JP3231531U - 鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】初心者が鍵盤楽器を演奏できるような、鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システムを提供する。【解決手段】鍵盤楽器の演奏者により目視される表示部93と、鍵盤楽器演奏用の楽譜を表示部93で表示させ、かつ、楽譜で音符に対応する位置に音名を表示させ、かつ、音名の下に、音名に対応する鍵を押す指番号を表示させる制御部98と、を有する、鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システム90を構成した。制御部98は、楽譜提供設備92、内部記憶装置94、情報読み取り部95等から楽譜を含む情報を入手可能である。【選択図】図10

Description

本考案は、鍵盤楽器を演奏するために用いる楽譜表示システムに関する。
鍵盤楽器の一例であるピアノを弾きたい、弾けるようになりたいと思っている人は多い。また、高齢者にとってピアノを弾くことが認知症予防にも効果があると言われているので、ピアノが弾けるようになりたいと思っている高齢者も多い。しかし、ピアノを弾けるようになるには楽譜を読めることが必要であり、これがピアノ初心者や高齢者にとって大きなハードルとなっている。特許文献1には、鍵盤楽器用の楽譜として主和音である「ド」「ミ」「ソ」のそれぞれの五線譜上での位置に「赤」「黄色」「青」で色分け表示する楽譜を提供することが記載されている。
実開平1−117663号公報
しかしながら、特許文献1に記載された楽譜では、楽譜上の音階記号(音符)が、鍵盤のどの位置の鍵に対応するかは分かるが、実際に演奏する際にどの指で所定の音符に対応する鍵を押せばよいのか、といった点については触れられておらず、初心者にとっては鍵盤楽器を演奏する際の支障になっている。
本考案の目的は、初心者でも鍵盤楽器を演奏することができるようになる鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システムを提供することにある。
本考案の鍵盤楽器用演奏の楽譜表示システムは、鍵盤楽器の演奏者により目視される表示部と、鍵盤楽器演奏用の楽譜を前記表示部で表示させ、かつ、前記楽譜で音符に対応する位置に音名を表示させ、かつ、前記音名の下に、前記音名に対応する鍵を押す指番号を表示させる制御部と、を有する。
本考案によれば、鍵盤楽器の演奏者は、自分の指の指番号と、音名に対応する鍵の位置を理解すれば、表示部に表示される楽譜には、音名とそれに対応する指番号とが表示されているので、演奏者は、楽譜を見ることで、鍵盤楽器を弾くことができるようになる。
鍵盤楽器を演奏するにあたり、右手及び左手のそれぞれの指に予め付される指番号を説明する図である。 鍵盤の各鍵の音名と、右手及び左手の指番号との対応関係を説明する図である。 指の練習用のチェック表である。 演奏曲のリズムの練習用図である。 演奏曲の拍の練習用図である。 従来の右手用の楽譜の一例である。 本考案の楽譜表示システムにおいて、表示部に表示される右手用の楽譜の一例である。 本考案の楽譜表示システムにおいて、表示部に表示される左右同時演奏用の楽譜の一例である。 本考案の楽譜表示システムにおいて、表示部に表示され、かつ、左右の指で同時に演奏する際のピアノ演奏用楽譜の一例である。 本考案の楽譜表示システムにおいて、表示部に表示され、かつ、左右の指で同時に演奏する際のピアノ演奏用楽譜の一例である。 本考案の楽譜表示システムの一例を示す模式図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、音名の記載はイタリア式表記を用いて説明しているが、英米式記載、日本式表記でも同様である。さらに、音名は、イタリア式表記、英米式表記または日本式表記の中の何れか一つ、または、少なくとも二つを用いることも可能である。
本実施形態では、鍵盤楽器の一例であるピアノを演奏するためのピアノ演奏用楽譜の表表示システムを説明することに先立ち、演奏者が行うピアノ演奏の概要を説明する。演奏者がピアノを弾く練習は、例えば、演奏前の指の練習、演奏前のリズムと拍の確認、楽譜を使用したピアノ演奏、の順番で行われる。これらのピアノ演奏の練習は、ピアノ教室において演奏者が講師の指導を受けながら行ってもよいし、自宅において演奏者が単独で行ってもよい。
[演奏前の指の練習]
図1には、ピアノを弾くための左右の指とピアノを弾くときの指番号が示されている。右手、左手共に、親指から順に親指「1」、人差し指「2」、中指「3」・・小指「5」と指番号が付されている。図2はピアノの鍵盤2の鍵2Aの音名(「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」)と右手及び左手の指番号の位置関係の対応を示している図である。なお、本明細書において、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」は、図1及び図2でそれぞれの指に示された丸付き数字に対応する。
右手の場合、親指(親指「1」)が「ド」、人差し指(人差し指「2」)が「レ」と続き、小指(指番号小指「5」)が「ソ」に対応している。演奏者は、この鍵盤2の鍵2Aの音名と、右手の各指に対応する指番号との関係を記憶しておく。左手の場合は親指(人差し指「2」)が「ソ」、人差し指(指番号)が「ファ」と続き、小指(指番号小指「5」)が「ド」に対応している。
図3は、その指の練習用のチェック表である。図3において、左端欄の丸付き数字は指番号ではなく、練習例を示す数字である。図3の「声を出すのがポイントです!」の欄にある数字「1、2、3、4、5」は、それぞれ指番号を表している。まず、右手の練習として、演奏者は図3に記載の指番号に対応する指を1つずつ声を出して曲げていく。親指「1」の場合であれば数字が「1、2、3、4、5」と記載があるので、「イチ、ニ、サン、シ、ゴ」と声を出しながら、右手の親指から順番に曲げていく。
最初は手を見ながら順番に曲げていくことになるが、何回も繰り返して手を見ないで動かすことがスムーズにできるまで練習する。この練習が出来たら、演奏者はチェック表の右手の欄にチェックを入れる。なお、チェック欄の網掛けの欄は、指を見ないで動かせた場合のチェック欄である。次に左手も同じように練習する。
左右の手について、各指単独で上記の練習が出来るようになったら、左右両手の指を同時で同時に出来るように練習する。これを必要に応じて何回か繰り返し練習して、親指「1」に記載の指番号の動きが出来るようになったら、次は人差し指「2」に記載の指番号で親指「1」の時と同じように練習する。これも右手、左手、両手と順番に行っていく。このようにして、順次中指「3」、薬指「4」と行い、練習例「10」までが完璧にできるまで練習する。
なお、指の練習としては、親指「1」で両手まで出来るようになったら人差し指「2」に進むやり方を一例として記載したが、必ずしもこの順番にこだわることなく、例えば右手だけ親指「1」から小指「5」(練習例「10」)まで練習してマスターした後に左手を親指「1」から練習しても構わないし、右手より先に左手から親指「1」をスタートさせても構わない。
[演奏前のリズムと拍の確認]
図4A及び図4Bはリズムと拍の練習用図面である。図4Aは、演奏者がピアノで弾こうと思っている曲の正式な楽譜から、右手部分の音符とリズムを取り出したものである。図4Aでは、各音符の下に、各音符に対応する音名がそれぞれ表示されている。演奏者は、図4Aに記載されている音名をリズムに合わせて声を出して歌う。ただし音程は関係ない。図4Aにおいて、音名の右横に記載されている「−」は更に1拍延ばす記号であり、例えば最初の「ミード」と記載されている箇所は、「ミード」と2拍分「ミ」を延ばして声を出す。最後の「ドーー」は3拍「ド」を延ばすことになる。
図4Bには、4分の3拍子の1拍目に対応する丸付き数字「1」、4分の3拍子の2拍目に対応する丸付き数字「2」、4分の3拍子の3拍目に対応する丸付き数字「3」が、それぞれ示されている。演奏者は、歌いながら図4Bを指さし、何拍目の音符なのかリズムを確認して歌うことにより、曲のリズムをより効率的に身に付けることになる。
図3には、3拍子の曲の一例が示されているが、4拍子の曲の場合は親指「1」、人差し指「2」、中指「3」、薬指「4」、6拍子の曲は親指「1」、人差し指「2」、中指「3」、薬指「4」、小指「5」,「6」など、その曲の拍子に合わせた表記となる。さらに、効率的に曲のリズムを身に付けるには、図2に示す鍵盤2を紙鍵盤としたものを用意し、その紙鍵盤を、実際のピアノの鍵盤に見立てて、指を置いてリズム感を身に付けてもよい。
[楽譜を使用したピアノ演奏・右手での演奏]
図5は、従来の楽譜(五線譜)80が示され、かつ、音符60、2分音符(2拍)60A及び付点2分音符(3拍)60Bが示されている。
(楽譜の第1具体例)
図6は、図5に基づいて作成した右手演奏用の楽譜(五線譜)81を示す。図5の音符60,60A,60Bにおける楕円形の黒丸、または、楕円形の白抜き丸に代えて、図6では、各音符72に対応する音名A1をそれぞれ表示し、さらに、各音名A1の下部に、各音名A1に対応付けられた指番号A2を、算用数字でそれぞれ表示したものである。また、図5の楽譜80に記載されている2分音符(2拍)60Aの場合は、図6において、音名A1の右横に拍数A3として「−」を一つ表示することで、この音名A1が2拍であることを示している。図5の付点2分音符(3拍)60Bの場合は、図6では拍数A3として「−」が2つ記載されている。
演奏者は、図6の楽譜81で音名A1の右手の指番号A2に対応する算用数字を、図2の鍵盤2の鍵2Aで押す。その際、押した音名A1の右横に、拍数A3を示す「−」の記号があれば、その音はもう1拍分、鍵2Aを押し続ける。なお、拍数A3を示す「−」の1つが1拍となる。これにより、演奏者は楽譜81の音名A1の下に記載された指番号A2に対応する右手の指で、当該指に対応する鍵盤2の鍵2Aを押すだけで演奏を行うことができる。
(楽譜の第2具体例)
図7には、左右両方の指を交互に使って演奏する際に用いるピアノ演奏用の楽譜82の一例が示されている。楽譜82は、上下二段の五線譜82A,82Bを1組とする大譜表である。上段(ト音記号のある五線譜82A)が右手用、下段(ヘ音記号のある五線譜82B)が左手用の楽譜となる。右手については図6と同じであるが、その小節に何も記載がない場合は、それに対応している指は使わないことになる。
[両手を交互に使った演奏]
演奏者は、図7の楽譜82に従い、音名A1に対応する右手の指番号A2に対応する指で鍵盤2の鍵2Aを押す。この時左手の五線譜82Bには何も記載がないので、左手の指で鍵盤2を押すことはない。図7の3段目の第2小節になると、音名A1に対応する左手の指番号A2に対応する指で、鍵盤2の鍵2Aを押す。この時、右手の五線譜82Aには音名A1及び指番号A2が記載されていないので、右手で鍵盤2を押すことはない。これにより、演奏者は右手、左手と交互に指番号A2に対応した鍵盤2の鍵2Aを押すことで、両手によりメロディーを弾くことが可能になる。
(楽譜の第3具体例)
図8は、左右同時の指で演奏する際のピアノ演奏用楽譜である。図8に示す楽譜83は、上下二段の五線譜83A,83Bを1組とする大譜表である。上段(ト音記号のある五線譜83A)が右手用、下段(ヘ音記号のある五線譜83B)が左手用の楽譜となる。右手については図6と同じであるが、左手も五線譜83Bに記載された音符72の位置に対応する音名A1を記載し、音名A1その下部に音名A1に対応付けられた指番号A2が記載されている。
[両手での同時演奏]
演奏者は、図8の楽譜83の指示に従い、各音名A1に付された左右の指番号A2に対応する指で、鍵盤2の鍵2Aを押す。その際、押した音名A1の右横に拍数A3を示す「−」の記号があれば、その音はもう一拍分、鍵2Aを押し続ける。なお、拍数A3を示す「−」の1つが1拍となるのは、図6と同じである。これにより、演奏者は楽譜83の音名A1の下に記載された右手及び左手に対応する指番号A2に対応する左右の指で、当該指に対応する鍵盤2の鍵2Aを押すことで、所定の曲をピアノで弾くことができる。
(楽譜の第4具体例)
図9は、左右の指を同時に使って演奏する際に用いるピアノ演奏用の楽譜84を示す。楽譜84は、上下二段の五線譜84A,84Bを1組とする大譜表である。上段に示された右手用の五線譜84Aには、図6と同様に音名A1及び指番号A2が記載されているが、下段に示されたい左手用の五線譜84Bは、音名A1及び指番号A2が記載されていない。また、1段目の第4小節では、最初の「ミ」が実際の楽譜では符点四分音符であるが、この場合は「−」でなく、その音ミの母音である「イ」を、音名A2の右横に表示することで八分音符(拍数)を表している。さらに、上段の五線譜84Aの上にはアルファベットの数字が記載されているが、これは左手が弾く「コード」を記載したものである。
[コードを利用した両手での同時演奏]
演奏者は、図9の楽譜84を用いてピアノを弾く場合、右手は、上段の五線譜84Aで音名A1の下に表示された指番号A2に対応する指で、鍵盤2の鍵2Aで押す。同時に左手は、上段の五線譜84Aの上部に記載されたコードを弾くことになる。図9の例では、最初の小節の上部に「C」と記載されているので、「C」の和音である「ドミソ」を左手で弾くことになり、ドミソに対応する指で鍵盤2の所定の鍵2Aを押す。
左手でコードを弾く場合、例えばCであれば「ドミソ」であるが、これに対応する音名A1を鍵盤2の鍵2Aを同時に押しても良いし、全部あるいはそのいくつかの音を、また根音(第1音)の鍵盤2の鍵2Aをリズムに合わせて順番に押しても良い。また、コードであるので、Cの場合、必ずしも「ドミソ」でなく「ミソド」や「ソドミ」と押しても差し支えない。右手で弾く音やリズムに合わせて、演奏者がピアノを演奏する都度、自分の気に入った弾き方で弾けばよい。さらに、図9では左手の五線譜84Bが空欄になっているので、ピアノを弾く前に、左手で弾くコードの音名やリズムを、演奏者が五線譜84B上に自由に記載しても構わない。
以上、楽譜81,82,83,84を参照して説明したが、図2に示した丸付き数字で示した指番号A2と、楽譜に表示される音名A1との対応は、楽譜81,82,83,84の例に限定されない。つまり、弾こうとする曲に応じて、楽譜に表示される指番号A2と、音名A1との位置関係の対応は変更可能であることは言うまでもない。また、図2では、右手の親指(指番号親指「1」)は音名の「ド」に対応しているが、必ずしもこれに限定されるものでなく、曲によっては音名の「レ」や「ソ」に対応させることは言うまでもない。同様に左手の指番号と音名の関係も同様である。
左手で弾くコードについても、必ずしもそのコードの和音を同時に弾く必要はなく、右手の音名やリズムに合わせて演奏者の好みに応じて適宜弾くことは構わない。このように、本実施形態の楽譜81,82,83,84は、指番号A2と音名A1及び拍数A3を楽譜上で対応させているので、演奏者が楽譜を一読(目視)することで、指番号A2と音名A1及び拍数A3の対応を簡単に理解でき、初心者が楽譜を理解できないという困難さを克服できる。
図10には、ピアノ演奏用の楽譜表示システム(以下、単に「楽譜表示システム」と略記する。)90の一例が示されている。楽譜表示システム90は、演奏者がピアノを弾く場合に、演奏者が楽譜81,82,83,84等を視認できるように表示するものである。楽譜表示システム90は、通信回線91を介して楽譜提供設備92へ接続可能である。
楽譜表示システム90と楽譜提供設備92とが、異なる建物に存在している場合、通信回線91は、インターネットを含む。楽譜表示システム90と楽譜提供設備92とが、同じ建物内に存在している場合、通信回線91は、LANケーブル、近距離無線通信等を含む。楽譜提供設備92は、楽譜及び鍵盤楽器の演奏練習等のサービスを提供する音楽教室、音響会社等の何れでもよく、開設しているホームページ、サイト等で楽譜を提供する。なお、楽譜表示システム90が楽譜を楽譜提供設備92から入手した後は、通信回線91の有無に関わらず、楽譜表示システム90において、楽譜81,82,83,84等を表示可能である。
楽譜提供設備92は、楽譜を含む情報、データ、画像等を信号化して送信する送信部を備えている。送信部は、送信機、固定型端末、携帯型端末等を含む。固定型端末は、デスクップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ等を含み、かつ、カメラを有する。携帯型端末は、タブレット、スマートフォン等を含み、かつ、カメラを有する。
楽譜表示装置システム90は、例えば、固定型端末または携帯型端末の何れでもよい。固定型端末は、デスクップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ等を含む。携帯型端末は、タブレット、スマートフォン等を含む。楽譜表示システム90は、本体部90A、表示部93、内部記憶装置94、情報読み取り部95、操作部96、通信部97、制御部98を有する。
本体部90Aは、合成樹脂及び金属等によって構成されたケーシングであり、本体部90Aに、表示部93、内部記憶装置94、情報読み取り部95、操作部96、通信部97、制御部98が設けられている。制御部98は、内部記憶装置94、情報読み取り部95、操作部96、通信部97との間で、信号の送信及び受信がおこなわれるように、無線または有線で接続されている。
楽譜表示システム90が固定型端末であると、表示部93は、液晶モニタを含み、表示部93は、ホームページ、鍵盤楽器のレッスンサイト、楽譜等を表示する。内部記憶装置94は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )、ソリッドステートドライブ(SDD:Solid State Drive )等を含む。情報読み取り部95は、記録媒体99、例えば、コンパクトディスク(CD:Compact Disc)、デジタルビデオディスク(DVD:Digital Versatile Disc)等から情報(楽譜)を読み取る光学式読み取り装置、紙面の楽譜をスキャンして情報(楽譜)を読み取るスキャナに接続される各種ケーブルまたはフラッシュメモリ等が差し込まれるスロットを含む。情報読み取り部95が光学式読み取り部である場合、情報読み取り部95は、本体部90Aの内部に設けられていてもよいし、本体部90Aの外部に設けられていてもよい。
楽譜表示システム90が固定型端末であると、操作部86は、キーボード、マウス、パッド、タッチペン等を含む。楽譜表示システム90が固定型端末であると、通信部97は、LANケーブルを着脱可能なスロット、無線LANの子機が接続されるスロット等を含む。通信部97は、楽譜を含む情報、データ、画像等を、信号によって受信する要素である。楽譜表示システム90は、有線または無線の少なくとも一方により、通信回線91へ接続可能である。制御部98は、入力インタフェース、出力インタフェース、演算処理装置等を有するマイクロコピュータである。
楽譜表示システム90が携帯型端末であると、表示部93は、液晶画面、ガラス画面を含み、表示部93は、ホームページ、鍵盤楽器のレッスンサイト、楽譜等を表示する。内部記憶装置94は、内蔵メモリを含む。楽譜表示システム90が携帯型端末であると、情報読み取り部95は、カード型メモリ、各種ケーブルが接続されるスロットを含む。楽譜表示システム90が携帯型端末であると、操作部96と表示部93とは共通である。楽譜表示システム90が携帯型端末であると、通信部97は、内蔵型通信機、ケーブル着脱ソケットを含む。楽譜表示システム90が携帯型端末であると、制御部98は、入力インタフェース、出力インタフェース、演算処理装置等を有するマイクロコンピュータである。制御部98は、単数の電子部品、または複数の電子部品で構成されている電子回路、モジュール、ユニットの何れでもよい。
演奏者は、楽譜表示システム90を利用して、楽譜提供設備92、情報読み取り部95、内部記憶装置94の少なくとも1つをから入手した楽譜を、表示部93で表示できる。まず、演奏者が楽譜提供設備92から、楽譜を入手する例を説明する。演奏者は、操作部96を操作して、楽譜提供設備92のホームページ、サイトなどにアクセスし、カメラ映像及び音声を含む鍵盤楽器のレッスン画面において、リアルタイムで講師からレッスンを受ける。ここで、講師が楽譜をカメラ映像で送信すると、演奏者は受信した映像の楽譜を、表示部93で目視可能である。
演奏者が内部記憶装置94から楽譜を入手する場合、演奏者は予め操作部96を操作して、楽譜提供設備92から楽譜をダウンロードし、制御部98は、ダウンロードした楽譜を内部記憶装置94に記憶させる。演奏者が操作部96を操作すると、制御部98は、内部記憶装置94に記憶されている楽譜を読み出して、表示部93に表示させる。
演奏者が情報読み取り部95から楽譜を入手する場合、演奏者は、ピアノ教室などから楽譜が記憶された記録媒体99として、CD、DVD、メモリカード等を入手しておく。そして、演奏者が、記録媒体99を情報読み取り部95へ挿入するとともに、操作部96を操作すると、情報読み取り部95は、記録媒体99に記憶されている楽譜を読み取り、制御部98は、楽譜を表示部93で表示させる。なお、演奏者が、情報読み取り部95または内部記憶装置94から楽譜を入手する場合、演奏者は、ピアノの演奏練習を、講師のレッスンに合わせてリアルタイムで行うこと、または、講師のレッスンとは異なるタイミングで単独で行うこと、を任意に選択できる。
以上説明したように、本実施形態の楽譜表示システム90によれば、制御部98が表示部93で楽譜を表示させる。その楽譜における音符72の位置に、その音符72に対応する音名A1がカナで表示され、かつ、その音名A1に対応付けられた指番号A2が、音名A1の下に表示されている。また、音名A1の拍数A3が、音名A1の右横に表示されている。したがって、ピアノ初心者や高齢者は、表示部93で表示された楽譜を見れば、音名A1及び指番号A2と、鍵盤2の鍵2Aとの位置関係、拍数A3を理解できるので、ピアノ初心者や高齢者は容易にピアノを弾くことが可能になり、高齢者にとっては認知症予防の一助となる。さらに、音名A1が音符72の位置に表示されているため、演奏者は高低を視覚的に理解可能である。
本実施形態で説明した事項の技術的意味の一例は、次の通りである。楽譜表示システム90は、楽譜表示システムの一例である。表示部93は、表示部の一例である。制御部98は、制御部の一例である。内部記憶装置94及び記録媒体99は、それそれ記憶装置の一例である。楽譜81,82,83,84は、楽譜の一例である。音名A1は、音名の一例であり、指番号A2は、指番号の一例であり、拍数A3は、拍数の一例である。82A,82B,83A,83B,84A,84Bは、五線譜の一例である。通信回線は、無線または有線の何れでもよい。
本実施形態における鍵盤楽器は、ピアノの他、オルガン、エレクトーン、シンセサイザー、キーボード等を含む。ピアノは、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ等を含む。また、内部記憶装置94に代えて、本体部90Aの外部に設けられた外付の外部記憶装置が設けられていてもよい。外部記憶装置は、楽譜を含む情報、データ、画像等を記憶している。制御部98は、外部記憶装置に対して、無線または有線で接続される。制御部98は、外部記憶装置に記憶されている楽譜を読み出して表示部93で表示させる。外部記憶装置は、記憶装置の一例である。
本実施形態において、楽譜表示システム90がテレビ受像機であり、楽譜提供設備92が固定型端末または携帯型端末であってもよい。また、楽譜表示システム90がテレビ受像機であり、楽譜提供設備92がテレビ局または電波塔であってもよい。さらに、楽譜表示システム90がテレビ受像機であり、楽譜提供設備92がDVDプレーヤであってもよい。さらに、表示部93をテレビ受像機が備え、制御部98、通信部97、内部帰国装置94、操作部96、情報読み取り部95を、固定型端末または携帯型端末が備えていてもよい。さらにまた、表示システム90が、通信回線91及び楽譜提供設備92を含んでいてもよい。
本実施形態の鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システムは、演奏者が自宅で行う個人練習、演奏者が自宅にいながら、鍵盤楽器教室の講師から指導を受ける非対面(オンライン)型のレッスン、演奏者が鍵盤楽器教室等に出向いて講師から指導を受ける対面型のレッスンの何れにも用いることができる。したがって、初心者や高齢者が容易に鍵盤楽器を弾くことが可能になり、個人または団体による利用の他、学校教育の分野、音楽教育の分野、高齢者の認知症予防という医療の分野において広く利用することができる。
81,82,83,84…楽譜、82A,82B,83A,83B,84A,84B…五線譜、90…楽譜表示システム、93…表示部、98…制御部、A1…音名、A2…指番号、A3…拍数

Claims (3)

  1. 鍵盤楽器の演奏者により目視される表示部と、
    鍵盤楽器演奏用の楽譜を前記表示部で表示させ、かつ、前記楽譜で音符に対応する位置に音名を表示させ、かつ、前記音名の下に、前記音名に対応する鍵を押す指番号を表示させる制御部と、
    を有する、鍵盤楽器演奏用の楽譜表示システム。
  2. 前記制御部は、楽譜提供設備から送信され、かつ、前記楽譜を含む信号を受信する通信部に接続され、
    前記制御部は、前記通信部で受信した信号に含まれる前記楽譜を前記表示部で表示させる、請求項1記載の鍵盤楽器用の楽譜表示システム。
  3. 前記制御部は、前記楽譜が記憶された記憶装置に接続され、
    前記制御部は、前記記憶装置に記憶されている前記楽譜を読み出して前記表示部で表示させる、請求項1記載の鍵盤楽器用の楽譜表示システム。
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