JP3236591U - 鋼管製造設備 - Google Patents

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教雄 中島
正博 中島
英樹 加納
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ナカジマ鋼管株式会社
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Figure 0003236591000001
【課題】製造可能な鋼管の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管を製造可能な鋼管の鋼管製造設備を提供する。
【解決手段】鋼板90を連続移動させて鋼管95を製造する鋼管製造設備10は、連続移動させる2枚の鋼板90のうちの一方の鋼板90の終端と、他方の鋼板90の始端と、を突き合わせて溶接する鋼板溶接装置30と、鋼板溶接装置30において溶接された鋼板90を鋼管95の原材料として保持する鋼板保持テーブル40と、鋼板保持テーブル40において保持される鋼板90から鋼管95を成形する鋼管成形装置15~18と、鋼管成形装置15~18において成形された鋼管95を所定の長さに切断する鋼管切断装置21と、から構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、鋼板を連続移動させて鋼管を製造する方法及び鋼管製造設備に関するものである。
従来、鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管製造設備としては、特許文献1に示すような設備がある。特許文献1の鋼管製造設備は、鋼板を、ブレークダウンロール、クラスタロール及びフィンパスロールに順次通して、湾曲成形することで、円管状の鋼管を製造するものである。
特許文献1の鋼管製造設備では、製造する鋼管に見合う板厚及び幅を有する鋼板が、原材料としてコイル(ロール)状に準備される。そして、コイル状の鋼板を連続して払い出してレベリング装置によって矯正し、各種ロールを順次通すことで、円管状の鋼管が製造される。
特開2017―185528号公報
しかしながら、特許文献1の鋼管製造設備で用いられるコイル状の鋼板は、その最大板厚及びその最大幅が決まっている。そのため、コイル状の鋼板を原材料として鋼管を製造する場合には、製造可能な鋼管の板厚及び管径が制限されるという問題があった。
このようなことから、コイル状の鋼板からでは製造できない所定以上の板厚及び管径の鋼管を製造するためには、この板厚及び管径の鋼管に見合う板厚及び幅を有する1枚の鋼板を準備する必要がある。
しかしながら、このような鋼板は、輸送にあたり1枚当たりの最大長さが決まっている。そのため、このような鋼板を原材料として鋼管を製造する場合には、製造可能な鋼管の長さが制限されるという問題があった。
さらに、コイル状の鋼板が全て次工程に払い出された場合には、新たなコイル状の鋼板を準備する必要がある。同様に、1枚の鋼板が次工程に払い出された場合には、新たな1枚の鋼板を準備する必要がある。そして、新たなコイル状の鋼板及び新たな1枚の鋼板を準備する間は、次工程の装置を待機させる必要がある。そのため、鋼管の製造効率が低下するという問題があった。特に、円弧状に湾曲成形された鋼板のエッジ部を高周波抵抗溶接機によって溶接する鋼管製造設備では、鋼板を高速で移動させることが可能であるため、高速で設備の下流側に移動される鋼板の移動速度に合わせて、新たなコイル状の鋼板或いは1枚の鋼板を準備し、設備の下流側に供給する必要がある。
そこで、本考案は、製造可能な鋼管の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管を製造可能な鋼管の製造方法及び鋼管製造設備を提供することを目的とする。
本考案の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本考案の鋼管の製造方法は、鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管の製造方法であって、連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、を突き合わせて溶接する鋼板溶接工程と、前記鋼板溶接工程において溶接された鋼板を前記鋼管の原材料として保持する鋼板保持工程と、前記鋼板保持工程において保持される鋼板から前記鋼管を成形する鋼管成形工程と、前記鋼管成形工程において成形された前記鋼管を所定の長さに切断する鋼管切断工程と、から構成される方法である。
本考案の鋼管の製造方法は、前記鋼板溶接工程において、前記一方の鋼板の終端と、前記他方の鋼板の始端と、の突き合わせ部分に未溶接部分を形成する方法である。
本考案の鋼管の製造方法は、前記鋼管切断工程において、前記鋼板溶接工程にて形成される前記未溶接部分を検出することによって、前記鋼管を切断する方法である。
本考案の鋼管製造設備は、鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管製造設備であって、連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、を突き合わせて溶接する鋼板溶接装置と、前記鋼板溶接装置によって溶接された鋼板を前記鋼管の原材料として保持する鋼板保持テーブルと、前記鋼板保持テーブルによって保持される鋼板から前記鋼管を成形する鋼管成形装置と、前記鋼管成形装置によって成形された前記鋼管を所定の長さに切断する鋼管切断装置と、を備えるものである。
本考案の鋼管製造設備は、前記鋼板溶接装置が、前記一方の鋼板の終端と、前記他方の鋼板の始端と、の突き合わせ部分に未溶接部分を形成するものである。
本考案の鋼管製造設備は、前記鋼管切断装置が、前記鋼板溶接装置によって形成される前記未溶接部分を検出することで、前記鋼管を切断するものである。
本考案の鋼管の製造方法及び鋼管製造設備によれば、連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、突き合わせて溶接した鋼板を鋼管の原材料として使用することから、1枚当たりの最大長さが決まっている鋼板を鋼管の原材料として使用する場合であって、複数の鋼板を連続した状態で移動させることができる。また、コイル状の鋼板が全て次工程に払い出された場合、或いは1枚の鋼板が次工程に払い出された場合であっても、次工程の装置を待機させることなく、新たなコイル状の鋼板及び新たな1枚の鋼板を準備することができる。そのため、製造可能な鋼管の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管を製造することができる。
本考案に係る鋼管製造設備を示す概略図である。 本考案に係る鋼管製造設備の一部構成を示す平面図である。 本考案に係る鋼管製造設備の溶接機近傍を示す平面図である。 本考案に係る鋼管製造設備の鋼板保持テーブル近傍を示す平面図である。 本考案に係る鋼管製造設備における溶接後の鋼板の突き合わせ部分を示す平面図である。 本考案に係る鋼管製造設備における鋼管成形後の鋼板の突き合わせ部分を示す平面図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本考案に係る鋼管製造設備10は、所定の厚さの鋼板90から丸形或いは角形の鋼管95を製造する設備である。
鋼管製造設備10では、鋼管95を製造するための原材料として、例えば、コイル(ロール)状の鋼板90が準備される。コイル状の鋼板90は、製造する鋼管95に見合う所定の板厚及び幅を有する鋼板がコイル(ロール)状に巻かれたものである。また、鋼管製造設備10では、コイル状の鋼板90からでは製造できない板厚及び幅以上の鋼管95を製造する場合には、鋼管95を製造するための原材料として、コイル状の鋼板90ではなく、コイル(ロール)状に巻かれていない1枚の鋼板90A(図2参照)が準備される。なお、以下では、鋼管95を製造するための原材料をコイル状の鋼板90として説明する。
鋼管製造設備10では、コイルスキッド96(図2参照)に載せられたコイル状の鋼板90が、ピンチローラ等から構成される巻き戻し装置11によって巻き戻された後、レベリング装置12によって平らに矯正される。そして、鋼板90の巻き戻し先端部分のみが切断装置13によって切断除去される。
巻き戻されて搬送方向Hへ連続移動される鋼板90は、その幅方向の両側のエッジ部90fがトリミング装置14によって切断除去される。次いで、鋼板90は、その幅方向の両側のエッジ部90fが対向するように、プリフォーム装置15(「鋼管成形装置」の一例)によって緩やかなR状に成形された後、複数のブレークダウンロール16Aからなるブレークダウン装置16(「鋼管成形装置」の一例)によって徐々に円弧状に湾曲成形される。
円弧状に湾曲成形された鋼板90は、その上部の一対の垂直板部分が、複数のクラスタロール17Aからなるクラスター装置17(「鋼管成形装置」の一例)において、内側へと曲げ成形される。そして、円弧状に湾曲成形された鋼板90は、複数のフィンパスロール18Aからなるフィンパス装置18(「鋼管成形装置」の一例)によって徐々に円管状に成形され、その幅方向の両側のエッジ部90f間が当接された鋼管95Aがプレス成形される。鋼管95Aは高周波抵抗溶接機19に入り、加熱による溶融方式の溶接が施工された後、切削装置20によって外面ビートが切削される。さらに、外面ビートが切削された鋼管95Aは、図示しない成形装置によって円形又は角形に成形された後、鋼管切断装置21によって所定の長さに切断されることで、製品としての鋼管95となる。
ここで、鋼管製造設備10では、原材料であるコイル状の鋼板90から全ての鋼板90が払い出された場合には、新たなコイル状の鋼板90が準備され、溶接機30(鋼板溶接工程)において、払い出された鋼板90の終端90a(図5A参照)と新たに準備されたコイル状の鋼板90の始端90b(図5A参照)とが突き合わされ、溶接される。
図1から図3に示すように、溶接機30(「鋼板溶接装置」の一例)は、切断装置13とトリミング装置14との間に設けられる。より具体的には、溶接機30は、切断装置13の下流側に設けられる開先加工機22の下流側であって、一対のセンタリングユニット23の間に設けられる。溶接機30は、連続移動させる2枚の鋼板90のうちの一方の鋼板90の終端90aと、他方の鋼板90の始端90bと、を突き合わせて溶接する。すなわち、溶接機30は、払い出された鋼板90の終端90aと、新たに準備されたコイル状の鋼板90の始端90bと、を突き合わせて溶接する。新たに準備されたコイル状の鋼板90の始端90bは、レベリング装置12によって平らに矯正され、開先加工機22によって幅方向の両側縁に開先が形成された後、払い出された鋼板90の終端90aと溶接される。
なお、コイル(ロール)状に巻かれていない1枚の鋼板90Aを鋼管95の原材料とする場合には、レベリング装置12と切断装置13との間に設けられるテーブル24に1枚の鋼板90Aを載置し、テーブル24に載置した鋼板90Aの始端90bと、テーブル24の下流側にある鋼板90Aの終端90aと、を突き合わせて、溶接機30によって溶接する。
このように、溶接機30が2枚の鋼板90を突き合わせ溶接することで、鋼板90を途切れさせることなく連続して次工程に移動させることができる。
溶接機30は、ガスシールド溶接、或いはサブマージアーク溶接等によって鋼板90の突き合わせ溶接を行う。図5Aに示すように、溶接機30は、2枚の鋼板90を溶接する際に、2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cにおける所定の領域のみを溶接する。すなわち、溶接機30は、2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cに、溶接を行う溶接部分90dと、溶接を行わない未溶接部分90eと、を形成する。溶接機30は、2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cを所定の間隔で溶接することで、溶接部分90dと、未溶接部分90eと、を形成する。
より具体的には、図5Bに示すように、溶接機30は、鋼板90を鋼管95に成形する際に鋼板90の突き合わせ部分90cにおいて湾曲成形される部分、及び鋼板90の幅方向の両端部分を溶接部分90dとして溶接し、湾曲成形されない部分は溶接せずに未溶接部分90eとする。すなわち、溶接機30は、鋼板90の突き合わせ部分90cにおいて鋼管95のR部分95a(角部分)となる部分、及び鋼板90の幅方向の両側のエッジ部90fを溶接部分90dとして溶接し、鋼管95の側面95bとなる部分を溶接せずに未溶接部分90eとする。
このように、2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cに未溶接部分90eを形成することで、後述する鋼管切断装置21のレーザーセンサ50が検出(反応)可能な部分を突き合わせ部分90cに形成することができる。すなわち、2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cに、光(レーザー)が透過可能な部分を形成することで、レーザーセンサ50が2枚の鋼板90の突き合わせ部分90cを検出することができる。また、未溶接部分90eを形成することで溶接を行う部分が減るため、溶接時間を短縮することができる。なお、突き合わせ部分90cに未溶接部分90eを形成しない場合(突き合わせ部分90cを全て溶接して溶接部分90dとした場合)には、突き合わせ部分90cにレーザーセンサ50が検出(反応)可能な部分がないため、レーザーセンサ50が突き合わせ部分90cを検出することができない。
さらに、鋼管製造設備10では、鋼板90から鋼管95を製造するに際して、鋼板90を一定速度で下流側の工程に移動させる必要がある。そのため、溶接機30(鋼板溶接工程)において溶接された鋼板90をトリミング装置14の上流側で一時的に溜め込む必要がある。そこで、鋼管製造設備10では、図1及び図4に示すように、切断装置13とトリミング装置14との間であって、溶接機30の下流側に、鋼板保持テーブル40が設けられている。鋼板保持テーブル40は、溶接機30によって溶接された鋼板90を鋼管95の原材料として保持する。鋼板保持テーブル40は、鋼管95をその長さ方向に搬送する長尺の遊転ローラコンベヤと、短尺の駆動ローラコンベヤと、によって主に構成されている。
さらにまた、図1に示すように、鋼管製造設備10では、クラスター装置17等の各種の鋼管成形装置(鋼管成形工程)によって鋼管95に成形された鋼板90の突き合わせ部分90cの位置を、鋼管切断装置21において検出するために、レーザーセンサ50が設けられている。鋼管切断装置21は、レーザーセンサ50によって検出される鋼板90の突き合わせ部分90cの位置に基づいて鋼管95を切断する。より具体的には、鋼管切断装置21は、レーザーセンサ50によって検出される鋼板90の突き合わせ部分90cから所定距離だけ離れた位置を鋼管95の切断位置として、鋼管95を切断する。
鋼管切断装置21に設けられるレーザーセンサ50は、鋼管95に成形された鋼板90の突き合わせ部分90cに形成される未溶接部分90eを検出する。すなわち、レーザーセンサ50は、鋼板90の突き合わせ部分90cにおいて光(レーザー)が透過可能な部分を検出する。なお、未溶接部分90eを検出するセンサは、レーザーセンサ50に限定されるものではなく、未溶接部分90eを検出可能な光センサであれば構わない。
鋼管切断装置21は、レーザーセンサ50が鋼板90の未溶接部分90eを検出することで、鋼管95に成形された鋼板90の突き合わせ部分90cの位置を検出する。そして、鋼管切断装置21は、検出した鋼板90の突き合わせ部分90cから所定距離だけ離れた位置を鋼管95の切断位置として、鋼管95を切断する。このように、鋼管切断装置21は、鋼板90の突き合わせ部分90cの未溶接部分90eを利用して、鋼板90の突き合わせ部分90cを検出し、鋼管95を切断することから、鋼板90の突き合わせ部分90cの近傍にて鋼管95を確実に切断できるため、製品としての鋼管95の歩留まりを向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る鋼管製造設備10及び鋼管95の製造方法によれば、連続移動させる2枚の鋼板90のうちの一方の鋼板90の終端90aと、他方の鋼板90の始端90bと、突き合わせて溶接した鋼板90を鋼管95の原材料として使用することから、1枚当たりの最大長さが決まっている鋼板90を鋼管95の原材料として使用する場合であって、複数の鋼板90を連続した状態で移動させることができる。また、コイル状の鋼板90が全て次工程に払い出された場合、或いは1枚の鋼板90Aが次工程に払い出された場合であっても、次工程の装置を待機させることなく、新たなコイル状の鋼板90及び新たな1枚の鋼板90Aを準備することができる。そのため、製造可能な鋼管95の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管95を製造することができる。
なお、本実施形態においては、溶接機30が、切断装置13の下流側に設けられる開先加工機22の下流側であって、一対のセンタリングユニット23の間に設けられているが、この位置に限定されるものではなく、クラスター装置17等の各種の鋼管成形装置が鋼板90を鋼管95に成形する前に、突き合わせ溶接が可能な位置であれば構わない。
また、本実施形態においては、溶接機30による2枚の鋼板90の突き合わせ溶接を、クラスター装置17等の各種の鋼管成形装置と同一のライン上で行っているが、これに限定されるものではなく、各種の鋼管成形装置とは異なるライン(場所)において、2枚の鋼板90の突き合わせ溶接を行っても構わない。
10 鋼管製造設備
15 プリフォーム装置(鋼管成形装置)
16 ブレークダウン装置(鋼管成形装置)
17 クラスター装置(鋼管成形装置)
18 フィンパス装置(鋼管成形装置)
21 鋼管切断装置
30 溶接機(鋼板溶接装置)
40 鋼板保持テーブル
90 鋼板
90a 鋼管の終端
90b 鋼管の始端
90e 未溶接部分
95 鋼管
本考案は、鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管製造設備に関するものである。
そこで、本考案は、製造可能な鋼管の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管を製造可能な鋼管製造設備を提供することを目的とする。
本考案の鋼管製造設備によれば、連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、突き合わせて溶接した鋼板を鋼管の原材料として使用することから、1枚当たりの最大長さが決まっている鋼板を鋼管の原材料として使用する場合であって、複数の鋼板を連続した状態で移動させることができる。また、コイル状の鋼板が全て次工程に払い出された場合、或いは1枚の鋼板が次工程に払い出された場合であっても、次工程の装置を待機させることなく、新たなコイル状の鋼板及び新たな1枚の鋼板を準備することができる。そのため、製造可能な鋼管の板厚、管径及び長さが制限されることなく、効率良く鋼管を製造することができる。

Claims (6)

  1. 鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管の製造方法であって、
    連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、を突き合わせて溶接する鋼板溶接工程と、
    前記鋼板溶接工程において溶接された鋼板を前記鋼管の原材料として保持する鋼板保持工程と、
    前記鋼板保持工程において保持される鋼板から前記鋼管を成形する鋼管成形工程と、
    前記鋼管成形工程において成形された前記鋼管を所定の長さに切断する鋼管切断工程と、
    から構成されること
    を特徴とする鋼管の製造方法。
  2. 前記鋼板溶接工程において、前記一方の鋼板の終端と、前記他方の鋼板の始端と、の突き合わせ部分に未溶接部分を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の鋼管の製造方法。
  3. 前記鋼管切断工程において、前記鋼板溶接工程にて形成される前記未溶接部分を検出することによって、前記鋼管を切断すること
    を特徴とする請求項2に記載の鋼管の製造方法。
  4. 鋼板を連続移動させて鋼管を製造する鋼管製造設備であって、
    連続移動させる2枚の鋼板のうちの一方の鋼板の終端と、他方の鋼板の始端と、を突き合わせて溶接する鋼板溶接装置と、
    前記鋼板溶接装置によって溶接された鋼板を前記鋼管の原材料として保持する鋼板保持テーブルと、
    前記鋼板保持テーブルによって保持される鋼板から前記鋼管を成形する鋼管成形装置と、
    前記鋼管成形装置によって成形された前記鋼管を所定の長さに切断する鋼管切断装置と、
    を備えること
    を特徴とする鋼管製造設備。
  5. 前記鋼板溶接装置は、前記一方の鋼板の終端と、前記他方の鋼板の始端と、の突き合わせ部分に未溶接部分を形成すること
    を特徴とする請求項4に記載の鋼管製造設備。
  6. 前記鋼管切断装置は、前記鋼板溶接装置によって形成される前記未溶接部分を検出することで、前記鋼管を切断すること
    を特徴とする請求項5に記載の鋼管製造設備。
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