JP3234615U

JP3234615U - カイロ挿入型防寒用耳あて

Info

Publication number: JP3234615U
Application number: JP2020600006U
Authority: JP
Inventors: キム，ヨンミ
Original assignee: キム，ヨンミ
Priority date: 2018-10-23
Filing date: 2019-08-30
Publication date: 2021-10-28
Anticipated expiration: 2029-08-30
Also published as: WO2020085638A1; US20210330014A1; CN213076220U; US11178929B2; KR200489133Y1

Abstract

【課題】発熱性カイロが使えるようにして、冬期の寒気及び寒波から耳部位を保護する効果を向上させるカイロ挿入型防寒用耳あてを提供する。
【解決手段】一対の耳覆い部１１及び前記耳覆い部１１を連結するバンド部１２からなる防寒用耳あて１０であって、耳覆い部１１には発熱するカイロ２０が挿入保管されることができる挿入溝１３が形成された。
【選択図】図１

Description

本考案は防寒用耳あてに関するもので、より詳しくは冬期に耳部位を寒気から保護するための耳あてにカイロを挿入して使えるようにするカイロ挿入型防寒用耳あてに関するものである。

一般に、冬期には野外活動のために多くの使用者が耳あてを用いる。このような耳あては耳部分を全体的に取り囲みながらも、内部に耳が楽に位置することができる形態のカバー部材（耳覆い部）が対を成して備えられる。

そして、前記カバー部材は、毛や毛織のような素材を用いて保温性を高めるとともに、バンド形態の弾性部材で両カバー部材を連結することにより頭部に着用することができるようにする形態に用いられることが普遍的である。

しかし、このような従来の防寒用耳あては単に風を遮断する覆い形態を成すことになるため、保温機能に限界があり、寒波が激しい極限の状況で使用する使用者のために、最近には発熱機能を備えた発熱型耳あてが開発されている。

しかし、このような発熱耳あては大部分が電気をエネルギー源として発熱する製品が大多数であり、このために充電池又は乾電池を備えている。しかし、充電池又は乾電池を用いて発熱機能を提供する場合、使用時間が短くなり、使用時間を長くするために充電池又は乾電池の容量を増やす場合、着用時の重さによる不便さが増加する問題点がある。

本考案は前述した従来技術の問題点を改善するために提案されたもので、別途の電源供給装置が必要ではなく、軽量のカイロによる発熱ができる防寒用耳あてを開発することにより、耳あての使用便宜性を向上させることに目的がある。

前記目的を達成するための本考案は、二つが一対を成す耳覆い部及び前記耳覆い部を連結するバンド部からなる防寒用耳あてであって、前記耳覆い部には発熱するカイロが挿入保管されることができる挿入溝が形成されたことを特徴とする。

このような本考案の防寒用耳あては、発熱カイロを耳覆い部に挿入して使えるようになるので、冬期に寒気及び寒波から耳部位の保護する機能を向上させる効果を現す。

特に、カイロが挿入及び保管できるので、使用中にカイロを紛失する危険をなくす利点を有する。

本考案の第１実施例による防寒用耳あての斜視図である。本考案の防寒用耳あての正面構造図である。本考案のカイロ挿入状態の詳細図である。本考案のカイロ分離状態の断面構造図である。本考案のカイロ挿入状態の断面構造図である。本考案の防寒用耳あての着用状態図である。本考案の第２実施例による耳覆い部の断面構造図である。本考案の第３実施例による耳覆い部の挿入溝の形成状態を示す図である。本考案の第４実施例による耳覆い部の断面構造図である。

以下、本考案の具体的な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。

まず、本考案の第１実施例による防寒用耳あての構造を図１〜図５に基づいて説明すれば次のようである。

本実施例の防寒用耳あて１０は、一対の耳覆い部１１と、前記耳覆い部１１を互いに連結するバンド部１２とを含んでなる。

ここで、耳覆い部１１には発熱するカイロ２０が挿着されることを確認することができる。

このために、耳覆い部１１に発熱するカイロ２０が挿入保管できる挿入溝１３が横方向に形成されている。

このような構成を有する本考案の防寒用耳あての使用による作用効果を説明する。

本考案の防寒用耳あて１０は、図６のように、ヒトの頭部に着用して使用することになる。ここで、両側耳覆い部１１にはカイロ２０が挿入溝１３を通して内側に挿入されているから、持続的な発熱効果を現すことができるようになる。

すなわち、カイロ２０は耳覆い部１１の内部から外部への露出が防止される状態で安定的に保管され、徐々に内部が発熱するにつれて耳部位に熱が伝達される。

したがって、本考案の防寒用耳あて１０は単純な風遮断の機能だけではなく、カイロ２０による発熱ができるので、防寒効果を極大化することができる効果を現す。

特に、軽量のカイロ２０を発熱手段として使うので、既存の電気発熱手段による重さ増加を防止することができ、耳あての着用便宜性を向上させる利点を有する。

また、カイロ２０の外部への露出を防止する内部挿入の形態で保管されるので、使用過程のカイロの紛失危険をなくす利点を有する。

一方、図７は本考案の第２実施例による構成を示したもので、挿入溝１３の内部空間には、挿入されたカイロ２０で発生する熱を着用者の耳部位側に反射させて熱損失を最小化するための熱反射層１４が形成されたことを確認することができる。

ここで、熱反射層１４は、テフロン（登録商標）２０〜４０重量％、アルミニウム２０〜４０重量％、ガラス纎維１０〜３０重量％、ナノ銀１０〜３０重量％、セラミック樹脂１〜１０重量％、及び次亜塩素酸ナトリウム１〜１０重量％の比率でなる組成物を有する。

このような構成を有すれば、カイロ２０で発生する熱が外側に漏出せずに内側に反射されるので、熱損失を防止して保温効果を向上させることができる。

特に、熱反射層１４に混合されたテフロン（登録商標）は反射層の密度を増加させてクラックの発生を防止し、アルミニウム及びナノ銀は熱反射効率を向上させ、ガラス繊維はアルミニウムとナノ銀などの物質間の結合力を増大させる。

また、次亜塩素酸ナトリウムは、アルミニウム及びナノ銀の酸化による変色及び変形の発生を防止する利点がある。

また、図８は本考案の第３実施例による構成を示したもので、挿入溝１３は横方向に形成され、前記挿入溝１３の中心には補助切開溝１３ａが垂直上方に延設されたことを確認することができる。

このような構成を有すれば、挿入溝１３と補助切開溝１３ａによる“Ｔ”形の切開構造を成すようになるので、カイロ２０の挿入及び交替が容易になることができる。

また、図９は本考案の第４実施例による構成を示したもので、耳覆い部１１には、内部に挿入されたカイロ２０で発生する熱気が円滑に排出されるように多数の貫通孔１５が形成されたことを確認することができる。

このような構成を有すれば、熱気がより容易に排出されるので、発熱効率を向上させる利点を有する。

以上で本考案の特定の実施例を図示及び説明したが、本考案の防寒用耳あての構造が当業者によって多様に変形実施可能であることは明らかである。

例えば、前記実施例ではカイロの挿入溝が横方向に形成された形態が説明及び図示されたが、このような挿入溝の形状及び形態は必要に応じて縦方向又は対角線方向に形成されることができる。

したがって、このような変形実施例は本考案の技術的思想又は範囲から個別的に理解されてはいけなく、このような変形実施例は本考案の添付された実用新案登録請求範囲内に含まれると言える。

Claims

一対の耳覆い部（１１）及び一対の前記耳覆い部（１１）を連結するバンド部（１２）からなる防寒用耳あて（１０）であって、
前記耳覆い部（１１）には発熱するカイロ（２０）が挿入保管されることができる挿入溝（１３）が形成され、
前記挿入溝（１３）の内部には、カイロ（２０）で発生する熱を着用者の耳部位側に反射させて熱損失を最小化するための熱反射層（１４）が形成され、
前記挿入溝（１３）は横方向に形成され、前記挿入溝（１３）の中心には補助切開溝（１３ａ）が垂直上方に延設され、
前記耳覆い部（１１）には、内部に挿入されたカイロ（２０）で発生する熱気が円滑に排出できるように多数の貫通孔（１５）が形成され、
前記熱反射層（１４）は、テフロン（登録商標）２０〜４０重量％、アルミニウム２０〜４０重量％、ガラス纎維１０〜３０重量％、ナノ銀１０〜３０重量％、セラミック樹脂１〜１０重量％、及び次亜塩素酸ナトリウム１〜１０重量％の比率でなる組成物を有することを特徴とする、カイロ挿入型防寒用耳あて。