JP3232000U - 被服 - Google Patents

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隆行 間瀬
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Abstract

【課題】クリーニング時に、後身頃上端の中央付近から破けることを防止する被服を提供する。【解決手段】被服1は、少なくとも上半身の胴体を覆う左前身頃11、右前身頃12及び後身頃13を有する前合わせの被服本体10を備える被服1であって、後身頃13の上端中央から、左前身頃11及び右前身頃12に亘る衿ぐり部に設けられた補強部5と、少なくとも補強部5内に収容され、後身頃13から左前身頃11及び右前身頃12にかけて設けられる補強テープ6を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は,和服型の被服であって,クリーニング時に,後身頃の上端中央から裂けることを防止するための被服に関する。
病院,福祉施設,健康ランド,宿泊施設等にて使用される被服としては,浴衣や甚平等に代表される,胴体を覆う左右前身頃と後身頃とから形成され,前記左右前身頃を重ね合わせて着る和服型の被服が用いられている。
なお,前記和服型の被服には,前記左右前身頃には衿が設けられ,後身頃には衿(いわゆる,後ろ衿や立て衿と呼ばれるもの。)が設けられていないものがある。例えば,特許文献1には,図10に示すように,前記和服型の被服90であって,左右の前身頃92,93の縁に沿って上端から下端にかけて衿部94,94が形成さているが,後身頃95には衿が形成されていない被服90が開示されている。
実開平6−85311号公報
ところで,前記被服は,毎日大量に使用され,衛生上,その都度洗濯に出されるものであるため,一つずつ洗濯してアイロンをかけることは非効率であり,大量の洗濯物を機械で一括してクリーニングするのが普通である。
一般に,前記クリーニングにおいては,洗濯及び乾燥後に仕上げが行われ,前記仕上げでは,洗濯,乾燥済みの被服が人手により専用の投入機にセットされ,その後自動で,ロールアイロナー等によるアイロン掛け,そして,折畳み機により折り畳みが行われる。
ここで,前記投入機は,前開きの前記和服型の被服を着せ掛けるために人体の胴部を模した形態を持つ整形体(人体型のハンガー)が備えられており,該整形体に前記被服を掛けることで,該被服が前記投入機にセットされるものである。
そして,前記整形体にセットされた被服は,人手や機械により被服の裾を下に引っ張る等,投入前にたるみ等の乱れを取る整姿作業が行われた後,前記投入機が作動して,後続のロールアイロナー等のアイロン装置に自動供給される。
しかし,上述の特許文献1に開示するような後ろ衿の無い被服の場合,前記整姿作業中において,前記整形体にセットされた被服が下に引っ張られることで,被服の後身頃上端の中央付近から縦に破けるという問題があった。
本考案は,上記問題点に鑑みてなされたものであって,特に上述したクリーニング時における,後身頃上端の中央付近から破けることを防止する被服を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,考案を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,実用新案登録請求の範囲の記載と考案を実施するための形態の記載との対応を明らかにするために記載したものであり,言うまでもなく,本考案の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
本考案の被服1は,少なくとも上半身の胴体を覆う左前身頃11,右前身頃12及び後身頃13を有する前合わせの被服本体10を備える被服1であって,
前記後身頃13の上端中央から,前記左前身頃11及び前記右前身頃12に亘る衿ぐり部(首周り)に設けられた補強部5と,
少なくとも前記補強部5内に収容され,前記後身頃13から前記左前身頃11及び前記右前身頃12にかけて設けられる補強テープ6を備えていることを特徴とする(請求項1;図1〜4を参照)。
なお,前記被服1は,前記左前身頃11及び前記右前身頃12の前合わせの端縁に沿って上端から所定長さに亘って衿31,32が設けられても良い(請求項2;図1,3を参照)。
そして,前記補強部5が,前記後身頃13の上端中央から前記左前身頃11及び前記右前身頃12の前記衿31,32に沿って所定長さに亘る衿ぐりに設けられても良い(請求項3;図1,3を参照)。
また,前記補強部5は,布から縫製されていることが好ましく(請求項4;図1〜4を参照),特に,前記本体10と前記補強部5と前記補強テープ6とが地縫い9a(縫い合わ)されていることが好ましい(請求項5;図5を参照)。また,本考案の被服1は,前記衿ぐり部の周端から0.05〜0.24cm離れた位置に,前記周端に沿って略平行に,前記本体10(左右前身頃11,12及び後身頃13)と前記補強部5と前記補強テープ6とを縫い合わせるステッチ9bを備えていても良い(請求項6;図1〜2を参照)。さらに,前記衿ぐり部の周端から0.25〜0.5cm離れた位置に,前記周端に沿って略平行に,前記本体10と前記補強部5と前記補強テープ6とを縫い合わせるステッチ9cを備えていても良い(請求項7;図7〜8を参照)。
また,前記補強テープ6が,ポリエステル100%を素材としたテープからなることが好ましい(請求項8)。
また,前記補強部5の内側表面に芯地7が接着されていると好ましい(請求項9)。
また,前記補強部5の縁に沿って,識別テープ33が設けられていても良い(請求項10)。
本考案の被服1は,前記補強部5が前記後身頃13の上端中央から,前記左前身頃11及び前記右前身頃12に亘る首周りに設けられているため,後身頃13のみに補強部5が設けられた場合に比べ強度が増し,さらに,前記補強テープ6が,後身頃13のみでなく左右前身頃11,12にかけて設けられていることで,強度がさらに増し,後身頃13の上端中央から破けることが防止されている。
本考案の被服1の第一実施形態の正面図。 前記被服1の背面図。 図1の衿ぐり(首周り)部の拡大図。 図2の首周り部の拡大図。 図1の左前身頃11に設けられた補強部5の拡大断面図。 図1の左前身頃11に設けられた衿31の拡大断面図。 本考案の第二実施形態の被服1の衿ぐり部の拡大正面図。 本考案の第二実施形態の被服1の衿ぐり部の拡大背面図。 本考案の被服1の第三実施形態の正面図。 従来の被服90を示す正面図。
本考案の被服1の第一実施形態について以下,図1〜図5を参照して説明する。
図1は,本考案の被服1の第一実施形態を示す正面図(後述する補強テープ6は図示せず。)であり,図2は,前記被服1の背面図(後述する補強テープ6は図示せず。)である。なお,図1及び図2中の破線は,縫目(縫合部)9を示す。
また,図1及び図2には,上衣(部)及び下衣(部)から成る甚平型(セパレートタイプの二部式の和服)の上衣(部)が図示されており,図示せざる下衣(部)は,例えば,ズボン,巻きスカート等を採用することができ,特に限定されるものではない。
本実施形態の被服1は,図1に示すように,胴体を覆う左前身頃11,右前身頃12及び後身頃13から成る被服本体(身頃)10と被服本体10の上部左右に設けられた袖18,18を有し,着用時には,前記袖18,18に腕を通し左右の前身頃11,12を重ね合わせる前合わせの被服1である。なお,本考案の被服1は,前記袖18の無い,袖なし浴衣としても良い。
また,本実施形態の被服1は,左右の前身頃11,12の前合わせの端縁に沿って上端から下端にかけて所定幅の帯状の衿3(左前身頃の衿31,右前身頃の衿32)が設けられているが,後身頃13に衿(後ろ衿)が設けられていない構成となっている。
そして,本考案の被服1は,図1及び図2に示すように,後身頃13の上端中央部から,左右前身頃11,12の各衿31,32に沿って所定長さに亘る衿ぐり(首周り)部に共生地が縫い付けられ補強部5が形成されている。なお,本実施形態では,前記補強部5が共生地により縫製されているが,本考案では補強部5の形成は布製のものに限定されず,例えば,可撓性のプラスチックフィルムから形成されても良い。
前記補強部5は,上述の通り,後身頃13から左右前身頃11,12に亘り設けられている。従って,後身頃13のみに補強部5が設けられた場合に比べ強度が増し,破けにくくなっている。また,図1に示すように,衿31,32を横断する,補強部5と衿31,32との縫合部(縫目)9’の位置が後身頃13と左右前身頃11,12の境目より前に,つまり,左右前身頃11,12の位置にくるため,前記縫合部(縫目)9’が後身頃と各前身頃11,12との境目にある場合と異なり,着用者の首筋等に当たって不快感を与える等の問題がない。なお,補強部5の各衿31,32の上端からの前記所定長さについては,1〜5cmが好ましいが,これに限定されるものではない。
次に,図3は図1の被服1の首周り部の拡大図(縫目9は図示せず。)であり,図4は図2の被服1の首周り部の拡大図(縫目9は図示せず。)である。そして,図3及び図4に示すように,前記補強部5内には,補強テープ6(図中の破線部)が縫い付けられて収容されている。
前記補強テープ6は,図3及び図4に示すように,後身頃13の補強部5の内部から左右前身頃11,12の補強部5の内部にかけて設けられている。このように,補強テープ6が,後身頃13のみでなく,左右前身頃11,12にかけて設けられているため,被服1がより破けにくくなるように引っ張り強さを含め強化されている。なお,本考案の前記補強テープ6は,少なくとも前記補強部5内に収容されていれば良く,つまり,前記補強部5内にのみ収容されても良く,また,本実施形態のように,前記補強部5内のみでなく,衿3(左前身頃の衿31,右前身頃の衿32)の内部にまで延設されていても良い(図3を参照)。なお,本実施形態のように,補強テープ6は,衿3の下端まで延設しないのが好ましいが,これに限定されない。
なお,前記補強テープ6は,例えば,ポリエステルから成る合成樹脂フィルム,編織物や不織布等が用いられる。なお,本考案では,前記補強テープ6にポリエステル100%を素材としたテープを使用することが好ましい。また,補強テープ6の厚さは,好ましくは,0.01〜0.02cmであるがこれに限定されない。
次に,図5は,衿31の上端部に設けられた補強部5における断面視の構造を示すものである(図3に示す補強部5のA―A線の拡大断面図)。図5に示すように,前記衿31と前記補強部5には内側表面に芯地(強化シート)7が接着され,前記補強部5が衿31に被さるように配設されており,図面左側に位置する左前身頃11の前合わせの端縁側では,二つ折りになった前記衿31の間に前記補強テープ6が挿入された状態で,補強部5,衿31,補強テープ6及び左前身頃11が糸9(9b)で一体に縫い合わせられた構成となっている。
なお,図5の図面左側に位置する左前身頃11の端縁側における縫製方法を述べると,まず,下から左前身頃11,内側表面に芯地7が接着された前記補強部5,内側表面に芯地7が接着された前記衿31,補強テープ6の順に重なったものを地縫い(縫い合わせ)9aし,表から前記地縫い部9aが見えなくなるように前記左前身頃11と前記補強部5を境に上部と下部を共に折り返した後,端から0.1cmの位置に端縁に沿って上からステッチ(0.1cmコバステッチ)9bするものである。なお,ステッチ9bの距離は端から0.1cmに限定されるものではなく,好ましくは,0.05〜0.24cmであるがこれに限定されない。
なお,上述のように,本実施形態の被服1は,前記本体(身頃)10と,前記補強部5と,前記衿31と,前記補強テープ6とを地縫い9aし,その後折り返して押さえ縫い(前記ステッチ9b)をしたことで,返し位置のズレが解消されると共に,被服1の衿ぐり部の引っ張り強さが強化される。
一方,図5の図面右側に位置する左前身頃11上には,二つ折りにされた前記補強部5と左前身頃11の間に2つ折りにされた識別テープ33が挿入された状態で,補強部5,衿31,識別テープ33及び左身頃11が糸9で一体に縫い合わせられた構成となっている。
なお,上述したように,本実施形態では,着用者に不快感を与えないように補強部5が被服1の外(表)側に形成されているが,補強部5が被服1の内(裏)側に形成されても構わない。同様に,補強部5が衿3に沿って形成されているが,補強部5が左右前身頃11,12の上端部に亘って形成されていれば衿3に沿うものでなくても構わない。
また,前記補強部5は,前記衿3(左前身頃の衿31,右前身頃の衿32)を備えていない被服1にも適用でき,また,後身頃13に衿(後ろ衿)を備えた被服1にも適用できるものである。この場合,例えば,後ろ衿の下部に位置する後身頃13から左右前身頃11,12の上端部に亘って前記補強部5を設け,該補強部内に前記補強テープ6を収容することができる。
本考案に使用される前記芯地(強化シート)7は,衿3や補強部5に接着させて,衿3と補強部5に形態安定性を付与するものであれば特に限定されず,例えば,薄いプラスチック板あるいは,布製のもの等が使用され,また,前記布製は,天然繊維だけでなく,合成樹脂繊維の織物などを含む。
また,本考案の芯地7には,好ましくは,布に重ねて加熱し,両者を熱接着することにより接着,固定させることができる熱接着性のシート(熱接着性樹脂シート)が採用される。なお,前記熱接着性のシートとしては,例えば,ポリエステル,ポリアミド等を素材とした合成樹脂フィルム,編織物や不織布等を用いることができる。
なお,本実施形態の芯地7は,ポリエステル100%からなる熱接着シートを使用しており,ポリエステル100%を素材とした物は,形態安定性,可撓性,追従性,平滑性,接着性,耐クリーニング性に優れる。
また,熱接着性のシートを使用する場合,芯地7の厚さは,好ましくは,0.03〜0.05mmであり,融点の好ましい範囲は,120℃〜130℃の範囲内である
なお,上述の熱接着性のシートは,基布に熱接着樹脂層を形成したものであっても良い。例えば,芯地7の基布に,ポリエステルおよび綿の混用品もしくは,綿100%のもの,ポリエステル100%の織物素材等を使用し,熱可塑性樹脂としては,ポリエチレン系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリエステル系樹脂,ポリ塩化ビニール系樹脂等が例示でき,水溶性のポリビニールアルコール系樹脂を含め,熱可塑性のものであれば特に限定されない。
また,芯地7には,上述した熱接着性のシートを使用する他にも,衿布に縫い合わせにより又は接着剤により接着されるものを使用することが可能である。
前記識別テープ33は,図1及び図2に示すように,前記衿3及び補強部5の縁に沿って取り付けられ,衿3及び補強部5全体を装飾する細幅のテープであって,例えば,細幅織機で織り上げ,色柄などによる意匠性を持たせた装飾用の細幅テープ,あるいは,フィルムをベースに意匠性を持たせた装飾フィルムテープ等を用いることが出来る。
識別テープ33の厚みについては,衿布と同じかそれ以上であると形態安定性(補強)の面から良い。
なお,本実施形態の被服1では,前記識別テープ33としてバイヤステープを使用し,図5に示すように,該識別テープ33を二つ折りにすることで形態安定性を強化しているが,本考案の識別テープ33は,バイヤステープに限定されるものでなく,また,二つ折りに限定されるものではない。
また,識別テープ33は,生地の色を変えて被服1のサイズを表すものとしても使え,例えば,Sサイズを黄色,Mサイズを赤色,Lサイズを青色とする等,色分けすることができる。
そして,本実施形態の被服1の衿3は,図6(図1に示す衿31のB―B線断面図。)の右側に示すように,内側表面に前記芯地7が接着され二つ折りにされた衿31と,同じく二つ折にされた識別テープ33と左前見頃11とが糸9で縫い合わせられて一体とされたことにより強度が増しており,従来の単に芯を張り付けた衿に比べて形態安定性が向上し,クリーニング後の被服1の衿のシワや折れの発生を防止することが可能となる。
また,本実施形態の被服1には,図1に示すように,右前身頃12の外側の腰付近の位置に紐体19aが取り付けられ,着用時に該紐体19aに結び合わせる紐体19bが左前身頃11の衿3に取り付けられている。
さらに,本実施形態の被服1には,左前身頃11の内側の腰付近の位置にも紐体(図示せず。)が取り付けられ,着用時に該紐体に結び合わせる紐体(図示せず。)が右前身頃12の衿3に取り付けられても良い。
なお,本考案の被服1は,上述の紐体を設けずに,着用時に帯(図示せず)を巻くスタイルでも良い。
上述した被服本体10(左右前身頃11,12,後身頃13),衿3,識別テープ33,袖18,紐体19,帯(図示せず)の各素材は,例えば,ポリエステル,綿,麻,絹,またはこれらを混紡したもの等を用いることができる。また,衿3の生地については,本実施形態のように被服本体と同じ生地(共生地)を採用しても良い。
次に,本考案の第二実施形態について説明する。
図7,8(前記補強テープ6は図示せず。)は,本実施形態の被服1の衿ぐり部の拡大正面図と拡大背面図である。
本実施形態では,図7,8に示すように,補強部5上において,前記衿ぐりの周端部から0.1cm離れた位置に,前記周端部に沿って略平行に,前記本体10(左前身頃11,右前身頃12及び後身頃13)と前記補強部5と前記補強テープ6とを縫い合わせる前記ステッチ9b(本実施形態では,0.1cmコバステッチ)に略平行する,つまりは,前記衿ぐり部の周端に略平行するステッチ9c(本実施形態では,0.3cmコバステッチ)をさらに有する。前記ステッチ9cは,前記ステッチ9bと同様に前記本体10と前記補強部5と前記補強テープ6とを縫い合わせている。
なお,前記ステッチ9cの前記衿ぐり部の周端から距離は,衿ぐりの周端から0.3cmに限定されるものではなく,好ましくは,0.25〜0.5cmであるがこれに限定されない。
上記構成により,ステッチ9bのみの場合と比べて,衿ぐり部の引張強さがより強化され,被服1が破けにくくなっている。
なお,本実施形態の被服1について,上述以外の構造については,第一実施形態と同じである。
図9は,本考案の被服1の他の実施形態(第三実施形態)の正面図である。図9に示すように,本考案の被服1は,上半身から下半身(足首近傍)まで延びる一部式の浴衣であっても良い。なお,本実施形態の補強部5は,上述の図1の実施形態の補強部5と構造が同じである。
また,本実施形態では,衿3が,右前身頃12及び左前身頃11の各々の上端から,下端にまで延ばさずに腰付近(所定長さ)まで設けられたものであるが,前記衿3は,右前身頃12及び左前身頃11の各々の下端にまで延ばして設けられても良い。
また,本実施形態の被服1は,上述の紐体を設けずに,着用時に帯(図示せず)を巻く和服様式でもよい。
1…被服
10…本体
11…左前身頃
12…右前身頃
13…後身頃
18…袖
19…紐体
3…衿
31…左前身頃の衿
32…右前身頃の衿
33…識別テープ(装飾テープ)
5…補強部
6…補強テープ
7…芯地
9…糸(縫合部)
9’…縫目
9a…地縫い部
9b…ステッチ
9c…ステッチ
90…被服
92,93…前身頃
94…衿部
95…後身頃

Claims (10)

  1. 少なくとも上半身の胴体を覆う左前身頃,右前身頃及び後身頃を有する前合わせの被服本体を備える被服であって,
    前記後身頃の上端中央から,前記左前身頃及び前記右前身頃に亘る衿ぐり部に設けられた補強部と,
    少なくとも前記補強部内に収容され,前記後身頃から前記左前身頃及び前記右前身頃にかけて設けられる補強テープを備えていることを特徴とする被服。
  2. 前記左前身頃及び前記右前身頃の前合わせの端縁に沿って上端から所定長さに亘って衿が設けられていることを特徴とする請求項1記載の被服。
  3. 前記補強部が,前記後身頃の上端中央から,前記左前身頃及び前記右前身頃の前記衿に沿って所定長さに亘る衿ぐり部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の被服。
  4. 前記補強部が,布から縫製されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の被服。
  5. 前記本体と前記補強部と前記補強テープとが地縫いされていることを特徴とする請求項4記載の被服。
  6. 前記衿ぐり部の周端から0.05〜0.24cm離れた位置に,前記周端に沿って略平行に,前記本体と前記補強部と前記補強テープとを縫い合わせるステッチを備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の被服。
  7. 前記衿ぐり部の周端から0.25〜0.5cm離れた位置に,前記周端に沿って略平行に,前記本体と前記補強部と前記補強テープとを縫い合わせるステッチを備えていることを特徴とする請求項4〜6いずれか1項記載の被服。
  8. 前記補強テープが,ポリエステル100%を素材としたテープからなる請求項1〜7いずれか1項記載の被服。
  9. 前記補強部の内側表面に芯地が接着されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載の被服。
  10. 前記補強部の縁に沿って,識別テープが設けられていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の被服。


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