JP3234859U - マスクカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生マスクの上縁からの呼気の排出を遮蔽し、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを当該衛生マスクへの装着により効果的に防止することができるマスクカバーを提供する。【解決手段】マスクカバーとして、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う略矩形状の衛生マスクMに外側から装着され、かつ衛生マスクMの上縁からの呼気の排出を抑えるマスクカバー本体10を有する。マスクカバー本体10に、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体11と、当該マスクカバー本体10の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスクMの左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片13とを備えている。【選択図】図4

Description

本考案は、衛生マスクに装着されるマスクカバーに関する。
一般に、衛生マスクは、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う不織布よりなる略矩形状のマスク本体を備え、このマスク本体の左右両縁に紐状の耳掛け部の両端がそれぞれ取り付けられている。
ところで、このような衛生マスクを着用した際に、口や鼻孔から排出される呼気がマスク本体内に止まると、夏場に向けて衛生マスクの着用が非常に苦になってしまうことになる。
そのため、従来より、マスク本体の上辺中央部に、使用者の鼻と頬との段差部に流れる空気を排出するための通気部を設けたものが知られている(特許文献1参照)。このものによれば、マスク本体内の呼気が通気部を介して積極的に逃がされ、夏場の着用が苦になり難くするようにしている。
特開2013−172812号公報
ところが、前記従来のものでは、衛生マスクの上縁から排出された呼気がそのまま上方に導かれると、眼に当たり易くなるため、眼に対する負担が強いられることになる。しかも、眼鏡などを掛けていると、衛生マスクの上縁から排出された呼気によってレンズなどに曇りが生じることもあり、その対策が切望されていた。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、衛生マスクの上縁からの呼気の排出を遮蔽し、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを当該衛生マスクへの装着により効果的に防止することができるマスクカバーを提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案では、マスクカバーとして、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う略矩形状の衛生マスクに外側から装着され、かつ前記衛生マスクの上縁からの呼気の排出を抑えるマスクカバー本体を有している。そして、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体に設けられ、かつ前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体と、当該マスクカバー本体の左右両側縁に設けられ、かつ前記衛生マスクの左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片と、を備えることを特徴としている。
また、前記遮蔽体として、前記マスクカバー本体の上縁に一体的に設けられ、前記衛生マスクの上縁に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスクの上縁から前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片を適用していてもよい。
また、前記遮蔽体として、前記マスクカバー本体の左右方向一方より挿通された状態で前記左右の切欠片の間に厚肉状態で装着され、衛生マスクの上縁から前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を押圧により遮蔽する遮蔽部材を適用していてもよい。
また、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の下縁より前記衛生マスク側に突設され、かつ前記着用者の鼻腔を押さえないように前記衛生マスクとの間に空隙を形成する空隙形成部を備えていてもよい。
また、前記空隙形成部に、前記マスクカバー本体の下縁左右両位置よりそれぞれ内側へ折り曲げられた状態で先端が前記衛生マスクに当接する左右一対の折り曲げ片を備えていてもよい。
更に、前記各折り曲げ片に、当該各折り曲げ片同士を折り曲げた状態で連結する連結部を備えていてもよい。
また、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の上縁の左右方向略中央位置を頂点として前記着用者の鼻に沿うように前記マスクカバー本体の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の折り曲げ線を設けていてもよい。
また、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の折り曲げ線を設けていてもよい。
また、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状又は谷折れ状の折り曲げ線を設けていてもよい。
更に、前記マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線を設けていてもよい。
以上、要するに、マスクカバー本体の左右両側縁の各切欠片により衛生マスクの左右両側縁を内側から挟み込んでマスクカバーを装着し、衛生マスクの上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽体により遮蔽することで、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
また、マスクカバー本体の上縁より衛生マスクの上縁に沿って内側に折り返した左右一対の遮蔽片を遮蔽体として適用し、この左右の遮蔽片によって衛生マスクの上縁から着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽することで、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを衛生マスクの上縁に沿って内側に折り返した左右の遮蔽片によってより効果的に防止することができる。
また、マスクカバー本体の左右方向一方より挿通した状態で左右の切欠片の間に厚肉状態で装着される遮蔽部材を遮蔽体として適用し、この遮蔽部材によって衛生マスクの上縁から着用者の左右両眼に対する呼気の排出を押圧により遮蔽することで、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを衛生マスクに挿通した遮蔽部材によってより一層効果的に防止することができる。
しかも、遮蔽部材は厚肉状態でマスクカバー本体に装着されていることにより、マスクカバー本体下方の衛生マスク本体の下部より漏れ出た呼気を遮蔽部材の厚みによって遮って左右両方向へスムーズに流して排出することができる。
また、マスクカバー本体の下縁より衛生マスク側に突設した空隙形成部によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスクとの間に空隙を形成することで、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を空隙形成部に無理なく吐き出すことが可能となり、衛生マスク装着時の息苦しさを緩和することができる。
しかも、衛生マスクとの間に空隙形成部によって形成された空隙に衛生マスクから漏れ出た呼気が侵入しても、その漏れ出た呼気を遮蔽体により遮って左右両方向へスムーズに流して排出することができる。
また、マスクカバー本体の下縁左右両位置よりそれぞれ内側へ折り曲げた状態で先端が衛生マスクに当接する左右の折り曲げ片によって空隙形成部を構成することで、簡単な構成の各折り曲げ片によって空隙形成部を簡単に形成することができる。
更に、左右の折り曲げ片同士を連結部により折り曲げた状態で連結することで、マスクカバー本体の下縁左右両位置よりそれぞれ内側へ折り曲げた折り曲げ片同士による空隙形成部を形状保持することができる。
また、マスクカバー本体の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の折り曲げ線を設けることで、折り曲げ線に沿って折り曲げた際にマスクカバー本体の中央部が着用者の鼻に沿った形状に盛り上がり、衛生マスク装着時の息苦しさを良好に緩和することができる。
また、マスクカバー本体の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の折り曲げ線を設けることで、遮蔽体と折り曲げ線との間に左右方向へ延びる空間が形成され、衛生マスクとマスクカバー本体との間からの呼気を左右両側に円滑に排出して衛生マスクの内部温度の上昇を抑制することができる。
また、マスクカバー本体の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状又は谷折れ状の折り曲げ線を設けることで、この折り曲げ線と遮蔽体との間に左右方向へ延びる空間が形成され、衛生マスク本体より漏れ出た呼気をマスクカバー本体の左右両側に流して排出することができる。しかも、折り曲げ線を山折れ状とすることで、着用者の鼻腔付近に対するマスクカバー本体からの押圧が抑制され、衛生マスク装着時の息苦しさをより良好に緩和することができる。
更に、マスクカバー本体の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線を設けることで、子供用や女性用などの小さいタイプの衛生マスクに装着する際に当該衛生マスクの幅に合わせて左右の折り曲げ線で折り曲げることで、小さいタイプの衛生マスクに装着した際にマスクカバー本体を違和感なくフィットさせることができる。
本考案の第1の実施の形態に係るマスクカバーを外側となる正面側から見た正面図である。 図1のマスクカバーを内側となる背面側から見た背面図である。 図1のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図1のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第2の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図5のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図5のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図5のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 図5のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図5のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 第2の実施の形態の変形例に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図11のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 本考案の第3の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図13のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図13のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図13のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 図13のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図13のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第4の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図19のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図19のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図19のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 第4の実施の形態の変形例に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図23のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図23のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図23のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第5の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図27のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図27のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図27のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第6の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図31のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図31のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図31のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 図31のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図31のマスクカバーを子供用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 第6の実施の形態の変形例に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図37のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図37のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図37のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第7の実施の形態に係るマスクカバーを展開した状態を背面側から示す展開図である。 図41のマスクカバーの下縁の各折り曲げ片同士を折り曲げた状態で連結する連結部を背面側から見た説明図である。 図41のマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図41のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図41のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 第7の実施の形態の変形例に係るマスクカバーを展開した状態を背面側から示す展開図である。 本考案の第8の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図47のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図47のマスクカバーを衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図47のマスクカバーを衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。 本考案の第9の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図である。 図51のマスクカバーを背面側から見た背面図である。 図51のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図である。 図51のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の第1の実施の形態に係るマスクカバーを外側となる正面側から見た正面図、図2は図1のマスクカバーを内側となる背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図3は図1のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図4は図1のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
図1〜図4に示すように、マスクカバー1は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体10を備えている。このマスクカバー本体10は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
衛生マスクMは、不織布により略矩形状に形成され、かつ大人の着用者の顔面の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスク本体M1と、衛生マスク本体M1の左右両端にそれぞれ設けられ、当該衛生マスク本体M1を着用者の顔面に対し保持する左右の保持体M2,M2とを備えている。左右の保持体M2,M2は、衛生マスク本体M1の左右両端の上下両位置に両端が固着されたゴム紐よりなる。
マスクカバー本体10は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体11を備えている。この遮蔽体11としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片12,12が適用されている。
また、マスクカバー本体10は、当該マスクカバー本体10の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片13,13を備えている。左右の切欠片13,13は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体10は、当該マスクカバー本体10の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部14を備えている。この空隙形成部14としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片15,15が適用されている。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体10の左右両側縁の各切欠片13,13により衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込んでマスクカバー1が装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽体11により遮蔽されているので、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
また、マスクカバー本体10の上縁より衛生マスク本体M1の上縁に沿って内側に折り返した左右一対の遮蔽片12,12を遮蔽体11として適用し、この左右の遮蔽片12,12によって衛生マスク本体M1の上縁から着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽されているので、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを衛生マスク本体M1の上縁に沿って内側に折り返した左右の遮蔽片12,12によってより効果的に防止することができる。
また、マスクカバー本体10の下縁より衛生マスクM側に突設した空隙形成部14によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙が形成されているので、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を空隙形成部14に無理なく吐き出すことが可能となり、衛生マスクM装着時の息苦しさを緩和することができる。
しかも、衛生マスクMとの間に空隙形成部14によって形成された空隙に衛生マスクMから漏れ出た呼気が侵入しても、その漏れ出た呼気を遮蔽体14により遮って左右両方向へスムーズに流して排出することができる。
また、マスクカバー本体10の下縁左右両位置よりそれぞれ内側へ折り曲げた状態で衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片15,15によって空隙形成部14が形成されているので、簡単な構成の各折り曲げ片15,15によって空隙形成部14を簡単に形成することができる。
次に、本考案の第2の実施の形態を図5〜図10に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5は本考案の第2の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図6は図5のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図7は図5のマスクカバーを大人用の衛生マスクMに装着した状態で正面側から見た正面図、図8は図5のマスクカバーを大人用の衛生マスクMに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図5〜図8に示すように、マスクカバー2は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体20を備えている。このマスクカバー本体20は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体20は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体21を備えている。この遮蔽体21としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片22,22が適用されている。
また、マスクカバー本体20は、当該マスクカバー本体20の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片23,23を備えている。左右の切欠片23,23は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体20は、当該マスクカバー本体20の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部24を備えている。この空隙形成部24としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片25,25が適用されている。
そして、マスクカバー本体20には、当該マスクカバー本体20の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の折り曲げ線としての上側折り曲げ線26が設けられている。この上側折り曲げ線26は、左右の切欠片23,23の上側の切込線より若干離間した状態でその上側の切込線同士を内側に連続させるように形成されている。
また、マスクカバー本体20には、当該マスクカバー本体20の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線27,27が設けられている。この左右両側折り曲げ線27,27は、マスクカバー本体20の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
図9は図5のマスクカバー2を子供用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図10は図5のマスクカバー2を子供用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
図9及び図10に示すように、子供用の衛生マスクSは、大人の衛生マスクMよりも左右方向の幅が狭くかつ上下方向の寸法が短くなるように不織布により略矩形状に形成されている。そして、マスクカバー2を子供用の衛生マスクSに装着する際には、その子供用の衛生マスク本体S1の幅に合致するように、左右両側折り曲げ線27,27をそれぞれ山折れ状に折り曲げてその左右両側折り曲げ線27,27よりも外側部分28,28を衛生マスク本体S1の内側に沿わせるようにしている。このとき、マスクカバー本体20は、大人用の衛生マスクMと同様に、子供用の衛生マスクSの左右両側縁に対しの左右の切欠片23,23を内側から挟み込んだ状態で装着される。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体20の左右の切欠片23,23により大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の左右両側縁を内側から挟み込んで装着したマスクカバー2の遮蔽体21の左右一対の遮蔽片22,22によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、マスクカバー本体20の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の上側折り曲げ線26が設けられているので、左右一対の遮蔽片22,22と相俟って左右方向への立体性を持たせることが可能となる。これにより、上側折り曲げ線26と左右一対の遮蔽片22,22とによって大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁に到達する前の呼気を左右方向へ逃がすことができ、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどをさらに効果的に防止することができる。
更に、マスクカバー本体20の下縁より衛生マスクM側に突設する空隙形成部24によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙が形成されていることにより、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右一対の折り曲げ片25,25よりなる空隙形成部24に無理なく吐き出すことが可能となり、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で緩和することもできる。
そして、マスクカバー本体20の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の左右両側折り曲げ線27,27が設けられているので、大人用よりも小さい子供用の衛生マスクSに装着する際に当該子供用の衛生マスクSの幅に合わせて左右の折り曲げ線27,27をそれぞれ山折れ状に折り曲げてそれよりも外側部分28,28を衛生マスク本体S1の内側に沿わせることで、子供用の衛生マスクSに装着した際にマスクカバー本体を20違和感なくフィットさせることができる。
なお、本実施の形態では、マスクカバー本体20に上側折り曲げ線26を設けたが、図11及び図12に示すように、マスクカバー本体20に、当該マスクカバー本体20の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての下側折り曲げ線29が設けられていてもよい。この下側折り曲げ線29は、左右の切欠片23,23の下側の切込線より若干離間した状態でその下側の切込線同士を内側に連続させるように形成されている。
この場合、マスクカバー本体20の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状の下側折り曲げ線29を設けることで、この下側折り曲げ線と遮蔽体との間に左右方向へ延びる空間が形成され、衛生マスク本体より漏れ出た呼気をマスクカバー本体の左右両側に流して排出することができる。しかも、下側折り曲げ線を山折れ状とすることで、着用者の鼻腔付近に対するマスクカバー本体からの押圧が抑制され、衛生マスク装着時の息苦しさをより良好に緩和することができる。
また、下側折り曲げ線が表面視で谷折れ状であってもよく、その場合においても、下側折り曲げ線と遮蔽体との間に左右方向へ延びる空間が形成され、衛生マスク本体より漏れ出た呼気をマスクカバー本体の左右両側に流して排出することが可能となる。
次に、本考案の第3の実施の形態を図13〜図18に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図13は本考案の第3の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図14は図13のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図15は図13のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図16は図13のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図13〜図16に示すように、マスクカバー3は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本30を備えている。このマスクカバー本体30は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体30は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体31を備えている。この遮蔽体31としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片32,32が適用されている。
また、マスクカバー本体30は、当該マスクカバー本体30の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片33,33を備えている。左右の切欠片33,33は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体30は、当該マスクカバー本体30の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部34を備えている。この空隙形成部34としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片35,35が適用されている。
また、マスクカバー本体30には、当該マスクカバー本体30の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線37,37が設けられている。この左右両側折り曲げ線37,37は、マスクカバー本体30の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
そして、左右の切欠片33,33の内側には、当該両切欠片33,33よりも小さな内側切欠片36,36がそれぞれ設けられている。この左右の内側切欠片36,36は、両切欠片33,33の内側において互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成され、それぞれの両内側切欠片33,33の上側及び下側の切込線の外方端が左右両側折り曲げ線37,37付近に位置している。そして、この左右の内側切欠片36,36は、子供用の衛生マスク本体S1の左右両側縁を内側から挟み込むように略U字状に切り欠かれている。
図17は図13のマスクカバー3を子供用の衛生マスクSに装着した状態で正面側から見た正面図、図18は図13のマスクカバー3を子供用の衛生マスクSに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
図17及び図18に示すように、マスクカバー3を子供用の衛生マスクSに装着する際には、その子供用の衛生マスク本体S1の幅に合致するように、左右両側折り曲げ線37,37をそれぞれ山折れ状に折り曲げてその左右両側折り曲げ線37,37よりも外側部分38,38を衛生マスク本体S1の内側に沿わせるようにしている。このとき、子供用の衛生マスクSは、マスクカバー本体30の左右の内側切欠片36,36により左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着される。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体30の左右の切欠片33,33により大人用の衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着する一方、マスクカバー本体30の左右の内側切欠片36,36により子供用の衛生マスク本体S1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着したマスクカバー3の遮蔽体31の左右一対の遮蔽片32,32によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
また、マスクカバー本体30の下縁より大人用及び子供用の衛生マスクM,S側に突設する空隙形成部34によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙が形成されていることにより、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右一対の折り曲げ片35,35よりなる空隙形成部34に無理なく吐き出すことが可能となり、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で緩和することもできる。
そして、マスクカバー本体30の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の左右両側折り曲げ線37,37が設けられているので、大人用よりも小さい子供用の衛生マスクSに装着する際に当該子供用の衛生マスクSの幅に合わせて左右の折り曲げ線37,37をそれぞれ山折れ状に折り曲げてそれよりも外側部分38,38を衛生マスク本体S1の内側に沿わせることで、小さい子供用の衛生マスクSに装着した際にマスクカバー本体を30違和感なくフィットさせることができる。
なお、本実施の形態では、マスクカバー本体30に上側折り曲げ線36を設けたが、マスクカバー本体に、当該マスクカバー本体の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての下側折り曲げ線が上側折り曲げ線と併用又は単独で設けられていてもよい。この下側折り曲げ線は、左右の切欠片の下側の切込線より若干離間した状態でその下側の切込線同士を内側に連続させるように形成されている。
この場合、マスクカバー本体の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状の下側折り曲げ線を設けることで、着用者の鼻腔付近に対し山折れ状の下側折り曲げ線によって大人用及び子供用の衛生マスク本体への押圧が抑制され、大人用及び子供用の衛生マスク装着時の息苦しさをより良好に緩和することができる。
次に、本考案の第4の実施の形態を図19〜図22に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図19は本考案の第4の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図20は図19のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図21は図19のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図22は図19のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図19〜図22に示すように、マスクカバー4は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体40を備えている。このマスクカバー本体40は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体40は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体41を備えている。この遮蔽体41としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片42,42が適用されている。
また、マスクカバー本体40は、当該マスクカバー本体40の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片43,43を備えている。左右の切欠片43,43は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体40は、当該マスクカバー本体40の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部44を備えている。この空隙形成部44としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片45,45が適用されている。
そして、マスクカバー本体40には、当該マスクカバー本体40の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体40の下縁に向かって略八の字状に広がる折り曲げ線としての八の字状折り曲げ線16が設けられている。この八の字状折り曲げ線16は、表面視で山折れ状となり、頂点とするマスクカバー本体40の上縁において上端同士が左右方向に若干離間している。
また、マスクカバー本体40には、当該マスクカバー本体40の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線47,47が設けられている。この左右両側折り曲げ線47,47は、マスクカバー本体40の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
そして、マスクカバー4を子供用の衛生マスクSに装着する際には、その子供用の衛生マスク本体S1の幅に合致するように、左右両側折り曲げ線47,47をそれぞれ山折れ状に折り曲げてその左右両側折り曲げ線47,47よりも外側部分48,48を衛生マスク本体S1の内側に沿わせるようにしている。このとき、マスクカバー本体40は、大人用の衛生マスクMと同様に、子供用の衛生マスクSの左右両側縁に対しの左右の切欠片43,43を内側から挟み込んだ状態で装着される。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体40の左右の切欠片43,43により大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の左右両側縁を内側から挟み込んで装着したマスクカバー4の遮蔽体41の左右一対の遮蔽片42,42によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、マスクカバー本体40の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体40の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の八の字状折り曲げ線16が設けられているので、八の字状折り曲げ線16に沿って折り曲げた際にマスクカバー本体40の中央部が着用者の鼻に沿った形状に盛り上がる。これにより、衛生マスクM,S装着時の息苦しさを良好に緩和することができる。
更に、マスクカバー本体40の下縁より衛生マスクM側に突設する空隙形成部44によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1,S1との間に空隙が形成されていることにより、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右一対の折り曲げ片45,45よりなる空隙形成部44に無理なく吐き出すことが可能となり、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で緩和することもできる。
そして、マスクカバー本体40の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の左右両側折り曲げ線47,47が設けられているので、大人用よりも小さい子供用の衛生マスクSに装着する際に当該子供用の衛生マスクSの幅に合わせて左右の折り曲げ線47,47をそれぞれ山折れ状に折り曲げてそれよりも外側部分48,48を衛生マスク本体S1の内側に沿わせることで、子供用の衛生マスクSに装着した際にマスクカバー本体を40違和感なくフィットさせることができる。
なお、本実施の形態では、マスクカバー本体40に八の字状折り曲げ線16を設けたが、図23〜図26に示すように、マスクカバー本体40に、当該マスクカバー本体40の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の折り曲げ線としての上側折り曲げ線46が八の字状折り曲げ線16と併用して設けられていてもよい。この上側折り曲げ線46は、左右の切欠片43,43の下側の切込線より若干離間した状態でその下側の切込線同士を内側に連続させるように形成されている。
この場合、マスクカバー本体40の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の上側折り曲げ線46を設けることで、着用者の鼻腔付近に対し山折れ状の八の字状折り曲げ線16及び上側折り曲げ線46によって大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1への押圧が抑制され、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさをさらに良好に緩和することができる。
次に、本考案の第5の実施の形態を図27〜図30に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図27は本考案の第5の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図28は図27のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図29は図27のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図30は図27のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図27〜図30に示すように、マスクカバー5は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の透明なポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体50を備えている。このマスクカバー本体50は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体50は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体51を備えている。この遮蔽体51としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片52,52が適用されている。
また、マスクカバー本体50は、当該マスクカバー本体50の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片53,53を備えている。左右の切欠片53,53は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体50は、当該マスクカバー本体50の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部54を備えている。この空隙形成部54としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片55,55が適用されている。
そして、マスクカバー本体50には、当該マスクカバー本体50の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体50の下縁に向かって略八の字状に広がる八の字状折り曲げ線16が設けられている。この八の字状折り曲げ線16は、表面視で山折れ状となり、頂点とするマスクカバー本体50の上縁において上端同士が左右方向に若干離間している。
また、マスクカバー本体50には、当該マスクカバー本体50の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線57,57が設けられている。この左右両側折り曲げ線57,57は、マスクカバー本体50の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
そして、マスクカバー5を子供用の衛生マスクSに装着する際には、その子供用の衛生マスク本体S1の幅に合致するように、左右両側折り曲げ線57,57をそれぞれ山折れ状に折り曲げてその左右両側折り曲げ線57,57よりも外側部分58,58を衛生マスク本体S1の内側に沿わせるようにしている。このとき、マスクカバー本体50は、大人用の衛生マスクMと同様に、子供用の衛生マスクSの左右両側縁に対しの左右の切欠片53,53を内側から挟み込んだ状態で装着される。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体50の左右の切欠片53,53により大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の左右両側縁を内側から挟み込んで装着したマスクカバー5の遮蔽体51の左右一対の遮蔽片52,52によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、マスクカバー本体50の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体50の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の八の字状折り曲げ線16が設けられているとともに、マスクカバー本体50の下縁より衛生マスクM側に突設する空隙形成部54によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1,S1との間に空隙が形成されている。このため、八の字状折り曲げ線16に沿って折り曲げた際にマスクカバー本体50の中央部が着用者の鼻に沿った形状に盛り上がる上、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右一対の折り曲げ片55,55よりなる空隙形成部54に無理なく吐き出すことが可能となる。これにより、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で良好に緩和することができる。
また、マスクカバー本体50が透明なシート材を切り欠いて形成されているので、不織布により形成された大人用及び子供用の衛生マスクM,Sがどのような色合いであっても、違和感なく装着することができる。
また、マスクカバー本体50の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の左右両側折り曲げ線57,57が設けられているので、大人用よりも小さい子供用の衛生マスクSに装着する際に当該子供用の衛生マスクSの幅に合わせて左右の折り曲げ線57,57をそれぞれ山折れ状に折り曲げてそれよりも外側部分58,58を衛生マスク本体S1の内側に沿わせることで、子供用の衛生マスクSに装着した際にマスクカバー本体を50違和感なくフィットさせることができる。
次に、本考案の第6の実施の形態を図31〜図36に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図31は本考案の第6の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図32は図31のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図33は図31のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図34は図31のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図31〜図34に示すように、マスクカバー6は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体60を備えている。このマスクカバー本体60は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体60は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体61を備えている。この遮蔽体61としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片62,62が適用されている。
また、マスクカバー本体60は、当該マスクカバー本体60の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片63,63を備えている。左右の切欠片63,63は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体60は、当該マスクカバー本体60の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部64を備えている。この空隙形成部64としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の折り曲げ片65,65が適用されている。
そして、マスクカバー本体60には、当該マスクカバー本体60の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体60の下縁に向かって略八の字状に広がる八の字状折り曲げ線17が設けられている。この八の字状折り曲げ線16は、表面視で山折れ状となっている。
また、マスクカバー本体60には、当該マスクカバー本体60の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線67,67が設けられている。この左右両側折り曲げ線67,67は、マスクカバー本体60の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
そして、遮蔽体61の左右の遮蔽片62,62及び左右の切欠片63,63の表面側には、厚さ1mm〜2mm程度のフェルト66がそれぞれ設けられている。左右の遮蔽片62,62のフェルト66は、各遮蔽片62の表面全域に貼着され、各遮蔽片62の折り曲げにより目の下に接触するようにしている。一方、左右の切欠片63,63のフェルト66は、各切欠片63の表面の左右両側折り曲げ線67よりも内側全域(先端側全域)に貼着され、衛生マスク本体M1に装着した際に頬に接触するようにしている。
図35は図31のマスクカバー6を子供用の衛生マスクSに装着した状態で正面側から見た正面図、図36は図31のマスクカバー6を子供用の衛生マスクSに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
図35及び図36に示すように、マスクカバー6を子供用の衛生マスクSに装着する際には、その子供用の衛生マスク本体S1の幅に合致するように、左右両側折り曲げ線67,67をそれぞれ山折れ状に折り曲げてその左右両側折り曲げ線67,67よりも外側部分68,68を衛生マスク本体S1の内側に沿わせるようにしている。このとき、マスクカバー本体60は、大人用の衛生マスクMと同様に、子供用の衛生マスクSの左右両側縁に対しの左右の切欠片63,63を内側から挟み込んだ状態で装着される。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体60の左右の切欠片63,63により大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着したマスクカバー6の遮蔽体61の左右一対の遮蔽片62,62によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、マスクカバー本体60の上縁の左右方向略中央位置を頂点として着用者の鼻に沿うようにマスクカバー本体60の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の八の字状折り曲げ線16が設けられているとともに、マスクカバー本体60の下縁より衛生マスクM側に突設する空隙形成部64によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1,S1との間に空隙が形成されている。このため、八の字状折り曲げ線16に沿って折り曲げた際にマスクカバー本体60の中央部が着用者の鼻に沿った形状に盛り上がる上、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右一対の折り曲げ片65,65よりなる空隙形成部64に無理なく吐き出すことが可能となる。これにより、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で良好に緩和することができる。
更に、遮蔽体61の左右の遮蔽片62,62及び左右の切欠片63,63の表面側に厚さ1mm〜2mm程度のフェルト66がそれぞれ設けられているので、左右の遮蔽片62,62及び左右の切欠片63,63が目の下や頬に直に接触することがなく、やわらかなフェルト66によって目の下や頬への接触を緩和することができる。
なお、本実施の形態では、左右の切欠片63,63のフェルト66を各切欠片63の表面の左右両側折り曲げ線67よりも内側全域に貼着したが、図37〜図40に示すように、フェルト66を各切欠片63の表面の左右両側折り曲げ線67よりも内側における先端側寄りの略半分の領域にのみ貼着されていてもよい。この場合、フェルト66の貼着範囲は頬に接触し易い先端側寄りの略半分の領域のみで済み、フェルト66の使用量を効率よく減らすことができる。
次に、本考案の第6の実施の形態を図41〜図45に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図41は本考案の第7の実施の形態に係るマスクカバーを展開した状態を背面側から示す展開図、図42は図41のマスクカバーの下縁の各折り曲げ片同士を折り曲げた状態で連結する連結部を背面側から見た説明図、図43は図41のマスクカバーを正面側から見た正面図をそれぞれ示している。また、図44は図41のマスクカバーを大人用の衛生マスクMに装着した状態で正面側から見た正面図、図45は図41のマスクカバーを大人用の衛生マスクMに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図41〜図45に示すように、マスクカバー7は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体70を備えている。このマスクカバー本体70は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体70は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体71を備えている。この遮蔽体71としては、衛生マスク本体M1の上縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L1に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片72,72が適用されている。
また、マスクカバー本体70は、当該マスクカバー本体70の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片73,73を備えている。左右の切欠片73,73は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体70は、当該マスクカバー本体70の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1との間に空隙を形成する空隙形成部74を備えている。この空隙形成部74としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の第1及び第2折り曲げ片75,76が適用されている。
第1及び第2折り曲げ片75,76のうち、背面視で左側に位置する第1折り曲げ片75は、上下方向へ延びる切欠孔751を備えている。一方、背面視で右側に位置する第2折り曲げ片76は、折り曲げ線L2に沿って内側に折り返した際に切欠孔751に挿通される挿通片761を備えている。この挿通片761には、当該挿通片761を切欠孔751に挿通した際の抜け落ちを防止するために係止されるカエシ用の切欠762が設けられている。この場合、第1折り曲げ片75の切欠孔751と第2折り曲げ片76の切欠762を有する挿通片761とによって、第1及び第2折り曲げ片75,76同士を折り曲げた状態で連結する連結部が構成されている。
第1及び第2折り曲げ片75,76の折り曲げ線L2,L2のうち、互いに近接する左右方向内側の略三分の一の領域は、それぞれ切除された切除部分854,763を備えている。この切除部分854,763は、第1及び第2折り曲げ片75,76を折り曲げ線L2に沿って内側に折り返した際に挿通片761を切欠孔751に対し無理なく挿通できるようにするためのものである。
また、第1折り曲げ片75には、略三角形状の隙間片752が設けられている。この隙間片752は、略円弧状の切欠753の両端によって繋がっていて、挿通片761を切欠孔751に挿通した際に生じる第1及び第2折り曲げ片75,76の間の隙間を埋めるために折り曲げ易くしている。
また、マスクカバー本体70には、当該マスクカバー本体70の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線としての左右両側折り曲げ線77,77が設けられている。この左右両側折り曲げ線77,77は、マスクカバー本体70の左右両側縁よりそれぞれ8mm〜20mm程度内側に位置している。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体70の左右の切欠片73,73により大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着したマスクカバー7の遮蔽体71の左右一対の遮蔽片72,72によって、大人用及び子供用の衛生マスク本体M1,S1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、第1及び第2折り曲げ片75,76を折り曲げ線L2に沿って内側に折り返した際に挿通片761を切欠孔751に対し挿通させることで、マスクカバー本体60の下縁より衛生マスクM側に突設する空隙形成部74によって着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体M1,S1との間に空隙が形成されている。このため、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右の第1及び第2折り曲げ片75,76よりなる空隙形成部74に無理なく吐き出すことが可能となる。これにより、大人用及び子供用の衛生マスクM,S装着時の息苦しさを簡単な構成で良好に緩和することができる。
更に、第1及び第2折り曲げ片75,76を内側に折り返した際に挿通片761を切欠孔751に対し挿通させることで空隙形成部74が構成されることにより、空隙形成部74を簡単かつ確実に構成することができる。
なお、マスクカバー本体70の形状はこれに限らず、図46に示すように、マスクカバー本体70の左右の遮蔽片72,72よりも左右方向外側の上下両辺がそれぞれ端部に近付くに従い互いに接近するように傾斜していてもよい。この場合、マスクカバー本体70の見た目がシンプルで軽量なイメージを与えることが可能となる。
次に、本考案の第8の実施の形態を図47〜図50に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体及び衛生マスクの構成を変更している。なお、マスクカバー本体及び衛生マスクを除くその他の構成は前記第7の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図47は本考案の第8の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図48は図47のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図49は図47のマスクカバーを衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図50は図47のマスクカバーを衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図47〜図50に示すように、マスクカバー8は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体80を備えている。このマスクカバー本体80は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスクUに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体U1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
衛生マスクUは、ウレタンなどの樹脂により顔の形状に則して形成され、かつ大人の着用者の顔面の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う衛生マスク本体U1と、衛生マスク本体U1の左右両端にそれぞれ設けられ、当該衛生マスク本体U1を着用者の顔面に対し保持する左右の保持体U2,U2とを備えている。左右の保持体U2,U2は、衛生マスク本体U1の左右両端部においてトラック状に開口する開口孔よりなる。このとき、衛生マスク本体U1は、その中央部が鼻の形状に則して正面視で略への字状に折曲され、それぞれ左右の両端部が正面視で逆向き(略逆への字向き)に折曲されている。
そして、マスクカバー本体80は、衛生マスク本体U1と略一致するように、中央部が正面視で略への字状に折曲されかつ左右の両端部が正面視で逆向きに折曲されていて、衛生マスク本体U1に対し違和感なく装着されるようにしている。
また、マスクカバー本体80は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体81を備えている。この遮蔽体81としては、衛生マスク本体U1の上縁左右両位置より内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体U1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片82,82が適用されている。このとき、左右の遮蔽片82,82は、衛生マスク本体U1の上縁より単に折り返されるだけでなく、衛生マスク本体U1の上縁において略コの字状に形成することで、ウレタン故に厚みが嵩んでいてもスムーズに折り返せるようにしていてもよい。
また、マスクカバー本体80は、当該マスクカバー本体80の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体U1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片83,83を備えている。左右の切欠片83,83は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
更に、マスクカバー本体80は、当該マスクカバー本体80の下縁において着用者の鼻腔を押さえないように衛生マスク本体U1との間に空隙を形成する空隙形成部74を備えている。この空隙形成部74としては、衛生マスク本体M1の下縁左右両位置の山折れ状の折り曲げ線L2に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスク本体M1に先端が当接する左右一対の第1及び第2折り曲げ片75,76が適用されている。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体80の左右の切欠片83,83により衛生マスク本体U1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着したマスクカバー8の遮蔽体81の左右一対の遮蔽片82,82によって、ウレタン製の衛生マスク本体U1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
更に、第1及び第2折り曲げ片75,76を内側に折り返した際に挿通片761を切欠孔751に対し挿通させることで空隙形成部74が構成されることにより、空隙形成部74が簡単かつ確実に構成されることになる。このため、着用者の鼻腔や口から排出した呼気を左右の第1及び第2折り曲げ片75,76よりなる空隙形成部74に無理なく吐き出すことが可能となる。これにより、ウレタン製の衛生マスクU装着時の息苦しさを簡単な構成で良好に緩和することができる。
次に、本考案の第9の実施の形態を図51〜図54に基づいて説明する。
この実施の形態では、マスクカバー本体の構成を変更している。なお、マスクカバー本体を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図51は本考案の第9の実施の形態に係るマスクカバーを正面側から見た正面図、図52は図51のマスクカバーを背面側から見た背面図をそれぞれ示している。また、図53は図51のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で正面側から見た正面図、図54は図51のマスクカバーを大人用の衛生マスクに装着した状態で背面側から見た背面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図51〜図54に示すように、マスクカバー9は、厚さ0.1mm〜0.3mm程度の黒色のポリプロピレンなどの樹脂製のシート材を切り欠いて形成されたマスクカバー本体90を備えている。このマスクカバー本体90は、着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う不織布製の大人用の衛生マスクMに対しその上部を外側から覆うように装着され、衛生マスク本体M1の上縁からの呼気の排出を抑えるようにしている。
マスクカバー本体90は、当該マスクカバー本体90の左右両側縁に設けられ、かつ衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片93,93を備えている。左右の切欠片93,93は、互いに左右方向外方向きに開口する略U字状に形成されている。
マスクカバー本体90は、着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体91を備えている。この遮蔽体91としては、マスクカバー本体90の左右方向一方より挿通される筒状の遮蔽部材92が適用されている。遮蔽部材92は、黒色のフェルトにより成形され、左右の切欠片93,93の間に厚肉状態で装着されている。そして、遮蔽部材92は、衛生マスクMの上縁から着用者の左右両眼に対する呼気の排出を押圧により遮蔽している。
したがって、本実施の形態では、マスクカバー本体90の左右の切欠片93,93により衛生マスク本体M1の左右両側縁を内側から挟み込んだ状態で装着したマスクカバー9の遮蔽体91の遮蔽部材92によって押圧され、衛生マスク本体M1の上縁からの着用者の左右両眼に対する呼気の排出が遮蔽される。これにより、呼気による眼への負担や眼鏡のレンズの曇りなどを効果的に防止することができる。
しかも、遮蔽部材92は厚肉状態でマスクカバー本体90に装着されていることにより、マスクカバー本体90下方の衛生マスク本体M1の下部より漏れ出た呼気を遮蔽部材の厚みによって遮って左右両方向へスムーズに流して排出することができる。
なお、本考案は前記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、前記各実施の形態では、黒色又は透明のシート材を切り欠いてマスクカバー本体10〜70,90を形成したが、黒色や透明に限らず、白色やベージュ色などの不織布製の衛生マスクにありがちな色のシート材を切り欠いてマスクカバー本体が形成されていてもよい。
また、前記各実施の形態では、マスクカバー本体10〜90の裏面を衛生マスクM,S,Uの表面に直に接触させたが、マスクカバー本体の裏面に不織布などのシート材を取り付けていてもよい。この場合、マスクカバー装着時に衛生マスクを通過した呼気の水分をシート材で吸収することが可能となり、マスクカバー装着時の蒸れなどを効果的に防止することが可能となる。
更に、前記第8の実施の形態では、衛生マスク本体U1をウレタンなどの樹脂により形成したが、このような衛生マスク本体U1のように、中央部が正面視で略への字状に折曲されかつ左右の両端部が正面視で逆向きに折曲された衛生マスクが、布や不織布などによって形成されていてもよい。
また、前記第1〜第7及び第9の実施の形態では、略矩形状の不織布製の衛生マスクM,Sを用いたが、不織布に限らず、布製やウレタン製などの略矩形状の衛生マスクが用いられていてもよいのはいうまでもない。
1 マスクカバー
10 マスクカバー本体
11 遮蔽体
12 遮蔽片
13 切欠片
14 空隙形成部
15 折り曲げ片
16 八の字状折り曲げ線(折り曲げ線)
2 マスクカバー
20 マスクカバー本体
21 遮蔽体
22 遮蔽片
23 切欠片
24 空隙形成部
25 折り曲げ片
26 上側折り曲げ線(折り曲げ線)
27 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
29 下側折り曲げ線(折り曲げ線)
3 マスクカバー
30 マスクカバー本体
31 遮蔽体
32 遮蔽片
33 切欠片
34 空隙形成部
35 折り曲げ片
37 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
4 マスクカバー
40 マスクカバー本体
41 遮蔽体
42 遮蔽片
43 切欠片
44 空隙形成部
45 折り曲げ片
46 上側折り曲げ線(折り曲げ線)
47 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
5 マスクカバー
50 マスクカバー本体
51 遮蔽体
52 遮蔽片
53 切欠片
54 空隙形成部
55 折り曲げ片
57 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
6 マスクカバー
60 マスクカバー本体
61 遮蔽体
62 遮蔽片
63 切欠片
64 空隙形成部
65 折り曲げ片
67 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
7 マスクカバー
70 マスクカバー本体
71 遮蔽体
72 遮蔽片
73 切欠片
74 空隙形成部
75 第1折り曲げ片(折り曲げ片)
76 第2折り曲げ片(折り曲げ片)
77 左右両側折り曲げ線(折り曲げ線)
8 マスクカバー
80 マスクカバー本体
81 遮蔽体
82 遮蔽片
83 切欠片
84 空隙形成部
9 マスクカバー
90 マスクカバー本体
91 遮蔽体
92 遮蔽部材
M 大人用の衛生マスク
M1 衛生マスク本体
S 子供用の衛生マスク
S1 衛生マスク本体
U 衛生マスク
U1 衛生マスク本体

Claims (10)

  1. 着用者の左右両眼の下瞼から顎に至る範囲を覆う略矩形状の衛生マスクに外側から装着され、かつ前記衛生マスクの上縁からの呼気の排出を抑えるマスクカバー本体を有し、
    前記マスクカバー本体は、
    当該マスクカバー本体に設けられ、かつ前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する遮蔽体と、
    当該マスクカバー本体の左右両側縁に設けられ、かつ前記衛生マスクの左右両側縁を内側から挟み込むように切り欠かれた左右一対の切欠片と、
    を備えていることを特徴とするマスクカバー。
  2. 前記遮蔽体としては、前記マスクカバー本体の上縁に一体的に設けられ、前記衛生マスクの上縁に沿って内側に折り返された状態で当該衛生マスクの上縁から前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を遮蔽する左右一対の遮蔽片が適用されている請求項1に記載のマスクカバー。
  3. 前記遮蔽体としては、前記マスクカバー本体の左右方向一方より挿通された状態で前記左右の切欠片の間に厚肉状態で装着され、衛生マスクの上縁から前記着用者の左右両眼に対する呼気の排出を押圧により遮蔽する遮蔽部材が適用されている請求項1又は請求項2に記載のマスクカバー。
  4. 前記マスクカバー本体は、当該マスクカバー本体の下縁より前記衛生マスク側に突設され、かつ前記着用者の鼻腔を押さえないように前記衛生マスクとの間に空隙を形成する空隙形成部を備えている請求項1又は請求項2に記載のマスクカバー。
  5. 前記空隙形成部は、前記マスクカバー本体の下縁左右両位置よりそれぞれ内側へ折り曲げられた状態で先端が前記衛生マスクに当接する左右一対の折り曲げ片を備えている請求項4に記載のマスクカバー。
  6. 前記各折り曲げ片には、当該各折り曲げ片同士を折り曲げた状態で連結する連結部を備えている請求項5に記載のマスクカバー。
  7. 前記マスクカバー本体には、当該マスクカバー本体の上縁の左右方向略中央位置を頂点として前記着用者の鼻に沿うように前記マスクカバー本体の下縁に向かって広がる表面視で山折れ状の折り曲げ線が設けられている請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のマスクカバー。
  8. 前記マスクカバー本体には、当該マスクカバー本体の上縁に沿って左右方向へ延びる表面視で谷折れ状の折り曲げ線が設けられている請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のマスクカバー。
  9. 前記マスクカバー本体には、当該マスクカバー本体の下縁に沿って左右方向へ延びる表面視で山折れ状又は谷折れ状の折り曲げ線が設けられている請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のマスクカバー。
  10. 前記マスクカバー本体には、当該マスクカバー本体の左右両側縁に沿ってそれぞれ上下方向へ延びる表面視で山折れ状の折り曲げ線が設けられている請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載のマスクカバー。
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