JP3232858U

JP3232858U - 空気清浄付きエアカーテンによるフェイスシールド

Info

Publication number: JP3232858U
Application number: JP2020003895U
Authority: JP
Inventors: 昭博平井
Original assignee: 昭博平井
Priority date: 2020-08-25
Filing date: 2020-08-25
Publication date: 2021-07-08
Anticipated expiration: 2030-08-25

Abstract

【課題】感染症対策を目的としたフェイスシールドでありながら、夏季などの高気温下による不快感や圧迫感等を払拭する。熱中症予防にも適しており、安全性を確保した空気清浄付きエアシールドを提供する。【解決手段】エアカーテン噴射装置１０を内蔵したヘッドギアと気流形成装置本体３０それらを繋ぐ空気送流管２０で形成され、気流形成装置本体はショルダーバックやウエストポーチ、ポケットなどに簡易携帯可能である。ヘッドギアの底面より浄化されたエアを噴射することにより顔面に空気の層が出来、プラスチックシールドよりも圧迫感なく安全に快適に感染を予防することが出来る。【選択図】図２

Description

本考案は、飛沫感染防止フェイスシールドの技術分野に関し、より快適性より安全性の高い飛沫感染防止フェイスシールドに関する。

新型コロナウイルスは世界的な問題となっておりマスク等を中心とした防護用具、手指消毒などの対策を講じ、換気を高頻度で行うこと等、気流による対策が推奨されている。この気流による防御法を応用してシールドを作る（エアシールド）。
感染性ウイルスに用いられるフェイスシールドの種類は、多岐にわたるが、一般的な顔の全体部分を透明のプラスチックフィルム等で覆うという使用方法では、夏季などの高気温下で使用するとフェイスシールド内側の気温上昇やプラスチックフィルム一枚を介しての不快感や内面の曇り、声が聞き取りづらい等の弊害も生まれている。

新型コロナウイルス感染症の根本的な感染源は罹患者の口鼻から排出されるウイルスを含む飛沫やエアロゾルによるものであり、これらを避けることが出来れば大きな予防効果が期待出来る。本考案は、従来のフェイスシールドの構造である透明のプラスチックフィルム等で覆う箇所を撤去し、高性能フィルターを通し浄化された気流をヘッドギア部分に内蔵された噴射穴から流すエアによるカーテンを作りシールド効果を作成。快適かつ安全な飛沫感染防止フェイスシールドを提供することを目的とする。
また、物的遮へいを撤廃することにより、人と人との交流における根本的な問題を解消することが可能となる。

上述の目的を達成するため、本考案の主な構造は、エアカーテン噴射装置内蔵のヘッドギアまたは、帽子（キャップ）と気流形成装置本体それらを繋ぐ管で形成される。

また、前記ヘッドギアは、底面に噴射穴があり鼻・口の前に本体より浄化された気流によるエアカーテンを展開する。

また、前記気流形成装置本体は、リチウムイオンバッテリーを内蔵電源とし小型回転ファンにより管を通りヘッドギアへと送風する。その際、高性能フィルターを通過する吸気を行う。

前記気流形成装置本体は着用者及び対面する他者からの飛沫を避ける場所（背面・腰部・後頭部・鞄等）に携帯できる。

新型コロナウイルスに限らず、ほぼすべてのウイルスに対応できる高機能フィルターを装備し浄化された空気を噴出。

浄化された空気の流れによるエアカーテンを顔面前面に上方から下方へ噴出することによりウイルスの吸入を防御

吸気は着用者及び対面する他者からの飛沫を避ける場所から行い、高機能フィルターを介し、着用者の額部より下方に噴出する。

気流形成装置本体は携帯可能サイズ。

夏季の高温下でも圧迫感、閉塞感なく熱中症の予防にもなる。

エアカーテンはプラスチックシールドより声が届きやすい。さらに、顔の表情が鮮明に伝わり、手話通訳者にも適する。

医療現場だけでなく対面形式をとる全ての業態に活用可能。新型コロナウイルスと共存していく今後の世界には必須品。

装着時の前部斜視図及び後部斜視図装置の全容ヘッドギア部分でエアカーテン噴射される様子気流形成装置本体からヘッドギアへと空気を送る管気流形成装置本体の内部構造気流形成装置本体の背面図

図１は、本考案の好ましい実施装着例である。

本考案は、図３、図４、図５を連結し形成される。

図５は、小型リチウムイオンバッテリーを内蔵電源とし、スイッチを操作することによりモーターが起動しファンが回転する。ファンが回転することにより高性能フィルターより吸気を行い、管を通りヘッドギアへと送風する。

図３は、図５で送風された空気を底面ある噴射穴から噴射し、エアカーテンを発生させる。

以上により、気流形成装置本体で発生させた清浄化した空気をヘッドギア噴射させ、エアカーテンを発生させることにより、着用者及び対面する他者からの飛沫を双方向へ向かうことを防ぎ、プラスチックシールドよりも圧迫感なく安全に快適に感染を予防することが出来る。

１装着者
１０エアカーテン噴射装置本体
２０空気送流管
３０気流形成装置本体
３１小型リチウムイオンバッテリー
３２電動モーター
３３小型回転ファン
３４ドライブシャフト
３５電源スイッチ
３６高性能フィルター

Claims

着用者の頭部に装着させるエアカーテン噴射装置内蔵のヘッドギア部分と高性能フィルターにより清浄化した空気による気流形成装置本体と前記本体で形成された気流を前記ヘッドギアへ送る管で構成されるフェイスシールド（エアシールド）。
前記ヘッドギアは、底面に噴射穴があり鼻・口の前に本体より清浄化された気流よるエアカーテンを展開する。噴射の角度は、穴の位置により微調整可能である。
前記気流形成装置本体は、リチウムイオンバッテリーを内蔵電源とし回転ファンにより高性能フィルターを通過する吸気を行い、管を通りヘッドギアへと送風する。
前記気流形成装置本体は、着用者及び対面する他者の鼻・口から離れた位置で携帯する。