JP3232368B2 - グラインダー - Google Patents
グラインダーInfo
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- JP3232368B2 JP3232368B2 JP10234497A JP10234497A JP3232368B2 JP 3232368 B2 JP3232368 B2 JP 3232368B2 JP 10234497 A JP10234497 A JP 10234497A JP 10234497 A JP10234497 A JP 10234497A JP 3232368 B2 JP3232368 B2 JP 3232368B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- grinder
- rotating shaft
- bearing block
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築物の外
壁塗膜を切削剥離する表面下地処理等に使用するグライ
ンダーに関するものである。
壁塗膜を切削剥離する表面下地処理等に使用するグライ
ンダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建築物の壁面塗膜の切削剥離作業に用い
られるグラインダーは、円盤状カッターと、このカッタ
ーの回転軸を駆動する電動モーターとより構成されてい
るものが一般的に知られている。このグラインダーは、
グラインダー本体内に設けられている電動モーターの駆
動力によりカッターを回転させ、このカッターの回転作
用により塗膜を切削剥離して使用するものであるが、こ
の切削剥離作業中に切削剥離された塗膜が粉塵として周
囲に舞い上がり、作業環境を悪化し、ひいては作業者の
健康を害するおそれがあるという問題点を有していた。
られるグラインダーは、円盤状カッターと、このカッタ
ーの回転軸を駆動する電動モーターとより構成されてい
るものが一般的に知られている。このグラインダーは、
グラインダー本体内に設けられている電動モーターの駆
動力によりカッターを回転させ、このカッターの回転作
用により塗膜を切削剥離して使用するものであるが、こ
の切削剥離作業中に切削剥離された塗膜が粉塵として周
囲に舞い上がり、作業環境を悪化し、ひいては作業者の
健康を害するおそれがあるという問題点を有していた。
【０００３】前記問題点を改善するために、近年、グラ
インダー本体とは別個に設けた集塵装置より導出された
吸引ホースの外端を開口したカバー体で、カッターの片
面側の外周を被覆し、塗膜の切削に伴う粉塵をカバー体
の内側から吸引ホースを介して集塵装置内に吸引するよ
うにしたものや、高圧の加圧水の供給で回転する水車と
連動するカッターの上面に、前記加圧水と分流する水を
噴霧ノズルを介して噴霧することにより、塗膜面とカッ
ターとの間を湿潤させ粉塵の舞い上がりを防止するよう
にしたものが提案されている。
インダー本体とは別個に設けた集塵装置より導出された
吸引ホースの外端を開口したカバー体で、カッターの片
面側の外周を被覆し、塗膜の切削に伴う粉塵をカバー体
の内側から吸引ホースを介して集塵装置内に吸引するよ
うにしたものや、高圧の加圧水の供給で回転する水車と
連動するカッターの上面に、前記加圧水と分流する水を
噴霧ノズルを介して噴霧することにより、塗膜面とカッ
ターとの間を湿潤させ粉塵の舞い上がりを防止するよう
にしたものが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のうちグラインダー本体に集塵装置の吸引ホースを
取りつけたものにおいては、第１に塗膜の切削により生
じた粉塵が乾燥した微細なものであるため、かなりの量
の粉塵がカバー体の外側に舞い上がり、吸引による手段
では粉塵の完全な除去が困難であること、第２に集塵装
置を用いるため集塵装置が粉塵による目詰まりを生じ、
集塵装置の定期的な清掃作業を必要とし、装置の保守点
検が煩雑であるという問題点を有していた。
来例のうちグラインダー本体に集塵装置の吸引ホースを
取りつけたものにおいては、第１に塗膜の切削により生
じた粉塵が乾燥した微細なものであるため、かなりの量
の粉塵がカバー体の外側に舞い上がり、吸引による手段
では粉塵の完全な除去が困難であること、第２に集塵装
置を用いるため集塵装置が粉塵による目詰まりを生じ、
集塵装置の定期的な清掃作業を必要とし、装置の保守点
検が煩雑であるという問題点を有していた。
【０００５】又、グラインダー本体内においてカッター
の上面に水を噴霧供給するようにしたものにおいては、
第１に高圧の水でカッターを回転作動させるために大量
の水を必要とし、経済面で問題があること、第２にグラ
インダーの部品点数（例えば水車）が多くコスト高であ
ること、第３に回転するカッターの１側方に水を噴霧供
給するため切削面に水が均一に行き渡らない場合がある
という問題点があった。
の上面に水を噴霧供給するようにしたものにおいては、
第１に高圧の水でカッターを回転作動させるために大量
の水を必要とし、経済面で問題があること、第２にグラ
インダーの部品点数（例えば水車）が多くコスト高であ
ること、第３に回転するカッターの１側方に水を噴霧供
給するため切削面に水が均一に行き渡らない場合がある
という問題点があった。
【０００６】そこで本発明は前記問題点を除去するため
に、電力や水力を使用することなく空気圧でカッターを
回転させ、回転軸（カッター軸）の下端開口より水を噴
霧させることによってエネルギーを有効に利用し経済的
であると共に、冬場は凍結防止と塗膜の質により所望温
度の温水を使用可能にすることにより作業性の向上を図
り得るグラインダーを提供することを目的とする。
に、電力や水力を使用することなく空気圧でカッターを
回転させ、回転軸（カッター軸）の下端開口より水を噴
霧させることによってエネルギーを有効に利用し経済的
であると共に、冬場は凍結防止と塗膜の質により所望温
度の温水を使用可能にすることにより作業性の向上を図
り得るグラインダーを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、グラインダー本体は、パイプ受ブロック
と、軸受ブロックと、ヘッドブロック及びこれらのブロ
ックにより囲繞された羽根車室とより構成され、前記軸
受ブロックには軸受を介して回転自在に回転軸を取り付
けし、該回転軸の下端は軸受ブロックの下方に突出し、
この突出部には切削用のカッター及び帽体とが取り付け
られ、回転軸の上端は軸受ブロックの上方に形成されて
いる羽根車室内に突出し、この突出部には羽根車が一体
的に取り付けられ、前記回転軸には軸心線に沿ってパイ
プ挿通孔が挿通され、このパイプ挿通孔に送水パイプを
嵌挿し、該送水パイプの外端に、外部に向かって水若し
くは温湯を噴霧するノズルを設けてなることを特徴とす
る。
に、本発明は、グラインダー本体は、パイプ受ブロック
と、軸受ブロックと、ヘッドブロック及びこれらのブロ
ックにより囲繞された羽根車室とより構成され、前記軸
受ブロックには軸受を介して回転自在に回転軸を取り付
けし、該回転軸の下端は軸受ブロックの下方に突出し、
この突出部には切削用のカッター及び帽体とが取り付け
られ、回転軸の上端は軸受ブロックの上方に形成されて
いる羽根車室内に突出し、この突出部には羽根車が一体
的に取り付けられ、前記回転軸には軸心線に沿ってパイ
プ挿通孔が挿通され、このパイプ挿通孔に送水パイプを
嵌挿し、該送水パイプの外端に、外部に向かって水若し
くは温湯を噴霧するノズルを設けてなることを特徴とす
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。
を、図面に基づいて説明する。
【０００９】各図面において、図１はグラインダーの断
面図であり、図２はグラインダーに高圧空気や水を供給
するシステムを示す構成図である。これらの図におい
て、グラインダー本体１は、パイプ受ブロック２と、軸
受ブロック３と、ヘッドブロック４、及びこれらのブロ
ック２、３、４により囲繞された羽根車室５とより構成
される。軸受ブロック３には、軸受６を介して回転自在
に回転軸７が取りつけられている。回転軸７の下端は軸
受ブロック３の下方に突出し、この突出部には切削用の
カッター８が一体的に取り付けられていると共に、帽体
９が螺着により一体的に取り付けられている。回転軸７
の上端は、軸受ブロック３の上方に形成されている羽根
車室５内に突出し、この突出部には羽根車１０が一体的
に取り付けられている。回転軸７は、軸心線上に沿って
パイプ挿通孔１１が貫設されている。パイプ挿通孔１１
には、軸受１２を介して送水パイプ１３が嵌挿されてい
る。１４はドラム式放水ホース、１５は圧力調整弁、１
６は吸水ポンプであって、水道口（図示せず）より送ら
れてきた水は、吸水ポンプ１６を通過し、送水パイプ１
３を介して噴霧ノズル１７より外部に噴霧供給されるよ
うに連通して形成されている。羽根車１０の側方にはエ
アーコンプレッサー１８と連通している送気パイプ１９
の一端が開口している。グラインダー本体１には、羽根
車室５内の空気を外部に排出するための排気口２０が穿
設されている。
面図であり、図２はグラインダーに高圧空気や水を供給
するシステムを示す構成図である。これらの図におい
て、グラインダー本体１は、パイプ受ブロック２と、軸
受ブロック３と、ヘッドブロック４、及びこれらのブロ
ック２、３、４により囲繞された羽根車室５とより構成
される。軸受ブロック３には、軸受６を介して回転自在
に回転軸７が取りつけられている。回転軸７の下端は軸
受ブロック３の下方に突出し、この突出部には切削用の
カッター８が一体的に取り付けられていると共に、帽体
９が螺着により一体的に取り付けられている。回転軸７
の上端は、軸受ブロック３の上方に形成されている羽根
車室５内に突出し、この突出部には羽根車１０が一体的
に取り付けられている。回転軸７は、軸心線上に沿って
パイプ挿通孔１１が貫設されている。パイプ挿通孔１１
には、軸受１２を介して送水パイプ１３が嵌挿されてい
る。１４はドラム式放水ホース、１５は圧力調整弁、１
６は吸水ポンプであって、水道口（図示せず）より送ら
れてきた水は、吸水ポンプ１６を通過し、送水パイプ１
３を介して噴霧ノズル１７より外部に噴霧供給されるよ
うに連通して形成されている。羽根車１０の側方にはエ
アーコンプレッサー１８と連通している送気パイプ１９
の一端が開口している。グラインダー本体１には、羽根
車室５内の空気を外部に排出するための排気口２０が穿
設されている。
【００１０】次に作用について説明する。エアーコンプ
レッサー１８より送出される高圧空気は、送気パイプ１
９の開口より羽根車室５へ送り出される。送気パイプ１
９は、羽根車１０の側方近傍位置に於いて開口している
ため、送出された高圧空気は羽根車１０を回転させる。
羽根車１０は、回転軸７、カッター８及び帽体９と一体
的に取り付けられているので、カッター８は羽根車１０
と同期回転する。羽根車１０に吹きつけられた高圧空気
は、羽根車１０を回転させた後、排気口２０より外部へ
排出される。送水パイプ１３に送り込まれた水は、噴霧
ノズル１７より外部へ噴霧される。噴霧ノズル１７はカ
ッター８の中心に位置するため、水を均一に切削部位に
噴霧する。
レッサー１８より送出される高圧空気は、送気パイプ１
９の開口より羽根車室５へ送り出される。送気パイプ１
９は、羽根車１０の側方近傍位置に於いて開口している
ため、送出された高圧空気は羽根車１０を回転させる。
羽根車１０は、回転軸７、カッター８及び帽体９と一体
的に取り付けられているので、カッター８は羽根車１０
と同期回転する。羽根車１０に吹きつけられた高圧空気
は、羽根車１０を回転させた後、排気口２０より外部へ
排出される。送水パイプ１３に送り込まれた水は、噴霧
ノズル１７より外部へ噴霧される。噴霧ノズル１７はカ
ッター８の中心に位置するため、水を均一に切削部位に
噴霧する。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、単純な構造であるので、製造
コストの低い安価なグラインダーを提供できるという効
果がある。
コストの低い安価なグラインダーを提供できるという効
果がある。
【００１２】又、カッターを高圧空気により回転させる
ので、エネルギーの消費が少なく経済的であるという効
果がある。
ので、エネルギーの消費が少なく経済的であるという効
果がある。
【００１３】又、カッターの中心に形成された回転軸内
に嵌挿した送水パイプより水又は温湯を噴霧するように
したので、切削面に均一に水を供給できるという効果が
ある。
に嵌挿した送水パイプより水又は温湯を噴霧するように
したので、切削面に均一に水を供給できるという効果が
ある。
【００１４】又、従来の水を使用するグラインダーと比
較して水の消費量が少量で済むという効果がある。
較して水の消費量が少量で済むという効果がある。
【図１】発明の実施の形態におけるグラインダーの縦断
面図である。
面図である。
【図２】グラインダーに高圧空気や水を供給するシステ
ムを示す構成図である。
ムを示す構成図である。
７ 回転軸 ８ カッター １７ ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 グラインダー本体は、パイプ受ブロック
と、軸受ブロックと、ヘッドブロック及びこれらのブロ
ックにより囲繞された羽根車室とより構成され、前記軸
受ブロックには軸受を介して回転自在に回転軸を取り付
けし、該回転軸の下端は軸受ブロックの下方に突出し、
この突出部には切削用のカッター及び帽体とが取り付け
られ、回転軸の上端は軸受ブロックの上方に形成されて
いる羽根車室内に突出し、この突出部には羽根車が一体
的に取り付けられ、前記回転軸には軸心線に沿ってパイ
プ挿通孔が挿通され、このパイプ挿通孔に送水パイプを
嵌挿し、該送水パイプの外端に、外部に向かって水若し
くは温湯を噴霧するノズルを設けてなることを特徴とす
るグラインダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234497A JP3232368B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | グラインダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234497A JP3232368B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | グラインダー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10249729A JPH10249729A (ja) | 1998-09-22 |
| JP3232368B2 true JP3232368B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14324889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10234497A Expired - Fee Related JP3232368B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | グラインダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3232368B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106346324A (zh) * | 2014-08-28 | 2017-01-25 | 胡妍 | 一种散尘水磨石打磨机 |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP10234497A patent/JP3232368B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106346324A (zh) * | 2014-08-28 | 2017-01-25 | 胡妍 | 一种散尘水磨石打磨机 |
| CN106553101A (zh) * | 2014-08-28 | 2017-04-05 | 胡妍 | 散尘水磨石打磨机 |
| CN106346324B (zh) * | 2014-08-28 | 2020-10-13 | 乐清市风杰电子科技有限公司 | 一种散尘水磨石打磨机 |
| CN106553101B (zh) * | 2014-08-28 | 2020-10-16 | 乐清市风杰电子科技有限公司 | 散尘水磨石打磨机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10249729A (ja) | 1998-09-22 |
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Legal Events
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