JP3232615U - 太陽光パネル洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄対象とする太陽光パネルの構成或いは種類に限定されない、汎用性を有する太陽光パネル洗浄機を提供すること。【解決手段】太陽光パネル洗浄機1は、回転ブラシ3と、回転ブラシ3に連結され、回転ブラシ3を回転させる電動モータと、回転ブラシ3へ洗浄液6を供給する洗浄液供給装置5と、洗浄液供給装置5から回転ブラシ3へ洗浄液6を送出するための送水管7と、電動モータの電源である蓄電池8と、蓄電池8から電動モータへ送電する送電路9と、直線状に延び、内部に内部空間を有する洗浄機管2を備える。回転ブラシ3は、洗浄機管2が延びる方向に対して略平行な方向に回転する。洗浄機管2は、複数の部材からなり、先端部2aにおいて回転ブラシ3に繋がる。さらに、洗浄機管2は、内部空間に送水管7の少なくとも一部と、送電路9の少なくとも一部とを通した状態で伸縮可能である。【選択図】図1
Description
本考案は、太陽光パネルのパネル面を洗浄する洗浄機に関する。
従来から、太陽光パネルのパネル面を洗浄するための洗浄機が提案されている。例えば、特許文献1の太陽光パネル洗浄装置は、パネル面を有する太陽光パネルを複数並べて設置した太陽光パネルユニットの維持管理において、パネル面の洗浄を行う太陽光パネル洗浄装置である。太陽光パネル洗浄装置は、太陽光パネルユニット上を移動しながら太陽光パネルユニットに対する洗浄作業を行う洗浄手段を有しており、洗浄手段は、パネル面に水を供給する水供給手段60を有している。
太陽光パネル洗浄装置は、太陽光パネルユニット上を走行する走行体としての走行輪と、この走行輪によって移動しながら太陽光パネルユニットに対する洗浄作業を行う洗浄手段とを有している。この太陽光パネル洗浄装置は、基礎部材と、当該基礎部材に搭載される洗浄装置本体とを有しており、この洗浄装置本体に、走行輪と洗浄手段が備えられている。
基礎部材は、洗浄装置本体を取り付けて太陽光パネルユニットの略水平方向に安定して移動させるものであり、太陽光パネルユニットの斜め上下方向を貫くように太陽光パネルユニット上に配設された2本のバーと、当該バーに固定されて太陽光パネルユニットの上端側面と下端側面に当接する端部材とを有している。また、端部材には、上端側面と下端側面に対向するように車輪が設けられており、バーに固定された上下の端部材の車輪で上下から太陽光パネルユニットを挟持するようになっている。
これらの構成によれば、基礎部材が太陽光パネルユニットに対して安定した状態で取り付けられ、車輪で略水平方向に移動させることができる。すなわち、一定の太陽光パネルユニットに対して洗浄を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の従来例では、予め太陽光パネルユニットに2本のバーを設置しておく必要があり、対象となる太陽光パネルユニット毎に、バーを設置するという予備的な作業が必要であった。また、必ずしも全ての太陽光パネルユニットにバーを設置できるわけではなく、汎用性に乏しいという欠点があった。
本考案の目的は、従来の課題を解決すべくなされたものであり、洗浄対象とする太陽光パネルの構成或いは種類に限定されない、汎用性を有する太陽光パネル洗浄機を提供することにある。
本考案の態様に係る太陽光パネル洗浄機は、太陽光パネルのパネル面を洗浄する洗浄機であって、ブラシを前記パネル面に接触させて回転させる回転ブラシと、前記回転ブラシに連結され、該回転ブラシを回転させる電動モータと、前記回転ブラシへ洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、前記洗浄液供給装置から前記回転ブラシへ前記洗浄液を送出するための送水管と、前記電動モータの電源である蓄電池と、前記蓄電池から前記電動モータへ送電する送電路と、直線状に延び、内部に内部空間を有する洗浄機管を備え、前記洗浄液供給装置の側を上流側とし、前記回転ブラシの側を下流側とし、前記回転ブラシは、前記洗浄機管が延びる方向に対して略平行な方向に回転し、前記洗浄機管は、複数の部材からなり、先端部において前記回転ブラシに繋がり、さらに、前記内部空間に前記送水管の少なくとも一部と、前記送電路の少なくとも一部とを通した状態で、伸縮可能である。
また、前記太陽光パネル洗浄機の前記送水管は、前記回転ブラシが前記パネル面に対向する側に形成される噴出口へ前記洗浄液を供給し、前記回転ブラシが回転することにより、前記噴出口から噴出する前記洗浄液が、前記ブラシの先端の側の全体に広がってもよい。
また、前記太陽光パネル洗浄機は、前記洗浄機管が延びる方向と交差する方向に、前記回転ブラシが二つ並んだ回転ブラシユニットを形成し、前記回転ブラシユニットにおける二つの前記回転ブラシは、互いに異なる方向であって、かつ、前記洗浄液を前記洗浄機管に沿って前記下流側から前記上流側へ送り出す方向に回転してもよい。
これによれば、太陽光パネル洗浄機は、洗浄機管を伸縮可能であり、回転ブラシは蓄電池から供給される電力によって回転できる。よって、洗浄対象とする太陽光パネルの構成或いは種類に限定されない、汎用性を有する太陽光パネル洗浄機を提供することができる。
また、洗浄液は、回転ブラシがパネル面に対向する側の噴出口から噴出してもよい。この場合、回転ブラシは、太陽光パネルのパネル面に直接洗浄液を噴出したうえでブラシ洗浄できるので、洗浄効果を高めることができる。
また、回転ブラシが回転ブラシユニットを形成し、それぞれの回転ブラシは互いに異なる方向であって、かつ洗浄液を洗浄機管に沿って下流側から上流側に送り出す方向に回転してもよい。この場合、傾斜して設置された太陽光パネルのパネル面に沿って、洗浄後の洗浄液を鉛直方向の下側へ流すことができるので処理が容易である。
以下、図面を参照し、本考案を具現化した太陽光パネル洗浄機1(1a、1b)を説明する。参照する図面は、本考案が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、本考案の態様に係る太陽光パネル洗浄機1に共通の構成を説明する。図1は、太陽光パネル洗浄機1を水平面に置いたときの平面図である。図2、及び図3は、図1における断面I−Iの断面図であり、図示のように上下方向の上側と下側とを定義する。図1から図3までに示すように、太陽光パネル洗浄機1は、以下の構成要素を備える。ブラシ15をパネル面51に接触させて回転させる回転ブラシ3と、回転ブラシ3に連結され、回転ブラシ3を回転させる電動モータ4を備える。回転ブラシ3へ洗浄液6を供給する洗浄液供給装置5と、洗浄液供給装置5から回転ブラシ3へ洗浄液6を送出するための送水管7を備える。電動モータ4の電源である蓄電池8と、蓄電池8から電動モータ4へ送電する送電路9を備える。直線状に延び、内部に内部空間20を有する洗浄機管2を備える。
図1及び図2に示すように、洗浄液供給装置5の側を上流側とし、回転ブラシ3の側を下流側とする。回転ブラシ3は、洗浄機管2が延びる方向に対して略平行な方向に回転する。洗浄機管2は、複数の部材からなり、先端部2aにおいて回転ブラシ3に繋がる。さらに、洗浄機管2は、内部空間20に送水管7の少なくとも一部と、送電路9の少なくとも一部とを通した状態で伸縮可能である。
洗浄液6は、純水を使用する。水道水等を利用する場合は、濾過器によって濾過することによって純水を作成して使用する。なお、汚れの程度によっては洗剤(中性洗剤)を使用する場合がある。或いは、アルカリイオン電解水(10.0/ph以下)を使用する場合もある。洗浄液6は、洗浄対象である太陽光パネルの仕様によって選定する。
次に、洗浄機管2の構成をさらに詳細に説明する。例として洗浄機管2は、第一管21から第四管24までの四つの部材からなる。図1及び図7に示すように、第一管21は最も下流側にある。接続部17は、第一管21の下流側先端に相当する洗浄機管2の先端部2aに固定され、回転ブラシ3に接続する。図2及び図3に示すように、第一管21から第四管24に従って、それぞれの外径と内径とが段階的に大きくなる。第二管22の内周部に第一管21の外周部が接触して、洗浄機管2が延びる方向に対して互いに摺動可能である。第二管22と第三管23との関係も同様であり、第三管23の内周部を第二管22の外周部が摺動可能である。第三管23と第四管24との関係も同様であり、第四管24の内周部を第三管23の外周部が摺動可能である。
洗浄機管2の内部は、空洞である内部空間20が形成される。洗浄液6を供給する送水管7と、蓄電池8から電動モータ4へ電力を送る送電路9は、いずれも内部空間20に通される。第一管21から第四管24までのそれぞれに内部空間20が形成される。
洗浄機管2は、送水管7の少なくとも一部と送電路9の少なくとも一部とを内部空間20に通した状態で伸縮可能である。洗浄機管2のうちで最も内径が小さい第一管21は、内径寸法が、送水管7と送電路9とを通した状態で第二管22に対して伸縮可能となるように設定されている。内部空間20は、第一管21から第四管24に従って段階的に内径寸法が大きくなっていくので、第一管21から第四管24は、内部空間20に送水管7と送電路9とを通した状態で、伸縮可能である。
洗浄機管2は、第一管21から第三管23までのそれぞれの位置を固定する第一ロックレバー31、第二ロックレバー32、及び第三ロックレバー33を備える。例えば、第一ロックレバー31を解除すると第一管21を下流側に引き出して伸ばすことができる。第一ロックレバー31をロックすると、第一管21の位置が固定される。第二ロックレバー32、第三ロックレバー33の機能も同様である。なお、例として洗浄機管2は、四つの部材からなり、三段階に伸縮可能な例を示したが、複数の部材であればいくつの部材によって構成されてもよい。
図2、及び図3に示すように、回転ブラシ3の上側に、電動モータ4及び回転軸4aを覆うカバー19を備える。送電路9は、洗浄機管2の先端部2aからカバー19の天面部19aに繋がり、カバー19内部の電動モータ4に接続される。
次に、洗浄液6が噴出される噴出口13について説明する。図1から図3までに示すように、送水管7は、洗浄機管2の先端部2aから回転ブラシ3の上面側(ブラシ15の先端とは反対側)に繋がれる。図4に示すように、送水管7は、回転ブラシ3がパネル面51に対向するブラシ15の先端の側に形成される噴出口13へ洗浄液6を供給する。回転ブラシ3が回転することにより、噴出口13から噴出する洗浄液6が、ブラシ15の先端の側の全体に広がる。図4に示す例では、噴出口13はブラシ15が形成されていない回転ブラシ3の回転中心付近に三つ形成される。なお、噴出口13はブラシ15が形成される部分にあってもよいし、数の限定は無く一つ以上であればよい。
洗浄機管2の材質は、金属、樹脂、その他の材質から選定可能である。洗浄機管2は、最も伸びた状態において、末端部2bを持ったとき、先端部2a及び回転ブラシ3が一定範囲の撓みによる変形に抑えられる程度の剛性を有する。許容される程度とは、例として内部空間20に通された送水管7が変形したときに洗浄液6の流れを妨げない程度の変形である。或いは、洗浄機管2の変形が弾性変形の範囲内であり、塑性変形(永久変形)の領域に達しない程度の変形は許容できる。後述するように、太陽光パネル洗浄機1は、パネル面51を洗浄する際に、回転ブラシ3がパネル面51の上に載置した状態となる。よって、洗浄機管2は回転ブラシ3の重量を支える必要が無いためである。なお、これら許容できる変形量は、洗浄機管2の長さ、回転ブラシ3と洗浄機管2とを合わせた重量等によって異なる場合がある。
<第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aの構成>
次に、図1から図6までを参照して、本考案に係る第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aの構成を詳細に説明する。なお、共通の構成で説明した内容と重複する部分は、説明を省略する。
次に、図1から図6までを参照して、本考案に係る第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aの構成を詳細に説明する。なお、共通の構成で説明した内容と重複する部分は、説明を省略する。
図1を参照して、第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aに固有の構成である、回転ブラシユニット10の構成を説明する。太陽光パネル洗浄機1aは、洗浄機管2が延びる方向と交差する方向に、回転ブラシ3が二つ並んだ回転ブラシユニット10を形成する。回転ブラシユニット10における二つの回転ブラシ3は、矢印で示すように、互いに異なる方向であって、かつ、洗浄液6を洗浄機管2に沿って下流側から上流側へ送り出す方向に回転する。なお、回転ブラシユニット10における二つの回転ブラシ3は、それぞれの回転ブラシ3の回転中心を結んだ線と、洗浄機管2とが直交する配置であることが最も望ましい。
図1に示すように、接続部17の一端は、第一管21の下流側先端に相当する洗浄機管2の先端部2aに固定される。接続部17の他端は、二つの回転ブラシ3を並んで繋ぐ連結部材18と、交差する方向に固定される。なお、接続部17と連結部材18とは直交する方向に固定されることが好ましい。
<太陽光パネル洗浄機1による洗浄方法>
次に、図5及び図6を参照して、太陽光パネル洗浄機1aを使用して、太陽光パネル50のパネル面51を洗浄する方法を説明する。例として、太陽光パネル50は、複数のパネルが一体になり、傾斜した状態で大地に設置されている。洗浄機管2の上流側は、送水管7を介して洗浄液供給装置5に繋がっている。
次に、図5及び図6を参照して、太陽光パネル洗浄機1aを使用して、太陽光パネル50のパネル面51を洗浄する方法を説明する。例として、太陽光パネル50は、複数のパネルが一体になり、傾斜した状態で大地に設置されている。洗浄機管2の上流側は、送水管7を介して洗浄液供給装置5に繋がっている。
洗浄液供給装置5は、例として動力噴霧機を使用する。動力噴霧機は、一般的にタンク、ポンプ、ホース、ホースリール等から構成される。タンクに溜めた洗浄液6をポンプによって送り出す。なお、動力噴霧機に限らず、洗浄液6を送り出す装置であれば他の装置でもよい。
図5に示すように、太陽光パネル50の上部50aから順に洗浄する。このとき、洗浄機管2はパネル面51の傾斜に沿って伸ばした状態にする。洗浄者は、洗浄機管2を持ち、太陽光パネル50に対して、回転ブラシ3を左右方向の一方の端から他方の端へ向かって移動させながら洗浄を行う。太陽光パネル50の上部50aの洗浄が済んだら、次に中央部50bを同様に洗浄し、最後に下部50cを洗浄する。図6に示すように、上部50aから下部50cに行くに従って、順次洗浄機管2の長さを縮めていく。なお、蓄電池8は、図5及び図6に示すように、身体に携帯することで、機動性を高めてもよい。なお、以上説明した洗浄方法は、第二実施形態の太陽光パネル洗浄機1bにおいても同様である。
次に、第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aに固有の洗浄方法を説明する。図5及び図6に示すように、回転ブラシユニット10は、それぞれの回転ブラシ3が図示の矢印方向に回転する。この回転方向により、回転ブラシ3によって流動する洗浄液6は、洗浄機管2に沿って下側へ向かって流れる。洗浄に使用して汚れた洗浄液6は、パネル面51のうちの洗浄した部分に侵入することがない。例えば、太陽光パネル50の下部50cの下側に回収樋を設置しておけば、洗浄後の洗浄液6を容易に回収することができる。
<太陽光パネル洗浄機1に共通の効果>
以上説明した太陽光パネル洗浄機1の構成によれば、以下の課題を解決し、効果を奏する。従来の太陽光パネル洗浄装置は、洗浄できる太陽光パネルの構成に制約があるか、或いは洗浄のための予備的な準備に手間がかかるという課題があった。この課題に対し、本考案の太陽光パネル洗浄機1によれば、洗浄機管2が伸縮可能であり、回転ブラシ3は蓄電池8から供給される電力によって回転できる。よって、洗浄対象とする太陽光パネルの構成或いは種類に限定されない、汎用性を有する太陽光パネル洗浄機1を提供することができる。
以上説明した太陽光パネル洗浄機1の構成によれば、以下の課題を解決し、効果を奏する。従来の太陽光パネル洗浄装置は、洗浄できる太陽光パネルの構成に制約があるか、或いは洗浄のための予備的な準備に手間がかかるという課題があった。この課題に対し、本考案の太陽光パネル洗浄機1によれば、洗浄機管2が伸縮可能であり、回転ブラシ3は蓄電池8から供給される電力によって回転できる。よって、洗浄対象とする太陽光パネルの構成或いは種類に限定されない、汎用性を有する太陽光パネル洗浄機1を提供することができる。
洗浄機管2は、内部空間20に送水管7と送電路9とを通した状態で伸縮可能である。よって、作業者は、洗浄するパネル面51の位置に応じて回転ブラシ3の位置を変更することができる。その際に、送水管7及び送電路9をいちいち接続し直す必要が無い。
また、洗浄液6は回転ブラシ3のブラシ15の先端の側に供給されれば、回転ブラシ3は、太陽光パネル50のパネル面51に直接洗浄液6を噴出したうえでブラシ洗浄できるので、洗浄効果を高めることができる。
<太陽光パネル洗浄機1aに固有の効果>
次に、第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aが奏する固有の効果を説明する。図1に示すように、太陽光パネル洗浄機1aは、洗浄機管2が延びる方向と交差する方向に、回転ブラシ3が二つ並んだ回転ブラシユニット10を形成する。回転ブラシ3は二つ並んで配置されるので、一度に広範囲のパネル面51を洗浄することができる。それぞれの回転ブラシ3の回転方向は互いに異なり、かつ洗浄液6を洗浄機管2に沿って上流側に送り出す方向に回転する。この場合、傾斜して設置された太陽光パネル50のパネル面51に沿って、洗浄後の洗浄液6を鉛直方向の下側へ流すことができるので処理が容易である。例えば、太陽光パネル50の下部50cの下側に回収樋を設置しておけば、洗浄後の洗浄液6を容易に回収することができるので、洗浄液6による環境汚染を防止することができる。
次に、第一実施形態の太陽光パネル洗浄機1aが奏する固有の効果を説明する。図1に示すように、太陽光パネル洗浄機1aは、洗浄機管2が延びる方向と交差する方向に、回転ブラシ3が二つ並んだ回転ブラシユニット10を形成する。回転ブラシ3は二つ並んで配置されるので、一度に広範囲のパネル面51を洗浄することができる。それぞれの回転ブラシ3の回転方向は互いに異なり、かつ洗浄液6を洗浄機管2に沿って上流側に送り出す方向に回転する。この場合、傾斜して設置された太陽光パネル50のパネル面51に沿って、洗浄後の洗浄液6を鉛直方向の下側へ流すことができるので処理が容易である。例えば、太陽光パネル50の下部50cの下側に回収樋を設置しておけば、洗浄後の洗浄液6を容易に回収することができるので、洗浄液6による環境汚染を防止することができる。
<第二実施形態の太陽光パネル洗浄機1bの構成と効果>
次に、図7を参照して、本考案の態様に係る第二実施形態の太陽光パネル洗浄機1bの構成を説明する。太陽光パネル洗浄機1bが太陽光パネル洗浄機1aと異なるのは、回転ブラシ3の構成であり、他の部分は共通である。共通部分の説明は省略する。図7に示すように、回転ブラシ3は単独であり、回転ブラシユニット10を構成しない。
次に、図7を参照して、本考案の態様に係る第二実施形態の太陽光パネル洗浄機1bの構成を説明する。太陽光パネル洗浄機1bが太陽光パネル洗浄機1aと異なるのは、回転ブラシ3の構成であり、他の部分は共通である。共通部分の説明は省略する。図7に示すように、回転ブラシ3は単独であり、回転ブラシユニット10を構成しない。
次に、太陽光パネル洗浄機1bが奏する固有の効果を説明する。太陽光パネル洗浄機1bは、太陽光パネル洗浄機1aの回転ブラシユニット10に比べて、回転ブラシ3が占める面積が小さい。従って、太陽光パネル洗浄機1bは、太陽光パネルのパネル面の面積が小さい場合、或いは形状が入り組んでいる場合であっても、細部まで洗浄することができる。また、回転ブラシ3が一つなので、構造がシンプルである。さらに、洗浄液供給装置5の出力は太陽光パネル洗浄機1aに比べて低出力でよいので、安価な装置を使用することができるという効果を奏する。
1、1a、1b 太陽光パネル洗浄機
2 洗浄機管
2a 先端部
3 回転ブラシ
4 電動モータ
5 洗浄液供給装置
6 洗浄液
7 送水管
8 蓄電池
9 送電路
10 回転ブラシユニット
13 噴出口
15 ブラシ
20 内部空間
2 洗浄機管
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3 回転ブラシ
4 電動モータ
5 洗浄液供給装置
6 洗浄液
7 送水管
8 蓄電池
9 送電路
10 回転ブラシユニット
13 噴出口
15 ブラシ
20 内部空間
Claims (3)
- 太陽光パネルのパネル面を洗浄する洗浄機であって、
ブラシを前記パネル面に接触させて回転させる回転ブラシと、
前記回転ブラシに連結され、該回転ブラシを回転させる電動モータと、
前記回転ブラシへ洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、
前記洗浄液供給装置から前記回転ブラシへ前記洗浄液を送出するための送水管と、
前記電動モータの電源である蓄電池と、
前記蓄電池から前記電動モータへ送電する送電路と、
直線状に延び、内部に内部空間を有する洗浄機管を備え、
前記洗浄液供給装置の側を上流側とし、前記回転ブラシの側を下流側とし、
前記回転ブラシは、前記洗浄機管が延びる方向に対して略平行な方向に回転し、
前記洗浄機管は、複数の部材からなり、先端部において前記回転ブラシに繋がり、さらに、前記内部空間に前記送水管の少なくとも一部と、前記送電路の少なくとも一部とを通した状態で、伸縮可能である太陽光パネル洗浄機。 - 前記送水管は、前記回転ブラシが前記パネル面に対向する側に形成される噴出口へ前記洗浄液を供給し、
前記回転ブラシが回転することにより、前記噴出口から噴出する前記洗浄液が、前記ブラシの先端の側の全体に広がる請求項1に記載の太陽光パネル洗浄機。 - 前記洗浄機管が延びる方向と交差する方向に、前記回転ブラシが二つ並んだ回転ブラシユニットを形成し、
前記回転ブラシユニットにおける二つの前記回転ブラシは、
互いに異なる方向であって、かつ、前記洗浄液を前記洗浄機管に沿って前記下流側から前記上流側へ送り出す方向に回転する請求項1又は2に記載の太陽光パネル洗浄機。
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JP2021001407U JP3232615U (ja) | 2021-04-16 | 2021-04-16 | 太陽光パネル洗浄機 |
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JP2021001407U Active JP3232615U (ja) | 2021-04-16 | 2021-04-16 | 太陽光パネル洗浄機 |
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- 2021-04-16 JP JP2021001407U patent/JP3232615U/ja active Active
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