いくつかの実施形態では、流体供給源101は、1つ以上の補充可能な水源、例えば、缶、ボトル、バケツ、及び/又は任意の他の補充可能な水源であってもよい。
図2は、本考案の一実施形態による流体分注器の概略図であり、図3は、本考案の一実施形態による遮断機構の一部の概略図である。
いくつかの実施形態では、流体分注器200は、流体分注器200の構成要素のいくつかを包囲する側壁220を有する直立ユニットを備えてもよい。例えば、容器113、回収トレイ104、及び/又は他の構成要素は、側壁220によって包囲されてもよい。いくつかの実施形態では、コンテナ102は、流体分注器200の上側開口に据えられるように可逆的に嵌合されてもよく、流体供給源101は、流体分注器200の上部に装着されてもよく、遮断機構105の構成要素は、流体供給源101に接続されてもよい。
いくつかの実施形態では、流体分注器200は、回収トレイ104の下方に配置された引出し210を備えてもよい。いくつかの実施形態では、引出し210は開放されたときに回収トレイ104へのアクセスを提供し、例えば、回収された流体を排出する。いくつかの実施形態では、引出し210は、回収トレイ104から排出された流体用の貯蔵領域を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、コンテナ102は、コンテナ102の中央領域に配置され得る垂直開口205を備える。いくつかの実施形態では、容器113内の植物成長培地において成長する植物は、垂直開口205を通って、コンテナ102の上方に成長し得る。
いくつかの実施形態では、流体分注器200は、例えば、輸送用の車輪及び/又は取っ手を有する携帯型ユニットを備えてもよい。
流速を遅らせる流路
いくつかの実施形態では、流体供給源101は、流路203へ流体を供給することによって、流体の流速を遅らせてもよい。例えば、流路203は流体導管を備えてもよく、流体は、流体の流速を制御及び/又は妨害するための迷路、一連の流路、一連の導管、調節可能なコック及び/又は弁、及び/又は任意の他の機構を通って送られる。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、流体供給源101は、流体の流速を遅らせる機構、例えば、コック、蛇口、及び/又は弁を備えてもよい。いくつかの実施形態では、流体供給源101は、コンテナ102に直接流体を提供してもよい。いくつかの実施形態では、流体供給源101は、流速を遅らせるための流路203及び/又は同様の機構を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、流体供給源101は、コンテナ102によって供給される流体の体積を測定する手段及び/又は機構、例えば、流動流体源に装着される水量計、及び/又は流体を供給するボトル及び/又はフラスコ上のマークを備えてもよい。いくつかの実施形態では、測定を使用して、例えば、遮断機構105が流体の供給を妨害及び/又は停止するように作動されるまで流体供給源101によって供給される流体の体積を測定することによって、植物成長培地の飽和点及び/又は圃場容水量を計算することができる。
いくつかの実施形態では、流体分注器100は、コンテナ102及び/又は回収トレイ104の重量を測定するための1つ以上の重量計又は他の重量測定手段を備えてもよい。例えば、流体供給前の重量と遮断機構の作動時の重量とを比較して、植物成長培地の飽和点及び/又は圃場容水量を計算してもよい。
いくつかの実施形態では、コンテナ102は、例えば、図4に示すように、側壁と、底部の複数の孔410(例えば、図4に示す)と、を備えてもよい。いくつかの実施形態では、コンテナ102は、孔410を通る流体の流速を記憶又は制御する機構を含んでもよい。
容器の側壁
いくつかの実施形態では、容器113は、側壁及び底面103aを備えてもよい。底面103aは、余分な流体を下方に排出させる排水穴103bを備えてもよい。いくつかの実施形態では、容器113の側壁220は、容器113の側壁を備えてもよい。例えば、容器113の底面103aは、側壁220が容器113の側壁を備えるように、側壁220によって包囲されてもよい。いくつかの実施形態では、容器113は、側壁220と別の側壁を備えた、任意の種類のポット、容器、及び/又はコンテナを備えてもよい。いくつかの実施形態では、容器113は、植物成長培地によって部分的又は完全に満たされて、流体分注器100内に配置されてもよい。
流体分注器を通る流体流
いくつかの実施形態では、流体は、以下のようにして流体分注器200を流れ降りることができる。流体は流体供給源101からコンテナ102へ流れ、流体は 孔410を通って容器113へ流れ落ちる。容器113に入る流体は、植物成長培地が飽和点に達するまで、植物成長培地、例えば、土壌によって吸収され得る。植物成長培地によって吸収されない排出流体は、底面103aの排水穴103bを通って回収トレイ104に流れ込む。いくつかの実施形態では、漏斗207及び漏斗口208は、排水穴103bを出る流体を回収トレイ104内に方向付けてもよい。いくつかの実施形態では、流体は、任意の手段、例えば、回収トレイ104を取り外して排水口へ空にすることや、流体を排出させるように動作可能な蛇口及び/又は弁、及び/又は流体をトレイから空ける任意の他の方法によって、回収トレイ104から除去されてもよい。
遮断機構
いくつかの実施形態では、流体分注器200は、支点225、第1のアーム226、第2のアーム227、コネクタ202、栓310、及びガスケット311を備える遮断機構105を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、遮断機構105は、例えば、回収トレイ104及び/又はコンテナ102内の流体の閾値量及び/又は流体の液面を検出するための検出器を備えてもよい。例えば、検出器は、回収トレイ104内の流体の量及び/又は液面を検出するための1つ以上の任意の装置及び/又は装置、例えば、流体によって上昇する浮き、流体の重量によって押し下げられる重量感知装置、流体との接触によって膨張する膨張装置、ガラス液面計、静水装置、ディスプレーサ、バブラー、差圧発信機、荷重計、歪み計、磁気液面計、圧力感知膜、液面センサ、空気圧液面センサ、及び/又は任意の他の機械センサであってもよい。
いくつかの実施形態では、検出器は、電気及び/又は電子センサであってもよい。
いくつかの実施形態では、検出器は、栓、例えば、栓310に接続されてもよい。
いくつかの実施形態では、栓310は、細い部分が流体供給源101の導管に入り、完全に挿入されたときに比較的細くない部分が流体の供給を防止する遮断封止を形成し得るように、例えば、円錐形のテーパ状であってもよい。
いくつかの実施形態では、ガスケット311は栓310に装着されてもよく、及び/又は栓310によって作動されてもよく、それにより、ガスケット311は、栓310の緊密な水の遮断を補強することができる。
いくつかの実施形態では、検出器は、流体の液面及び/又は体積によって変位することによって、機構を作動させて、流体供給源101が流体をコンテナ102へ供給するのを部分的に又は完全に遮断することができる。例えば、浮き検出器 が栓310に接続されてもよく、流体の液面が浮きを上昇させることによって栓310を上昇させてもよい。任意選択的に、栓310は上昇したときに流体供給源101を遮断してもよい。同様に、任意の他の種類の液面又は重量検出器が遮断機構105を作動させてもよい。
いくつかの実施形態では、遮断機構105は、コネクタ202によって回収トレイ104に接続された第1のアーム226と栓310に接続された第2のアーム227との間に支点225を有するレバーを備えてもよい。回収トレイ104は、第1のアーム226によって支持されてもよい。任意選択的に、回収トレイ104に回収された流体の重量は、初期位置からの回収トレイ104の下方変位を引き起こすことによって、第1のアーム226を下方に変位させ得る。第1のアーム226の下方変位は、支点225を介して第2のアーム227の上方変位を引き起こすことによって、栓310を上昇させ、それにより、栓310は流体供給源101が流体をコンテナ102へ供給するのを部分的に又は完全に遮断し得る。
変換機構を備える遮断機構の代替の実施形態に関しては、図11を参照されたい。
ラッチ及び解放機構
いくつかの実施形態では、遮断機構は、例えば、流体の重量によって変位されたときに下方変位の位置で回収トレイ104をラッチするラッチ機構を備えてもよい。回収トレイ104内の流体が、例えば、排水穴によって排出されるときにラッチは回収トレイ104が初期の上方位置へと上昇するのを防止し得る。ラッチは、任意の種類のラッチ、例えば、機械、電磁気、磁気、及び/又は電気機械ラッチであってもよい。
いくつかの実施形態では、ラッチ機構は、所定の時刻に又は事象に応答してラッチを自動的に解放する解放機構を備えてもよい。解放機構により、回収トレイ104は、回収された流体が排出された後に以前の位置まで上昇することによって、栓310を下降させ、遮断機構105を動作不能にすることができる。例えば、好ましい実施形態では、解放機構は、解放機構が前に作動されてから約24時間後にラッチを解放するように構成されてもよい。例えば、解放機構は、解放機構が前に作動されてから所定時間後にラッチ解放機構を作動させるためのゼネバ歯車、内部ゼネバ歯車、球形ゼネバ歯車、マルタクロス、連結ドエル機構、カム駆動ドエル機構、間欠機構、ルーロー三角形間欠機構、及び/又は任意の種類の機械的、電気的、電子的及び/又は機構の組み合わせであってもよい。
いくつかの実施形態では、回収トレイ104は、流体が回収トレイ104から部分的に又は完全に除去されるときに初期位置まで上昇することによって、栓310を下降させ、流体供給源101を部分的に及び/又は完全に動作可能にして流体を供給し得る。例えば、回収トレイ104は、排水流体がコンテナ102から流入するよりも遅い速度で流体を流出させる排水穴を備えてもよい。排水穴により、回収トレイ104は流体を回収して、回収された流体の重量によって下方に変位することができ、下方に変位しラッチされた回収トレイ104は、ある期間にわたって流体を排出することができ、いったん解放機構がラッチを解放した後は初期位置まで上昇することができる。
いくつかの実施形態では、回収トレイ104が上方に上昇するときに流体供給源101からの流体の流れをもはや妨害及び/又は遮断させないように、遮断機構105の動作を停止させてもよい。いくつかの実施形態では、植物成長培地の圃場容水量及び/又は飽和点の測定は、遮断機構105が作動されるまでにコンテナ102に供給された流体の量から、回収トレイ104内の流体の量と、遮断機構105が始動されるまでの期間に回収トレイ104から排出された流体の量とを減算することによって計算され得る。
図4は、本考案の一実施形態による流体分注器の概略上面図である。

いくつかの実施形態では、コンテナ102は複数の孔410を備えてもよい。水は孔410から成長培地の表面上に落下することができる。任意選択的に、各孔は流調節機構を含んでもよい。例えば、流調節機構は、農業用点滴エミッタ(例えば、迷路、蛇行流路)と同様であってもよい。いくつかの実施形態では、例えば、飽和度試験器は上部に孔410を有する容器を含んでもよく、この孔を通って流体が培地の表面に滴下する。任意選択的に、容器は水を保持し、孔410への流を減速させる流障害物を含む。例えば、障害物は、複数の突起411、多孔培地、各孔に接続される閉鎖流路(農業用ドリッパに類似)、及び/又は膜を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、複数の突起411は、容器内の空間を占める柱(例えば、垂直突起)を含んでもよい。例えば、柱は、1~2及び/又は2~3及び/又は3~5mmの範囲にわたる幅を有してもよい。任意選択的に、各柱の高さは、5~15mm及び/又は15~25mm及び/又は25~100mmの範囲内である。柱の断面は、円形及び/又は四角形及び/又は六角形などであってもよい。毛管現象力及び/又は摩擦などの様々な力が、容器を通る流体流、及び/又は容器から孔410への流体流、及び/又は孔410を通る流体流、及び/又は孔から培地の表面への流体流を減速させ得る。
任意選択的に、孔410は、分配器102上の流体圧力ヘッドが変化するときでも一定を保つ固定速度で、成長培地の表面上の複数の箇所に水を流れ落ちさせ得る。例えば、ユーザは、分配器102の頂部に溜まるように分配器102上に水を注いでもよい。次に、水は、水が枯渇するまで一定速度で孔410を通過する、及び/又は成長培地にわたって均一に広がる。代替的又は追加的に、分配器102は、空間にわたって水を均一に分配する篩を含んでもよい。いくつかの実施形態では、表面にわたる低速の及び/又は均一な水の分配は、培地の流体容量の測定を容易にする。例えば、培地が飽和及び/又は略飽和に達するまで排水がほとんどなくなる、及び/又は培地が飽和及び/又は略飽和に達するときに排水速度が非常に迅速に上昇するように、水は表面にわたって緩やかに及び/又は均一に散布され得る。任意選択的に、これは、培地の流体容量を測定する手段として利用することができる(例えば、培地に充当された水を測定する(例えば、分配器に充当された水の量から分配器に残っている水の量を減算し(例えば、分配器(例えば、篩の上方の分配器の壁)に目盛りをつけて、分注装置に残る水の量の測定を容易にしてもよい))、培地の流体容量である、流体が急速に排出され始めるときの充当された水の量に着目する)。いくつかの実施形態では、例えば、装置が植物のない培地の流体容量を測定する装置である場合、開口205がなくてもよい、及び/又は開口205が低減されてもよい。
いくつかの実施形態では、複数の孔410は、コンテナ102の底部に設けられて、コンテナ102に収容される流体が容器113へと流れ落ちるのを可能にする。孔410は、円形、四角形、及び/又は任意の他の形状であってもよい。いくつかの実施形態では、孔410の外周及び/又は周囲は、0.5~1.0mm、1~2mm、2~3mm、3~4mm、4~5mm、5~6mm、6~7mm、7~8mm、8~9mm、9~10mm、10~11mm、11~12mm、12~15mm、15~20mm、及び/又は20mm超であり得る。
いくつかの実施形態では、孔の数は、1~5、5~10、10~20、20~30、30~40、40~50、50~60、60~70、70~100、100~130、130~160、160~200、200~250、250~300、300~400、400~600、600~1000、又は1000超であってもよい。一実施形態では、孔の数は40であってもい。
任意選択的に、一部または全部の孔410は、コンテナ102の特定の領域内に配置されてもよい。例えば、コンテナ102の全ての側部及び/又は湾曲外部に沿った周囲領域には、孔410を設けなくてもよい。
いくつかの実施形態では、多数の孔が、特定の領域の周囲に沿って配置されてもよく、例えば、全ての孔の10~40%が、特定の領域の各側部に沿って配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、孔410は、特定のサイズ及び形状容器113への流体の均一な分配を提供するように、配置及び/又は分布されてもよい。任意選択的に、流体分注器200は、コンテナ102と対応する容器103の対を備えるキットを備えてもよく、各コンテナ102は、対応する容器113の形状、サイズ、及び/又は形態への均一な分布を可能にするような孔410の位置及び/又は分布を有してもよい。
いくつかの実施形態では、孔410は、コンテナ102の面積に応じて分布させてもよく、例えば、平方面積単位毎に、例えば、平方1~5mm、5~10mm、1~2cm、2~3cm、3~4cm、5~6cm、6~7cm、7~8cm、8~9cm、9~10cm、10~12cm、12~14cm、14~20cm、20~30cm、30~40cm、40~50cm、又は50cm超毎に、1、2、3、4、5、又はそれ以上の孔410を分布させてもよい。
突起
いくつかの実施形態では、複数の突起411が、コンテナ102の底面に装着されてもよい。いくつかの実施形態では、突起411は、例えば、コンテナ102内に収容可能な流体の約最高液面の高さまで、ほぼ垂直に突出してもよい。
いくつかの実施形態では、突起411は、流体の孔への付着の物理的性質によって、孔410を通る流体の流速を調節及び/又は低減及び/又は制御することができる。例えば、突起は、流体が孔に到達するために通過しなければならない蛇行路を生成してもよい。
いくつかの実施形態では、突起411は、コンテナ102内の流体の液面が高くなるときに速くなる孔410を通る流体の流速に対抗することによって、コンテナ102内の流体の液面に部分的に、完全に、及び/又はほぼ関係なく孔410を通る略均等な流速を提供するように設計され、コンテナ102内に分布され得る。
いくつかの実施形態では、追加的に又は代替的に、コンテナ102は、上記突起411に加えて、及び/又は上記突起411の代わりに、複数の点滴灌漑機構を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、突起411は、任意の垂直に拡張した形状、例えば、円筒、円錐、ピラミッド、及び/又は任意のその他の垂直に拡張した形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、複数の突起411は、2つ以上の形状の突起を備えてもよく、例えば、コンテナ102の周囲に沿った突起は、内部に位置する突起と異なる形状を有してもよい。
いくつかの実施形態では、突起は、コンテナ102内に収容可能な流体の最大液面の高さのうち、例えば、10~20%、20~30%、30~35%、35~40%、40~45%、45~50%、50~55%、55~60%、60~65%、65~70%、70~75%、75~80%、80~90%、90~100%、100~110%まで上方に拡張してもよい。
いくつかの実施形態では、一部又は全部の突起411は、下部よりも上部の方で、より大きな又は小さな体積及び/又は表面積を有してもよい。例えば、突起411は、上部よりも下部の方でより大きな又は小さな体積及び/又は表面積を有する逆円錐、逆ピラミッド、及び/又は任意の他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、垂直軸に沿った任意の所与の高さにおける突起の体積は、その高さまでのコンテナ102の液体容量体積のうち、例えば、10~20%、20~30%、30~35%、35~40%、40~45%、45~50%、50~55%、55~60%、60~65%、65~70%、70~75%、75~80%、80~90%を含み得る。いくつかの実施形態では、上記のパーセントは、高さに応じて変動してもよい。いくつかの実施形態では、パーセントは、低い高度よりも高い高度の方で、より大きく又は小さくてもよい。いくつかの実施形態では、パーセントは、線形、指数関数的、双曲線的、及び/又は任意の他の数学的に及び/又は不規則に高さと共に増加してもよい。いくつかの実施形態では、パーセントは段階的に増減させてもよい。
図5、図6、及び図7は、本考案の実施形態による、異なる角度から見た流体分注器の透過概略図である。
図8及び図9は、本考案の実施形態による、異なる角度から見た流体分注器の概略図である。
図10は、本考案の一実施形態による流体分注器の斜めから見た概略側面図である。
いくつかの実施形態では、回収トレイ104は、例えば、図12に示すように、底面103aの下に弾性的に懸架されてもよい。
図11は、本考案の一実施形態によるラッチ機構の概略図である。
いくつかの実施形態では、ラッチ機構は、トレイ104の垂直変位をラッチの回転運動に変換する変換機構を備えてもよい。例えば、トレイ104はレバー1101に接続されてもよく、それにより、トレイ104が、例えば、回収された流体の重量によって下方に変位するときにレバー1101も下方に変位する。レバー1101は、変換機構によってラッチ1102に接続され得るため、レバー1101が下方運動すると、ラッチ1102はレバー1101の下方運動にほぼ平行に軸を中心に回転する。トレイ104がラッチ1102の高度未満で下方に変位すると、ラッチ1102はトレイ104の上方に突出するまで回転することによって、トレイ104をラッチし、回収された流体が部分的に又は完全に排出されるときに上方の当初位置まで戻ることを防止し得る。
任意選択的に、変換機構は、垂直変位を回転運動に変換する任意の機構又は機構の組み合わせ、例えば、ギアとウォーム駆動、ナットとボルト、ボールねじ、ロッドとクランク、ヘリカルギア、ベベルとマイタギア、垂直ベベルギア、垂直及び水平ギア及び/又は歯車、ラックとねじ、及び/又はそれらに類似するものであってもよい。
任意選択的に、ラッチ1102は、解放機構、例えば解放機構1103に接続されてもよい。任意選択的に、解放機構1103は、所定の時刻にラッチ1102を回転させることのできる調時機構、例えば、水時計、漏刻、機械式ぜんまいタイマー、電気タイマー、及び/又は任意の他の調時機構を備えてもよい。任意選択的に、解放機構1103は、調時機構によってトレイ104を解除して、トレイ104を元の位置まで上昇させるように作動されてもよい。
任意選択的に、トレイ104は、トレイ104の下方変位を、コネクタ202に作用することによって遮断機構105を作動させる上向きの力及び/又は運動に変換する機構によって、コネクタ202に接続されてもよい。変換機構は、下方変位を上向きの力及び/又は運動に変換する任意の機械及び/又は電気機構、例えば、ソレノイド、ギアセット、レバー、及び/又は支点225などの支点であってもよい。
図12は、本考案の一実施形態による、底面下に懸架されたトレイのクローズアップ概略側面図である。
いくつかの実施形態では、回収トレイ104は、例えば、懸架部1201によって、底面103aの底部の下に弾性的に懸架されてもよい。懸架部1201は、回収トレイ104内の水の重量などの力によって伸長し、力は低減及び/又は除去されたときにほぼ元の未拡張の形状及び/又は位置に戻る、例えば、ばね、ゴム、及び/又は任意の他の弾性的な及び/又は他の材料及び/又は機構であってもよい。
いくつかの実施形態では、懸架部1201は、例えば、トレイ104の4隅に配置された4つの実体を備えてもよい。いくつかの実施形態では、懸架部1201は、5つ以上の実体、例えば、5、10、15、20、30、40、50、及び/又は任意の他の数の底面103aの底部とトレイ104との間の弾性接続部を含んでもよい。
図13は、本考案の一実施形態による調時機構を備えた流体分注器の概略側面図である。
図14は、本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略側面図である。
図15は、本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略上部切取図である。
図16は、本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構のクローズアップ概略側面図である。
図17は、本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構の斜めから見たクローズアップ概略側底面図である。
図18は、本考案の一実施形態による調時機構を備えた流体分注器の概略側面図である。
図19は、本考案の一実施形態による流体分注器の斜めから見た概略側上面図である。
図20は、本考案の一実施形態による流体分注器の調時機構の斜めから見たクローズアップ概略側上面図である。
図21は、本考案の一実施形態による流動流体源を備えた流体分注器の概略側面図である。
本考案のいくつかの実施形態では、流体源101は、流体供給源及び/又は任意の他の流動流体源に接続される蛇口、弁、及び/又は任意のその他の流制御機構を備えてもよい。
図22は、本考案の一実施形態による流動流体源を備える流体分注器の斜めから見た概略上側面図である。
図23は、本考案の一実施形態による流動流体源を備える流体分注器のクローズアップ概略上側面図である。
図24は、本考案の実施形態による流体分注器の使用方法のフローチャートである。
いくつかの実施形態では、流体を分注する方法2400は、以下の工程の一部または全部を備えてもよい。
2401 流体をコンテナに供給して、コンテナの下方の領域までの流体の流れを制御する
2402 回収トレイへ排水可能な領域に植物成長培地を配置する
2403 回収トレイ内の流体の量が閾値を超えるときに流体供給を妨害する遮断装置を作動させる
2404 ある期間にわたって回収トレイから流体を除去する
2405 回収トレイ内の流体の量が閾値未満に低減されるときに遮断機構の動作を停止する
本考案のいくつかの実施形態では、流体分注器の使用方法は、1つ以上の追加の工程、例えば、遮断機構が作動されるまで流体供給源によって領域に供給される流体の量を測定することと、領域の植物成長培地に生きた植物を配置することと、弁、コック、及び/又は蛇口を調節して、流体供給源からコンテナへの流体の流速を調節することと、を備えてもよい。
手動システム
図25は、本考案の一実施形態による植物給水システムの切取図である。手動植物給水システムは、(例えば、容器113と同様の)筐体2513を含んでもよい。任意選択的に、植物成長培地(例えば、土壌)が筐体2513に配置される、及び/又は植物が植えられる、及び/又は定着する(例えば、図32に示されるように)。いくつかの実施形態では、水分配器(例えば、篩)が成長培地の上方に位置決めされる。例えば、水がプランタの頂部に(例えば、分配器に)注がれるとき、水は成長培地の頂部にわたってほぼ均一に分配される。追加的又は代替的に、分配器は、成長培地への水の分配速度を制御してもよい。例えば、分配器は、土壌を飽和させるのに十分な水が成長培地に達するまで2~30秒及び/又は30秒~2分及び/又は2分~10分及び/又は10分~40分及び/又は30分~2時間かかるように、重力により水の流れを減速させ得る。
いくつかの実施形態では、分配器は1つ以上の開口2505を含んでもよい。例えば、1つ以上の植物の茎は、開口2505を通って成長することができる。任意選択的に、分配器は、支持体2503(例えば、筐体2513の1つ以上の壁からの凸部)に据えられる。例えば、支持体2503は、成長培地の上面の上方で、分注装置を懸架してもよい。例えば、分注装置は、成長培地の表面の上方1mm~1cm及び/又は1cm~5cm及び/又は5cm~20cm及び/又は20cm~1m及び/又は1m~5mに保持されてもよい。
いくつかの実施形態では、分配器2503は、例えば、孔410に関して図示される及び/又は記載されるような調節手段に接続された孔を備えてもよい。例えば、これは、水が分配器上に貯留されているときでも、一定制御速度で成長培地の表面にわたって水を均一に充当することを容易にし得る。
いくつかの実施形態では、プランタは床2508を含む。任意選択的に、床2508は、重力によって水を排出させながら成長培地を支持する。例えば、床は、水を通過させる排水穴を含んでもよい。任意選択的に、床2508を通過する水は、漏斗2510によって水位表示器2512及び/又は排水槽2514まで方向付けられる。例えば、排水槽2514は、槽2514よりも速く充填される小さな区画(例えば、任意の形状(例えば、四角形、円形、先細)のガラスカップを含んでもよい。例えば、成長培地が飽和するときに水はモニタ2512内へ排出されてもよい。任意選択的に、比較的小さな体積のため、モニタ2512は迅速に充填される、及び/又は排水速度を感度良く測定する。任意選択的に、表示器の水位は、プランタの外から見える(例えば、表示器の壁は、透明部分を含んでもよい、及び/又はモニタ2512は、ユーザがモニタ2512の上部を通じて水位を見ることができるように位置決めされてもよい)。プランタは任意選択的に台2516を含む。
図26(A)~(D)は、本考案の一実施形態による植物給水システムのいくつかの図面(側面図(A)、側面図(B)、上面図(C)、及び斜視図(D))である。図27は、本考案の一実施形態による植物給水システムのいくつかの図面(切取図(A)、側面図(B)、及び側面図(C))である。
図28(A)は、本考案の一実施形態による、開放位置における排水槽を備えた植物給水システムの分解図である。いくつかの実施形態では、分配器2504及び/又は開口2505は複数片で作製されてもよい。例えば、これにより、植物がプランタ内で成長しているときに取り外す及び/又は交換することがより容易になり得る。任意選択的に、床2508のための支持体2507が設けられてもよい。例えば、支持体2507は、筐体2513の壁からの突起を含んでもよい。いくつかの実施形態では、槽2514は、取り外される、交換される、及び/又は空にされるように設計されてもよい。例えば、槽2514は、例えば、図28(A)に示されるように、プランタから引き出される、及び/又はプランタに押し込まれる引出しの形状であってもよい。代替的又は追加的に、槽2514は排水路を含んでもよい。
図28(B)は、本考案の一実施形態による、閉鎖位置における排水槽2514を備えた植物給水システムの図である。いくつかの実施形態では、ユーザは、例えば、槽2514への窓を含み得る水位表示器2512を使用して、排水槽の水位を確認してもよい。代替的又は追加的に、ユーザは、排水槽2514を開放することによって水位を確認してもよい。例えば、排水槽2514は、(例えば、図28(A)に示されるように)引出しのように構築されてもよい、及び/又は排水槽2514を開放することによって、どのくらい水が槽2514に入っているかを見ることができてもよい。例えば、排水槽2514は別個の液面表示器2512及び/又は窓を含まなくてもよい。任意選択的に、水が緩やかに成長培地に染み通る、及び/又は成長培地にわたって広がる間、リテーナ(例えば、壁2509)は分配器篩2504上の適所に水を保持する。
本考案の一実施形態による植物給水システムのいくつかの構成要素は、図28(B)の組立図に示される。
図29は、本考案の一実施形態による植物給水システムのいくつかの構成要素の関係を示すブロック図である。例えば、システムの構成要素は、本明細書内の各種実施形態に示される構成要素を含むことができる。いくつかの実施形態では、分配器2904は、成長培地2918の表面にわたって水を散布するように位置決めされる。成長は、任意選択的に、床2908によって支持される。床は任意選択的に、成長培地から漏斗2910へ水を排出させるように構成される。任意選択的に、漏斗2910は、排水を水位モニタ2912及び/又は槽2914へ方向付ける。代替的又は追加的に、水は、床2908から槽2914及び/又は水位モニタ2912へ直接排出されてもよい。任意選択的に、システム全体は、筐体2913に接続される、及び/又は筐体2913内に保持される。
図30は、本考案の一実施形態による植物給水システムを介した水の通過を示すフローチャートである。水3002は、分配器3004上に注がれ、その後、分配器3004を通り、成長培地3018の表面及び/又は1つ以上の植物にわたって散布される、及び/又は緩やかに解放させることができる。水3002は 任意選択的に成長培地3018及び/又は床3008及び/又は漏斗3010を介して、液面モニタ3012及び/又は排水槽3014内に染み渡る。
図31は、本考案の一実施形態による植物への給水方法を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、水分配器の周囲及び/又は植物用の開口の周囲に壁が存在する。例えば、壁は、篩の上方に0~1及び/又は1~3及び/又は3~6cm直立してもよい。任意選択的に、ユーザは、壁間の空間を充填する、及び/又は部分的に充填するまで、分配器上に水を充当してもよい3102。例えば、これは、最初に充当する水の適切な量を測定する手段であり得る。任意選択的に、水は、成長培地上に緩やかに滴下する、及び/又は均一に散布される3104、及び/又は成長培地を均一に湿らせる3118。いったん成長培地が十分に湿ったら(例えば、飽和したら)、水は成長培地を通って排出される3108。排水3108は任意選択的に、槽及び/又は表示器に方向付けられる3110。任意選択的に、表示器及び/又は槽からの排水3108が監視される3112。例えば、水が十分に速く排出されると3108、成長培地が十分に湿っている、及び/又は飽和している3118ことが示唆され、水の充当3102が停止される3122。例えば、ユーザは、培地が飽和及び/又は略飽和を達成する、及び/又は排水が迅速に進む、及び/又は排水の体積が閾値体積に達するときに給水を開始し得る。蒸発散は任意選択的に、成長培地を乾燥させる。次に、システムの管理者は、次の給水まで、植物の種類、植物のサイズ、気候などに応じて待機する3124。例えば、管理者は、土壌が乾燥する、及び/又は所定時間待機する3124とき、再度土壌を検査して、水を充当してもよい3102。
図32は、本考案の一実施形態による使用中のプランタの概略斜視図である。いくつかの実施形態では、例えば、植物3224は、プランタ内の成長培地3218において根3226を張ってもよい、及び/又はプランタの上の分配器2504の開口2505を通って上方に成長してもよい。いくつかの実施形態では、プランタの床2508と溢流槽5214との間の空間323により、ユーザは槽内の水の状態及び/又は水位を視認することができる。
いくつかの実施形態では、成長培地3218が飽和すると、水は、成長培地3218及び/又は床2508を通って、水を水位モニタ2512に方向付ける漏斗2510上に排出される。例えば、水位モニタ3212は、小さな透明容器(例えば、透明な壁を有するカップ及び/又は容器)であってもよい。急速に排出されると水は迅速にカップを満たすため、排水槽2514での変化(任意選択的に溢流を保管し、漏出を回避するのに十分大きいが、大きすぎるために土壌からの排水がすぐには目立たない)よりも目立つ。任意選択的に、水位モニタ2512は、排水槽内に排水する小さな排水穴(例えば、底部又はその近傍)及び/又は溢流路(例えば、頂部の近傍)を含む。排水穴は、例えば、湿っているが飽和していない成長培地3218からの低速の滴下が水位モニタ2512を満たさないように、緩やかに水を排出してもよい。溢流路は、システムが給水し過ぎる、及び/又は多量の水が水位モニタ2512に入る場合の漏出を防止し得る。任意選択的に、カップは中の水位を見るために透明である。任意選択的に、カップはまた槽の水位も示す。例えば、槽内の水位が上昇するにつれてカップ内の水位も上昇するように、カップを槽内に沈ませてもよい。代替的又は追加的に、プランタは水位モニタを含まなくてもよい。
いくつかの実施形態では、植物3224を移動させる必要なく過剰な水を除去し得るように、槽は取り外し可能であってもよい、及び/又は排水穴を有してもよい。例えば、排水槽内の水が土壌を湿らせない、及び/又は植物の根を損なわないように、床2508の底部と排水槽2514との間に空間3223を設けてもよい。成長培地3218の頂部と分配器3204との間に空間があってもよい。プランタの壁は任意の材料で作製されてもよい。任意選択的に、プランタの壁は、成長培地3218及び/又は根3226に空気を与えるための空気穴を含む。
例えば、ユーザは、筐体2513内の1つ以上の植物3224の根3226を含む成長培地3218の上方で、分配器3204に水を注ぐ。分配器2504は、成長培地3218の表面全体にわたって水を緩やかにかつ均一に滴下させる。これにより、任意選択的に、飽和するまで成長培地3218を水で均一に湿らせる。成長培地3218が均一に飽和すると、水は、成長培地3218及び/又は床2508を通って、例えば、排水穴を介して、漏斗2510、更に水位モニタ2512及び/又は排水槽2514へと滴下する。いったん成長培地が十分に湿ったら(例えば、飽和したら)、及び/又は(例えば、モニタ2512及び/又は排水槽2514で観察されるように)水が迅速に排出され始めたら、ユーザは給水を停止し、次に、植物及び/又は排水槽2514内の水の量に応じた設定時間の間、及び/又は成長培地が乾燥するまで、次の給水まで待機する。任意選択的に、排水槽2514は取り外されて空にされてもよい。いくつかの実施形態では、この結果、非常に一定の土壌水分と植物成長がもたらされる。例えば、乾燥土壌植物の場合、給水間の待機時間は更に長くてもよい、及び/又は湿潤土壌植物の場合、給水間の間隔は更に短くてもよい。
図33は、本考案の一実施形態によるプランタの概略斜視図である。いくつかの実施形態では、プランタは、排水槽用の別個の水位モニタ3311(例えば、窓)及び/又は別個の飽和度モニタ3312(例えば、成長培地から点滴水を受け入れるカップ)を有する。任意選択的に、飽和度モニタ3312は、槽2514(及び/又はその水位)の上方に懸架されてもよい。任意選択的に、成長培地からの排水は飽和度モニタ3312に方向付けられる。例えば、飽和度モニタ3312は、低速の排水のための穴3331を有するカップの形態であってもよい。任意選択的に、飽和度モニタ3312は、溢れる場合に溢流が排水槽2514上に流れるように溢流路を含む。任意選択的に、システムは、槽液面モニタ3311のみを有してもよく、及び/又は飽和度モニタ3312のみを有してもよく、及び/又はどちらも含まなくてもよく、及び/又はどちらも含んでもよい。例えば、槽液面モニタ331が設けられない場合、ユーザは、床2508と排水槽2514との間の空間3323を覗き込んで、槽2514が満たされているかどうか(例えば、成長培地が飽和している兆候)及び/又は槽3314が満杯になりかけているかを確認することができる。代替的又は追加的に、ユーザは(例えば、水位を確認するため、及び/又は槽2514を空にするため)槽2514を開放し得る。例えば、槽2514は、槽2514を開放するための取っ手335を有してもよい。例えば、槽2514は、例えば、取っ手3335を使用して、開放及び/又は閉鎖させることができる引出しの形態で構築されてもよい。いくつかの実施形態では、植物用の開口2505は、(例えば、水が成長培地まで分配器2504を通過するのではなく、開口2505を通って落下するショートを防ぐために)周囲に壁3317を有してもよい。
図34は、本考案の一実施形態によるプランタの概略斜視図である。いくつかの実施形態では、プランタは、排水槽用の別個の水位モニタ3311(例えば、窓)及び/又は別個の飽和度モニタ3412(例えば、成長培地から点滴水を受け入れるカップ)を有する。任意選択的に、飽和度モニタ3312は、槽2514の底部(及び/又はその水位)に据えられてもよい。
これらの実施形態は例示のために提示されており、本考案の範囲を限定することを意図するものではない。
ある程度特定して、好適な形式又は実施形態で本考案を記載したが、この記載は単に例示であり、考案の精神と範囲から逸脱せずに、部分の組み合わせ及び配置を含め、構造、製造、及び使用の詳細における多数の変更が可能であると理解される。
本願から生じる特許の期間中、多数の関連する水分注装置が開発されることが予測され、水分注装置という用語の範囲は、先験的にそのような新しい技術をすべて含むことを意図する。
本明細書で使用されるとき、用語「ほぼ」、「約」は±10%を指す。
用語「備える」、「備えて」、「含む」、「含んで」、「有する」、及びそれらの活用形は、「を含むがこれらに限定されない」を意味する。
用語「から成る」は、「を含むがこれらに限定されない」を意味する。
用語「から本質的に成る」は、組成、方法、又は構造が、追加の成分、工程、及び/又は部分が、請求される組成、方法、又は構造の基本的かつ新規な特徴を著しく変更することがない限り、追加の成分、工程、及び/又は部分を含み得ることを意味する。
本明細書で使用されるとき、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上別に明確に示されない限り、複数を含む。例えば、用語「合成物」又は「少なくとも1つの合成物」は、それらの混合物を含め複数の合成物を含み得る。
本願全体を通じて、本考案の各種実施形態は、範囲形式で提示されることがある。範囲形式での記載は単に便宜上及び簡潔にするためであると理解すべきであり、考案の範囲に対する不動の限定と解釈すべきではない。したがって、範囲の記載は、具体的に開示された全ての可能な部分範囲だけでなく範囲内の個々の数値を含むと考えるべきである。例えば、1~6などの範囲の記載は、1~3、1~4、1~5、2~4、2~6、3~6などの具体的に開示された部分範囲だけでなく1、2、3、4、5、及び6などの範囲内の個々の数を含むと考えるべきである。これは範囲の大きさにかかわらず適用される。
数値範囲が本明細書で示される場合は常に、示される範囲内の全ての数値(分数又は整数)を含むことを意味する。「第1の表示数と第2の表示数にわたる/それらの間の範囲」という表現と、「第1の表示数~第2の表示数の範囲」という表現は、本明細書では互換可能に使用され、第1及び第2の表示数、並びにその間の全ての分数及び整数を含むことを意味する。複数の範囲が単独の変数に対して列挙される場合、範囲の組み合わせも含まれる(例えば、1~2及び/又は2~4の範囲は、1~4の組み合わせた範囲も含む)。
明瞭化のため、別々の実施形態の文脈で記載される本考案の特定の特徴は、単独の実施形態における組み合わせで提供されてもよいと理解される。逆に、簡潔化のため、単独の実施形態の文脈で記載される本考案の各種特徴は、別々に、又は任意の適切な下位組み合わせで、又は本考案の任意の他の記載される実施形態において適宜、提供されてもよい。各種実施形態の文脈で記載される特定の特徴は、それらの要素無しでは実施形態が不能でない限り、それらの実施形態の必須の特徴とみなすべきではない。
本考案は具体的な実施形態と併せて説明したが、多数の変更、修正、変形が当業者にとって自明となることは明らかである。したがって、添付の請求項の精神及び概略的な範囲に属する上記全ての変更、修正、変形を包含することが意図される。


Claims (10)

  1. 流体分注装置であって、
    培地を備える領域と、
    前記領域に流体を供給するように構成された流体源と、
    前記培地にわたって前記流体を均一に分配する分配器と、
    排水穴を有する前記領域の底面と、
    前記排水穴から前記流体を回収するために位置決めされた回収トレイと、
    を備える、流体分注装置。
  2. 前記回収トレイに回収された前記流体の量が閾値を超えるときに前記流体の前記供給を遮断するように構成された遮断機構を更に備える、請求項1に記載の流体分注装置。
  3. 前記遮断から所定期間後に前記供給を再開させるための解放機構を備える、請求項2に記載の流体分注装置。
  4. 前記解放機構が、前記回収トレイから緩やかに水を排出するための穴を含み、前記解放機構が、前記回収トレイ内の水が前記排出によって所定の質量まで減少した後に流を再開させる、請求項3に記載の流体分注装置。
  5. 前記回収トレイから栓への接続部を備え、前記回収トレイ内の前記流体の量が前記閾値を下回るときに前記回収トレイが初期位置にあり、前記回収トレイ内の前記流体の量が前記閾値を超えるときに前記回収トレイが下方に変位し、前記下方変位は、前記流体の前記供給を妨害するように前記栓を機械的に作動させる、請求項2に記載の流体分注装置。
  6. 前記回収トレイに接続された第1のアームと前記栓に接続された第2のアームとの間に支点を有するレバーを備え、前記第1のアームが前記回収トレイ内の前記流体の重量によって下方に変位することにより、前記第2のアームと前記栓を上昇させ、前記栓の前記上昇が前記流体の前記供給を妨害する、請求項5に記載の流体分注装置。
  7. 前記回収トレイと前記領域との間の弾性接続部を備え、前記回収トレイ内の前記流体の重量の力が、前記弾性接続部を拡張させ、前記回収トレイを下方に変位させる、請求項5に記載の流体分注装置。
  8. ラッチ機構及びラッチ解放機構を備え、前記ラッチ機構が、前記回収トレイ内の前記流体の量が前記閾値を下回るときに前記回収トレイが前記下方変位から前記初期位置に向かって上昇するのを防止するラッチを備え、前記ラッチ解放機構が、前記回収トレイの最終の上昇から測定される期間後に前記ラッチを解放する機構を備える、請求項5に記載の流体分注装置。
  9. 垂直開口を備え、植物が前記領域から前記垂直開口を通って前記領域の上方に延在する、請求項2に記載の流体分注装置。
  10. 前記流体の前記供給の速度を制御する迷路を有する流体供給機構流路を備える、請求項1に記載の流体分注装置。

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