JP3233544U - 物件端部をカバーするシース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外での使用により付着した汚れをカバーして隔離し、幼児が触れるのを防止し、幼児と環境の整潔及び安全性を維持する物件端部をカバーするシース構造を提供する。【解決手段】物件端部をカバーするシース構造は本体1を有し、弾性を呈して設置される収容設置空間11を有し、本体1外表面一端に収容設置空間11に連通する切槽12をカットして設置し、本体1は切槽12一端に相対する収容設置空間11内にプッシュ部を成形し、プッシュ部が押されると切槽12は弾性で拡張し、本体1は球状を呈し、抗菌シリコンの耐摩耗性材質により製造され、片手で切槽12により本体1を展開し、スーツケース、ベビーカーの車輪などの物件の端部位置をカバーできる。屋外での物件使用後に物件端部に付着する汚れを直ちにカバーして隔離し、清潔な環境への汚染を防止でき、平滑面で引き動かせ、保護される物件端部との離脱を防止でき、耐用年数が長い。【選択図】図1

Description

本考案は物件端部をカバーするシース構造に関し、特にスーツケース、ベビーカーの車輪などの物件端部をカバーでき、これにより物件の使用後に端部に付着する汚れを隔離でき、周辺の環境或いは幼児への影響を防止し、しかもカバーすることで引くことができ、脱落または破損しにくい物件端部をカバーするシース構造に関する。
屋外活動は、外出することで自然に触れ自然を感じる活動である。
また、外出することで、心と身体を鍛錬できる他、環境と自然の生態への認知を高め、ストレスを発散し、人と人とが触れ合う情感を増進することができる。
そのため、適度な屋外活動は、身心の発展に有益である。
屋外で活動するには、必要に応じて、スーツケースなど適した用具を携帯しなければならないことが多い。
さらに、幼児がいる場合には、ベビーカー等の幼児を乗せる用具を携帯しなければならないこともあるだろう。
その際、スーツケースであろうとベビーカーであろうと、車輪或いはスタンド、フレーム等の端部が、屋外の地面に触れるのは避けようがない。
屋外の地面は不特定多数の人が踏むものであり、そのため汚れ、病原菌等の汚染源が存在している。
しかし、屋外での活動後、通常は身心ともに疲労しているため、地面と接触するスーツケース或いはベビーカーの端部を清潔にすることができず、屋外での活動後に、スーツケース或いはベビーカーを家の中に持ち込む際に、その端部に付着した汚染源も同時に持ち帰ってしまえば、家庭内環境が汚染されてしまう。
さらには、幼児が該端部、或いは端部に汚染された地点に直接触れれば、病原菌に感染し、不調をきたし、或いは病気になってしまう恐れもある。
特に、幼児は円形でローリングする物件に好奇心を抱き、しかもさまざまな物件を口に入れる習慣もあることが多いため、幼児が感染にさらされるリスクは拡大する。
前記先行技術には、地面と接触するスーツケース或いはベビーカーの端部を清潔にすることができず、屋外での活動後に、スーツケース或いはベビーカーと共に汚染源も持ち帰ってしまえば家庭内環境が汚染されてしまい、幼児の感染リスクが拡大するという欠点がある。
本考案は、本体が弾力性を備えて設置され、内部に収容設置空間を有し、本体外表面一端に収容設置空間に連通する切槽をカットして設置し、本体は切槽一端に相対する収容設置空間内にプッシュ部を成形し、プッシュ部が押されると、切槽は弾性で拡張し、前述の問題を解決できる物件端部をカバーするシース構造に関する。
本考案による物件端部をカバーするシース構造において、該プッシュ部は、該本体から一体成型される実心構造で、しかも該収容設置空間は、偏心を呈して設置される。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該切槽の、該プッシュ部位置に相対する少なくとも1個の側端には、欠口をさらに設置する。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該本体は、該切槽の両末端位置に、通孔をさらに設置し、しかも該通孔の幅は、該切槽の幅より大きい。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該切槽の弧長は、該本体の半円周とほぼ等しいか、やや短い。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該収容設置空間の内壁面には、少なくとも1個の凸壁を突出状に設置する。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該収容設置空間の内壁面に、少なくとも1個の凹槽をさらに陥没状に設置する。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該収容設置空間の内壁面は、滑り止め設置を呈し、該本体の外表面は、滑らかな設置を呈する。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該本体の少なくともその底部は、やや球状を呈して設置され、しかも該本体は、抗菌シリコンの耐摩耗性材質により製造される。
上記の物件端部をカバーするシース構造において、該本体外表面には、少なくとも1個の図案、文字或いはその組合せをさらに設置する。
上述の説明及び設置に明らかなように、本考案は以下の長所及び効果を備える。
1.本体は弾力性を備えて設置され、及び切槽とプッシュ部を設置することで、片手で切槽により本体を展開し、本体はスーツケース、ベビーカーの車輪などの物件の端部位置をカバーでき、屋外での使用後に物件端部に付着する汚れは直ちに本体によりカバーして隔離し、清潔な環境への汚染を防止し、幼児が車輪に触れるのを防止し、幼児と環境の整潔性及び安全性を維持し、使用後は取り外してきれいにした後に繰り返し使用でき、本考案の適用性を高めることができる。
2.本体は球状を呈して設置され、しかも外表面は滑らか面であるため、平滑面で引き動かすのに有利で、しかもその内部には物理的反作用力原理の機構を有し、保護される物件端部との離脱を防止でき、凸壁の設置により物件端部をさらによく係合でき、しかも収容設置空間の内壁面は滑り止め設置を呈するため、引き動かす際にも脱落せず、耐摩耗性の機能を備え磨損し難いため、本考案の耐用性を高め、耐用年数を延長できる。
3.菌を抑える作用を有する架橋剤で製造されるシリコンを採用するため、細菌の増殖を効果的に防止でき、幼児が本体に触れても、病原菌への感染を避けられ、本考案の防護性及び安全性をさらに高めることができる。
4.球状を呈して設置する他に、さまざまな形状に設置でき、本体外表面には少なくとも1個の図案、文字或いはその組合せをさらに設置でき、本考案全体の見た目の美感を高め、消費者の注目を集めることができる。
5.収容設置空間内には、消毒殺菌機能を備えたアルコール、金属(ニッケル、銀球など)などのミクロスフェア或いはジェルを入れられ、これにより消毒滅菌の目的を達成し、端部に付着した病原菌が空気を通じて流動し外へと漏れるのを防止し、本考案の安全性をさらに高めることができる。
本考案の立体模式図である。 本考案の俯視模式図である。 図1のA−A位置でカットした断面模式図である。 本考案が押された時、切槽が弾性で拡張した際の断面及び使用状態模式図である。 本考案が物件端部をカバーする時の断面及び使用状態模式図である。 本考案が物件端部をカバーする時の立体及び使用状態模式図である。
(一実施形態)
図1〜図3に示す通り、本考案による物件端部をカバーするシース構造は、本体1を有する。
本体1は、弾力性を備えて設置され、内部には、収容設置空間11を有し、しかも本体1外表面一端には、収容設置空間11に連通する切槽12をカットして設置する。
本体1は、切槽12一端に相対する収容設置空間11内に、プッシュ部13を成形する。
図4に示す通り、プッシュ部13が押されると、切槽12は弾性で拡張し、図5、6に示す通り、物件2の端部21位置をカバーできる。
物件2は、一実施形態中では、端部21を有する物品、例えば、スーツケース、ベビーカー等で、その端部21は、それに設置される車輪などであるが、例を挙げて説明するに過ぎず、これに限定するものではない。
他の実施形態中において、物件2はテーブル、椅子などの用具とすることができ、その場合、端部21はそのテーブルの脚、或いは椅子の脚の末端である。
本実施形態の本体1は、物件2の端部21をカバーし、これにより端部21と外界とを隔離し、端部21が周辺環境に傷をつけることを防止する用途に用いることもできる。
これにより、屋外での使用後に物件2端部21に付着する汚れを、直ちに本体1によりカバーして隔離し、清潔な環境への汚染を防止し、また幼児が触れるのを防止することで、幼児と環境の整潔及び安全性を維持することができる。
後日、使用者が物件2或いは本体1を清潔にする際には、上記のように、プッシュ部13を押し、切槽12を弾性拡張させれば、本体1を取り外せ、きれいにした後に繰り返し使用でき、本考案の適用性を高められ、環境に配慮した省エネ効果をも備える。
使用者が本体1で物件2の端部21をカバーした際に、本体1と地面とが摩擦する時に物件2を引き易くするため、本体1は少なくともその底部がやや球状を呈して設置される。
これにより、本考案は抗菌と汚染防止の効果を達成しながら、使用者は物件2の移動を行い易い。
しかも好ましくは、本体1の外表面は、滑らかな設置を呈し、摩擦力を低下させることで、引っ張る時の利便性を高め、これにより本考案全体の適用性を高めることができる。
以下については特別に説明が必要である。
本体1は、全体の輪郭は球状を呈し、または底部だけがやや球状を呈して設置され、頂端は幾何形状或いは非幾何形状とでき、これにより本考案全体の見た目の美感を高める。
他の実施形態中では、本体1外表面には、少なくとも1個の図案、文字或いはその組合せをさらに設置し、視覚的効果をさらに増進し、消費者の興味を引くことができる。
この他、本考案が端部21を隔離する際に、汚れを運んだり、汚れが付着したりしにくくするため、好ましくは、本体1は、抗菌シリコンの耐摩耗性材質により製造される。
例えば、菌を抑える作用を有する架橋剤で製造されるシリコンにより、細菌の増殖を防止し、しかも好ましくは、耐摩耗性の特性を備え、これにより引っ張られることによる破損を防止する。
本考案のプッシュ部13の配置は具体的には、一実施形態中では、図3に示す通り、本体1は一体成型の実心構造で、しかも収容設置空間11は、偏心を呈して設置され、しかも本体1が弾力性を備えて設置されることで、実心設置のプッシュ部13は、支点となる。
これにより、使用者が本体1を、プッシュ部13位置に対応して押す時、図4に示す通り、プッシュ部13の頂端位置は支点を形成し、本体1の切槽12位置は、押された方向に対応して弾性拡張する。
これにより、切槽12は開き、物件2の端部21はここを通って本体1の収容設置空間11内に入る。
その設置により、使用者は、片手で切槽12を弾性拡張させられ、これにより使用者はもう一方の手で確実に物件2を安定させられ、本体1の端部21のカバーを有利に行うことができる。
こうして、本考案の、使用時の利便性を向上させることができる。
本体1が端部21をカバーする時、切槽12の辺縁は弾性により閉鎖して、陥没が生じることはない。
通常、端部21が車輪である時には、その頂端には円柱を設置し、車輪が確実に地面に接触するようになっている。
よって、切槽12の、プッシュ部13位置に相対する少なくとも1個の側端には、欠口121をさらに設置する。
これにより、本体1が端部21をカバーする時、欠口121は、端部21上端部分の輪郭に対応し、さらにカバーの過程において、端部21はスムーズに切槽12を通過し、収容設置空間11に入る。
一実施形態中では、プッシュ部13が押された時に切槽12が容易に拡張するよう、好ましくは、本体1は切槽12の両末端位置に、通孔122をさらに設置する。
しかも、通孔122の幅は、切槽12の幅より大きい。
切槽12の配置については、切槽12は、細長い形状でカットして設置され、その拡張時に、端部21を通過させるだけで良いため、使用者は多数の異なる物件2に応用することができる。
よって一実施形態中では、切槽12の弧長は、本体1の半円周とほぼ等しいか、やや短く、これにより本考案は多数の物件2端部21に適用可能である。
物件2端部21に対するカバーの安定性を高めるため、一実施形態中では、収容設置空間11の内壁面には、少なくとも1個の凸壁14を突出状に設置する。
これにより、端部21との間の摩擦力を高められる他に、緊密対応、圧迫及び係合等の効果を備え、本体1の球状設置も対応し、その内部には物理的反作用力の原理が働く。
これにより、端部21の安定的な定位に有利で、物件2が引っ張られても、本体1は摩擦により脱落しにくく、しかも好ましくは、収容設置空間11の内壁面は滑り止め設置を呈し、カバー端部21の安定性をさらに向上させられ、引っ張られた時、本体1は端部21から抜け難くなる。
具体的な実施形態中では、凸壁14は、収容設置空間11の壁面環状より突出状に設置され、これにより係合可能な面積は拡大し、本考案の定位時の安定性を高めることができる。
別種の実施形態においては、端部21に対してさらに殺菌消毒を行うため、物件2端部21をカバーし、或いはカバーしていない時、本体1内に消毒殺菌機能を備えた消毒ユニット3を設置する。
消毒ユニット3は、アルコール、金属(ニッケル、銀など)などのミクロスフェア或いはジェルで、それは補充パックを設置することもでき、使用に十分でない時には交換することができ、これにより消毒滅菌の目的を達成し、端部21に付着した病原菌が空気を通じて流動し外へと漏れるのを防止する。
この他、本体1は、収容設置空間11の内壁面に、少なくとも1個の凹槽15をさらに陥没状に設置し、これによりそのストレッチ面積を拡張し、カバー性能を高められる他に、消毒ユニット3の消毒物件放出に有利で、導流することで、消毒を十分に行うことができる。
前述した本考案の実施形態は本考案を限定するものではなく、よって、本考案により保護される範囲は後述される実用新案登録請求の範囲を基準とする。
1 本体、
11 収容設置空間、
12 切槽、
121 欠口、
122 通孔、
13 プッシュ部、
14 凸壁、
15 凹槽、
2 物件、
21 端部、
3 消毒ユニット。

Claims (9)

  1. 物件端部をカバーするシース構造であって、本体は、弾力性を備えて設置され、内部には収容設置空間を有し、
    前記収容設置空間の内壁面には、少なくとも1個の凸壁を陥没状に設置し、しかも前記本体外表面一端には、前記収容設置空間に連通する切槽をカットして設置し、前記本体は、前記切槽一端に相対する収容設置空間内に、プッシュ部を成形し、前記プッシュ部が押されると、前記切槽は弾性で拡張する
    ことを特徴とする、物件端部をカバーするシース構造。
  2. 前記プッシュ部は、前記本体から一体成型される実心構造で、しかも前記収容設置空間は、偏心を呈して設置されることを特徴とする、請求項1に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  3. 前記切槽の、前記プッシュ部位置に相対する少なくとも1個の側端には、欠口をさらに設置することを特徴とする、請求項1に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  4. 前記本体は、前記切槽の両末端位置に、通孔をさらに設置し、しかも前記通孔の幅は、前記切槽の幅より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  5. 前記切槽の弧長は、前記本体の半円周とほぼ等しいか、やや短いことを特徴とする、請求項1に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  6. 前記収容設置空間の内壁面に、少なくとも1個の凹槽をさらに陥没状に設置することを特徴とする、請求項1〜5の何れかの一項に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  7. 前記収容設置空間の内壁面は、滑り止め設置を呈し、前記本体の外表面は、滑らかな設置を呈することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  8. 前記本体の少なくともその底部は、やや球状を呈して設置され、しかも前記本体は、抗菌シリコンの耐摩耗性材質により製造されることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の物件端部をカバーするシース構造。
  9. 前記本体外表面には、少なくとも1個の図案、文字或いはその組合せをさらに設置することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の物件端部をカバーするシース構造。
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