JP3233076U - メガネ式マスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の顔周辺の空間に浮遊するウイルス、雑菌等の微生物及び花粉や塵などに対する防御を効果的に行うメガネ式マスク装置を提供する。【解決手段】使用者の頭部に装着される基部1と、基部に回動可能に取り付けられ、顔を覆う透視性のカバー2と、基部に取り付けられ、耳及び鼻梁等の顔の部位に当接するメガネ式フレーム3と、基部に取り付けられ、カバーとカバーで覆われた顔との間の空間内に送風する送風手段4とを備える。送風手段は、電動式フラットファンと、該フラットファンからの送風を空間内にガイドする送風ガイドとを含む。送風手段は、2枚の挟み片を更に含み、該2枚の挟み片の間に電動式フラットファンを挟み込んで成る。【選択図】図1
Description
本考案は、人の顔周辺の空間に浮遊するウイルス、雑菌等の微生物及び花粉や塵などを効果的に排除しうるメガネ式マスク装置に関する。
最近の流行性疾病「COVID−19」の猖獗に対処するために、フェースマスクの徹底的な着用が広く望まれている。フェースマスクには、大別して2つの種類のものがある。1つは口及び鼻を覆蓋する不織布製又は布製若しくは高分子繊維製の周知の口マスクであり、もう1つは透明プラスチック製のカバーで顔全体若しくは口を含む多くの部分を覆うフェースシールドである。口マスクは使用者の口及び鼻に密着し且つ顔の表情を隠すのに対して、フェースシールドは口及び鼻に密着せず且つ顔の表情を露にするので、接客等の使用環境によっては使い勝手がよいというメリットがある。しかし、公知のフェースシールドは、人の顔周辺の空間における換気を十分に行えないので、人の顔周辺の空間におけるウイルス、雑菌等の微生物に対する防御が不十分であった。なお、下記特許文献1には、ヘルメットあるいは帽子などの内部に送風ファンを設け、頭部を冷却することが示されている。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、フェースシールド式マスクの持つ使い勝手の良さを活かしつつ、使用者の顔周辺の空間に浮遊するウイルス、雑菌等の微生物及び花粉や塵などに対する防御を効果的に行いうるように構成したメガネ式マスク装置を提供することを目的とする。
本考案に係るメガネ式マスク装置は、使用者の頭部に装着される基部と、前記基部に回動可能に取り付けられ、顔を覆う透視性のカバーと、前記基部に取り付けられ、耳及び鼻梁等の顔の部位に当接するメガネ式フレームと、前記基部に取り付けられ、前記カバーと該カバーで覆われた顔との間の空間内に送風する風手段とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、送風手段による送風によってカバーと該カバーで覆われた顔との間の空間における換気を十分に行うことができるので、該空間に浮遊するウイルス、雑菌等の微生物及び花粉や塵などに対する防御を効果的に行うことができ、殺菌・ウイルス等の微生物及び花粉や塵などの排除性能を高めることができる。また、装着時において、頭部に装着される基部のみならず、メガネ式フレームによる顔部位への当接によっても本装置全体を安定的に支持できるので、送風手段によって付加される装置荷重の増加に適切に対処し得る。
本考案の一実施例に係るメガネ式マスク装置は、図1に示すように、使用者の頭部に装着される基部1と、使用者の顔を覆う透視性のカバー2と、使用者の耳及び鼻梁等の顔の部位に当接するメガネ式フレーム3と、基部1に取り付けられた送風手段4を備える。図示の便宜上破線で示してある基部1は、前面部1aと、締め付けベルト部1bと、連結部1cとを含み、例えば適度の硬度を持つプラスチック素材からなる。締め付けベルト部1bは、磁石式ファスナー、面ファスナー、ベルト孔式締め具等任意のサイズ調整式締め付け手段(不図示)を具備していて、使用者の頭部サイズに適合させて該基部1を使用者の頭部に装着させることができるように構成されている。頭部に見合った湾曲形状からなる連結部1cは、締め付けベルト部1bの頭部左右位置から頭頂を通るように延びて、該締め付けベルト部1bの頭部左右位置の間をアーク状に連結している。前面部1aの裏面には、1点鎖線にて略示するように、スポンジ等の弾性素材によって頭部への装着性を良好にするような形状に形成されたフィット部材1d、1eが貼り付けられている。
カバー2は、基部1の内側に装着され、基部1に対して回動可能に取り付けられている。さらに、メガネ式フレーム3は該カバー2の内側に装着されている。カバー2及びメガネ式フレーム3は、略こめかみ辺りに配置された左右1対の軸5を介して基部1に回動可能に取り付けられている。これによって、本装置を頭部に装着した状態で、透明カバー2を開閉する(顔に近づけたり、顔から遠ざけたり)ことができる。したがって、本装置を頭部に装着したままの状態で、透明カバー2を上方に適量回動することで、使用者の口周囲が開放されるので、飲食行為を容易に行うこともでき、便利である。
送風手段4は、一例として、縫い付け又は接着若しくは着脱式ファスナー構造(又は磁石接続構造)等によって、基部1の前面部1aと連結部1cとの間に固定される。送風手段4は、電動式ファンを備えており、カバー2と該カバー2で覆われた顔との間の空間内に送風する。一例として、図2の拡大図に示すように、送風手段4は、電動式フラットファン4aと、該フラットファン4aからの送風を前記空間内にガイドする送風ガイド4bとを含む。図2において、送風手段4は、2枚の挟み片4c,4dを更に含み、該2枚の挟み片4c,4dの間に電動式フラットファン4aを挟み込むように構成されている。さらに詳しくは、各挟み片4c,4dは通気孔4c1,4d1を有し、前記電動式フラットファン4aの吸気面4a1及び排気面4a2は該各挟み片4c,4dの各通気孔4c1,4d1にそれぞれ面するように配置される。詳しくは、上側の挟み片4cの通気孔4c1が電動式フラットファン4aの吸気面4a1に面し、下側の挟み片4dの通気孔4d1が電動式フラットファン4aの排気面4a2に面する。一例として、通気孔4c1,4d1は、メッシュ又は格子若しくは桟で通気的に覆われるように構成される。
さらに詳しくは、2枚の挟み片4c,4dは、脱着式の止め具4eによって脱着可能に連結され、該止め具4eを外した状態で前記電動式フラットファン4aを該2枚の挟み片4c,4dの間に挿入又は挟み片4c,4dの間から取り出すことが可能であり、もって、電動式フラットファン4aを挟み片4c,4dの間に脱着可能となっている。なお、止め具4eは、図示例では4つのフックボタンからなっているが、これに限らず、開閉式ファスナー等、適宜の開閉式止め具手段を用いてよい。また、2枚の挟み片4c,4dは、適宜の部位4fで部分的に連結(縫い付け)されていてもよい。電動式フラットファン4aは、市販されている電動式フラットファンを簡易に流用可能であり、これにより、専用のファンを使用する必要がないので、装置を安価に製造することができる。
送風ガイド4bは、下側の挟み片4dに取り付けられており、該挟み片4dの通気孔4d1に面して該送風ガイド4bの入口4b1が開口し、該送風ガイド4bの出口4b2が前記カバー2と該カバー2で覆われた顔との間の空間に臨むように開口している。電動式フラットファン4aは、導電線4a3を介して電池(不図示)に接続され、該電池からの電力によって送風駆動される。例えば、該電池は使用者のポケット等適宜の場所に収容され得る。また、該電池の収納ケース(不図示)に制御回路(不図示)及び操作子(不図示)が収納され、該操作子のユーザ操作によって電動式フラットファン4aが送風する風力をON/OFFし、また複数段階に調整し得るように構成され得る。
さらに、送風手段4における送風経路の適宜箇所(例えば吸入側の通気孔4c1の裏面、あるいは電動式フラットファン4aの吸気面4a1)に着脱式に除菌シート又はその他の除菌手段を設けるようにしてもよい。除菌シートは又はその他の除菌手段としては、公知の除菌原理(例えばアルコール式除菌原理及び/又は銀イオン式除菌原理)に基づくものを使用するとよい。
以上の構成により、電動式フラットファン4aを送風駆動すると、上側の挟み片4cの通気孔4c1を介して外気が取り込まれ、送風ガイド4bの出口4b2から出た外気が前記カバー2と該カバー2で覆われた顔との間の空間内に送り込まれる。なお、送風手段4の挟み片4c,4d及び送風ガイド4bは、布あるいは柔軟なプラスチック、合成樹脂等、適宜の素材で形成してよい。
一実施例として、図1及び図3に略示するように、前記基部1の前面部1aの裏面には、2個のフィット部材1d、1eが設けられている。この2個のフィット部材1d、1eは、概ね使用者の両眉の上方に対応するような位置で配置され、両者間の概ね使用者の眉間の上あたりが開放空間OSとなっており、この開放空間OSに(つまり2個のフィット部材1d、1eの間に)送風ガイド4bが位置し得るようになっているか、若しくは、送風ガイド4bの出口4b2から出た風が該開放空間を通ってカバー2と該カバー2で覆われた顔との間の空間内に送り出され得るようになっている。すなわち、フィット部材1d、1eは、送風手段4による送風を妨げないように開放空間OSを形成するように設けられている。
さらに、送風手段4に付属して、冷房及び暖房の少なくとも一方を行い得る熱交換装置を設けてもよい。熱交換装置としては、電池駆動しうる公知のペルチェ素子を利用することができる。例えば、寒い季節に適度の温風を送風できるように、暖房仕様のペルチェ素子を送風手段4の適宜箇所に配置するとよい。あるいは、必要に応じて、冷暖房切り換え式の熱交換装置として構成してもよい。
以上の通り、本考案によれば、カバー2と該カバー2で覆われた顔との間の空間における換気を十分に行うことができるので、該空間に浮遊するウイルス、雑菌等の微生物及び花粉や塵などに対する防御を効果的に行うことができ、殺菌・ウイルス等の微生物及び花粉や塵などの排除性能を高めることができる。また、装着時において、頭部に装着される基部1のみならず、メガネ式フレーム3による顔部位への当接によっても本装置全体を安定的に支持できるので、送風手段4によって付加される装置荷重の増加に適切に対処し得る。さらに、メガネ式フレーム3の鼻梁挟持部位により使用者の顔からある程度の高さが確保されるので、使用者が眼鏡を掛けた状態でも、本装置を問題なく装着することができる。
1 基部
1a 前面部
1b 締め付けベルト部
1c 連結部
1d フィット部材
2 カバー
3 メガネ式フレーム
4 送風手段
4a 電動式フラットファン
4a1 吸気面
4a2 排気面
4b 送風ガイド
4b1 入口
4b2 出口
4c,4d 挟み片
4c1,4d1 通気孔
4e 脱着式の止め具
1a 前面部
1b 締め付けベルト部
1c 連結部
1d フィット部材
2 カバー
3 メガネ式フレーム
4 送風手段
4a 電動式フラットファン
4a1 吸気面
4a2 排気面
4b 送風ガイド
4b1 入口
4b2 出口
4c,4d 挟み片
4c1,4d1 通気孔
4e 脱着式の止め具
Claims (7)
- 使用者の頭部に装着される基部と、
前記基部に回動可能に取り付けられ、顔を覆う透視性のカバーと、
前記基部に取り付けられ、耳及び鼻梁等の顔の部位に当接するメガネ式フレームと、
前記基部に取り付けられ、前記カバーと該カバーで覆われた顔との間の空間内に送風する送風手段と
を備えることを特徴とするメガネ式マスク装置。 - 前記送風手段は、電動式フラットファンと、該フラットファンからの送風を前記空間内にガイドする送風ガイドとを含むことを特徴とする、請求項1のメガネ式マスク装置。
- 前記送風手段は、2枚の挟み片を更に含み、該2枚の挟み片の間に前記電動式フラットファンを挟み込んで成り、
前記各挟み片は通気孔を有し、前記電動式フラットファンの吸風面及び排風面は該各挟み片の前記通気孔にそれぞれ面していることを特徴とする、請求項2のメガネ式マスク装置。 - 前記2枚の挟み片は、脱着式の止め具によって脱着可能に連結され、該止め具を外した状態で前記電動式フラットファンを該2枚の挟み片の間に脱着されることを特徴とする、請求項3のメガネ式マスク装置。
- 前記基部は前面部を含み、この前面部の裏面には、頭部への装着性を良好にするための弾性素材からなるフィット部材が設けられており、ここで、該フィット部材は、前記送風手段による送風を妨げないように開放空間を形成するように設けられていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかのメガネ式マスク装置。
- 前記送風手段は、冷房及び暖房の少なくとも一方を行い得る熱交換装置を付属して有することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかのメガネ式マスク装置。
- 前記送風手段は、送風経路において除菌手段を設けたことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかのメガネ式マスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001756U JP3233076U (ja) | 2021-05-12 | 2021-05-12 | メガネ式マスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001756U JP3233076U (ja) | 2021-05-12 | 2021-05-12 | メガネ式マスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3233076U true JP3233076U (ja) | 2021-07-26 |
Family
ID=76918122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021001756U Active JP3233076U (ja) | 2021-05-12 | 2021-05-12 | メガネ式マスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3233076U (ja) |
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2021
- 2021-05-12 JP JP2021001756U patent/JP3233076U/ja active Active
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