JP3232378U - 折り畳み可能なトレー二ングベンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】折り曲げたときに嵩張らず、コンパクトにして持ち運ぶことができるトレーニングベンチを提供する。【解決手段】左右の両脚5、6が折り畳まれ、且つ左右のシート1、2を独立して支持する梁である左右の支持部材3、4がその中央で折り畳まれて二つ折りとなるトレーニングベンチにおいて、一の脚6が、先端に旋回軸321を軸支する軸支部を有する斜材であり、一の支持部材3が直線部と折り曲げ部32を有し、折り曲げ部分32は、旋回軸321を支持する軸支部を有し、折り畳まれた他の脚5と一の支持部材3が、旋回軸321の周りに折り畳まれて二つ折りとなる。【選択図】図11

Description

本考案は、座って又はうつ伏せし、あるいは仰向けになる等して、腹筋や背筋その他の筋肉を鍛錬できる所謂トレー二ングベンチに関する考案である。
近年、家庭等で身体を鍛錬したい健康志向者が増え、対応して様々な家庭用鍛錬具が市販されている。例えば、座り又はうつ伏せし、あるいは仰向けになった状態で、腹筋や背筋その他の筋肉を鍛錬できる所謂トレー二ングベンチが市販されている。
かかるトレーニングベンチは、車の座席の様に、分割されたシートと背もたれを有しており、車と異なって、常態では同一水平面上にあり、それらの上で所定の鍛錬ができ、変形形態としては、車の座席のように折れ曲がり又は山型になって、使用する鍛錬者の姿勢を変更し、異なる部位の筋肉の鍛錬を可能にする。
この場合、トレーニングベンチ使用後は、設置場所の動線を阻害するので、容易に撤去できるものが好まれ、よって、トレーニングベンチを折り畳み構造にして、撤去や運搬を容易にしたものがある。
しかしながら、脚等一部のみが曲がるが、完全には二つ折りにできないものは、依然として持ち運びが容易ではなく、又二つ折りになるものであっても、構造部品の分解、取り付け作業等が煩雑で、折畳みを迅速に行えず撤去が困難であった。
意匠登録第1645205号公報 意匠登録第1656400号公報
解決しようとする問題点は、使用後のトレーニングベンチの折畳みや撤去が困難である点である。
本考案は、少なくとも一の脚が、水平状態にあるベンチの下側へ折り畳まれ、その状態で、シートと背もたれの夫々が、更にベンチ両側から下側へ折り畳まれて二つ折りとなるトレーニングベンチにおいて、前記シートを支持する支持部材は、そのベンチ中央側の端部が下方へ折り曲げられ、折り曲げられた部分において、旋回部材の先端を収容する収容部を構成し、旋回部材である他の脚の上端が当該収容部に収容され、前記シート支持部材下面から略距離hにある旋回軸に軸支されており、前記ベンチが折り畳まれる際は、当該旋回軸を中心に折り畳まれ、その結果、前記一の脚その他が形成する折り畳み厚が、略距離hと同等又はそれ以下とすることを最も主要な特徴とする。
本考案は、シート支持部材左の右端折り曲げ部分の先端近傍において旋回軸を支持する軸支部を配置し、斜材たる他の脚を当該旋回軸周りに旋回可能にし、当該旋回軸をベンチの折り畳み旋回中心としたので、トレーニングベンチを二つ折りにした際、少なくとも前記一の脚が形成する折り畳み厚が、略距離hと同等又はそれ以下とすることができるので、折り曲げたトレーニングベンチが嵩張らず、当該トレーニングベンチをコンパクトにして持ち運ぶことができるという利点がある。
図1は、背面から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの全体を示す斜視図である。 図2は、上方から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの斜 視である。 図3は、正面から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの斜視図である。 図4lは、底面から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの斜視 図5は、左側面から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの斜視図である。 図6は、右側面から見た本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの斜視図である。 図7は、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの背もたれが、上方へ傾斜した状態を示す斜視図である。 図8は、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの背もたれが、下方へ傾斜した状態を示す斜視図である。 図9は、左右シートを支持する各支持棒と、右方の脚柱先端部との各係合関係を示す、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの部分拡大斜視図である。 図10は、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの背もたれが降下したのち、当該トレーニングベンチ全体が二つ折りになる途中の状態を示す正面側から見た斜視図である。 図11は、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチ全体が二つ折りになった状態を示す正面側から見た斜視図である。
シートを支持する支持部材は、そのベンチ中央側の端部が下方へ折り曲げられ、折り曲げられた部分において、旋回部材の先端を収容する収容部を構成し、旋回部材である他の脚の上端が当該収容部に収容され、前記シート支持部材下面から略距離hにある旋回軸に軸支されており、前記ベンチが折り畳まれる際は、当該旋回軸を中心に折り畳まれ、その結果、前記一の脚その他が形成する折り畳み厚が、略距離hと同等又はそれ以下とすることで、折り畳まれたトレーニングベンチをコンパクトで撤去容易にした。
(基本構造)
図3に示すように、本考案の一実施例に係るトレーニングベンチは、正面視で弾性を有する左の座面(シート)1と、弾性を有する右の背もたれ2(以下、夫々シート1及び2という)、各弾性シート1及び2と一体となり、当該各弾性シート1及び2を支持する梁である左右の支持棒3及び4、及び当該左右の支持棒3及び4を支える左右の脚柱5及び6を有する。更に、当該トレーニングベンチは、各脚柱5及び6の下端に固設され、接地する平行な接地棒8及び9、並びに、鍛錬時に前記弾性シート2の角度を多段階に変更し、前記脚柱6と共に前記弾性シート2を支える角度決定棒7とからなる。
尚、少なくともこれら構造部材は、アルミニウムやスチールなどの軽量金属又はプラスチックからなり、各弾性シート1及び2は、例えば合成皮革からなる。
又、図1乃至6に示す通り、トレーニング時の基本形(以下、常態という)は、左右の弾性シート1及び2及び支持棒3及び4は、夫々同一水平面上に並置され、鍛錬者は各シート1及び2の上で仰向け等が可能である。前記脚柱5と6は、前記左の支持棒3とで開脚台形状の構造体を構成し、各その斜辺として、前記角度決定棒7と共に載荷荷重を受け持つ。
前記平行な接地棒8及び9は、各脚柱5及び6に対し、トレーニングベンチの短手方向へ線対称に延設され、よって床面からの反力又はモーメントによって、トレーニングベンチの横倒れを防止する。以下、要素部材を含め順次詳述する。
(左右のシート)
図3に示すように、左側に、一定厚の板状の弾性シート1と、右側に同様な厚みを有するより長い板状の弾性シート2を有する。夫々は、略同一面上に置かれ、夫々の旋回時、隣接部分が当接しないよう、一定の間隔をあけて並置されている(図3等参照)。尚、弾性材料は上記のとおり合皮である。
(左右シート支持部材)
前記シート1とシート2は、梁である支持棒3と4に夫々固定され、支持されている。
具体的には、支持棒3は、例えばアルミニウムやスチール等の金属からなり、図5に示す通り、その断面が角丸の四角柱である。具体的には、図3と4等に示す通り、シート1の長さと同等の直線部分31と、その右端に一体的に取り付けられた旋回部材先端収納部32を有する。当該収納部32は、上方が開口し、その底部において両壁から内方へ張り出した間欠底板を有する(図9参照)。又、支持棒3は、その左端近傍の前面側で、一体的に垂下するカム状のフランジ35(図3、10及び11参照)を有する。以下、後段で詳述する。
(直線部分)
図5に示す通り、当該直線部分31は、シート1の長手方向の中心線上に配置され、トレーニングベンチに対する載荷荷重をセンターで受け持つ。更に、図3と4に示す通り、当該直線部分31は、その長手方向に一定間隔で、その幅方向両側から左右対称に張り出す張り出し支持片33を例えば3個有する。当該各支持片33は当該直線部分31の両側に溶接されている。そして、各支持片33は、その両先端のビス穴331において、前記シート1に対しビス止めされ、固定されている。
更に、当該直線部分31は、後述する左方脚柱5と一体の上端連結板51を貫通する軸を支持する軸支部311を有し、当該左方脚柱5及び上端連結板51を、図3で左回りに旋回可能にする。
(垂下フランジ)
更に、当該直線部分31は、図3で、その左端前面に、溶接などで固定され、2つのネジ穴351(図10、10参照)と352を有するカム状の垂下フランジ35を有し、
グリップネジ10を、当該2つのネジ穴に選択的にネジ込むことで、前記上端連結板51を2つの位置で固定し、一体の前記左方脚柱5を起立状態と折り畳み状態に維持する。詳細は後述する。
(旋回部材先端収納部)
当該支持棒3は、正面視で、当該直線部分31の右端に、例えば溶接で接合され、前記直線部分31の右端から下方へ折れ曲がり、上方が開口する旋回部材先端収納部32を有する。即ち、図9に示すように、当該収納部32は、平行な両壁331と、各壁から延設された間欠底板332とのみからなり、長手方向両側、及び上方は開口しており、常態において、後述する右方脚柱6の先端を、所定長さ分を受け入れて収容し、当該間欠底板332で支持する。
当該収納部32は、図9乃至10に示すように、その右端の両壁331において、前記右方脚柱6の先端に形成された上端貫通孔622と同軸となる第一貫通孔たる軸支部322と、軸321が圧入される第二貫通孔たる軸支部323を有する。当該上端貫通孔622と第一貫通孔322とは、差し込みピン11が挿入されて、当該収納部32と前記右方脚柱6を固定し、ベンチを常態に維持する。他方、差し込みピン11は取り外し可能であり、取り外されて当該左方脚柱5及び当該収納部32を有する支持棒3は、前記軸321周りに旋回(折り畳み)可能となる。
尚、前記軸321と軸支部323は、前記直線部31の下面からhの距離に置かれ、後述するように、折り畳まれた左方脚柱5等、前記ベンチの左方側の部材の折り畳み厚さが略その範囲に収まるよう、当該距離hが決定されている。
(右方シート支持部材)
一方、図4と5に示すように、支持棒4は、前記シート2の裏面に螺合等の方法で固定され、前記シート2を支持する。当該支持棒4は、前記支持棒3と異なり、所定の間隙を介して対抗する一対の平行な角材で、当該シート2よりやや短く、アルミニウムやスチール等からなる。当該間隙は、折り畳んだ際、前記右方脚柱6を収容すべく、その太さより広い。当該一対の角材は、当該シート2の長手方向の中心線に沿って左右対称に配置され、載荷荷重を分担する。
又、当該一対の支持棒4夫々は、図9等に示すように、左端に、先端貫通孔42を有する。当該夫々の先端貫通孔42は、前記右方脚柱6の先端に設けた筒状の先端筒状軸支部61(図9乃至10参照)と同軸になり、当該筒状軸支部61の両端と対向して係合し、これらを貫通する貫通ピン640よって、当該一対の支持棒4は前記右方脚柱6に対して、当該貫通ピン640の周りに旋回自在に取り付けられている。
更に、当該一対の支持棒4夫々は、その水平方向略中央に、後述する角度決定棒7の先端軸支部である貫通孔71と同軸であって軸支部である中央貫通孔41を有し、夫々を貫通する貫通軸74で両者は着脱可能に結合され、且つ前記シート2を任意な角度に変更し固定する。尚、角度決定棒7の詳細は後述する。
(左方脚柱)
図1乃至6に示すように、本考案に係るトレーニングベンチの左右脚柱5及び6は、角度決定棒7とで支持棒3と4を略水平状態に支持し、常態を維持している。
具体的には、左方脚柱5は、断面が楕円又は角丸の矩形である直線状の部材であり、例えばアルミニウムやスチールなどの金属製であり、図3で、前記台形の左辺を構成する。
(左方脚柱の上端連結板)
当該左方脚柱5は、図3、10及び11に示すように、その先端部において、正面視で弧状であり、平面視でU字状に折り曲げた金属製等の板が、当該左方脚柱5の先端を包みこんで一体となる上端連結板51を有している。
当該上端連結板51は、当該左方脚柱5に対し、例えば一体溶接されて固定される。
当該上端連結板51は、その開口側先端部に貫通軸510を一体に有し、前記左方支持棒3に形成された軸支部311で軸支されることで、ベンチ内方へ旋回可能となっている。旋回支点が、当該左方支持棒3よりベンチ内方にあることにより、当該左方脚柱5の起立時は、前記左方支持棒3を安定して支持し、その折り畳み時は、左方支持棒3と平行になるまで折り畳むことができ、コンパクトになる。
(脚柱角度維持機構)
具体的には、前記上端連結板51は、前記貫通軸510の貫通部とは別に、グリップネジ10がねじ込まれるネジ穴511を有し、当該グリップネジ10が当該ネジ穴511と前記垂下フランジ35のネジ穴351(図10と10を参照)を貫通するとき、当該左方脚柱7を起立させて前記左方支持棒3を支持し、トレーニングベンチを常態とする。
一方、当該グリップネジ10が、当該ネジ穴511と前記垂下フランジ35のネジ穴352を貫通するとき、前記支持部材3と略平行に折り曲げた、当該左方脚柱7の折り曲げ状態を維持する。これにより、二つ折りしたベンチを運ぶ際の分解を回避できる。
(左方脚柱の下端)
更に、当該左方脚柱7は、図5に示すように、その下端に前後対称に伸びるフランジ52が溶接などで固設され、当該フランジ52を介して、脚柱7の前後対称に伸びる角材である接地棒8に螺合さられている。当該接地棒8の底面は、滑り止めが施され又は例えばプラスチック製の滑り止め部材80が装着され、ベンチの容易なずれを阻止し、又地盤に面接触して地盤面からの反力受け持つ。
(右方脚柱)
図3、4及び7に示すように、右方脚柱6は、断面が楕円または角丸の矩形である金属製などの直線状の斜材であり、図4と6に示すように、平面視では、前記シート2の長手方向の中心線の略直下に配置される。その太さは、前記各支持棒4の間隔より若干小さく、後述するように、折り畳まれた際、当該右方脚柱6が当該間隔内に侵入し、少なくとも部分的に、前記シート2の裏面に達することができる。
又、上記のとおり、常態においては、当該右方脚柱6の上端部分が、前記支持棒3の旋回部材先端収容部32に収納され、前記軸321で旋回可能に支持されると共に、前記差し込みピン11が、当該収容部32の軸支部たる貫通孔322と、当該右方脚柱6の上端貫通孔622(図10と10を参照)を貫通するので、当該右方脚柱6の自由な旋回は阻止され、斜材として下記角度決定棒7と共に 前記シート2を支持する。
他方、折り畳む際は、前記差し込みピン11は取り外され、前記右方脚柱6と前記支持棒3は、前記軸321の周りに互いに旋回可能となり、両者は閉じて近接する。
しかしながら、図10と10に示すように、当該収容部32は折り曲げられ、前記左方脚柱5や前記接地棒8が介在するので、前記右方脚柱6と前記支持棒3は直接接触しない。
又、左方脚柱5と同様に、当該右方脚柱6の下端には、図7、9及び10に示すように、前後対称なフランジ69が溶接され、当該フランジ69を介して接地角棒9に螺合されている。当該接地角棒9の底面には、前記同様に滑り止め90を有し(図4参照)、ずれを防止し、地盤に面接触し、地盤面からの反力受け持つ。
(多段係合部)
更に、右方脚柱6には、図1、3、6及び7に示すように、上方へ起立し、正面視で前後に対向する一対の半月状の係合板63乃至66が、一定間隔で溶接接合されている。よって、着脱自在の下記角度決定棒7の下端を、何れか一の係合板対63乃至66と選択的に係合させて、当該角度決定棒7及び前記シート2の角度を決定することができる。
具体的には、各係合板対63乃至66は、各そのセンターに前記角度決定棒7の下端に形成された貫通孔72(図10、10参照)と同軸になる貫通孔631乃至661を有する。そして、係合離脱可能な差し込みピン12をこれら貫通孔631乃至661の一を選択して貫通し、前記角度決定棒7の下端を固定すると共に、前記シート2の所定の角度を決定し維持する。
尚、前記のとおり、右方脚柱6の上端部分は、常態では、前記収容部32に収納され、当該収容部32の前記間欠底板332で支えられ、前記貫通孔322を貫通する前記差し込みピン11によって、旋回軸321周りの旋回は阻止されている。
(右方脚柱の先端部分)
更に、図9に示すように、前記右方脚柱6は、その上端右側に、筒状貫通部61を一体に有し、当該筒状貫通部61は、前記各右方支持棒4の左端近傍において形成されている貫通孔42と同軸上に置かれ、貫通ピン640の貫通によって、これら右方脚柱6と右方支持棒4は旋回可能に係合している。
(角度決定棒)
図1、3、6及び7に示すように、本実施例のトレーニングベンチは、右方脚柱6と共に前記シート2と支持部材4を支持し、且つこれらの傾斜角を決定する例えば金属製の角材であり、着脱可能な角度決定棒7を有する。
当該角度決定棒7は、その上端に貫通孔71を有し、当該貫通孔71が前記支持棒4の長手方向略中央に形成された前記貫通孔41と同軸上に置かれ、着脱可能な所定の貫通ピン74が両者を貫通することで、当該角度決定棒7は当該支持棒4と係合している。尚、折り畳み時には、当該貫通ピン410は取り外される。
又、当該角度決定棒7の下端も貫通孔72を有し、前記係合板63乃至66の何れかの一と同軸上に置かれ、これらを着脱自在に貫通する差し込みピン12によって、両者は係合する。即ち、当該下端貫通孔72が最下段の前記係合板対63に係合して、前記シート2を水平に保ち、前記係合板対64乃至66と係合して、当該シート2の上昇角度を変えることができる。又、折り畳み時は、前記貫通ピン74と当該差し込みピン12を外すことで、当該角度決定棒7をベンチから取り外すことができる。
以下、本考案の一実施例にかかるトレーニングベンチの折り畳み手順を説明する。
(折り畳み手順)
(トレーニングベンチ左側)
例えば、先ず、図3において、グリップネジ10を各ネジ穴351(図10参照)から取り外し、前記左方脚柱5を旋回可能とする。
次いで、図10に示すように、前記左方脚柱5を、前記接地棒8及び上端連結板51と共に左回りに折り曲げ、例えば当該接地棒8が前記シート支持棒3に当接して、前記左方脚柱5と前記シート支持棒3が略平行になり、その際に当該上端連結板51、左方脚柱5及び接地棒8が形成する折り畳み厚(図10における鉛直方向の該三部材の厚み)が、前記直線部31からの距離hと同等又はより小さくなるまで折り畳む。さらに、その状態で、当該グリップネジ10を、貫通孔352にねじ込んで、当該折り畳み状態を固定し維持する。
(トレーニングベンチ右側)
次いで、同図3において、まず、夫々貫通ピン74と差し込みピン12を外し、前記角度決定棒7上端と支持棒対4との係合、及び当該角度決定棒7下端と右方脚柱6の係合板対63等との係合を解除し、当該角度決定棒9をトレーニングベンチから取り外す。
其の後、当該支持棒対4と右方シート2を、貫通ピン640を中心に旋回し、図10示すように、前記右方脚柱6及び各係止板63乃至66が、当該支持棒対4の間隙に入り込むまで折り畳む。尚、当該右方脚柱6は、平面視でトレーニングベンチの長手中心線上にあり、前記支持棒対4の間隙より細いので、当該支持棒対4の間隙に入れ込む。
(トレーニングベンチ中央)
其の後、図3、9乃至11を参照して、前記前記差し込みピン11を、前記折り曲げ部32の貫通孔322と右方脚柱6の上端貫通孔622から取り外し、折り曲げたトレーニングベンチ左側部分及び同右側部分を、前記軸321周りに旋回可能とする。
その後、図11に示すように、必要に応じて、トレーニングベンチ全体をやや持ち上げつつ、当該折り曲げたトレーニングベンチ左側を、当該軸321を中心に、左回りに旋回し、前記接地棒8が、前記右方脚柱6に当接する迄又は左方脚柱5が支持棒3と略平行になるまで折り曲げ、トレーニングベンチ全体を約二つ折りにする。
尚、前記収容部32の傾斜度及ぶ長さは、前記上端連結板51、左方脚柱5及び接地棒8が形成する折り畳み厚(図10における鉛直方向の三部材の厚み)が、前記直線部31からの距離hと同等又はそれ以下であればよく、レイアウトなどの都合により、適宜定めることができる。
(作用効果)
以上、図10と図11に示すように、折り畳み中心を与える旋回軸321が、左方支持棒3の先端折り曲げ部分の先端側にあり、その結果、図3で左方の脚柱5と接地棒8は、折り曲げられたとき、上端連結板51、当該左方脚柱5及び当該接地棒8が形成する折り畳み厚(図10の鉛直方向の厚み)は、前記直線部31からの距離hと同等又はより小さくなるので、ベンチ左方をスリムにできる。
同時に、右方脚柱6は、右シート2の長手方向の中心線上に置かれ、且つ支持棒対4の間隙より細いので、前記右方脚柱6及び係合板対64等を、当該右方支持棒対4の間隙に食い込ませて納めることができ、ベンチの右方側もスリムにできるので、総じてコンパクトで、撤去、持ち運びが容易な器具となる。又、グリップネジ10で、折り畳んだベンチ左方側を固定するので、折り畳みが安全且つ容易となり、持ち運び中の分解落下などによる破損の危険性も少ない。
本考案は、家庭用やオフィス用に限らず、フィットネスジムの業務用トレーニングベンチとしても利用可能である。
1 左方シート
3 左方シート支持棒
31 直線部
32 収納部
321 旋回軸
323 軸支部
351 ネジ孔
4 右方シート支持棒
5 左方脚柱
511 ネジ孔
6 右方脚柱
63乃至66 係止部
623 貫通孔(軸支部)
7 角度決定棒
8 接地棒
10 グリップネジ
11 差し込みピン
(基本構造)
図3に示すように、本考案の一実施例に係るトレーニングベンチは、正面視で弾性を有する左の座面(シート)1と、弾性を有する右の背もたれ2(以下、夫々シート1及び2という)、各弾性シート1及び2と一体となり、当該各弾性シート1及び2を支持するである左右の支持棒3及び4、及び当該左右の支持棒3及び4を支える左右の脚柱5及び6を有する。更に、当該トレーニングベンチは、各脚柱5及び6の下端に固設され、接地する平行な接地棒8及び9、並びに、鍛錬時に前記弾性シート2の角度を多段階に変更し、前記脚柱6と共に前記弾性シート2を支える角度決定棒7とからなる。
前記シート1とシート2は、である支持棒3と4に夫々固定され、支持されている。具体的には、支持棒3は、例えばアルミニウムやスチール等の金属からなり、図5に示す通り、その断面が角丸の四角柱である。具体的には、図3と4等に示す通り、シート1の長さと同等の桁である直線部分31と、その右端に一体的に取り付けられた旋回部材先端収納部32を有する。当該収納部32は、上方が開口し、その底部において両壁から内方へ張り出した間欠底板を有する(図9参照)。又、支持棒3は、その左端近傍の前面側で、一体的に垂下するカム状のフランジ35(図3、10及び11参照)を有する。以下、後段で詳述する。
(直線部分)
更に、当該直線部分31は、図3で、その左端前面に、溶接などで固定され、2つのネジ穴351(図10、10参照)と352を有するカム状の垂下フランジ35を有し、
グリップネジ10を、当該2つのネジ穴に選択的にネジ込むことで、前記上端連結板51を2つの位置で固定し、一体の前記左方脚柱5を前記直線部分31に対し略直角を成す起立状態と折り畳み状態に維持する。詳細は後述する。

Claims (5)

  1. 左方シート(1)と、当該左方シートを支持する梁である直線部(31)と、当該直線部の右端から所定角度下方へ右回りに傾斜すると共に、旋回軸(321)を軸支する軸支部(323)を有する収納部(32)とからなる左方シート支持部材(3)と、前記左方シート支持部材の左端に対し旋回可能に取り付けられ、その起立状態では前記直線部を略水平に支持し、旋回した折り畳み状態では前記直線部31と略平行になる左方脚柱(5)と、前記左方シートに隣接する右方シート(2)と、前記直線部(31)に隣接して配置され、前記右方シートを支持する梁である少なくとも一本の旋回可能な右方シート支持部材(4)と、その先端部分に前記旋回軸(321)を軸支する軸支部(323)を有し、その起立状態では、当該先端部が前記収納部(32)に収納され、折り畳み状態では、当該旋回軸を中心に旋回して折り畳まれる右方脚柱(6)と、当該右方脚柱の前記旋回を阻止又は許容する右方脚柱ロック部材(11、322、622)と、前記右方シート支持部材の下面に上端が係合し、起立状態にある前記右方脚柱の所定部分にその下端が係合して前記右方シート支持部材及び前記右方シートの角度を決定する角度決定棒(7)とからなるトレーニングベンチにおいて、前記旋回軸(321)は、前記直線部(31)の下面から鉛直距離hの部分に配置され、折り畳まれた前記左方脚柱(5)の折り畳み厚さが、当該鉛直距離hと同等か又はそれ以下であるトレーニングベンチ。
  2. 請求項1のトレーニングベンチは、更に、前記左方脚柱の下端からベンチの短手方向に延設されてベンチの転倒を防止する接地棒(8)を有し、当該左方脚柱及び当該接地棒が折り畳まれた際、その折り畳み厚さが前記鉛直距離hと同等かそれ以下であるトレーニングベンチ。
  3. 請求項1乃至2のトレーニングベンチは、更に、折り畳まれた前記左方脚柱(5)を係止し維持する左方脚柱係止手段(10、51、511)を有するトレーニングベンチ。
  4. 請求項3のトレーニングベンチにおいて、前記角度決定棒はトレーニングベンチから着脱可能であり、前記右方シート支持部材は、前記右方シートの長手方向の中心線に沿って延設され、所定の間隔で互いに対向する一対の支持辺(4、4)からなり、当該所定の間隔は、前記右方脚柱の太さより大きく、前記角度決定棒を取り外して当該トレーニングベンチを折り畳んだとき、前記右方脚柱が当該一対の支持辺の間に入り込むトレーニングベンチ。
  5. 請求項4のトレーニングベンチにおいて、前記右方脚柱は、前記所定角度下方へ右回りに傾斜した直線状の斜材であり、前記左方脚柱に重ねて折り畳まれるトレーニングベンチ。
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