JP3236952U - 爆液であるニトログリセリンの投下による森林火災の延焼拡大防止策と同爆液の安全搬送手段 - Google Patents

爆液であるニトログリセリンの投下による森林火災の延焼拡大防止策と同爆液の安全搬送手段 Download PDF

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Abstract

【課題】森林火災が延焼拡大する前にニトログリセリン(以下、爆液と称する)をヘリコプターで火災現場に搬送して投下することによって火災を鎮火させる方法において爆液の安全輸送手段を提供する。【解決手段】安全輸送手段は、発泡スチロール製のフラスコ瓶固定直方体4に爆液のニトログリセリン2が注入されたフラスコ瓶1を複数固定し、直方体4を複数の空気バネ7を装備したフラスコ収納ボックス付き出前機6に固定し、火災現場に搬送投下する。爆液は爆発時、約4千度の高温を発し周辺の酸素を奪うので火災現場周辺の火炎が一時消失する。この事象を元に同火炎の消失後に、即座に、ヘリコプターを使って同火災現場に消化剤、或いは、河川水、湖水、海水を散布、散水することによって同火災の延焼拡大を防止する。爆液の搬送時に危険性を回避する手段を講じることができる。【選択図】図1

Description

森林火災において現在行われている消火活動は、地上における火災現場への放水、消火剤の散布並びにヘリコプターや大型飛行艇による消火剤や河川水、湖水、或いは海水の散布、散水活動である。しかし、その消火現状を観ると火災火力が勝り延焼が拡大している現象が多々見受けられる。本考案は、この延焼拡大を防止する目的でニトログリセリン(以下、爆液と称する)を火災現場に安全に搬送して火災現場に投下して同爆液の爆破によって火炎を消失させることを手段とする。同爆液は搬送中に強い衝撃を与えると爆発する危険性を伴うので安全輸送が絶対必要条件となる。
上記した通り、現在行われている森林火災の消火活動のメインは、地上における火災現場への放水、消火剤の散布並びにヘリコプターや大型飛行艇による火災現場への消火剤の散布や河川水、湖水、或いは海水の散水活動である。
過去、イラク戦争において当爆液によって油田火災が鎮火されたことは実証されている。しかし、当爆液は、搬送中に強い衝撃を与えると爆発する危険性を伴う。山林火災において陸路の輸送は交通上危険を伴うのでヘリコプターによって火災現場に空輸することが至便である。この輸送方法における安全な手段を講じることが絶対必要条件となる。
日本に於いて独自に開発された出前機6に当爆液をトックリ状のガラス容器のフラスコ瓶1(以下、ニトロフラスコ瓶と称する)に満杯状態に注入して搬送することを手段とする。当爆液を満杯状態にするのは輸送中に同瓶内で液が波打って摩擦を引き起こさないことを目的としたものである。この出前機6は、構造的に空気バネ7を機構に採用して居り搬送中に傾斜や振動で水ものであるラーメン等のつゆを外部に漏れない構造として開発されたものである。 特に、当出前機6の当空気バネ7は輸送中の大幅な振動を吸収し、且つ、搬送品の傾きを防止する機構も備えているので当爆液の搬送に最適である。尚、当ニトロフラスコ瓶1は、1個当たり液量1リットルの容量とし適宜、消火面積に応じて当ニトロフラスコ瓶1の員数を増加して消火現場に投下して消火に当たる。
当出前機6に複数個のニトロフラスコ瓶1を収納するに当たり、搬送中に互いに当ニトロフラスコ瓶どうしが接触する事は絶対に避けなければならない。接触してガラス容器のニトロフラスコ瓶1が破損すると爆発を誘発するからである。従って、その対策として、発砲スチロールの直方体4に当ニトロフラスコ瓶1を固定するための円形のお椀状に型取った成形カプセル5を設けて、当カプセル5にニトロフラスコ瓶1を嵌め込み固定する方式である。 更に、同直方体には同じく発砲スチロールの蓋を設ける。同蓋には、当ニトロフラスコ瓶1の首出し穴4aを設ける。同蓋を直方体4に固定するに当たって、同穴より同ニトロフラスコ1の首を出して同蓋を閉じる。これは、搬送中に同ニトロフラスコ瓶1が傾いたり、同カプセルから飛び出さない為の安全策である。発砲スチロールを採用するのは、同ニトロフラスコ瓶1の嵌め込みカプセルの型取りの成形加工が容易であること、固定材として軽量であること、当ニトロフラスコ瓶1の搬送中に於ける揺れ、振動を吸収出来てしっかりと同カプセルに固定できるので、当ニトロカプセル瓶1のようなガラス製の容器の搬送に最適である。
当出前機6は、ヘリコプターによって火災現場に搬送され同現場の上空より乗務員が出前機6の収納ボックスより同ニトロフラスコ瓶1を手で取り出し、同火災現場に向かって投下する。投下する当ニトロフラスコ瓶1の個数は、火災現場の火災面積のスケールに応じて同乗務員が適宜判断して決めて投下する。
同投下後は、当二トロフラスコ瓶1の爆発による爆風の衝撃を避けるために同ヘリコプターは素早く当現場の上空から一時、立ち去らなければならない。同爆発による爆発の威力は、黒色火薬の爆発威力の7倍とされる。 そして、爆発によって一瞬、4千度の温度を発し、火災周辺の酸素を吸収するので火災現場の火炎は一瞬消失し、一時、鎮火状態となる。そこに、間髪を容れずに消火剤、或いは河川水、湖水、海水等を同火災現場にヘリコプターより投下して完全な消火を行い、火災の延焼拡大の防止を目指すものである。
当爆液のニトログリセリンは爆発物であるので厳重管理が必要である。政令により政府が自衛隊に当爆液の製造及び保存管理を委嘱する。自衛隊は都道府県の自治体とコラボして全国の数ヵ所に同爆液の保管基地を設けて、更に当爆液の厳しい保存並びに温度管理を行う。自治体は、森林火災が発生時に政府に消火救助の自衛隊の派遣要請を行う。政府は自衛隊に出動指令を発令し、自衛隊の飛行隊は近隣の同保管基地より火災現場にヘリコプターを発出して同爆液投下により消火活動を行うものである。
当爆液のニトログリセリンの爆破による火災消火事例は、先のイラク戦争でアメリカ軍がこの爆液を使って油田火災を見事に消火したと云う実例がある。
森林火災に於いて、この実績に基づいて当爆液のニトログリセリンを火災現場で爆破させて鎮火させることは可能である。そして、当爆液の搬送において日本で独自に開発された出前機6を応用する手段を以って、火災現場に安全にヘリコプターで搬送することを可能とした。
又、このニトログリセリンを使って、油田火災を鎮火させたストーリーの映画も二、三ある。 ”恐怖の報酬”と云う題名のフランス映画では、多数のポリタンクに注入したニトログリセリンをトラックの荷台に積み込み険しい山道を500キロメート搬送して見事に無事に火災現場に持ち込み油田火災を鎮火させたことがスリリングな描写をもって描かれている。過度な衝撃を当爆液であるニトログリセリンに与えない限り安全に搬送できることは可能である。当提案の出前機6を当爆液の搬送に適用、応用することによって、当爆液を火災現場に安全に搬送することを可能とし、以って、森林火災の延焼拡大の防止に供与するものでる。
図1(A)図 ヘリコプターより火災現場に投下されるニトロフラスコ瓶1の外形図。爆液のニトログリセリンを当瓶に満杯に注入する。筒長のフラスコ瓶を採用したのは満杯にすることによってフラスコ内の同液の大幅な波打ちを避けるためである。液は着色標示されているが実際は、無色透明の液体である。同瓶の容量は、1リットル入りの容器で、瓶の高さは、25センチメートル、底辺の幅は、13センチメートルである。図1(B)図 同ニトロフラスコ瓶を収納する発砲スチロール製の直方体4の外観透視図並びに同瓶の首出し拡大透視図。同直方体の内部に複数の同瓶を固定収納する。収納後、同直方体はヘリコプターに搬入し、同ヘリコプターに備え付けられている出前機6の収納ボックスに固定して収納する。同直方体4に同瓶が首出しして設置されるのは同瓶の転倒を防止するのを目的とする。図1(C)図 出前機6の斜視図。日本で使用されている汎用出前機を応用した同瓶専用の出前機6の斜視図である。同瓶1を収納固定する収納ボックスを備えている。同出前機6には、空気バネ7を装備して搬送中の過度な振動の吸収機構を備え、且つ、搬送中の同瓶の傾きを防止する機構を備えている。 図2(A)図 森林火災の典型的な画像である。図2(B)図 ヘリコプターより火災現場にニトロフラスコ瓶を投下している画像である。図2(C)図 ヘリコプターより火災現場に消化剤、河川水、湖水、海水、等を投下している画像である。
符号 名称
1 ニトロフラスコ瓶(ガラス製、1リットル容器)
2 ニトログリセリン
3 コルク
4 開閉蓋付き直方体、同瓶収納固定用
4a 拡大図、同瓶首出し通し穴
5 お椀型固定カプセル、同瓶固定用
6 収納ボックス付き出前機
7 空気ばね、出前機

Claims (1)

  1. 森林火災の延焼拡大を防止する目的で爆液のニトログリセリンを火災現場に投下する方法で当爆液をガラス製の容器であるフラスコ瓶1に注入して火災現場にヘリコプターで搬送して投下し、爆発によって火災を消失させる手段において同爆液の火災現場への安全搬送を目的として発砲スチロール製のフラスコ瓶固定直方体4に同フラスコ瓶1の複数個を固定取り付けて同直方体4を複数の空気バネ7を装備したフラスコ収納ボックス付き出前機6に収納固定して火災現場に同フラスコ瓶1を搬送投下する安全輸送手段、並びに同爆破直後にヘリコプターより同火災現場に消化剤、或いは消火水を投下して森林火災の延焼拡大を防止する消火システム。
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