JP3235208U - 収容袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】切離用線部の切離が拡大して収容袋としての機能が損なわれることが防がれるプラスチックフィルム製の収容袋を提供する。【解決手段】ポリエチレンフィルム製の収容袋Gの表側シート状部Saと裏側シート状部Sbの各開口縁Pにおける両端から内方の2箇所を所定箇所Tとする。各所定箇所Tに対応して4つの切離用線部Lをミシン目により形成する。切離用線部Lは、開口縁Pの近傍部のA端から袋底部Mに向かってのびてB端に達する第1部分Xと、B端から袋底部M側に向かった上で開口縁P側に向かってC端に達する袋底部M側に凸の湾曲状をなす第2部分Yを有する。対象物収容後、所定箇所Tと切離用線部Lの第1部分X全部にわたり切離させて切離部を形成することにより、切離部同士の間に4つの突片状部(結び紐状部)を形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、結び合わせるための突片状部を形成するための切離用線部を有するプラスチックフィルム製の収容袋に関する。
登録実用新案第3029829号公報には、ポリエチレン等の合成樹脂で筒状に形成され、底部2は閉塞され、上部には開口部3が設けられている袋体1が示されている。
袋体1には、開口部3の中心より、左右が対象で終結部が内向きに湾曲した切り離し可能なミシン目4が形成されている。ミシン目4を切り離すことにより、袋体1の開口部3に、中央部結び片6と両端部結び片5が形成される。
ミシン目4の終結部が内向きに湾曲しているのは、袋体1を構成する合成樹脂製のシートが縦方向に裂けることを防止するためである。
本考案は、切離用線部の切離が拡大して収容袋としての機能が損なわれることが防がれるプラスチックフィルム製の収容袋を提供することを目的とする。
本考案は、例えば次のように表すことができる。
(1) プラスチックフィルム製の袋であって、
開口縁における間隔おきの4つの所定箇所のそれぞれについて、所定箇所の開口縁又はその袋底部側の近傍部に位置するA端から、袋底部に向かってのびてB端に達する第1部分と、前記B端から袋底部側に向かった上で開口縁側に向かってC端に達する、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分を含む第2部分を有する切離用線部を有し、
前記袋を構成するプラスチックフィルムを、前記開口縁における前記4つの所定箇所のそれぞれと、その所定箇所に対応する前記切離用線部のうち、少なくともA端からB端までの第1部分全部又は第1部分のうちA端からA端とB端の間の位置までの部分を切離させて4つの切離部を形成することにより、それらの切離部同士の間に形成される4つの突片状部のうち隣り合わないもの同士を結び合わせることができるものであることを特徴とする収容袋。
開口縁における間隔おきの4つの所定箇所のそれぞれについて、所定箇所の開口縁又はその袋底部側の近傍部に位置するA端から、袋底部に向かってのびてB端に達する第1部分と、前記B端から袋底部側に向かった上で開口縁側に向かってC端に達する、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分を含む第2部分を有する切離用線部を有し、
前記袋を構成するプラスチックフィルムを、前記開口縁における前記4つの所定箇所のそれぞれと、その所定箇所に対応する前記切離用線部のうち、少なくともA端からB端までの第1部分全部又は第1部分のうちA端からA端とB端の間の位置までの部分を切離させて4つの切離部を形成することにより、それらの切離部同士の間に形成される4つの突片状部のうち隣り合わないもの同士を結び合わせることができるものであることを特徴とする収容袋。
(2) 袋の深さ方向において、C端が、B端の位置と同等位置又はB端の位置よりも開口縁側に位置する上記(1)記載の収容袋。
(3) 所定箇所同士の間隔が等間隔である上記(1)又は(2)記載の収容袋。
(4) 上記4つの切離用線部が互いに実質上同一又は左右対称状である上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載の収容袋。
(5) 表側シート状部と裏側シート状部が、幅方向の両側及び底部において接合又は連続して上記袋を構成し、
前記表側シート状部及び裏側シート状部には、それぞれ、開口縁に間隔おきに2つの所定箇所を有し、それらの所定箇所に対応する2つの切離用線部を有する上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の収容袋。
前記表側シート状部及び裏側シート状部には、それぞれ、開口縁に間隔おきに2つの所定箇所を有し、それらの所定箇所に対応する2つの切離用線部を有する上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の収容袋。
(6) 上記表側シート状部と裏側シート状部が重なり合った状態において、表側シート状部の2つの切離用線部と裏側シート状部の2つの切離用線部が重なり合う上記(5)記載の収容袋。
(7) 上記表側シート状部と裏側シート状部が実質上同一である上記(5)又は(6)記載の収容袋。
(8) 上記袋の幅方向の両側縁は、プラスチックフィルムチューブにおける幅方向両側の折り畳み線であり、その幅方向両側縁の折り畳み線を介して、上記表側シート状部と裏側シート状部が連続している上記(5)乃至(7)の何れか1項に記載の収容袋。
(9) 上記第2部分は、プラスチックフィルムが裂ける起点となる角状の折れ曲がり部を含まない上記(1)乃至(8)の何れか1項に記載の収容袋。
(10) 切離用線部がミシン目である上記(1)乃至(9)の何れか1項に記載の収容袋。
本考案のプラスチックフィルム製の収容袋は、切離用線部の切離が拡大して収容袋としての機能が損なわれることが効果的に防がれる。
[1] 本考案の実施の形態の例としての収容袋について、図面を参照しつつ説明する。
この収容袋Gは、所要の印刷が施されたポリエチレンフィルム製の袋である。
(1) 収容袋Gは、ポリエチレンフィルムチューブが幅方向両側において折り畳まれて重なった一定幅をなすチューブロールに、一定長毎にヒートシール及び切断を実質上同時に施して連続的に得られた、一定幅(650mm)及び長さ(900mm)の袋である。
収容袋Gを構成する表側シート状部Saと裏側シート状部Sbは、実質上同一である。
図1及び図2において、収容袋Gの左右方向(幅方向)の両側縁は、ポリエチレンフィルムチューブロールにおける幅方向両側の折り畳み線Fであり、その幅方向両側縁の折り畳み線Fを介して、表側シート状部Saと裏側シート状部Sbが連続している。図5に示される収容袋Gも同様である。
また図1及び図2に示される収容袋Gにおいて、表側シート状部Saと裏側シート状部Sbの下端部はヒートシールにより接合封止され、表側シート状部Saと裏側シート状部Sbの上端は、それぞれ、収容袋Gの開口縁Pの2分の1ずつを構成している。図5に示される収容袋Gも同様である。
(2) 切離用線部
(2-1) 収容袋Gの表側シート状部Saと裏側シート状部Sbの各開口縁Pに、その各開口縁Pにおける両端から、各開口縁Pを4等分した長さWずつ内方のそれぞれ2箇所(合計4箇所)を所定箇所Tとして有する。
4つの所定箇所Tは、全開口縁Pを4等分した長さ(2W)おきに位置し、各所定箇所Tに対応して4つの切離用線部Lを、袋を構成するプラスチックフィルムに設けたミシン目により形成する。
すなわち、ヒートシール及び切断により連続的に得られる袋について、その工程中にヒートシール及び切断と実質上同時に、折り畳まれて重なった表側シート状部Saと裏側シート状部Sbの両シート状部に対し一体的に、2箇所において切離用線部Lを設けることにより、両シート状部のそれぞれに2箇所ずつ、合計4箇所のミシン目からなる切離用線部Lを、ミシン目用金型を用いて設ける。
(2-2) 各切離用線部Lは、対応する所定箇所Tの開口縁Pの袋底部M側の近傍部に位置するA端から、袋底部Mに向かってのびてB端に達する第1部分Xと、前記B端から袋底部M側に向かった上で開口縁P側に向かってC端に達する、袋底部M側に凸の湾曲状をなす部分である第2部分Yを有する。
(2-3) 切離用線部Lは、収容袋Gに対する対象物の収容を終えた後、袋を構成するプラスチックフィルムを、図3及び図4に示すように、開口縁Pにおける4つの所定箇所Tのそれぞれと、対応する切離用線部Lのうち、A端からB端までの第1部分X全部及び第2部分Yの全部にわたり切離させることにより、一端が所定箇所Tの開口縁Pの4つの所定箇所Tに開口する4つの切離部Eを形成する。なお、図6に示す例では、所定箇所Tの開口縁Pと、対応する切離用線部Lの第1部分X全部にわたり切離させて切離部Eを形成している。
これにより、それらの切離部E同士の間に形成される、袋底部M側を基部として開口縁P側を端部とする4つの突片状部D1、D2、D3及びD4(結び紐状部)のうち向かい合うもの同士(隣り合わないもの同士)であるD1とD3、及び、D2とD4をそれぞれ結び合わせて、収容袋G開口部を、可能な限り密封状に閉塞し、収容物や液状又は固体状若しくは粉体状の付着物や付属物等が外部へ離脱してしまうことや漏出すること等を防ぐことができる。
(2-4) 所定箇所Tの開口縁Pと、対応する切離用線部LにおけるA端からB端までの第1部分Xは、袋の深さ方向(図1、図2及び図5における上下方向)の同一の直線上にある。
(2-5) 4つの切離用線部Lのうち、表側シート状部Saにおける2つの切離用線部Lの第2部分Yは、正面から見て、B端から互いに内側に湾曲し、裏側シート状部Sbにおける2つの切離用線部Lの第2部分Yは、背面から見て、B端から互いに内側に湾曲する。
何れの切離用線部Lにおいても、C端とB端は、袋の深さ方向において同等の位置に位置する。
表側シート状部Saと裏側シート状部Sbが重なり合った状態において、表側シート状部Saにおける2つの切離用線部Lと裏側シート状部Sbにおける2つの切離用線部Lはそれぞれ重なり合い、各シート状部における2つの切離用線部Lは互いに左右対称状をなす。
(2-6) 各切離用線部Lにおける、袋底部M側に凸の湾曲状をなす第2部分Yの袋底部M側の頂点Y1と、対応する所定箇所Tの開口縁Pとの、袋の深さ方向の距離は、開口縁Pと袋底部Mの間の長さの約6分の1である。
図1及び図2において、所定箇所Tの開口縁Pから対応する切離用線部LのA端までの、袋底部Mに向かう方向の距離は、開口縁Pと袋底部Mの間の長さの約30分の1である。
図1及び図2において、結び紐状部として用いられる突片状部Dの、袋の深さ方向の長さは、約150mmである。
(3) 収容袋Gに収容する対象物は、医療廃棄物であり、収容袋Gの表側シート状部Saの正面には、中央部にバイオハザードマークが印刷され、その下に、日付、時間、場所、感染症名をそれぞれ記入する欄を有する記入枠が印刷されて表示されている。なお、記載事項はこれらに限るものではない。
[2] 本考案の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
本考案の収容袋は、プラスチックフィルム製の袋である。全部がプラスチックフィルムであるものの他、プラスチックフィルム以外に、例えば、印刷インキ乾燥膜や任意の材料からなる貼着若しくはその他の手段による付加物等を含むものであってもよい。
(1) 袋の材料(素材)の例としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、エチレンプロピレン共重合体フィルム等を挙げることができるが、これらに限るものではない。
好ましくは、プラスチックフィルムチューブ(例えばポリエチレンフィルムチューブ)が幅方向両側において折り畳まれて重なった一定幅をなすもの(好ましくはチューブロール)である。
(2) 切離用線部
(2-1) 本考案のプラスチックフィルム製の収容袋は、開口縁における間隔おき(開口縁に沿った間隔おき)の4つの所定箇所にそれぞれ対応する4つの切離用線部を有する。
所定箇所同士の間隔は、好ましくは等間隔、又は、ほぼ等間隔であるが、必ずしもこれに限らない。例えば、本考案の収容袋の全開口縁を(好ましくは均等状に)2分した一方の開口縁と他方の開口縁のそれぞれにおける、両端よりも内方の箇所であって互いに間隔を有する2箇所(両開口縁に2箇所ずつで合計4箇所)を間隔おきの4つの所定箇所とすることができ、両開口縁が全開口縁を均等状に2分したものである場合、各開口縁を4等分した長さずつ両端よりも内方の箇所を所定箇所とすれば、全開口縁を4等分した長さの間隔おきの4箇所がそれぞれ所定箇所となる。
(2-2) 各切離用線部は、対応する所定箇所の開口縁又はその袋底部側の近傍部に位置するA端から、袋底部に向かってのびてB端に達する第1部分と、前記B端から袋底部側に向かった上で開口縁側に向かってC端に達する、袋底部側に凸の湾曲状(例えば半円弧状等の円弧状、楕円弧状、放物線状、正弦波状又はその他の曲線状若しくはほぼ曲線状)をなす部分を含む第2部分を有する。
第2部分は、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分のみであってもよく、それ以外の部分をふくんでもよい。後者の場合、例えば、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分とB端の間が袋底部側に向かう直線状部であるもの、又は、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分とC端の間が開口縁側に向かう直線状部であるもの、或いは、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分とB端の間が袋底部側に向かう直線状部であり、且つ、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分とC端の間が開口縁側に向かう直線状部であるものとすることもできる。
また第2部分は、プラスチックフィルムが裂ける起点となる角状の折れ曲がり部(特に、例えば45度若しくは60度を超える角度[一例として90度]の角状の折れ曲がり部)を含まないことが望ましい。
(2-3) 切離用線部は、収容袋に対する対象物の収容を終えた後、袋を構成するプラスチックフィルムを、前記開口縁における前記4つの所定箇所のそれぞれと、対応する前記切離用線部のうち、少なくともA端からB端までの第1部分全部又は第1部分のうちA端からA端とB端の間の位置までの部分(或いは例えば、A端からB端までの第1部分全部及びB端からC端までの第2部分全部、又は、A端からB端までの第1部分全部及び第2部分のうちB端からB端とC端の間の位置までの部分)を切離させて、一端が所定箇所の開口縁の4つの所定箇所に開口する4つの切離部を形成するものである。
これにより、それらの切離部同士の間に形成される、袋底部側を基部として開口縁側を端部とする4つの突片状部(結び紐状部)のうち隣り合わないもの同士(好ましくは向かい合うもの同士)を結び合わせて、収容袋開口部を、好ましくは可能な限り密封状に閉塞し、収容物や液状又は固体状若しくは粉体状の付着物や付属物等が外部へ離脱してしまうことや漏出すること等を防ぐものである。
切離用線部は、袋を構成するプラスチックフィルムに、ミシン目(断続スリット)等の、対象物の収容を終えた後に、作業者が手で切離部を形成し易くするためのものである。
(2-4) 第2部分は、B端から袋底部側に向かった上で開口縁側に向かってC端に達する、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分を含むので、例えばB端付近から、袋底部に向かう方向に切離用線部の切離が拡大してしまう不都合が防がれる上に、C端で切離用線部の切離が拡大するとしてもほぼ開口縁側に向かうものとなるため、切離用線部の切離が意図せずに拡大したとしても収容袋としての機能が損なわれることが効果的に防がれる。
また、切離用線部のA端が、対応する所定箇所の開口縁に位置するのではなく、その開口縁の袋底部側の近傍部に位置する場合、収容袋に対する対象物の収容を終えるまでの間に、切離用線部が意図せずに切離する不都合を防ぐ上で効果がある。
(2-5) 各切離用線部におけるA端からB端までの第1部分は、直線状であるものとすることが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
また、所定箇所の開口縁と、対応する切離用線部におけるA端からB端までの第1部分は、同一又はほぼ同一の直線上にあるものとすることが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
(2-6) 第2部分は、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分を含む。袋底部側に凸の湾曲状をなす部分は、B端側から左右何れかへ湾曲しつつ、袋底部側に向かった上で開口縁側に向かう。
袋底部側に凸の湾曲状をなす部分については、例えば、4つの切離用線部のうち、何れか隣り合う2つの切離用線部の第2部分及び他の隣り合う2つの切離用線部の第2部分は、何れもB端から互いに内側に湾曲するものとすることができる他、互い外側に湾曲するものとすることや、同じ向きに湾曲するものとすることもできる。
(2-7) 第2部分における、袋の深さ方向において、C端の位置は、B端の位置と同等とすることができる他、例えば、袋底部側に凸の湾曲状をなす袋底部側の頂点とB端の位置との間(例えば中間位置又はそれよりもB端側の位置)、又は、B端とA端の位置の間(例えば中間位置又はそれよりもB端側の位置)とすることもできる。
C端で切離用線部の切離が拡大するとしてもほぼ開口縁側に向かうものとすることにより、切離用線部の切離が意図せずに拡大したとしても収容袋としての機能が損なわれることを効果的に防ぐ上で、C端は、袋の深さ方向において、B端の位置と同等位置又はB端の位置よりも開口縁側に位置するものとすることが好ましい。
(2-8) 各切離用線部における、第2部分の袋底部側に凸の湾曲状をなす部分の袋底部側の頂点と、対応する所定箇所の開口縁との、袋の深さ方向の距離は、開口縁と袋底部の間の長さの例えば8分の1乃至4分の1とすることができ、好ましくは7分の1乃至5分の1とすることができるが、これに限るものではない。
所定箇所に対応する切離用線部のA端が、その所定箇所の開口縁の袋底部側の近傍部に位置する場合、袋の深さ方向において所定箇所の開口縁からA端までの距離は、開口縁と袋底部の間の長さの例えば100分の1乃至20分の1とすることができるが、これに限るものではない。
結び紐状部として用いられる突片状部の、袋の深さ方向の長さは、袋の開口部の大きさや袋の深さに応じて、結び合わせを行う上で十分に長く、十分な量を収容し得る上で長すぎない範囲として、例えば7乃至25cmとすることができるが、これに限るものではない。
(2-9) なお、前記4つの切離用線部に加えて、1又は2以上(例えば偶数)の切離用線部を有する(すなわち総数として5又は6以上の切離用線部を有する)ものとすることもできる。
(3) 収容袋に収容する対象物の例としては、医療廃棄物若しくはその他の廃棄物又は非廃棄物を挙げることができるが、これらに限るものではない。
収容袋には、収容対象を示す図形や文字等(例えば医療廃棄物の場合はバイオハザードマーク)並びに所要事項記入用箇所等を、必要に応じ印刷や印刷物の貼着等により表示することができる。
(4) 袋の製法
(4-1) 本考案の収容袋の製法として好ましい態様の例としては、
プラスチックフィルムチューブ(例えばポリエチレンフィルムチューブ)が幅方向両側において折り畳まれて重なった一定幅をなすもの(好ましくはチューブロール)に対し、一定長毎にヒートシール及び切断を施して一定幅及び長さの袋を連続的に得るものであって、
前記ヒートシール及び切断により連続的に得られる袋について、その工程中に又はその工程と連続する前の工程若しくは後の工程において、折り畳まれて重なった一方(例えば表側)のシート状部と他方(例えば裏側)のシート状部の両シート状部に対し一体的に、2箇所において切離用線部を設けることにより、両シート状部のそれぞれに2箇所ずつ、合計4箇所の切離用線部を設けるものを挙げることができる。
プラスチックフィルムチューブ(例えばポリエチレンフィルムチューブ)が幅方向両側において折り畳まれて重なった一定幅をなすもの(好ましくはチューブロール)に対し、一定長毎にヒートシール及び切断を施して一定幅及び長さの袋を連続的に得るものであって、
前記ヒートシール及び切断により連続的に得られる袋について、その工程中に又はその工程と連続する前の工程若しくは後の工程において、折り畳まれて重なった一方(例えば表側)のシート状部と他方(例えば裏側)のシート状部の両シート状部に対し一体的に、2箇所において切離用線部を設けることにより、両シート状部のそれぞれに2箇所ずつ、合計4箇所の切離用線部を設けるものを挙げることができる。
切離用線部は、例えば、折り畳まれて重なった両シート状部に対しミシン目等を設けるための金型、ロール金型、スリッター等を用いて設けることができるが、切離用線部を設ける手段は、これらに限るものではない。
前記ヒートシール及び切断は、同時に又は異なる時期に行うものとすることができる。
前記ヒートシール及び切断が同時に行われる場合、切離用線部は、例えば、そのヒートシール及び切断と同時に、又は、前若しくは後に設けるものとすることができる。前記ヒートシール及び切断が異なる時期に行われる場合、切離用線部は、例えば、そのヒートシール及び切断の一方と同時に、又は、ヒートシール及び切断の両方より前、両者の間、若しくは両方より後に設けるものとすることができる。
(4-2) 本考案の収容袋の製法の他の例としては、前記のようなヒートシール及び切断により、又は他の手段により、予め製造された袋であって、一方(例えば表側)のシート状部と他方(例えば裏側)のシート状部が重なった状態で形成された袋の両シート状部に対し、前記と同様に、一体的に、2箇所において切離用線部を設けることにより、両シート状部のそれぞれに2箇所ずつ、合計4箇所の切離用線部を設けるものを挙げることができる。
本考案の収容袋の製法のその他の例として、一方(例えば表側)のシート状部と他方(例えば裏側)のシート状部が重なった状態で形成された袋の一方のシート状部に対し2箇所において切離用線部を設け、別途他方のシート状部に対しても(例えば表裏の)対応する位置に又は対応しない位置に2箇所において切離用線部を設けることにより、両シート状部のそれぞれに2箇所ずつ、合計4箇所の切離用線部を設けるものを挙げることができる。或いは、袋に形成される前の一方のシート状部及び他方のシート状部に対して同様に対応する位置又は対応しない位置に2箇所において切離用線部を設けた後、袋を形成するものを挙げることができる。
(4-3) 但し、本考案の収容袋は、前記以外の方法により製造することも可能であり、本考案の収容袋は、これらの方法により製造されたものに限るものではない。
D1 突片状部
D2 突片状部
D3 突片状部
D4 突片状部
E 切離部
F 折り畳み線
G 収容袋
L 切離用線部
M 袋底部
P 開口縁
Sa 表側シート状部
Sb 裏側シート状部
T 所定箇所
W 長さ
X 第1部分
Y 第2部分
Y1 頂点
D2 突片状部
D3 突片状部
D4 突片状部
E 切離部
F 折り畳み線
G 収容袋
L 切離用線部
M 袋底部
P 開口縁
Sa 表側シート状部
Sb 裏側シート状部
T 所定箇所
W 長さ
X 第1部分
Y 第2部分
Y1 頂点
Claims (10)
- プラスチックフィルム製の袋であって、
開口縁における間隔おきの4つの所定箇所のそれぞれについて、所定箇所の開口縁又はその袋底部側の近傍部に位置するA端から、袋底部に向かってのびてB端に達する第1部分と、前記B端から袋底部側に向かった上で開口縁側に向かってC端に達する、袋底部側に凸の湾曲状をなす部分を含む第2部分を有する切離用線部を有し、
前記袋を構成するプラスチックフィルムを、前記開口縁における前記4つの所定箇所のそれぞれと、その所定箇所に対応する前記切離用線部のうち、少なくともA端からB端までの第1部分全部又は第1部分のうちA端からA端とB端の間の位置までの部分を切離させて4つの切離部を形成することにより、それらの切離部同士の間に形成される4つの突片状部のうち隣り合わないもの同士を結び合わせることができるものであることを特徴とする収容袋。 - 袋の深さ方向において、C端が、B端の位置と同等位置又はB端の位置よりも開口縁側に位置する請求項1記載の収容袋。
- 所定箇所同士の間隔が等間隔である請求項1又は2記載の収容袋。
- 上記4つの切離用線部が互いに実質上同一又は左右対称状である請求項1乃至3の何れか1項に記載の収容袋。
- 表側シート状部と裏側シート状部が、幅方向の両側及び底部において接合又は連続して上記袋を構成し、
前記表側シート状部及び裏側シート状部には、それぞれ、開口縁に間隔おきに2つの所定箇所を有し、それらの所定箇所に対応する2つの切離用線部を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の収容袋。 - 上記表側シート状部と裏側シート状部が重なり合った状態において、表側シート状部の2つの切離用線部と裏側シート状部の2つの切離用線部が重なり合う請求項5記載の収容袋。
- 上記表側シート状部と裏側シート状部が実質上同一である請求項5又は6記載の収容袋。
- 上記袋の幅方向の両側縁は、プラスチックフィルムチューブにおける幅方向両側の折り畳み線であり、その幅方向両側縁の折り畳み線を介して、上記表側シート状部と裏側シート状部が連続している請求項5乃至7の何れか1項に記載の収容袋。
- 上記第2部分は、プラスチックフィルムが裂ける起点となる角状の折れ曲がり部を含まない請求項1乃至8の何れか1項に記載の収容袋。
- 切離用線部がミシン目である請求項1乃至9の何れか1項に記載の収容袋。
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