JP3233190B2 - 液体の分配装置及びその分配装置を備えた固液分離装置 - Google Patents

液体の分配装置及びその分配装置を備えた固液分離装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体の分配装置及び
その分配装置を備えた固液分離装置に係り、特に、雨水
排水、都市下水、産業排水等を濾材で固液分離する固液
分離装置に流入する被処理原水の分配装置及びその分配
装置を備えた固液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固液分離装置に使用されている従来の液
体の分配装置としては、例えば、固液分離槽の底部に配
設された原水供給管の出口に傘状部材を設け、原水供給
管から出た被処理原水を傘状部材に当てて拡流すること
により固液分離槽内に被処理原水を分配していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速濾過方
式の固液分離装置は、一般に緩速濾過方式の固液分離装
置に比べて濾過速度が速い反面、濾材の濾過能力がなく
なる破過点までの時間が短いという欠点がある。この理
由の一つに、従来の固液分離装置に備えられた分配装置
では、被処理原水が濾材層の全域に渡って均一な速度で
流入せずに濾材層の一部のみの流速が速くなり、この為
に破過点までの時間が短くなっていた。
【0004】即ち、濾材全層に濾過物が溜まり、濾過層
全体が破過するのではなくて、濾材層の一部の濾過速度
が速くなり、その濾材層の一部のみの濾過負担が集中的
に大きくなることにより、その濾材部分の濾過能力がな
くなって破過する現象が見られる。この結果、濾材層の
一部が破過する度に頻繁に逆洗しなくてはならず、特に
大型の固液分離装置の場合には、洗浄廃水が大量に発生
するという問題がある。大量の洗浄廃水が発生すると、
洗浄廃水中の固体成分を除く装置も大型化するために、
固液分離装置全体が大型化するという問題がある。
【0005】このような要望から、特に固液分離装置の
濾過速度を濾材層全域に渡ってできるだけ均等にするこ
とができる液体の分配装置が要望されていた。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたもので、固液分離
装置の濾過速度を濾材層全域に渡ってできるだけ均等に
することができる液体の分配装置及びその分配装置を備
えた固液分離装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、縦型の円筒状容器と、前記円筒状容器の一方端
近傍に設けられ、前記円筒状容器の接線方向から液体を
流入させて前記円筒状容器内に該円筒状容器の軸線を中
心に旋回する旋回流を発生させる流入路と、前記円筒状
容器の他方端近傍に同一高さに設けられ、前記円筒状容
器の接線方向から液体を前記旋回流の流れ方向に流出さ
せる複数の流出路と、から成ることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、流入管から液体を円筒状
容器に流入させることにより円筒状容器内にその周面接
線方向に発生した旋回流を、前記円筒状容器の同一高さ
位置に該円筒状容器周面の接線方向に設けられ複数の流
出路から流出させると、複数の流出路から流出された液
体の流速は均等になるので、液体を均等分配できる。ま
た、この分配装置を多段式に繋げることにより多数の枝
流に均等分配することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る液体の分配装置及びその分配装置を備えた固液分離装
置の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本
発明に係る液体の分配装置を備えた固液分離装置10の
縦側面図であり、図2は図1のA−A線に沿った横断面
図で分配装置を説明するものである。
【0009】図1に示すように、固液分離槽12は、二
重床構造に形成され、固液分離槽12を横方向に仕切る
仕切床14により上側の濾過室16と下側の分配装置室
18とに区分される。濾過室16には、被処理原水より
も軽比重な多数の浮上濾材20、20…が投入されると
共に、浮上濾材20は濾過室16の液面近傍に横方向に
配設された金網22によりその浮上が係止される。これ
により濾過室16内の上部には、多数の浮上濾材20が
層を成した浮上濾材層24が形成される。浮上濾材層2
4は後記する4基の分配装置32、32…にそれぞれ連
通配置された4個の整流筒48、48…(合計16個)
に対応させて仕切板28、28、…により16ブロック
に仕切られている。固液分離槽12の上部外周には、浮
上濾材層24で濾過された処理水が越流するトラフ30
が設けられる。
【0010】図2に示すように、前記分配装置室18の
底面の4つのコーナ部にそれぞれ分配装置32、32…
が配設され、それぞれの分配装置32の流入管34、3
4…は被処理原水を分配装置32に供給するT字型の原
水供給管36にフランジ38を介して連結される。分配
装置32は、上下端が閉成された縦型の円筒状容器40
と、円筒状容器40の下端近傍に設けられ、円筒状容器
40の接線方向から被処理原水を流入させて円筒状容器
40内に該円筒状容器40の軸線を中心に旋回する旋回
流を発生させる流入管42と、円筒状容器40の上端近
傍に同一高さに設けられ、円筒状容器40の接線方向か
ら被処理原水を前記旋回流の流れ方向に流出させる複
数、例えば4本の流出管44、44…とから構成され
る。そして、このように構成された分配装置32の流入
管42が被処理原水を分配装置32に供給する略T字型
の原水供給管46に連通され、それぞれの流出管44が
旋回流を層流に整流する整流筒48、48…に連通され
る。
【0011】整流筒48は、底面が閉成された円筒の上
面に多数のスリットを形成するスクリーン50を設けて
構成され、濾過室16と分配装置室18とを仕切る仕切
床14面に形成された開口に水密状態で嵌め込み固定さ
れる。これにより、分配装置32で分配された被処理原
水の旋回流は整流筒48のスクリーン50を通過するこ
とにより、層流状態で濾過室16に流入し、濾過室16
内を上向流として上昇して浮上濾材層24に供給され
る。
【0012】以上の如く構成された分配装置32を備え
た固液分離装置10によれば、原水供給管46を流れる
被処理原水は最初のT型分水路52で2等分され、更に
次のT型分水路54で2等分されて、4基の分配装置3
2の流入管42に送水される。流入管42に送水された
被処理原水は、円筒状容器40の下端近傍から円筒状容
器40の接線方向に流入する。これにより被処理原水は
円筒状容器40内を旋回流となって上昇し、各流出管4
4から流出してそれぞれの整流筒48に分配される。こ
の分配において、本発明の分配装置32は、円筒状容器
40内に旋回流を発生させてその旋回流を流れのままに
流出させるので、円筒状容器40において高さが同じで
あれば、円筒状容器40外周のどのポイントであっても
そのポイントを流れる旋回流速度の前記外周に対する接
線方向の速度成分は同一である。従って、円筒状容器4
0の同一高さで円筒状容器40の接線方向に複数の流出
管44を設けることにより、各流出管44から流出する
被処理原水の流量及び流速を等しくできるので、被処理
原水を均等分配することができる。
【0013】また、流入管42から円筒状容器40内に
流入する流量に変動があっても、各流出管44同士を比
べた場合には均等な流量となり分配精度は変わらないの
で、流量変動に影響されることなく常に均等分配を行う
ことができる。図3及び図4は、分配装置32を多段式
に用いた場合である。図3は、第1段目の分配装置32
Aから第2段目の分配装置32Bに2段式に分配する例
である。即ち、流入管42Aから1段目の円筒状容器4
0Aに流入した被処理原水を、2段目の円筒状容器40
B、40Bに2分配し、更に2段目の円筒状容器40B
から流出管44B、44B…にそれぞれ3分配する例で
あり、1段目の円筒状容器40Aの2本の流出管44
A、44Aが2段目の円筒状容器40Bの流入管42B
に連結される。この場合、図4に示すように、2段目の
円筒状容器40Bの流入管42Bを円筒状容器40Bの
上端近傍に設け、流出管44Bを下端近傍に設けるよう
にすると、第1段目と第2段目の分配装置32A、32
Bを同一平面上に配設することができる。
【0014】このように、多段式の分配装置32で被処
理原水を順次分配することにより、被処理原水を多数の
枝流に均等分配することができる。また、図1及び図2
では、4基の分配装置32への被処理原水の分配は原水
供給管46を分岐することにより行ったが、原水供給管
46を用いずに多段式の分配装置32で分配するように
してもよい。多段式の分配装置32を用いれば、原水供
給管46を分岐させて分配する場合のように流れが衝突
して方向転換するT型分水路52、54(図2参照)の
ような曲がり角がない。これにより、ヘッド損失を極め
て小さくできるので供給ポンプ(図示せず)の能力を小
さくできる。また、多段式の分配装置32の場合、被処
理原水に凝集剤を添加して被処理原水中の微細固形物を
フロック化した後で被処理原水を分配する場合には、曲
がり角がないので成形されたフロックを破壊することな
く分配することができる。
【0015】次に、円筒状容器40の形状が異なる分配
装置32について説明する。図5及び図6は、円筒状容
器の流入管位置と流出管位置での径を変えた場合であ
る。図5は、円筒状容器40の流入管42位置の径が流
出管44位置の径よりも大きい場合である。このよう
に、流出管44位置の円筒状容器40の径を小さくする
ことにより、流出管44から流出する被処理原水の流速
を大きくできるので、被処理原水の到達距離を大きくで
きる。逆に、図6のように円筒状容器40の流入管42
位置の径が流出管44位置の径よりも小さくすると、流
出管44から流出する被処理原水の流速が小さくなる。
【0016】流速を変える方法としては、図7に示すよ
うに、円筒状容器40の流入管42位置の径と流出管4
4位置の径を同じにして円筒状容器40の上板56を逆
円錐状にしてもよい。この場合も、流出管44位置での
円筒状容器40の容積が小さくなるので、流出管44か
ら流出される被処理原水の流速を大きくできる。更に、
図8に示すように、円筒状容器40の内部に逆円錐状の
空間を形成する隔壁58を設けてもよい。
【0017】尚、上記実施の形態では、固液分離装置に
適用した分配装置に例で説明したが、本発明の液体の分
配装置は、固液分離装置に限定されることはなく、液体
を均等に分配する必要のある全ての装置に適用すること
ができる。また、分配装置は4基に限定されるものでは
ない。
【0018】
【実施例】図1及び図2に示した分配装置を備えた固液
分離装置を用いて分配性能について試験した試験結果を
以下に説明する。分配性能試験は、4基の分配装置32
のうちの1基について行い、4つの整流筒(No.1〜No.
4)に分配される分水比率、及び被処理原水が浮上濾材
層24の下面である濾材流入部60における流量分配比
率(%)、流速分布比率(%)を調べた。また、浮上濾
材層24を整流筒48に対応させて仕切板28で仕切っ
た場合(仕切板有り)と、仕切板28で仕切らなかった
場合(仕切板無し)についても比較した。
【0019】分配性能試験の試験条件は以下の通りであ
る。 浮上濾材層の濾過面積…60.5m2 (幅6.5m×
長さ9.3m) 濾過速度…1000m/日、100m/日の2水準 処理量 …60500m3 、6050m3 円筒状容器の径…1600mm 流入管の径…φ600mm 流出管の径…φ200mm 整流筒の径…φ1000mm 4基の分配装置の流入管へは、原水供給管から被処理
原水が略等分に供給されるようにした。
【0020】図9は、濾過速度が1000m/日、又は
100m/日の場合の4つの整流筒48(No.1〜No.
4)に分配される分水比率であり、4つの整流筒48
(No.1〜No.4)に完全に均等に分配された場合を10
0%とする。図9より、濾過速度が1000m/日の場
合は、79%〜118%の範囲で、また濾過速度が10
0m/日の場合は、80%〜117%の範囲で分水する
ことができた。
【0021】図10は、濾材流入部60における流量分
配比率(%)の結果である。図10より、濾過速度が1
000m/日において、仕切板28が無い場合は90%
〜110%の範囲で、仕切板28が有る場合は86%〜
118%の範囲であった。一方、濾過速度が100m/
日において、仕切板28が無い場合は91%〜108%
の範囲で、仕切板28が有る場合は87%〜117%の
範囲であった。
【0022】図11は、濾材流入部60における流速分
布比率(%)の結果である。図11より、濾過速度が1
000m/日において、仕切板28が無い場合は53%
〜184%の範囲で、仕切板28が有る場合は32%〜
183%の範囲であった。一方、濾過速度が100m/
日において、仕切板28が無い場合は51%〜177%
の範囲で、仕切板28が有る場合は26%〜173%の
範囲であった。
【0023】図12は、濾材流入部60における流速分
布比率(%)について、本実施例の分配装置32と原水
供給管の出口に傘状部材の分配装置を設けた従来例を比
較したものである。本実施例で使用したデータは、図1
1における仕切板28がある場合を用いた。図12より
明らかなように、従来例の場合には、濾材流入部60に
おける流速分布比率(%)は、濾過速度が1000m/
日の場合は−80%〜689%の範囲で、濾過速度が1
00m/日の場合は−50%〜244%の範囲であり、
本実施例の場合にくらべて、分布比率が極めて大きかっ
た。ここで、濾過速度がマイナスということは、浮上濾
材層24の一部では下向流が発生していることを意味
し、これは、浮上濾材層24の一部に流速の速い上向流
が発生することにより、濾過室16内に縦方向の旋回流
が発生したためである。従って、従来の分配装置では、
浮上濾材層24の一部しか濾過に活用されておらず、こ
れにより濾過効率が低下すると共に、浮上濾材層24の
うちの濾過速度の速い部分の破過点までの時間が短くな
るという欠点がある。
【0024】これに対し、本発明の分配装置32を用い
た本実施例の場合には、浮上濾材層24の濾材流入部6
0における流速分布比率(%)は均等にはならないもの
の、従来例に比べて分布比率が小さい。これにより、浮
上濾材層の全域を活用した濾過を行うことができるの
で、濾過効率が向上すると共に、破過点までの時間を延
ばすことができる。従って、濾材の洗浄頻度が少なくな
るので、洗浄廃水から固形物を除く除去装置もコンパク
ト化できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体の分
配装置及びその分配装置を備えた固液分離装置によれ
ば、流入管から液体を円筒状容器に流入させることによ
り円筒状容器内にその周面接線方向に発生した旋回流
を、円筒状容器の同一高さ位置に円筒状容器周面の接線
方向に設けられ複数の流出路から流出させるように分配
装置の構成したので、円筒状容器内に流入した液体を均
等分配して流出させることができる。
【0026】これにより、この分配装置を固液分離装置
の分配装置として適用することにより、濾材層全域にお
ける被処理原水の流速分布を、従来の分配装置に比べて
均等化することができる。従って、濾過効率が良くなる
と共に、破過点までの時間を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固液分離装置及び分配装置を説明する
縦断面図
【図2】図1のA─A線に沿った横断面図
【図3】多段式の分配装置を説明する説明図
【図4】多段式の分配装置を同一平面に配置する場合の
説明図
【図5】分配装置の円筒状容器を説明する説明図
【図6】分配装置の別の円筒状容器を説明する説明図
【図7】分配装置の他の円筒状容器を説明する説明図
【図8】分配装置の更に他の円筒状容器を説明する説明
【図9】本発明の固液分離装置を用いて試験した分水比
率の結果を示したもの
【図10】本発明の固液分離装置を用いて試験した濾材
流入部における流量分配比率の結果を示したもの
【図11】本発明の固液分離装置を用いて試験した濾材
流入部における流速分布比率の結果を示したもの
【図12】本発明の分配装置と従来の分配装置との、濾
材流入部における流速分布比率の比較結果を示したもの
【符号の説明】
10…固液分離装置 12…固液分離槽 14…仕切床 16…濾過室 18…分配装置室 20…浮上濾材 22…金網 24…浮上濾材層 28…仕切板 32…分配装置 40…円筒状容器 42…流入管 44…流出管 46…原水供給管 48…整流筒 50…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博文 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−88859(JP,A) 特開 平7−155523(JP,A) 実開 平2−66794(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/90 B01D 24/00 B01D 36/00 B04C 3/04 C02F 1/00 C02F 3/00 B01J 4/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦型の円筒状容器と、 前記円筒状容器の一方端近傍に設けられ、前記円筒状容
    器の接線方向から液体を流入させて前記円筒状容器内に
    該円筒状容器の軸線を中心に旋回する旋回流を発生させ
    る流入路と、 前記円筒状容器の他方端近傍に同一高さに設けられ、前
    記円筒状容器の接線方向から液体を前記旋回流の流れ方
    向に流出させる複数の流出路と、から成ることを特徴と
    する液体の分配装置。
  2. 【請求項2】縦型の円筒状容器と、前記円筒状容器の一
    方端近傍に設けられ、前記円筒状容器の接線方向から液
    体を流入させて前記円筒状容器内に該円筒状容器の軸線
    を中心に旋回する旋回流を発生させる流入路と、前記円
    筒状容器の他方端近傍に同一高さに設けられ、前記円筒
    状容器の接線方向から液体を前記旋回流の流れ方向に流
    出させる複数の流出路と、から成る分配装置を複数設
    け、1段目の分配装置の複数の流出管にそれぞれ2段目
    の分配装置の流入管を連結させるように前記分配装置を
    多段式に連結することを特徴とする液体の分配装置。
  3. 【請求項3】上部に処理水の排出口を有する濾過室と、 前記濾過室内に設けられ、濾過室内に上向流として流入
    する被処理原水を濾過する浮上濾材層と、 縦型の円筒状容器、前記円筒状容器の一方端近傍に設け
    られ、前記円筒状容器の接線方向から液体を流入させて
    前記円筒状容器内に該円筒状容器の軸線を中心に旋回す
    る旋回流を発生させる流入路、前記円筒状容器の他方端
    近傍に同一高さに設けられ、前記円筒状容器の接線方向
    から液体を前記旋回流の流れ方向に流出させる複数の流
    出路、から成り、前記濾過室に供給する被処理原水を分
    配する分配装置と、 前記分配装置に被処理原水を供給する原水供給管と、 から成ることを特徴とする分配装置を備えた固液分離装
    置。
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