JP3231489U - 消火剤放出器具 - Google Patents

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【課題】簡易な構成でもって、取扱い易く、より安全に消火作業を行うことが可能な消火剤放出器具を提供する。【解決手段】使用者の少なくとも何れか一方の手により保持される消火剤放出器具であって、内部に消火剤が収容された容器部と、消火剤を外部に放出するための放出部12と、を備え、容器部は、容器部本体11aと、容器部本体の上方に向かって開口し、放出部が着脱可能に取り付けられる開口部11bと、を有し、容器部本体は、袋体であり、放出部は、その内部が、開口部に取付けられる基端から先端に向かうに伴って、先細り形状となされたノズルである。【選択図】図4

Description

本考案は、小型の消火剤放出器具に関するものである。
従来から、家庭やオフィス、工場等で火災が発生した場合に、人が持ち運んで初期火災を消火するための道具として、例えば、粉末等を放出する消火器が用いられてきた。
しかし、粉末消火器や泡消火器は、短時間の使用であっても、大量の消火剤が放出されるため、出火箇所のみならず、その周囲が広範囲に汚損される。そのため、小火を消す目的に対して被る損害が大きくなってしまう。
また、粉末消火器や泡消火器は、消火剤の放出時において使用者が受ける反動が大きく、高齢者や幼児には扱いが難しい、という問題もあった。
このような問題点を解決するために、小火を消す目的のため、より簡易に構成された、消火器具が、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、トリガー式スプレーヤーと、内部に消火剤が収容され、ポリプロピレン等のプラスチックで構成された容器本体と、を備えた、消火器具が記載されている。
また、特許文献2には、ノズルやフレーム、固定ホルダ、ガスボンベ等により構成されたスプレー部と、清涼飲料水等の空きプラスチック容器により構成された容器と、を備えた、消火器具が記載されている。
特開2017−51472号公報 実用新案登録第3031761号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の消火器具は、何れもトリガーの押圧により消火剤を噴霧するスプレー式のものであり、消火剤を拡散させることができるものの、長距離の噴射を行うことができない。
このため、これらの消火器具の使用者は、火災が発生した際、出火箇所にある程度接近して消火作業を行わなくてはならず、これに伴い火傷等の外傷を被る危険がある、という問題があった。
本考案は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でもって、取扱い易く、より安全に消火作業を行うことが可能な消火剤放出器具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、使用者の少なくとも何れか一方の手により保持される消火剤放出器具であって、
内部に消火剤が収容された容器部と、前記消火剤を外部に放出するための放出部と、を備え、
前記容器部は、容器部本体と、前記容器部本体の上方に向かって開口し、前記放出部が着脱可能に取り付けられる開口部と、を有し、
前記容器部本体は、袋体であり、
前記放出部は、その内部が、前記開口部に取付けられる基端から先端に向かうに伴って、先細り形状となされたノズルである。
本考案によれば、放出部が、先細り形状となされたノズルであることで、袋体の容器部本体を押圧するのみで、容易に消火剤を遠方に射出することができる。
これにより、消火作業を行う使用者は、消火対象の火と、凡そ2m以上の距離を取ることができ、安全に消火作業を行うことが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記消火剤には、ゲル化剤が含まれている。
このような構成とすることで、火がゲルの粘性により消火剤に包まれるように消火され、また、壁面に向かって消火剤を放出した際、重力で地面に落ちることなく、壁面に付着し残存することから、本消火剤放出器具の消火能力が向上する。
本考案の好ましい形態では、前記容器部を、内部に水が収容された容器に取付ける取付け手段を備える。
このような構成とすることで、使用者は、火災が発生した際に、迅速に容器部の内部に水を注ぎこみ、本消火剤放出器具を用いた消火作業を行うことが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記容器部及び前記放出部を収容する収容袋を備える。
このような構成とすることで、本消火剤放出器具の、不使用時における持ち運びや収納等の利便性が向上する。
本考案の好ましい形態では、前記取付け手段は、前記収容袋に設けられた挿通孔である。
このような構成とすることで、使用者は、本消火剤放出器具を、容器部や放出部をまとめて、その重みでもって、内部に水が収容された容器に安定的に吊り下げておくことができる。
本考案によれば、簡易な構成でもって、取扱い易く、より安全に消火作業を行うことが可能な消火剤放出器具を提供することができる。
本考案の実施形態に係る消火剤放出器具の分解斜視図である。 本考案の実施形態に係る消火剤放出器具の不使用時の状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る消火剤放出器具の不使用時の状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る消火剤放出器具の使用方法の説明図である。 本考案の実施形態に係る消火剤放出器具の使用方法の説明図である。
以下、図面を用いて、本考案の実施形態に係る消火剤放出器具について説明する。
なお、以下に示す実施形態は本考案の一例であり、本考案を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1は、本実施形態に係る消火剤放出器具を示す。
図1に示すように、消火剤放出器具1は、内部に消火剤F(図5参照)が収容された容器部11と、消火剤Fを外部に放出するための放出部12と、を備えている。
容器部11は、容器部本体11aと、容器部本体11aの上方に向かって開口し、放出部12が着脱可能に取り付けられる開口部11bと、開口部11bを閉じる蓋部11cと、広告表示部11dと、一対の縁枠部11eと、を有している。
容器部本体11aは、略長方形のパウチ状に形成された袋体である。
なお、容器部本体11aの素材は、アルミニウムや、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂が
好適に用いられるが、柔軟性を有していれば、特に限定されない。
開口部11b及び蓋部11cは、それぞれに形成された雄ねじ及び雌ねじにより、螺合されている。
広告表示部11dは、容器部本体11aの一表面に形成され、消火器のイラストや商品名等、任意の図や文字情報等を記載可能である。
一対の縁枠部11eは、逆L字状をなし、容器部本体11aの周縁であって、容器部本体11aの各長辺方向に沿って設けられている。これにより、容器部本体11aの剛性が高められる。
放出部12は、その内部が、開口部11bに取付けられる基端から先端に向かうに伴って、先細り形状となされたノズルである。
また、放出部12の基端の内周面には、蓋部11cと同様に、雌ねじが形成されており、使用者は、蓋部11cを取外し、放出部12を開口部11bに螺合させることで、容易に、放出部12を容器部11に取付けることができる。
なお、本実施形態において、放出部12は、その外形状も、基端から先端に向かうに伴って、先細り形状となされており、全体としてコーン形状を呈している。
消火剤Fは、粉末状であり、ゲル化剤を含んでいる。このような消火剤Fは、水を加えることで、100倍以上の体積の消火液となる。
なお、消火剤Fは、水をゲル化する作用を有するものであって、水の消火機能を損なわないものであれば、特段の制限なく用いることができる。また、消火剤Fには、ゲル化剤が含まれなくても良い。
また、消火剤Fに、重曹やアンモニウム等の吸熱作用を有する物質の粉末を付加することで、消火能力を向上させることが好ましい。
さらに、消火剤Fは、必ずしも粉末状とする必要はなく、初めから、ゲル化剤を含んだ液状体としても良い。
ゲル化剤としては、塊を形成する粘弾性を有するもの、水温にかかわらず即座にゲル化するものが好適に用いられる。
このような素材としては、例えば、カラギナン、ペクチン、グアーガム、キサンタンガム等の天然のゲル化剤の他、高分子吸収材料が挙げられる。
また、高分子吸収材料としては、デンプン系、セルロース系、多糖類、ポリビニル系、
アクリル酸系等が好適に用いられる。
中でも、動物が残渣を食べても無害な食用ゲル化剤を用いることで、自然環境に無害な
消火剤Fとすることができる。
図2に示すように、消火剤放出器具1は、容器部11及び放出部12を収容する収容袋13を備えている。
収容袋13は、略透明かつ略長方形状に構成され、その上部が熱圧着部13aにより閉じられている。
また、収容袋13は、その下部が開口しており、下端部13bを折り返して、表面を糊付けすることにより、開口が閉じられている。
さらに、収容袋13には、熱圧着部13aの上部に、不透明なビニール等で形成された持ち手部13dが連接され、持ち手部13dに、丸穴である挿通孔hが設けられている。
使用者は、収容袋13の下端部13bの糊付けを剥がし、下部を開口させることで、容器部11や放出部12を、収容袋13から取出すことができる。
収容袋13の内部には、略長方形状の用紙Pが収容されており、その下端部が、用紙Pの短辺方向を折り目として折り曲げられている。
そして、容器部11は、この折り目上に載置されるように、用紙Pと共に収容袋13に収容されている。
このようにすることで、用紙Pの折り曲げた下端部は、消火剤放出器具1の使用方法や任意のメッセージ、広告等を表示する、情報表示部Cとして用いることができる。
なお、下端部のみならず、用紙P全体を情報表示部として用いても良い。
図3に示すように、収容袋13に収容された容器部11及び放出部12は、挿通孔hを介して、内部に水が収容された容器W(本実施形態ではペットボトル)に吊り下げることができる。
このように、本実施形態においては、挿通孔hが、容器部11(及び放出部12)を、容器Wに取付ける取付け手段Zとなされている。
なお、取付け手段Zは、これに限られず、例えば、容器部11の周縁等に輪状の紐を設けておき、この紐を取付け手段Zとしても良い。
以下、図4及び図5を用いて、消火剤放出器具1の使用方法について説明する。
まず、使用者は、容器部11及び放出部12を収容袋13から取出し、容器部11の蓋部11cを取外す。
次に、使用者は、開口部11bを介して、容器部11の内部に、容器Wに収容された水を注ぎ込むことで、消火剤Fをゲル状とする。
次に、使用者は、放出部12を、開口部11bを介して、容器部11に取付けることで、図4に示す状態とする。
次に、使用者は、図4に示す状態となされた容器部11を片手或いは両手で把持し、放出部12を火Xに向けた後、容器部11の側面を、把持した手で押圧する。
このようにすることで、図5に示すように、容器部11内部のゲル状となされた消火剤Fが、放出部12を通過し、火Xに向かって射出され、消火が行われる。
本実施形態によれば、放出部12が、先細り形状となされたノズルであることで、袋体の容器部本体11aを押圧するのみで、容易に消火剤Fを遠方に射出することができる。
これにより、消火作業を行う使用者は、消火対象の火Xと距離を取ることができ、安全に消火作業を行うことが可能となる。
また、消火剤Fにゲル化剤が含まれていることで、火がゲルの粘性により消火剤Fに包まれるように消火され、また、壁面に向かって消火剤を放出した際、重力で地面に落ちることなく、壁面に付着し残存することから、消火剤放出器具1の消火能力が向上する
また、容器部11を、内部に水が収容された容器Wに取付ける取付け手段Zを備えることで、使用者は、火災が発生した際に、迅速に容器部11の内部に水を注ぎこみ、消火剤放出器具1を用いた消火作業を行うことが可能となる。
また、収容袋13を備えることで、消火剤放出器具1の、不使用時における持ち運びや収納等の利便性が向上する。
また、取付け手段Zが収容袋13に設けられた挿通孔hであることで、使用者は、消火剤放出器具1を、容器部11や放出部12をまとめて、その重みでもって、容器Wに安定的に吊り下げておくことができる。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 消火剤放出器具
11 容器部
11a 容器部本体
11b 開口部
11c 蓋部
11d 広告表示部
11e 縁枠部
12 放出部
13 収容袋
Z 取付け手段
P 用紙
h 挿通孔
C 情報表示部
F 消火剤
W 容器
X 火

Claims (5)

  1. 使用者の少なくとも何れか一方の手により保持される消火剤放出器具であって、
    内部に消火剤が収容された容器部と、前記消火剤を外部に放出するための放出部と、を備え、
    前記容器部は、容器部本体と、前記容器部本体の上方に向かって開口し、前記放出部が着脱可能に取り付けられる開口部と、を有し、
    前記容器部本体は、袋体であり、
    前記放出部は、その内部が、前記開口部に取付けられる基端から先端に向かうに伴って、先細り形状となされたノズルである、消火剤放出器具。
  2. 前記消火剤には、ゲル化剤が含まれている、請求項1に記載の消火剤放出器具。
  3. 前記容器部を、内部に水が収容された容器に取付ける取付け手段を備える、請求項1又は2に記載の消火剤放出器具。
  4. 前記容器部及び前記放出部を収容する収容袋を備える、請求項3に記載の消火剤放出器具。
  5. 前記取付け手段は、前記収容袋に設けられた挿通孔である、請求項4に記載の消火剤放出器具。
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