JP3236585B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化媒体や光磁
気(MO)媒体などを用いた書き換え型光ディスク、も
しくは色素系媒体などを用いた追記型(ライトワンス
型)光ディスクの物理フォーマットに関し、特に、画像
データや音声データなどの大容量のデータを扱うのに適
した物理フォーマットに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに用いる大容量の記憶媒体
として、DVD(デジタルビデオディスク)、MOディ
スク、またはCD(コンパクトディスク)などが製品化
されている。また、コンピュータの普及により、ユーザ
ーが記憶媒体に記憶されたデータを編集することが多く
なり、データの変更や追記が行える記憶媒体の必要性が
高まっている。
【0003】ユーザーがデータの変更を何度も行うこと
が可能な書き換え型の記憶媒体としては、相変化媒体を
用いたDVD−RAM(随時読み出し書き込み可能メモ
リ)、MO媒体を用いたMOディスク、CD−RW(Re
Writable)がある。また、ユーザーが一度だけデータを
書き込むことが可能な追記型(ライトワンス型)の記憶
媒体としては、色素系媒体を用いたCD−Rがある。こ
れらの記憶媒体には、あらかじめ、これらの記憶媒体上
でのデータが書き込まれた位置を認識するためのアドレ
スが記憶されている。
【0004】上記のDVD−RAMやMOディスク上に
は、ユーザーデータが記憶される部分とは別に、アドレ
スを示すためのID部(Identification部)が設けられ
ている。また、上記のCD−RWやCD−Rにおけるア
ドレス管理には、FM変調(周波数変調)によるウオブ
ル・アドレス方式が用いられている。ここで、ウオブル
とは蛇行を意味し、ディスク上のトラックが、ディスク
の半径方向に蛇行している構造のことを示している。す
なわち、CD−RWやCD−Rでは、アドレスを、トラ
ックのウオブル(蛇行)の周波数を変化させることによ
って記憶させている。従って、CD−RWやCD−Rで
は、トラックに沿って、ユーザーデータとアドレスとが
重畳されて記憶される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術には、次のような問題がある。すなわち、上記のD
VD−RAMやMOディスクには、ユーザーデータが記
憶される領域とは別に、ID部を設ける必要があるた
め、ディスク面の領域使用効率が悪くなるという問題が
ある。
【0006】また、ユーザーデータが記憶される領域
と、ID部とでは、ディスク面の構造が異なるので、こ
のようなディスクを製造するには、製造プロセスが複雑
になり、ディスクの製造が難しくなるという問題があ
る。特に、DVD−RAMでは、ID部が千鳥状に配置
されているので、さらに製造プロセスが複雑になる。
【0007】また、上記のCD−RWやCD−Rでは、
アドレスがウオブルの周波数に対応しているので、ディ
スクの読み取り装置がアドレスを読み取るためには、異
なる周波数の信号(ウオブル)を読み取る必要があり、
読み取り装置の構成が複雑になるという問題がある。
【0008】また、アドレス値に応じて、トラックのウ
オブルの周波数を変化させるので、アドレスを表現する
のに必要なトラックの長さが、アドレス値ごとに異なっ
てしまい、データの書き込み制御が複雑になるという問
題がある。
【0009】また、上記のアドレスをウオブルの周波数
に対応させる方式は、ウオブルをFM変調させることに
よりアドレスを記憶させる方式なので、必要とされるC
/N(Carrier to Noise;搬送波対雑音)比が大きいと
いう問題がある。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、ディスク面の領域使用効率が良く、ディ
スクの製造が容易で、ディスクの読み取り装置の構成が
簡単で、かつディスクへのデータの書き込み制御も簡単
で、さらに必要とされるC/N比も小さい光ディスクを
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ユーザーデータを記録するためのトラックを有す
る、相変化媒体や光磁気媒体などの書き換え型光ディス
ク、または色素系媒体などの追記型光ディスクにおい
て、前記トラックには、前記光ディスクの半径方向に蛇
行しているウオブル部と、蛇行していない非ウオブル部
とが設けられ、前記ウオブル部と非ウオブル部との組み
合わせを用いて、前記ユーザーデータ以外のデータであ
る副情報が前記トラックに記憶され、この副情報は、所
定の変換規則に従って変換された変換副情報であり、前
記変換規則は、変換前の副情報を、偶数ビットで構成さ
れる変換副情報に変換し、前記変換副情報は、論理値”
0”をとるビットと論理値”1”をとるビットとを同数
づつ含むことを特徴とする光ディスクである。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】請求項に記載の発明は、前記副情報は、
前記トラックにおけるアドレスであることを特徴とする
請求項1に記載の光ディスクである。
【0017】請求項に記載の発明は、前記トラック
は、前記光ディスクの半径方向に複数のゾーンに分割さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の光
ディスクである。
【0018】請求項に記載の発明は、前記副情報は、
前記ゾーンのゾーンアドレスであることを特徴とする請
求項に記載の光ディスクである。
【0019】請求項に記載の発明は、前記ゾーン内に
おける、隣接するトラックのウオブル部の蛇行の位相が
相互に一致していることを特徴とする請求項に記載の
光ディスクである。
【0020】請求項に記載の発明は、前記トラックの
ランド部およびグルーブ部の両方にユーザーデータが記
録されることを特徴とする請求項に記載の光ディスク
である。
【0021】請求項に記載の発明は、前記ウオブル部
および非ウオブル部の長さは、前記ウオブル部における
蛇行の1周期の整数倍であることを特徴とする請求項1
ないしのいずれかに記載の光ディスクである。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
である光ディスクP1の構成を示す図である。この光デ
ィスクP1の表面には、トラックが設けられ、このトラ
ックに沿って、あらかじめ副情報が記録されている。こ
の副情報が記録されたトラック上に、ユーザーデータが
重畳して記憶される。
【0023】ここで、副情報とは、ユーザーデータ以外
の情報であり、この代表的な例がアドレスである。ま
た、これ以外にも、ディスクに関わる各種パラメータ情
報なども副情報に含まれる。
【0024】図に示した光ディスクP1は、例えば、相
変化媒体を用いたDVD−RAM、CD−RW、MO媒
体を用いたMOディスクなどの書き換え型光ディスク、
あるいは色素系媒体を用いたCD−Rなどのライトワン
ス型光ディスクである。
【0025】光ディスクP1の表面には、図に示すよう
に、ウオブル・トラックWT1が設けられていて、この
ウオブル・トラックWT1に沿ってユーザーデータが記
録される。ここで、ウオブルとは蛇行を意味し、トラッ
クが、この光ディスクP1の半径方向に蛇行して形成さ
れている構造のことを示している。ただし、このウオブ
ル・トラックWT1は、図に示すように、ウオブルされ
ているウオブル部AWTと、ウオブルされていない非ウ
オブル部NWTとを有する。これらのウオブル部AWT
と、非ウオブル部NWTとの組み合わせによって、トラ
ックに、前記副情報が記憶されている。
【0026】図2は、光ディスクP1上のウオブル・ト
ラックWT1の詳細な構成を示すための拡大図である。
光ディスクP1の表面には、蛇行するトラック溝Tが設
けられていて、このトラック溝Tの底をグルーブGと呼
び、隣り合うトラック溝Tに挟まれた部分をランドLと
呼ぶ。そして、トラック溝Tのうねり(蛇行)をウオブ
ルと呼ぶ。
【0027】この光ディスクP1に、ランド&グルーブ
記録方式を用いてユーザーデータを記録する場合には、
ランドLとグルーブGの両方に記録マークPが形成され
る。なお、記録されたデータを読み取るには、光ディス
クP1の底面から光Hが入射される。
【0028】トラック溝Tのウオブル(蛇行)は、光デ
ィスクP1に記録されるユーザーデータの副情報を表す
ために用いられる。この副情報とは、例えば、トラック
溝Tに沿って記録されたユーザーデータの位置、すなわ
ちアドレスを示す情報である。従って、光ディスクP1
においては、ユーザーデータと副情報とが、トラック溝
Tに沿って、重畳して記憶される。
【0029】図3は、前記副情報をトラック溝Tのウオ
ブルに記憶させる、すなわち副情報データに基づいて、
光ディスクP1上にウオブル・トラックWT1を形成す
る手順を示す図である。まず、副情報データ1が、変換
テーブル2によって変換副情報データ3に変換される。
さらに、この変換副情報データ3は、MAM変調され、
MAM変調された波形データに基づいて、トラック溝T
にウオブルが形成される。ここで、MAM変調とは、本
発明の光ディスクに適用できるように改良された、改良
型AM変調を意味する。
【0030】図4に、前記変換テーブル2の一例を示
す。前述したように、変換テーブル2は、副情報データ
1を入力し、変換副情報データ3を出力する。副情報デ
ータ1および変換副情報データ3は、どちらも、”0”
および”1”から成るデジタルデータである。
【0031】図4に示す変換テーブルによれば、2ビッ
トの任意の副情報データが、4ビットの変換副情報デー
タに変換される。変換された変換副情報データは、いか
なる場合も”0”と”1”とを同数含む。すなわち、4
ビットの変換副情報データのうち、2ビットは”0”で
あり、残りの2ビットは”1”である。
【0032】図5に、前記MAM変調の一例を示す。す
なわち、前記MAM変調によって、変換副情報データに
含まれる”0”は、図5(a)に示す波形に変換され、
変換副情報データに含まれる”1”は、図5(b)に示
す波形に変換される。
【0033】変換副情報データ”0”に対応する図5
(a)に示す波形は、10周期の蛇行を有するウオブル
期間A0と、蛇行していない非ウオブル期間B0とで構
成される。この非ウオブル期間B0の長さは、前記ウオ
ブル期間A0における2周期分の蛇行の長さに設定され
ている。なお、ウオブル期間A0における蛇行の周期T
dは、常に一定である。
【0034】変換副情報データ”1”に対応する図5
(b)に示す波形は、14周期の蛇行を有するウオブル
期間A1と、蛇行していない非ウオブル期間B1とで構
成される。この非ウオブル期間B1の長さは、前記ウオ
ブル期間A1における2周期分の蛇行の長さに設定され
ている。なお、ウオブル期間A1における蛇行の周期
は、常に一定であって、かつ、前記変換副情報データ”
0”に対応する波形が含むウオブル期間A0における蛇
行の周期Tdと等しい。従って、変換副情報データ”
1”に対応する波形が含む非ウオブル期間B1の長さ
は、前記変換副情報データ”0”に対応する波形が含む
非ウオブル期間B0の長さと等しい。
【0035】従って、上記A0、B0、A1、B1の長
さを、共通の蛇行の周期Tdを単位として表せば、 (A0,B0)=(10,2) (A1,B1)=(14,2) となる。
【0036】上記MAM変調によって生成された波形に
基づいて、光ディスクP1のトラック溝Tにウオブル部
AWTと非ウオブル部NWTとが形成されることによっ
て、ウオブル・トラックWT1が形成される。なお、上
記の各設定、例えばウオブル期間A0やA1の長さは、
10周期や14周期に限られず、任意に設定できる。
【0037】上記MAM変調方式は、AM変調(振幅変
調)のディジタル変調型であるOOK(On Off Keyin
g)を利用し、これを本発明の光ディスクの物理フォー
マットに適用できるように改良した改良AM変調方式で
ある。この変調方式による変調信号は、DCフリーであ
り、極めて実用性が高い。
【0038】さらに、このMAM変調方式において
は、”0”と”1”とをウオブル(蛇行)の有無によっ
て表現している。すなわち、”0”と”1”とは、ウオ
ブルが連続する区間の長さによって区別されるので、従
来のFM変調方式のように、ウオブルの周波数を変える
必要はない。
【0039】さらに、従来のFM変調方式では、ウオブ
ルの周波数を検出するために、大きなC/N(Carrier
to Noise;搬送波対雑音)比が要求されていたが、本発
明によるMAM変調方式を用いれば、単にウオブルの有
無を検出すればよいので、従来のような大きなC/N比
が要求されることはない。
【0040】また、上記実施形態に示したMAM変調方
式では、”0”に含まれる非ウオブル期間B0の長さ
と、”1”に含まれる非ウオブル期間B1の長さとが等
しい。すなわち、B0=B1=ウオブルの2周期分の長
さとなっている。従って、副情報の値が”0”である
か”1”であるかによって、非ウオブル期間を変化させ
る必要がなく、ウオブル期間のみを変化させればよいの
で、本発明による光ディスクをより簡単に実現すること
ができる。
【0041】また、非ウオブル期間B0、B1の長さの
設定は、ウオブルを読み取るために、ウオブルに同期を
取るPLL回路への影響を考慮すれば、ウオブルの1周
期もしくは2周期分の長さ程度とすることが妥当であ
る。ただし、これらの設定値は、本発明を適用するシス
テムに応じて決定すれば良いので、本発明は、上記の設
定値に限定されるものではない。
【0042】上記の変換テーブルおよびMAM変調を用
いれば、全ての変換副情報データは、トラック上で同じ
長さになる。すなわち、本実施形態では、変換副情報デ
ータ”0”と”1”との波形の長さは異なっており、従
って、トラック上での長さも異なる。しかし、変換副情
報データは、必ず4ビットが組になっていて、しかも”
0”と”1”とを同数含むので、4ビット分のトラック
上での長さは、いかなる値の変換副情報データであって
も等しい。従って、副情報のトラック上での長さを揃え
ることができ、データの書き込み制御が簡単になる。
【0043】すなわち、前記変換テーブルは、2ビット
の副情報データを、4ビットの変換副情報データに変換
し、しかも、どのような副情報データを変換しても、変
換後の変換副情報データにおいては、”0”と”1”と
の発生頻度が1:1となる。
【0044】図6に、副情報データから変換副情報デー
タへの変換の例を示す。図6に示すように、ある副情報
データが8ビットで構成されていたとすると、この副情
報データを変換テーブルを用いて変換した変換副情報デ
ータは16ビットとなり、しかも、このうち8ビット
が”0”となり、残りの8ビットが”1”となる。
【0045】具体的には、図6に示す例1では、8ビッ
トの副情報データ(01111111)が、図4に示す
変換テーブルによって、16ビットの変換副情報データ
(1100101010101010)に変換される。
すなわち、副情報データの先頭の2ビット(01)は、
図4に示す変換テーブルによって、4ビットの変換副情
報データ(1100)に変換され、これに続く2ビット
づつの副情報データ(11)は、4ビットづつの変換副
情報データ(1010)に変換される。
【0046】この変換副情報データのビット列全体の長
さを、ウオブルの周期Tdを単位として表すと、 全体の長さ =”0”の長さ+”1”の長さ =8ビット×(10Td+2Td)+8ビット×(14Td+2Td) =224Td となる。
【0047】また、図6に示す例2では、8ビットの副
情報データ(10000000)が、図4に示す変換テ
ーブルによって、16ビットの変換副情報データ(00
11010101010101)に変換される。すなわ
ち、副情報データの先頭の2ビット(10)は、4ビッ
トの変換副情報データ(0011)に変換され、これに
続く2ビットづつの副情報データ(00)は、4ビット
づつの変換副情報データ(0101)に変換される。
【0048】この変換副情報データのビット列全体の長
さを、ウオブルの周期Tdを単位として表すと、 全体の長さ =”0”の長さ+”1”の長さ =8ビット×(10Td+2Td)+8ビット×(14Td+2Td) =224Td となり、例1と同じ長さになる。
【0049】すなわち、1つの副情報を表現するための
トラック上での長さは、常に一定であり、本発明の光デ
ィスクの実用化を極めて容易にしている。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態を図7を参
照して説明する。図7に示した光ディスクP2において
は、この光ディスクP2の表面に設けられたウオブル・
トラックWT2が複数のゾーン21、22、…、2nに
分割されている。また、この光ディスクP2には、ZC
AV(Zoned Constant Angular Velocity)またはZC
LV(Zoned Constant Linear Velocity)フォーマット
が採用されている。
【0051】この光ディスクP2においては、副情報と
して、各ゾーン21、22、…、2nのゾーンアドレス
が、各ゾーンに属するウオブル・トラックWT2に記憶
されている。すなわち、同一ゾーン内の全てのウオブル
・トラックには、同一のゾーンアドレスが記憶されてい
るので、同一ゾーン内の隣接するトラックにも、同一の
ゾーンアドレスが記憶されている。従って、隣接するウ
オブル・トラックWT2のウオブルの位相は略一致す
る。
【0052】このような構成にすることにより、トラッ
クにウオブル(蛇行)があっても、常に一定のトラック
ピッチが確保できるので、ウオブル方式と、ランド&グ
ルーブ記録方式とを併用できる。また、ウオブルの読み
取りにおいても、隣接するトラックからのクロストーク
なしに検出することが可能となる。
【0053】なお、上記各実施形態のように、A0、B
0、A1、B1の全てを、ウオブルの周期Tdの整数倍
に設定すれば、ディスク作成が極めて容易になり、ま
た、ウオブルを読み取る装置におけるPLL制御系を、
安定に動作させることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ユーザ
ーデータ以外の副情報を、ディスクフォーマット効率の
低下なしに、ユーザーデータと重畳させることができ
また、1つの副情報を表現するために必要なトラックの
長さを、常に一定にすることができる。
【0055】請求項に記載の発明によれば、副情報の
代表例であるアドレスを、ディスクフォーマット効率の
低下なしに、ユーザーデータと重畳させることができ
る。請求項に記載の発明によれば、本発明を、ZCA
VないしZCLVフォーマットにも適用することが可能
となる。請求項に記載の発明によれば、本発明を、各
ゾーンごとのゾーンアドレスをディスク上のユーザーデ
ータに重畳させる方式にも適用することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、各ゾーン内におけるト
ラックピッチを常に一定とすることができるので、隣接
トラックからのクロストークなしにウオブルを検出する
ことができる。請求項に記載の発明によれば、本発明
を、ランド&グルーブ記録にも適用することが可能とな
る。これにより、従来、ウオブル方式では不可能であっ
たランド&グルーブ記録が可能になるので、ディスクの
大容量化が可能となる。請求項に記載の発明によれ
ば、ディスク製作が極めて容易になる。また、ウオブル
信号に基づいてPLL制御系を構成する際に、このPL
L制御系を安定に保つことができる。以上より、本発明
によれば、ディスクのオーバーヘッドを最小限に抑えら
れるので、大容量化に適した光ディスクの物理フォーマ
ットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である光ディスクP
1の構成を示す概念図である。
【図2】 光ディスクP1の表面に形成されたウオブル
・トラックWT1の構造を示す拡大図である。
【図3】 副情報をウオブル・トラックに記憶させる手
順を示す図である。
【図4】 副情報データの変換テーブルの一例を示す図
である。
【図5】 MAM変調方式によって変調された、変換副
情報のビットを表す波形を示す図である。
【図6】 副情報データから変換副情報データへの変換
の例を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態である光ディスクP
2の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
P1、P2 光ディスク WT1、WT2 ウオブル・トラック(トラック) AWT ウオブル部 NWT 非ウオブル
部 T トラック溝 L ランド G グルーブ P 記録マーク H 光 1 副情報データ 2 変換テーブル 3 変換副情報データ 21、22、…、2n ゾーン

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーデータを記録するためのトラッ
    クを有する、相変化媒体や光磁気媒体などの書き換え型
    光ディスク、または色素系媒体などの追記型光ディスク
    において、 前記トラックには、前記光ディスクの半径方向に蛇行し
    ているウオブル部と、蛇行していない非ウオブル部とが
    設けられ、 前記ウオブル部と非ウオブル部との組み合わせを用い
    て、前記ユーザーデータ以外のデータである副情報が前
    記トラックに記憶され、 この副情報は、所定の変換規則に従って変換された変換
    副情報であり、 前記変換規則は、変換前の副情報を、偶数ビットで構成
    される変換副情報に変換し、 前記変換副情報は、論理値”0”をとるビットと論理
    値”1”をとるビットとを同数づつ含む ことを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記副情報は、前記トラックにおけるア
    ドレスであることを特徴とする請求項1に記載の光ディ
    スク。
  3. 【請求項3】 前記トラックは、前記光ディスクの半径
    方向に複数のゾーンに分割されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記副情報は、前記ゾーンのゾーンアド
    レスであることを特徴とする請求項に記載の光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 前記ゾーン内における、隣接するトラッ
    クのウオブル部の蛇行の位相が相互に一致していること
    を特徴とする請求項に記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記トラックのランド部およびグルーブ
    部の両方にユーザーデータが記録されることを特徴とす
    る請求項に記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 前記ウオブル部および非ウオブル部の長
    さは、前記ウオブル部における蛇行の1周期の整数倍で
    あることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記
    載の光ディスク。
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