JP3234148U - 虫捕殺装置 - Google Patents

虫捕殺装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3234148U
JP3234148U JP2021002706U JP2021002706U JP3234148U JP 3234148 U JP3234148 U JP 3234148U JP 2021002706 U JP2021002706 U JP 2021002706U JP 2021002706 U JP2021002706 U JP 2021002706U JP 3234148 U JP3234148 U JP 3234148U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
liquid
insects
air
insect killing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021002706U
Other languages
English (en)
Inventor
田中 博由
博由 田中
Original Assignee
田中 博由
博由 田中
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 田中 博由, 博由 田中 filed Critical 田中 博由
Priority to JP2021002706U priority Critical patent/JP3234148U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234148U publication Critical patent/JP3234148U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】野菜や果物の栽培時に、殺虫するための化学的に合成された農薬等の使用を最小限に留めることを目的としたものであり、特に少量生産の菜園等に於いて、ウリハムシ、ダイコンサルハムシ、カメムシ等の、除去が困難もしくは、除去時に苦痛が伴う害虫を、比較的容易に物理的な方法で捕獲、殺虫する虫捕殺装置を提供する。【解決手段】ファン装置101によって発生した吸引力によって、第一パイプ103から空気と虫を吸い込み、第一液溜め105に溜められた界面活性がある液体203に虫を強く、気流を弱く、衝突させ、虫を液中に水没させて殺虫するとともに、気流を緩やかにして、界面活性液の泡立ちを押さえ、気流のみを第二パイプ205に吸い込ませ、ファン装置から外気に、吸い込んだ気流を放出する。【選択図】図2

Description

本考案は野菜や果物の栽培時に、殺虫するための化学的に合成された農薬等の使用を最小限に留めることを目的としたものであり、特に少量生産の菜園等に於いて、ウリハムシ、ダイコンサルハムシ、カメムシ等の、除去が困難もしくは、除去時に苦痛が伴う害虫を、比較的容易に物理的な方法で捕獲、殺虫しようとするものである。
従来、この様な装置は、色々な方法が試みられ、提案されてきた。例えば特許文献1では、筒部内をバネ部材の弾力で可動する壁部を設け、バネ部材の弾力によって瞬間移動することに伴う吸気によって筒部先端に配設したカートリッジ部内に害虫を収容する装置を提案している。
また、特許文献2では、バネの代わりにモータで駆動するファンで吸引させ、負圧を作り出し、導入路の筒状部内に開口する入口を閉塞し、スイッチを押すと導入路の入口を開くと共に、筒状部のエアーの流路を塞いで虫が排気部側に流れるのを防止するフィルター状の蓋を備えた構造により、害虫を捕獲するというものである。
いずれの方法も、吸引力によって、カートリッジやフィルターを備える収容部に害虫を捕獲しようとするものであるが、これらの方法は、カートリッジや収容部内で、害虫が長期間死なないため、捕らえた害虫をどのように処分するかが課題となる。
特許文献3では、負圧を発生させ、吸引力によって害虫を捕捉しようとするのは、前記2つの文献と同じであるが、捕捉した害虫を粘着材によって、動きを止めてしまうところに特徴がある。しかしながら多数の虫捕獲時には、粘着材に捕捉されないものが逃げ出す可能性があるという問題がある。
特開2008−199907 特開2012−24044 特開2004−337019
本考案による虫捕殺装置は、従来のこのような問題を解決すべく創作したものであり、多数の比較的小さい害虫を確実に捕捉、殺虫し、容易にそれらの害虫の処分が行える様にしたものである。
本考案は、比較的小さい害虫を捕捉し、殺虫し、それらを容易に処分できる様にするために、ファンやバネ吸引器等を利用して、負圧を発生させて、パイプから外気と一緒に害虫を吸い込み、液体を入れた容器にそれらの害虫を、パイプから噴出させて落とし込み、空気だけを分離して、ファン等の負圧発生部に導こうとするものである。
容器内に入れる液体は、界面活性を有する液体を利用する。もし液体として水だけを利用する場合は、虫は、表面張力で水の表面に浮き、容器壁を這い上がり、僅かな隙間から逃げ出してしまう。そこで、本考案では界面活性のある液体を使用し、液体を虫の羽や、毛の間に入り込ませ、虫の呼吸を阻害しようとするのである。虫は、界面活性のある液体が、毛や羽の間に入り込むため、液体表面に浮くことなく水中に沈み、死滅する。
もちろん、液体として界面活性のある殺虫剤等を使っても良いのであるが、本考案の主目的である、農薬等を避けるという観点からは、殺虫剤を使用する事は、あまり勧められない。液体として水を用い、中性洗剤や石けんにより界面活性を発現させるだけで殺虫作用が起き、それで十分目的が達成できるのである。
ただ、あまりに界面活性剤を大量に用い、泡立ちが強くなると、吸引力を発生せているファンの方にまで、泡が到達し、装置の故障を引き起こすという問題があり、できるだけ泡の出ない界面活性を持つ液体が望ましい。そこで、本考案では、植物由来のサポニン等を利用して泡立ちを押さえる。このサポニン等は再び土に戻すことが可能であり、環境に優しい界面活性剤であるといえる。
また、本考案である虫捕殺装置は、虫が葉の裏に逃げる場合などには、装置を傾けて使用する場合がある。特に前後に90度程度傾けると、本考案の改良前の装置では、容器内の液体が、ファン内に流入することがあるという問題があった。
そこで本考案では、液体を蓄え、虫の死骸がたまった際に捨てることのできる容器と共に、虫捕捉装置の別の場所に、液体を溜める空間を設け、虫捕殺装置が傾いた際に、一時的に容器から別空間に液体を移し、外部に液体が漏れ出ていかない構造としている。
また、虫捕捉装置は、前後に急に傾けた場合、液面が盛り上がって、吸気口に入り込む場合があった。そこで、本考案では、フラップを設け、傾いた方向の吸引口を一時的に半分だけ塞ぐ構造を採用している。このようにすると液体が急に波の様に盛り上がって、吸気口に近づいても、フラップによって阻止され、ファン側に漏れ出しにくいのである。
以上のように、本考案にかかわる虫捕殺装置は、外気と一緒に吸い込んだ虫を、界面活性のある液体中に落とし込んで捕捉、殺虫し、その液を虫と一緒に廃棄できるため、非常に簡便に、害虫駆除ができる。その結果、菜園等で殺虫剤等の薬物を使わなくとも、農作物の生育が可能になるため,安全で美味しい作物を作る事ができる。また、害虫を落とし込む液として、サポニン水溶液等の比較的泡立ちにくい界面活性液を用いるため、外部に漏れ出しにくく、且つ漏れ出しても安全である。
また、動き回る害虫の捕獲のために、本考案にかかわる虫捕殺装置を傾ける事があるが、本装置は二次的な液溜めを設け、液を一時的に別の場所に移動させる構造になっており、内部に蓄えた液体が、外部に漏れ出すことが少なく、しかも、急に本装置を前後に傾けた際の、液の突出を防ぐために、空気吸入口にフラップを設け、液体の漏れ出しを阻止している。
以上のように、本考案は、虫を吸引し、界面活性のある液体中に落とし込み、殺虫するとともに、容易に昆虫の死骸を廃棄でき、また、内部の液体が外部に漏れにくい構造をとっているため、非常に衛生的で、安全性が高いのである。
本装置にかかわる虫捕殺装置は、主として菜園や果樹園等の利用を目的に考案されたものであるが、一般家庭にて、蚊やはえ、毛虫、蟻といった昆虫を捕捉、殺虫することも可能である。特に、毒を持つヒアリや蜂等に手を触れることなく、安全性高く捕捉、殺虫できるという非常に有用な効果を発揮するものである。
本考案の外観図である。(実施例1) 本考案を説明するための断面図である。(実施例1) 本考案による別の虫捕殺装置を説明するために、分解して示した外観斜視図である。(実施例2) パイプ先端に外気旋回のための装置を取り付けた本考案による虫捕殺装置の、外観斜視図である。(実施例3)
以下に具体的な構成を上げて、実施例にて考案を開示する。
図1は本考案による虫捕殺装置の外観図であり、101は、ファン装置であり、102の捕殺装置胴体、104の第二液溜め、105の第一液溜めの内部を、外気より負圧にし、103の第一パイプより、外気を吸入する。害虫は外気と共に105の第一液溜めに引き込まれ、界面活性を有する液に落ち込み、捕殺される。この捕殺された虫と液体は、105の第一液溜めが容易に外れる様にしている為、取り外して捨てる事ができる。
図2は、本考案による虫捕殺装置の断面図である。図2に於いて、図1と同一箇所については同一番号で示し、図1に現れなかった箇所については、新しく番号を振って示した。201はファン202を駆動するためのモータである。203は界面活性剤を混入させた水である。この実施例では、椿由来のサポニンを使用して水に界面活性を発現させている。204は第二液溜めであり、傾けた場合に、105の第一液溜めに蓄えられた液体を一時的に蓄えるべく用意されている。205は103の第一パイプと同軸状に配置された第二パイプである。
206はラッパ状の第一パイプの吐出口であり,吸入口より吸い込まれてきた害虫207を、203のサポニン水溶液に衝突させ、沈み込ませる。その際、気流208は、吐出口206がラッパ状に広がっているために、広く周囲に分散して速度が低下し緩やかに噴出しながら、205の第二パイプに吸い込まれる。このラッパ状の吐出口206がない場合も、本考案の一つとして実施することが可能であるが、その場合は、第一パイプから吐出した空気が、下部にある界面活性剤入りの水に強く衝突するため、泡立ちがひどくなり、泡が気流に乗って201のモータや202のファンに付着し、装置の寿命を著しく低下させる場合がある。
このように、本実施例では204の液溜めを設けているために、105に蓄えられた液203のあふれかえりがない。また、第一のパイプの吐出口をラッパ状にしているため液の泡立ちを著しく押さえる事ができるとともに、害虫を速やかに界面活性剤入りの水の中に沈め、殺虫することができる。また、害虫と分離した空気は同軸状になった第二パイプ205を通過してファン装置101にて外部に放出される。第二パイプは同軸状にすることで、大口径の管を用いる事ができるので、圧力損失が少なく、風量の低下も少ない。そのため、害虫の吸い込みがスムーズであり、第一パイプ103の先端から速やかに害虫の吸い込みができる。
また、界面活性剤入りの水は害虫の毛や羽の間に入り込み、速やかに害虫を液中に沈み込ませるため、害虫は呼吸ができなくなり、速やかに死んでしまう。
図3は本考案による虫捕殺装置の第二の実施例を、特徴的な部分を分解して斜視図にて示したものである。301は、空気を305の第一パイプから引き込むための、ファン装置であり、ファン装置はモータ303と羽302によって構成されている。304は虫捕殺装置胴体であり、306の第二液溜めと連結されている、306の第二液溜めの内部には、第一パイプ305と同軸状に配置された第二パイプ308が取り付けられている。第二パイプ308の先端には、フラップ309が取り付けられている。このフラップ309は、本考案の虫捕殺装置を前方に傾けた際に、第二パイプ308の開口部を半分閉じ、後方に傾いた時に逆方向に開口部を半分閉じる構造となっている。
このフラップ309の働きによって、本考案の虫捕殺装置を前後に急に傾けても、第一液溜め307の中に溜められた界面活性液が波となって第二パイプ308の中に入り込まなくなる。そのため、液体が304の捕殺装置胴体を伝って、ファン装置301を濡らしにくくなるため、ファン装置の寿命を長く保つことができる。
また、フラップ309は空気流路を半分塞ぐだけの構造としている為、傾けている際も、305の第一パイプから虫を吸い込む動作は継続される。吸い込まれた虫は、速やかに第一液溜め307の内部に蓄えられた界面活性液中に落ち込み、殺虫される。
以上の様に、本実施例に示した、虫捕殺装置を用いることによって、素早く動き回る虫も、このフラップ309の働きによって、内部の液を外部に漏らす事なく、捕捉、殺虫できるのである。
図4は、本考案の第三の実施例を示したものである。本考案による虫捕殺装置本体の構造、その機能、効果については実施例1、実施例2に示したものと同様であるため、新たなる作用を発現する部分にのみ、新たな番号を付与して説明を行う。
401は、第一の実施例の第一のパイプ103もしくは第二の実施例の第一のパイプ305の先端に取り付けた、吸気旋回器である。この吸気旋回器401の内部には、空気を旋回させるための、フィン402が取り付けられている。
403は空気の旋回を示したものであり、空気が旋回することによって、パイプ先端の面より広い範囲で空気の流れが生じ、その空気の流れには、微弱な振動がのる。そのため、害虫が葉や枝に強くくっついていても、容易に空気中に浮かして、吸引することができる
つまり、本実施例では、広い範囲の害虫を多数一度に捕獲できるため、非常に効率的であり、また強く枝や葉につかまっているために、吸気による捕獲吸収に困難が伴う害虫に対しても、微弱な振動を含む旋回空気流によって、気流中に浮かせて吸引できるため、非常に容易に捕獲、殺虫できる。
本考案による虫捕殺装置は、家庭菜園や小規模農園の害虫駆除に使えるだけでなく、家庭内の、蚊やハエの駆除に利用可能である。特に生鮮食品類を扱う食料品店等に於いて、殺虫剤を使う事なく、非常に衛生的、かつ安全にハエや蟻等を捕殺できる。
101 ファン装置
102 虫捕殺装置胴体
103 第一パイプ
104 第二液溜め
105 第一液溜め
205 第二パイプ
206 ラッパ状吐出口
309 フラップ
401 吸気旋回器

Claims (5)

  1. 吸引力を発生する装置と、外気から空気を導入する第一のパイプと、前記吸引力を発生する装置に通ずる第二のパイプによって構成され、前記第一のパイプと前記第二のパイプが液体を蓄えるべき容器に開口していることを特徴とする虫捕殺装置
  2. 前記第一のパイプの前記液体を蓄えるべき容器に開口している部分が、拡大して開口されていることを特徴とする請求項1記載の虫捕殺装置
  3. 吸引力を発生する装置と、外気から空気を導入する第一のパイプと、前記吸引力を発生する装置に通ずる第二のパイプによって構成され、前記第一のパイプと前記第二のパイプが液体を蓄えるべき容器に同軸状に開口し、前記第二のパイプの前記開口部にフラップが設けられている事を特徴とする虫捕殺装置
  4. 前記液体を蓄えるべき容器に蓄えられる液体が、界面活性のある液体である事を特徴とする請求項1および請求項3記載の虫捕殺装置
  5. 外気から空気を導入する前記第一のパイプの先端部に吸気を旋回させる仕切り羽が取り付けられている事を特徴とする請求項1及び請求項3に記載の虫捕殺装置
JP2021002706U 2021-07-12 2021-07-12 虫捕殺装置 Active JP3234148U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021002706U JP3234148U (ja) 2021-07-12 2021-07-12 虫捕殺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021002706U JP3234148U (ja) 2021-07-12 2021-07-12 虫捕殺装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018133769A Continuation JP2020010616A (ja) 2018-07-14 2018-07-14 虫捕殺装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3234148U true JP3234148U (ja) 2021-09-24

Family

ID=77780159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021002706U Active JP3234148U (ja) 2021-07-12 2021-07-12 虫捕殺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234148U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7441368B1 (en) Sensor triggered apparatus for capturing pests
US20180177175A1 (en) Vortex insect trap
US4449319A (en) Fly exterminator
KR101621958B1 (ko) 농업용 해충 포획장치
KR20130115963A (ko) 날벌레 차단 포획구
JP2002125563A (ja) 飛翔性害虫駆除用複合トラップ
JP3234148U (ja) 虫捕殺装置
KR20190004428A (ko) 토양 바닥 설치형 일회용 토양 서식 해충 포집기
CA2966262A1 (en) Mosquito attracting device and system using the same
KR200402319Y1 (ko) 흡입식 포충기
CN213663272U (zh) 一种除四害用诱捕器
CN211153451U (zh) 一种水循环利用防逃逸害虫诱捕器
KR20190092546A (ko) 와류형 곤충 트랩
JP6879735B2 (ja) 飛翔害虫捕獲器
JP2020010616A (ja) 虫捕殺装置
KR200484173Y1 (ko) 모기 퇴치기
KR20110094386A (ko) 포터블타입의 해충 박멸장치
JP2004305162A (ja) 捕虫器
KR200166065Y1 (ko) 흡입식 포충기
JP5648899B2 (ja) 筒状ゴキブリ捕獲棒
KR20220000773U (ko) 다양한 용기에 부착 가능한 해충 트랩
CN215602773U (zh) 一种害虫防治箱
CN206728977U (zh) 一种诱捕杀蚊装置
JP2021078518A (ja) 飛翔害虫捕獲器
CN214431273U (zh) 一种蟑螂捕杀器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3234148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150