JP3234992U - バルブ装置 - Google Patents

バルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3234992U
JP3234992U JP2021003479U JP2021003479U JP3234992U JP 3234992 U JP3234992 U JP 3234992U JP 2021003479 U JP2021003479 U JP 2021003479U JP 2021003479 U JP2021003479 U JP 2021003479U JP 3234992 U JP3234992 U JP 3234992U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
shaft
drive shaft
valve body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021003479U
Other languages
English (en)
Inventor
範玉蘭
Original Assignee
浙江東泰閥門有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 浙江東泰閥門有限公司 filed Critical 浙江東泰閥門有限公司
Priority to JP2021003479U priority Critical patent/JP3234992U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234992U publication Critical patent/JP3234992U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

【課題】バルブ内に搭載されたパッキンの止水機能低下に対し、流体を外気に放出させないことで、バルブが設置される環境への影響を抑えるバルブ装置を提供する。【解決手段】弁体16を開閉動作させるバルブ軸24を備える弁本体4と、バルブ軸が回動する中心軸に対して交差方向に、前進または後退によって駆動力を発生させる動力部8と、動力部からの駆動力を受けて中心軸を基準に前後方向に変位する駆動軸60、一端側が駆動軸と係合し、かつ他端側がバルブ軸に接続されており、駆動軸の変位動作量に応じて中心軸上で回動する回動軸70、弁本体および動力部に接続され、内部に駆動軸および回動軸を収納する収納部44が形成されたケース40、ケースと動力部との接続部分に介在する軸受部66および、内部に駆動軸の一部が収納され駆動軸の変位に応じて伸縮可能なベローズ68を備える第1の封止手段とを含む開閉機構部6とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、たとえばガスや液体などを流す管路に設置されるボールバルブやバタフライ
バルブなどに対する機械式の開閉技術に関する。
管路内に流すガスや液体の流量の調整または流れを遮断させるために、管路にバルブが
設置される。バルブは、弁体を回動させることで流路に対する開度を設定し、その流量が
調整される、ボールバルブやバタフライバルブなどがある。このようなバルブは、たとえ
ば弁体に対し回動軸上に軸部品の一端が接続され、他端側にハンドルなどの操作手段が接
続されている。これによりバルブは、ハンドルを手動やモータなどの駆動手段により所定
方向にトルクが加えられることで、流路を開閉させることができる。
また、バルブは、弁体と、その弁体を動作させる機構部やその先にある操作部分との間
で弁体内部に流れる流体が流出するのを防止する必要がある。そのためバルブには、パッ
キンや機構部の一部などに軸の変位に追従させるベローズなどを設けて、密閉性を高める
手法が採られている。
このようなバルブ内部を気密に保つ手段として、シリンダ内に設置されたベローズホル
ダと操作ハンドルの回動により往復運動するステムに伴って往復運動するディスクとの間
に伸縮自在な金属ベローズが張設されるものが知られている(たとえば、特許文献1)。
また、バルブの開閉構造として、一対のピストンを共通のピストンロッドで互いに連結
し、その出力軸を往復させる装置であり、出力軸を往復駆動装置の中心軸に交わる位置に
配置させるものが知られている(たとえば、特許文献2)
実開平 3−78185号公報 実公昭60−34801号公報
ところで、管路を通じて流体を流す工場や実験設備、プラント施設などでは、環境状態
の維持や内部に流す流体の性質などにより、管路内に流れる流体の漏洩を防止するために
配管上に様々な手段が採られている。管路同士の接続部分など、部品同士が静止状態とな
っている部分は漏洩防止手段の状態が比較的安定的に機能する。これに対し、バルブは、
弁の開閉を切替えるために、弁体に直接設置される軸部を回転させることになる。このよ
うなバルブは、軸部にパッキンを設置して漏洩を防止しているが、弁体の開閉動作の繰り
返しによるパッキンの摩耗、またはバルブ内に流す流体の温度や性質などによるパッキン
の劣化により流体が漏洩する可能性が高くなるという課題がある。
そこで、本考案の考案者は、バルブ内のパッキンによる漏洩防止機能の低下が生じた場
合であっても、パッキンを通じてバルブから漏洩した流体を外部に放出させないように封
止することで、バルブを使用し続けることができるとの知見を得た。
斯かる課題の開示や示唆はなく、特許文献1、2に開示された構成では斯かる課題を解
決することができない。
そこで、本考案の目的は、バルブ内に搭載されたパッキンの止水機能低下に対し、流体
を外気に放出させないことで、バルブが設置される環境への影響を抑えることにある。
上記目的を達成するため、本考案のバルブ装置の一側面によれば、内部に流体を通流さ
せる流路、該流路に連通して配置され、回動して前記流路を遮断または前記流路内に流す
流量を調整する弁体、前記弁体に一端側が接続されており回動により前記弁体を開閉動作
させるバルブ軸を備える弁本体と、前記バルブ軸が回動する中心軸に対して交差方向に、
前進または後退によって駆動力を発生させる動力部と、前記動力部から駆動力を受けて前
記中心軸を基準に前後方向に変位する駆動軸、一端側が前記駆動軸と係合し、かつ他端側
が前記バルブ軸に接続されて前記駆動軸の変位動作量に応じて前記中心軸上で回動する回
動軸、前記弁本体および前記動力部に接続され、内部に前記駆動軸および前記回動軸を収
納する収納部が形成されたケース、前記ケースと前記動力部との接続部分に介在する軸受
部および、内部に前記駆動軸の一部が収納され前記駆動軸の変位に応じて伸縮可能なベロ
ーズを備える第1の封止手段とを含む開閉機構部とを備え、前記弁本体は、前記ケースと
の接続部に第2の封止手段を介在させる。
上記バルブ装置において、前記ケースは、前記動力部と接続する面と対向面側に前記駆
動部の先端部を保持する保持部を備え、前記駆動軸は、先端部に前記保持部に係合する係
合凸部を備えており、前記動力部からの駆動力による変位により前記係合凸部が前記軸受
部内を摺動してよい。
上記バルブ装置において、前記駆動軸の一部に設置され、前記バルブ軸の前記中心軸に
対して平行な軸上に配置された係合ピンを備え、前記回転軸は、前記係合ピンと係合し、
前記駆動軸の変位により前記中心軸上で回動するヨーク部と、該ヨーク部の回動により前
記バルブ軸を回動させる出力軸を備えてよい。
上記バルブ装置において、前記ケースは、前記収納部の内部状態、もしくは前記収納部
内に貯まっている空気または前記流体を検出するセンサを備えてよい。
上記目的を達成するため、本考案のバルブ開閉装置の一側面によれば、弁本体の弁体を
回動させるバルブ軸の中心軸に対して交差方向に、前進または後退によって駆動力を発生
させる動力部からの駆動力を受けて前記中心軸を基準に前後方向に変位する駆動軸と、一
端側が駆動軸と係合し、かつ他端側が前記バルブ軸に接続されており、前記駆動軸の変位
動作量に応じて前記中心軸上で回動する回動軸と、前記弁本体および前記動力部に接続さ
れ、内部に前記駆動軸および前記回動軸を収納する収納部が形成されたケースと、前記ケ
ースと前記動力部との接続部分に介在する軸受部および、内部に前記駆動軸の一部が収納
され前記駆動軸の変位に応じて伸縮可能なベローズを備える第1の封止手段とを備え、第
2の封止手段を介在させて前記弁本体に設置される。
上記バルブ開閉装置において、前記駆動軸の一部に設置され、前記バルブ軸の前記中心
軸に対して平行な軸上に配置された係合ピンを備え、前記回転軸は、前記係合ピンと係合
し、前記駆動軸の変位により前記中心軸上で回動するヨーク部と、該ヨーク部の回動によ
り前記バルブ軸を回動させる出力軸を備えてよい。
本考案によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) バルブの設置環境に対して流体の放出を防止できる。
(2) バルブの開閉回数、または内部に流す流体の種類や性質に関わらず、バルブのメン
テナンス性を安定化させることで、利便性が高められる。
(3) 弁本体に対してバルブ開閉装置が独立して構成されており、回動軸と弁体のバルブ
軸とが接続可能な径であれば弁体の開閉を行うことができ、弁本体からの流体の漏洩防止
を行えるので、利便性が高い。
(4) 弁本体の接続部に対し、回転中心軸を基準にバルブ開閉装置を設置すればよく、組
立てやメンテナンス性が高められる。
(5) バルブの開閉頻度やパッキンの状態の監視処理や、パッキンの交換頻度を増加させ
るなどの管理負荷の低減を図ることができる。
そして、本考案の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照す
ることにより、一層明確になるであろう。
第1の実施形態に係るバルブ装置の構成例を示す断面図である。 回動軸と駆動軸の係合状態および駆動軸の動作状態例を示す図である。 駆動軸およびベローズの動作状態と、それらの動作に応じた回動軸の動作状態の一例を示す図である。 開閉機構部の組立て処理の一例を示す図である。 開閉機構部の組立て処理の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るバルブ開閉装置の構成例を示す図である。 バルブ開閉装置の圧力検出機能を示す図である。
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態に係るバルブ装置の構成例を示している。図1に示す構成は一
例であり、本考案が斯かる構成に限定されない。
このバルブ装置2は、たとえば図示しないプラント設備などの配管に接続されており、
管路内に流れる流体の流量を調整する装置の一例である。バルブ装置2内に流す流体は、
たとえば液体や気体などであり、環境負荷の小さい水や空気、その他成分ガスのほか、環
境負荷や有害な液体や気体なども含まれる。そのため、バルブ装置2は、流量を調整する
ための弁体やその弁体を開閉させる部分などから流体が外気に排出されるのを防止するた
めの構成を備える必要がある。このバルブ装置2には、たとえば図1に示すように、弁本
体4、開閉機構部6、動力部8を備える。
<弁本体4について>
弁本体4は、制御対象である流体を内部に通過させて、その流量を調整する手段であり
、たとえば弁筐体10の中央部分に、流体を流す第1の流路12Aとその反対側に貫通し
て第2の流路12Bを備えるとともに、第1の流路12Aと第2の流路12Bとの間に連
通した弁収納部14が形成されている。第1の流路12A、第2の流路12Bと弁収納部
14は、たとえば流体の流れ方向に対して直線または曲線に設定した同軸軸上に形成され
連通している。第1の流路12A、第2の流路12Bは、たとえばそれぞれ図示しない管
路に接続されており、いずれか一方が流体の流れ方向に対して入口側、他方が同方向に対
して出口側となる。また、弁収納部14は、第1の流路12A、第2の流路12Bよりも
大きな容積で形成されており、内部に流体の流量を調整する弁体16が収納される。
弁体16は、たとえば流体の流れ方向に対して交差方向にとった回転軸O1(図2A)
を基準に弁収納部14内で左右方向に回動可能に設置されており、中央部分に流体の流路
18を備える。弁体16は、回転軸O1上で回動することで、所定位置に達したときに流
路18が第1の流路12A、第2の流路12Bと連通し、それ以外の位置では第1の流路
12A、第2の流路Bの流路を遮断もしくは流路面積を狭めて流量を制限させる。弁筐体
10と弁体16は、たとえば同一もしくは異なる材料で構成されてもよく、ステンレス鋼
(SUS)やその他金属材料、樹脂材料などが用いられればよい。
また弁筐体10には、弁体16の回転軸O1と同軸上であって、一端が弁収納部14と
連通し、他端側が開閉機構部6と接続する接続部22側に開口された挿通孔20を備える
。挿通孔20には、弁体16を回動させるバルブ軸24が配置されるとともに、そのバル
ブ軸24と挿通孔20との間を封止するグランドパッキン26が挿入されている。バルブ
軸24は、一端側が弁体16の一部に嵌合、もしくは溶接などによって一体化されており
、他端側が接続部22の形成された開口部において開閉機構部6と接続されている。これ
により弁体16は、バルブ軸24を通じて開閉機構部6から出力される駆動力を受けて回
動し、設定された位置に流路18が配置される。挿通孔20には、たとえばバルブ軸24
の抜け止めや配置位置の固定のために、バルブ軸24の周面に形成された突起部に係合す
る係合凸部やこの突起部を嵌合させる嵌合凹部などを備えてもよい。グランドパッキン2
6は、たとえば炭素繊維やアラミド繊維等を編組した紐状体に微粒子状のPTFE(Poly
tetrafluoroethylene:ポリテトラフルオロエチレン)と油を含有させたものや炭素焼結
体などの材料で構成されればよく、挿通孔20内の全体または一部においてバルブ軸24
の周縁部に配置される。そのほか、挿通孔20内には、たとえばバルブ軸24の位置決め
や回動による振動抑制手段として、軸受部材をグランドパッキン26とともに挿入しても
よい。
弁本体4には、たとえば接続部22と開閉機構部6との間に支持部材28を介在させて
いる。この支持部材28は、接続部22と接着や溶接、その他図示しないボルトなどの固
定手段によって一体化されており、弁筐体10の挿通孔20と連通し、一部または全部が
挿通孔20よりも径大な開口部を備えている。この開口部内には、たとえばグランドパッ
キン26の一部が配置されてもよく、一部が開閉機構部6側の開口部との間に嵌合される
スペーサ30を備える。このスペーサ30は、挿通孔20と開閉機構部6のケース40の
一部との位置合せやバルブ軸24を支持するほか、弁本体4と開閉機構部6との間に止水
機能の一部として機能する。そのほか、支持部材28には、たとえばスペーサ30よりも
外周部分にガスケット32を備えている。このように、ガスケット32またはガスケット
32を備えた支持部材28は、本開示の第2の封止手段の一例であり、たとえば挿通孔2
0、バルブ軸24を通じて弁体16から流出した流体が弁本体4と開閉機構部6との接続
部分から外気に漏洩するのを防止している。
なお、この実施形態では、弁本体4に接続する管路の入側と出側が1つずつの場合を示
したがこれに限らない。弁本体4には、たとえば流体の入口側が1つで出口側が複数の場
合や入口側が複数で出口側が1つの場合のほか、入口側と出口側が同数または異なる数で
複数備える場合であって、流体の流入方向または排出方向を切替える切替弁であってもよ
い。そのほか、弁本体4は、複数の管路から流体を流入させる混合弁や、複数の管路に流
体を排出させる分配弁であってもよい。
また弁本体4は、弁収納部14内に配置された弁体16の内部に流路18が形成される
、所謂ボールバルブの場合を示したがこれに限らない。弁本体4は、たとえば流路18内
に、流路18と同等な径で、平板またはこれに近い形状の弁体16を備える、所謂バタフ
ライ弁構造であってもよい。この場合弁体16は、バルブ軸24の回動により流路18に
対する弁体16の配置角度が設定され、流路18の一部または全部を遮断することで流量
を調整する。
<開閉機構部6について>
開閉機構部6は、動力部8で生成される駆動力を利用して弁体16を所定角度に回動さ
せる手段の一例である。この開閉機構部6は、本開示のバルブ開閉装置の一例であり、た
とえばケース40および蓋42で形成される収納部44内に形成され、弁本体4に対して
着脱可能となっている。ケース40は、たとえば一辺に蓋42が装着可能な開口部を有す
る構成であり、開口部と反対側が有底な柱形状、筒状、または側面の一部のみに平板部を
備えた形状に形成されている。ケース40および蓋42は、たとえばステンレス鋼(SU
S)やその他の金属材料、または硬質なアクリルなどの樹脂材料であってもよい。蓋42
は、たとえば開閉機構部6の組立や分解、メンテナンス時に開閉可能であり、たとえばケ
ース40に対して図示しないボルトなどの固定部品で固定されてもよく、接着剤を利用す
るほか、溶接により固定してもよい。
ケース40には、たとえば蓋42が配置される開口部と反対側の端面の一部に、駆動軸
60の一端を挿通させる挿通孔46が形成される。また蓋42には、挿通孔46の中心を
通る基準軸O3(図2B)と同軸上に軸受48が形成されている。この軸受48は、蓋4
2の一部を突出させるように成形してもよく、またはインサート成形や独立した軸受部品
を図示しないボルトなどによって蓋42に固定してもよい。軸受48は、駆動軸60の一
端に形成される係合凸部62を保持する本開示の保持部の一例であり、弁開閉動作におけ
る駆動軸60の変位を規制する。
ケース40には、たとえば支持部材28を介して弁本体4側に配置される側面底部側の
一部に開口部50が形成されており、その内部に同径の軸受52が配置される。開口部5
0は、弁体16の回転軸O1と同軸上に円形状で形成されている。この開口部50は、軸
受52を介してバルブ軸24と接続する出力軸74が挿通される。
そのほか収納部44内には、動力部8からの駆動力によりバルブ軸24を回動させるた
めの機構部として、動力部8からの駆動力を取込む駆動軸60や、駆動軸60が取込んだ
駆動力を回転方向の回転力に変換する回動軸70を備える。
駆動軸60は、基準軸O3上に配置されており、動力部8からの駆動力によって基準軸
O3上を水平方向に前後に変位動作する。駆動軸60には、たとえば動力部8側の端部に
フランジ部64を形成し、そのフランジ部64よりも先端側を胴体部分よりも径小に形成
されている。このフランジ部64には、たとえばケース40の挿通孔46に配置された軸
受66との間に、径小な駆動軸60を覆うベローズ68が設置されている。ベローズ68
は、たとえば強度を持った金属材料で構成され、内部が中空な円筒蛇腹形状であるととも
に、端部がフランジ部64と軸受66にそれぞれ溶接によって密着固定されている。この
ベローズ68は、駆動軸60が基準軸O3上での変位によりフランジ部64と軸受66と
の距離が増減するのに応じて伸縮する。これによりベローズ68は、動力部8と連結する
駆動軸60の径小部分と収納部44内とを遮断する。また、軸受66は、ケース40との
接続部分にガスケット32を介在させている。このように、軸受66およびベローズ68
を含む構成は、本開示の第1の封止手段の一例であり、ケース40の収納部44を動力部
8や外気に対して密閉状態を維持することができる。
回動軸70は、駆動軸60の変位動作により回転軸O1上で回動し、その回動によって
バルブ軸24を回動させる手段の一例であって、所謂スコッチ・ヨーク機構で構成されて
いる。回動軸70には、たとえば駆動軸60と係合させる係合ピン72が設置されるほか
、ケース40の開口部50側に軸受52を介して挿通され、バルブ軸24と接続される出
力軸74を備える。
そのほか、開閉機構部6には、たとえばケース40の一面であって、弁本体4との接続
部分に対して反対側の面に所定の径で形成された開口部75や、この開口部75を封止す
る封止部材76を備える。開口部75は、たとえば駆動軸60が所定位置に変位した時に
係合ピン72の端部が対向する位置に開口している。これにより開口部75は、開閉機構
部6の組立て処理において、係合ピン72を挿通する作業孔として利用されるほか、収納
部44内の状態を監視する監視孔として機能する。封止部材76は、たとえばケース40
と同等の材料で構成されており、組立作業や監視処理などにおいて着脱可能に設置されて
いる。また開口部75と封止部材76との接合部分には、たとえば収納部44を密閉する
ためのガスケットを介在させてもよい。
また、開閉機構部6と動力部8との間には、支持部材78を介在させている。この支持
部材78は、たとえば一面側が動力部8の外装部分に対して接着材や溶接、その他図示し
ないボルトなどの固定手段によって一体化されており、他面側がケース40に対してボル
トなどの固定手段により接続されている。支持部材78には、たとえば中央部に挿通孔が
形成されており、動力部8のシリンダ80や駆動軸60の径小部分のいずれかまたはそれ
らの接続部が挿通されている。支持部材78には、たとえばケース40と接合される面の
一部に、中央部の挿通孔から周面側の外部に通じる溝79が形成されている。この溝79
は、ベローズ68内部と連通しており、駆動軸60の変位に連動して生じるベローズ68
の伸縮時に、ベローズ68内に対する空気の給排気経路として機能する。
<動力部8ついて>
動力部8は、駆動軸60に対し駆動力を付与する手段の一例であり、シリンダ80を変
位させることで、駆動軸60を変位させる。動力部8は、たとえば筐体内部にシリンダ8
0を配置させる収納部82が形成されている。このシリンダ80は、たとえば軸上の一部
が基準軸O3上において前後方向に収納部82を2つの密閉領域82A、82Bに区分し
ている。筐体には、密閉領域82A、82Bが形成される位置に、それぞれ作動流体を出
し入れする給排孔84A、84Bが形成されている。動力部8は、この密閉領域82A、
82Bに対する作動流体の供給または排出により密閉領域82A、82Bの容積を変化さ
せることでシリンダ80をピストン動作させる。動力部8は、たとえば作動流体に空気な
どの空気圧を利用するほか、油圧や水圧などを利用してもよい。給排孔84A、84Bに
は、たとえば図示しない作動流体の供給、もしくは供給と排出を制御する制御装置や、作
動流体を貯留するタンクなどを備えればよい。
<開閉機構部6の動作について>
図2は、回動軸と駆動軸の係合状態および駆動軸の動作状態例を示している。図2に示
す構成は一例である。
回動軸70は、たとえば図2Aに示すように、駆動軸60の駆動力を回転方向に変換す
るヨーク部90と、このヨーク部90の一端側に連通して形成される出力軸74で構成さ
れる。ヨーク部90と出力軸74は、弁体16の回転軸O1上に配置され、回動可能であ
る。ヨーク部90は、たとえば回動軸70の先端側であって、駆動軸60の上面に配置さ
れるヨーク片92A、出力軸74側に形成され駆動軸60の下面側に配置されるヨーク片
92B、またヨーク片92A、92Bの間に駆動軸60の胴体部分65を挿通させる挿通
部94を備えており、横方向に開口した「凹」形状である。また駆動軸60の胴体部分6
5は、たとえば上下部分を平面形状に形成されており、ヨーク片92A、92Bと平行ま
たはそれに近い状態で対向状態となっている。また胴体部分65は、たとえば幅W1が駆
動軸60の半分またはそれに近い状態で構成されている。駆動軸60の基準軸O3と回転
軸O1とは交差状態であり、たとえば胴体部分65の一面は回転軸O1軸上、またはその
近傍に形成されてもよい。これにより胴体部分65とヨーク部90との間には、挿通部9
4内において所定幅W2の空間部が設けられている。この空間部は、駆動軸60の変位動
作に対するヨーク部90の回動を可能にする領域である。
ヨーク片92A、92Bと胴体部分65との間には、それぞれスペーサ95が介在して
いる。このスペーサ95は、たとえば駆動軸60とヨーク部90との間の潤滑性を高める
ほか、ヨーク片92A、92Bと胴体部分65との間隔維持機能を備える。すなわち、変
位状態の異なる駆動軸60とヨーク部90との間の摩擦を軽減することで、前後の直線方
向の駆動力を効率良く回動方向の力に変換することができる。このスペーサ95は、少な
くとも胴体部分65に対して回動するヨーク片92A、92Bが対向する部分に形成され
ればよく、たとえば、係合ピン72を回避し、かつヨーク片92A、92Bの先端部分と
同等の形状に形成すればよい。
ヨーク片92A、92Bと胴体部分65には、回転軸O1から所定距離Rだけ離間した
位置に係合ピン72が挿通されている。ヨーク部90は、たとえば図2Bに示すように、
ヨーク片92A、92Bに形成された係合凹部93A、93Bの側面部に係合ピン72が
接触している。これによりヨーク部90は、駆動軸60とともに基準軸O3上で前後方向
に変位する係合ピン72によってヨーク片92A、92Bが押圧されて回転軸O1上で回
動する。
図3は、駆動軸およびベローズの動作状態と、それらの動作に応じた回動軸の動作状態
を示している。図3に示す構成は一例であって、ここに示す駆動軸60の配置位置が必ず
しも弁体16の開閉制御を表すものではない。
開閉機構部6は、たとえば図3Aに示すように、回転軸O1と基準軸O2との仮想線が
駆動軸60と直交、またはそれに近い状態となる位置に係合ピン72が配置される位置を
基準位置として設定する。このとき動力部8は、たとえばシリンダ80が中央部分に配置
されており、密閉領域82A、82Bが同等の容積となっている。基準位置は、たとえば
開閉機構部6の組立処理を行うときに設定される位置の一例である。また、係合ピン72
が基準位置にあるときの回転軸O1と基準軸O2との距離RをR1とする。
次に、開閉機構部6は、たとえば図3Bに示すように、駆動軸60が動力部8側に向け
て後退すると、係合ピン72がともに所定の変位量L1だけ変位する。このとき、駆動軸
60の径小部分を覆うベローズ68は、ケース40の側面側に向けて圧縮状態となり、基
準位置(図3A)に対して所定の変位量L1だけ縮小する。また、駆動軸60の先端部分
に設置された係合凸部62は、軸受48内をスライドして収納部44の中央側に変位して
いる。軸受48内には、たとえば係合ピン72の変位量L1分の空間が生じている。動力
部8では、密閉領域82Aが消失するとともに密閉領域82Bが最大容積となっている。
そして、係合ピン72が係合凹部93A、93B(図2B)の側面を摺動しながら変位
することで、回転軸O1を中心にヨーク部90が所定角度θ1で回動する。このときの回
転軸O1と基準軸O2との変位後の距離R2は、たとえば以下の式となる。
sin(θ1)= L1/R2
R2 = L1/sin(θ1) ・・・(1)
所定角度θ1が45°とすると、
R2 = L1/sin45°
= (√2)×L1 ・・・(2)
となる。
また、距離R2と基準位置(図3A)における距離R1との変位量は、以下の式となる

cos(θ1)= R2/R1
R2 = R1×cos(θ1) ・・・(3)
所定角度θ1が45°とすると、
R2 = (√2)×R1 ・・・(4)
となる。
また開閉機構部6は、たとえば図3Cに示すように、駆動軸60が動力部8から離間す
る方向に前進すると、係合ピン72がともに所定の変位量L2だけ変位する。このとき、
ベローズ68は、ケース40の中央側に向けて延伸状態となり、基準位置(図3A)に対
して所定の変位量L2だけ増大する。また、駆動軸60の先端部分に設置された係合凸部
62は、軸受48内をスライドして蓋42側に達している。このように軸受48は、蓋4
2側の内壁により係合凸部62を介して駆動軸60のストッパとして機能する。動力部8
では、密閉領域82Bが消失するとともに密閉領域82Aが最大容積となっている。
そして、係合ピン72が係合凹部93A、93B(図2B)の側面を摺動しながら変位
することで、回転軸O1を中心にヨーク部90が所定角度θ2で回動する。
係合ピン72の変位量L2およびヨーク部90が変位する角度θ2は、それぞれ変位量
L1、角度θ1と同等に設定されればよい。
開閉機構部6は、たとえば図3Bおよび図3Cに示す係合ピン72の最大の変位量L1
、L2の位置をそれぞれ弁体16の開状態、または閉状態のいずれかに設定されている。
これにより開閉機構部6は、たとえば駆動軸60を前後方向に変位させることで、回動軸
70が角度(θ1+θ2)で回動し、弁体16が開閉する。
なお、開閉機構部6は、たとえば弁体16が開状態または閉状態の2つの動作状態が設
定される場合に限られず、所定の流量を流すための開度とする制御として、ヨーク部90
が所定角度θ1、θ2となるように駆動軸60の変位量L1、L2を調整させてもよい。
<開閉機構部の組立てについて>
図4、図5は、開閉機構部の組立て処理を示している。図4、図5に示す組立て処理手
順、組立て処理の内容は一例である。
この組立て処理では、たとえば収納部44に対する駆動軸60と回動軸70の配置処理
、駆動軸60と動力部8の接続処理、蓋42の設置処理を含む。
ケース40には、たとえば図4に示すように、開口部50から回動軸70を挿入し、収
納部44内の中央の設定位置に配置させる。このとき、回動軸70は、ヨーク部90の挿
通部94が基準軸O3(図2B)上にするように配置させる。ケース40には、たとえば
回転軸O1と基準軸O3との交差部分に平行な側面部分に作業孔100を備えており、こ
の作業孔100から作業者の手や図示しない把持工具などを利用して回動軸70を所定位
置に配置させればよい。
なお、作業孔100は、後述する封止蓋114(図6)などにより封止すればよい。ま
たこのときヨーク片92A、92Bには、駆動軸60と係合させる前にスペーサ95(図
2A)を接着材などによって設置させてもよい。
ケース40には、挿通孔46を通じて外部から駆動軸60を挿入させる。駆動軸60は
、胴体部分65が挿通部94内に配置されるとともに、軸受66が挿通孔46内に嵌合さ
れる。
次に、組立て処理では、たとえば図5に示すように、駆動軸60の胴体部分65に形成
された挿通孔102、およびヨーク片92A、92Bに形成された係合凹部93A、93
Bが基準軸O2上で連通状態になるように配置されると、開口部75を通じて係合ピン7
2が収納部44内に挿入される。開口部75は、たとえば基準軸O2上であって、少なく
とも係合ピン72が挿入可能な内径で形成されている。
ケース40の開口部側には、係合凸部62を軸受48内に挿入させるように蓋42を設
置する。蓋42は、たとえばケース40に対して固定部材で固定するほか、接合部分の溶
接処理を行う。
ケース40の挿通孔46側には、支持部材78とともに動力部8を接続させる。動力部
8の設置処理では、駆動軸60の径小部分の先端とシリンダ80の先端部分とを圧着、ま
たは係合などによって接続させる。支持部材78とケース40とをボルトなどの固定手段
により固定させる。
さらに、ケース40の開口部50には、出力軸74を保持させる軸受52が設置される
。なお、回動軸70は、たとえば出力軸74に軸受52を装着させた状態でケース40内
に配置させてもよい。
そして、開閉機構部6は、図1に示すように、たとえば開口部50側にガスケット32
を備えた支持部材28やスペーサ30を介在させて弁本体4の接続部22に設置させる。
<第1の実施形態の効果>
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 開閉機構部6は、弁本体4との接続部分に、ガスケット32を備えた支持部材28
、78を備えるとともに、動力部8との接続部分に駆動軸60とシリンダ80との接続部
分に対してベローズ68や軸受66を備えることで、弁本体4から漏洩した流体を収納部
44内に蓄積して外気や動力部8側に流出するのを防止できる。
(2) 収納部44内において、ベローズ68が駆動軸60の径小部分を覆い、かつフラン
ジ部64と軸受66との間を密閉することで、収納部44内の気密性が高められる。
(3) 動力部8および開閉機構部6が弁本体4と独立して構成されることで、弁体16の
種類に関わらず、バルブ軸24を回動させる弁であれば開閉機構部6を利用することがで
き、汎用性が高められる。
(4) グランドパッキン26の摩耗などにより弁本体4から漏洩した流体を収納部44内
で貯留させることで、弁体16の開閉回数や内部に流す流体の種類や性質に関わらず、弁
本体4のメンテナンス性が安定化し、利便性が高められる。
(5) 弁本体4に対して開閉機構部6が独立して構成されており、回動軸70と弁体16
のバルブ軸24とが接続可能な径であれば容易に着脱させることができるので、組立て性
やメンテナンス性が高い。
(6) 弁本体4の接続部22に対し、回転軸O1を基準に開閉機構部6を設置すればよく
、組立てやメンテナンス性が高められる。
(7) 弁本体4から漏洩した流体を収納部44内で貯留させることで、弁体16の開閉頻
度やグランドパッキン26の摩耗や劣化状態の監視処理を行う必要がなく、またグランド
パッキン26の交換頻度を増加させるなどの管理負荷の低減を図ることができる。
〔第2の実施形態〕
図6は第2の実施形態に係るバルブ開閉装置の構成例を示している。図6において、図
1ないし図3と同一部分には同一符号を付している。図6に示す構成は一例であり、本考
案が斯かる構成に限定されない。
このバルブ開閉装置110は、バルブ装置2の開閉機構部6の一例であり、たとえば円
筒状のケース40内に駆動軸60およびヨーク部90を含む回動軸70が収納されている
。このバルブ開閉装置110には、たとえばケース40の上部側に形成した開口部75に
対し、封止機能とともに収納部44の内部状態やその内部に貯まっている流体を検出する
センサ112や、ケース40の周面に形成された作業孔100を封止する封止蓋114を
備える。
センサ112は、たとえば密閉された収納部44内の内部状態として、圧力値、温度や
湿度などを検出対象とするほか、弁本体4から流出して収納部44内に蓄積した流体やそ
の流体から発生したガスなどを検出対象とする。このセンサ112は、具体例として、圧
力センサ、温度計、湿度計、水位センサ、ガス検知器などが用いられる。収納部44には
、たとえば図7に示すように、ケース40の上部に形成された開口部75にセンサ112
が設置されており、収納部44内にある検出対象を検出する。ここでは検出対象として、
収納部44内の圧力を検出する場合について説明する。弁本体4のグランドパッキン26
が正常に封止機能を発揮している場合、収納部44内には空気のみが密閉されている。こ
のためセンサ112は、たとえばバルブ開閉装置110の組立て時や弁の開閉処理開始時
に検出した内部圧力と同等の値で維持されている。これに対し、センサ112は、たとえ
ば収納部44内に流体が貯留している場合や、グランドパッキン26が破断して収納部4
4に対して弁本体4との間が挿通可能な状態になると、圧力値が増加または低下するほか
、弁体16の開閉操作時に内部圧力値に大きな変動を検出することができる。
センサ112は、たとえばバルブ開閉装置110やバルブ装置2に形成された制御部や
有線または無線により接続された外部のPCなど、圧力を監視する情報処理装置120に
対して検出値を通知している。情報処理装置120では、たとえば常時または所定期間ご
とに圧力の検出値を監視し、収納部44内の流体の貯留状況やグランドパッキン26の損
耗状態を含むバルブ装置2の状態監視処理を行う。そして、情報処理装置120は、たと
えば収納部44の内部圧力が設定した基準値に達した場合、もしくは所定の範囲を外れた
場合、図示しない管理システムや作業者に対してバルブ装置2の異常を通知するアラート
を出力するほか、動力部8を強制動作させて、弁体16を閉止状態にさせるように制御情
報を出力してもよい。
そのほか、センサ112は、検出対象に対応した構成または設置位置が設定されればよ
い。センサ112は、たとえば弁本体4側から漏洩し収納部44内に溜まった流体の水位
を検出対象とする場合、駆動軸60やヨーク部90の変位や回転動作に干渉しない位置で
あって、収納部44内の所定の高さに、図示しない水位電極を配置させてもよい。
また、センサ112は、1種類の検出対象を検出するものに限られず、収納部44の圧
力や温度、湿度などの状態、内部に貯まっているガスの種類や流体の水位など、複数の検
出対象を検出するようにしてもよい。
<第2の実施形態の効果>
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(2) センサ112により収納部44内の圧力や温度、湿度のほか、収納部44内に溜め
られた流体の水位やガスの種類などを検出し、その検出値を監視することで、バルブ装置
2やバルブ開閉装置110の漏洩状態を把握することができる。
(3) 収納部44の内部圧力の検出を行うことで、流体を流すプラントなどを停止させず
に、グランドパッキン26などの状態を把握することができ、利便性が高められる。
(4) センサ112によるバルブ開閉装置110内部状態が把握できるので、弁本体4の
メンテナンスやグランドパッキン26の交換時などに、外気に放出できない流体やガスの
漏洩を防止できるとともに、作業者の安全性を確保することができる。
以上説明した実施形態について、その特徴事項や変形例を以下に列挙する。
上記実施形態では、駆動軸60が基準軸O3に沿って前後方向に変位することで、係合
ピン72に係合したヨーク部90が回転軸O1上で回動するスコッチ・ヨーク機構の開閉
機構部6を示したがこれに限らない。開閉機構部6は、たとえば駆動軸60の側面に凹凸
形状のラックが形成されるとともに、ヨーク部90に代えて回転軸O1上の出力軸74の
先端にピニオンギアを配置し、ラックと係合させることで出力軸74を回動させる、所謂
ラック・ピニオン機構を備えてもよい。斯かる構成によっても、前後方向に駆動軸60が
変位することで、係合するピニオンギアとともに出力軸74を回動させ、その駆動力をバ
ルブ軸24に伝達することが可能となる。
以上説明したように、本考案の最も好ましい実施形態等について説明した。本考案は、
上記記載に限定されるものではない。実用新案登録請求の範囲に記載され、または考案を
実施するための形態に開示された考案の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更
が可能である。斯かる変形や変更が、本考案の範囲に含まれることは言うまでもない。
本考案によれば、弁本体との接続部分および動力部の接続部分にそれぞれガスケットや
ベローズを用いた封止手段を設けることで、弁本体内のグランドパッキンが損傷したとし
ても、流体を開閉機構部の収納部内に貯留させ、外気や動力部側に流体を漏洩させること
がなく、有用である。
2 バルブ装置
4 弁本体
6 開閉機構部
8 動力部
10 弁筐体
12A 第1の流路
12B 第2の流路
14 弁収納部
16 弁体
18 流路
20、46、102 挿通孔
22 接続部
24 バルブ軸
26 グランドパッキン
28、78 支持部材
30 スペーサ
32 ガスケット
40 ケース
42 蓋
44 収納部
48、52、66 軸受
50、75 開口部
60 駆動軸
62 係合凸部
64 フランジ部
65 胴体部分
68 ベローズ
70 回動軸
72 係合ピン
74 出力軸
76 封止部材
79 溝
80 シリンダ
82A、82B 密閉領域
84A、84B 給排孔
90 ヨーク部
92A、92B ヨーク片
93A、93B 係合凹部
94 挿通部
95 スペーサ
100 作業孔
110 バルブ開閉装置
112 センサ
114 封止蓋
120 情報処理装置

Claims (1)

  1. 内部に流体を通流させる流路、該流路に連通して配置され、回動して前記流路を遮断ま
    たは前記流路内に流す流量を調整する弁体、前記弁体に一端側が接続されており回動によ
    り前記弁体を開閉動作させるバルブ軸を備える弁本体と、
    前記バルブ軸が回動する中心軸に対して交差方向に、前進または後退によって駆動力を
    発生させる動力部と、
    前記動力部から駆動力を受けて前記中心軸を基準に前後方向に変位する駆動軸、一端側
    が前記駆動軸と係合し、かつ他端側が前記バルブ軸に接続されて前記駆動軸の変位動作量
    に応じて前記中心軸上で回動する回動軸、前記弁本体および前記動力部に接続され、内部
    に前記駆動軸および前記回動軸を収納する収納部が形成されたケース、前記ケースと前記
    動力部との接続部分に介在する軸受部および、内部に前記駆動軸の一部が収納され前記駆
    動軸の変位に応じて伸縮可能なベローズを備える第1の封止手段とを含む開閉機構部と、
    を備え、
    前記弁本体は、前記ケースとの接続部に第2の封止手段を介在させることを特徴とする
    バルブ装置。
JP2021003479U 2021-09-09 2021-09-09 バルブ装置 Active JP3234992U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003479U JP3234992U (ja) 2021-09-09 2021-09-09 バルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003479U JP3234992U (ja) 2021-09-09 2021-09-09 バルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3234992U true JP3234992U (ja) 2021-11-18

Family

ID=78507629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003479U Active JP3234992U (ja) 2021-09-09 2021-09-09 バルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234992U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6104443B1 (ja) 流量制御用三方弁及びこれを用いた温度制御装置
JP5602159B2 (ja) 内部アクチュエータを有する軸流制御弁
JP6507516B2 (ja) 真空バルブ
KR102006336B1 (ko) 랙 앤드 피니언 타입의 볼 밸브 장치
JP3234992U (ja) バルブ装置
CN203442144U (zh) 阀杆不旋转外压式波纹管截止阀
JP3233438U (ja) バルブ装置、バルブ開閉装置
US4976403A (en) Valve with metallic bellows valve stem seal
JP2020020475A (ja) 閉鎖弁
CA2526916A1 (en) Seal for a valve
US4085952A (en) Flexible stem valve
JP2007100842A (ja) 自動給水装置
RU2626873C2 (ru) Уплотнительный элемент для трубопроводной арматуры
KR101901285B1 (ko) 고압가스용 개폐밸브
JP4982802B2 (ja) 高温高圧用ベローズバルブ
JP3995799B2 (ja) 通気装置弁組立体
KR20130100430A (ko) 디스크 밸브장치
JP5911668B2 (ja) バルブ作動機取付構造
PL200425B1 (pl) Zawór do zbiornika z płynem, zbiornik i zastosowanie zbiornika
JP2018128138A (ja) リーク防止機構
JP2013253634A (ja) 移動防止装置
RU2803773C1 (ru) Клапан запорный сильфонный
WO2014182756A1 (en) Valve with orifice plate
US20230331542A1 (en) Fluid filling device
TW201839298A (zh) 用於容許特別是在高壓範圍內的介質通過之裝置的密封系統

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3234992

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150