JP3233405U - サイズ調節可能な着物の下衣及び上衣 - Google Patents

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有希子 仲川
有希子 仲川
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Abstract

【課題】丈が短くて着用出来なかった着物を有効活用して、既存のひとつなぎの着物と同じ外観で着られる着物に作り変え、作り変えた後も着用する人の体形によって衿合わせや丈などの調整が容易にできる着物を提供する。【解決手段】上衣4及び下衣3に分離した着物の下衣に付けた補助布と、上衣に付けた足し布と、擬似長襦袢衿によって課題を解決する。【選択図】図1

Description

本考案は、上下二つに分けた着物に関する。
着物を着る際には、着付けの技能が必要である。着付けの技能が不十分であるために、見栄えよく着付ける事ができなかったり、着ている最中に着崩れが起きたりするケースがよく見られる。
中古着物として売られているものは、サイズが小さい物が多く、気に入っても着用することができない。
着易さを優先して上下に分けた着物はあるが、着用した時にひとつなぎの着物を華麗に着た時と同じように見えるもので、衿合わせやおはしょりや裾の長さを微細に調整することができるものがない。
特許文献1に記載の上衣は長襦袢の衿が着物上衣本体に付いているが、長襦袢衿に面ファスナーが付いていると左右の衿の交点が一箇所だけになり、衿あわせを深くしたり浅くするなどといった着用する人の体形や好みに合わせて調整する事が難しい。
特許文献2には、上衣と下衣に分離されたセパレート着物について記載があるが、おはしょりは下衣の本体布地に縫着されている。それでは違う身長の人が同じ下衣を着用することができない。
実用新案登録第3210446号 実用新案登録第3227117号
着付けの技能なしに着物を着る事ができ、かつ既存のひとつなぎの着物と同様の外観とすることができる着物を提供することを課題とする。
着付けの技能が不十分であっても、着崩れしない着物を提供することを課題とする。
既存の着物の身丈が短く着用できない場合に、着用できる着物に変更可能な手段を提供することを課題とする。
ひとつなぎの着物を上衣と下衣に分離した後でも、様々な体形の人が着用できる事を課題とする。例えば上衣は衿合わせを深くしたり浅くしたり衣紋を大きく抜いたり小さく抜いたりといった、様々な形の衿に容易に調整できる機能を有し、下衣は全体の長さを長くしたり短くしたり、身幅を大きくしたり小さくしたりといった様々な体形に容易に調整できる機能を有することである。
着物を上衣と下衣に分離し、上衣の着物の袖の内側に長襦袢を着ているように見せるために長襦袢の袖を縫い付ける。これはひとつなぎの着物を着た時と同様の外観にする事を解決する手段の一つである。
着物を上衣と下衣に分離し、上衣に長襦袢の擬似衿を付ける。これはひとつなぎの着物を着た時と同様の外観にする事を解決する手段の一つである。その擬似衿には胸の辺りまで布が取付けられており、その布の部分に取付けた面ファスナーを床面に対してわずかに傾斜して取り付ける。これによって、衿の合わせを深くしたり浅くしたりしても、衣紋を大きく抜いても浅く抜いても、左右に取付けられた布の面ファスナーが必ず交差し合わせ留めることができ、いかなる衿の形にも調整できるようになる。これによって衿合わせを容易に調整できる機能を有する事を解決する。またその布があることによって右の胸と左の胸の間のくぼみを平らにし、鎖骨からバスとトップ至る体形を補正し、見栄えよく着付ける事と着崩れを防ぐ事を解決する。
着物を上衣と下衣に分離し、上衣の裾で帯の下に隠れる部分に足し布を取り付ける。これによって、丈の短い着物でも着用可能になる。着用不可能だった身丈の短い着物を、着用可能な着物に変更する手段を提供する解決に至る。
着物を上衣と下衣に分離した上衣で、帯で隠れる部分に足し布をした上衣の衿の先端で、おくみが縫い付けられていない側の衿端部に面ファスナーを取り付ける。延長線上にある足し布にも渡って面ファスナーを取り付ける。その面ファスナー部分の上方や下方など好みの位置と背面に取り付けたゴム紐の面ファスナーとを合わせる事により、着る人の好みや体形に沿った着物の衿あわせを実現する。これにより、着物の衿合わせの容易に調整できる機能の解決となる。そして衿端部を背面方向に引っ張る力が加わることにより、衿合わせが身体にぴったりと沿い、着崩れを防ぐ。これにより、着崩れしない着物を提供する解決にも至る。
着物を上衣と下衣に分離し、その下衣の裏側の腰にあたる部分に数枚から成る上下方向に長さの違う補助布を付ける。その布と下衣本体には面ファスナーを横一線状に取付ける。下衣本体の面ファスナーを補助布側面ファスナーと合わせることにより、下衣本体の面ファスナー部分が、補助布側に持ち上げられることになり、おはしょりを形成する。これはひとつなぎの着物を着た時と同様の外観にする事を解決する手段の一つである。数枚の補助布は上下方向に長さが段階的に違うので、下衣本体の面ファスナーを合わせる補助布を変えることにより、着る人に最適な長さのおはしょりを実現し、下衣全体の長さも調整する。ウエスト部分には長さ調節可能具を付けたゴム紐を取り付けるので、身幅の違う人にもぴったり合わせる事ができる。これにより下衣は容易に調整できる機能を有する事の解決に至る。そしてこれにより、ひとつなぎの着物を着ておはしょりを作るよりも必要な着物の長さが短くて済み、着用を諦めていた丈の短い着物を着る事が出来るようになる。着用可能な着物に変更可能な手段を提供する解決に至る。
着ることを諦めていた丈の短い着物を有効に利用して、着付けの技能なしに、外観が既存の着物と同様の着物を、着崩れせず着続ける事ができる。サイズ調節機能により同じ着物でも様々な体形に合わせて着る事が出来るので、下衣と上衣に分離した後でもその着物を次の世代に引き継ぐ事が出来る。
既存の着物の切り分けライン 上衣を正面から見た図 上衣を後ろから見た図 長襦袢擬似衿を正面から見た図 上衣に長襦袢擬似衿を取り付けた図 下衣を裏生地側から見た図 下衣を表生地側から見た図 下衣を横から見た図
以下、本考案の好適な実地の形態について、図面を参照し説明する。このサイズ調節可能な下衣及び上衣は、図1のようにひとつなぎの着物1を二分割し、下衣3と上衣4に分けられたものである。着物は着付けた時に、正前にくる裾の長さが足の甲の厚み分短く、背面の裾の長さは床面に近づけると美しいので、より長い後ろ身頃が必要になるため切り分ける線2は正面から見れば(a)のように床面と並行になるが、背面から見ると(b)のようになる。
図2・3の上衣4には足し布32を付け足す。この足し布は着付けた時には帯が上から被さるので、見た目にはわからない。また、着物は衣紋を後ろに抜いて着付けるので、衿の延長の部分の足し布の長さを長くする。それにより多くの体形に合わせる事が可能になり、着付けた時に上衣が安定する。
図2の上衣4の衿33の先端で、おくみ34・39に接する側ではない端部に約10cmの長さの面ファスナー35と36を備える。延長線上にある足し布32にも渡り備える。ここに約10cmという長さを設ける事により、図3のゴム28の先端に取付けられた面ファスナー27や29と合わせる時に、面ファスナー35や36の上部分と合わせたり下部分とあわせたりと位置を変える事が出来、より多くの体形にあった衿合わせができる。また面ファスナー35・36と面ファスナー27・29とを合わせた時に、衿33のおくみに接する側ではない端部を後ろに引く力が加わる事により、衿全体が身体に密着し安定するので着崩れを防ぐ効果がある。背中にはしわが寄らないよう、テープ部30は伸縮性のない生地に接着芯を貼った生地を縫い付ける。着付けた時に背中にしわが寄り見苦しい着付けになることを防ぐためである。
図4は長襦袢の擬似衿41であるが、バストトップと鎖骨の間のあたりにあたる部分に面ファスナー42・43を取り付けてある。左前身頃にあたる布に付いた面ファスナー42は正面から見て右上がりに、右前身頃にあたる布に付いた面ファスナー43は左上がりに取り付ける。それによって、衿の合わせ具合を深くしても浅くしても、衣紋を大きく抜いてもほとんど抜かなくても必ず面ファスナー42と43は交差し合わせ留めることが出来る。また、その部分に布がある事により、鎖骨の下あたりからバストトップに至る身体の曲線をなだらかに補正し、美しい着姿を持続させる役割にもなる。
上衣4にこの衿41を縫い付け、袖44には長襦袢の袖45を縫い付けて図5のようにする。着用する時は擬似長襦袢衿41をうちあわせ、ゴム28の先端に付いた面ファスナー27をみやつ口38から身体側に引き込み、面ファスナー35と合わせる。次にゴム28の先端に付いた面ファスナー29と36をあわせる。着物の衿33の端部がゴムの影響で背面方向に力が加わる事により、衿全体が安定し、着崩れない。
図6は下衣を裏地側から見た図である。このように下衣の裏地側にはウエストゴム部分11と上前ゴム部分14に補助布10を取り付ける。補助布は上下方向に長さが段階的に違う数枚の布で構成されている。下衣本体には図のように面ファスナーXを横一線状に備える。面ファスナーX同士の間隔は10〜15cm程度にする。それぞれの面ファスナーXの真上にあたる補助布に面ファスナーA,B,Cを横一線状に付ける。それぞれの面ファスナーA又はB又はCと、その真下にある下衣本体に取付けられた面ファスナーXとを合わせる事により、おはしょりが出来上がる。横に並んだそれぞれの面ファスナーXを真上の補助布に取り付けられた面ファスナーA,B,Cのいずれかとを合わせる事により面ファスナーXが取付けられた部分の布がウエストゴム方向に持ちあがり、それが外観からはおはしょりに見えるのである。横から見た図が図8となり、ここでは3枚の補助布を取り付けた場合を示している。面ファスナーXと面ファスナーA又はB又はCのいずれかを合わせる事により20の位置におはしょりが出来上がる。身長が高い人には(a)のように面ファスナーXとCをあわせる。身長が中程度の人には(b)のように面ファスナーXとBを合わせる。身長が低い人には(c)のように面ファスナーXとAを合わせる。このようにすればおはしょりと下衣全体の長さの調節が出来る仕組みとなっている。
身巾の調整は図6に示したウエスト部分11に長さ調節可能具を付けたゴムを入れる事で解決する。先端にはフック状の金具12が付いていて、それを受ける金具又は布製の輪状の受け口13に引っ掛けて留める。これによりウエスト部分の調整も可能になり、安定して着用することが可能になり、着崩れを防ぐ。12と13を合わせる事により、下衣は下前24と後ろ身頃23で安定したスカート状になる。上前ゴム部分14にも長さ調節可能具を備えたゴムを入れる。上前22をスカート状になった下前24の上に重ねるように身体に巻き、面ファスナー15を面ファスナー16と合わせる。
1 既存のひとつなぎの着物
2 切り分け線
3 下衣
4 上衣
10 補助布
11 ウエストゴム
12 フック金具
13 フック金具12を受ける金具又は布製の受け口
14 上前ゴム
15 面ファスナー
16 面ファスナー
22 上前
23 後ろ身頃
24 下前
27 左面ファスナー
28 ゴム
29 右面ファスナー
30 テープ部
32 足し布
33 衿
34 右下前おくみ
35 右下前面ファスナー
36 左上前面ファスナー
37 右下前前身ごろ
38 みやつ口
39 左上前おくみ
40 左上前前身ごろ
41 長襦袢擬似衿
42 左上前面ファスナー
43 右下前面ファスナー
44 袖
45 長襦袢袖
A 補助布に取付けられた面ファスナー
B 補助布に取付けられた面ファスナー
C 補助布に取付けられた面ファスナー
X おはしょりを作るための面ファスナー

Claims (4)

  1. 上衣及び下衣に分離した着物の下衣であって、裏地側上方に、左右方向に延びる補助布を備え、分離していない着物のおはしょりと同じ外観にする機能を備えた、着物の下衣。
  2. 上衣及び下衣に分離した着物の下衣であって、裏地側上方に、左右方向に延びる補助布を備え、おはしょりと下衣全体を、着る人の体形に合わせる調節機能を備えた着物の下衣。
  3. 上衣及び下衣に分離した着物の上衣であって、着衣時に帯で隠れる位置に別布を足し、着る人によって着物の衿あわせを深くしたり浅くしたりといった、サイズ調節機能を備えた上衣。
  4. 請求項3の上衣の下に長襦袢を着用しているように見せるための、擬似長襦袢衿で、着る人によって衿合わせを深くしたり浅くしたりといった、サイズ調節機能を備えた擬似長襦袢衿。
JP2021001439U 2021-03-03 2021-03-03 サイズ調節可能な着物の下衣及び上衣 Active JP3233405U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023098533A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 節子 伊東 立体裁断型二部式着物
JP2023109172A (ja) * 2022-01-26 2023-08-07 ライナス有限会社 着物

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