JP3233437U - 保水用の器材 - Google Patents

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Abstract

【課題】涼風づくりの打ち水や、栽培植物への撒水などの、保水効果を高める保水器材を提供する。【解決手段】保水器材は、おが屑(大鋸屑)を、通水性をもつ布袋に密に詰めたもので、撒水する地表に設置したり、埋設したりする。【選択図】図1

Description

酷暑や集中豪雨が多発する等、異常気象が定着してきている。なかでも猛暑や局地的豪雨は、毎年くり返す状態となった。
異常気象に伴う災害の原因に、地表面の渇水が言われる。これは地面の多くが、コンクリートやアスファルトで覆われて透水性を失い、気化熱による熱の放散が、できにくいことや、地表の吸水力が低下する環境になったことも指摘されている。
地面が渇水したことによる被害の代表例は、街路樹に表われている。家庭への影響では、「打ち水」の習慣が消えつつあることであろう。即ち、打ち水する地面が、コンクリートやアスファルトで覆われ、撒水の大半が短時間で流失し、涼風づくりが期待しにくくなった。
渇水を補うための散水を受けとめる、吸水し保水する器材を要所に配備、設置したい。
本考案になる、おが屑(大鋸屑)を通水性を持つ布袋に詰めた器材(図1)を用いる。
本器材が保水の機能を具えるのは、微小なおが屑(大鋸屑)を袋詰めすることによって、木屑同士が密着し、屑表面のササクレやムシレもあって、毛細管現象を生じ(図2)、大量の水を貯える(保水する)ことになる。その保水量は器材の自重を超えることがわかった。
本考案になる器材の、保水力を計測した例を示す。
○器材:おが屑を通水性のあるポリプロピレンの不織布に、密に詰めたものである。
○数量:1kg
○吸水させた直後の重量:2.45kg
(保水量は、1.45kgとなる。)
○天日のベランダに曝し、3日後の器材の重量:1.37kg
(揮発水分量:1.08kg)
○計測日:令和2年8月7〜9日
本考案になる器材の設置場所は、庭やベランダ、屋上、街路樹の周辺等である。その一部は、埋設して用いる。
本考案になる保水用の器材は、災害時の土のうの代替材としても利用できる。本器材を積み上げた後、吸水させるのである。
本考案になる保水器材を用いれば、打ち水などの撒水の一部を受けとめて保水し、時間をかけて気化し、気温を下げる。これをベランダで行えば、冷房費が節減でき、省エネやCO削減に繋がる。
本考案になる保水器材は数年をかけて劣化する。この劣化は土に帰ることであり、廃棄処理は容易である。
本考案になる器材に用いる、おが屑の原料は、生(なま)木に限る。生木は間伐材、端材などを利用する。これによれば、植物に弊害を与えることがない。おが屑には、建設廃材由来のものがあるが、防腐剤などの薬剤を含浸させたり、塗布した木材が多いため除外する。
本考案になる器材の素材である、おが屑を詰める袋は、通水性がなければならない。布は織布でも不織布でもよく、その素材は、天然繊維か化学繊維かを問わない。
本考案になる器材は、毛細管現象を利用するため、おが屑は密に袋詰めする。ここに「密に詰める」としたが、特段に強い機械的な圧力をかける程のことは、不要である。
本考案になる器材の形は、大型の枕形や座布団形など自由に設計できる。
図1は、おが屑を袋詰めした斜視図。 図2は、おが屑の塊の断面図を拡大したイメージ図。
1……おが屑の粒。
2……水。

Claims (1)

  1. おが屑(大鋸屑)を通水性に富む布袋に密に詰めてなる、保水器材。
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