JP3234721U - 靴 - Google Patents

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賢太郎 五寳
康裕 山中
五十嵐 智
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】踵のホールド性を開放することで、前足部が靴の足型に沿いやすくなり、快適な履き心地の靴を提供する。
【解決手段】着用者の足を覆い、且つ外甲側部と内甲側部を有するアッパーを備えた靴であって、前記靴は、前記外甲側部から該靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を有しており、前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されている靴。
【選択図】図2

Description

本考案は、靴に関するものである。
靴を履くことにより着地の衝撃を緩和することができる。
靴は、大きく分けて、ソール(底)と、アッパー(足の甲を覆う部分)で構成されており、靴の踵部分には、補強部材としてヒールカウンタが設けられていることが多い。ヒールカウンタを設けることにより、その内面全体で足の踵を靴内に配置かつ支持できるため、足の踵を安定させることができる。
こうした靴は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載されている靴は、弾性材からなり、着用者の足の足裏面を支持する足裏支持部を有するソールと、前記ソールに設けられ、着用者の足を覆うアッパーと、前記足裏支持部の上方に位置し、足の内甲側から外甲側に亘って覆うように前記アッパーにおける足の踵部に対応する踵部領域に配設されたヒールカウンタと、を備え、前記ヒールカウンタには、前記踵部領域の後側下部に、前記ソールに衝撃が加わったときに前記足裏支持部の後部が上方に向かって移動する衝撃変形を許容するための変形許容部が設けられているものである。
特開2019−33797号公報
上記特許文献1に記載の靴では、ヒールカウンタに変形許容部を設けることにより、足が路面に接地した時(接地時)に、踵部領域においてソールが圧縮変形しかつ変形許容部の方向(足裏支持部の上方)に向かって屈曲変形するようになることから、ソールのクッション性を向上させている。また、変形許容部により、接地時にソールの圧縮変形に伴う反発力に起因するヒールカウンタの突き上げが生じ難いので、ヒールカウンタは足が路面に接地した後に直ちに上方に移動しないようになる。その結果、接地時に、着用者の足首後側(アキレス腱付近)がヒールカウンタの上端部により突き上げられることが抑えられて、足首後側に靴ズレのような違和感が生じないようにすることが可能となる。さらに、変形許容部により接地時にソールのクッション性が向上しかつヒールカウンタが接地後直ちに上方に移動しないため、接地時にヒールカウンタが着用者の踵にフィットした状態を保つことが可能となる。その結果、足首の状態が安定し、接地時に足首の揺れが抑制される。
ところで、ヒールカウンタにより踵が固定されると、前足部が靴の足型に沿わず、親指や小指が靴の内面に接触し、痛みを生じることがあった。
本考案は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、踵のホールド性を開放することで、前足部が靴の足型に沿いやすくなり、快適な履き心地の靴を提供する。
本考案は、以下の通りである。
[1] 着用者の足を覆い、且つ外甲側部と内甲側部を有するアッパーを備えた靴であって、前記靴は、前記外甲側部から該靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を有しており、前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されていることを特徴とする靴。
[2] 前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)と同じ高さ位置に配置されるか、前記上端部(cb2)より上方に配置されている[1]に記載の靴。
[3] 前記補強部材の外甲側端は、前記靴を外甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における前記靴の後端から8%位置〜45%位置の領域に配置されており、前記補強部材の内甲側端は、前記靴を内甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における前記靴の後端から8%位置〜45%位置の領域に配置されている[1]または[2]に記載の靴。
[4] 前記靴は、前記アッパーと係合しているソールを有しており、前記補強部材の外甲側端および/または前記補強部材の内甲側端は、前記アッパーと前記ソールの係合位置よりも下方に配置されている[1]〜[3]のいずれかに記載の靴。
[5] 前記補強部材の平均幅は、10mm〜30mmである[1]〜[4]のいずれかに記載の靴。
[6] 前記靴の後側位置における前記補強部材は、前記靴の下方に向かう凹部を有する波状である[1]〜[5]のいずれかに記載の靴。
[7] 前記補強部材は、長手方向に対して垂直方向の断面形状が半月状であり、弧側が前記靴の外側に配置される[1]〜[6]のいずれかに記載の靴。
[8] 前記補強部材は、前記靴の外表面よりも外側に隆起している[1]〜[7]のいずれかに記載の靴。
[9] 前記補強部材は、樹脂で構成されている[1]〜[8]のいずれかに記載の靴。
[10] 前記補強部材は、前記アッパーで覆われている[1]〜[9]のいずれかに記載の靴。
[11] 前記靴の後側位置において、前記補強部材の剛性は、前記補強部材の下端より下方に配置された前記アッパーの剛性よりも相対的に大きい[1]〜[10]のいずれかに記載の靴。
本考案によれば、靴の外甲側部から該靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を所定の位置に配置しているため、踵のホールド性が開放される。その結果、前足部が靴の足型に沿いやすくなるため、親指や小指が靴の内面に接触しにくくなり、快適な履き心地を提供できる。
図1は、人体の足の骨格構造を示す側面図である。 図2は、本考案の実施形態に係る靴を、図1に示した足の骨格構造と併せて示し、靴の外甲側から見た側面図である。 図3は、本考案の実施形態に係る靴を後端側から見た背面図である。
本考案に係る靴は、着用者の足を覆い、且つ外甲側部と内甲側部を有するアッパーを備えている。そして、前記靴は、前記外甲側部から該靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を有しており、前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されている点に特徴を有する。
補強部材を所定の位置に配置することにより、踵のホールド性が開放される。その結果、快適な履き心地の靴を実現できる。
以下、本考案の靴について、詳述する。なお、本明細書において、上方(上側)および下方(下側)とは靴の上下方向の位置関係を表す。前方(前側)および後方(後側)とは靴の前後方向の位置関係を表し、前方(前側)は、着用者の爪先側、後方(後側)は、着用者の踵側を表す。外甲側および外甲側とは、靴の足幅方向の位置関係を表し、外甲側は、着用者の小指側、内甲側は、着用者の親指側を表す。
(アッパー)
アッパーは、着用者の足を覆う部材であり、着用者の前足部の爪先側から後足部の踵部後側まで覆うように形成されている。アッパーの下部は、後述するソールの上部に連結されている。
アッパーは、外甲側部と内甲側部を有している。外甲側部は、アッパーのなかでも着用者の小指側に配置される側面部を指し、内甲側部は、アッパーのなかでも着用者の親指側に配置される側面部を指す。
アッパーを構成する材料は特に限定されず、例えば、樹脂や革などが挙げられ、併用しても構わない。樹脂は、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタン(PU)等が挙げられる。革は、例えば、牛、馬、豚、鹿、羊、山羊、猪、象、ワニ、ダチョウ、蛇、エイ、鮫等が挙げられる。
アッパーの形態は特に限定されず、例えば、一部または全部がメッシュ状であってもよい。少なくとも一部をメッシュ状にすることにより靴の通気性を向上させることができる。
(補強部材)
本考案の靴は、外甲側部から靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を有している。そして、上記補強部材は、靴の後側位置において、補強部材の下端が、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されている。
補強部材を配置する位置について、図面を用いて説明する。なお、各図面において、便宜上、符号等を省略することがあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、本考案の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
図1は、人体の足の骨格構造を示す側面図であり、実線は左足の骨格構造を示し、点線は左足の外形を示す。人体の足における踵骨CBの後端には、上下方向略中央で後方に向かって突出した隆起部cb1が形成されている。隆起部cb1の上方には上端部cb2が形成されており、隆起部cb1の下方には下端部cb3が形成されている。図1では、人体の左足について説明したが、右足は左足と左右対称であるため右足の説明は省略する。なお、上端部cb2は、踵骨CBの後端部における隆起部cb1の上端であって、最後端の位置を意味する。
図2は、本考案の実施形態に係る靴を、図1に示した足の骨格構造と併せて示した側面図であり、靴の外甲側から見た側面図である。図2において、他の図面と同じ箇所には、同一の符号を付すことにより重複説明を避ける。図2において、実線は左足用の靴の外形を示し、点線は左足の外形を示し、細かい点線は左足の骨格構造を示す。図2に示した靴は、アッパー1とソール2を有しており、アッパー1とソール2は係合しており、図2では、係合位置を実線3で示した。なお、図2では、左足用の靴を用いて説明したが、左足用の靴と右足用の靴は左右対称になるように構成されるため、右足用の靴の説明は省略する。また、図2には、靴の外甲側から見た側面図を示したが、靴の内甲側から見たから側面図は、靴の外甲側から見た側面図とほぼ同じであるため、靴の内甲側から見た側面図は省略する。
図3は、図2に示した左足用の靴を後側から見た背面図である。図3において、他の図面と同じ箇所には、同一の符号を付すことにより重複説明を避ける。
補強部材10は、靴の後側位置において、補強部材10の下端10aが、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されることにより、踵のホールド性が開放される。その結果、前足部が靴の足型に沿いやすくなり、親指や小指が靴の内面に接触しにくくなり、快適な履き心地を実現できる。また、歩いたり走るときに踵を挙げると、踵の踵骨(CB)が補強部材10に引っかかるため、足の動きに靴が追随しやすくなる。その結果、軽やかな着用感が得られる。なお、靴の側面から見た場合は、図2において矢印Pで示した位置が、補強部材10の下端10aとなり、矢印Qで示した位置が、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)となり、靴の後側から見た場合は、図3において矢印Pで示した位置が、補強部材10の下端10aとなる。
補強部材10は、靴の後側位置において、補強部材10の下端10aが、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に3mmの位置より上方に配置されることが好ましく、より好ましくは1mmの位置より上方である。
補強部材10は、靴の後側位置において、補強部材10の下端10aが、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)と同じ高さ位置に配置されるか、前記上端部(cb2)より上方に配置されることが更に好ましく、前記上端部(cb2)より上方に配置されることが最も好ましい。
補強部材10は、靴の後側位置において、補強部材10の下端10aが、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)より上方向に10mmの位置であるか、10mmの位置より下方に配置されることが好ましい。これにより補強部材10のたわみを抑制できるため、歩いたり走るときに踵を挙げても、踵の踵骨CBが補強部材10に引っかかり、足の動きに靴が追随しやすくなる。その結果、軽やかな着用感を得られる。
補強部材10は、靴の後側位置において、補強部材10の下端10aが、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)より上方向に8mmの位置より下方に配置されることがより好ましく、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)より上方向に5mmの位置より下方に配置されることが更に好ましい。
補強部材10は、外甲側部から靴の後側を通り内甲側部まで延在して配置しており、前記補強部材10の外甲側端Yは、前記靴を外甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における靴の長さLに対する前記靴の後端からの長さXが8%位置〜45%位置の領域に配置されていることが好ましい。また、前記補強部材10の内甲側端は、前記靴を内甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における靴の長さに対する前記靴の後端からの長さが8%位置〜45%位置の領域に配置されていることが好ましい。この領域に前記補強部材10の外甲側端Yおよび前記補強部材10の内甲側端を配置することにより、補強部材10のたわみを抑制できるため、歩いたり走るときに踵を挙げても、踵の踵骨CBが補強部材10に引っかかり、足の動きに靴が追随しやすくなる。その結果、快適な履き心地を実現できる。なお、本明細書において、「靴の長さ」は「靴を構成するアッパーの長さ」を意味し、「靴の後端からの長さ」は「靴を構成するアッパーの後端からの長さ」を意味する。
図2では、靴の長さをL、靴の後端からの長さをXで示している。補強部材10の外甲側端Yは、本明細書では、補強部材10の前後方向における後側の最端位置を意味する。
補強部材10の外甲側端Yは、前記靴を外甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における靴の長さLに対する前記靴の後端からの長さXが9%位置〜40%位置の領域に配置されていることがより好ましく、15%位置〜35%位置の領域に配置されることが更に好ましい。
補強部材10の内甲側端は、前記靴を内甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における靴の長さに対する前記靴の後端からの長さが9%位置〜40%位置の領域に配置されていることがより好ましく、15%位置〜35%位置の領域に配置されることが更に好ましい。
補強部材10の平均幅は、例えば、10mm〜30mmであることが好ましい。補強部材10の平均幅は、より好ましくは12mm以上、更に好ましくは14mm以上であり、より好ましくは28mm以下、更に好ましくは26mm以下である。
前記靴の後側位置における前記補強部材10の外形は、前記靴を後端側(踵側)から見たときに、直線であってもよいし、曲線であってもよい。曲線の場合は、図3に示すように、前記靴の下方に向かう凹部を有する波状であってもよい。靴の下方に向かう凹部を有する波状の補強部材の外形は、図3に示すように、M字状になっていてもよい。
補強部材10は、肉厚の帯状体であり、長手方向に対して垂直方向の断面形状は、円形、楕円形、矩形、半月形など特に限定されないが、なかでも半月形が好ましい。半月形である場合、弧側が靴の外側に配置されることが好ましい。
補強部材10は、靴の外表面に配置されていてもよいが、靴の内部に埋め込まれた状態で、アッパー1で覆われていることが好ましい。アッパー1で覆われている場合は、補強部材10を覆っている領域を外観したときに、靴の外表面に凹凸が生じないように補強部材10を靴の内部に埋め込んで もよいし、靴の外表面に隆起が生じるように補強部材10を配置し、アッパー1で覆ってもよい。外表面に隆起させることにより、靴の意匠性が向上する。
補強部材10を構成する材料は特に限定されず、無機材料であってもよいし、有機材料であってもよい。無機材料としては、例えば、金属、炭素などが挙げられる。有機材料としては、例えば、樹脂などが挙げられる。なかでも、樹脂で構成されていることが好ましい。
樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂、PET等のポリエステル系樹脂、PEEK等の芳香族ポリエーテルケトン系樹脂、ポリエーテルポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、PTFE、PFA、ETFE等のフッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の合成樹脂等が挙げられる。
靴の後側位置において、補強部材10の剛性は、該補強部材10の下端より下方に配置された前記アッパー1の剛性よりも相対的に大きいことが好ましい。これにより、補強部材10は変形しにくくなるため、踵が引っかかりやすくなり、軽やかな着用感が得られる。
本考案の靴は、アッパー1と係合しているソール2を有しており、補強部材10の外甲側端および/または補強部材10の内甲側端は、前記アッパー1と前記ソール2の係合位置3よりも下方に配置されていることが好ましい。これにより、補強部材10の端部がソール2に保持されるため、強度が向上する。
補強部材10の外甲側端は、アッパー1とソール2の係合位置3よりも下方向に3mmの深さ位置まで配置されていることがより好ましく、5mmの深さ位置まで配置されていることが更に好ましい。補強部材10の内甲側端は、アッパー1とソール2の係合位置3よりも下方向に3mmの深さ位置まで配置されていることがより好ましく、5mmの深さ位置まで配置されていることが更に好ましい。
ソール2は、主に、アウトソール、ミッドソール、インソールの3つで構成されることが多い。
(アウトソール)
アウトソールは、靴の接地面にあたり、地面に対するグリップ力と摩耗に対する耐久性が要求される。
アウトソールは、ミッドソールよりも耐摩耗性および防滑性を有する素材で形成されていることが好ましく、例えば、合成ゴム、天然ゴム、合成樹脂、或いはこれらを任意に組み合わせて用いて形成されていることが好ましい。
(ミッドソール)
ミッドソールは、アウトソールとインソールの間に配置され、着用者の足裏の概ね全面を覆い、着用者の体重を支えると共に、着地の衝撃を緩和するために用いられる。また、ミッドソールには、ミッドソールとは別に、衝撃吸収部材が配置されていることもあり、衝撃吸収部材を含めてミッドソールと呼ばれることもある。
ミッドソールは、樹脂で形成されていることが好ましく、樹脂は発泡体であることがより好ましい。例えば、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタン(PU)等の樹脂発泡体によって形成されていることが好ましい。なかでもEVAからなる発泡体が特に好ましい。
ミッドソールとアウトソールは、接着剤や熱融着により固定されていることが好ましい。
(インソール)
インソールは、靴の足裏に接する部分に入れる中敷きであり、一般的に、後入れや取り外しが可能である。インソールを入れることでサイズ調整が可能となり、靴のフィット感を高めることができる。また、インソールを備えることによって、衝撃吸収性を一層向上できる。
インソールは、樹脂によって形成されていることが好ましく、例えば、ポリエステル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタン(PU)等の樹脂が挙げられる。
本考案の靴は、例えば、ビジネス用靴、カジュアル用靴、運動靴、作業靴、リハビリ用医療靴などとして用いることができる。
1 アッパー
2 ソール
3 アッパーとソールの係合位置
10 補強部材
10a 補強部材の下端
CB 踵骨
cb1 踵骨CBの隆起部
cb2 踵骨CBの上端部
cb3 踵骨CBの下端部
P 靴を後側から見たときにおける補強部材10の下端
Q 着用者の足を後側から見たときにおける踵骨(CB)後端の上端部(cb2)
L 靴の長さ
X 靴の後端からの長さ

Claims (11)

  1. 着用者の足を覆い、且つ外甲側部と内甲側部を有するアッパーを備えた靴であって、
    前記靴は、前記外甲側部から該靴の後側を通り内甲側部まで延在している補強部材を有しており、
    前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)から下方向に5mmの位置より上方に配置されていることを特徴とする靴。
  2. 前記靴の後側位置において、前記補強部材の下端は、着用者の足における踵骨(CB)後端の上端部(cb2)と同じ高さ位置に配置されるか、前記上端部(cb2)より上方に配置されている請求項1に記載の靴。
  3. 前記補強部材の外甲側端は、前記靴を外甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における前記靴の後端から8%位置〜45%位置の領域に配置されており、
    前記補強部材の内甲側端は、前記靴を内甲側から見た側面図において前記靴の長さ方向における前記靴の後端から8%位置〜45%位置の領域に配置されている請求項1または2に記載の靴。
  4. 前記靴は、前記アッパーと係合しているソールを有しており、前記補強部材の外甲側端および/または前記補強部材の内甲側端は、前記アッパーと前記ソールの係合位置よりも下方に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の靴。
  5. 前記補強部材の平均幅は、10mm〜30mmである請求項1〜4のいずれかに記載の靴。
  6. 前記靴の後側位置における前記補強部材は、前記靴の下方に向かう凹部を有する波状である請求項1〜5のいずれかに記載の靴。
  7. 前記補強部材は、長手方向に対して垂直方向の断面形状が半月状であり、弧側が前記靴の外側に配置される請求項1〜6のいずれかに記載の靴。
  8. 前記補強部材は、前記靴の外表面よりも外側に隆起している請求項1〜7のいずれかに記載の靴。
  9. 前記補強部材は、樹脂で構成されている請求項1〜8のいずれかに記載の靴。
  10. 前記補強部材は、前記アッパーで覆われている請求項1〜9のいずれかに記載の靴。
  11. 前記靴の後側位置において、前記補強部材の剛性は、前記補強部材の下端より下方に配置された前記アッパーの剛性よりも相対的に大きい請求項1〜10のいずれかに記載の靴。
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