JP3235457B2 - 温熱パット - Google Patents
温熱パットInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の肩や腰等に
載せ、人体との接触部分を温めて血行を良くするために
使用する温熱パットに関する。
載せ、人体との接触部分を温めて血行を良くするために
使用する温熱パットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、肩こりや腰痛の温熱治療に使用す
る温熱パットとしては、電気ヒーターを内蔵したものが
存在するが、家庭で使用する場合には高価であるととも
に、電気的知識に乏しい年配者には取り扱いが難しいと
いった欠点がある。
る温熱パットとしては、電気ヒーターを内蔵したものが
存在するが、家庭で使用する場合には高価であるととも
に、電気的知識に乏しい年配者には取り扱いが難しいと
いった欠点がある。
【０００３】一方、温湿布や化学反応によって発熱する
懐炉等も、温熱治療に使用される場合もあるが、使い捨
てになるので経済的に好ましくなく、また温湿布はもと
より懐炉であっても人体の深部まで素早く温める効果が
ある遠赤外線を有効に利用したものではない。
懐炉等も、温熱治療に使用される場合もあるが、使い捨
てになるので経済的に好ましくなく、また温湿布はもと
より懐炉であっても人体の深部まで素早く温める効果が
ある遠赤外線を有効に利用したものではない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、家庭で簡単にしかも
繰り返して使用できる経済性と、遠赤外線によって人体
の深部まで素早く温めることが可能な効能とを備えた温
熱パットを提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、家庭で簡単にしかも
繰り返して使用できる経済性と、遠赤外線によって人体
の深部まで素早く温めることが可能な効能とを備えた温
熱パットを提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、調理用の電子レンジで加熱できるように、
袋体に２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される
顆粒状の温熱体を充填し、この温熱体として稲、麦、そ
ば等の穀物の種実を用いたものである。また、加熱され
た温熱体によって間接的に遠赤外線放射体を加熱して、
該遠赤外線放射体から効率良く遠赤外線を放射し、人体
の深部まで素早く温めることができるようにした。
決のために、調理用の電子レンジで加熱できるように、
袋体に２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される
顆粒状の温熱体を充填し、この温熱体として稲、麦、そ
ば等の穀物の種実を用いたものである。また、加熱され
た温熱体によって間接的に遠赤外線放射体を加熱して、
該遠赤外線放射体から効率良く遠赤外線を放射し、人体
の深部まで素早く温めることができるようにした。
【０００６】つまり、本発明は、２．４５ＧＨｚのマイ
クロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のあ
る袋体に充填してなる温熱パットであって、前記温熱体
が、稲、麦、そば等の穀物の種実であり、前記袋体を外
袋体に収容してなる温熱パッ トである。この場合、遠赤
外線を効率良く放射する遠赤外線放射体を前記袋体の内
部若しくは外部の適所に配設し、更に具体的には前記温
熱体と顆粒状の遠赤外線放射体とを混合して前記袋体内
に充填してなることが好ましい。
クロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のあ
る袋体に充填してなる温熱パットであって、前記温熱体
が、稲、麦、そば等の穀物の種実であり、前記袋体を外
袋体に収容してなる温熱パッ トである。この場合、遠赤
外線を効率良く放射する遠赤外線放射体を前記袋体の内
部若しくは外部の適所に配設し、更に具体的には前記温
熱体と顆粒状の遠赤外線放射体とを混合して前記袋体内
に充填してなることが好ましい。
【０００７】また、本発明は、２．４５ＧＨｚのマイク
ロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある
袋体に充填するとともに、遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部の適所に配設
してなる温熱パットであって、前記温熱体が、稲、麦、
そば等の穀物の種実である温熱パットである。この場
合、前記温熱体を充填した袋体の外面に遠赤外線放射体
を付着し、更に前記袋体を外袋体に収容してなることが
好ましい。
ロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある
袋体に充填するとともに、遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部の適所に配設
してなる温熱パットであって、前記温熱体が、稲、麦、
そば等の穀物の種実である温熱パットである。この場
合、前記温熱体を充填した袋体の外面に遠赤外線放射体
を付着し、更に前記袋体を外袋体に収容してなることが
好ましい。
【０００８】また、本発明は、２．４５ＧＨｚのマイク
ロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある
袋体に充填するとともに、遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部に配設してなる温熱パット
であって、前記温熱体の周囲を、前記遠赤外線放射体で
包囲してなる温熱パットである。この場合、前記温熱体
が、稲、麦又はそばの種実であり、前記遠赤外線放射体
が、籾殻、麦殻又はそば殻であることが好ましい。
ロ波によって加熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある
袋体に充填するとともに、遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部に配設してなる温熱パット
であって、前記温熱体の周囲を、前記遠赤外線放射体で
包囲してなる温熱パットである。この場合、前記温熱体
が、稲、麦又はそばの種実であり、前記遠赤外線放射体
が、籾殻、麦殻又はそば殻であることが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の温熱パットは、２．４５
ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される顆粒状の温熱体
を可撓性のある袋体に充填した。更に、遠赤外線を効率
良く放射する遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部
の適所に配設してなるものである。この温熱パットは、
調理用の電子レンジで短時間に所定温度まで簡単に加熱
することができる。そして、可撓性のある袋体に顆粒状
の温熱体を充填することで、温熱パットを人体の肩や腰
等に載せると、温熱体が袋体内を移動して当該温熱パッ
トは、肩や腰の曲線部に沿って変形し、常に人体に密着
した状態で使用できるのである。また、使用中に温熱パ
ットは、人体への熱伝達と空中への熱放射によってその
熱容量に応じて温度が低下するが、温度低下は比較的緩
やかであるので、一定時間の間、直接の熱伝達と遠赤外
線の放射によって温めることが可能である。
ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される顆粒状の温熱体
を可撓性のある袋体に充填した。更に、遠赤外線を効率
良く放射する遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部
の適所に配設してなるものである。この温熱パットは、
調理用の電子レンジで短時間に所定温度まで簡単に加熱
することができる。そして、可撓性のある袋体に顆粒状
の温熱体を充填することで、温熱パットを人体の肩や腰
等に載せると、温熱体が袋体内を移動して当該温熱パッ
トは、肩や腰の曲線部に沿って変形し、常に人体に密着
した状態で使用できるのである。また、使用中に温熱パ
ットは、人体への熱伝達と空中への熱放射によってその
熱容量に応じて温度が低下するが、温度低下は比較的緩
やかであるので、一定時間の間、直接の熱伝達と遠赤外
線の放射によって温めることが可能である。
【００１０】また、本発明の温熱パットは、顆粒状の温
熱体を充填した前記袋体を外袋体に収容して構成するこ
とも好ましい。この袋体及び外袋体は、２．４５ＧＨｚ
のマイクロ波によって直接加熱されない材料で作製さ
れ、例えば木綿等の布製で作製されている。
熱体を充填した前記袋体を外袋体に収容して構成するこ
とも好ましい。この袋体及び外袋体は、２．４５ＧＨｚ
のマイクロ波によって直接加熱されない材料で作製さ
れ、例えば木綿等の布製で作製されている。
【００１１】また、前記温熱体と顆粒状の遠赤外線放射
体とを混合して前記袋体内に充填してなること、前記温
熱体の周囲を前記遠赤外線放射体で包囲してなること、
又は前記温熱体を充填した袋体の外面に遠赤外線放射体
を付着してなることが実用的である。ここで、前記遠赤
外線放射体は、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって直
接加熱されても良い。
体とを混合して前記袋体内に充填してなること、前記温
熱体の周囲を前記遠赤外線放射体で包囲してなること、
又は前記温熱体を充填した袋体の外面に遠赤外線放射体
を付着してなることが実用的である。ここで、前記遠赤
外線放射体は、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって直
接加熱されても良い。
【００１２】更に、前記温熱体が、稲、麦、そば等の穀
物の種実であると、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によっ
て加熱される顆粒状の温熱体を安価に調達できる。
物の種実であると、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によっ
て加熱される顆粒状の温熱体を安価に調達できる。
【００１３】前記温熱体が、稲、麦又はそばの種実であ
り、前記遠赤外線放射体が、籾殻、麦殻又はそば殻であ
ると、脱穀する前の籾等の状態がそのまま、温熱体の周
囲を遠赤外線放射体で包囲した状態となる。
り、前記遠赤外線放射体が、籾殻、麦殻又はそば殻であ
ると、脱穀する前の籾等の状態がそのまま、温熱体の周
囲を遠赤外線放射体で包囲した状態となる。
【００１４】
【実施例】次に本発明の詳細を添付した図面に基づき説
明する。本発明の温熱パットＰは、図１に示すように人
体の肩等の適所に載せ、肩こり等の患部を温めて血行を
良くするために使用するものであるが、その用途は特に
限定されず、人体の冷える部位を温めるためにも使用す
ることが可能である。
明する。本発明の温熱パットＰは、図１に示すように人
体の肩等の適所に載せ、肩こり等の患部を温めて血行を
良くするために使用するものであるが、その用途は特に
限定されず、人体の冷える部位を温めるためにも使用す
ることが可能である。
【００１５】図１〜図５は、本発明の温熱パットＰの代
表的実施例を示し、図中１は袋体、２は温熱体、３は遠
赤外線放射体、４は外袋体をそれぞれ示している。温熱
パットＰは、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱
される顆粒状の温熱体２を可撓性のある袋体１に充填す
るとともに、遠赤外線を効率良く放射する遠赤外線放射
体３を袋体１の内部若しくは外部の適所に配設したもの
であり、この袋体１を外袋体４に収容することも可能で
ある。
表的実施例を示し、図中１は袋体、２は温熱体、３は遠
赤外線放射体、４は外袋体をそれぞれ示している。温熱
パットＰは、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱
される顆粒状の温熱体２を可撓性のある袋体１に充填す
るとともに、遠赤外線を効率良く放射する遠赤外線放射
体３を袋体１の内部若しくは外部の適所に配設したもの
であり、この袋体１を外袋体４に収容することも可能で
ある。
【００１６】この温熱パットＰを使用する場合には、先
ず調理用の電子レンジにて温熱パットＰに２．４５ＧＨ
ｚのマイクロ波を照射し、袋体１の内部に充填した温熱
体２を加熱する。そして、加熱された温熱体２はそれ自
体の熱容量によって保温し、また遠赤外線放射体３は温
熱体２からの熱伝導によって該温熱体２と略同じ温度に
なるまで昇温する。この加熱後の温熱パットＰを図１に
示すように肩に載せると、袋体１の内部の温熱体２は、
肩の曲線部に沿うようにその内部で移動するので、温熱
パットＰは肩に密着し、肩の接触部分は温熱体２からの
熱伝導によって体表から温められるとともに、遠赤外線
放射体３から放射された遠赤外線によって体内も温めら
れる。
ず調理用の電子レンジにて温熱パットＰに２．４５ＧＨ
ｚのマイクロ波を照射し、袋体１の内部に充填した温熱
体２を加熱する。そして、加熱された温熱体２はそれ自
体の熱容量によって保温し、また遠赤外線放射体３は温
熱体２からの熱伝導によって該温熱体２と略同じ温度に
なるまで昇温する。この加熱後の温熱パットＰを図１に
示すように肩に載せると、袋体１の内部の温熱体２は、
肩の曲線部に沿うようにその内部で移動するので、温熱
パットＰは肩に密着し、肩の接触部分は温熱体２からの
熱伝導によって体表から温められるとともに、遠赤外線
放射体３から放射された遠赤外線によって体内も温めら
れる。
【００１７】前記袋体１及び外袋体４は、２．４５ＧＨ
ｚのマイクロ波で加熱されない素材で形成し、本実施例
では木綿布で縫製したものであり、袋体１は温熱体２を
充填した後に閉じられ、外袋体４の一部に開口した挿入
口５から外袋体４の内部に収容する。また、前記袋体１
の表面には、遠赤外線放射体３をプリント印刷によって
部分的又は全面的に付着させている。
ｚのマイクロ波で加熱されない素材で形成し、本実施例
では木綿布で縫製したものであり、袋体１は温熱体２を
充填した後に閉じられ、外袋体４の一部に開口した挿入
口５から外袋体４の内部に収容する。また、前記袋体１
の表面には、遠赤外線放射体３をプリント印刷によって
部分的又は全面的に付着させている。
【００１８】前記温熱体２は、比較的熱容量が大きく且
つ２．４５ＧＨｚのマイクロ波で効率良く加熱される素
材で顆粒状に形成したものである。熱容量が大きけれ
ば、加熱した後に冷め難い特性を備えることになる。
つ２．４５ＧＨｚのマイクロ波で効率良く加熱される素
材で顆粒状に形成したものである。熱容量が大きけれ
ば、加熱した後に冷め難い特性を備えることになる。
【００１９】前記遠赤外線放射体３は、遠赤外線を効率
良く放射する素材を用い、袋体１の表面に付着させる場
合には例えばセラミック粉等の粉体あるいはセラミック
繊維又は石綿等の繊維体をバインダーと混練してプリン
ト印刷する。また、図６に示すように、遠赤外線放射体
３を顆粒状に形成し、前記温熱体２と混合して袋体１の
内部に充填することも可能である。更に、図７に示すよ
うに、遠赤外線放射体３を温熱体２の表面に付着させた
ものを袋体１の内部に充填することも可能である。ここ
で、温熱体２の表面に遠赤外線放射体３を付着させる方
法としては、各種のコーティング技術を採用することが
でき、例えば温熱体２の表面に接着剤を塗布した後、粉
末状の遠赤外線放射体３を吹き付けて接着する方法、あ
るいは粉末状又は短繊維状の遠赤外線放射体３を接着剤
中に分散させた状態の混合液を温熱体２の表面に塗布又
は前記混合液中に温熱体２を浸漬する方法が採用でき
る。
良く放射する素材を用い、袋体１の表面に付着させる場
合には例えばセラミック粉等の粉体あるいはセラミック
繊維又は石綿等の繊維体をバインダーと混練してプリン
ト印刷する。また、図６に示すように、遠赤外線放射体
３を顆粒状に形成し、前記温熱体２と混合して袋体１の
内部に充填することも可能である。更に、図７に示すよ
うに、遠赤外線放射体３を温熱体２の表面に付着させた
ものを袋体１の内部に充填することも可能である。ここ
で、温熱体２の表面に遠赤外線放射体３を付着させる方
法としては、各種のコーティング技術を採用することが
でき、例えば温熱体２の表面に接着剤を塗布した後、粉
末状の遠赤外線放射体３を吹き付けて接着する方法、あ
るいは粉末状又は短繊維状の遠赤外線放射体３を接着剤
中に分散させた状態の混合液を温熱体２の表面に塗布又
は前記混合液中に温熱体２を浸漬する方法が採用でき
る。
【００２０】また、前記温熱体２として、稲、麦、そば
等の穀物の種実２ａを好ましく用いることができる。こ
れら穀物の種実は、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によっ
て効率良く加熱される水分を含んでおり、調理用の電子
レンジの本来の目的が食物を加熱することにあることか
ら最も適している。しかも、穀物の種実は、顆粒状であ
り、本発明における温熱体２として要求される特性を全
て備えている。
等の穀物の種実２ａを好ましく用いることができる。こ
れら穀物の種実は、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によっ
て効率良く加熱される水分を含んでおり、調理用の電子
レンジの本来の目的が食物を加熱することにあることか
ら最も適している。しかも、穀物の種実は、顆粒状であ
り、本発明における温熱体２として要求される特性を全
て備えている。
【００２１】そして、前記温熱体２が、稲、麦又はそば
の種実であると、前記遠赤外線放射体３として、籾殻、
麦殻又はそば殻を用いることができ、しかも脱穀する前
の籾等の状態がそのまま、温熱体２の周囲を遠赤外線放
射体３で包囲した状態となるので好ましい。籾殻等の穀
物の殻３ａが、効率良く遠赤外線を放射する素材である
ことは意外に知られてない。一般的に赤外線の吸収能が
大きいものほど、その放射能（輻射能）は大きいことが
知られており、籾殻等の穀物の殻３ａは、胚芽を赤外線
を含む自然放射線から保護する働きがあることから、赤
外線の吸収能にも優れていると推測され、その結果遠赤
外線が非常に効率良く放射されるのである。
の種実であると、前記遠赤外線放射体３として、籾殻、
麦殻又はそば殻を用いることができ、しかも脱穀する前
の籾等の状態がそのまま、温熱体２の周囲を遠赤外線放
射体３で包囲した状態となるので好ましい。籾殻等の穀
物の殻３ａが、効率良く遠赤外線を放射する素材である
ことは意外に知られてない。一般的に赤外線の吸収能が
大きいものほど、その放射能（輻射能）は大きいことが
知られており、籾殻等の穀物の殻３ａは、胚芽を赤外線
を含む自然放射線から保護する働きがあることから、赤
外線の吸収能にも優れていると推測され、その結果遠赤
外線が非常に効率良く放射されるのである。
【００２２】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の温熱パットによ
れば、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される
顆粒状の温熱体を可撓性のある袋体に充填してなる温熱
パットであって、前記温熱体が、稲、麦、そば等の穀物
の種実であり、前記袋体を外袋体に収容してなるので、
２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって顆粒状の温熱体を
効率良く加熱することができて、調理用の電子レンジで
短時間に所定温度まで簡単に加熱することができ、また
温熱体を安価に調達できる。そして、温熱パットを人体
の肩や腰等に載せると、顆粒状の温熱体が袋体内を移動
して肩や腰の曲線部に沿って変形し、常に人体に密着し
た状態で使用できる。また遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部の適所に配設
してなるので、温熱体による体表からの加熱と遠赤外線
放射体によって放射された遠赤外線による体内からの加
熱とで効率良く温めることができる。また、温熱パット
の温度が低下すれば、再度電子レンジで加熱することが
でき、繰り返し使用が可能である。
れば、２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加熱される
顆粒状の温熱体を可撓性のある袋体に充填してなる温熱
パットであって、前記温熱体が、稲、麦、そば等の穀物
の種実であり、前記袋体を外袋体に収容してなるので、
２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって顆粒状の温熱体を
効率良く加熱することができて、調理用の電子レンジで
短時間に所定温度まで簡単に加熱することができ、また
温熱体を安価に調達できる。そして、温熱パットを人体
の肩や腰等に載せると、顆粒状の温熱体が袋体内を移動
して肩や腰の曲線部に沿って変形し、常に人体に密着し
た状態で使用できる。また遠赤外線を効率良く放射する
遠赤外線放射体を袋体の内部若しくは外部の適所に配設
してなるので、温熱体による体表からの加熱と遠赤外線
放射体によって放射された遠赤外線による体内からの加
熱とで効率良く温めることができる。また、温熱パット
の温度が低下すれば、再度電子レンジで加熱することが
でき、繰り返し使用が可能である。
【００２３】また、温熱パットは、顆粒状の温熱体を充
填した前記袋体を外袋体に収容すれば、外袋体が汚れて
も外袋体のみを洗浄できるので、取り扱いが便利であ
る。
填した前記袋体を外袋体に収容すれば、外袋体が汚れて
も外袋体のみを洗浄できるので、取り扱いが便利であ
る。
【００２４】また、前記温熱体と顆粒状の遠赤外線放射
体とを混合して前記袋体内に充填すれば、温熱体と遠赤
外線放射体との配合量を調節することができるととも
に、公知若しくは市販の顆粒状の遠赤外線放射体を利用
することができる。また、前記温熱体の周囲を前記遠赤
外線放射体で包囲すると、温熱体から遠赤外線放射体へ
の熱伝導が速やかになる。また、前記温熱体を充填した
袋体の外面に遠赤外線放射体を付着すると、遠赤外線放
射体から放射された遠赤外線が温熱体に遮られたり、一
部吸収されたりすることがないので、人体への照射効率
が高い。
体とを混合して前記袋体内に充填すれば、温熱体と遠赤
外線放射体との配合量を調節することができるととも
に、公知若しくは市販の顆粒状の遠赤外線放射体を利用
することができる。また、前記温熱体の周囲を前記遠赤
外線放射体で包囲すると、温熱体から遠赤外線放射体へ
の熱伝導が速やかになる。また、前記温熱体を充填した
袋体の外面に遠赤外線放射体を付着すると、遠赤外線放
射体から放射された遠赤外線が温熱体に遮られたり、一
部吸収されたりすることがないので、人体への照射効率
が高い。
【００２５】前記温熱体が、稲、麦又はそばの種実であ
り、前記遠赤外線放射体が、籾殻、麦殻又はそば殻であ
ると、脱穀する前の籾等の状態がそのまま、温熱体の周
囲を遠赤外線放射体で包囲した状態となり、更に安価に
なる。
り、前記遠赤外線放射体が、籾殻、麦殻又はそば殻であ
ると、脱穀する前の籾等の状態がそのまま、温熱体の周
囲を遠赤外線放射体で包囲した状態となり、更に安価に
なる。
【図１】本発明の温熱パットの使用状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図２】内部に温熱体を充填した袋体を示す全体斜視図
である。
である。
【図３】同じく簡略断面図である。
【図４】外袋体に袋体を収容する状態を示す説明図であ
る。
る。
【図５】外袋体に袋体を収容した本実施例の温熱パット
を示す簡略断面図である。
を示す簡略断面図である。
【図６】温熱体と遠赤外線放射体とを混合した状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】温熱体の表面に遠赤外線放射体を付着させたも
のを示す拡大断面図である。
のを示す拡大断面図である。
【図８】穀物の種実が殻に覆われている状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
Ｐ 温熱パット １ 袋体 ２ 温熱体 ３ 遠赤外線放射体 ４ 外袋体 ５ 挿入口 ２ａ 穀物の種実（温熱体） ３ａ 穀物の殻（遠赤外線放射体）
Claims (8)
- 【請求項１】 ２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加
熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある袋体に充填して
なる温熱パットであって、前記温熱体が、稲、麦、そば
等の穀物の種実であり、前記袋体を外袋体に収容してな
ることを特徴とする温熱パット。 - 【請求項２】 遠赤外線を効率良く放射する遠赤外線放
射体を前記袋体の内部若しくは外部の適所に配設してな
る請求項１記載の温熱パット。 - 【請求項３】 前記温熱体と顆粒状の遠赤外線放射体と
を混合して前記袋体内に充填してなる請求項２記載の温
熱パット。 - 【請求項４】 ２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加
熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある袋体に充填する
とともに、遠赤外線を効率良く放射する遠赤外線放射体
を袋体の内部若しくは外部の適所に配設してなる温熱パ
ットであって、前記温熱体が、稲、麦、そば等の穀物の
種実であることを特徴とする温熱パット。 - 【請求項５】 前記温熱体を充填した袋体の外面に遠赤
外線放射体を付着してなる請求項４記載の温熱パット。 - 【請求項６】 前記袋体を外袋体に収容してなる請求項
５記載の温熱パット。 - 【請求項７】 ２．４５ＧＨｚのマイクロ波によって加
熱される顆粒状の温熱体を可撓性のある袋体に充填する
とともに、遠赤外線を効率良く放射する遠赤外線放射体
を袋体の内部に配設してなる温熱パットであって、前記
温熱体の周囲を、前記遠赤外線放射体で包囲してなるこ
とを特徴とする温熱パット。 - 【請求項８】 前記温熱体が、稲、麦又はそばの種実で
あり、前記遠赤外線放射体が、籾殻、麦殻又はそば殻で
ある請求項７記載の温熱パット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08018596A JP3235457B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 温熱パット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08018596A JP3235457B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 温熱パット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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