JP3234985U - 表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造 - Google Patents

表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造 Download PDF

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【課題】衣類への取り付け及び取り外しが容易且つ衣類へ強固に取り付けることができるとともに、商品情報を視認しやすい表示ラベルを提供する。【解決手段】表示ラベル10は、衣類のベルトループに取り付けられる本体部11と、本体部が衣類に取り付けられた状態において、当該衣類の外縁よりも外側に突出するとともに当該衣類に関する商品情報を表示する表示部12と、本体部の縁から突出するとともに、折り返されることで本体部とともに衣類を挟むように構成された突片10Bとを有し、本体部には、本体部の一部が切り込まれてなり、ベルトループに挿通されるように構成された挿通片13が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、衣類に取り付けられ、当該衣類に関する商品情報を表示する表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造に関する。
販売店において商品としての衣類を陳列する場合、衣類には、そのブランド名や商品名、サイズ等の当該衣類に関する商品情報を表示するシート状の表示ラベルが取り付けられている。
ズボンやスカートなどの衣類は、ハンガ等により吊るされた状態で陳列されることが多い。このような衣類の表示ラベルとしては、ベルトループに紐で吊り下げられるものが知られている。
しかしながら、従来の表示ラベルにおいては、衣類をハンガ等によって吊り下げた状態で複数着重ねて陳列した場合、衣類同士が重なることで表示ラベルが隣り合う衣類同士の間に隠れてしまい、表示ラベルを視認しにくいという問題点がある。
本考案の目的は、衣類への取り付け及び取り外しが容易且つ衣類へ強固に取り付けることができるとともに、商品情報を視認しやすい表示ラベルを提供することである。
上記目的を達成するための表示ラベルは、ベルトループを有する衣類に取り付けられ、当該衣類に関する商品情報を表示するものであって、本体部と、前記本体部が前記衣類に取り付けられた状態において、当該衣類の外縁よりも外側に突出するとともに当該衣類に関する商品情報を表示する表示部と、前記本体部の縁から突出するとともに、折り返されることで前記本体部とともに前記衣類を挟むように構成された突片と、を有し、前記本体部には、前記本体部の一部が切り込まれてなり、前記ベルトループに挿通されるように構成された挿通片が設けられている。
また、上記目的を達成するための衣類への表示ラベルの取付構造は、ベルトループを有する衣類と、前記表示ラベルと、前記衣類に対して前記表示ラベルを留める縫糸と、を備え、前記ベルトループに前記挿通片が挿通されることで前記表示ラベルが前記衣類に取り付けられた状態において、前記表示部が当該衣類の外縁よりも外側に突出しており、前記縫糸は、前記衣類を挟んでいる前記本体部及び前記突片を留めている。
上記各構成によれば、ベルトループに挿通片を差し込むとともに衣類を挟んでいる本体部及び突片を縫糸によって留めることによって衣類に対して表示ラベルを容易且つ強固に取り付けることができる。また、上記構成によれば、表示ラベルのうち、衣類の外縁よりも外側に突出する部分が表示部とされるため、当該衣類がハンガ等によって吊り下げられた状態で複数着重ねて陳列されている場合においても、表示部を容易に視認することができる。また、上記構成によれば、ベルトループに挿通片が差し込まれていることと、上記縫糸とによって表示ラベルが少なくとも2箇所で位置決めされるため、表示ラベルの姿勢が安定する。このため、挿通片を有していない従来の表示ラベルのように縫糸により表示ラベルを留める箇所を複数設ける必要がなくなる。
本考案によれば、衣類への取り付け及び取り外しが容易且つ衣類へ強固に取り付けることができるとともに、商品情報を視認しやすい表示ラベルを提供することができる。
図1(a)は、一実施形態の表示ラベルの表面を示す平面図であり、図1(b)は、同実施形態の表示ラベルの裏面を示す平面図である。 図2(a)は、図1の表示ラベルが表面をズボンの表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図であり、図2(b)は、図2(a)のズボン及び表示ラベルをズボンの内側から示す背面図である。 図3(a)は、図1の表示ラベルが裏面をズボンの表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図であり、図3(b)は、ズボンの後側において、図1の表示ラベルが表面をズボンの表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図である。 図4(a)は、変形例の表示ラベルの表面を示す正面図であり、図4(b)は、同変形例の表示ラベルの裏面を示す正面図である。 図5(a)は、図4の表示ラベルが表面をズボンの表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図であり、図5(b)は、図5(a)のズボン及び表示ラベルをズボンの内側から見たときの背面図である。
以下、図1〜図3を参照して、表示ラベルの一実施形態について説明する。
本実施形態の表示ラベルは、ベルトループを有するズボンに取り付けられるものである。
まず、表示ラベルの表面について説明する。
図1(a)に示すように、表示ラベル10は、長方形シート状のラベル本体10Aと、ラベル本体10Aの縁から突出する長方形シート状の突片10Bとを有している。本実施形態の表示ラベル10は、一枚の厚紙からなる。
ラベル本体10Aは、上記長方形の一方(図1(a)の右方)の短辺及び両方(図1(a)の上方及び下方)の長辺の一部を含む長方形状の領域である本体部11を有している。
ラベル本体10Aは、ラベル本体10Aのうち本体部11以外の領域、すなわち、本体部11の他方(図1(a)の左方)の短辺(図1(a)に二点鎖線にて示す)に隣り合う長方形状の領域である表示部12を有している。
以降において、ラベル本体10Aの長辺方向を第1方向Xとし、短辺方向を第2方向Yとして説明する。また、図1(a)に二点鎖線にて示すように、第2方向Yと平行に延びる本体部11と表示部12との境界線を第1境界線L1として説明する。
本体部11には、本体部11の一部が切り込まれてなり、ベルトループ16に挿通される挿通片13が設けられている。挿通片13は、第1境界線L1上において本体部11と連結されるとともに第1方向Xに延びている。
挿通片13は、幅W(図1(a)の上下の長さ)が一定とされた平行部13aと、平行部13aの先端側に連なるとともに挿通片13の先端側に向けて徐々に幅Wが小さくされたテーパ部13bとを有している。
すなわち、平行部13aは、テーパ部13bから挿通片13の基端側に向けて延びるとともにテーパ部13bの最大幅と同一の幅を有している。なお、挿通片13の先端側における一対の角部13cは、円弧状に面取りされている。
表示部12は、例えば表示ラベル10が取り付けられる衣類の商品名やサイズ等の商品情報を表示する部分である。表示部12には、当該商品情報を表示する文字や数字等が印刷されている。
突片10Bは、本体部11における第1方向Xに延びる一方の縁11aから第2方向Yに突出している。
本実施形態では、突片10Bは、第1方向Xにおいて表示部12とは反対側に設けられている。
次に、表示ラベル10の裏面について説明する。
図1(b)に示すように、裏面における本体部11及び表示部12の配置は、表面における本体部11及び表示部12の配置を第1方向Xにおいて反転させたものである。
本体部11は、ラベル本体10Aの長方形の一方(図1(b)の左方)の短辺及び両方(図1(b)の上方及び下方)の長辺の一部を含む長方形状の領域である。また、表示部12は、表示ラベル10のうち、本体部11以外の領域、すなわち、本体部11の他方(図1(b)の右方)の短辺(同図に二点鎖線にて示す)に隣り合う長方形状の領域である。
次に、図2を参照して、表示ラベル10が表面をズボン15の表側に向けてズボン15に取り付けられた構造の一例について説明する。
図2(a)に示すように、正面視において前開き部分が内側に隠れるように、且つ左側に位置するようにして左右の股下部分同士が重ね合わされているズボン15に対して表示ラベル10が取り付けられる。ズボン15には、最も前側(同図の左側)に位置するベルトループ16に対して前側から表示ラベル10の挿通片13が挿通されている。
図2(b)に示すように、突片10Bがズボン15の内側に向けて折り返されることで、ズボン15が本体部11と突片10Bとによって挟まれている。
縫糸18によって、ズボン15を挟んでいる突片10B及び本体部11が留められている。
このようにして表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12は、ズボン15の幅方向の外縁(図2(a)の左側縁)よりも外側に突出している。
ズボン15は、表示ラベル10が取り付けられ、且つハンガ17により吊り下げられた状態にて販売店において陳列される。
次に、図3(a)を参照して、表示ラベル10が裏面をズボン15の表側に向けてズボン15に取り付けられた構造の一例について説明する。
図3(a)に示すように、正面視において前開き部分が内側に隠れるように、且つ右側に位置するようにして左右の股下部分同士が重ね合わされているズボン15に対して表示ラベル10が取り付けられる。ズボン15には、最も前側(同図の右側)に位置するベルトループ16に対して前側から表示ラベル10の挿通片13が挿通されている。
突片10Bがズボン15の内面に向けて折り返されることで、ズボン15が本体部11と突片10Bとによって挟まれている。
縫糸18によって、ズボン15を挟んでいる突片10B及び本体部11が留められている。
このようにして表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12は、ズボン15の幅方向の外縁(図3(a)の右側縁)よりも外側に突出している。
また、図3(b)に示すように、正面視において、左右の股下部分が互いに離間されているズボン15に対して表示ラベル10が取り付けられる。ズボン15には、ズボン15の後側であり、且つ幅方向の最も外側(図3(b)の左側)に位置するベルトループ16に対して外側から表示ラベル10の挿通片13が挿通されている。
この場合においても、突片10Bがズボン15の内面に向けて折り返されることで、ズボン15が本体部11と突片10Bとによって挟まれている。また、縫糸18によって、ズボン15を挟んでいる突片10B及び本体部11が留められている。
このようにして表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12は、ズボン15の幅方向の外縁(図3(b)の左側縁)よりも外側に突出している。
以上説明した本実施形態に係る表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)表示ラベル10は、本体部11と、本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、当該ズボン15の外縁よりも外側に突出するとともに当該ズボン15に関する商品情報を表示する表示部12とを有している。また、表示ラベル10は、本体部11の縁から突出するとともに、折り返されることで本体部11とともにズボン15を挟むように構成された突片10Bを有している。本体部11には、本体部11の一部が切り込まれてなり、ベルトループ16に挿通されるように構成された挿通片13が設けられている。
こうした構成によれば、ベルトループ16に挿通片13を差し込むとともにズボン15を挟んでいる本体部11及び突片10Bを縫糸18によって留めることによってズボン15に対して表示ラベル10を容易且つ強固に取り付けることができる。
また、上記構成によれば、表示ラベル10のうち、ズボン15の外縁よりも外側に突出する部分が表示部12とされている。このため、当該ズボン15がハンガ等によって吊り下げられた状態で複数着重ねて陳列されている場合においても、表示部12を容易に視認することができる。
また、上記構成によれば、ベルトループ16に挿通片13が差し込まれていることと、上記縫糸18とによって表示ラベル10が2箇所で位置決めされるため、表示ラベルの姿勢が安定する。このため、挿通片を有していない従来の表示ラベルのように縫糸により表示ラベルを留める箇所を複数設ける必要がなくなる。
したがって、ズボン15への取り付け及び取り外しが容易且つズボン15へ強固に取り付けることができるとともに、商品情報を視認しやすい表示ラベル10を提供することができる。
(2)挿通片13には、挿通片13の先端側に向けて徐々に幅が小さくされたテーパ部13bが設けられている。
こうした構成によれば、挿通片13の幅がその先端側、すなわち差し込み方向前側に向けて徐々に小さくされたテーパ部13bが設けられているため、挿通片13をベルトループ16に挿通しやすくなる。
(3)挿通片13には、テーパ部13bから挿通片13の基端側に向けて延びるとともにテーパ部13bの最大幅と同一の幅を有する平行部13aが設けられている。
こうした構成によれば、ベルトループ16の互いに平行な内側縁に対して挿通片13の平行部13aが係合されることで、ズボン15に対して表示ラベル10が適切な姿勢となる。このため、ズボン15に対して表示ラベル10を適切な姿勢にて取り付けることができる。
(4)ズボン15への表示ラベル10の取付構造は、ベルトループ16を有するズボン15と、表示ラベル10と、ズボン15に対して表示ラベル10を留める縫糸18とを備えている。ベルトループ16に挿通片13が挿通されることで表示ラベル10がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12がズボン15の外縁よりも外側に突出している。また、縫糸18は、ズボン15を挟んでいる本体部11及び突片10Bを留めている。
こうした構成によれば、上記作用効果(1)を奏することができる。
(5)表示ラベル10の両面に表示部12が設けられている。
こうした構成によれば、表示部12が表面と裏面にそれぞれ設けられているため、表裏のどちら側から表示ラベル10を見たとしても、商品情報を視認することができる。
<変形例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ズボン15を挟んでいる本体部11及び突片10Bを留めているのであれば、縫糸18の位置は適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12が、ズボン15の幅方向の外縁よりも外側に突出する構成について例示した。これに代えて、表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12が、ズボン15の上下方向の外縁よりも上方に突出する構成を採用してもよい。
図4(a)及び図4(b)に示すように、表示部12は、本体部11に隣り合う逆L字状の領域である。
突片10Bは、第1方向Xにおいて表示部12と隣り合っている。突片10Bと表示部12との間には、第2方向Yに延びるスリット19が設けられている。
図5(a)に示すように、表示ラベル10が表面をズボン15の表側に向けてズボン15に取り付けられた状態において、表示部12は、ズボン15の幅方向の外縁(図5(a)の左側縁)よりも外側に突出する。また、表示部12は、上下方向の外縁(図5(a)の上側縁)よりも外側に突出している。
図5(b)に示すように、スリット19が設けられていることによって、突片10Bは本体部11の外縁を起点として折り曲げられている。
・表示部12は、表示ラベル10が衣類に取り付けられた際に、ズボン15の外縁から上方に突出する部分のみによって構成されていてもよい。
・テーパ部13bを省略し、挿通片13を平行部13aのみによって構成することもできる。
・平行部13aを省略し、挿通片13をテーパ部13bのみによって構成することもできる。
・本考案に係る表示ラベルを、ベルトループを有するスカート等のズボン以外の衣類に対して取り付けることもできる。
・上記実施形態では、表示ラベル10の両面に表示部12を設けるようにしているが、裏面の表示部12を省略することもできる。
・突片10Bの位置は、第1方向Xにおいて適宜変更することができる。
・突片10Bは、第1方向Xにおいて本体部11の全体にわたって設けられていてもよい。
・厚紙に代えて、樹脂シートによって表示ラベルを構成することもできる。
10…表示ラベル
10A…ラベル本体
10B…突片
11…本体部
12…表示部
13…挿通片
13a…平行部
13b…テーパ部
13c…角部
15…ズボン
16…ベルトループ
17…ハンガ
18…縫糸
19…スリット

Claims (4)

  1. ベルトループを有する衣類に取り付けられ、当該衣類に関する商品情報を表示する表示ラベルであって、
    本体部と、
    前記本体部が前記衣類に取り付けられた状態において、当該衣類の外縁よりも外側に突出するとともに当該衣類に関する商品情報を表示する表示部と、
    前記本体部の縁から突出するとともに、折り返されることで前記本体部とともに前記衣類を挟むように構成された突片と、を有し、
    前記本体部には、前記本体部の一部が切り込まれてなり、前記ベルトループに挿通されるように構成された挿通片が設けられている、
    表示ラベル。
  2. 前記挿通片には、前記挿通片の先端側に向けて徐々に幅が小さくされたテーパ部が設けられている、
    請求項1に記載の表示ラベル。
  3. 前記挿通片には、前記テーパ部から前記挿通片の基端側に向けて延びるとともに前記テーパ部の最大幅と同一の幅を有する平行部が設けられている、
    請求項2に記載の表示ラベル。
  4. ベルトループを有する衣類と、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の表示ラベルと、
    前記衣類に対して前記表示ラベルを留める縫糸と、を備え、
    前記ベルトループに前記挿通片が挿通されることで前記表示ラベルが前記衣類に取り付けられた状態において、前記表示部が当該衣類の外縁よりも外側に突出しており、
    前記縫糸は、前記衣類を挟んでいる前記本体部及び前記突片を留めている、
    衣類への表示ラベルの取付構造。
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