JP3231758U - 配信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運びができて、簡単な設置や操作で、被写体を動画として撮影しながら配信できる配信装置を提供する。【解決手段】配信装置11は、撮影部12と、送信部31と、送信先設定部33と、制御部35と、第1モニタ41と、第2モニタ43と、電源ユニット51と、送信部31と送信先設定部33と制御部35と第1モニタ41と第2モニタ43と電源ユニット51とを収容する収容部21と、を備える。収容部21は、一面が開放した箱状の収容部本体と、ヒンジによって収容部本体の開放した一面を開閉自在にする蓋とを有し、第1モニタ41と第2モニタ43とは、蓋の内壁に各表示部が露呈した状態となるように設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、動画を配信する配信装置に関する。
被写体を動画として撮影しながらネットワークを介して配信を行う際、撮影用の機材と配信用の機材とを用意して、必要な接続及び設定を行い、必要な操作を行う。
比較的簡易な方法としては、ひとつのノート型パソコンを用いる方法である。具体的には、ノート型パソコン内蔵のカメラや設置したウェブカメラで被写体を動画として撮影しながら、ノート型パソコンにインストールされたストリーミング・レコーディングソフトウェアを用いて、動画を配信する。昨今、フリー・オープンソースソフトウェアの「OBS Studio」が広く普及しており、このソフトウェアでは、リアルタイムで録画・エンコード・データの配信が行える。サーバと、動画を再生するためのプレーヤとの間のデータのやり取りには、「Real Time Messaging Protocol(RTMP)」が用いられており、世界最大の動画共有サービスYouTube(登録商標)などの動画配信共有サービスで、動画を比較的簡易かつ低コストで配信できる。
ところで、被写体を動画として撮影しながらネットワークを介して配信を行う手法として、配信装置を用いた種々の手法が有る。例えば、特許文献1には、デジタルカメラとエンコーダとアクセスポイントと携帯型PCとサーバから構成されている配信装置を用いた配信方法が記載されている。この方法では、デジタルカメラから撮像信号がエンコーダへ供給され、エンコーダでは、供給された撮像信号がストリーミング配信用のストリームデータに変換され、圧縮される。ストリームデータは、伝送路を経由してアクセスポイントへ供給され、アクセスポイントへ送信されたストリーミング配信用のストリームデータは携帯型PCへ供給される。携帯型PCでライブ配信用のストリームデータが生成されてサーバへ供給され、ネットワーク上の複数の閲覧者に対してストリーミングによってストリームデータが配信される。
特開2003−324698号公報
上記のように、ストリーミング専用のソフトウェアを使って、被写体を動画として撮影しながらネットワークを介して配信を行うには、当該ソフトウェアを使いこなすための専門知識が必要である。また、複数の機材を使用して被写体を動画として撮影しながらネットワークを介して配信を行うには、それぞれの機材の設置・接続方法や設定方法についての専門知識が必要である。さらに、複数の撮影機材及び配信機材を持ち運んで自分の好きな場所からの動画の撮影及び配信を簡単に行うことは難しい。
そこで、本考案は、持ち運びができて、簡単な設置及び設定操作で、被写体を動画として撮影しながら配信できる配信装置を提供することを目的とする。
本考案の配信装置は、撮影部と、撮影部で撮影された撮影画像の画像データを配信データにエンコードして、設定された送信先へ送信する送信部と、送信先を設定する送信先設定部と、送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像を生成する状態画像生成部とを備える。さらに、撮影画像を表示する第1モニタと、状態画像を表示する第2モニタとを備え、撮影部と、送信部と、送信先設定部と、状態画像生成部と、第1モニタと、第2モニタとに電力を供給する電源ユニットとを備える。送信部と、送信先設定部と、状態画像生成部と、第1モニタと、第2モニタと、電源ユニットとは収容部に収容され、収容部は、一面が開放した箱状の収容部本体と、収容部本体に設けられ、開放した一面をヒンジによって開閉自在にする蓋とを有する。第1モニタと第2モニタとは、開状態とした蓋の内壁に各表示部が露呈した状態となるように設けられている。
撮影部は、送信部と第1ケーブルにより接続され、かつ、電源ユニットと第2ケーブルにより接続されることが好ましい。
第1ケーブルは、ブースタを介して撮影部と送信部とを接続することが好ましい。
送信部は、ハードウェアエンコーダによりエンコードすることが好ましい。
撮影部は、電圧を変換する変換器を介して前記電源ユニットと接続する降圧器を有することが好ましい。
配信データの音データを取得して音として出力するヘッドホンとイヤホンとの少なくともいずれか一方と、送信先設定部と状態画像生成部とを操作する操作部と、を備え、ヘッドホンとイヤホンとの少なくともいずれか一方と、操作部とが収容部に収容されることが好ましい。
本考案によれば、持ち運びができて、簡単な設置や操作で被写体を動画として撮影しながら配信できる。
本考案の一実施形態である配信装置の使用態様例の説明図である。 本考案の一実施形態である配信装置を示すブロック図である。 開状態の収容部の概要を示す斜視図である。 第1モニタに表示される撮影画像の実施形態である概略図である。 第2モニタに表示される状態画像の実施形態である概略図である。 第2モニタに表示される操作画像の実施形態である概略図である。
以下、本考案の一実施形態について、図面を参照して説明する。本考案の概念的な構成の一実施形態を、図1を参照して説明する。この図1に示す配信装置11は、被写体を撮影した動画を配信(例えば、ストリーミング配信)するためのものである。配信装置11は、撮影部12と、収容部21と、収容部21に収容された各種の機器から構成される。収容部21には、送信部31、送信先設定部33、状態画像生成部としての制御部35、第1モニタ41、第2モニタ43及び電源ユニット51(いずれも図2参照)が収容されている。収容部21の詳細については、後述する。
図1において、撮影部12では、被写体を動画として撮影した撮影画像Ga(図4参照)の画像データを収容部21に収容されている送信部に供給(出力)する。送信部は、撮影画像Gaの画像データを配信データにエンコードして、ネットワーク61を介して、収容部21に収容されている送信先設定部の設定に基づいて、サーバ63に配信データを送信する。クライアント端末71は、ネットワーク61を介してサーバ63にアクセスし、サーバ63からネットワーク61を介して配信データを取得する。このように配信装置11は、クライアント端末71に動画の配信を行う。なお、図1においては収容部21を閉じた状態で描いてあるが、使用時においては、収容部21を開いた状態にする。収容部21の開いた状態については、別の図面を用いて後述する。図1においては、図の煩雑化を避けるために、撮影部12とクライアント端末71とをそれぞれひとつずつのみ描いているが、撮影部12とクライアント端末71との少なくとも一方は、複数であってもよい。
図2において、配信装置11は、撮影部12と、送信部31と、送信先設定部33と、状態画像生成部の一例である制御部35と、第1モニタ41と、第2モニタ43と、電源ユニット51とを備える。配信装置11は、さらに、操作部81と、リスニング機器83と、ブースタ93と、変換器95と、降圧器97とを備えることが好ましく、本例でもこれらをすべて備える。なお、制御部35は、送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像G2(図5参照)を生成する状態画像生成部として機能する。
撮影部12は被写体を撮影する。送信部31は、撮影部12で撮影された撮影画像Ga(図4参照)を配信データにエンコードして、送信先設定部33により設定された送信先へ配信データを送信する。第1モニタ41は、撮影部12で撮影された撮影画像Gaを表示する。第2モニタ43は、状態画像生成部として機能する制御部35により生成された、送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像G2(図5参照)を表示する。制御部35は、状態画像生成部としての機能に加えて、例えば、配信データの削除・編集などを管理する配信データ管理部、配信データの配信日時を予約する配信予約部、配信データの撮影画像Gaや画面の配置を選択する配信データ選択部としての機能を備えていてもよく、本例でもそのようにしている。電源ユニット51は、撮影部12と送信部31と送信先設定部33と制御部35と第1モニタ41と第2モニタ43とに電力を供給する。なお、図2においてはネットワーク61(図1参照)の図示を略している。
撮影部12は、動画を撮影するビデオカメラであり、撮影した撮影画像Ga(図4参照)の画像データを、送信部31に出力する。撮影部12は、カメラとレンズが一体になっているデジタルカメラであることが初心者にはレンズの選択を迷わずに済むので好ましく、ミラーレス一眼レフカメラやデジタル一眼レフカメラでもよい。また、撮影部12は複数であってもよく、複数の角度や距離から被写体を動画として撮影できる。これらの撮影部12は、当然のことながら、三脚を使って設置して撮影するとブレのない安定した撮影できる。この一実施形態では、撮影部12は、撮影する動画の画質が1920x1080ピクセル(フルハイビジョン)のデジタルビデオカメラを2台用いる。4K画質対応のデジタルビデオカメラで、4K画質を選択してもよいが、視聴する際に、フルハイビジョンの画質でも十分に高画質で観ることができ、また、データの容量が4K画質と比べて小さいため、配信スピードも速い。
撮影部12は、日付やその他の情報の表示を表示しないようにできる機能があることが好ましい。仮に、撮影部12が、撮影部12の表示画面に映っている映像を出力するタイプのものであっても、動画配信の際に、日付やその他の情報の表示を消すことができる。撮影部12は、スルー出力の仕様のものであるとさらによい。この撮影部12がスルー出力の仕様のものであれば、動画をそのまま出力できるため、動画配信をしながら、別途モニタ(図示しない)に撮影部12をHDMI(High−Definition Multimedia Interface、登録商標)ケーブルを接続することで、このモニタ(図示しない)でも配信される動画を視聴することができる。これにより、撮影場所のすぐ近くにいる人も撮影場所にいない人も概ね同時に同じ映像を視聴することができる。
送信部31は、撮影部12から供給(入力)された撮影画像Ga(図4参照)の画像データを配信データに変換、圧縮する。これがすなわち「エンコード」であり、送信部31は、エンコードにより生成した配信データを、送信先設定部33の設定に基づいて、サーバ63に送信する。この一実施形態では、送信部31は、ハードウェアエンコーダ(図示無し)を有し、このハードウェアエンコーダによるエンコードを行っている。ハードウェアエンコーダは、ソフトウェアによるエンコードよりも変換速度が速く、安定して確実に配信データへのエンコードができるため、撮影しながら安定したストリーミング配信をすることができる。この一実施形態では、送信部31に、株式会社アイ・オー・データ機器製の「GV−LSBOX(型番)」を用いているが、これに限られない。なお、撮影部12では、撮影画像Gaのみならず、音も併せて撮影することが可能であり、送信部31に、撮影部12から音データを含む撮影画像Gaの画像データが供給(入力)された場合には、画像データ及び音データが配信データにエンコードされてサーバ63に送信される。
撮影部12と送信部31とは、第1ケーブル91により接続されることが好ましい。これにより、撮影画像Ga(図4参照)の画像データ及び音データを無線通信で送受信するよりも、確実に撮影画像Gaの画像データ及び音データを供給できる。この一実施形態では、第1ケーブル91は、HDMI(登録商標)ケーブルを用いているが撮影画像Gaの画像データ及び音データを供給できればよく、これに限られない。なお、第1ケーブルとして、光ファイバを用いたケーブルを使用したHDMIケーブルを用いることで、より安定した撮影画像Gaの画像データ及び音データの供給が可能であるため、より好ましい。この一実施形態では、第1ケーブル91は、ブースタ93を介して撮影部12と送信部31とを接続することとしている。ブースタ93は、ケーブルを中継して延長するためのアダプタである。ブースタ93を介して接続することで、比較的安価なHDMIケーブルであっても長い距離で撮影部12と送信部31とを接続することができ、仮に、撮影部12と送信部31とを離れた場所に設置しても、撮影部12で撮影した動画を送信部31へ供給できる。なお、撮影部12とブースタ93との間のケーブル91a及びブースタ93と送信部31との間のケーブル91bとを併せて、第1ケーブル91としている。
送信部31は、撮影した複数の撮影画像Ga(図4参照)の中から送信する撮影画像Gaを選択して送信することや、撮影した複数の撮影画像Gaを組合せて一つの画面に配置した撮影画像をサーバ63に送信することができ、異なる場所から被写体を動画として撮影した複数の動画を切り替えながら、ネットワーク61を介してサーバ63に送信することができる。このような切り替えは、例えば、操作部81における入力操作によって、制御部35を介してサーバ63に指示をすることにより、行うことができる。また、送信部31は、これらの複数の撮影画像Gaと撮影画像Gaから選択した送信する撮影画像とを一つの表示画像G1(図4参照)として生成することができる。なお、表示画像G1は、上記以外の画像を含んでもよい(図4参照)。
送信部31は、エンコードした配信データを、ネットワーク61を介してサーバ63へ送信する。この一実施形態である配信装置11では、LAN(Local Area Network)アダプタ(図示しない)を設けて、有線LANでのネットワーク接続をしているが、接続方式はこれに限られず、送信部31とサーバ63は、互いにネットワーク61で接続されていればよい。なお、有線LANでネットワーク接続をする場合は、安定してネットワーク接続がなされるので、安定して配信データをサーバ63に送信することができる。サーバ63では、供給された配信データ、すなわち撮影された動画が視聴可能な状態で記憶される。このサーバ63には、少なくともウェブサーバの機能と、ストリーミングサーバの機能とが備わっており、送信部31から送信された配信データは、ネットワーク61を介して複数のクライアント端末71に対して配信され得る状態になる。なお、サーバ63に記憶された配信データは、配信後に編集することや、削除することも可能である。このような編集や削除は、例えば、操作部81における入力操作によって、制御部35を介してサーバ63に編集指示や削除指示をすることにより、行うことができる。
この一実施形態では、サーバの数・容量が膨大で、視聴者が多い場合でも安定して動画の視聴が可能なYouTube(登録商標)などの動画配信サービスを利用して配信を行っている。YouTubeでは、限定公開という配信方法があり、URL(Uniform Resource Locator)を知っている視聴者しか視聴できず、また、動画の検索もできないため、限られた範囲内でのみ視聴可能としたいときに、非常に有用である。視聴者は、ネットワーク61を介して、クライアント端末71で、視聴したい動画配信サービスのURLを指定して、配信された動画を視聴する。視聴者は、URLのQRコード(登録商標)を読み込んで動画を視聴することも可能である。このURLは、操作部81における入力操作によって、制御部35を介してサーバ63に指示し、制御部35はサーバ63から指定されたURLを取得する。視聴者へ、取得したURLのQRコードを予め印刷したものを配布するなどして、ネットワーク61を介してアクセスしてもらい動画を視聴できるようにする。
送信先設定部33は、配信データの送信先を設定する。送信先の設定は、送信部31に対して行う。配信装置11の操作者が、配信データを送信する送信先のサーバを決定すると、送信先が設定され、送信部31はこの送信先を送信先設定部33から取得する。送信先設定部33では、配信データの配信日時の予約をすることも可能である。このような予約は、例えば、操作部81における入力操作によって、制御部35を介してサーバ63に指示をすることにより、行うことができる。配信装置11の操作者が、操作部81で入力操作をして、制御部35を介して送信部31に配信データの送信開始の指示が出されると、送信部31は、サーバ63に配信データの送信を開始して、動画が視聴可能な状態となる。なお、この例では操作部81をひとつとしているが、複数にしてもよい。例えば、送信先設定部33と制御部35と、第2モニタ43とのそれぞれに操作部を設けて、各操作部において配信データの送信を開始してもよい。
制御部35は、送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像G2(図5参照)を生成する。送信部31により配信データの送信が始まると、制御部35は、ネットワーク61を介して、送信先から配信状態を取得して、配信データの配信状態を示す状態画像G2を生成する。配信状態とは、具体的には、送信部31による配信データの送信が正常に行われている状態か、エラーが起きている状態かのことである。制御部35は、配信データの配信状態以外にも、サーバ63に蓄積された配信データや送信先を取得して、過去に配信した動画の管理画像や動画配信の予約画像などの操作画像G3(図6参照)を併せて生成することが好ましく、本例ではそのようにしている。これにより、過去に配信した動画の削除・編集、配信予約などが行え、サーバ63の情報も変更される。なお、本例においては、状態画像G2と操作画像G3は別個の画像として生成することとしているが、一体の画像として生成しても構わない。
この一実施形態では、送信先設定部33と制御部35とを、ひとつのコンピュータで構成しており、コンピュータにプログラムを実行させることにより、コンピュータをこれら各部として機能させている。これにより配信装置11を小型化できるため、携帯性が高まるが、これに限られない。
第1モニタ41は、撮影部12で撮影された撮影画像Ga(図4参照)を表示する。第1モニタ41における表示画像G1については、別の図面を用いて後述する。
第2モニタ43は、制御部35により生成された送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像G2(図5参照)と、状態画像G2の表示や配信データの管理、配信の予約などを行うための操作画像G3(図6参照)とを表示する。第2モニタ43において表示される各画像については、別の図面を用いて後述する。
電源ユニット51は、一般的なAC100V電源から電力の供給を受けて、撮影部12と送信部31と送信先設定部33と制御部35と第1モニタ41と第2モニタ43とに電力を供給する。撮影部12は、第2ケーブル(図示無し)により収容部21と接続され、収容部21を介して電源ユニット51から電力の供給を受ける。なお、電源ユニット51から撮影部12への電力供給は、電圧を変換する変換器95を介して行われている。本例では撮影部12としてビデオカメラを用いており、ビデオカメラのバッテリへの電力の供給は、100V電源からの電力供給は過大であることが多いため、小さな電力に変換しなければならないからである。本例では、直流48Vへ変換する変換器を用いており、これにより、比較的長い距離で撮影部12に十分な電力を供給することができる。さらに、撮影部12が降圧器97を有することが好ましく、本例でもそのようにしている。これにより、配信装置11の操作者が撮影部12のバッテリの交換を行わなくても、撮影部12は、一般的なAC100V電源から、撮影部12の仕様に合った適切な電圧で、長時間、電力供給を受け続けることができるため、撮影部12で連続した動画の撮影ができる。配信装置11の操作者は、第1モニタ41と、第2モニタ43を見ながら、送信先設定部33と制御部35の操作に集中することができ、ひとりでも簡単に動画を撮影しながらストリーミング配信が行える。
リスニング機器83としては、ヘッドホンとイヤホンとがあり、リスニング機器83を2つにして、一方をヘッドホン、他方をイヤホンとしてもよい。両方を併用しない場合には、いずれも収容部に収容して、いずれか一方を使用する。リスニング機器83は、制御部35に接続され、制御部35がサーバ63から取得した配信データの音データをリスニング機器83に出力する。これにより、配信装置11の操作者は、配信データの音量や音質などの状態を確認しながら動画を配信することができる。なお、ヘッドホンの方がより安定して装着することができ作業に集中できるが、イヤホンでも問題はなく、ヘッドホンとイヤホンの両方を収容して、いずれか一方を使用してもよい。
図3において、収容部21には、送信部31と送信先設定部33と制御部35と第1モニタ41と第2モニタ43と電源ユニット51とを収容している。収容部21には、ケーブルが設けられており、このケーブルの一端はAC100V電源に接続され、このケーブルの他端に電源ユニット51が接続され、電源ユニット51を介して、送信部31と送信先設定部33と制御部35と第1モニタ41と第2モニタ43とに電力を供給する(図2参照)。収容部21は、これらを収容できれば、携帯に便利なように、なるべく小さい物が好ましい。
この一実施形態では、収容部本体23の図3における左から順に、送信部31と、送信先設定部33と制御部35とが一体となったコンピュータと、電源ユニット51とを設けている。収容部本体23の外側の図3における右側面には、撮影部12で撮影した撮影画像Ga(図4参照)を送信部31及び第1モニタに出力するための第1ケーブル(本例では、HDMIケーブル)の入力端子と、配信装置11をネットワークに接続するための有線LANのポートと、電源ユニット51から撮影部12への電力の供給のための第2ケーブルの接続端子などの差込口23aを設け、開状態とした蓋25の内壁に各表示部が露呈した状態となるように、図3における左から順に、第1モニタ41と第2モニタ43とを設けている。
収容部本体23と蓋25とは、ヒンジ27によって開閉自在に連結されて、収容部21としている。ヒンジ27は、図3の破線で示すように、収容部本体23の図3における上端と蓋25の図3における下端とを連結するように設けられている。本例では、ヒンジ27を図3のように2つ設けているが、その数は2つに限らず、収容部21を支持可能な数に適宜変更することができる。ヒンジ27を回動の中心(支点)として蓋25を開いて、収容部21を開状態としたときに、その開き角度を鈍角に保持するような係止具を設けることが好ましい。本例では、収容部本体23と蓋25との図3における左右内側両端をそれぞれ接続するようにステンレス製のステー21aを設けているが、開状態が保持できればよく、これに限られない。蓋25を閉めたときに、収容部21を閉状態に保持する留め具21b(図1参照)を設けることが好ましい。これにより、開状態及び閉状態を保持できるようになる。さらに、収容部21の携帯時に収容部21内の各機材が動いてしまわないようにクッション材などで固定し、各機材の故障を防ぐことが好ましい。収容部21は、蓋25を閉じたときに、携帯しやすいように持ち手21c(図1参照)を備えていることが好ましい。
図4に示すように、第1モニタ41は、撮影部12で撮影された撮影画像Gaを表示する。第1モニタ41には、複数の撮影部12からの撮影画像Gaを表示させることが好ましく、この一実施形態では、4つの撮影画像Gaを表示できるようにしているが、数は特に限定されない。また、配信装置11の操作者が配信する画像として選択した撮影画像Gbを大きく表示させている。さらに、この一実施形態では、撮影部12で撮影した動画以外の他の画像Gcを送信部31に入力させられるようにしている。具体的には、風景などの画像を送信部31に入力すると、被写体が配信に適さない状況の場合、例えば、準備中や休憩中のような場合に、被写体の代わりに入力された風景画像を配信することができる。なお、撮影部12から撮影画像Gaの画像データが送信部31に供給(入力)されると、送信部31はその画像データの取得に応答して、表示画像G1を生成し、第1モニタ41に出力する。このようにして、撮影画像Gaが第1モニタ41に表示される。
図5に示すように、第2モニタ43は、制御部35の制御の下、送信先から取得した配信データの配信状態を示す状態画像G2を表示する。ネットワーク接続が良好で、動画の配信が正常に行われている場合の状態画像G2には、接続状態が良好であることを示す例えば文字(文字列を含む)と、配信されている動画とが含まれる。ネットワーク接続が不安定で、動画の配信が正常に行われていない場合の状態画像G2には、接続状態が不安定であることを示す例えば文字(文字列を含む)と、動画が停止した状態の静止画像とが含まれる。
図6に示すように、第2モニタ43は、状態画像G2(図5参照)を表示するための操作画像G3を表示する。操作画像G3上の「配信開始」が選択されると、その信号が制御部35に送られ、制御部35はその信号の取得に応答して、生成した状態画像G2を図5に示すように第2モニタ43に出力する。このようにして、状態画像G2が第2モニタ43に表示される。状態画像G2の表示のための操作以外にも、サーバ63に蓄積された配信データや送信先を取得して、過去に配信した動画の管理操作や、動画配信の予約画像などの操作も行うことができるように、操作画像G3を生成してもよい。配信装置11の操作者は、第2モニタ43の画像上での操作で、送信先を設定する。第2モニタ43がタッチパネルディスプレイであれば、このタッチパネルディスプレイを操作部81として、画像上を操作者が指やスタイラスペンなどで押して選択操作すればよいし、操作部81として例えばマウスを用いた場合には、マウスを動かして、選択操作してもよい。
上記構成によれば、収容部21を安定した場所に設置して、電源と接続して、撮影したい場所を決めて撮影部12を設置し、撮影部12と送信部31とを第1ケーブル91で接続し、さらに、撮影部12と電力ユニット51とを第2ケーブルで接続することで、各機材の設置と接続が完了するため、複雑で高度な専門知識が必要ない。また、撮影部12以外の機材が収容部21に集約されているため、電源とネットワーク環境さえあれば、誰でも簡単に動画のストリーミング配信を行うことができる。さらに、撮影部12と収容部21との大きく2つの構成からなっているため、持ち運びが非常に簡単である。第1ケーブル91と第2ケーブルとは、撮影部12と共にバッグなどに収納することで、コンパクトにまとめることができる。
この一実施形態の配信装置11によれば、寺院などにおいて行われる法要の様子を撮影してストリーミング配信し、遠隔地において各家庭にあるタブレット端末などの各種端末を用いて、配信された動画を視聴できる。
11 配信装置
12 撮影部
21 収容部
31 送信部
33 送信先設定部
35 制御部
41 第1モニタ
43 第2モニタ
51 電源ユニット
81 操作部
83 リスニング機器
91,91a,91b 第1ケーブル
93 ブースタ
95 変換器
97 降圧器
Ga 撮影画像
G2 状態画像

Claims (6)

  1. 撮影部と、
    前記撮影部で撮影された撮影画像の画像データを配信データにエンコードして、設定された送信先へ送信する送信部と、
    前記送信先を設定する送信先設定部と、
    前記送信先から取得した前記配信データの配信状態を示す状態画像を生成する状態画像生成部と、
    前記撮影画像を表示する第1モニタと、
    前記状態画像を表示する第2モニタと、
    前記撮影部と、前記送信部と、前記送信先設定部と、前記状態画像生成部と、前記第1モニタと、前記第2モニタとに電力を供給する電源ユニットと、
    前記送信部と、前記送信先設定部と、前記状態画像生成部と、前記第1モニタと、前記第2モニタと、前記電源ユニットとを収容する収容部と、
    を備え、
    前記収容部は、一面が開放した箱状の収容部本体と、前記収容部本体に設けられ、開放した一面をヒンジによって開閉自在にする蓋とを有し、
    前記第1モニタと前記第2モニタとは、開状態とした前記蓋の内壁に各表示部が露呈した状態となるように設けられている配信装置。
  2. 前記撮影部は、前記送信部と第1ケーブルにより接続され、かつ、前記電源ユニットと第2ケーブルにより接続される請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記第1ケーブルは、ブースタを介して前記撮影部と前記送信部とを接続する請求項2に記載の配信装置。
  4. 前記送信部は、ハードウェアエンコーダによりエンコードする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配信装置。
  5. 前記撮影部は、電圧を変換する変換器を介して前記電源ユニットと接続する降圧器を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配信装置。
  6. 前記配信データの音データを取得して音として出力するヘッドホンとイヤホンとの少なくともいずれか一方と、
    前記送信先設定部と前記状態画像生成部とを操作する操作部と、
    を備え、
    前記ヘッドホンと前記イヤホンとの少なくともいずれか一方と、前記操作部とが前記収容部に収容される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の配信装置。
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