JP3234117U - 靴紐結束具 - Google Patents
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Abstract
【課題】シューレースを結ぶことを不要にして、シューレースが緩まず容易に結束と解放ができる靴紐結束具を提供する。【解決手段】シューレースを結ぶ必要性を排除すべく、シューレースに装着して結束でき着脱を可能とした靴紐結束具1であって、靴紐集結板6にシューレースを挿通させる靴紐通し孔部3を適宜位置に備え、加えて余剰紐の先端を係止すべく爪4を設け、前記靴紐集結板に上下開閉自在にするヒンジ5で連結させたバックル2に略J状の係合部7を形成した該バックルと前記靴紐集結板に凸状に設けた被係合部8が閉じたときに嵌合する構成にしたことを特徴とする靴紐結束具を提供する。【選択図】図2
Description
本考案は、シューレースを結ぶ不便さを解消するため、シューレースを結ぶことを不要にして、シューレースが緩まず容易に結束と解放ができるようにした靴紐結束具に関する。
靴の多くは紐靴で、足甲部左右両側に靴先から履き口に向かう方向に沿って並設されたハトメ穴へ交互にシューレースを通し終えたら、該シューレースの余剰紐を締めて一般的な方法で蝶結びをする必要があり、シューレースを結ぶプロセスに手間取り、シューレースを結んでも不均衡な仕上がりになることが多いうえ、歩行や競技による振動や衝撃によって結び目の緩みが生じ、緩みが進行して解けた靴紐に躓いたりして危険である。
紐靴に替わる面ファスナーで着脱する靴のタイプもあるが、足へのホールド性が低いうえに、意匠面で見栄えが劣る。
このような問題を解決するために、様々なシューレースが緩まない固定具が提案されていて、特許文献1には、靴紐の先端同士を結ばずに面ファスナーで挟んで着脱することで固定と解放することができる靴ひも固定具が提案されている。
しかしながら、シューレースに密着させる面ファスナーの表面積が広く、他方、靴ひも固定具の支えの部分が貧弱なため剥がすのが困難となるうえに、面ファスナーのフック部とループ部の着脱によって間に挟まれたシューレースが損傷するばかりか面ファスナーに損傷したシューレースの繊維が付着して張付き力が劣化する。
特許文献2には、弾性靴ひもの端を留め具の開口部に通し留め具のスプリングによってその弾性靴ひもを挟み、結ばずに固定するシステムの靴ひも留め具が提案されている。
伸縮性のある弾性靴ひもで適度に足にフィットし柔軟性があり普段履きには良好だが、弾性靴ひもの締め付けに強く張力を加えると留め具のスプリングの反発力では十分に留めるには及ばず弾性靴ひもが滑り緩む。故に運動量が大きくなると留め具に通している靴紐に緩みが生じて靴内の足のホールド性に欠ける。
本考案は、上述した技術上の諸問題に鑑み、これを解決するために考案したものであり、シューレースの多様な材質に対しても緩みや解けを防ぎ、靴内の足のホールド性を維持させ、容易に結束と解放ができるようにした靴紐結束具を安価に提供することを課題とする。
本考案は、紐靴に装着し終えたシューレースを結ぶ必要がなく容易にまとめて結束して、尚且つ緩まない靴紐結束具であって、靴紐集結板に靴紐通し孔部を適宜位置に備えて、加えて余剰紐の先端を係止すべく爪を設け、靴紐集結板に上下開閉自在のヒンジで連結させたバックルに略J状の係合部を形成させた該バックルと靴紐集結板に設けた凸状の被係合部が閉じたときに嵌合されることを特徴とする靴紐結束具である。
本考案の靴紐結束具は、紐靴に固定させず独立しているため別の紐靴に用いることができ、容易に結束と解放ができる。
本考案の靴紐結束具は、その構造が簡単であり、加工しやすく安価に提供できる。
靴紐集結板に連結させたバックルの表面に、チームのロゴマークなどのデザインを入れたり、使用者の好みでステッカーやチャームなどを貼りつけることも可能である。
以下、添付図面に基づいて、本考案に係る靴紐結束具の実施形態について説明するが、本考案は下記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
紐靴Sのハトメ穴Qに通し終えた両側からのシューレースLを結ぶことなく、図3Aに示すように、本考案の靴紐結束具1の靴紐集結板6の靴紐通し孔部3にシューレースLを挿通し、使用者の思う締まり具合に調節したところで図3Bに示す前記靴紐集結板6に余剰紐Rを巻きつけることで該余剰紐Rにかかる張力とエッジの効果で固定して、加えて前記靴紐集結板6に設けた爪4に余剰紐Rの先端を係止させ、バックル2に略J状の係合部7を形成した該バックル2を上下開閉自在のヒンジ5で連結させた前記靴紐集結板6に設けた凸状の被係合部8に閉じたときに嵌合し、図3Cで示す本考案の靴紐結束具1の装着が完了となり、シューレースLを結束して緩みを防ぐことができる。
余剰紐Rを集結した部分の目隠しとなり見栄えを良くし、容易にシューレースLが緩まないように結束と解放ができることを特徴とする靴紐結束具1。
靴紐結束具1は、余剰紐Rの巻きつけなどの圧力下で変形しない高負荷に耐えられつつ軽量なアルミニウムまたはプラスチックのような硬質の材料で構成され、好適にはプラスチックで構成され安価に製造が可能である。
本考案の靴紐結束具を利用してシューレースを結ばずに簡単なプロセスにより、スピーディー、スマートに容易にシューレースの緩みを防ぎ結束と解放が紐靴に利用でき、特にスポーツ競技用や作業靴などの紐靴に適合する。
1 靴紐結束具
2 バックル
3 靴紐通し孔部
4 爪
5 ヒンジ
6 靴紐集結板
7 係合部
8 被係合部
S 靴
L シューレース
R 余剰紐
Q ハトメ穴
2 バックル
3 靴紐通し孔部
4 爪
5 ヒンジ
6 靴紐集結板
7 係合部
8 被係合部
S 靴
L シューレース
R 余剰紐
Q ハトメ穴
Claims (1)
- 紐靴に装着し終えたシューレースを結ぶ必要がなく容易にまとめて結束して、尚且つ緩まない靴紐結束具であって、靴紐集結板に靴紐通し孔部を適宜位置に備え、加えて余剰紐の先端を係止すべく爪を設け、靴紐集結板に上下開閉自在のヒンジで連結させたバックルに略J状の係合部を形成させた該バックルと靴紐集結板に設けた凸状の被係合部が閉じたときに嵌合されることを特徴とする靴紐結束具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002767U JP3234117U (ja) | 2021-06-09 | 2021-06-09 | 靴紐結束具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002767U JP3234117U (ja) | 2021-06-09 | 2021-06-09 | 靴紐結束具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234117U true JP3234117U (ja) | 2021-09-24 |
Family
ID=77779661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021002767U Active JP3234117U (ja) | 2021-06-09 | 2021-06-09 | 靴紐結束具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234117U (ja) |
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2021
- 2021-06-09 JP JP2021002767U patent/JP3234117U/ja active Active
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