JP3231570B2 - 繊維強化プラスチック製のハニカム構造体 - Google Patents
繊維強化プラスチック製のハニカム構造体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
製のハニカム構造体に関する。すなわち、炭素繊維と樹
脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック(FRP)製
のハニカム構造体に関するものである。
製のハニカム構造体に関する。すなわち、炭素繊維と樹
脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック(FRP)製
のハニカム構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハニカム構造体は、重量比強度に優れ、
軽量であると共に高い剛性・強度を備えてなるという特
性を始め、色々な特性を備えてなり、各種の構造材とし
て広く使用されている。そして一般的に、非金属製のハ
ニカム構造体は、熱絶縁性に優れるのに対し、金属製の
ハニカム構造体は、熱伝導性に優れていることが知られ
ている。
軽量であると共に高い剛性・強度を備えてなるという特
性を始め、色々な特性を備えてなり、各種の構造材とし
て広く使用されている。そして一般的に、非金属製のハ
ニカム構造体は、熱絶縁性に優れるのに対し、金属製の
ハニカム構造体は、熱伝導性に優れていることが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のハニ
カム構造体にあっては、次の問題が指摘されていた。す
なわち、重量比強度と共に熱伝導性に優れることが求め
られる構造材については、アルミニウム等の金属製のハ
ニカム構造体が従来より用いられていたが、この金属製
のハニカム構造体に関しては、腐食しやすいという難点
が指摘され、耐久性に問題があった。そこで、このよう
な金属製のハニカム構造体に代え、パンベース炭素繊維
と樹脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック製のハニ
カム構造体が用いられることもあったが、熱伝導性が一
般的に低いと共に、その構造材にとって必要な熱伝導性
を備えたもの、つまり所定の熱伝導率を備えたものを適
宜得ることは困難とされていた。なお、このように重量
比強度と共に熱伝導性に優れることが求められる構造材
としては、例えば、航空機のジェットエンジンのナセル
が挙げられる。
カム構造体にあっては、次の問題が指摘されていた。す
なわち、重量比強度と共に熱伝導性に優れることが求め
られる構造材については、アルミニウム等の金属製のハ
ニカム構造体が従来より用いられていたが、この金属製
のハニカム構造体に関しては、腐食しやすいという難点
が指摘され、耐久性に問題があった。そこで、このよう
な金属製のハニカム構造体に代え、パンベース炭素繊維
と樹脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック製のハニ
カム構造体が用いられることもあったが、熱伝導性が一
般的に低いと共に、その構造材にとって必要な熱伝導性
を備えたもの、つまり所定の熱伝導率を備えたものを適
宜得ることは困難とされていた。なお、このように重量
比強度と共に熱伝導性に優れることが求められる構造材
としては、例えば、航空機のジェットエンジンのナセル
が挙げられる。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、熱伝
導性の高いピッチベース炭素繊維よりなる繊維強化プラ
スチック製の第1セル壁と、熱伝導性が低く剛性・強度
が高いパンベース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチッ
ク製の第2セル壁とを、必須的に用いると共に、その使
用枚数や使用位置等を選択的に用い、もって複合的に組
み合わせて採用したこと、を特徴とする。もって本発明
は、第1に、熱伝導性に優れると共に、第2に、必要な
熱伝導性と共に重量比強度を備えたものが適宜得られ、
第3に、更に耐腐食性にも優れ、第4に、簡単容易に製
造可能な、繊維強化プラスチック製のハニカム構造体を
提案することを目的とする。
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、熱伝
導性の高いピッチベース炭素繊維よりなる繊維強化プラ
スチック製の第1セル壁と、熱伝導性が低く剛性・強度
が高いパンベース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチッ
ク製の第2セル壁とを、必須的に用いると共に、その使
用枚数や使用位置等を選択的に用い、もって複合的に組
み合わせて採用したこと、を特徴とする。もって本発明
は、第1に、熱伝導性に優れると共に、第2に、必要な
熱伝導性と共に重量比強度を備えたものが適宜得られ、
第3に、更に耐腐食性にも優れ、第4に、簡単容易に製
造可能な、繊維強化プラスチック製のハニカム構造体を
提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
繊維強化プラスチック製のハニカム構造体は、中空柱状
のセルの平面的集合体よりなる。そして、該セルを形成
するセル壁は、熱伝導性の高いピッチベース炭素繊維と
樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維
強化プラスチック製シートからなる第1セル壁と、熱伝
導性が低く剛性・強度が高いパンベース炭素繊維と樹脂
とを付着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維強化
プラスチック製シートからなる第2セル壁とで、構成さ
れている。そして該ハニカム構造体は、熱伝導性と共に
重量比強度に優れることが求められる構造材として用い
られると共に、その該第1セル壁と該第2セル壁の使用
枚数や使用位置が、色々な割り合いで各種の組み合わせ
にて用いられており、もって該構造材毎に要求される異
なった各種の熱伝導性と共に重量比強度を、備えてな
る。又、該第1セル壁は、ピッチベース炭素繊維と樹脂
とを組み合わせた繊維強化プラスチック製の母材を、そ
のまま用いてなり、該第2セル壁は、パンベース炭素繊
維と樹脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック製の母
材を、そのまま用いてなること、を特徴とする。
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
繊維強化プラスチック製のハニカム構造体は、中空柱状
のセルの平面的集合体よりなる。そして、該セルを形成
するセル壁は、熱伝導性の高いピッチベース炭素繊維と
樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維
強化プラスチック製シートからなる第1セル壁と、熱伝
導性が低く剛性・強度が高いパンベース炭素繊維と樹脂
とを付着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維強化
プラスチック製シートからなる第2セル壁とで、構成さ
れている。そして該ハニカム構造体は、熱伝導性と共に
重量比強度に優れることが求められる構造材として用い
られると共に、その該第1セル壁と該第2セル壁の使用
枚数や使用位置が、色々な割り合いで各種の組み合わせ
にて用いられており、もって該構造材毎に要求される異
なった各種の熱伝導性と共に重量比強度を、備えてな
る。又、該第1セル壁は、ピッチベース炭素繊維と樹脂
とを組み合わせた繊維強化プラスチック製の母材を、そ
のまま用いてなり、該第2セル壁は、パンベース炭素繊
維と樹脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック製の母
材を、そのまま用いてなること、を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この繊維強化プラスチック製のハニカ
ム構造体は、セル壁にて形成された、中空柱状のセルの
平面的集合体よりなる。そしてセル壁としては、ピッチ
ベース炭素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組
み合わせた、繊維強化プラスチック製シートからなる第
1セル壁と、パンベース炭素繊維と樹脂とを付着,含
浸,混入等により組み合わせた、繊維強化プラスチック
製シートからなる第2セル壁と、が用いられている。こ
のようにハニカム構造体は、熱伝導性が一般的に高い第
1セル壁と、熱伝導性が一般的に低く剛性・強度が高い
第2セル壁とを、複合して用いてなる。もって、重量比
強度に優れる、つまり軽量であると共に高い剛性・強度
を備えてなる、等の特性を生かしつつ、各種の構造材と
して使用される。
ように作用する。この繊維強化プラスチック製のハニカ
ム構造体は、セル壁にて形成された、中空柱状のセルの
平面的集合体よりなる。そしてセル壁としては、ピッチ
ベース炭素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組
み合わせた、繊維強化プラスチック製シートからなる第
1セル壁と、パンベース炭素繊維と樹脂とを付着,含
浸,混入等により組み合わせた、繊維強化プラスチック
製シートからなる第2セル壁と、が用いられている。こ
のようにハニカム構造体は、熱伝導性が一般的に高い第
1セル壁と、熱伝導性が一般的に低く剛性・強度が高い
第2セル壁とを、複合して用いてなる。もって、重量比
強度に優れる、つまり軽量であると共に高い剛性・強度
を備えてなる、等の特性を生かしつつ、各種の構造材と
して使用される。
【0007】そこで第1に、このハニカム構造体は、熱
伝導性の高いピッチベース炭素繊維を用いた第1セル壁
が、必須的に用いられているので、熱伝導性に優れてい
る。第2に、これと共にこのハニカム構造体は、熱伝導
性の高いピッチベース炭素繊維を用いた第1セル壁と、
熱伝導性が低く剛性・強度が高いパンベース炭素繊維を
用いた第2セル壁とを、複合して用いてなる。このよう
な第1セル壁と第2セル壁との複合態様、つまりそれら
の使用枚数や使用位置等は、各種可能であり、色々な割
合で各種の組み合わせにて用いられている。もって、こ
のハニカム構造体は、第1セル壁と第2セル壁との複合
態様・組み合わせを、種々変えることにより、対応し
て、各種の熱伝導性と共に重量比強度を備えたものが、
適宜得られるに至っている。つまり、各種の構造材とし
て要求される熱伝導率と共に重量比強度を備えたもの
が、第1セル壁と第2セル壁との複合態様・組み合わせ
次第で、容易に得られるようになる。第3に、更にこの
ハニカム構造体は、繊維強化プラスチック製シートの第
1セル壁と第2セル壁とからなり、金属製よりなる訳で
はないので、耐腐食性にも優れている。第4に、このハ
ニカム構造体は、ピッチベース炭素繊維を用いた繊維強
化プラスチック製の母材と、パンベース炭素繊維を用い
た繊維強化プラスチック製の母材とを、そのまま用いつ
つ、従来より公知の一般的な製造方法により、製造され
る。すなわち母材に関し、例えばピッチベースのものと
パンベースのものとを、縦,横に織り合わせて繊維化す
る等、特殊な準備工程を要することは全くなく、容易に
入手可能な両母材を、単に準備して用いるだけでよい。
そして、このような母材を用いつつ、その製造方法とし
て従来より公知のコルゲート法や展張法により、このハ
ニカム構造体は、簡単容易に製造される。
伝導性の高いピッチベース炭素繊維を用いた第1セル壁
が、必須的に用いられているので、熱伝導性に優れてい
る。第2に、これと共にこのハニカム構造体は、熱伝導
性の高いピッチベース炭素繊維を用いた第1セル壁と、
熱伝導性が低く剛性・強度が高いパンベース炭素繊維を
用いた第2セル壁とを、複合して用いてなる。このよう
な第1セル壁と第2セル壁との複合態様、つまりそれら
の使用枚数や使用位置等は、各種可能であり、色々な割
合で各種の組み合わせにて用いられている。もって、こ
のハニカム構造体は、第1セル壁と第2セル壁との複合
態様・組み合わせを、種々変えることにより、対応し
て、各種の熱伝導性と共に重量比強度を備えたものが、
適宜得られるに至っている。つまり、各種の構造材とし
て要求される熱伝導率と共に重量比強度を備えたもの
が、第1セル壁と第2セル壁との複合態様・組み合わせ
次第で、容易に得られるようになる。第3に、更にこの
ハニカム構造体は、繊維強化プラスチック製シートの第
1セル壁と第2セル壁とからなり、金属製よりなる訳で
はないので、耐腐食性にも優れている。第4に、このハ
ニカム構造体は、ピッチベース炭素繊維を用いた繊維強
化プラスチック製の母材と、パンベース炭素繊維を用い
た繊維強化プラスチック製の母材とを、そのまま用いつ
つ、従来より公知の一般的な製造方法により、製造され
る。すなわち母材に関し、例えばピッチベースのものと
パンベースのものとを、縦,横に織り合わせて繊維化す
る等、特殊な準備工程を要することは全くなく、容易に
入手可能な両母材を、単に準備して用いるだけでよい。
そして、このような母材を用いつつ、その製造方法とし
て従来より公知のコルゲート法や展張法により、このハ
ニカム構造体は、簡単容易に製造される。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例を
示し、(1)図は分解斜視図、(2)図は要部の正面図
である。図2は、同第2実施例の要部の正面図である。
いて、詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例を
示し、(1)図は分解斜視図、(2)図は要部の正面図
である。図2は、同第2実施例の要部の正面図である。
【0009】この繊維強化プラスチック製のハニカム構
造体1は、中空柱状のセル2の平面的集合体よりなる。
そして、セル2を形成するセル壁3として、ピッチベー
ス炭素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合
わせた、繊維強化プラスチック製でシート状の母材を用
いた第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂とを付
着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維強化プラス
チック製でシート状の母材を用いた第2セル壁5とが、
用いられている。
造体1は、中空柱状のセル2の平面的集合体よりなる。
そして、セル2を形成するセル壁3として、ピッチベー
ス炭素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合
わせた、繊維強化プラスチック製でシート状の母材を用
いた第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂とを付
着,含浸,混入等により組み合わせた、繊維強化プラス
チック製でシート状の母材を用いた第2セル壁5とが、
用いられている。
【0010】これらについて更に詳述する。まずハニカ
ム構造体1について、一般的に述べると、ハニカム構造
体1は、セル壁3にて各々独立空間に区画された、中空
柱状の多数のセル2の平面的集合体よりなる。セル壁3
そしてセル2の断面形状は、図1の第1実施例のように
台形状や、図2の第2実施例の正六角形状のものが代表
的であるが、三角形状,四角形状,その他各種形状のも
のも可能である。そしてハニカム構造体1は、重量比強
度に優れ、軽量であると共に高い剛性・強度を備えるの
を始め、平面精度,保温性,等々に優れるという特性が
知られている。もって、これらの特性を生かし、航空
機,宇宙機器,通信機器等の構造材,部品を始め、各種
の箱,容器,コンテナ等の壁材,蓋材,板材,更には建
築用,構築用,建具用、その他各種の用途に広く使用さ
れている。
ム構造体1について、一般的に述べると、ハニカム構造
体1は、セル壁3にて各々独立空間に区画された、中空
柱状の多数のセル2の平面的集合体よりなる。セル壁3
そしてセル2の断面形状は、図1の第1実施例のように
台形状や、図2の第2実施例の正六角形状のものが代表
的であるが、三角形状,四角形状,その他各種形状のも
のも可能である。そしてハニカム構造体1は、重量比強
度に優れ、軽量であると共に高い剛性・強度を備えるの
を始め、平面精度,保温性,等々に優れるという特性が
知られている。もって、これらの特性を生かし、航空
機,宇宙機器,通信機器等の構造材,部品を始め、各種
の箱,容器,コンテナ等の壁材,蓋材,板材,更には建
築用,構築用,建具用、その他各種の用途に広く使用さ
れている。
【0011】そして、この繊維強化プラスチック製のハ
ニカム構造体1は、従来より一般的な公知の製造方法、
つまりコルゲート法や展張法にて製造される。まずコル
ゲート法では、繊維強化プラスチック製でシート状かつ
プリプレグ状の母材を、ギヤやラックを用いて波板6に
折曲加工した後、複数枚の波板6を上下で順次波の半ピ
ッチ分ずつずらし、上下相互間で谷部と頂部とを合わせ
る位置関係で、接着剤を介し全体的に空間が存したブロ
ック状に積層する。それから、炉中等で加熱加圧するこ
とにより、波板6相互間が溶融硬化した接着剤にて接着
され、もってこのような波板6にてセル壁3が形成さ
れ、第1実施例や第2実施例に示したハニカム構造体1
が製造される。なお第1実施例にあっては、各波板6間
に更に平板7が介装,接着されており、波板6と平板7
にてセル壁3が構成されている。他方、展張法では、繊
維強化プラスチック製でシート状かつプリプレグ状の母
材に条線状に接着剤を塗布した後、この接着剤が半ピッ
チずつずれた位置関係で、複数枚を重積する。それか
ら、炉中等で加熱加圧することにより、相互間を溶融硬
化した接着剤にて接着した後、重積方向に引張って展張
することにより、母材にてセル壁3が形成され、もって
ハニカム構造体1が製造される。
ニカム構造体1は、従来より一般的な公知の製造方法、
つまりコルゲート法や展張法にて製造される。まずコル
ゲート法では、繊維強化プラスチック製でシート状かつ
プリプレグ状の母材を、ギヤやラックを用いて波板6に
折曲加工した後、複数枚の波板6を上下で順次波の半ピ
ッチ分ずつずらし、上下相互間で谷部と頂部とを合わせ
る位置関係で、接着剤を介し全体的に空間が存したブロ
ック状に積層する。それから、炉中等で加熱加圧するこ
とにより、波板6相互間が溶融硬化した接着剤にて接着
され、もってこのような波板6にてセル壁3が形成さ
れ、第1実施例や第2実施例に示したハニカム構造体1
が製造される。なお第1実施例にあっては、各波板6間
に更に平板7が介装,接着されており、波板6と平板7
にてセル壁3が構成されている。他方、展張法では、繊
維強化プラスチック製でシート状かつプリプレグ状の母
材に条線状に接着剤を塗布した後、この接着剤が半ピッ
チずつずれた位置関係で、複数枚を重積する。それか
ら、炉中等で加熱加圧することにより、相互間を溶融硬
化した接着剤にて接着した後、重積方向に引張って展張
することにより、母材にてセル壁3が形成され、もって
ハニカム構造体1が製造される。
【0012】さて、このハニカム構造体1では、セル壁
3として、ピッチベース炭素繊維と樹脂とを、付着,含
浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチック製
の第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂とを、付
着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチ
ック製の第2セル壁5と、が用いられている。
3として、ピッチベース炭素繊維と樹脂とを、付着,含
浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチック製
の第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂とを、付
着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチ
ック製の第2セル壁5と、が用いられている。
【0013】これらについて更に詳述する。まず第1セ
ル壁4は、ピッチベース炭素繊維と、フェノール樹脂そ
の他の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂とを、いずれかをマ
トリックスとしつつ付着,含浸,混入等の方法で組み合
わせた、繊維強化プラスチック製よりなる。これに対し
第2セル壁5は、パンベース炭素繊維と、フェノール樹
脂その他の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂とを、いずれか
をマトリックスとしつつ付着,含浸,混入等の方法によ
り組み合わせた、繊維強化プラスチック製よりなる。ピ
ッチベース炭素繊維としては、コールタール等を原料と
した石炭系,ピッチ系のものが代表的であり、パンベー
ス炭素繊維としては、石油系,パン系(PAN系)のも
のが代表的である。両炭素繊維は、いずれも有機系の繊
維を炭化して得られる点では共通しているが、ピッチベ
ース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチックと、パンベ
ース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチックとを比較す
ると、前者が、より熱伝導性や弾性が高いのに対し、後
者は、より剛性・強度が高いことが知られている。
ル壁4は、ピッチベース炭素繊維と、フェノール樹脂そ
の他の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂とを、いずれかをマ
トリックスとしつつ付着,含浸,混入等の方法で組み合
わせた、繊維強化プラスチック製よりなる。これに対し
第2セル壁5は、パンベース炭素繊維と、フェノール樹
脂その他の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂とを、いずれか
をマトリックスとしつつ付着,含浸,混入等の方法によ
り組み合わせた、繊維強化プラスチック製よりなる。ピ
ッチベース炭素繊維としては、コールタール等を原料と
した石炭系,ピッチ系のものが代表的であり、パンベー
ス炭素繊維としては、石油系,パン系(PAN系)のも
のが代表的である。両炭素繊維は、いずれも有機系の繊
維を炭化して得られる点では共通しているが、ピッチベ
ース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチックと、パンベ
ース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチックとを比較す
ると、前者が、より熱伝導性や弾性が高いのに対し、後
者は、より剛性・強度が高いことが知られている。
【0014】そして、このハニカム構造体1は、ピッチ
ベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製シート
からなる第1セル壁4と、パンベース炭素繊維を用いた
繊維強化プラスチック製シートからなる第2セル壁5と
を、用いてなる。すなわち、この繊維強化プラスチック
製のハニカム構造体1は、このような第1セル壁4と第
2セル壁5とを、複合的に組み合わせて用いてなる。
ベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製シート
からなる第1セル壁4と、パンベース炭素繊維を用いた
繊維強化プラスチック製シートからなる第2セル壁5と
を、用いてなる。すなわち、この繊維強化プラスチック
製のハニカム構造体1は、このような第1セル壁4と第
2セル壁5とを、複合的に組み合わせて用いてなる。
【0015】この第1セル壁4と第2セル壁5との複合
態様・組み合わせとしては、各種のものが考えられ、例
えば、第1実施例においては、波板6形状よりなるセ
ル壁3を、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4にて構
成し、平板7形状よりなるセル壁3を、パンベース炭素
繊維の第2セル壁5にて構成してなる。勿論、本発明は
このような複合態様・組み合わせに限定されるものでは
なく、例えば、上述したとは逆に、平板7形状のセ
ル壁3を、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4にて構
成し、波板6形状のセル壁3を、パンベース炭素繊維の
第2セル壁5にて構成してもよい。更に、すべての波
板6形状のセル壁3と、2枚の内1枚の各平板7形状の
セル壁3とを、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4に
て構成し、残りの1枚の各平板7形状のセル壁3を、パ
ンベース炭素繊維の第2セル壁5にて構成した例、と
して、上述したの逆の例、等々も可能である。
態様・組み合わせとしては、各種のものが考えられ、例
えば、第1実施例においては、波板6形状よりなるセ
ル壁3を、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4にて構
成し、平板7形状よりなるセル壁3を、パンベース炭素
繊維の第2セル壁5にて構成してなる。勿論、本発明は
このような複合態様・組み合わせに限定されるものでは
なく、例えば、上述したとは逆に、平板7形状のセ
ル壁3を、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4にて構
成し、波板6形状のセル壁3を、パンベース炭素繊維の
第2セル壁5にて構成してもよい。更に、すべての波
板6形状のセル壁3と、2枚の内1枚の各平板7形状の
セル壁3とを、ピッチベース炭素繊維の第1セル壁4に
て構成し、残りの1枚の各平板7形状のセル壁3を、パ
ンベース炭素繊維の第2セル壁5にて構成した例、と
して、上述したの逆の例、等々も可能である。
【0016】同様に、第2実施例のセル壁3にあって
は、波板6形状のピッチベース炭素繊維の第1セル壁4
と、波板6形状のパンベース炭素繊維の第2セル壁5と
が、順次交互に配されているが、これによらず、前者と
後者とを、2対1,3対1,1対2,1対3等の割合で
配した例、等々も可能である。このように、このハニカ
ム構造体1にあっては、セル壁3として、第1セル壁4
と第2セル壁5とを、各種の複合態様・組み合わせで用
いることが可能である。
は、波板6形状のピッチベース炭素繊維の第1セル壁4
と、波板6形状のパンベース炭素繊維の第2セル壁5と
が、順次交互に配されているが、これによらず、前者と
後者とを、2対1,3対1,1対2,1対3等の割合で
配した例、等々も可能である。このように、このハニカ
ム構造体1にあっては、セル壁3として、第1セル壁4
と第2セル壁5とを、各種の複合態様・組み合わせで用
いることが可能である。
【0017】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この繊維強化プラスチ
ック製のハニカム構造体1は、セル壁3にて形成され
た、中空柱状のセル2の平面的集合体よりなる。そして
セル壁3としては、ピッチベース炭素繊維と樹脂とを付
着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチ
ック製の第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂と
を付着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラ
スチック製の第2セル壁5とが用いられている。このよ
うにハニカム構造体1は、熱伝導性が一般的に高い第1
セル壁4と熱伝導性が一般的に低い第2セル壁5とを、
複合して用いてなり、重量比強度に優れる等の特性を生
かしつつ、各種の構造材として使用される。さてそこ
で、この繊維強化プラスチック製のハニカム構造体1に
あっては、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
いる。そこで以下のようになる。この繊維強化プラスチ
ック製のハニカム構造体1は、セル壁3にて形成され
た、中空柱状のセル2の平面的集合体よりなる。そして
セル壁3としては、ピッチベース炭素繊維と樹脂とを付
着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラスチ
ック製の第1セル壁4と、パンベース炭素繊維と樹脂と
を付着,含浸,混入等により組み合わせた繊維強化プラ
スチック製の第2セル壁5とが用いられている。このよ
うにハニカム構造体1は、熱伝導性が一般的に高い第1
セル壁4と熱伝導性が一般的に低い第2セル壁5とを、
複合して用いてなり、重量比強度に優れる等の特性を生
かしつつ、各種の構造材として使用される。さてそこ
で、この繊維強化プラスチック製のハニカム構造体1に
あっては、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
【0018】第1に、このハニカム構造体1は、熱伝導
性(図面上では上下方向の熱伝導性)の高いピッチベー
ス炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック製の第1セル
壁4が、必須的に用いられているので、熱伝導性に優れ
ている。そこで例えば、航空機のジェットエンジンのナ
セル,構造材として使用された場合において、構造的に
熱負荷を許容レベルに維持することが必要なジェットエ
ンジンを、最適な状態にて収納可能である。
性(図面上では上下方向の熱伝導性)の高いピッチベー
ス炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック製の第1セル
壁4が、必須的に用いられているので、熱伝導性に優れ
ている。そこで例えば、航空機のジェットエンジンのナ
セル,構造材として使用された場合において、構造的に
熱負荷を許容レベルに維持することが必要なジェットエ
ンジンを、最適な状態にて収納可能である。
【0019】第2に、これと共にこのハニカム構造体1
は、熱伝導性の高いピッチベース炭素繊維を用いた繊維
強化プラスチック製シートからなる第1セル壁4と、熱
伝導性の低いパンベース炭素繊維を用いた繊維強化プラ
スチック製シートからなる第2セル壁5とを、複合して
用いてなる。そして、このような第1セル壁4と第2セ
ル壁5との複合態様、つまりそれらの使用枚数や使用位
置等は各種可能であり、このハニカム構造体1では、色
々な割合で各種の組み合わせにて用いられている。もっ
てこのハニカム構造体1では、熱伝導性の高い第1セル
壁4と熱伝導性の低い第2セル壁5との複合態様・組み
合わせを、種々変えることにより、対応して、各種の熱
伝導性を備えたものが適宜得られるに至っている。つま
り、各種の構造材として要求される熱伝導率を備えたも
のが、第1セル壁4と第2セル壁5との複合態様・組み
合わせ次第で、容易に得られるに至っている。なお、こ
のハニカム構造体1の熱伝導性は、そのセル2のサイズ
の大小により、更に細かく設定可能である。
は、熱伝導性の高いピッチベース炭素繊維を用いた繊維
強化プラスチック製シートからなる第1セル壁4と、熱
伝導性の低いパンベース炭素繊維を用いた繊維強化プラ
スチック製シートからなる第2セル壁5とを、複合して
用いてなる。そして、このような第1セル壁4と第2セ
ル壁5との複合態様、つまりそれらの使用枚数や使用位
置等は各種可能であり、このハニカム構造体1では、色
々な割合で各種の組み合わせにて用いられている。もっ
てこのハニカム構造体1では、熱伝導性の高い第1セル
壁4と熱伝導性の低い第2セル壁5との複合態様・組み
合わせを、種々変えることにより、対応して、各種の熱
伝導性を備えたものが適宜得られるに至っている。つま
り、各種の構造材として要求される熱伝導率を備えたも
のが、第1セル壁4と第2セル壁5との複合態様・組み
合わせ次第で、容易に得られるに至っている。なお、こ
のハニカム構造体1の熱伝導性は、そのセル2のサイズ
の大小により、更に細かく設定可能である。
【0020】第3に、更にこのハニカム構造体1は、ピ
ッチベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製の
第1セル壁4と、パンベース炭素繊維を用いた繊維強化
プラスチック製の第2セル壁5と、からなり、金属製よ
りなる訳ではないので、耐腐食性にも優れている。
ッチベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製の
第1セル壁4と、パンベース炭素繊維を用いた繊維強化
プラスチック製の第2セル壁5と、からなり、金属製よ
りなる訳ではないので、耐腐食性にも優れている。
【0021】第4に、このハニカム構造体1は、ピッチ
ベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製の母材
と、パンベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック
製の母材と、を用い、従来より公知の一般的な製造方法
により、製造される。すなわち母材に関し、例えば、ピ
ッチベースのものとパンベースのものとを縦,横に織り
合わせて繊維化する等、特殊な準備工程を要することは
全くなく、容易に入手可能な両母材を、単に準備して用
いるだけでよい。そして、このような母材を用いつつ、
この種の製造方法として従来より公知のコルゲート法や
展張法により、このハニカム構造体1は簡単容易に製造
される。
ベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック製の母材
と、パンベース炭素繊維を用いた繊維強化プラスチック
製の母材と、を用い、従来より公知の一般的な製造方法
により、製造される。すなわち母材に関し、例えば、ピ
ッチベースのものとパンベースのものとを縦,横に織り
合わせて繊維化する等、特殊な準備工程を要することは
全くなく、容易に入手可能な両母材を、単に準備して用
いるだけでよい。そして、このような母材を用いつつ、
この種の製造方法として従来より公知のコルゲート法や
展張法により、このハニカム構造体1は簡単容易に製造
される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る繊維強化プラスチック製の
ハニカム構造体は、以上説明したように、ピッチベース
炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック製の第1セル壁
と、パンベース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック
製の第2セル壁とを、複合的に採用したことにより、次
の効果を発揮する。
ハニカム構造体は、以上説明したように、ピッチベース
炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック製の第1セル壁
と、パンベース炭素繊維よりなる繊維強化プラスチック
製の第2セル壁とを、複合的に採用したことにより、次
の効果を発揮する。
【0023】第1に、熱伝導性に優れている。すなわ
ち、このハニカム構造体は、前述したパンベース炭素繊
維のみを用いたこの種従来例の繊維強化プラスチック製
のハニカム構造体に比べ、はるかに熱伝導性に優れてい
る。
ち、このハニカム構造体は、前述したパンベース炭素繊
維のみを用いたこの種従来例の繊維強化プラスチック製
のハニカム構造体に比べ、はるかに熱伝導性に優れてい
る。
【0024】これと共に第2に、必要な各種の熱伝導性
と共に重量比強度を備えたものが、適宜得られる。すな
わち、このハニカム構造体は、前述したパンベース炭素
繊維のみを用いたこの種従来例の繊維強化プラスチック
製のハニカム構造体や、前述した金属製のこの種従来例
のハニカム構造体に比べ、所定の熱伝導率と共に重量比
強度のものが容易に得られ、必要な熱伝導性等に制御さ
れたものが自在に得られる。
と共に重量比強度を備えたものが、適宜得られる。すな
わち、このハニカム構造体は、前述したパンベース炭素
繊維のみを用いたこの種従来例の繊維強化プラスチック
製のハニカム構造体や、前述した金属製のこの種従来例
のハニカム構造体に比べ、所定の熱伝導率と共に重量比
強度のものが容易に得られ、必要な熱伝導性等に制御さ
れたものが自在に得られる。
【0025】第3に、更に耐腐食性にも優れている。す
なわち、このハニカム構造体は、前述した金属製のこの
種従来例のハニカム構造体に比べ、腐食しにくく耐久性
に優れている。
なわち、このハニカム構造体は、前述した金属製のこの
種従来例のハニカム構造体に比べ、腐食しにくく耐久性
に優れている。
【0026】第4に、簡単容易に製造可能である。すな
わち、このハニカム構造体は、第1セル壁と第2セル壁
とを複合的に採用するだけで簡単容易に製造でき、製造
コスト面にも優れている。このように、この種従来例に
存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
わち、このハニカム構造体は、第1セル壁と第2セル壁
とを複合的に採用するだけで簡単容易に製造でき、製造
コスト面にも優れている。このように、この種従来例に
存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図1】本発明に係る繊維強化プラスチック製のハニカ
ム構造体の第1実施例を示し、(1)図は分解斜視図、
(2)図は要部の正面図である。
ム構造体の第1実施例を示し、(1)図は分解斜視図、
(2)図は要部の正面図である。
【図2】同第2実施例の要部の正面図である。
1 ハニカム構造体 2 セル 3 セル壁 4 第1セル壁 5 第2セル壁 6 波板 7 平板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平7−504621(JP,A) 特表 平9−500840(JP,A) 特表 平9−507443(JP,A) 国際公開93/18910(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00
Claims (1)
- 【請求項1】 中空柱状のセルの平面的集合体よりなる
ハニカム構造体であって、 該セルを形成するセル壁は、熱伝導性の高いピッチベー
ス炭素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合
わせた、繊維強化プラスチック製シートからなる第1セ
ル壁と、熱伝導性が低く剛性・強度が高いパンベース炭
素繊維と樹脂とを付着,含浸,混入等により組み合わせ
た、繊維強化プラスチック製シートからなる第2セル壁
とで、構成されており、 該ハニカム構造体は、熱伝導性と共に重量比強度に優れ
ることが求められる構造材として用いられると共に、そ
の該第1セル壁と該第2セル壁の使用枚数や使用位置
が、色々な割り合いで各種の組み合わせにて用いられて
おり、もって該構造材毎に要求される異なった各種の熱
伝導性と共に重量比強度を、備えてなり、 又、該第1セル壁は、ピッチベース炭素繊維と樹脂とを
組み合わせた繊維強化プラスチック製の母材を、そのま
ま用いてなり、該第2セル壁は、パンベース炭素繊維と
樹脂とを組み合わせた繊維強化プラスチック製の母材
を、そのまま用いてなること、を特徴とする、繊維強化
プラスチック製のハニカム構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03619595A JP3231570B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 繊維強化プラスチック製のハニカム構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03619595A JP3231570B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 繊維強化プラスチック製のハニカム構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08207180A JPH08207180A (ja) | 1996-08-13 |
JP3231570B2 true JP3231570B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=12462953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03619595A Expired - Fee Related JP3231570B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 繊維強化プラスチック製のハニカム構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231570B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6344982B2 (ja) * | 2014-06-04 | 2018-06-20 | 三菱重工業株式会社 | 複合材構造 |
US10886507B2 (en) * | 2018-06-15 | 2021-01-05 | Rivian Ip Holdings, Llc | Battery pack with laminates to reduce impact of side rupture and method of manufacturing same |
JP7365203B2 (ja) * | 2019-11-14 | 2023-10-19 | ウシオ電機株式会社 | 芯材および構造体 |
JP2023158526A (ja) * | 2022-04-18 | 2023-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 断熱構造及び断熱構造の製造装置 |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP03619595A patent/JP3231570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08207180A (ja) | 1996-08-13 |
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