JP3235543U - 電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン - Google Patents

電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン Download PDF

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Abstract

【課題】眼の損傷を低減させられる電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンを提供する。【解決手段】電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンは、主に、電子ペーパーディスプレイ34を機械構造及び電気構造を介してスマートフォンに接続し、スマートフォンの各機械及び電気ユニットを共有している。機械構造は、スマートフォンと一体的に折り畳み可能とするものであり、電気構造は、文字、画像、動画といった各種データを表示して、それらのデータをスマートフォンから提供するためのものである。電子ペーパーディスプレイ34が携帯電話のLED/LCDの使用時間を分担可能となる。【選択図】図3

Description

本考案は、電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンに関し、特に、高色数、高画素数及び高リフレッシュレートを要さない文字、写真又は動画を電子ペーパーディスプレイで見ることで、眼の損傷を低減させる折り畳み式スマートフォンに関する。
人間の眼は、一貫して反射光を通じてこの世界を見てきた。つまり、眼球は、光線(太陽光又は照明光)が物体に照射されたときの反射光を受け取ることで物体の形状や色を判別してきた。しかし、テレビや携帯電話の登場によって状況は一変した。テレビや携帯電話は、各種のLED又はLCDで製造される直接光型のディスプレイであるため、テレビや携帯電話を見ることは太陽や電球を直接見るのとほぼ等しく、眼精疲労や眼の損傷を招来する。また、携帯電話を見る際にはテレビよりも距離が近いことから、眼の損傷も大きくなる。特に、昨今は携帯電話の所持年齢層が低下し続けており、携帯電話を見る時間も長くなる一方である。そこで、如何にして携帯電話による眼の損傷を低減させるかが、言うまでもなく大変重要となっている。また、電子ペーパーの使用普及によって紙の消費を減少させることは、環境保護にとっても大変重要である。
電子ペーパーディスプレイは、電気泳動(electrophoretic)又はエレクトロウェッティング(electrowetting)技術で製造される反射型のディスプレイである。電気泳動型ディスプレイは、マイクロカプセル内の帯電した顔料粒子に太陽光又は照明光を照射して眼に反射させる。電界を印加することで帯電した顔料粒子の配列を更新することができ、電界の変化によって画像を変化させられる。また、エレクトロウェッティング型ディスプレイは、密閉状の着色された油と水に太陽光又は照明光を照射する。電界を印加することで着色された油と水の位置を移動させることができ、電界の変化によって画像を変化させられる。
上記のLED/LCD及び電子ペーパーディスプレイには、それぞれ利点と欠点が存在する。しかし、電子ペーパーディスプレイの最大の利点は眼の損傷を低減させられる点であり、更には、次のような利点もある。
まず、直射日光下でも表示画像をはっきりと視認可能である。また、視野角が理論的には180度と極めて広く、コントラストも高い。このほか、画像の更新がない場合には、電力を消費することなく表示し続けることが可能である。一方、電子ペーパーの欠点としては、画像の更新速度やリフレッシュレートが非常に遅いことがあげられる。現在市販されているカラー電子ペーパーは約1fps(frames per second。即ち、1秒あたり画像1枚)であり、モノクロ画像の場合には約8fpsである。つまり、画像再生(即ち、動画)に求められる最低24fpsとの差が極めて大きく、現在市販されている4G(即ち、第4世代)携帯電話のLED/LCDディスプレイの約50fpsや、5G携帯電話のディスプレイの約90fpsに遠く及ばない。モバイル通信では、4G以降、動画がかなりの通信量を占めるようになっており、4G以降の携帯電話に必須の機能ともなっている。このほか、現在、携帯電話が1600万色であるのに対し、電子ペーパーはわずか4096色であり、その解像度(即ち、画素(pixel))も比較的に低い。そのため、電子ペーパーの技術は進歩を続けているものの、ごく少数の特殊な用途を除き、それ単体では永遠にスマートフォンに応用され得ないと思われる。
しかし、スマートフォンに折り畳み可能な反射型の電子ペーパーディスプレイを別途追加し、2種類のディスプレイを一体化して元の携帯電話サイズの2つの画面を持たせれば、折り畳み式スマートフォンとなる。この場合、ユーザは、2つの表示画面を同時に視認可能となり、眼で2つの画面を素早く確認することで、いずれの画面を見るのかを選択できる。即ち、高い画素や色数、及び高リフレッシュレートを要さない画像を電子ペーパーディスプレイ上で閲覧可能となる。例えば、眼の保護を重視するユーザや子供の場合、文字又は写真、及び滑らかさをそれほど要さない動画については、携帯電話自体のLED/LCDと、電子ペーパーという2種類のディスプレイを見る時間をおよそ半々とすることで、携帯電話を見ることによる眼の損傷を実質的に低減させられる。一方、この種の折り畳み式スマートフォンは、電子ペーパーディスプレイがスマートフォンの然るべき各機械及び電気ユニットを共有できなければ、コストを一般的なスマートフォンと同等まで大幅に低下させることはできず、幅広く普及させることも不可能である。且つ、ディスプレイ処理/制御モジュールを有して、LED/LCDディスプレイの画素数、色数及びリフレッシュレート(fps)を前記電子ペーパーディスプレイに適した画素数、色数及びリフレッシュレート(fps)に変換し、2種類のディスプレイに同様の画面を同時に表示可能とする必要もある。
そのほか、電子ペーパーディスプレイは電子書籍に応用されてはいるが、価格の高さから販売量が限られている。これは、電子書籍は、部品として電子ペーパーディスプレイのほか、一般的なスマートフォンの約7割にあたる機械及び電気ユニットを備える必要があるからである。例えば、文石社製のNova 3 colorは、露天(ruten)サイトにおいて11000台湾ドルで販売されているが、電子ペーパーディスプレイが携帯電話の機械及び電気ユニットを共有できれば、コストを電子書籍の約2割まで低下させられるほか、機能もいっそう良好となる。例えば、現在、電子書籍はコスト面を考慮して、データのダウンロードにWi−Fi(登録商標)のみを装備しており、4G/5G通信機能は備えていないため、屋外ではデータをダウンロードすることができない。一方で、5Gの屋内伝送速度が消費者の実際の屋内での使用ニーズを満たし得るようになってから、多くの消費者が5Gを契約後に自宅のWi−Fi利用を停止している。しかし、携帯電話でテザリングを行うと、伝送速度が低下するだけでなく、ワイヤレス伝送が干渉されやすくもなる。また、携帯電話でワイヤレス信号を送出する場合には多大な電力を消費せねばならず、長期間使用しているうちに電池や携帯電話の寿命が損なわれる。そのため、電子書籍を使用するためには費用を支払って自宅のWi−Fi契約を継続する必要があり、このことが電子書籍の普及を妨げている。
以上に鑑みて、電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンを設計し、電子ペーパーディスプレイを幅広く応用できれば、眼の損傷を低減させることが可能となり、また、環境にもやさしい。
本考案の主たる目的は、折り畳み又は開放が可能な2つの本体を主に含み、一方の本体が一般的なスマートフォン及びLED又はLCDディスプレイであり、他方の本体が電子ペーパーディスプレイである電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンを提供することである。2つの本体は、機械構造及び電気構造を介して接続されており、スマートフォンの各機械及び電気ユニットを共有している。これにより、ユーザは、眼の損傷を低減させるべく、高い画素数や色数及びリフレッシュレートを要さない文字、写真及び動画を選択して見ることが可能となる。また、スマートフォンの然るべき各機械及び電気ユニットを共有しているため、前記折り畳み式スマートフォンは一般的なスマートフォンとコストがほぼ変わらず、市場普及に有利である。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンは、主に、電子ペーパーディスプレイを機械構造及び電気構造を介してスマートフォンに接続し、スマートフォンの各機械及び電気ユニットを共有している。前記機械構造は、ノートパソコンのヒンジと類似しており、スマートフォンとの一体的な折り畳み又は開放を可能とするものであり、前記電気構造は、文字、画像、動画といった各種データを表示して、各種データをいずれもスマートフォンから提供するためのものである。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、機械ユニット及び電気ユニットは、中央処理装置とそのオペレーティングシステム、ソフトウェア及びファームウェア、画像処理ユニット、パワーマネジメントユニット、通信ネットワークユニット、記憶ユニット、出力/入力ユニット、カメラユニット、音声モジュールユニットを含む。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、前記通信ネットワークユニットは、ワイヤレスの5G/4G、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、及び有線のUSBコネクタを含む。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、電力及び信号を電子ペーパーディスプレイに伝送するよう、前記電子ペーパーディスプレイは、フレキシブルプリント基板(FPC)を通じてスマートフォンに接続されている。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、前記電子ペーパーディスプレイは、画素数、色数及びリフレッシュレート(fps)がLED又はLCDディスプレイよりも低い電気泳動又はエレクトロウェッティング技術で製造される。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンは、ディスプレイ処理/制御モジュールを有しており、LED/LCDディスプレイの画素数、色数及びリフレッシュレート(fps)を、前記電子ペーパーディスプレイに適した画素数、色数及びリフレッシュレート(fps)に変換可能である。例えば、50fpsの画像をLED/LCDディスプレイに伝送する。また、電子ペーパーディスプレイに伝送する際には、まず、モノクロ画像かカラー画像かを判断して、例えば、モノクロの場合には8fpsの画像を伝送し、カラーの場合には1fpsの画像を伝送するというように、それぞれ異なるfps画像を伝送する。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、画素・色数変換モジュールは、数の多いLED/LCDディスプレイの画素を数の少ない電子ペーパーディスプレイの画素に変換し、数の多いLED/LCDディスプレイの色数を数の少ない電子ペーパーディスプレイの色数に変換する。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、前記LED/LCDディスプレイによって、制御情報が2つのディスプレイにタッチ入力される。また、前記電子ペーパーディスプレイによっても、制御情報を前記2つのディスプレイにタッチ入力可能である。前記LED/LCDディスプレイが省電力機能によって画像表示を自動停止した場合、前記電子ペーパーディスプレイは画像表示を継続可能である。
上記の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンにおいて、2つのディスプレイは折り畳まれた内面に配置される。
本考案の有益な効果は以下の通りである。
本考案で記載するスマートフォンは、従来の携帯電話のLED/LCDディスプレイを有するだけでなく、折り畳み可能な電子ペーパーディスプレイをもう一つ追加することで、電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンを構成している。ユーザは、2つの表示画面を同時に視認可能なため、随時且つ任意に一方の画面を選択して見ることができる。即ち、LED/LCDディスプレイを選択して連続した動画を鑑賞したり、眼の損傷を低減させるべく、高色数、高画素数及び高リフレッシュレートを要さない文字、写真又は動画については電子ペーパーディスプレイで鑑賞したりする。
且つ、本考案では、電子書籍のWi−Fiコストが不要となるだけでなく、自宅でWi−Fi契約を停止した場合に電子書籍を使用できなくなるとの課題も解決される。また、本考案では、スマートフォンのカメラ機能を使用する。この機能は、撮影した画像を電子書籍に伝送可能なだけでなく、紙上の文字を撮影して、OCR(即ち、光学式文字認識)により文字を電子ドキュメントに変換することも可能である。よって、電子ペーパーディスプレイで閲覧するのに都合がよく、費用対効果に優れた電子書籍となり、携帯にも便利である。
現在は、携帯電話を常に持ち歩いているため、これに加えて電子書籍を別途携帯するとなると非常に不便である。本考案によれば、この問題が解決される。
図1は、従来のデュアルディスプレイ携帯電話の構造図である。 図2は、従来の折り畳み式携帯電話の構造図である。 図3は、本考案の構造図である。 図4は、本考案の好ましい実施例における電気回路のブロック図である。 図5は、本考案における省電力モードで画像の表示を継続する場合の状態図である。 図6は、本考案における2つのディスプレイに異なる画像を表示する場合の状態図である。 図7は、本考案における横向きに閲覧する場合の状態図である。 図8は、本考案における反転表示の場合の状態図である。
従来のデュアルディスプレイの構造図である図1を参照する。図示するように、現在、大多数のデュアルディスプレイの方法では、携帯電話1に第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ12が設けられている。前記第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ12はサイズが小さく、異なる画像Aと画像Bを表示するために供される。製品によっては、第2ディスプレイ12を裏面に配置するが、表示される画像は第1ディスプレイ11と同一ではない。これは、主として、一般的に度々必要とされる時間やキーボード等の情報を表示するためであって、第1ディスプレイ11と同じ画像Aを表示するためではないからであり、本考案とは異なる。
台湾特許第I533656号、及び米国特許第9351334号明細書は、2つのディスプレイを携帯電話の両面に配置している。且つ、前記台湾特許第I533656号では、一方のディスプレイの機能は、一般的に度々必要とされる時間といった情報の表示である。また、米国特許第10320962号明細書、第10771729号明細書、第9721529号明細書も、2つのディスプレイを携帯電話の同一面に設置しており、折り畳み式ではない。且つ、ディスプレイが小さく、はっきりと画像を見るのには適さない。また、電子ペーパーディスプレイも採用していないため、本考案とは異なる。
従来の折り畳み式携帯電話の構造図である図2を参照する。図示するように、現在の折り畳み式携帯電話の方法では、折り畳み可能な携帯電話2の左右の本体に、半々の画像C、Dをそれぞれ表示するための第1ディスプレイ21と第2ディスプレイ22が各々設けられている。この場合の主たる目的及び機能は、両側の第1ディスプレイ21と第2ディスプレイ22の画映像を合わせることで、サイズを2倍に拡大した完全な画像を表示することであり、本考案とは異なる。
米国特許第10848603号明細書、第10491724号明細書、第8868142号明細書、第8264823号明細書、及び台湾特許第I721672号は、折り畳み式ではあるが、画像を2倍に拡大してタブレットPCと類似したサイズにするものであって、電子ペーパーは採用していないため、本考案とは異なる。
本考案の構造図及び好ましい実施例における電気回路のブロック図である図3及び図4を合わせて参照する。図3に示すように、本考案には、折り畳み可能なスマートフォン本体31と電子ペーパーディスプレイ本体32からなる折り畳み式スマートフォン本体3が設けられている。前記スマートフォン本体31には、動画を表示するための従来のLED/LCDディスプレイ33が設けられている。また、前記電子ペーパーディスプレイ本体32には、非連続のビデオ画像を表示するための電子ペーパーディスプレイ34が設けられている。これら2種類のディスプレイの表示方式は、現在一般的な市販のスマートフォン及び電子ペーパーディスプレイの基本的なハードウェア及び機能とそれぞれ同様である。スマートフォン本体31、電子ペーパーディスプレイ本体32は、機械構造及び電気構造を介して接続されており、スマートフォンの各機械及び電気ユニットを共有している。前記機械構造は、ノートパソコンのヒンジと類似しており、スマートフォンとの一体的な折り畳み又は開放を可能とするものであり、前記電気構造は、文字、画像、動画といった各種データを表示するためのものである。周知のように、現在市販されている非常に多くのメーカー及び型番の各種スマートフォン及び電子ペーパーディスプレイにはそれぞれ違いがあるが、いずれも従来の基本的なハードウェア及び機能については共通している。そのため、本考案では、元の携帯電話における従来の基本的なハードウェアや機能は変更せず、いずれかのメーカー又は型番の特殊な機能に追随することもしない。ただし、LED/LCDディスプレイ33及び電子ペーパーディスプレイ34、前記2つのディスプレイはいずれもタッチ機能を有している。即ち、携帯電話本来のディスプレイ画像処理/制御モジュール43を通じてLED/LCDディスプレイ・電子ペーパーディスプレイタッチモジュール47に接続されている。これにより、LED/LCDディスプレイ33によって、制御情報がLED/LCDディスプレイ33及び電子ペーパーディスプレイ34にタッチ入力される。或いは、電子ペーパーディスプレイ34によって、制御情報が電子ペーパーディスプレイ34及びLED/LCDディスプレイ33にタッチ入力される。
前記スマートフォン本体31には携帯電話モジュール41が設けられている。携帯電話モジュール41と電子ペーパーディスプレイ34の間で電力及び各種信号を伝送するために、前記携帯電話モジュール41と電子ペーパーディスプレイ34は、フレキシブルプリント基板35(FPC,Flexible Printed Circuits。薄く細い複数の線。点線は内部に位置することを意味する)で接続されている。且つ、フレキシブルプリント基板35は可撓性を有するため、折り畳みにより損傷することがない。また、スマートフォン本体31には、電力・信号コネクタ36が設けられている。前記電力・信号コネクタ36は、一般的に市販されている携帯電話の電力・信号コネクタと同じであり、例えば、現在広く採用されているType−CのUSBコネクタとする。
図4に示すように、本考案の好ましい実施例の電気回路において、折り畳み式スマートフォン本体3は携帯電話モジュール41を有している。前記携帯電話モジュール41は、従来の一般的なスマートフォンと同様である。具体的な構成としては、図中に例示するように、パワーマネジメントユニット、通信ネットワークユニット、水晶振動子ユニット、出力/入力ユニット、カメラユニット、APP処理ユニット、セキュリティ識別ユニット、演算ユニット、デジタル信号処理ユニット、人工知能ユニット、画像処理ユニット及び記憶ユニット等の各ユニットを含む。説明すべき点として、上記は前記携帯電話モジュール41の構成を列挙したにすぎず、本考案はこれに限らない。前記携帯電話モジュール41は本考案における革新のポイントではないため、当業者は、必要性及び機能に応じて、現在市販されている携帯電話が採用する携帯電話モジュールを選択すればよいため、ここではこれ以上詳述しない。
携帯電話モジュール41は、中央処理ユニット42及びディスプレイ画像処理/制御モジュール43に接続されており、ディスプレイ画像処理/制御モジュール43は、リフレッシュレート、画素・色数変換モジュール44に接続されている。且つ、中央処理ユニットは、折り畳み式スマートフォン本体3の音声モジュールに接続されている。本考案で使用する中央処理ユニット42及びディスプレイ画像処理/制御モジュール43についても同様に、当業者は市販の製品に基づき選択し、機能要求を満たせばよい。前記リフレッシュレート、画素・色数変換モジュール44は、LED/LCDディスプレイの画素数を電子ペーパーディスプレイの画素数に変換し、LED/LCDディスプレイの色数を電子ペーパーディスプレイの色数に変換するために用いられる。
中央処理ユニット42は、ディスプレイ画像処理/制御モジュール43及びリフレッシュレート、画素・色数変換モジュール44を通じて、異なるfps画像や、異なる画素及び色数を折り畳み式スマートフォン本体3のLED/LCDディスプレイ33及び電子ペーパーディスプレイ34に伝送する。例えば、50fpsの画像をLED/LCDディスプレイ33に伝送する。また、電子ペーパーディスプレイ34に伝送する際には、まず、モノクロ画像45或はカラー画像46かを判断して、例えば、モノクロの場合には8fpsの画像を伝送し、カラーの場合には1fpsの画像を伝送するというように、それぞれ異なるfps画像を伝送する。このほか、リフレッシュレート、画素・色数変換モジュール44は、数の多いLED/LCDディスプレイ33の画素を数の少ない電子ペーパーディスプレイ34の画素の数に変換する。即ち、数の多いLED/LCDディスプレイ33の色数を数の少ない電子ペーパーディスプレイ34の色数に変換する。前記ディスプレイ画像処理/制御モジュール43には、LED/LCDディスプレイ・電子ペーパーディスプレイタッチモジュール47が接続されているため、前記LED/LCDディスプレイ33によって、タッチ方式で制御情報を前記LED/LCDディスプレイ33及び前記電子ペーパーディスプレイ34に入力可能であるとともに、前記電子ペーパーディスプレイ34によっても、タッチ方式で制御情報を前記電子ペーパーディスプレイ34及び前記LED/LCDディスプレイ33に入力可能である。
上記の要素で構成される電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンは、LED/LCDディスプレイ33と電子ペーパーディスプレイ34という2つのディスプレイに表示される画像Eのうち、大部分の画像が同じである。本考案では折り畳んでいない(即ち開放の)とき、ユーザは、2つのディスプレイに表示される同じ画像Eを同時に視認可能である。しかし、例えば動画のようにリフレッシュレートの速い画像の場合、大部分のユーザはLED/LCDディスプレイ33を選択して見ると思われる。また、例えば、文字や写真のようにリフレッシュレートの遅い画像の場合、ユーザは、眼を保護するために電子ペーパーディスプレイ34を選択して見ると思われる。ただし、本考案では、より眼を保護したい一部のユーザに、リフレッシュレートを落とした動画を電子ペーパーディスプレイ34で見るよう選択させることも可能である。現在市販されている代表的な折り畳み式スマートフォン(例えば、ファーウェイのMate XやサムスンのGalaxy Fold及びZ Fold3)は、2つのディスプレイの隙間を非常に小さくするか或は折り畳み可能なディスプレイにすることで、視覚的にはほとんど隙間が見えないようにしている。これにより、見た目上は元の携帯電話の2倍の大きさの画面及び画像となり得るようにしており、技術レベルが大変高い。これに対し、本考案では2つの画像に見えるようにしているため、隙間を非常に小さくする必要はない。また、電子ペーパーディスプレイ34のわずかな厚み分が増しているだけで、正面の面積は携帯電話本体と同一のため、一般的な携帯電話を持つ場合と感覚はほぼ変わらない。
本考案における省電力モードで画像の表示を継続する場合の状態図である図5を参照する。図示するように、本考案では、使用時に、LED/LCDディスプレイ33が携帯電話の省電力機能によって画像表示を自動停止した場合に、前記電子ペーパーディスプレイ34が、余分な電力を消費することなく画像Eの表示を継続可能である。
本考案における2つのディスプレイに異なる画像を表示する場合の状態図である図6を参照する。図示するように、本考案では、LED/LCDディスプレイ33の画像が画像Fに変化したときに、ゆっくりと閲覧できるよう、電子ペーパーディスプレイ34については画像Eの表示を維持するよう設定可能である。つまり、LED/LCDディスプレイ33と電子ペーパーディスプレイ34という2つのディスプレイに異なる画像を表示可能である。このほか、LED/LCDディスプレイ33は、タッチキーボードによる情報入力という基本的機能を有している。そのため、LED/LCDディスプレイ33から、タッチキーボードによって情報を電子ペーパーディスプレイ34に入力することが可能である。この場合、2つのディスプレイは異なる画像を表示する。
本考案における横向きに閲覧する場合の状態図である図7を参照する。図示するように、本考案では、一般的な携帯電話のような横向きの閲覧を提供可能である。このとき、表示される画像Eは自動的に横向きに変換される。
本考案における反転表示の場合の状態図である図8を参照する。図示するように、本考案では、折り畳み式スマートフォン本体3を反転させて閲覧することが可能である。これにより、左利きの人がLED/LCDディスプレイ33のスクリーン操作を行う際に、手が電子ペーパーディスプレイ34のスクリーンにぶつかることがない。或いは、右利きのユーザが電子ペーパーディスプレイ34をタッチ操作するのに便利である。この場合、図8に示すように、電力・信号コネクタ36は上方に反転し、画像Eも自動的に反転する。
上記の実施例は本考案の好ましい実施形態を説明したものにすぎず、本考案の範囲を制限するものではない。本考案の要点は、わずかな補足や変更によって失われることはなく、本考案の精神の範疇を逸脱することもない。
以上述べたように、本考案は、折り畳み式スマートフォン本体に設けられたLED/LCDディスプレイ及び電子ペーパーディスプレイによって、電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンを構成する。これにより、高色数、高画素数及び高リフレッシュレートを要さない文字、写真又は動画を電子ペーパーディスプレイで閲覧可能とすることで、眼の損傷を低減させる。また、紙の消費が減少することから、環境保護にとっても有益となる。本考案は実用的な設計であり、確かに新規性を備える創作に相当するため、法に基づき出願する。審査の上、早期に権利化いただければ幸いである。
(従来技術)
1 携帯電話
11 第1ディスプレイ
12 第2ディスプレイ
A 画像
B 画像
2 携帯電話
21 第1ディスプレイ
22 第2ディスプレイ
C 画像
D 画像
本考案:
3 折り畳み式スマートフォン本体
31 スマートフォン本体
32 電子ペーパーディスプレイ本体
33 LED/LCDディスプレイ
34 電子ペーパーディスプレイ
35 フレキシブルプリント基板
36 電力・信号コネクタ
41 携帯電話モジュール
42 中央処理ユニット
43 ディスプレイ画像処理/制御モジュール
44 リフレッシュレート・画素・色数変換モジュール
45 モノクロ画像
46 カラー画像
47 LED/LCDディスプレイ・電子ペーパーディスプレイタッチモジュール
E 画像
F 画像

Claims (7)

  1. 電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォンであって、
    機械構造によって折り畳み及び開放可能に接続される2つの本体を含み、一方の本体には、スマートフォンの各機械ユニットと電気ユニット、及びLED又はLCDディスプレイが設置されており、他方の本体は、電子ペーパーディスプレイが設置されており、且つ、電気構造によって前記スマートフォンに接続されるとともに、前記スマートフォンの各電気ユニットを共有しており、
    前記LED又はLCDディスプレイ及び電子ペーパーディスプレイが表示するデータは、スマートフォンの各機械ユニット及び電気ユニットにより提供されることを特徴とする折り畳み式スマートフォン。
  2. 前記スマートフォンの機械ユニット及び電気ユニットは、中央処理装置とそのオペレーティングシステム、ソフトウェア及びファームウェア、画像処理ユニット、パワーマネジメントユニット、通信ネットワークユニット、記憶ユニット、出力/入力ユニット、カメラユニット、音声モジュールユニットを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
  3. 前記通信ネットワークユニットは、ワイヤレスの5G/4G、Wi−Fi、Bluetooth、及び有線のUSBコネクタを含むことを特徴とする請求項2に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
  4. 電力及び信号を電子ペーパーディスプレイに伝送するよう、前記電子ペーパーディスプレイは、フレキシブルプリント基板を通じてスマートフォンに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
  5. 前記電子ペーパーディスプレイは、画素数、色数及びリフレッシュレートがLED又はLCDディスプレイよりも低い電気泳動又はエレクトロウェッティング技術で製造されたディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
  6. 前記電気ユニットはディスプレイ画像処理/制御モジュールを有しており、LED/LCDディスプレイの画素数、色数及びリフレッシュレートを、前記電子ペーパーディスプレイに適した画素数、色数及びリフレッシュレートに変換可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
  7. 前記LED/LCDディスプレイによって、制御情報がタッチ入力されるとともに、前記制御情報が前記LED/LCDディスプレイ及び前記電子ペーパーディスプレイに伝送され、
    前記電子ペーパーディスプレイによって、制御情報がタッチ入力されるとともに、前記制御情報が前記LED/LCDディスプレイ及び前記電子ペーパーディスプレイに伝送されることを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパーディスプレイを別途備える折り畳み式スマートフォン。
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