JP3231576U - ギター - Google Patents

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聡 八田
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Abstract

【課題】音質を高く保ちながら、ネックとボディとの接合強度を強くすることができるギターを提供する。【解決手段】ギター1は、基端部25から先端部26まで一直線に沿って延び、先端部26にヘッド3が設けられたネック2と、基端部25が接合される凹状の受容部42を有するボディ4と、を備える。基端部25と受容部42とのうちの一方は、ネック2の長さ方向に沿って延びた少なくとも一つの突条28を有し、基端部25と受容部42とのうちの他方は、突条28が嵌まり込む少なくとも一つの溝43を有している。【選択図】図2

Description

本考案は、ギターに関する。
特許文献1には、従来のギターが記載されている。特許文献1記載のギターは、ボディに形成されたネック受容部に対し、ネックの基端部が嵌め込まれることで、組み立てられる。ネック受容部は蟻溝状に形成されており、ネック受容部の対向する側面は、前面に進むに従って幅狭となるように形成されている。
特許文献1記載のギターは、ネックの長さ方向に沿って基端部を受容部に差し込み、ネック受容部とネックの基端部とをボルトで留めることで、ボディに対してネックが接合される。
特開2013−148660号公報
ところで、ボディに対してネックを接合するようなギターでは、ボディとネックとの接合強度が高いことが好ましい。しかしながら、接合強度を高くするべく、ネック受容部に対して、ネックの基端部をきつく嵌め込む構造にすると、音質に悪影響が生じることがある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされ、音質を高く保ちながら、ネックとボディとの接合強度を強くすることができるギターを提供することを目的とする。
本考案に係る一態様のギターは、基端部から先端部まで一直線に沿って延び、前記先端部にヘッドが設けられたネックと、前記基端部が接合される凹状の受容部を有するボディと、を備える。前記基端部と前記受容部とのうちの一方は、前記ネックの長さ方向に沿って延びた少なくとも一つの突条を有し、前記基端部と前記受容部とのうちの他方は、前記突条が嵌まり込む少なくとも一つの溝を有している。
本考案に係る上記態様のギターは、音質を高く保ちながら、ネックとボディとの接合強度を強くすることができる、という利点がある。
図1は、本考案に係る一実施形態のギターの平面図である。 図2は、同上のギターの分解斜視図である。 図3Aは、同上のギターのネックの基端部の分解斜視図である。図3Bは、ネック基端部の正面図である。 図4は、同上のギターのボディの受容部の斜視図である。
1.実施形態
以下、本実施形態に係るギター1について、詳細に説明する。
<全体構成>
本実施形態に係るギター1は、エレキギター(エレクトリックギター)である。ギター1は、図1に示すように、ボディ4と、ネック2と、ヘッド3と、を備える。ヘッド3は、ネック2の長手方向においてボディ4とは反対側の端部(先端部26)に設けられている。
ヘッド3には複数(ここでは6つ)のペグ31が設けられている。また、ネック2の先端部26にはナット24が設けられ、ボディ4にはブリッジ41が設けられている。ペグ31とブリッジ41とには、複数の弦6が掛け渡されており、ペグ31で各弦6を巻くことで、弦6はナット24とブリッジ41とによって支えられる。ペグ31の配置は、本実施形態では、いわゆる片側6連タイプであるが、本考案ではこれに制限されず、例えば、両側3連タイプ、4対2タイプ、5対1タイプ等であってもよい。
ボディ4には弦6に沿って間隔をおいて配置された複数のピックアップが取り付けられている。複数のピックアップとして、ネック2に最も近いピックアップを「フロントピックアップ51」といい、ブリッジ41に最も近いピックアップを「リアピックアップ52」といい、フロントピックアップ51とリアピックアップ52との間のピックアップを「センターピックアップ53」という場合がある。なお、本実施形態では、ギター1は三つのピックアップを備えるが、本考案では、一つ又は二つ、あるいは四つ以上のピックアップを備えてもよい。
ネック2は、図2に示すように、ボディ4に対して接合される。ボディ4には受容部42が形成されており、当該受容部42にネック2の基端部25が嵌め込まれ、ねじ、ボルト等のねじ具で固定することで、ネック2とボディ4とは接合される。
以下では、図1に示すように、ボディ4、ネック2及びヘッド3が並ぶ方向を「長さ方向」として定義し、長さ方向に直交しかつボディ4に並行な方向を「幅方向」として定義する。また、長さ方向及び幅方向に直交する方向を「前後方向」とし、前後方向のうち、弦6が張られる側を「前側」とし、その反対側を「後側」として定義する。
<各部構成>
(1)ネック
ネック2は、図1に示すように、ギター1の長さ方向に一直線に沿って延びている。ネック2の長さ方向のうちボディ4側の端部を基端部25とし、反対側の端部を先端部26とする。ネック2の先端部26には、上述の通り、ヘッド3が設けられている。ネック2の断面形状は特に制限はなく、例えば、Cシェイプ、Uシェイプ、Vシェイプ等が挙げられる。ネック2の基端部25は、ネック2の長さ方向のボディ4側の端部であり、ボディ4の受容部42に嵌まり込む部分を意味する。
ネック2は、ネック2の主体を構成するネック本体21と、指板22(フィンガーボード)と、を備える。指板22には、長さ方向に所定の間隔をおいて、複数のフレット23(例えば、24フレット)が設けられている。指板22の先端には、ナット24が設けられている。
ネック本体21の材質としては、特に制限はなく、例えば、メイプル材、マホガニー材、アルミニウム、FRP、カーボングラファイト、複数の材からなる複合材等が挙げられる。指板22の材質としては、例えば、メイプル材、ローズウッド材、エボニー材、合成樹脂(例えば、エボノール樹脂)等が挙げられる。
ネック2の基端部25は、図2に示すように、ピックアップ取付け凹部27を有する。ピックアップ取付け凹部27は、リアピックアップ52を装着するための凹みである。ピックアップ取付け凹部27は、ネック本体21の厚み方向の前側の面(指板22がある側の表面)から凹んでいる。
また、基端部25は、複数の突条28を有している。複数の突条28は、ネック本体21の厚み方向の後側の平面(以下、「後面251」という)から突出している。各突条28は、ネック2の長さ方向に沿って延びている。複数の突条28は、ギター1の幅方向に間隔をおいて形成されている。複数の突条28は、ピックアップ取付け凹部27のすぐ裏側に配置されており、ピックアップ取付け凹部27に対応する位置に形成されている。したがって、複数の突条28によれば、ピックアップ取付け凹部27によって低下したネック2の強度を補うことができる。
突条28は、図3Aに示すように、ネック本体21に対し、突条体281を接着することで構成されている。ネック本体21の後面251には、突条体281を嵌め込む複数のスロット部211が形成されている。スロット部211は、基端部25の後面251から凹んでおり、ギター1の長さ方向に沿って延びている。各スロット部211の深さ寸法は、各突条体281の厚さ寸法よりも短い。
突条体281は、ネック本体21とは異なる材料で構成されている。突条体281の材質としては、例えば、エボニー材、アルダー材、マホガニー材、アッシュ材、その他の木材等が挙げられるが、エボニー材が用いられることが好ましい。エボニー材は、高強度であり、水分を含んだ際に曲がりにくいからである。ただし、本考案では、突条体281は、木材に限らず、例えば、合成樹脂、カーボン、金属等であってもよい。また、突条28は、接着によって突条体281をネック本体21に取り付ける構造に限らず、例えば、ネック本体21に対して、削り出し等で一体に形成されてもよい。
各突条28の幅寸法W1(突条28の長手方向に直交する方向の寸法)は、図3Bに示すように、基端部25の幅寸法W2(基端部25の幅方向の寸法)に対して、5%以上15%以下であることが好ましく、より好ましくは、8%以上12%以下である。本実施形態では、基端部25の幅寸法は57mmであり、突条28の幅寸法は6mmである。ただし、本考案では、各突条28の幅寸法には特に制限はない。
突条28の長手方向の寸法L1は、ボディ4に対するネック2の幅方向のズレを抑制する点及び突条体281の接着強度を高くする点から、基端部25の後面251の長さ方向の寸法L2(つまり、受容部42の長さ方向の寸法)に対して、40%以上に形成されていることが好ましく、より好ましくは、50%以上(半分以上)である。一方、音質を保つ観点から、基端部25の後面251の長さ方向の寸法L2に対する突条28の長手方向の寸法L1は、70%以下であることが好ましく、より好ましくは60%以下である。本実施形態では、基端部25の後面251の長さ方向の寸法は、139mmであり、突条28の長手方向の寸法は65mmである。ただし、本考案では、各突条28の長手方向の寸法には特に制限はない。
本実施形態に係るギター1は、複数の突条28として、三つの突条28を有する。基端部25の後面251と、ボディ4の受容部42における前面421(すなわち、基端部25の後面251に対向する面)とは接触面積が大きい方が音質の点で好ましい。一方で、突条28の数量を増やすと、ボディ4とネック2との接合強度の点で好ましいが、基端部25の後面251と受容部42の前面421との接触面積が減ってしまう。これらの点から、複数の突条28として、三つの突条28を採用することがより好ましい。
複数の突条28は、先端部26から基端部25に向かう方向に進むに従って、幅方向の対向間の距離が狭くなっている。本実施形態に係るギター1では、三つの突条28のうち、中央の突条28は、長さ方向に平行であり、他の二つの突条28は、長さ方向に対してやや傾いている。すなわち、複数の突条28のうちの一の突条28は他の突条28に対して非平行である。このため、ボディ4に対して接合されたネック2は、様々な方向に加わる力又は振動に対して強度を高くすることができ、ボディ4とネック2との接合強度を高くすることができる。
基端部25には、複数(ここでは四つ)のねじ孔29が形成されている。本実施形態では、複数のねじ孔29として、基端部25のボディ4側の端部に形成されたねじ孔29(これを「第一ねじ孔291」という)と、基端部25のヘッド3側の端部に形成されたねじ孔29(これを「第二ねじ孔292」という)と、を備える。一対の第二ねじ孔292の間の寸法は、一対の第一ねじ孔291の寸法よりも短い。
突条28の長手方向のボディ4側の端部は、一対の第一ねじ孔291の間に位置しており、第一ねじ孔291と突条28とは、幅方向に沿って見て、少なくとも一部が重なっている。すなわち、本実施形態に係るギター1では、突条28が長さ方向のボディ4側にできる限り延びており、ボディ4とネック2との接合強度を高くすることができる。
(2)ボディ
ボディ4は、図1に示すように、ブリッジ41を有する部分であり、幅方向に拡がっている。本実施形態に係るボディ4は幅方向に非対称の形状である。ボディ4の材質としては、例えば、アルダー材、アッシュ材、マホガニー材、メイプル材、バスウッド材、ウォルナット材、ローズウッド材、ハカランダ材、その他の木材が挙げられる。ボディ4は、図2に示すように、基端部25が接合される凹状の受容部42を有する。
受容部42は、ネック2の基端部25の後面251に対向する前面421と、前面421に直交する側面422と、を有する。側面422は、前面421の幅方向の両側と、前面421の長さ方向のボディ4側と、を有しており、受容部42は前方向及び長さ方向のヘッド3側を向く方向に開放している。受容部42の前面421には、図4に示すように、突条28が嵌まり込む複数の溝43が形成されている。
前後方向に見て(以下、平面視という場合がある)、溝43は、突条28と略同じ形状に形成されている。溝43の深さ寸法は、ネック2の基端部25の後面251から突条28が突出する寸法(突出寸法)以上に形成されている。このため、ボディ4の受容部42とネック2の基端部25とが接合すると、受容部42の前面421とネック2の後面251とは互いに接触する。
受容部42には、ボディ4を貫通する複数の貫通孔44が形成されている。複数の貫通孔44はネック2のねじ孔29に対応する位置に形成されている。したがって、受容部42にネック2の基端部25を嵌め込み、ボディ4の後側から貫通孔44に通されたねじ具によってねじ込むことで、ボディ4とネック2とは接合される。
本実施形態では、複数の溝43は、複数の突条28と同じく、三つである。溝43の数量は、突条28の数量以上あればよいが、ボディ4の強度の観点から、溝43の数量と突条28の数量とは同じであることが好ましい。
複数の溝43は、突条28と同様、先端部26から基端部25に向かう方向に進むに従って、幅方向の対向間の距離が狭くなっている。溝43の長手方向の寸法は、突条28の長手方向の寸法以上であればよいが、ボディ4の強度の観点から、突条28の長手寸法と同じ寸法であることが好ましい。溝43の幅方向の寸法は、突条28の幅寸法と略同じ寸法であることが好ましい。本実施形態では、溝43は、突条28に対応するように形成されるため、突条28の説明でした長手方向の寸法及び幅方向の寸法については同じ構造であり、重複する説明については省略する。
溝43及び突条28は、図3B及び図4に示すように、平面視長円形状に形成されている。すなわち、溝43及び突条28は、角丸形状をしているため、溝43に突条28が嵌り込んだ際のフィット感が高く、例えば、多少の寸法交差を許容することができる。
受容部42の幅方向の寸法は、基端部25の幅寸法W2に比べて、やや遊びがある程度の寸法であることが好ましい。これによって、受容部42に対してネック2の基端部25がきつく嵌り込むことがなく、ネック2のセンターずれの問題が生じにくいし、側面422と基端部25との強い接触が音質に悪影響を与えることを抑制できる。一方、ネック2とボディ4との接合強度については、溝43に対して突条28が嵌り込んだ上でねじ具によって接合するため、適切な接合強度を得ることができる。
<製造方法>
本実施形態に係るギター1は、例えば、次の製造方法によって製造することができる。本実施形態に係るギター1の製造方法は、ネック加工工程と、受容部加工工程と、接合工程と、を備える。
ネック加工工程は、ネック2の基端部25に突条28を形成する工程である。ネック加工工程は、木工フライス盤等の回転刃を有する加工機等を使用して、ネック本体21の基端部25の後面251に対してスロット部211を形成する。そして、スロット部211に接着剤を塗布した上で、スロット部211に突条体281を嵌め込む。これによって、ネック加工工程では、ネック2の基端部25に突条28を形成することができる。
受容部加工工程は、ボディ4に受容部42を形成し、受容部42の前面421に溝43を形成する工程である。ネック加工工程は、受容部42の前面421に、木工ビット等の工具によって、溝43を形成する。
接合工程は、ボディ4の受容部42とネック2の基端部25とを接合する工程である。接合工程では、ネック加工工程で形成した複数の突条28を、受容部加工工程で形成した複数の溝43に嵌め込み、この状態で貫通孔44にねじ具を挿入してねじ込む。これによって、ボディ4の受容部42とネック2の基端部25とを、適切に接合することができる。
2.変形例
上記実施形態は、本考案の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本考案の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、ネック2に突条28が形成され、ボディ4に溝43が形成されたが、本考案では、これに限らず、ネック2の強度が確保できれば、ネック2に溝43が形成され、かつボディ4に突条28が形成されてもよい。
上記実施形態では、ギター1はエレキギターであるが、本考案では、アコースティックギターであってもよい。
上記実施形態では、ネック2は、ネック本体21に対して指板22が貼り合わされたが、本考案では、ネック本体21と指板22とが一体のワンピースネックで構成されてもよい。
上記実施形態では、突条28は、三つであったが、一つであってもよいし、二つであってもよいし、四つ以上であってもよい。
上記実施形態では、突条28の長手方向のヘッド3側の端部は、基端部25の後面251の長さ方向の途中に位置したが、本考案では、突条28は、基端部25の後面251のヘッド3側の端まで延びていてもよい。
本明細書にて、「略平行」、又は「略直交」のように「略」を伴った表現が、用いられる場合がある。例えば、「略平行」とは、実質的に「平行」であることを意味し、厳密に「平行」な状態だけでなく、数度程度の誤差を含む意味である。他の「略」を伴った表現についても同様である。
また、本明細書において「前端部」及び「前端」などのように、「…部」の有無で区別した表現が用いられている。例えば、「前端部」とは、「前端」を含む一定の範囲を持つ部分を意味する。他の「…部」を伴った表現についても同様である。
3.まとめ
以上説明したように、第1の態様に係るギター1は、基端部25から先端部26まで一直線に沿って延び、先端部26にヘッド3が設けられたネック2と、基端部25が接合される凹状の受容部42を有するボディ4と、を備える。基端部25と受容部42とのうちの一方は、ネック2の長さ方向に沿って延びた少なくとも一つの突条28を有し、基端部25と受容部42とのうちの他方は、突条28が嵌まり込む少なくとも一つの溝43を有している。
この態様によれば、受容部42に対して基端部25をきつく嵌め込まなくても、ネック2とボディ4との接合強度を強くすることができる。この結果、音質を高く保ちながら、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との接合強度を強くすることができる。
第2の態様に係るギター1では、第1の態様において、突条28及び溝43を複数備える。複数の突条28及び複数の溝43は、長さ方向に交差する幅方向に間隔をおいて形成されている。
この態様によれば、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との接合強度を、一層強くすることができる。
第3の態様に係るギター1では、第1の態様において、複数の突条28及び複数の溝43は、それぞれ三つ形成されている。
この態様によれば、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との平面同士の接触面積を保ちながら、接合強度を強くすることができるため、より効果的に、音質を高く保ちながら、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との接合強度を強くすることができる。
第4の態様に係るギター1では、第1〜3のいずれか1つの態様において、複数の突条28及び複数の溝43は、先端部26から基端部25に進むに従って、幅方向の対向間の距離が狭くなっている。
この態様によれば、様々な外力に対する強度を高くすることができ、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との接合強度を、一層強くすることができる。
第5の態様に係るギター1では、第1〜4のいずれか1つの態様において、突条28が基端部25に形成され、溝43が受容部42に形成されている。
この態様によれば、ネック2の基端部25に溝43が形成されたものに比べ、ネック2が薄くなって強度が損なわれるのを防ぐことができる。
第6の態様に係るギター1では、第1〜5のいずれか1つの態様において、突条28及び溝43の各々の長手方向の寸法は、長さ方向における受容部42の寸法に対して40%以上である。
この態様によれば、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との一体感を高めることができ、ネック2のセンターずれを防ぐことができる。
第7の態様に係るギター1では、第1〜6のいずれか1つの態様において、突条28は、ネック本体21の材質とは異なる材質で構成されている。
この態様によれば、突条28の強度を、ネック2の材質に影響されず、適切な強度にすることができる。
第8の態様に係るギター1では、第1〜7のいずれか1つの態様において、複数の突条28の材質は、エボニー材である。
この態様によれば、突条28の強度を高くすることができ、ネック2とボディ4との接合強度を強くすることができる。
第9の態様に係るギター1の製造方法は、基端部25から先端部26まで一直線に沿って延び、先端部26にヘッド3が設けられたネック2と、基端部25が接合される凹状の受容部42を有するボディ4と、を備えたギター1の製造方法である。製造方法は、基端部25と受容部42とのうちの一方に、ネック2の長さ方向に延びた少なくとも一つの突条28を形成する工程と、基端部25と受容部42とのうちの他方に、突条28が嵌まり込む少なくとも一つの溝43を形成する工程と、溝43に突条28を嵌め込み、ボディ4の受容部42とネック2の基端部25とを接合する工程と、を含む。
この態様によれば、高い音質を保ちながら、ネック2の基端部25とボディ4の受容部42との接合強度を強くしたギター1を製造することができる。
第2〜第8の態様に係る構成については、ギター1に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 ギター
2 ネック
25 基端部
26 先端部
28 突条
3 ヘッド
4 ボディ
42 受容部
43 溝

Claims (8)

  1. 基端部から先端部まで一直線に沿って延び、前記先端部にヘッドが設けられたネックと、
    前記基端部が接合される凹状の受容部を有するボディと、
    を備え、
    前記基端部と前記受容部とのうちの一方は、前記ネックの長さ方向に沿って延びた少なくとも一つの突条を有し、
    前記基端部と前記受容部とのうちの他方は、前記突条が嵌まり込む少なくとも一つの溝を有している、
    ギター。
  2. 前記突条及び前記溝を複数備え、
    前記複数の突条及び前記複数の溝は、前記長さ方向に交差する幅方向に間隔をおいて形成されている、
    請求項1記載のギター。
  3. 前記複数の突条及び前記複数の溝は、それぞれ三つ形成されている、
    請求項2記載のギター。
  4. 前記複数の突条及び前記複数の溝は、前記先端部から前記基端部に進むに従って、前記幅方向の対向間の距離が狭くなっている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のギター。
  5. 前記突条が前記基端部に形成され、
    前記溝が前記受容部に形成されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のギター。
  6. 前記突条及び前記溝の各々の長手方向の寸法は、前記長さ方向における前記受容部の寸法に対して40%以上である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のギター。
  7. 前記突条は、ネック本体の材質とは異なる材質で構成されている、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のギター。
  8. 前記複数の突条の材質は、エボニー材である、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のギター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022172390A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 株式会社ハイエンドミュージック ギター及びギターの製造方法

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