JP3235829U - デリバリーボックス - Google Patents

Abstract

【課題】配達員が配達品を収容する容器を拘束して取り出し易くなり、配達品の運送過程における安全性及び安定性を確保しているデリバリーボックスを提供する。
【解決手段】ブランドバッグと、ブランドバッグに内設されているフレームと、フレーム内に装設されている掛け部材３３と、引き出し３４と、少なくとも１つのバッファー部材と、少なくとも１つのカップ保持具３５と、少なくとも１つのランプ３６と、少なくとも１つのフック３７と、を備えている。
【選択図】図１２

Description

本考案は、保護容器の技術分野に関し、より詳しくは、デリバリーボックスに関する。

現在、配達員が使用するデリバリーバッグは、複数の板部材を連接して形成された矩形バッグであり、複数の板部材のうちの１つの板部材が開けられ、デリバリーバッグ内外を連通し、配達員が配達品を出し入れしやすいようになっている。

しかしながら、上述の先行技術によるデリバリーバッグは、以下の若干の欠点が存在する。配達品（例えば、料理）をデリバリーバッグ内の収容室に収容する際に、収容室に配達品を拘束するための構造がないため、配達品が運送過程で衝撃や振動により収容室内で移動したり、衝突したりする場合がある。配達品が顧客に届いた際、配達品の外観状態が崩れ、苦情が増加する事態となっている。

また、ドリンクカップ等の一部の配達品は運送または収容時に直立して収容せねばならないが、デリバリーバッグ内部の収容室は広い空間となっており、カップ状のドリンクが容器に収容されると、運送過程で倒れて漏れ出したり、封止箇所が損壊したりする場合がある。

さらに、デリバリーバッグは非透光性材質であり、収容室の内側が暗いため、ユーザーが配達品を出し入れするのが不便であり、特に夜間が不便であった。

そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。

本考案はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、新規の構造を創作することで上述の先行技術の欠点を解決するデリバリーボックスを提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案のある態様のデリバリーボックスは、ブランドバッグと、ブランドバッグに内設されているフレームと、フレーム内に装設されている掛け部材と、引き出しと、少なくとも１つのバッファー部材と、少なくとも１つのカップ保持具と、少なくとも１つのランプと、少なくとも１つのフックと、を備えている。上述の部材構成により、配達員が配達品を収容する容器を拘束して取り出し易くなり、配達品の運送過程における安全性及び安定性を確保している。

本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。

本考案の一実施例に係るデリバリーボックスを示す外観斜視図である。 図１に示す一実施例に係るデリバリーボックスを他の角度から見た概略構成図である。 図１に示す一実施例に係るデリバリーボックスを示す部分分解概略図である。 本考案のレインカバーの一実施例を示す概略図である。 図３に示す一実施例に係るデリバリーボックスを示す部分分解概略図である。 図５に示す一実施例に係るデリバリーボックスを示す部分概略構成図である。 図６に示す一実施例に係るデリバリーボックスの他の態様を示す概略図である。 図６に示す一実施例に係るデリバリーボックスを他の角度から見た概略構成図である。 図６に示す一実施例に係るデリバリーボックスをさらなる他の角度から見た概略構成図である。 図９に示す一実施例に係るデリバリーボックスを示す部分概略図である。 本考案の一実施例に係るデリバリーボックスの作動を示す概略図（一）である。 本考案の一実施例に係るデリバリーボックスの作動を示す概略図（二）である。

以下、本考案の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。

次に、図１～１０を参照しながら、本考案に係るデリバリーボックスをさらに詳しく説明する。

本考案に係るデリバリーボックスは、レインカバー１０と、ブランドバッグ２０と、フレーム３０と、少なくとも１つの掛け部材３３と、引き出し３４と、複数のスライド３４１と、少なくとも１つのバッファー部材３４２と、少なくとも１つのカップ保持具３５と、少なくとも１つの支持部材３５１と、少なくとも１つのランプ３６と、少なくとも１つのフック３７と、ソーラーパネル４１と、バッテリー４２と、を備えている。

上述のレインカバー１０は、図１～４に示すように、透明軟質材質であり、下向きに開放している矩形輪郭を有し、上部１１と、前部１２と、後部１３と、左側部１４と、右側部１５と、を備えている。

前記上部１１は、略矩形輪郭を呈し、ハンドル１１１及び複数の上部ファスナー１１２を有している。前記上部ファスナー１１２はオスファスナー及びメスファスナー或いは面ファスナーから選択されている。

前記前部１２は、端部が上部１２の端部に連接され、上部ファスナー１１２に適合する少なくとも１つの前部ファスナー１２１を有している。

前記後部１３は、端部が上部１１の端部に連接され、前部１２とは隣接していない端部に配置され、少なくとも１つの後部ファスナー１３１及び複数の後部ジッパー１３２を有している。

前述の後部ファスナー１３１は、上部ファスナー１１２に適合している。

前述の各後部ジッパー１３２は、後部１３に対称に装設され、後部１３内外の端面に選択的に連通されている。

前記左側部１４は、端部が上部１１の端部に連接され、前部１２及び後部１３に隣接している端部に配置され、少なくとも１つの左側警告バー１４１と、複数の左側ジッパー１４２と、複数の左側バックル１４３と、少なくとも１つの左側ポケット１４４とを有している。

前述の左側警告バー１４１は、左側部１４の外側の所定の位置に設置されている。実施において、左側警告バー１４１は反射ストリップ、警告灯から選択されている。

前述の各左側ジッパー１４２は、左側部１４の両端に対称に別設され、前部１２及び後部１３に連接するために用いている。

前述の各左側バックル１４３は、左側部１４の下部両端に対称に別設され、バイクまたは他の固定物に挿通して縛り付けて固定するために用いている。

前述の左側ポケット１４４は、左側部１４の所定の位置に設けられ、広告用紙Ｂを収容するために用いている。

前記右側部１５は、左側部１４の構造と同じであり、且つ上部１１の端部に対称に設置され、前部１２及び後部１３に隣接している端部に配置され、少なくとも１つの右側警告バー１５１と、複数の右側ジッパー１５２と、複数の右側バックル１５３と、右側ポケット１５４とを有している。

上述のブランドバッグ２０は、バッグ本体２１と、ドア部２２と、複数の背負いベルト２３と、複数の連結用ベルト２４（図３と図５を参照）と、を備えている。実施において、ブランドバッグ２０は宅配サービスプラットフォームの専用バッグであり、例えば「Ｕｂｅｒ Ｅａｔｓ」、「Ｆｏｏｄｐａｎｄａ」、「有無快送」、或いは「Ｌａｌａｍｏｖｅ」等の会社の制式バッグである。

前記バッグ本体２１は、複数の板部材が組み立てられることで形成され、且つバッグ室及びバッグ室とバッグ本体２１の外側とを連通しているバッグ開口部を定義している。

前記ドア部２２は、一端がバッグ本体２１に連接され、バッグ開口部の断面を選択的に閉鎖している。

前記各背負いベルト２３は、バッグ本体２１のドア部から離間する一端に装設され、ユーザーが背負うために用いている。実施において、レインカバー１０の後部１３の各後部ジッパー１３２が開かれると、背負いベルト２３を挿通可能になる。

前記各連結用ベルト２４は、バッグ本体２１のドア部に隣接している両側端に装設され、バイクや他の固定物に固定するように縛り付けるために用いている。

上述のフレーム３０は、ブランドバッグ２０（バッグ室）に内設され、長方形フレーム３１と、ドアパネル３２と、少なくとも１つのドアパネルバックル３２１，３２２と、を備えている（図５乃至図８を参照）。

前記長方形フレーム３１は、複数のフレーム板が包囲することにより矩形管状の輪郭を形成している。

前記ドアパネル３２は、縁端がヒンジにより長方形フレーム３１の所定の端部に枢着され、長方形フレーム３１の延伸方向の一端の断面を選択的にブロックしている。

前記ドアパネルバックル３２１，３２２は、ドアパネル３２及び長方形フレーム３１の対向し合う所定の箇所に装設され、ドアパネル３２の動作を拘束するために用いている。実施において、ドアパネルバックル３２１，３２２は適合する磁性部材及び透磁性部材から選択されている。

上述の掛け部材３３は、長方形フレーム３１の内側の立面に装設されている（図８を参照）。

上述の引き出し３４は、長方形フレーム３１の内側の底端面にスライド可能に設置されている。引き出し３４の前板の上端面には少なくとも１つの上部支持部３４Ａが凸設されている（図６乃至図８を参照）。

上述の各スライド３４１は、長方形フレーム３１の内側面及び引き出し３４の外側面にそれぞれ装設され、引き出し３４の作動経路 を制限している（図６を参照）。

上述のバッファー部材３４２は弾性材質であり、引き出し３４のドアパネル３２に対向する端面に装設されている（図６乃至図８を参照）。

上述のカップ保持具３５は、端部がヒンジにより長方形フレーム３１の内側の立面に装設され、ドリンクカップを載置するための少なくとも１つの穴部を有している（図６乃至図８を参照）。実施において、カップ保持具３５はヒンジにより折り畳み可能となっており、選択的に水平状態または直立状態を呈している。また、カップ保持具３５が水平状態を呈している場合、一端が引き出し３４の上部支持部３４Ａに当接されている。

上述の支持部材３５１は、長方形フレーム３１の内側の立面に装設され、且つドアパネル３２から離間する一端に配置されている（図９と図１０を参照）。カップ保持具３５が水平状態を呈している場合、支持力を提供する。

上述のランプ３６は、長方形フレーム３１の内側の上端面に装設されている（図８を参照）。実施において、ランプ３６の電源は選択的にモバイルバッテリーまたはバイクから給電されている。

上述のフック３７は、長方形フレーム３１の内側の上端面に装設されている（図８参照）。

上述のソーラーパネル４１は、ブランドバッグ２０の外周側に装設され、例えば、上端面に装設されている（図５と図８を参照）。

上述のバッテリー４２は、ソーラーパネル４１に電気的に接続され、且つフレーム３０内の所定の箇所に内設され、モバイルバッテリーとして使用している（図８を参照）。

以上は本考案の好ましい一実施例に係るデリバリーボックスの各部材及び組み立て方式の説明であり、以下では本考案の実施例の作動の特徴について説明する。

レインカバー１０をブランドバッグ２０の外周側に被せ、ブランドバッグ２０の外部に防水、汚染防止等の保護を形成している（図１乃至図３を参照）。

引き出し３４を引き出すことにより、ユーザーが配達物品を出し入れし易くなり、カップ保持具３５のカップ穴部を使用してドリンクカップを載置することもでき、さらにはフック３７を使用してバッグに包装した物品を吊り掛けることも可能になっている（図１１と図１２を参照）。

また、掛け部材３３はユーザーがモバイルバッテリーや他の小さな物品を収容するために用いている。明かりが不十分である場合にも、ユーザーがランプ３６を点灯させ、照明の光源を提供することで、ユーザーが物品を観察して取り出し易くしている。

上記説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本考案の各部構成は、上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。

１０ レインカバー
１１ 上部
１１１ ハンドル
１１２ 上部ファスナー
１２ 前部
１２１ 前部ファスナー
１３ 後部
１３１ 後部ファスナー
１３２ 後部ジッパー
１４ 左側部
１４１ 左側警告バー
１４２ 左側ジッパー
１４３ 左側バックル
１４４ 左側ポケット
１５ 右側部
１５１ 右側警告バー
１５２ 右側ジッパー
１５３ 右側バックル
１５４ 右側ポケット
２０ ブランドバッグ
２１ バッグ本体
２２ ドア部
２３ 背負いベルト
２４ 連結用ベルト
３０ フレーム
３１ 長方形フレーム
３２ ドアパネル
３２１ ドアパネルバックル
３２２ ドアパネルバックル
３３ 掛け部材
３４ 引き出し
３４Ａ 上部支持部
３４１ スライド
３４２ バッファー部材
３５ カップ保持具
３５１ 支持部材
３６ ランプ
３７ フック
４１ ソーラーパネル
４２ バッテリー
Ｂ 広告用紙

Claims (10)

1. バッグ本体と、前記バッグに連接していると共に本体前記バッグ本体の内ポケットと外部との連通を選択的に閉鎖するドア部とを含むブランドバッグと、
   前記ブランドバッグの内側に内設されているフレームであって、
   長方形フレームと、
   縁端がヒンジにより前記長方形フレームの所定の端部に枢着され、前記長方形フレームの延伸方向の一端の断面を選択的にブロックしているドアパネルと、
   前記ドアパネル及び前記長方形フレームに対称に装設され、前記ドアパネルの動作を選択的に拘束するためのドアパネルバックルと、を含むフレームと、
   前記長方形フレームの内側の立面に装設されている掛け部材と、
   前記長方形フレームの内側の底端面にスライド可能に設置され、前記引き出しの前板の上端面に少なくとも１つの上部支持部が凸設されている引き出しと、
   前記引き出しの前記ドアパネルに対向している端面に装設されている少なくとも１つのバッファー部材と、
   縁端がヒンジにより前記長方形フレームの内側の立面に装設され、且つ水平状態にある場合、前記上部支持部に当接されている少なくとも１つのカップ保持具と、
   前記長方形フレームの内側の上端面に装設されている少なくとも１つのランプと、
   前記長方形フレームの内側の上端面に装設されている少なくとも１つのフックと、を備えていることを特徴とするデリバリーボックス。
2. 前記引き出しの両側と前記長方形フレームとの間にはスライドがそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項１に記載のデリバリーボックス。
3. 前記長方形フレームの内側が直立面で前記ドアパネルから離間する一端には少なくとも１つの支持部材が装設され、前記カップ保持具に支持力を選択的に提供していることを特徴とする請求項１に記載のデリバリーボックス。
4. 前記ドアパネルバックルは適合する磁性部材及び透磁性部材から選択されていることを特徴とする請求項１に記載のデリバリーボックス。
5. 前記ブランドバッグの外周側にはソーラーパネルが設置され、且つ前記ソーラーパネルは前記フレームに内設されているバッテリーに電気的に接続されていることを特徴とする請求項１に記載のデリバリーボックス。
6. 前記ブランドバッグの外側にはレインカバーがさらに覆設され、前記レインカバーは透明軟質材質であり、且つ下向きに開放している矩形輪郭を有していることを特徴とする請求項１に記載のデリバリーボックス。
7. 前記レインカバーは、
   略矩形輪郭を呈し、ハンドル及び複数の上部ファスナーを有している上部と、
   端部が前記上部の端部に連接され、各前記上部ファスナーに適合する少なくとも１つの前部ファスナーが設けられている前部と、
   端部が前記上部の前記前部とは隣接していない端部に連接され、各前記上部ファスナーに適合する少なくとも１つの後部ファスナーが設けられている後部と、
   端部が前記上部の端部に連接され、前記前部及び前記後部に隣接している端部に配置され、左側ポケットと、前記前部及び前記後部に連接されている複数の左側ジッパーとが設けられている左側部と、
   端部が上部の端部に連接され、前記左側部に隣接していない端部に配置され、右側ポケットと、前記前部及び前記後部に連接されている複数の右側ジッパーとが設けられている右側部と、を備えていることを特徴とする請求項６に記載のデリバリーボックス。
8. 前記左側部には少なくとも１つの左側警告バー及び複数の左側バックルがさらに設置されていることを特徴とする請求項７に記載のデリバリーボックス。
9. 前記右側部には少なくとも１つの右側警告バー及び複数の右側バックルがさらに設置されていることを特徴とする請求項７に記載のデリバリーボックス。
10. 前記上部ファスナーはオスファスナー及びメスファスナー或いは面ファスナーから選択されていることを特徴とする請求項７に記載のデリバリーボックス。

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