JP3232620U - 黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地及びそのデニム製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジーンズ衣服において、縦横に交差させて織り上げる生地の糸構成とプリントする染料及びシートの組み合わせにより、黒色ベースのデニム生地に多彩色柄を直接プリントしたデニム製品を提供する。【解決手段】アパレル全般に使用されるデニム生地1による製品のうち、黒色ベースのデニム生地を縦糸に硫化染料による黒色綿糸、横糸に透明のポリエステル糸を交差して織り上げ、分散染料による多彩色柄のプリントシートを重ねて加熱及び加圧する事により、多彩色柄をデニム生地に組み合わせた。【選択図】図1

Description

本考案は、黒色ベースデニム生地に多彩色プリント柄を直接組み合わせた生地及びそのデニム製品に関するものである。
ジーンズ衣服におけるデニム生地に多彩色柄を直接組み合わせ、本来のデニム生地の風合に加えて、よりオリジナル性の高いジーンズ衣服を取り入れたいという要望があり考案。デニム生地に単色の濃淡で柄を表現した製品や、粘着剤を使用してプリント柄を貼り付けた製品は現市場に拡販されているが、デニム生地に多彩色柄を直接組み合わせた製品は日本国内外に存在しない事が度重なる市場調査で明確化した為、自身の考案として数々のプリント方法にて試作した。
特許第4914526号(P4914526) 特許公報(B1)
現在のジーンズ衣服においてインディゴ染濃色デニム生地には直接の多彩色柄プリントの表現は不可能であるが、本考案にて生地組織の構成・プリント染料の組み合わせにより黒色ベースのデニム生地に多彩色柄をプリントする生地及びデニム製品を提供する。
黒色ベースデニム生地を、縦糸に硫化染料による黒色綿糸、横糸に透明のポリエステル糸を交差して織り上げ、その生地に分散染料による多彩色柄プリントシートを組み合わせる事により鮮明な多彩色プリント柄を黒色ベースデニム生地に直接転写する事が可能になる。
上記[0005]のとおりデニム生地の織組織、糸の染色染料、プリント染料の組み合わせにより、デニム生地に直接プリントする。デニム素材が持つ風合いに影響なく、黒色ベースデニム生地に新鮮な多彩色のプリント柄が多種多様に表現可能なデニム生地になる。
上記[0006]の生地にて作成されたデニム製品を日光やスポットライト等の強い光に当てた際生地の横糸に織リ込まれたポリエステル糸が光に反応し、プリントされた多彩色柄が浮き上がって見える。室内灯で見える落ち着いた雰囲気の多彩色柄と、強い光に反応して浮き上がった光沢のある多彩色柄を、光の加減により表現するデニム製品が作成される。
黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地の接写実寸画像。現物の横幅は124cm 黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地を使用したジーンズパンツ製品の画像
黒色ベースのデニム生地を作成する際、縦糸に硫化染料による黒色綿糸、横糸に透明のポリエステル糸を交差して織り上げるが、縦糸と横糸の糸の太さを変える事で表面に現れる多彩色柄の割合を変える事が出来る。例えば縦糸の黒色綿糸より横糸のポリエステル糸を太くする事で多彩色プリント柄がより鮮明に表現される。
多彩色柄を黒色デニム生地にプリントするには、分散染料をインクジェット機にて紙のシートに吹き付ける事によりプリント用シートを作成する。従来よりイタリア・ドイツ・フランス等欧米からの輸入色柄シートが主流であるが、現在は日本でもオリジナル色柄シート作成が確立されている。
黒色ベースのデニム生地に多彩色柄プリントシートを重ね、170度の熱と圧力を加える事により多彩色柄が黒色ベースのデニム生地にプリントされる。輸入色柄プリントシートに加え、オリジナル色柄プリントシート作成が可能なため、多様な多彩色柄が無限に表現可能となる。
現在のジーンズ衣服においてのインディゴ染濃紺色デニム生地に直接の多彩色柄プリント表現が不可能であった原因が、プリントに使用する染料の三原色である青色系シアン、赤色系マゼンダ、黄色系イエローのうち青色系シアンの混ざった配色が縦糸のインディゴ染濃紺色に混ざり込んだ事にあると判明した。そこでインディゴ染濃紺色以外の様々な濃色を縦糸に使用したデニム生地にプリント試験を実施したが、インディゴ染濃紺色と同様に縦糸の色に横糸のプリントの原色が混ざり込み、多彩色柄を忠実に表現する事が不可能であった。このプリント試験を繰り返した中で黒色の縦糸を使用のデニム生地にプリントした際に、多色彩柄が縦糸の黒色に混ざり込む事なく鮮明に表現される事を発見した。黒色の生地の上に黒色より薄い色を直接プリントする事自体がそもそも発想されない為、画期的な発見であり、本考案の企画起案となった。
縦糸に使用する綿糸をデニム生地用の黒色に染める際、硫化染料を使用する。デニム生地によるジーンズ衣服は、着用と洗濯の繰り返しの摩擦による色落ちの経過を楽しむのが独特の特徴であり、硫化染料は色落ちする事を前提にする染料である。念の為、横糸のポリエステル糸にプリントされた多彩色柄への色落ち等の影響を考慮し着用と洗濯を繰り返す試験を実施したが、横糸のプリント柄への影響は全く見られなかった。
本考案の分散染料使用のプリントシートとの組み合わせによるプリント方法以外に、反応染料や直接染料等による捺染プリントや顔料プリント、インクジェットプリント等が一般的である。これらの方法でプリントする場合は、プリント加工前に生地を水洗により白地に晒す必要があり、加工後も生地にプリントされた余分な染料を水洗により洗い落とし、乾燥させる工程が必要となる。しかし一般的なジーンズ衣服は、着用と洗濯を繰り返すことによるデニム生地独特の摩擦による色落ちの経過を楽しむもので、あえて色落ちのする事を前提としたインディゴ染料を使用する。その為一般のプリント加工場でデニム生地にプリント加工しようとした場合、プリントする台や柄の版板にインディゴ染料が移染するだけでなく、加工前後に生地を水洗する機器に移染する為、次の加工用に白地に晒された生地を加工する前に、使用した全ての機器を洗浄する作業が必要となり、相当な手間と時間が費やされる事態となる。プリント加工場数社にデニム生地にプリント試作を依頼したが、現物生産が多難すぎると受注を完全に拒否された。
現在のプリント加工場背景においてデニム生地に多彩色柄を直接プリントする事自体が極めて多難である為、多彩色柄のプリントデニム生地及びそのデニム製品は市場に現存していない事が明確になり、本考案の組み合わせがこれまでにない画期的な発明であると確信した。
インディゴ染濃紺色デニム生地に直接の多彩色柄プリント表現が不可能であった為に、これまでのジーンズ衣服において、多彩色柄を直接プリントするデニム生地及びその製品企画は断念されてきたが、本考案の組み合わせの発明により、デニム生地に多彩色柄を直接プリントする事が可能となり、ジーンズ衣服のみならず多種多様な製品開発において産業上の利用可能性は高い。
1 黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地の接写実寸画像
2 黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地を用いたジーンズパンツ製品の画像

Claims (2)

  1. アパレル全般に使用されるデニム生地のうち、黒色ベースのデニム生地を縦糸に硫化染料による黒色綿糸、横糸に透明のポリエステル糸を交差して織り上げる。その生地に分散染料による多彩色柄のプリントシートを重ねて加熱、加圧する事によりプリント柄がデニム生地に鮮明に転写される。デニム素材本来の風合いに接着剤、溶剤やシート等による影響なく、黒色ベースのデニム生地に多彩色プリント柄を直接的に組み合わせる黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地。
  2. 請求項1記載の黒色ベース多彩色柄プリントデニム生地を用いた衣料品、履物、装飾品、繊維建材、玩具、文具、スポーツ用品、旗、垂れ幕又は雑貨品。
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