JP3233529U - 果実の皮むき用保持具兼食器 - Google Patents

Abstract

【課題】柔らかく滑りやすい果実を保持し、手を汚さず、皮むきの補佐ができ、そのまま食器として使用できる果実の皮むき用保持具兼食器を提供する。【解決方法】食器のフォークを、歯部１と、歯の根本の根部２と、柄部３を略直角でＺ状に折り曲げた形状で、歯と、柄部の間で根部の両端に柄部の方向に曲った左右対称の指当て部４を設けた保持具兼食器であって、果実の皮の一部を切り取り、そこより歯部を差し込み根部で止め、柄部と指当て部にて手を固定し、ナイフで皮をむきそのまま食べるか、皿にのせ果物用フォークとして使用する。また根部に開けたＵ字状のかぎ部を使用し、二本を組み合わせ多目的に使用できる。【選択図】図１

Description

本考案は、果実の皮むき時に利点のある食器に関するものである。

果実の皮をむく時は、果肉を指や手のひらで支え、滑らないよう保持し皮をむく。特に 果肉が滑りやすく柔らかい果実、例えば柔らかくなったキュウイや桃などの皮をむく時は、手が滑り、手に果汁が付き、柔らかい果肉を手で潰したりして大変であり衛生面でも良くない。

皮むき用の台所用品として文献１がある。しかし、食材を保持する矢と取手はあるが、食卓に使用する食器ではない。また文献２は、上記同様の構造で食器として使用することも考慮してあるが他の用途に兼用しにくい。

実全昭６０−０７３２０号 実全昭５７―１９４４１６

柔らかく滑りやすい果実を保持し、手を汚さず、皮むきの補佐をする道具でかつそのまま食器として使用できる道具が課題である。

上記課題を解決するために、食器のフォークを、歯部と、歯の根本の根部と、柄部を略直角でZ状に折り曲げた形状で、根部の両端に柄部の方向に曲った左右対称の指当て部を設けた保持具を用い、果実の皮の一部を切り取り、そこより歯部を差し込み根部で止め、柄部と指当て部にて手を固定し、ナイフで皮をむきそのまま皿にのせ食器として利用する手段により解決できる。

上記の保持具一本では、不安定な食材をより確実に保持するために、組み合わせ用のかぎ部を根部に設け二本使用することもできる。

この考案により皮がむきにくい果実や、手が汚れる為に敬遠されていた柔らかい果実や、滑りやすい食材の皮むきが安易になり、また皮むきされ保持具の差し込まれた果実をそのまま皿にのせ食器として利用できる。この保持具の利用により敬遠されていた果実の消費が拡大する可能性がある。またかぎ部を使用し他の食材、例えば骨付きの肉をかぎ部と歯部に掛け固定し食することもできる。

図１は保持具の形状図である。(実施例１) 図２は保持具の使用方法の説明図である。(実施例２) 図２に使用例を記載した、保持具の組み合わせ用かぎ部５の形状図である。

保持具の形態と使用例を示す。

図１により保持具の形状を説明する。１は歯部で果実を切断しないように一般のフォークの歯の間隔より広くとる。２は根部で歯部と略直角に曲がって角の無い略円形で果実を受ける面を持っている。３は柄部で根部と略直角に歯部と逆方向に曲がっている。４は指当て部で歯部と柄部の間の根部に左右一対で柄部方向に曲がってかつ根本がくびれている。これは果汁が指に垂れるのを少なくする為と、指の馴染みの調整ができるよう変形し良くする為とで、商品の梱包輸送の時保持具を重ねられるようハの字に曲がっている。

図２により保持具の使用例と特徴を説明する。Ａはキュウイに保持具を差し込んだ状態で、キュウイのヘタを切り取り、そこから保持具の歯を差し込み、根部で止め、手と指で柄部と指当て部を支え、ナイフで皮をむく。Ｂは桃のような大きく重たい果実の場合、保持具を二本使用しかぎ部５を互いに合わせ使用する例である。

果実の消費向上、工業製品の多量生産

１ 歯部
２ 根部
３ 柄部
４ 指当て部
５ かぎ部

Claims (2)

1. 果実や野菜の皮むき用保持具兼食器であって、食器のフォークを、歯部と、該歯部の根本の根部と、柄部を略直角でZ状に折り曲げた形状で、前記根部の両側端に前記柄部の方向に曲がった左右対称の指当て部を設けた事を特徴とする保持具兼食器。
2. 前記根部に該縁と連続するＵ字孔を設ける事を特徴とする請求項1記載の保持具兼食器。

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